内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

毎回言いますが、ひいた方が被害者です。

2018年02月03日 | 交通違反
よくある死亡事故の例として
『道路に寝ている人を轢いてしまった死亡事故』というのがあります。

全く個人的な意見を言わせてもらえれば
道路交通法では道路で寝るという行為そのものを禁止しています。

そして死亡事故であれば加害者側にはたとえ落ち度が低くても15点が付いてしまいます。
※もっととんでもない状況なら点数が付かない事もあります。

ただ取調べの中でよく言われるのは
◯ハイビームなら発見することが出来た。
◯スピードが制限速度なら十分避けることが出来た。
これらは加害者にも多少の違反があった場合ですね。

あるいは
◯見つける事自体が運転者の義務だ。
◯どんな場合でも結果の責任は取らないといけない。

でも僕はこういう事故で感じるのは
そもそも道路で寝るという違法行為をしている人がいる可能性を想定して運転している人なんていませんよという話です。

赤信号で突っ込んでくる歩行者に比べれば被害者の悪質性は低いでしょうけど
どこに寝ているか分からない『イカれた人』を常に確認しながら運転するなど現実的ではありません。

そもそも違法な人がいる可能性までを想定する注意義務はないと僕は思います。

それを踏まえて今回の御依頼。
深夜に路上で寝ている酔っ払いに気付かず踏んでしまった事故です。

ただし今回のポイントとしては
見通しが良く制限速度もそれほどではない道路だったため取調べもかなり厳しいもので
僕の事務所に御相談を頂く段階では既に刑事処分は罰金刑が確定してしまっていました。

本来なら意見の聴取の前に罰金なしという結果を取っておきたいところですが
既に決まっているなら仕方ありません。

まぁ意見の聴取で聴聞官から「罰金刑受けてるんですよね?」みたいなことを言われたら
「●●万円の罰金なんて本来0円からの誤差みたいなもんですわ(笑)」と切り返す予定でしたが、
何回も行ってる県警本部でしたので特に波乱も無く、180日の免許停止に軽減成功。

御依頼者様も仕事で運転する方でしたので涙ぐんで喜んでくださいました。

ちなみに
今回の場合は『この事故で助かる県』でしたので比較的スムーズでしたが
これが【この事故で助からない県】だった場合には引越しまで視野に入れて動きますが、ネットに出回っている【どこどこが甘い】という情報は
ほとんどが勘違いですので、未だにそれを信じて免許証の住所だけを不正に変えて、発覚して捕まる人のなんと多いことか・・・

最後に重要なポイントですが、
警察官って『軽減される人は軽減されて欲しい』と思ってる人が結構多くて
『間違ったことをやってダメになる人』というのは毎回のようにいるんですよ・・・
実際この日も話を聞いてると助かりそうなのに間違ったことをやってダメだった人も何人もいました。
その中には自称専門家のような人が一緒に来ていた人もいました。

ただ僕は御依頼者様は守れますが御依頼者様以外はどうしようもなく、
そこは「相談する相手を間違えましたね」としか言えないのです。


重要な事は正しい知識と正しい行動、これだけの話なのに
正しい情報がほとんど無いというのが現実なのです。

運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年の内村特殊法務事務所
代表:行政書士:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL03-5285-1840:090-9341-4384


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