@老後、一人になると「人は何故、何の為に生きるのか」を知りたくなる。旅に出てそれを確かめる。旅で出会った人々は「さよなら」と誰も言わない。「また逢おう」と言う。人と付き合うのは疲れる、ましてや老後になれば尚更自分のことで目一杯となる。相手がいれば心強いが、気ままさに生きるのを優先したい。体と心は生理的に正反対になる。
『人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです』瀬戸内寂聴 -
『ノマドランド・NOMADLAND』⭐️4
2011年不況で夫、仕事、すべてを失った一人の女性、Fernはアメリカ西部に流浪の旅に出るというドキュメンタリー映画だ。寝泊まりできるバンを利用して旅に出ると同じような老れ者達と会う、その度に人々の様々な人生観を思い知らされ、自分は他人に頼らず孤独でも生き抜いていこうと考えるようになる。行く先々で日雇い労働をしながら旅すると一人の男性Daveと巡り会う。 だが一人で居たいと再び旅に出る。
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