「老いて新鮮」 （松ひさし）

心地よい中途半端

少しは頑張ってみる　参加はしてみる
疲れる　飽きる　力が足りない
頑張りきれず選外佳作賞や残念賞　参加賞　ときには脱落も
頑張りきれないことを重ねて　日が過ぎる

トップは目立つ　ビリも目立つ
中くらいのところはいつだってその他大勢
あきらめなさいと風が吹く　さびしいですかと風が吹く
トップは誇りという重荷を負い　こければ笑われる
ビリは恥ずかしいけれど失うものはないという意地がある
誇りも意地も恥ずかしさもない中途半端　なんにもない
「戯れ言」つづく