不満は出るもの

派遣村にいる人々から
「もっと世話を焼いてくれ」という不満があるというニュースを見た。

文化の発展が往々にして自然の摂理に反することであるなら
そういう欲求は人間として当然なのかもしれないな

人間って
どんな環境においても不満は出るもんなんですよ
どんなに強くなっても『もっと強くなれるんじゃないか』
どんなに金を持っても『もっと儲かるんじゃないか』
ある意味プラスの自己依存です。
『○○しなかったら弱くなるんじゃないか』
『金が減るのは嫌だ』
こっちはマイナスの自己依存です。

その昔
阪神淡路大震災という地震がありました。
僕は当時現場の近くに住んでいました。

仮設住宅を作る仕事っていうのがあったんですよ。

みんなフル稼働です。

初めの要求は「とにかく雨風さえ凌げればいい」だったんですが

箱が出来てくると「窓がガタつく」「床がギシギシいう」

どんどんハイレベルな不満が噴出します。

心理学者のマズローは『欲求の段階』として
下位の欲求が満たされれる事で上位の欲求に移行すると論じました。

極端な話でいえば
『死にたくない』が満たされることで『向上したい』につながる、と

要するに『もっと○○』です。

派遣村の件については、働ける能力のある人に関して言えば『甘え』でしょう。
言いかえれば向上欲求の他者依存です。

僕は今回の派遣村に関しては
行政はよくやってると思います。

不満があるか無いかでいえば
無くなることなんてないのですから

一部偏向報道にあるような【不満があるから行政は怠慢】
という括りはおかしいと感じます。



とりあえず
「相談に何回も行かないといけない」と愚痴ってた若者、
仕事してないんだったら時間はあるんじゃないのかな？

少なくとも僕は手間と労力を惜しむような、
そういう態度の人間を雇いたいとは思えません。

内村特殊法務事務所
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