7時ころから朝食を食べ、昨夜頼んでいた昼のおにぎりを受け取り(只で準備して戴いた)、8時前に出発した。北谷登山口に着くと4・5台の車があった。渓流釣りの人々もいたようだった。小雨が降っており、どうしようか悩んでいた沼津からのご夫婦がいたが、折角だから登ろうと行って後押しをしてあげた。9時過ぎ出発。計画では手間平コースから登り風穴コースを降りる積りだった。
登山口からは各合目を表す標柱があり、きっちりと1合目間の距離は0.53kmであった(したがって、山頂まで5.3km)。途中4合目を過ぎ尾根に出ると強風が吹いており、25m/s超えているように感じた。6合目標柱のそばには鹿の死骸が、9合目先には1株のシャクナゲがに綺麗な花が咲いていた。
山頂に至るまで、3国の境界であった国観峠の広っぱを除いて、ほとんど樹林の中を歩く。したがって、風の強さは1445.8の4等三角点の手前尾根以外はさほど感じなかった。
山頂(1756.4m)では遮るものがなく、風はもろに感じた。気温10℃だったので、体感は0℃以下だったかもしれない。風を遮る岩陰に入りお湯を沸かし、味噌汁を作り旅館準備のおにぎりを食べた。登ってきた人たちは早々に下って行った。登ることが目的のようだ。小生は、登るのは手段で、山を・自然をゆっくり楽しむのが目的だ。食後はいつものようにコーヒーをいれる。山頂からはあたりはガスで眺望なし。しかし、アケボノツツジが斜面のあちこちに見えた。
風が強いのでしばらく待っているとガスが吹き飛ばされて、瞬間にでも遠望が利くかと待った。やった!待った甲斐があった。南方向にうっすらと古祖母山が見えた。
下山は、風穴コースは荒れていて、また最後の北谷の徒渉地点で水嵩が増して渡れないかもしれない、などの情報もあったので、往路を引き返した。
下山後、近くのウェストンの碑のある三秀台に少し引き返して祖母山を遠くから眺めたが、雲に隠れて結局見ることができなかった。ミヤマキリシマは満開だった。
ここから、道の駅「竹田」に向かった。道の駅の看板にあった「花水月」という温泉に入り、またまたJoyfulというファミレスで夕食を摂って道の駅に戻り車中泊した。