溜まる疲労。香りは大事１

先週の金曜〜今週きつかった。特に今週月曜。

そしてきつい担当は今月いっぱい続く。もうある程度手抜きで行くしかない。

師匠おばあはきっちりしてる人だから、どんな汚れも見逃さない、洗面は徹底的に磨き上げる人だけど、そんな事やってたらとてもじゃないけど全部終わらんのよ。私のスキルでは。

けどそんな師匠おばあ（休憩所において隣の席）の更に上を行くのが映画、ドラマ、スポーツ、あらゆるゴシップに強い隣の隣のおばあ（ベテランおばあ）だった。

私の担当エリアは3つに区分されていて月ローテで回っていく。私、師匠、ベテばあで、先月私が2週間担当したゾーンは今月ベテばあがやっている。

雑談する時はとても優しく面白いベテばあなんだけど、師匠おばあが言うには掃除に一番厳しいらしい。私にはそんな面はわからなかった。先週までは。

たまたま更衣室でベテばあと2人になった事があり、私は「（私の担当してた所で）気になった所はありませんか？」と、一応聞いてみた。

厳しいと聞いてたので私は交代前の日、というか前々日から徹底的にやったつもりだった。だからほぼ「大丈夫！ちゃんとしてた！」とか「もう完璧にやってて感心しちゃった！」とかまで期待していた。ところが人が良さそうなベテおばは言いにくそうにうーんうーんと唸っている。「どうしようかな、うーん」

・・・・・・ショックを受けながらも促して教えてもらったら、なんて事ない私も自分で気になってた、でも時間なくておざなりにしていた部分（ゴミ袋の付け方）だったので、まあめんどくさいし別のおばあにすでに質問したら「そんなの適当でいいよ！」と言われた部分だったけど、甘んじて受け止めた。

ただ「師匠おばもそうしてると思うし、○○手帳にもそう書いてあると思うんだよね」と言われたのがなんだか、小さく傷ついた。なんだか、師匠おばがそうしてるのを見てるはずなのにあなたはしないのね、手帳にもそう書いてあるのにちゃんと見てないかやらないのね、と言われてるようで。

私はおばあにゴミ袋の付け方まで指示はされてないし、なんとか手帳はもらってない。あとから師匠おばに手帳てなんですか？と聞いたら古いから今もう変わってるし見なくていいと言われた。

真須美と美子に比べたら全然受け止められる指導だし、何も気にすることないのに私は一日どんよりしてしまった。

それはいつも優しく面白いベテおばが、師匠おばのように甘やかしてくれなかったのがショックだったからだと思う。でも基本優しいベテおばは次の日にも気にしてくれてて「そちらから言ってくれて良かったです」とか言ってくれた。

本当は褒められたくて声かけたんだけど、結果良かったから良しとしよう。

それにしても膝に悪い初期担当（クソ暑くクソ寒い野外を含むゾーン）と比べてこっちのエリアは厳しかったけど、その中でも一番厳しいゾーンの今月なので、慣れないのもあって今週は本当に疲れた。昨日はまだ木曜で今週あと一日あるのに体が重くて仕方なく、ぐったりしていた。

そんな私に必要なのは、猫と美味いものは言わずもがな、更に好きな香りに包まれる事だった。