疑いの目、噂から逃れる術『The Dry 2021』⭐️５

＠犯罪の裏には金銭にまつわることが多い、証拠隠滅の為、家族全員を巻き込ませることで複雑化させ、また家族の虐待問題でも他人を犯人として企てた犯罪事件をクローズアップした映画だ。

容疑者として疑いをかけられると周りも同調し嫌がらせをする、映画では街を捨て逃げるが、やがて真相が明らかになると周りが変わる。人の目、一旦広まった噂ほど怖いものはない。現代ではSNSでの炎上騒ぎも似てにつかぬが心情的、精神的インパクトは変わらないだろう。

『The Dry 2021』

連邦捜査官のアーロン・フォークは20年後、幼なじみの葬儀に出席するために故郷に戻ったとき、ルークが自殺する前に妻と子供を殺したとされていた。フォークはしぶしぶ滞在して犯罪を調査することに同意、彼は同時に古い傷–恋した17歳のエリーの死を甦らせた。フォークが数十年離れた理由は殺人犯としての嫌がらせから逃げる事だった。これら2つの犯罪が関連していると疑うようになり、ルークの無実だけでなく、フォーク自身への疑いを晴らすため捜査を続ける。すると学校の資金申請の書類を発見、学長が借金まみれでそれを知るルーク家族を消す必要があったのだ。また、最後に元恋人エリーは、実は父親に虐待され殺されたことをついに知る事になる。