レバンテ戦、召集選手
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、アルベロア、アルビオル、ナチョ
MF:カカ、エジル、シャビ・アロンソ、エッシェン、モドリッチ、カジェホン、ディ・マリア
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン
監督判断による非召集:アダン、カルバーリョ、バラン、コエントラン、ケディラ
累積サスペンション:モラタ
遂にというかようやくというか、イケルが召集リストに復帰しました。負傷したのは1月23日、バレンシアとの国王杯準々決勝第2戦で、およそ2ヵ月半の離脱だったことになります。ただ、明日出場することはないようですが…。今フィットしているのはカシージャスではなくディエゴ・ロペスだ、とモウが公言していますし、今季の公式戦はこのままで行くのかもなあ。
ガラタ戦が出場停止になったセルヒオ・ラモスとシャビ・アロンソは召集リスト入りで、その分、バランとケディラは完全休養。エジルが、木曜、金曜と続けて室内調整だったようですが、召集リストに入ったということは、大きな問題があるわけではないと考えて良いでしょうか。でも、カカを起用したりでエジルは休ませるんじゃないかとは思いますが。
次のCL第2戦が火曜日、フエラということもあってか、試合は土曜日速めの18時キックオフ。+7時間で、午前1時キックオフか。忙しないですね。
仲良きことは:カリム・ベンゼマ「イグアインのゴールはすごく嬉しいよ」
----------------------------
2人の間の競い合いはハードなもので、誰もどちらが上だとは進んで言おうとはしない。レアル・マドリーはシーズンの重大なステージに入っており、カリム・ベンゼマ、ゴンサロ・イグアインのどちらも、ビッグゲームでの「9番」のポジションの先発に選ばれたいと願っている。どちらも必要なクオリティを備え、どちらも自身のゴールで重大な存在になり得るということを示してきた。しかしながらこの挑戦は、共に同い年(25歳)で、白のクラブにやって来て以来、彼らを成長させ成熟させる喜びや悲しみを経験してきたこの2人を結びつける友情に、ネガティブな影響を及ぼすことはない。
カリムとゴンサロは、真にお互いを認め合っており、お互いを悪く言うことは決して望まない。そのことは、ガラタサライ戦の後に、フランス人ストライカーがAS紙に語ったことからもはっきりしている。
「試合が終わる前に交代させられるのは誰も好まない。でも、僕はあらゆる努力を尽くしている監督の決断を尊重している。今、シーズンの終わりに向けて多くの試合が残っている。」とベンゼマは話している。「ゴンサロがゴールを決めても、僕はすごく喜んでいるし、彼のゴールは嬉しいよ。一晩に3人のFWがゴールを決めるなんて良いニュースだ。この方向で進み続けなければいけない。」
ピパも、この水曜日に同じことを強調していた。「トリデンテが欧州のビッグゲームで揃ったのは、ものすごく重要なことだよ。」
ベンゼマとイグアインは常に良い関係にあり、モウリーニョが導入している交代制も彼らの関係を損なっていない。
「お互いがお互いの問題を完璧に理解している。なぜなら、どちらも同じ問題、つまり誰がチームで固定された先発かわからない、ということを経験しているからだ。」と、ベンゼマに近い人物が最近認めている。2人の良い関係は、マドリーにとって非常にポジティブなものだ。どちらも決して、攻撃的な言動でチームの共存関係をかき乱したり、嫌な表情やジェスチャーをしたこともないのだ。
----------------------------
AS:UEFAはセルヒオとシャビのカードについての報告を待つ
----------------------------
同組織は「調査は始まっていないが、可能性はある」としている。ノルウェー人審判のOddar Moenは、彼らがカードを誘発したという報告書を出していない。「懲罰」が、裁判所でなされるかもしれない。
シャビ・アロンソとセルヒオ・ラモスは、マドリーvsガラタサライ戦の終盤、試合が止まった時にボールを動かして警告を受けたが、もしこれがわざとであると見なされた場合、2試合のサスペンションになる。UEFAはノルウェー人審判Oddar Moenの報告書をまだ待っており、当該試合のUEFAの代理人であるイングランド人のBarry Brightは、懲罰の手続きを行うかどうか決定する。しかし様々な欧州のメディアの報道の蛍光では、意図的にカードをもらったということで(The Guardian, France Football, Sky Italia、スペイン各紙)、UEFAの規制規律委員会は、裁判所に持ち込まれるかもしれない。これは報告書とは独立したもので、昨日UEFAが本紙に対して述べたように、「未だ何の決断も下されていない。委員会は、審判の報告書を待っている。しかしその報告書が何も示していなくても、規制規律委員会は裁判所に話を持ち込む可能性がある」。AS紙の知るところでは、審判による記録では、この2人に対する警告が意図的に行われたということを示すものはなく、調査を行うことはさらに困難であろう。
同時に、規律委員会はテレビの映像を証拠として用いることができる。興味深いことに、シャビの動き(83分、相手ボールを置き直した)は映像に残っていない。しかしラモスは、85分にファウルボールを蹴る前に、3回フェイントを入れている(ここではまだ警告は出ていない)。そして89分、ファウルの直後にスタンドにボールを蹴りいれている。すべては、スコアボードが3-0だったからだ。そしてモウリーニョは責任逃れをしている。「彼らは次の試合で重要な選手達だ。プランを変えることになる。なぜなら、彼らがそうできない(CLの2ndレグに出られない)なら、土曜日の試合(レバンテ戦)でプレイしなければならないだろうからだ。今夜もっと考えねばならない……。」
UEFAが懲罰を求めた場合、両選手は、2012年の規則10条d項に付される。曰く、「同競技大会内で2試合のサスペンション(今回は、累積消化分プラス1試合)または意図的にイエローまたはレッドカードを誘発した方法を考慮したしかるべき期間」。
ラモスとシャビ・アロンソは、既にあるとんでもないエピソードの中心になったことがある。2010年11月23日、アムステルダムでモウが引き起こしたものだ。UEFAは、選手達よりもとりわけモウに対して厳しく、1試合のサスペンションを言い渡した。ラモスとシャビはサスペンションにならなかった。だがUEFAは、月曜日に決まることだが、調査があるかどうか、このエピソードを心に留めていることだろう。
アムステルダムの時は、スコットランド人審判Thompson 自身が、意図的であるということを記録していた。シャビ・とラモスは同試合2枚目の警告(レッドカード)を取りに行き、グループステージ最後の試合であったオセール戦をスキップして、試合前の黄色1枚だけの状態でベストエイトに進むことを考えていた。今回のガラタサライ戦では、クリーンな状態で準決勝に進める。ただしサスペンションの最初のサイクルは3枚で1休だが、それ以降は2枚で1休になる。
発炎筒
唯一、確実に下される制裁措置は、UEFAがマドリーに対し、ガラタサライのファンが発炎筒をスタジアムに持ち込ませたという点で科すものだ。これは罰金になるだろうが、クラブにはどうすることもできない。スペインの法律が、ゲートの警備員による身体検査を許可していないためだ。これは国家警察も同じだ。おそらくUEFAは、ガラタサライに対しても、問題を起こす人物が入れた(出国を禁じたりチケットを売らないようにできただろう、ってことですかね)という点で罰金を科すだろう。
----------------------------
やっぱり「わざともらったんだろうね」ではありますが、特にシャビ・アロンソなんて映像上はもらったシーンすらわからない、状況証拠。クラブにとって都合の良いと思える形で警告をもらったら調査・処罰対象になるんでしょうかね。ま、UEFAはマドリー嫌いだろうからなー。
最後の発炎筒の持込に関してですが、これ、マドリーの責任になるのか…。法律で検査ができないとありますが、日本でも、警備員が手荷物検査をする権利はないはずで(スタジアム行ったことある方は御存知かと思いますが、必ず荷物に手を入れる許可を尋ねてくるはず)、これはもう仕方ないんじゃないのかな。発炎筒なんて金探でわかるようなものでもないだろうし、ファンの見た目がいくら怪しくて強面だって、チケ持ってたら入れるしかないだろうし。
ガラタのファンが発炎筒を焚いた時のベルナベウの反応がかなり激しくて、やっぱりスペインでは発炎筒は嫌われるんだなと思ったのですが(だいぶ昔ですが、スタジアムでファンが投げた発炎筒が子供に当たってその子が亡くなるという事故があった)、でも年末のバスクの試合でも盛大に焚いてたし、この間のクラシコでもバルサウルトラスからマドリーサポーターエリアに発炎筒が投げ込まれたりしてたし……悪いことっていうのは、どんどん麻痺して変わってくるもんなんですかね。
GK:イケル、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、アルベロア、アルビオル、ナチョ
MF:カカ、エジル、シャビ・アロンソ、エッシェン、モドリッチ、カジェホン、ディ・マリア
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン
監督判断による非召集:アダン、カルバーリョ、バラン、コエントラン、ケディラ
累積サスペンション:モラタ
遂にというかようやくというか、イケルが召集リストに復帰しました。負傷したのは1月23日、バレンシアとの国王杯準々決勝第2戦で、およそ2ヵ月半の離脱だったことになります。ただ、明日出場することはないようですが…。今フィットしているのはカシージャスではなくディエゴ・ロペスだ、とモウが公言していますし、今季の公式戦はこのままで行くのかもなあ。
ガラタ戦が出場停止になったセルヒオ・ラモスとシャビ・アロンソは召集リスト入りで、その分、バランとケディラは完全休養。エジルが、木曜、金曜と続けて室内調整だったようですが、召集リストに入ったということは、大きな問題があるわけではないと考えて良いでしょうか。でも、カカを起用したりでエジルは休ませるんじゃないかとは思いますが。
次のCL第2戦が火曜日、フエラということもあってか、試合は土曜日速めの18時キックオフ。+7時間で、午前1時キックオフか。忙しないですね。
仲良きことは:カリム・ベンゼマ「イグアインのゴールはすごく嬉しいよ」
----------------------------
2人の間の競い合いはハードなもので、誰もどちらが上だとは進んで言おうとはしない。レアル・マドリーはシーズンの重大なステージに入っており、カリム・ベンゼマ、ゴンサロ・イグアインのどちらも、ビッグゲームでの「9番」のポジションの先発に選ばれたいと願っている。どちらも必要なクオリティを備え、どちらも自身のゴールで重大な存在になり得るということを示してきた。しかしながらこの挑戦は、共に同い年(25歳)で、白のクラブにやって来て以来、彼らを成長させ成熟させる喜びや悲しみを経験してきたこの2人を結びつける友情に、ネガティブな影響を及ぼすことはない。
カリムとゴンサロは、真にお互いを認め合っており、お互いを悪く言うことは決して望まない。そのことは、ガラタサライ戦の後に、フランス人ストライカーがAS紙に語ったことからもはっきりしている。
「試合が終わる前に交代させられるのは誰も好まない。でも、僕はあらゆる努力を尽くしている監督の決断を尊重している。今、シーズンの終わりに向けて多くの試合が残っている。」とベンゼマは話している。「ゴンサロがゴールを決めても、僕はすごく喜んでいるし、彼のゴールは嬉しいよ。一晩に3人のFWがゴールを決めるなんて良いニュースだ。この方向で進み続けなければいけない。」
ピパも、この水曜日に同じことを強調していた。「トリデンテが欧州のビッグゲームで揃ったのは、ものすごく重要なことだよ。」
ベンゼマとイグアインは常に良い関係にあり、モウリーニョが導入している交代制も彼らの関係を損なっていない。
「お互いがお互いの問題を完璧に理解している。なぜなら、どちらも同じ問題、つまり誰がチームで固定された先発かわからない、ということを経験しているからだ。」と、ベンゼマに近い人物が最近認めている。2人の良い関係は、マドリーにとって非常にポジティブなものだ。どちらも決して、攻撃的な言動でチームの共存関係をかき乱したり、嫌な表情やジェスチャーをしたこともないのだ。
----------------------------
AS:UEFAはセルヒオとシャビのカードについての報告を待つ
----------------------------
同組織は「調査は始まっていないが、可能性はある」としている。ノルウェー人審判のOddar Moenは、彼らがカードを誘発したという報告書を出していない。「懲罰」が、裁判所でなされるかもしれない。
シャビ・アロンソとセルヒオ・ラモスは、マドリーvsガラタサライ戦の終盤、試合が止まった時にボールを動かして警告を受けたが、もしこれがわざとであると見なされた場合、2試合のサスペンションになる。UEFAはノルウェー人審判Oddar Moenの報告書をまだ待っており、当該試合のUEFAの代理人であるイングランド人のBarry Brightは、懲罰の手続きを行うかどうか決定する。しかし様々な欧州のメディアの報道の蛍光では、意図的にカードをもらったということで(The Guardian, France Football, Sky Italia、スペイン各紙)、UEFAの規制規律委員会は、裁判所に持ち込まれるかもしれない。これは報告書とは独立したもので、昨日UEFAが本紙に対して述べたように、「未だ何の決断も下されていない。委員会は、審判の報告書を待っている。しかしその報告書が何も示していなくても、規制規律委員会は裁判所に話を持ち込む可能性がある」。AS紙の知るところでは、審判による記録では、この2人に対する警告が意図的に行われたということを示すものはなく、調査を行うことはさらに困難であろう。
同時に、規律委員会はテレビの映像を証拠として用いることができる。興味深いことに、シャビの動き(83分、相手ボールを置き直した)は映像に残っていない。しかしラモスは、85分にファウルボールを蹴る前に、3回フェイントを入れている(ここではまだ警告は出ていない)。そして89分、ファウルの直後にスタンドにボールを蹴りいれている。すべては、スコアボードが3-0だったからだ。そしてモウリーニョは責任逃れをしている。「彼らは次の試合で重要な選手達だ。プランを変えることになる。なぜなら、彼らがそうできない(CLの2ndレグに出られない)なら、土曜日の試合(レバンテ戦)でプレイしなければならないだろうからだ。今夜もっと考えねばならない……。」
UEFAが懲罰を求めた場合、両選手は、2012年の規則10条d項に付される。曰く、「同競技大会内で2試合のサスペンション(今回は、累積消化分プラス1試合)または意図的にイエローまたはレッドカードを誘発した方法を考慮したしかるべき期間」。
ラモスとシャビ・アロンソは、既にあるとんでもないエピソードの中心になったことがある。2010年11月23日、アムステルダムでモウが引き起こしたものだ。UEFAは、選手達よりもとりわけモウに対して厳しく、1試合のサスペンションを言い渡した。ラモスとシャビはサスペンションにならなかった。だがUEFAは、月曜日に決まることだが、調査があるかどうか、このエピソードを心に留めていることだろう。
アムステルダムの時は、スコットランド人審判Thompson 自身が、意図的であるということを記録していた。シャビ・とラモスは同試合2枚目の警告(レッドカード)を取りに行き、グループステージ最後の試合であったオセール戦をスキップして、試合前の黄色1枚だけの状態でベストエイトに進むことを考えていた。今回のガラタサライ戦では、クリーンな状態で準決勝に進める。ただしサスペンションの最初のサイクルは3枚で1休だが、それ以降は2枚で1休になる。
発炎筒
唯一、確実に下される制裁措置は、UEFAがマドリーに対し、ガラタサライのファンが発炎筒をスタジアムに持ち込ませたという点で科すものだ。これは罰金になるだろうが、クラブにはどうすることもできない。スペインの法律が、ゲートの警備員による身体検査を許可していないためだ。これは国家警察も同じだ。おそらくUEFAは、ガラタサライに対しても、問題を起こす人物が入れた(出国を禁じたりチケットを売らないようにできただろう、ってことですかね)という点で罰金を科すだろう。
----------------------------
やっぱり「わざともらったんだろうね」ではありますが、特にシャビ・アロンソなんて映像上はもらったシーンすらわからない、状況証拠。クラブにとって都合の良いと思える形で警告をもらったら調査・処罰対象になるんでしょうかね。ま、UEFAはマドリー嫌いだろうからなー。
最後の発炎筒の持込に関してですが、これ、マドリーの責任になるのか…。法律で検査ができないとありますが、日本でも、警備員が手荷物検査をする権利はないはずで(スタジアム行ったことある方は御存知かと思いますが、必ず荷物に手を入れる許可を尋ねてくるはず)、これはもう仕方ないんじゃないのかな。発炎筒なんて金探でわかるようなものでもないだろうし、ファンの見た目がいくら怪しくて強面だって、チケ持ってたら入れるしかないだろうし。
ガラタのファンが発炎筒を焚いた時のベルナベウの反応がかなり激しくて、やっぱりスペインでは発炎筒は嫌われるんだなと思ったのですが(だいぶ昔ですが、スタジアムでファンが投げた発炎筒が子供に当たってその子が亡くなるという事故があった)、でも年末のバスクの試合でも盛大に焚いてたし、この間のクラシコでもバルサウルトラスからマドリーサポーターエリアに発炎筒が投げ込まれたりしてたし……悪いことっていうのは、どんどん麻痺して変わってくるもんなんですかね。