けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

なんて素敵なクラシコ

2016-04-03 05:55:03 | football
2015/2016 Liga Espanola 1a division Jornada 31
Barcelona 1-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:カリム・ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド

実質、取り消されたベイルのも含めてBBCの1-3だったと思ってはいるのですが。何はともあれ、みんなよくやった!


追記:せっかくの勝利のクラシコ、もう少し感想を追加しておきます。

カゼミロを底に置いてクロースとモドリッチの中盤という先発で、やはりジダンは守備を意識しているなと感じたのですが、さらにはベイルやクリスチアーノまで、あそこまで全員が守備を意識して献身する試合プランだとは予想しませんでした。結果としては良い驚き。
試合開始からは、さすがにバルサのペース。マドリーからは、守備を意識していること、慎重に取り組んでいることが感じられました。慎重すぎるせいか、普段と異なるパスのタイミングなどもあって、チャンスはあまり作れず、逆にピンチになることもありましたが、じっと我慢して守備のプランを実行し失点を許さずに進めたことが、後の展開につながったのだろうと思います。
ハメスやイスコ、バスケスにはちょっと残念かもしれませんが、この試合の中盤はこの3人で選択が正しかったのだと思います。モドリッチとクロースの守備の意識はもちろん高く、しかもボールをロストしたり取りきれなくても後ろにカゼミロがいてくれる。しかも慣れてきてバルサの中盤も緩んできた後半には、中盤が攻撃に積極的に関わるようにもなりました。
後半は、前半よりもマルセロやカルバハルがより前に出てくるようになり、クロースも攻撃に参加したりモドリッチがより余裕を持ってボールをさばけるようになったり、そしてCKが何度か続いたりなど、得点の可能性が強まった。と思っていたところで失点してしまいましたが、前半から良いサッカーをしてきた自信なのか、怯んだり焦ったりしなかったのも成長したなあと思います。ボールを奪い、中盤で細かくボールを受け渡し、マルセロの持ち上がり、しっかり上がってきているクロース、派手なゴールを決めたベンゼマ。ゴラッソでした。
1-1にして以降は、ほぼマドリーがペースを握っていたように感じました。思ったように試合をコントロールできていたことが自信になって、ベイルのゴールを取り消されてもラモスが退場になっても、無駄に抗議して平静を失ったりすることもなく、クリスチアーノの決勝点に結びついたのだと思います。

しかし、あの流れはたまらないですね。ゴール取り消し、クリスチアーノのバー直撃シュート、ラモス退場、実況解説にどうにか引き分ければ御の字くらいな言われ方をした後の、決勝点。最終ラインの1人がいなくなったのに、カルバハルが猛然と攻め上がり、前への勢いをつけていたヘセにスイッチ、ベイルのクロス、クリスチアーノが落ち着いて胸トラップからのシュート!
勝っていようと負けていようと1人2人少なかろうと、マドリーがゴールを取りにいかないなんてことはないんですよね。なかなかスイッチが入らない、入ってほしいのに入らない、ムラもあるけど、勝利に泥臭く常にゴールを狙うのがマドリーらしさだと思います。そんならしさや、気持ちの強さが見られて、幸せです。このまま、続け。