月のたび

日々の日記

真夜中ウォーキング

2016-08-16 22:43:38 | しみじみ(滋)
このお盆休みに友人の誘いで、新幹線を乗り継いで、野球の観戦に行って来ました。

その時はいつも神田の神保町で散髪してもらいます。なぜか昔から、馴染みの美容院や店や付き合いを愛用するのが好きで、ライブチャットでも以前話したことのある人が、今でもがんばっているのを知って、ひそかに応援したり、詳しく知ってうれしくなり、長く付き合える関係が私のスタイルになってます。

だから、その美容院の方とは長い。20年くらい。途中、仕事でやむを得ず行けなかったこともあるけど。

本当に面白い試合だった。ロッテがソフトバンクに対して、そんなに強くない。私のような素人が見ても、現時点での力の差は明らかで、ロッテが攻撃側でも、すぐ三振か打ち取られるような状況が8回くらいまで続き、3点取られて、9回裏の2ストライクでやっと流れが変わって、なんと逆転するという、球場で観ているものにはそれまでの、モヤモヤした感じがだんだんドキドキになってきた。最後はみんなで喜び合った、そんな試合でした。

でも、終電に間に合わせるため花火を見ずに、早めに帰ったものの、3分早ければ間に合った電車に乗り遅れ、そのため新幹線の終電がひとつ前の駅までしか行かず、やむを得ずホテルで素泊まりになった。けれど、お金が惜しいので、考えなおして、なんと、徒歩で三島から新富士駅まで帰ることに、決めたんだ。

思えば、それは、単に「お金が惜しい」という理由だけじゃなくて、「納得できないもの」「考えること」が自分の中にあって、歩くことで、落ち着いて、わかることがあると思ったからだ。

自分の欠点は自分で見つけるしかないでしょ。ところが、自分の欠点は自分には見えにくい。だから、それが原因で他人とトラブルになる。そして、そういう原因に気がつかないために、いつまでも同じようなトラブルに巡りあって、そういうことが、いわばひとつの、マンネリになる。トラブルがトラブルの引き金になって、負のスパイラルから抜け出せなくなる。

こういうのって、悲しいでしょ。

そこで、反省すること、学習することの大切さを説いている教えは、何てありがたいことでしょう。たしかに人の命は脆くて、あてにならない、つらいことばかりのもの、かもしれませんけど、たとえそうだとしても、すこしづつ積み重ねて学べるように工夫して、今の自分にできることを考えて、実践すれば、辛さや苦しさはそれだけ減るように思えるから。それに、たとえそういう積み重ねの努力に裏切られても、そのときは諦めがつく気がする。なぜかわからないけど。

そう、今思い出したのは、先日の放送で天皇陛下が「全身全霊で象徴のつとめを果たしていくこと」という表現を聞いた時、重たすぎる、苦しみの呻きめいたものを感じた。本当のところ、わからないけど。けれど、現実は、天皇陛下の本音を聞き出す者が周りにひとりも居ない、ということなのだろう。そういうことを言っているはずだ。それについて、小林よしのりさんが動画で言ってたことが、変に捻じ曲げられてネットで拡散されているあたりに、おそろしく複雑なものを感じました。ということは、やっぱり、それだけ、天皇陛下の本音を聞き出して、それに基づいて皇室の議論を深めるのが基本、ってことになるでしょうけど、利権がいくつも絡み合う中を上手な改革ができるかどうかは、最終的には国民の声によるでしょう。誰にも相談せずに国立競技場を壊したオリンピック組織委員会の森喜朗と電通は、同じ理由で国民の前に真実を説明しなければならないのだ。都民や国民に対して責任を負わない利権屋がオリンピックとか世界遺産認定を牛耳るようじゃダメだ。

まあ、それはそれとして。私は歩くことで、自分を反省できるし、一昨日は、自分にとって、ちょっとがっかりなことがあって、「オレって、本当にダメだな」って思って、なおかつ終電に乗り遅れたため、深夜から明朝まで小雨の中をコンビニ伝いにひとり歩いた。

足が棒になった。けれど、心はかえって落ち着いた。

明日からまた仕事、やるぜ!明日は5時に起きるぜ!

ちなみに、自民党の谷垣さんが下野して総裁になったときに「みんなでがんばろうぜ!」って言ってから、末尾に「ぜ」をつけるのが私のこういうときの習慣になった。今でこそ、自民党は利権集団であるし、これからもそうだろうけど、それでも、中には逆境の中で頑張っている人がいるし、逆境だからこそ、一生懸命協力する姿は美しいのだ。あの谷垣さんはどうしてしまったのだろうか。再び元気な姿を見せて欲しいものだ。

(写真は歩き終えるころの朝の様子です)

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