月のたび

日々の日記

美しい平成日本

2015-04-12 21:19:08 | しみじみ(滋)

先日、株価が久しぶりに20,000円を越えました。もう今年で平成27年だが、平成元年ころから株価が下がり始めて以来、やっと戻ってきたという感じですね。

平成以降に生まれた人たちは、好景気は未体験で、面白くない時代を生きてきたわけですが、今日私、ウォーキング中に気づきました。

平成を通して、日本が美しくなった。てこと。

昔のアダルトビデオなんて見てられないでしょ。正直言って悪いけど…。なのに、今のエッチな動画に出てくる女子たちのなんて美しいこと!エロアニメも同じことがいえる。エロが先駆けだったわけです。そして今なお、堂々先頭走者!既存のテレビに出てくる芸能人なんかより美しいし礼儀正しいって事実が大事な気がする。新しいところから、新しいものが始まるわけです。

なぜって、個人がどんなに頑張ろうと、給料が上がらないもの。日本国民全体が豊かになるために、一致団結できる時代ではなくなった、という事実を受け止めるならば、国家の景気を、自分ひとりの力で動かすことは辞めにして、自分ひとりの力で何とかして豊かに幸せになる道を考え、実行する方が効率的だろう。

そうするには、身の回りの小さなことから、「豊かさ」を追求することであって、その「豊かさ」ってのは、GDPみたいな数値では測れない、従来とは別の観点からの「豊かさ」に他ならない。そういうことを皆一人一人考えてきた時代がこの平成なんだろう。

というふうに考えると、この時代を象徴するのは、「不況」というよりは、「美しい日本」ってことだろう。

では、どういう風に「美しい」のか、というと、猥褻なビデオの中だけの話じゃなく、男も女も老いも若きも、自分ひとりで出来る程度の身の回りの「幸せ」を大事にする。具体的に言うと、男も女も「異性にもてたい」から格好良くする。そういう、自分ひとりでも実現できる欲望を大事にすることから始まり、外見だけカッコイイのでは、そのうち実際の性格の悪さがいつかバレるので、性格も良くしたい。性格を良くするには、普段から家族や友達にも親切に接する、というような普段の心がけが大事であり、そういう、平素の細かい行動の一つ一つを意識して自分を高める工夫を続けることによって、そのうち好い出会いもあるだろう、などなど…。そうなるともう、「人としての美しさ」の捉え方自体が変化してしまうくらいの力強い流れが社会全体に出来てきてしまって、最終的には「心」のあり方みたいなものを尊ぶ。そりゃそうだろう。社会情勢がどんなに辛くても、人はその中で強く幸せに生きてかなきゃ、そうやって幸せに生きるためにあらゆる事をやり尽くす奴が事実上、最も幸せに生きられるような時代が今だもの。ということは逆に経済成長することが本当に幸せなことなのかどうか、いや大事なんだろうけど、個人レベルで見た時、経営者と従業員、上司と部下、正社員と派遣社員、パートとか、内輪で限られたパイを分け合い、奪い合いをする。その時に同じ会社の中の人同士で、あまりカッコいいとは言えない陰湿な摩擦、上下関係を利用した力関係の政治みたいな醜い争いをするくらいなら、幸せじゃないでしょう。うまくいえないけど、ちょっと複雑なわけです。

まあでも、「自分の思い通りの人生って、あまりいいものではないかもね」と思う。なぜなら、人は満足すると、充足しちゃう。充足すると、それ以上の成長はなくなるでしょう。「今以上になってやろう!」ってガッツが生まれなくなる。だから、不満がちな今に満足して、静かに力強く、少しづつでいいから、努力を積み重ねる、ということが大事であるし、幸せへの道でしょう。

今夜はいろいろ書きましたけど、昼間は田舎道を歩いてきました。サクラが咲いてるかな、と思ったけど、もうほとんど散っており、そんななか、自由に、楽しく歩いてきました。自由に歩けば、普段思いつかないような面白いことを考えられます。写真もたくさん撮ってきました。


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