@諸外国では教師への態度や尊敬を明確に義務づけており生徒は精神的にも学ぶ場となっている、は素晴らしいことだと思う。日本も昭和初期・中期までは先生に対する「尊敬」があったと思うが時代と共に薄れ「先生の威圧感」も失くなった気がする。メディアの多様性で生徒は自分の興味のある部分は自主的に先生より多く、深く、十分理解するようになったからだろうか。
『こんなに厳しい世界の校則』二宮皓
「概要」90年代の校則バッシング報道によって「日本の校則は厳しい」となんとなく思っている日本人。しかし「教育」である以上、世界中に校則は存在する。本書ではそれぞれの国情(19カ国)の校則を厳選紹介。
ー基本マナー(生徒の心得)
ケニア:教師を尊敬し、言う通りにしなければならない
タイ:「教員の机を全員で取り囲んではならない」
フィンランド:「-18℃以上であれば、休み時間は外に出なければならない」
中国:「阿」+呼称、「小」歳下・同年代、「老」尊敬、
ドイツ:盗撮・罵言・差別用語は刑法201条(有罪判決・牢獄生活)
マレーシア:金曜日は礼服を着用
フランス:宗教の信者である印を身につけてはならない
韓国:懲戒処分の前に5日間の社会奉仕活動をする
ー校内での振る舞い
オランダ:いじめへの対処は担任教師が両者から公開の場で話を聞きアドバイスを与える
ドイツ・フィンランド:雪合戦をしてはいけない(氷が殺傷事件となる)
ドイツ:休日に宿題をしてはならない(イギリスとは正反対・生徒の過重負担軽減)
カナダ:子供を教室に連れてきても良い(家族保護者の理由など重視)
メキシコ:トイレへの出入りを報告しなければならない(2部制のため風紀を守る)
シンガポール:男性のヘアーはプロの床屋が行い散髪料金を支払う
オーストラリア:全ての生徒は屋外では帽子必着(紫外線対策の一環)
ー持ち物
アメリカ:以下かなる時でもトイレやロッカールームでのビデオ撮影は禁止
アメリカ:オモチャの銃、レプリカ銃の持ち込み禁止、持ち込んだら停学
ベルギー:通学鞄には小説・漫画を常備しておくこと(自習時間の有効性)
オランダ:布で顔を覆ってはいけない(移民が多く宗教への規制もある)
ー登校
ドイツ:27度で猛暑休校となる(夏の平均気温が23度)
アメリカ:週1回だけ学校に来ればよい(オルタネイティブ教育という)
ーその他
アメリカ:保護者は年間30時間以上、学校の為の作業をする
イギリス:子供が遅刻の報告を怠った場合、保護者に自動的に電話がかかる
アメリカ:子供が長期欠席した場合、保護者が起訴される場合がある
メキシコ:子供が卒業試験を通過しなければ小学校を卒業できない