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合格率という数字

2015年06月03日 | 雑談
資格試験を受ける際に『合格率』を重視する人は多いです。

僕の持っている行政書士という資格ですが、人気の資格ということもあっていろんな資格試験予備校で受講受付をやってます。

昔はあまり難しい試験というわけでもなく
合格率も結構高かったらしいですが、最近では難化傾向というか出題の傾向が難しいものになり、
当然合格率も低くなっています。

ちなみに、僕が落ちた平成17年の合格率は2%台、合格した平成18年も4%くらい、
最近だと8~10%くらいと資格試験の中でも相当に低い確率ですが、それが本当の合格率かといえば
これは『否』です。

まず試験会場に来ると
もちろん会場によって違いますが
多いところでは1割くらいの受験者が来ていません。

つまり申し込みはしたけれど途中で諦めたかやる気が無くなったということですね。

受験者数を合格者で割ったものが合格率ですから、試合放棄した人は不合格者に入ります。
そして予備校などに通っていると受験者の温度差というか、
1:何が何でも合格しようとしている人、
2:もともと頭が良いので流しても合格する人
3:なんとなく受験している人、
4:資格試験の受験生という立場なら働かなくても親が面倒見てくれる人
5:やる気もなくてなんでいるのか分からない人
6:そもそも勉強自体向いてない人
7:口ではやる気があるように装うけど行動が伴ってない人

言うまでもなく合格するのは1と2の人で、3以下は不合格の側です。

そして僕の感覚では3~7で全体の7割はいるような気がします。
ちなみに一番多いと感じるのは7です。

これは格闘技も似たような感じで
「プロになりたいっす」などと威勢よく言ってるけど
それだけの練習をしている奴はあんまりいないなと思います。

まぁ格闘技の場合はプロモーションが一杯あるので
いろんな要素を加味すればプロっていう肩書き自体はそんなに難しくないかもしれませんが、
やはり【プロフェッショナル】っていうのは食えるかどうか以前に【凄い】かどうかはもっと重要だと思うのです。

ただ、格闘技の場合はプロ志向の人もいれば健康づくりの人、ダイエットの人、
単に楽しみに来てる人、関わり方は人それぞれですので自分に合った取り組みが正解ですが、
資格試験に関しては合格以外の目標は本来ありえません。

話を戻すと、
つまり単純に計算して
受験者10万人の試験で合格率が5%だとしても
実際に必死に頑張ってる人とほぼ才能で合格できる人=本来の競争相手は全体の3割以下
そうすると10万人中の5%=5千人ではなく、3万人中の5千人=60%と考えるべきだと思うのです。

と言いながらも
受験生から合格率云々の話をされるとつい「人の合格率みたいな細かいことはいいんだよ(笑)」と答えてしまう僕なのです

行政書士内村特殊法務事務所
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