@何事にも好奇心を持ち、疑問を持ち、探求する情熱を持ち、諦めないで最後までやり遂げる執念が必要だ。ニトリの経営コンセプトは正に良いどこ取りであり、理想だ。だが、人は全てそうなるとは限らないところが人間社会・組織の難しいところであり、面白いところだ、と私の経験から感じる。私のように20年以上の経営経験をすると特に「人事」での問題は別格で「正しいやり方」などない、と言うより様々で、如何に人を管理し、動かし活かせるかは永遠の課題だ。『ニトリ成功の5原則』似鳥昭雄
『概要』23歳で始めた家具店を時価総額1兆2000億円・売上高4500億円・経常利益800億円の大企業へと育て上げた似鳥昭雄が、「29期連続! 増収増益」を可能にした 仕事の流儀 を公開。ニトリが追求する「お、ねだん以上。」の秘密が明らかに!
ー成功の5原則
1、ロマン(志)
「人のため、世のため、人生をかけて貢献したい」という気持ちを持つこと
2、ビジョン(中長期計画)
20年以上先に達成すべき目標と大きな数値で計画を立てる事
3、意欲
できそうも無いことに挑戦すること
4、執念
目標を達成するまで諦めないこと
5、好奇心
常に新しいものを発見しようとすること
ー「ロマン」で人は生まれ変われる (ロマン=情)
やってみなければわからない。ダメだったらそれでやめればよい
お客様が第一、ワクワク感が浮かぶ「先客後利」(お客様満足が第一)
安さの価値を作ること
ー「ビジョン」があるから成功できる
経営者はロマンチストであれ(人のため、世のために行動する志を持った人)
1年後、2年先、5年先、10年先等の目標を設定、さらに3ヶ月、1ヶ月も確認
(未来から現在を見直す検討・解析する)
夢を共有する仲間(チーム):こうなりたいと思うこと(小才より鈍重になれ)
ー「意欲」には数字を入れる
数値目標を立てる(高い目標を持つこと)
「売る」努力より「売れる」システムづくり
「配転教育」部署を変え、いろいろな経験を積んでもらう
部下を伸ばす上司とは私生活でも面倒を見る(相性とは「創る」もの)
「6段階評価制度」+「研修システム(ニトリ大学)」意欲を高める工夫
ー「5大スローガン」
一番主義:何でも一番を目指す
集中主義:多角化をせず本業に徹する
先制主義:初めてをトライする
経験主義:多くを経験させる
ビジョン主義:目標を立て、今からやるべきことを逆算すること
ー「3C+C」
変化(change)+挑戦(Challenge)+競争(Competition)
コミュニケーション(Communication)を重視
ー「執念」とは目標を達成するまで諦めない
明るく、前向きに、諦めず(愛嬌・明るい態度)
「少しでも安く売りたい」を実現させる執念を持つこと(安さ+品質+コーディネート)
「製造・物流・小売業」を生み出し挑戦(何でもやってみる)
「運」は諦めない人に味方する(人・モノ・金が集まる)
ー「好奇心」常に新たな考えを探し続けること
いつも新しいやり方を考えること(人と違うことを考える=好奇心)
「素直さ+柔軟性+愛嬌+工夫=好奇心旺盛)
「失敗しないことより、決めることが大事。成功は攻めること」(即断・即決・即効)
「捨てる」ことへの勇気はとにかく止まることなく前に進むこと
ー前に進むための課題と理由
「一人では怠け者」スタートダッシュが肝心、全力投球できな者は満足な仕事はできない
社内資格試験を活用せよ(自分に合う合わないは3年経ってから言え)
自分の発展のために会社があると思う事、まずは経験で覚えること(数学+語学+運動)
「問題がない」それが問題と思え、「時間がない」は行き当たりばったりで無駄が多い