宮崎駿監督 「慰安婦問題、謝罪賠償すべき」「領土は他国と半分にして解決」「国防軍はやめろ攻められた方がマシ」
こういう人いますよね。いはゆる頑固な老人。人は年を取れば誰でもイヤでも頑固者になる。自分の信じていることがひっくり返されるのを頑なに拒否する。
「決まってる」って何だ?何を根拠にしてるんだ?どういう風に考えてそうなったんだ?間違いがわかっても自分の考えを曲げない、曲げられるのを拒否する、それは結局、長い目で見るとその人のためにならないよね。だんだん世間の常識からズレていくから。ただし、宮崎監督はもう年寄りだから、長い将来まで見通さなくていい年代だ。けど、いい年した大人ってのは、それなりの敬意をもって周りから見られるので、ちゃんと間違いは間違いと認める謙虚さが必要かもね。もし自分の考えに自信があるなら、大勢の前で意見の違う人と議論すればいい。それをせずにただ、「反対」を繰り返してるだけなら、
「頑固者」といわれても仕方ないよ。
こういう考えの年寄り、つまり、今までの
自分の考え方をずーーっと信じるだけで、それを世の中の変化にあわせて変えていくという努力をしてこなかった大人、思考するのをやめて、その結果、思想的に成長・向上しなくなった人、はこの世代に
かなり多いと思います。そうでなければ、いつまでも同じ主張ばかりの左翼政党がなぜなくならないのか、なぜ大手メディアの報道はあんなに偏向してるのか、説明できない気がします。特定の偏った政治思想や報道はそれを聞きたがっている視聴者、支持者がいるはず。
だから、
「日本人の敵は日本人の中にいる」というのが本当で、それがこの種の
老人の頑なさといってもいいのだけど、一方、磯野波平のごとき、家長然としたパーソナリティとは別種のようである。池田信夫さんが言ってたらしい。
50-60歳以上の人々の一部には戦後民主主義を守ろうとする異常なエネルギーがある。これは『サンクコスト』で説明できるのではないか。現実世界で社会主義的な政策、思想は現実社会で失敗したが、それを認めると自分の人生を否定することになるので、それに固執する。
その一例として石井孝明さんが述べている。
(「マッカーサーの子供たち」が動かす日本の行く末=自由と権利「だけ」を教え込まれると…)
異様な雰囲気だった。世間一般の感覚からずれているのだ。10年ほど前から反原発の集会、勉強会を見ているが、この雰囲気はいつも体験する。「思い込みの激しさ」「攻撃性」「礼節のなさ」「稚拙さ」を、出席者から感じるのだ。
そこには対話はなかった。目立ったのは「ヤジ」だ。
こういうのって、結局、洗脳されてるってことだ。
よく、北朝鮮だのオウムだのを「カルト」だって馬鹿にする連中いるけど、
そういうお前らだって、カルトじゃん。カルトでないと証明してみろ!って思う。カルトで何が悪い!そういう騒々しい連中こそカルトじゃないの?最近では、腹立たしいことに、気に入らない相手を、「在日」だと勝手に決め付けて、冷静になれない輩、偏見にもめげずに頑張ってる奴に失礼だろ。自分の思い込みの世界の中で他人を巻き込まずに閉じこもっていて欲しいものだ。
そうだ!他人に迷惑かけさえしなきゃ、何やろうと自由、勝手にやっててください!といいたいね。私だって、結局、他人に迷惑かけさえしなきゃ、「自分の殻」のなかでいつまでもダラダラ、ぬくぬくしていたいもの。そういう「幸せのかたち」だってある。けど、私はこれから長く生きなきゃならん。それに、どうせ生きるなら「幸せに」生きたい、と思うもの。だったら、多少不自由、面倒でも、この変転極まりなき社会に自分を合わせる努力を絶えず、四六時中してかなくちゃ。
だからリアル世界に自分をあわせていくことが必要なの。
こういうとき思うのは、堀江貴文さんが、尖閣諸島あげちゃえばいい発言したとき、その部分ばっかり取り上げる連中のカルトぶりの、無自覚さがかえっておかしいじゃないか!勝手に愛国ごっこでもして下さいよ。あれは堀江さんの発言に対して、どういう答え方ができるかのほうが大事だろ。うまい返し方できる奴いないじゃん。つまり、いくら愛国ごっこしても、そこまでのもの。
結局、宮崎監督と同レベルじゃないのかよ。
まあ、日付が変わって今日は参議院選挙。今日の日を無事に迎えられてうれしい。実はちょっと、気がかりなことあった。あの鳩山さんの売国発言の影響で、鳩山氏に暴力沙汰犯す吉田松陰気取りの自称右翼「テロ」発生の嫌な予感してた。それで鳩山入院とかの写真がテレビや新聞に載れば、今までの選挙の流れが一気に変えられちゃうからね。メディアのレバレッジで。
冷静になれば、宮崎監督の意見って、結局、その上の波平世代の政治思潮に逆らっている割には一徹さだけはしっかり受け継いでいる。そして、私もおそらく、私の気づかぬところにその種の一徹なところがあるだろうよ。だから、だんだん年寄りになるにつれてイヤでもそうなる。
そうなるに決まってる!それがいいのか悪いのか。よくないよ!
いくら面倒だとしても、向上心をなくした人間は衰える。それは顔つきや姿勢、生き方に自然に現れてくると思う。自分の欠点を自分で見つけて、他人とトラブルになる前に直していくようでなくちゃ、ダメだ。でないと人付き合いの輪が広がらない。自分の欠点は自分で見つけにくいものだけど。そういうのって、カルトとは反対の生き方のはずだ。いつまでも考え続けなくちゃならないからね。
「自分の敵は自分の中にいる」ってことだ。