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選挙のオマケ

2009年08月31日 | 雑談
今日は選挙でした。
そんなネタはいくらでもあるだろうから
ちょっと斜めから見てみたい。

衆院選挙と時を同じくして
というかセットで、
最高裁判所裁判官の国民審査というイベントがある。

簡単にいうと
辞めさせたい最高裁判所裁判官に×マークをつける、
それが沢山あると、そいつはクビってイベントだ。
※正確には【罷免】というがクビでも意味はほぼ同じです。

裁判官っていう職業は立場上非常に強い身分保障があるから
めったなことではクビにならない、
世の中にはかなりの数のとんでも裁判官が散見されるが
とりあえず最高裁判事に関しては
国民の審査に付される機会があるということだ。

ところが、
この国民審査の用紙には名前しか書いていない、
これでどの裁判官がどんな裁判を担当して
どんな判決を出したかが分からない
そんな中で『ダメな人に×を付けろ』なんて言われても
大抵は即スルーだ
当たり前だが何も書いてなければそれは
国民がOKを出したってことになる。

これを改善するのは簡単だ
良いと思った裁判官に○を付ければいい
○が付いてない裁判官は全員クビ
ネットでいいので
それぞれの担当裁判や判決も見られるようにしておけば良い

そういう行動こそが
法務省の提唱する
『開かれた司法』への近道ではないだろうか?

開かれた司法という言葉の意味するところは
低レベルな弁護士を濫造することでもなければ
裁判に一般人を参加させればそれで良いというものでもない

実務面では裁判官を増やすなり
(もちろんある程度選べるようにして)
裁判所を増やすなり
裁判所を24時間営業にするなり

やればできることを
なぜやらない?

法律こそ
コンビニであるべきだ



国家の専横から国民を守るという憲法の理念を実現するために
法のあり方、執行の仕方も『人』のためであるために
『誰もが関わることが出来る』のが
『開かれる』という意味だと思うんですよ




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