月のたび

日々の日記

一羽のアゲハチョウが飛び回る

2018-07-31 22:34:21 | しみじみ(滋)
今日は暑い中、一日中外仕事。

直射日光をできるだけ避けながら、休み休み草取り。

意識朦朧としていたが、塩タブレットを噛んで水を飲むと、一時間ほどで体の調子が良くなった。

日陰のベンチで休んでいると、どこからかアゲハチョウがそこの庭に飛んできて、何度も同じところを飛び回っている。

そこには何もきれいな花はさいてないのに、いつまでも二、三メートルほどの場所をあっちこっち、繰り返し飛んでいる。

チョウの命は短く、はかない。人が触れて、翅の粉がなくなると飛べなくなるというし、自由に飛び回れる期間はほんとうにわずかだ。道端に落ちて車にひかれるのもよく見る。いずれにせよ、今日のアゲハチョウもあと十日くらいで死ぬ。

それを思うと、急に悲しくなった。

こんな炎天で、日陰でも過ごしにくいのに、やはり外に出るといいことがあるものだ。

チョウにはチョウの気持ちがあるのだろう。

今日のアゲハチョウはまるで、人生を楽しんでいるように楽しそうに飛んでいた。まるで音楽みたいなリズムがあった。

仕事は今日は本当に儲けが少なくて、正直なところ、お断りして、他のもっと儲かる仕事に時間を使いたいところ、これまでの付き合いもあるし、相手の人柄は悪くないので、『お人よし』になってしまうのだが、こういう働き方も必要かなと思い、やっている。

そういう悩みを抱えながらの日中の出来事だった。

亡くなった誰かがこういう生き物に生まれ変わって、今を生きているかもしれない。そうとはいいきれないけど。

自然はいいね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿