月のたび

日々の日記

社会奉仕

2008-01-14 22:51:46 | しみじみ(滋)
2chの京橋駅でのゴキブリ・オフの動画を見たが、迷惑、非常識とか批判はあるだろうが、彼らの内側からこういう形で社会に貢献しようという機運が高まり、やり方は拙劣であっても、一つの結果を残せたのは良かったと思った。

社会貢献って純粋に社会のため、世のため、人のためってわけでもない。本田透さんも言ってたけど、阪神淡路大震災で若者のボランティアが活躍したけど、その人たちだって、結局、親切を装いつつ、かわいい女目当ての下心でやってただろうことは誰でもうすうす思い至ることだろうし、事実らしい。だから、怖いもの見たさ、野次馬根性が半分くらいあるのは当然だろう。

自分がなんとなくインターネットに感じるのは、既存の社会に対する自暴自棄な反感みたいなもの。特に2chにはそれがつよいような気がする。

けれど、そのようなオフ会を催して、ゴキブリを退治し、以って京橋駅を清潔にしようって精神は、自分がインターネットに対して感じていた先入観とは違って、進んで社会貢献しようという意識の現われに見えた。

こういう社会貢献の意識、無償の働きは今の個人主義、エゴイズムの進んだ国内では新奇な現象に見えた。

「一緒にゴキブリを退治しよう」って呼びかけに応えて汗を流す人は立派だと思う。無関心に駅構内を通り過ぎる「社会人」の方が冷ややかといわねばなるまい。なぜかといわれると、うまく答えられない。でも、たとえ素朴な好奇心に発したものであれ、それは紛れもない社会貢献であって、「社会人」、「大人」はこうした新しい試みに対して理解が必要だと思う。

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