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感受性を豊かにする方法『武蔵野』(名作から思うこと)

2020-05-07 08:16:22 | 人生を「生かす」には
感受性を豊かにする方法、それはここにある自然をじっくり凝視してみること、また今と昔を比較対照して考えて視ることなど「見方・考え方・捉え方次第」で心も身も豊かになる、とある。自然の良さなどは季節を問わず訪れても満足するに違いない。それは自分が自然に対してどんなことを期待し、観て、感じるかによるからだ。桜の季節、春の花見以外に行ってみることでその周りの景観は全く別物で、感じ得るものは全く違った「良さ」を拾い集めることができるのだろう。春夏秋冬、朝昼夕夜、月、雪、風、霧、霜、雨、時雨など自然の豊かさとその中で出会うもの(モノ・虫・鳥・動物・人)は自分の心に必ずや豊かに反映する。 こんな時だから森、林、公園などゆっくり目線を変えて歩くのもいいかもしれない。
『武蔵野』国木田独歩
武蔵野を訪れたことのない作者は、あたかも武蔵野の秋から冬の季節の中に身を置きながら自然の様々な変化、動き、音、匂い、色をこれほど多くを想像し感じ取れるものだろうか。晴天、雨、風、霧、物静けさ、星空、夕暮れ、鳥の鳴き声、落葉林の紅葉、その後の落葉の季節などなど自然に対して「林の奥に座して四顧し、傾聴し、睇視し、沈黙する」とある。武蔵野の景色・美観は随所で満足すると言う、満足さするものがあると言う。文中での「武蔵野」とは現代の東京近郊なのだろうか。「武蔵野」は埼玉・入間郡小手指原古戦場付近を指す


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