予定した四国内の9城を訪問したので、今日は、自由時間となるので、朝はゆっくりした。9:45東横イン高松中新町を出て、栗林公園へ行った。折角ここまで来たのだから、是非寄りたかった。いつ頃かははっきりしないが、一度来たことがあるが、何も覚えていない。駐車場をやっと公園の北に見つけ、10時頃栗林公園北門(藩政時代の正門)から400円を払って入園した。入口で貰った案内図に従って園内を散策した。
公園は、寛永年間(1620頃)と氏之藩主生駒高俊が、紫雲山を背景に南湖一帯を造園し、のち寛永の末に入封した松平頼重が修築、拡大を重ね延享2年(1745)に完成したもので、以来、明治に至るまで松平家下屋敷として使用されてきた。また、園内には総数51科、172種、約32,000本の樹木が生育しており、造成、水、建物、樹木の配列が真に見事である。総面積約23万坪(約75万㎡)で特別名勝に指定されている。何故、これが日本三名園に入ってないのか不思議である。水戸偕楽園よりは、変化に富んでいて遥かに素晴らしいと、思う。
掬月亭では、700円で座敷で抹茶と菓子を楽しんだ。これは、藩主が使用した茶室で大茶室と呼ばれたとのことで、けた外れに大きい。部屋からの観賞を妨げないように雨戸の戸袋はなく、特別な工夫がしてある。
園内を散歩していた地元の方に一番の景観場所を聞くと、飛来峰から偃月橋越に南湖の脇に浮かぶ掬月亭が写真に一番良いと(入場券の写真にも使われている)。構図を変えて何枚もの写真を撮った。
2時間弱見て廻り、駐車場を出て高松港フェリーポートに向った。時間的にも急ぐことなく、また、帰りに瀬戸中央高速に載る予定でいるため、宇高国道フェリーに乗ることを計画していた。フェリーポートのレストランでかやくうどんの昼食と、同じ建物内にあるコンビニでアップルパイと牛乳を買って食べた。
13:20発のフェリーで、1時間の瀬戸内海の風景を楽しみ、宇野港に着いた。高速に載らず、一般道をゆっくりと、マンホールの写真を撮りながら、16:00妻の実家に到着した。小生の実家は、車で10分の距離にあるが、両親がなくなってからは、誰も住んでいない。19:30頃、大阪から高速バスで息子がやってくるので、雨のため迎えに行き、妻の両親と4人で大御馳走の夕食を戴いた。明日は、妻の9回目の祥月命日である。