ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

起業へのこころざし

2017-05-23 14:20:38 | 経営・リーダーシップに必要な事

@起業家。日本の起業化はこれからがスタートとなる。 過去数回投資家の視線が熱くなったことがあったが本物ではなく横並びの投資しかできないノーリスク、ハイリターンと言う投資であった。 米国シリコンバレーのような個々の投資家では専門分野が分かれており、情報、知識、人脈も多く、起業に対しての評価は厳しい。が今までの日本の投資家はリスクもなく「金(少額)を出すが細かい」がいよいよ変化しつつある。それは日本の起業家が欧米に似たメンターを持ち、欧米での投資家も参画するようになったからである。これからの日本経済はあらゆる分野の起業が経済を引っ張らなくてはならない。 銀行等にはお金があるにも関わらず、中小企業とりわけ起業には出し渋る傾向が多々見られたが銀行も欧米化し、欧米等で経験を積んだ投資家が増えたことで期待したい。 日本人の起業家の弱点は製品のプレゼンスが弱く、まだまだ投資家に向けたメンター教育が必要だ。

•「チャンスとは」
−物事をポジティブに捉え、其の面に目を向けられ、あらゆる出来事に可能性が潜んでいるように感じることに努力する 
•チャンスはいくら待っても向こうからはやってこない。自ら掴みに行かないと掴めない
•一休さんのとんち「この鉢植えをまっすぐに見たものには褒美をやろう」 素直に見た目を答えることが「まっすぐに見る」の意味であった
•「チャンス」
–目の前にある仕事はチャンス。逆に目の前にあることにしかチャンスはない。 
–日頃の「準備」がチャンスを呼び込む
•「言葉」コミュニケーション
–「教える」=頭で理解したことを相手の頭に理解してもう事 
–「伝える」=気持ち・意識のこと(価値観や生き方)
•「人間観」を持つ必要性
–人はどういう時に喜んで、どういうときに悲しむのかを知る
•論語 「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」
『松下幸之助』
自分には自分に与えられた道がある、広い時もある、狭いと時もある登りもあれば下りもある 思案に余る時もあろうしかし、心を定め希望を持って歩むならば必ず道は開かれてくる。深い喜びも そこから生まれて来る
『上杉鷹山』
•低成長の改革(経営改革を妨げる3つの壁)
–制度の壁 (規制・規則)
–物理的な壁 (範疇意識)
–意識の壁(心の壁)
•対策
–情報はすべて共有する
–職場での討論を活発にする
–その場の合意を尊重する
–現場を重視する
–城中(藩庁)に愛と信頼の念を回復する
•政策作りの重要点
–何がしたいのか (理念・目的の設定)
–どこまで出来るのか(限界の認識)
–何故できないのか(障害の確認)
–どうすれば出来るのか(可能性の追求)
•其のために出来ることは
–情報の共有化
–討論の勧め(議論を尽くす)
–連絡・報告回路を太く短くする(現場を知る)
–上から、下からを滑らかにする(常に報告)

明治維新「和魂洋才」とは

2017-05-23 13:55:25 | 歴史から学ぶ
@日本近代化の出発点、明治維新。そこで繰り広げられた海外からの優秀な人材の確保と日本人の習得熱意。 様々な優秀な人材を招聘し「武家文化」からの脱却、法治国家と共に近代文明への切り替えた政府筆頭は凄いエネルギーと犠牲が要求されたと感じる。薩長土肥等が中心とは言え多くの文献、技術、文化を学び導入できる能力と実行力は現代人には不可能に近い神業だ。 中心人物は20代、30代前半の志士であることは素晴らしい限りだ。日本魂、そこにあり。政府主要用人でも利権を下に私利私欲で富を築いた者もいるが、その実現の為、暗殺された志士も多いことは悲しい。
外国人が見た「日本人」はどれもすばらしい。「助け合いが当たり前の国」「規則、礼儀を守る国」なのだ。
  • 日本近代化を支えた25人のプロフェッショナルを紹介
  • 幕末から明治にかけて多数来日した外国人はどのように寄与したのか、日本は何を学んだのか。
  • 近代化=富国強兵、文明開化等は「和魂洋裁」の心
  • 明治期で約6千名以上外国人来日(宣教師も含め)は日本の美を発見し世界に広く紹介したことも大きな実績である
  • 1890年までの招聘人数と年収
  •             イギリス人3,848名、843万円
  •             アメリカ人1,326名、328万円
  •             フランス人1,212名、318万円
  •             中国296名、11万円
  •             ドイツ人834名、245万円
  •             オランダ人378名、111万円
  • 大臣の月給@600−800円、参議500円
    • 人数と役割
    •             脇役で明治5年の段階で378名、明治8年で527名、明治全体で述べ3千名
    •             1、欧米の文明、生活様式の近代化(太陽歴、日曜制、西洋簿記、電線、ガス灯)
    •             2、先進国の技術導入で対等な立場になること
    •             3、強い独立心を養うこと「和魂洋才」
    『分野と人材』
  • 「国際法」フルベッキ(オランダ)¥600
  •             自由と平等を謳ったアメリカ憲法がテキストとなった
  •             平民の苗字使用許可、乗馬の許可、帯刀の禁止、廃藩置県
  • 「近代病院」ポンペ(オランダ)
  •             屍体解剖、コレラ、貧しい人に無料で治療
  • 「造船技術」ビェルニー(フランス)
  •             横須賀製鉄所、造船学校、
  •             軍艦(八重山、千島、松島、巌島、畝傍
  • 「ローマ字」ヘボン(アメリカ)
  •             明治学院初代総理、医者・宣教師
  •             ヘボン式ローマ字、和英辞典
  • 「近代陶業」ワグネル(ドイツ)¥200
  •             科学手法による有田焼き改良、陶業学校
  • 「外交」デニソン(アメリカ)¥450
  •             日露交渉を支援、不平等条約改正
  • 「鉄道」モレル(イギリス)
  •             大動脈鉄道建設
  •         明治5年開通新橋—横浜(29.8k)上等1円12銭5厘、中等75銭、下等37銭5厘(サラリーマンの給与月給10円)
  • 「理化学」グリフィス(アメリカ)
  •             理科の実験教室、福井藩学校(明新館)で教える
  • 「博物学」ヒルゲンドルフ(ドイツ)
  •             動植物鉱物、
  • 「土木学」ダイアー(スコットランド)
  •             工業技術
  • 「諸君は文学や哲学や芸術など専門職に直接役たたない諸科学について全く門外漢であったならば、ほとんどの専門職員につきまとう狭量、偏見、強情から流れることは不可能だろう」
  • 「近代法」ボアソナード(フランス)
  •             法曹界の団十郎
  •             陪審制導入を考えていた
  • 「印刷」キョッソーネ(イタリア)
  •             紙幣・切手をデザイン、印刷文化に貢献、透かしの技術
  •             最初の紙幣の肖像画は「神功皇后札」明治14年
  • 「近代医学」ベルツ(ドイツ)
  •             医学の基礎
  • 「植物学」クラーク(アメリカ)
  •             北海道開拓の指導、開拓新旺盛な北米人を選んだ、78名招聘
  •             4つ教室の授業、野外の授業、軍事教練、聖書
  • 「日本洋画」フォンタネージ(イタリア)¥277
  •             近代日本洋画の基礎、「まず褒めることから始めよ」
  • 「西洋彫刻」ラグーザ(イタリア)
  •             日本人の気質(フグの販売)、財布の届け物
  • 「建築」コンドル(イギリス)
  •             鹿鳴館、旧ニコライ堂、赤レンガ三菱1号館、日本銀行、東京駅、国会議事堂
  • 「生物学」モース(アメリカ)¥350
  •             大森貝塚の発見、進化論議論
  • 「美術」フェノロサ(アメリカ)
  •             ドイツ哲学、日本美術の基礎
  • 「地質学」ミルン(イギリス)
  •             鉱山学・地質学、日本地震学会の創設
  • 「陸軍兵制」メッケル(ドイツ)
  •             フランスからドイツ制導入、日本陸軍兵制の基礎
  • 「行政法」モッセ(ドイツ)
  •             地方自治制度
  • 「衛生学」バルトン(イギリス)           
  •             上下水道工事のリード
  • 「英文学」ハーン(ギリシャ)
  •             小泉八雲、教師
  • 「哲学」ケーベル(ドイツ)
  •             音楽・美学・哲学
  • 『日本人に対する評価』
    • 3.11「東日本大震災」では日本人の行動は世界を驚かせた(自分のことを置いて他人を助ける)江戸時代から社会のルールを守り、助け合うことは日常生活では当たり前
    • 英文学教師ハーン(小泉八雲)
    •             「日本人の性格にある大変な魅力は、庶民の無限の善意や本能的な礼節であり、その中に批判や嘲笑や皮肉や冷やかしがないことを経験上知っている人々にはこのことが良く判るのである。」
    • 日本人は「礼儀正しさと助け合いの心、無限の善意、信頼の絆」
    • 「日本人は正直であることの最も良い実証は、3千万人の国民の住む家に鍵をかけるべき戸すらない」
    • 「これほど熱心に勉強しようとする、いい子供を教えるのは実に愉快だ。 彼らの注意、礼儀、態度は全く霊感的である」

ダボス会議がもたらす情報

2017-05-23 13:00:38 | 最新技術(IT)で変わる事

@未来を語る、伝えるで一番難しいことは現実味を帯びていない(デザインベビー等)予測技術の提供と予測不可能なネットテロ、身代金等を含むセキュリティー投資。 新たな技術で生活インフラが便利になるのは良いが、監視問題(監視カメラの個人情報)、雇用問題(多様化でも短期化、3K人材不足)、超老齢化問題(バイオ臓器、病気予防、製薬)が今後どうなるのか気になる。

技術進化は数倍の速度で進むと言われるが、人間とロボット、ロボットとAI、データとセキュリティー等様々なコネクティビティー接続から派生する矛盾と法規制がどのような暮らしを醸し出すのか注目したい。 その先には人間のわがままだけが残るような気もする。

  • ダボス会議が予測する未来
  • 「第4次産業革命とは何か」
  •             第一次産業革命=1760〜1840蒸気機関と鉄道建設
  •             第二次産業革命=19世紀〜20世紀初頭電機と流れ作業
  •             第三次産業革命=1960〜1990半導体、コンピューター
  •                         デジタル革命=1990インターネット
  •             第四次産業革命=モバイル、センサー、AI、機械学習
  •       インダストリー4.0=スマートファクトリー
  •             遺伝子解析、ナノテク、再生エネルギー、量子コンピューター
  •             電気を利用できない人口=世界の17%、約13億人
  •             インダストリーにアクセスできない人=約40億人
  •             デジタル事業の限界費用がゼロに近い事
  •             PC処理能力は30年前の5000台分、情報保存コストゼロ
  •             不平等=イノベーター、資本家、株主VS労働者
  • 「革命の推進力とメガトレンド」
  •             ①自動運転車=ドローン、センサー内蔵飛行機、船
  •             ②3Dプリンタ=医療用インプラント、回路基盤、衣料、靴等
  •             ③先進ロボット=精密農業、看護、家事
  •             ④新素材=軽く、強く、再生可能、適応力、安価、自己修復力
  •                         髪の毛の100万分の1細くて強いグラフェン等
  •             車両を持たない配送会社=ウーバー
  •             コンテンツを持たないメディア=ファイスブック
  •             在庫を持たない小売=アリババ
  •             宿泊施設を持たない=エアービーアンドビー
  •             個人あるいは組織の資産・サービスを共有、低価格で提供する
  •             遺伝子解析=コストは劇的に低下、将来の疾病に貢献可能
  •             2025年までに予測できるティッピングポイント表
  •             合成生物=DNAの書き換え、農産物、バイオ燃料、臓器
  • 「社会、個人への影響」
  •             高齢化=人口72億人が2030年には80億人
  •             課題=定年の引き上げ、若年成人の減少、製品購買力の減退、貯蓄率と投資率の減少よって成長率の鈍化
  •             「長寿」=今の世代は4分の1以上が100歳まで生きる
  •             「労働生産性」=米国1947年〜1983年年率2.8%が、2007年から2014年1.3%
  •             実質金利=5年でほぼゼロに近い金利、米国大手50社は1兆ドル以上の現金資産を保有
  •             「現実楽観者」
  •                         ①利用者20億人以上からそれ以外への相互利用
  •                         ②気候変動による新技術利用
  •                         ③企業、政府、市民への組織的構造改革
  •             「雇用」=自動化・代替変化による失業、新たなビジネス創出
  •                         米国農業従事者=19世紀90%が現在は2%未満
  •                         1980年新産業での再就職・労働従事8%
  •                         1990年には4.5%
  •                         オックスフォード大学調査702の職種の中今後20年以内に47%が消滅すると予測、二極化(高収入の創造的職業と低収入の単純労働、中間所得の機械的・反復的職業は大幅減)
  •                         「労働変化」=アウトソーシング、オフシェアリング、デジタルワーク(クラウドマーケットプレイス=アマゾンメカニカルターク(Mターク)などのサービス
  •                         これからの労働者はインテリジェントな機会を使った作業への適応力と教育モデルを開発する必要がある
  •             将来の職業はより「認知能力」「システム関連技能」「複雑な問題の解決能力」「コンテンツスキル」「プロセススキル」「社会的スキル」「資源管理スキル」「技術的スキル」「身体的スキル」を求められる
  •         「男女=女性」(パートタイム、単純労働等)の職業はより厳しくなり、設計、製造、作業スキルを求められる したがって、心理学者、セラピスト、コーチ、イベントプランナー、看護師、医療従事者が有望
  •             「ヒューマンクラウド」=利用メリットは最低賃金、雇用税、社会保険支払い義務からの免除等あるが最大の目的は「企業は欲しい人材を欲しい時に、欲しい形で採用できる、そして雇用手続きや雇用の法規制に従うことも必要ない」(新たな社会契約と雇用契約の再考)
  •             「企業の寿命」=平均60年から18年へと激変、逆に売上達成期間は極端に短縮しておりファイスブックは6年で10億ドル企業に、またグーグルも5年で達成した
  •             ①顧客の期待が変化=経験値データから製品化、発注、納期等をスマートホンで「今すぐ」できるオンデマンド環境に変化(アリババの「独身の日」1日で140億ドル、うちモバイル経由68%
  •             ②データにより改善された製品=ソフトウエアーセンサー等、資産運用予測機能サービス、トラックの走行距離、タイヤの距離販売
  •             ③協調的イノベーション=大学と企業の機会学習データ分析
  •             ④新たな経営モデル=プラットフォーム中心企業、製品とサービスの融合 2013年時価総額トップ30銘柄の14企業、サーバーセキュリティーへの投資(2015年約750億ドルが2020年には1700億ドル市場)
  • 「環境の再生と保護」
  •             「IOTの市場」=今後10年間で14兆4千億ドル市場、うちサプライチェーンと物流で2兆7千億ドル
  •             情報の民主化と透明性 モイセス・ナイム氏
  •             「21世紀とは権力を獲得するに易し、使うに難く、失うは容易な時代」
  •             政府の決定の多さや速さではなく、より回復力のある枠組みを生み出せる規制と法整備、エコシステム 「明示的に禁止されていなければ、すべて許可する、明示的に許可されていなければすべて禁止する」とするアプローチが必要
  • 「ガバナンスの原則」
  •             求人市場=非常に柔軟性が高く、本質的に短期雇用、税金の有無課題(追跡不可能な状態になる)
  •             独自規制=国ごとの規制で優位性を保つ、特許税などの課金を優遇する、逆に海外からの締め出しの危険性も含む
  •             変わりゆく闘争の性質=サイバーテロ等の脅威、特に生活インフラへの影響(エネルギー源、配電網、医療、交通管制、上下水道)
  •             グローバルウエルネスレポート2015年=世界全体の資産の半分は世界人口の1%の富裕層が占め、世界人口の半分以下のしさんを合計しても世界全体の1%未満である
  •             不平等社会=暴力が悪化し、受刑者が増え、精神疾患や肥満が増加、平均寿命は短くなり、信頼の低下につながっている
  •             平等社会=子供の健康水準が向上し、ストレスや薬物使用が少なくなり、乳児死亡率が低下している。
  • 「より良い社会とは」
  •             病気と無縁になること? 長生きすること? 今より賢くなること? 早く走れること? 外見がよくなること?
  •             人と人のつながり=ネットでは相手の話を聞いたり、アイコンタクトをしたり、ボディーランゲージを理解することに苦労する、また人の注意力を分割させ、記憶力を弱体化させ、緊張と不安をもたらす心を散漫にさせる。
  • 『今後の展望』
  •             現状把握の知性(精神)=知識を理解し、応用する能力
  •             感情的知性(心)=思考や感情を処理し、統合する能力
  •             啓示的知性(魂)=共通の目的意識、信頼感等の美徳を活用

武将の戦略

2017-05-23 12:41:11 | 歴史から学ぶ

@歴史から学ぶ 著者津本陽

織田信長の「経済収益構造対策」は凄い。「楽市楽座」では、今でいう自由貿易・商売、自由アクセス(関所を廃止し、地方豪商も自由に商売できる環境を整えた。信長財政はさまざまな商品が地方から集まる、それを買い、地方に売りさばくことで利益を得る)武田・上杉等の戦利品・略奪からそれを許さず、信長財政から家臣をサラリーマン化(賃金を支払う新たなシステム構築)させた。また最先端の技術を導入して(国産の鉄砲)強豪を大きく差別化(勝利に導びく)した。 他の戦国武将との違いは「目の付け所が違う」ということになるだろうか。 現在でも新たな挑戦、起業に必須な要因ですね。

信長の最後、本能寺での変で全く遺骨等がなかったというのは真実だろうか。 外国に憧れた信長は海外へ逃れたのか? 不思議な歴史を知ることは面白い。

  • 「下天は夢か」剣豪小説
  • 『織田信長』
  • 前例のない戦略と人材登用
  •             地下人(百姓、町人、野武士、浮浪者、泥棒)を雇う
  •             蜂須賀小六(木曽川一帯流域の跳梁をしていた野伏)
  •             楽市楽座で市場を解放、関所を撤廃し出入り自由
  •             (当時は関所で関銭を取っていたがそれを廃止、淀川の河口から40kには670箇所、桑名から鈴鹿に65箇所もの関所があった)
  •             信長は武士をサラリーマン化させ賃金を払った。資金は楽市楽座からの分配金。(信玄や謙信の戦闘は家来の焼き討ち、強奪することを黙認していたが、信長はさせなかった)
  •             「惣」(百姓の組織)からの信頼を得た(情報、諜報をいち早く聴き込むことが可能)
  • 祖父(信定)と父(信秀)から受け継いだもの
  •             武将との商人との縁結び(津島の豪商での資金)
  •             斎藤道三、今川義元との合戦では決して国境に入れなかった
  • 鉄砲の購入
  •             信長は3−4百丁を購入(足軽8人を雇える費用)
  •             三段撃ち(謙信との長篠設楽が原の激戦)
  • 女性観
  •             信秀には26人の子供、信長にも26人の子供がいた
  •             信長の側室8〜10名、秀吉は16人、柴田勝家12人
  • 『豊臣秀吉』
  • 信長の後継者「秀吉」
  •             働きが俊敏で、機転が効く男、優しさと愛嬌
  •             小金を貯めて仲間を助け、信頼を得た(博打、病気等)
  •             水攻め、兵糧攻め(従来の攻め方と違う)
  •             電光石火の早業    
  •                         山崎の合戦:80kを1日半で走破
  •                                     (走破の為約80億円出費した)
  •                         賤ヶ岳の合戦:54kを5時間で走る
  •             竹中半兵衛を秀吉につけ、戦略を強化
  • 秀吉は62歳で全うするが天下をとった後、武士の気概をなくし、栄耀栄華に溺れる(大阪城、聚楽亭、伏見城、方広寺大仏殿)
  • 秀吉の終盤は、石田三成による中央集権体制固め
  •             北条氏政に切腹、息子を高野山に追い払う
  •             伊達100万石、蒲生氏郷会津92万石への締め付け
  •             千利休の切腹
  • 統制強化策組織が巨大化すると動きが鈍くなり、ガタガタになった時に初めてメスが入るようになった
  • 松下幸之助の成功論:95%は運、5%が実力
  • 『徳川家康』
  • 松平家は1番にはならず2番(2番手思考)をキープしていくことが重要で、機をみて1番を狙うという家法
  • 家康は我慢強く、粘り強く、用心深い(人質が長かった故)
  • 関ヶ原の戦いでは東軍は勝利が見えなかった
  •             大垣城籠城回避 城攻めではなく城からの関ヶ原へ
  •             和睦と調略噂(手紙等180通)を流し混乱させる戦術
  •             西軍の戦力が分断され関ヶ原に参戦できなかった(大津城、田辺城攻撃等)
  •             西軍石田三成、毛利輝元等、2代目3代目の若手は度胸と判断力がなく経験不足で貧弱だった
  •             家康の蝶者は黒田長政、福島正則等相当な数を西軍に送った
  • 夏・冬の陣では家康の和睦交渉により堀を埋め、さらに7年後には秀頼に継承する旨の話をしているが、策略で全てを奪った。 約2万人を殺戮し、大阪城を焼内、秀頼と淀君は自害
  • 伏見城からの金銀を馬400頭で運び出す
  • 大阪城の金銀を全国の寺の修復、京都方広寺大仏の修善、湯水のごとく使うように仕向けた(約金6千キロ)
  • 方広寺の梵鐘に関して国家安康を非難した
  • 『徳川幕府』
  •             家康の所領は250万から4百万石
  •             秀頼(身長197cm)は2百万石から65万7千4百石
  •             豊臣家臣を処分せず活かせた(再発防止)
  • 家康駿府に隠居、放鷹を楽しむ
  •             地方へ出向き地方の悪政を審判した
  •             夏の陣の1年後75歳で終焉
  • 応仁の乱 細川勝元と山名宗全との戦い(勘合貿易の利権争い)
  • 『北条早雲』の関東3百万石領有
  • 『武田信玄』甲斐の守護職、鎌倉幕府の北条政権の地方長官、2万5千人で1万頭の馬騎馬軍団(兵隊2人に対して馬1頭)治山治水整備、資金は金山、農繁期は戦闘をしない、温泉治療、漢方薬を駆使(止血止め:紅絹を黒焼きにする)脳溢血には釜戸の内側に付いた焼土(黄土)を飲む、53歳没
  • 『上杉謙信』越後の守護代百万石、毘沙門天、戦闘にはいつも先人、真言での戒律で飲酒戒と殺生戒は守らず、女性も寄せ付けない性格、資金は金山、2度の上洛でも天下の野心持たず、百回以上の戦場に出ても負傷すらなかった、死因は脳溢血で49歳終焉
  • 『鉄砲の信長と信玄、謙信の相違』
  •             1570年信長が大阪石山本願寺攻めで紀州の雑賀鉄砲衆に敗北で経験
  •             鉄砲の射程距離は100メートル、連打するまでに24秒かかり、馬は12秒よって3段構えの鉄砲隊を編成し、長篠の戦いで活用
  •             雑賀鉄砲衆(浄土真宗派)、根来鉄砲衆(真言宗派)の「惣」を利用して戦国を圧倒させた
  • 調略(信長陣営で裏切りがある)と勝頼を攻略する(設楽原におびき寄せることに成功)
  • 岐阜配下にいた武田忍者に金を渡し、寝返りさせた
  • 長篠・設楽原の戦いは午前6時に始まり午後2時に終わる
  •             織田軍は3500挺の鉄砲と総勢3万人(1万の鉄砲足軽隊戦)
  •             武田騎馬軍団は1万5千
  •             死者は織田・徳川で6700人、武田で7千人〜1万という。武田は総崩れとなり甲府に帰還できたものは1200人程度だった
  •             関ヶ原の戦いは総勢15万人、死者は西軍が8千人、東軍が4千人とある。
  • 織田軍の鉄砲3500挺は全て国産品
  • 『幕末』
  • 幕府は江戸・横浜での外国貿易で大儲けをした(関税で5百万ドル)日本の金貨、銅貨は中国では4倍で売れた、幕府は当時攘夷と口にしながら裏商売をやっていた。
  • 薩摩(五代才助)は蒸気船を何十隻も購入、その操作は坂本龍馬の亀山社中の仲間が操縦
  • いろは事件(紀州の軍艦明光丸と衝突)賠償請求を坂本龍馬が仕掛け船4万4千両、積荷銃4百挺で8千両、米と南京砂糖で合計8万両
  • 紀州藩から土佐藩に7万両支払う、その内4万4千両が坂本龍馬の大州藩に入る予定がその前に暗殺される
  • 暗殺したのは京都見廻り役佐々木只三郎他6名とあるが後ろには後藤象二郎、岩崎弥太郎がいたとされる
  • 江戸無血開城ができたのは山岡鉄舟と西郷(勝海舟が山岡指名した)
  • 西郷隆盛は「天道思想」家で、天の下に天皇が、その下に士農工商、天に反対したらそれを打ち、悪いことをした人間は天使であっても許さないという思想の持ち主だった
  • 戦国時代の武士道は武勇と兼恥を根幹に据えていた、戦場で武勇を表し、人に恥ずかしいことをしないというもの、また西郷は政治に私利私欲を挟んではならないとし、権力を握った者が懐を肥やすことを非常に嫌っていた。「児孫のために美田を買わず」「後世に恥辱を残さざる様に覚悟肝要にこれあるべく候なり」
  • 戦前は税金を取られていた人は全国で1割しかいなかった、また源泉徴収も戦前にはなく、1940年に戦争に勝つための資金として利用