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間違った日本語で誤解されていないか『格上の日本語』

2020-05-04 08:47:43 | 人生を「生かす」には
「語感力」は言葉の武器になると言う。ツイッターや食レポなど「語感力」で人の言葉の表現次第で相手を唸らせる術が潜んでいることである。正しい日本語も現代では違ったまま、曲がったままで通用しているのも考えものである。例えば「妻」「女房」「家内」「嫁」「奥」「かみさん」など普段使っている言葉が間違って使用(下記文章内表記)されていることにびっくりだ。

『格上の日本語』山口謡司
「言葉の力」とは「語彙」を知って、その数を増やすこと、「語感力」は「言葉の武器」になり、想像力と創造力が増す、とある。言葉には知性、教養、品性、性格全てが宿り、相手に対して「ニュアンス」「感じ」の違いが出る。特に「食感」を語感に直結させる力にも役たつ
上司に対する返事は「了解しました」ではなく「諒解しました」
・「侃侃諤諤」(かんかんがくがく)=相手に遠慮することなくどんどん議論すること
・「喧々囂々」(けんけんごうごう)=怒鳴り声でうるさく捲し立てること
「妻」=かんざしをつけた家事を行う成人女性
・「女房」=身分の高い貴族に仕え、身の回りの世話をした妻以外の女性
・「家内」=明治時代以降の家の中にいる女性のこと
・「嫁」=息子のところに嫁いできた女性のこと
・「奥」=武家屋敷の奥にいる妻のこと
・「かみさん」=嫁から見た姑のことを指す
・「伯父」=自分の両親の兄
・「叔父」=自分の両親の弟
・「費用」=何かを買ったり、何かをしたりするのに必要なお金
・「経費」=何か、物事を行うのに必要な費用のこと・継続的に必要なお金
・「前兆」=何らかの根拠がない兆し
・「予兆」=何らかの根拠が薄いながらもある
「絶妙」=この上もなく極めて精巧である
・「微妙」=細かいところまで行き渡って精巧である
・「夫妻」=夫妻は他人にしか使わない
・「夫婦」=敬語、丁寧語で、敬意を含まない
・「能率」=まだ結果が出ない点での割合や到達度を示す
・「効率」=既に終わった仕事、結果を重視すること
「神宮」とは伊勢神宮だけで皇室の先祖の天照大神を祀る処
「美女」と「美人」美人は必ずしも女性とは限らない人、経緯する君主や賢人
・「戸籍謄本」と「戸籍抄本」本人だけの記述が「抄本」
・「どうも、どうか、どうぞ」、どうかは無理を承知で頼み込む意味
「伏して、曲げて、是非」お願いする時には「伏して」を用いる、曲げて・是非は正しくても間違っていてもと言う意味が強い、さらに「謹んで」と言う気持ちを入れること
・「いただく」=主体が自分、自分が受け取ることに対して感謝の場合は「いただきます」
・「賜る」=主体がくれる人にある
・「答える」と「応える」、お客様の要望に臨機応変に「応える」となる
・「同行」と「随行」、上司に伴っていく場合は「随行」となる
・「無念」=考えが足りないこと、不注意であったためあとで悔しく思うこと
・「遺憾」=不注意であろうがなかろうが思い通りに物事が行かないで残念に思ったり悔しく思うこと。
・カタカナはひらがなより先に使われていた(カタカナ:822年、ひらがな:900年)
「キリン」と「麒麟」英語では「ジラフ」、上野動物園園長が命名「キリン」、明治以降に輸入された動物はカタカナ表示が多い
・「家に帰ろう」=構造物としての家
・「うちに帰ろう」=自分を待っている人がいる居場所
・「ニホン」と「ニッポン」政府での定義が未だない
「寿司」「鮨」、「鮨」は関東で34%使われる(もとは中国で魚の塩辛と言う意味)
・「往生」「他界」、往生とは仏教用語、他界は宗教に関係がない言葉
・「栄養」「滋養」、栄養は病気に罹らないようにつける食物、滋養は大きく育ち、力をつける食物


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