ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 新型ロボットソムリエ 151ページ目

2010-10-28 23:05:26 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【151ページ】


 彼らは、その後もワインと食事を楽しんだ。

4本目のワインは、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェであった。


 そして最後の締めとして、モンラッシェを飲んだ。

小説『三銃士』の作者アレクサンドル・デュマが「帽子を脱いで、ひざまずいて飲め」と言った

白ワインの最高峰である。


和音   モンラッシェと名の付く5つの特級畑のワインは最高でした!

     生産量が少なく、滅多に飲めないワインもあり、楽しませて頂きました。

博士   和さんに、喜んでもらって嬉しいよ!

     久美はどう?

和音   ソムリエとしての応対、手さばきともとても良かった!

博士   ロボットソムリエ1号の時は、欠点をするどく指摘さたので、その後

     研究を重ねたのです。

和音   1号はどうしています?

博士   飲料の成分分析ロボットとして活躍していますよ。

     そして彼の持っていたワインの莫大なデータは、久美に引き継がれています。

     ところで和さん、お願いがあるのです。

和音   久美さんとのテイスティング対決のことでしょう?

博士   いえ、テイスティング対決だなんて・・・。

     久美のテイスティング力をみて、改善の余地があれば教えてほしいのです。

和音   さあ、始めましょうか?