月のたび

日々の日記

仕事の感想

2007-10-07 20:34:12 | 今日の出来事(重要性低)
9月に今の会社に入ってから40日近くになるが、私にとって、このごろから苦難の時期を迎えようとしているのを感じる。フレッシュマンとして歓迎される時期はおわりつつあり、今は会社の一番の下っ端としての扱いの時期の始まりである。だからといって、会社の方々を非難してはいけない。長い目で見れば、結局、少しは扱いに不満でも、真剣に仕事に取り組むかぎり、プラスになって返ってくると信じる。それに、仕事で叱られても、上司はよく見てくれており、その穴埋めに、仕事を終えれば親切にしてくれる。

逆に考えると、独立したり、別会社に行ったりした人には厳しいことはもう言ってくれない。だから注意してくれるのは、ありがたいことだ。

それに、仕事の内容やあしらわれ方は前の会社に比べればずっと穏やかである。けれど、こんなこと口に出したらこれからが不安だし、今の会社で果たしてずっと働き続けられるのか、未来が見えない以上、ハッキリしてない。だが、この仕事で一応の大成を見ない限りは、何をやってもダメだろうな。だから実質上辞めるわけにはいかない。腰をすえて仕事や上司に立ち向かっていかなくちゃならない。

松下幸之助さんの著作を読んで、がんばってる。辛ければ辛いだけいろんなこと考える。こういう本に出合えたのはよかった。

あと、前野茂『ソ連獄窓十一年』を買って読んでいるけど、しんどい勤めを終えたあとに読む本としては面白くためになる。そもそも、自分が今の会社入って、一からやり直そうと思ったのも、ひとつには多くのシベリヤ抑留記を読んで、生活が破滅した以後の人生を、生き抜いた人の体験に共感したところが大きい。ひきこもり時代の読書が今の私を方向づけてくれ、支えてくれる。

そのほか、シベリヤ抑留記の中で特に面白いと思ったものを列挙しておく。
いずれも抑留者の表情や息遣いが感じられるような名著だと思う。

鈴木敏夫『シベリヤの勲章』
鈴木敏夫『続シベリヤの勲章』
斉藤邦夫『シベリヤ抑留兵よもやま物語』
山本喜代四『シベリヤ抑留記』
保坂正康『瀬島龍三』(厳密には抑留記ではないが面白い)

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