この建物は??という質問に答えられる方は、人生の大先輩です、きっと。
今は、6階建てマンションに様変わりしてます。
旧田中善助邸。このお宅の持ち主さんは「この建物を残すことができなかったことが悔しい」と、おっしゃってたとか。建築家としてそんな悔しい思いをさせてはいけないのではないかとずっと悩まれているとのこと。
建築文化を語り継いでいくのもひとつの使命だと語る設計士:滝井氏の講演会でした。
上野西部地区住民自治協議会:産業・建設・町づくり部会長:田中氏挨拶。
講師:滝井利彰氏
だんじりの飾付の日と重なってしまって残念ですけど、聴講された方はみなさん興味津々のご様子でした。
歴史的な建築物を「文化」として残しておきたいですね、現在この城下町に住む者として町並みや景観を考えるきっかけにしてほしいですと、おっしゃってました。
当日レジメより
戦災に遭わずにすんだ町並みは「江戸時代の町割り」と現在とほとんど変わっていません。城下町としてとても貴重かつ有難いこと。
伊賀上野の城下町は「入母屋造り」の町家、間口は狭くても奥に深い「うなぎの寝床」状のお家が多い。
残念ですけど、暮らし難さゆえかどうかはわかりませんが、瓦屋根の連続した町並みは少なくなりつつあります。
でもね、生活していく上で、多少の不便はあるけれど「住めば都」です。いいとこなんだから(笑)
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