せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

啓蟄の候に、ワクワクする芸術のこと

2019年03月06日 | アート・文化

↑目を楽しませてくれるご近所の梅の木たち

咲き誇ったと思ったら、散り始めている梅の花。

三寒四温の折、
とうとう今年も「啓蟄」の候を迎えました。

冬ごもりしていた虫たちが,ぞろぞろと土や木から這い出てくるように、
人もぞわぞわと活動したくなり、ワクワクと始動する季節です。

そこで、今日は大好きなアート、芸術から、映画のことを綴ります。

育児中は、自分の好きな映画をのんびり鑑賞するという
趣味からは遠のき、観るものといえば、
子ども向けの話題の映画、
アニメやハリウッド系が多かった昨今。

そろそろ、子どもも友人たちと好きな映画を観る
年齢になってきたところで、

シネマの趣味を少しづつ、復活。

昨年、誕生日月の自分へのご褒美で、
駆け込んだ「フランス映画祭2018」
そこで上映された映画がとても素晴らしく。

これは皆さんにも観て欲しいなぁ、と思っていました。

今年、一般公開されると聞いていたのですが、
それがこの3月から。

英題は「See You Up There」(お会いしましょう)
日本語では「天国でまた会おう」となってます。

戦争の哀しい物語がベースです。

二人の生き残った兵士の寂しくもユーモラスなやり取りが、
家族愛とは何か?平和とは何か?と訴えかけてきます。

そして、披露されるダンスも、衣装、仮面のモチーフも美しく、
完成度の高い芸術作品として、鑑賞できます。
ポスターも絵画のように素敵です。

公式サイトはこちら
http://tengoku-movie.com/

昨年の映画祭では、監督アルベール・デュポンテル氏のインタビュー、
Q&Aが行われました。その様子がこちら、(その場にいました!)

監督、脚本、出演と、一人何役もこなす彼を
芸術家として、とても尊敬します。
http://unifrance.jp/festival/2018/latest/687/

映画をご覧になった後、お読みいただければ、
なお理解が深まることでしょう。

原作は読んでいないのですが
終わり方は、どうも違うらしいです。

興味のある方は、原作を読んだり、
ぜひ映画館に足を運んでくださいね。

「フランス映画祭 2019」は、6月20~23日に
神奈川・横浜みなとみらいホール、
イオンシネマみなとみらいで開催される予定だそうです。

今年は、主催のユニフランスが設立70周年、
横浜と仏リヨンの姉妹都市提携が60周年を迎える記念すべき年とのことで、
どんな映画が上陸するか、今から楽しみです。
今年も、誕生日月に、忘れず行けますように!

ただいま年度末、慌ただしい毎日です。
乗り切ったら、ご褒美に映画(再度鑑賞したい)と思って、
頑張ります!

芸術に触れると、新しい発見があったり、視野が広がり
自分自身の、感覚や感情の動きを、見つめることにもなり、
結果的に、心の余裕が生まれます。

それが、自分の仕事や生き方にも生かされるのです。
日頃、仕事関係や周りの人間関係への感謝で目一杯な私です。

遠く海を越えたフランスで、
極めている芸術家たちに想いを馳せて。

素敵な作品をありがとうの気持ちを込めて。
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