レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「椅子クソ兄弟」前編エビナスブタ作

2009-03-14 22:54:14 | 小説
 「椅子クソ兄弟」前編エビナスブタ作
 俺がホラ吹きで有名な先輩と
旅行していたときの電車での本当の話。
 トイメンにカップル風の男女が座っていたんだ。
 男はかなりのイケメンだがヤワな感じで
凄く痩せていたんだが、
問題はその隣。
はっきり言ってデブのブス女。
 それだけでも笑ってしまいそうなのに、
凄く小さく見える弁当をくちゃくちゃ音をたてて、
凄い勢いで食べ終えると、
隣の男がちょうど3分の1くらいまで
同じ弁当を食べているところで、
いきなり「あんたはダイエット中だから、
そのへんにしなさい」と言って
その弁当を横取りして
同じようにくちゃくちゃと犬のように食べ終えると
プーと大きなおならをしたんだよ。
 俺はしっかりと笑いをこらえたが、
隣の先輩は大笑いしてしまったんだ。
 普通ならここで気まずい雰囲気になって、
どちらかが席をはずすところなんだろうけど、
そのデブ女、先輩を指さして
「あんた今私の顔を見て笑ったでしょう」と
ずうずうしくも怒りだしたんだ。
 先輩が怒りだすかと思ったら、
多分、ホラ話をしたかったんだな。
 「いえいえ、そんな、奥さん。違いますよ。
思い出し笑いです。本当ですよ。
きっと、奥さんも私のガキの頃の話しを
聞いたら笑いたくなりますよ」と
平然と言い返したんだ。
 そしたら、そのデブ女意外にカンが鋭どくて
「私を笑わせる自信があるの」って、
先輩の顔を見て言うんだ。
 「なんせ、本当の話だから
自信もへったくれもないけど笑っちゃいますよ。
なんせ、椅子クソ兄弟の話ですから」と
先輩は相変わらず丁寧だか、
ガラが悪いのかわからない話し方をした。
 するとそのデブ女「あら、椅子クソ兄弟の話し」って
いかにも知ってるかのような言い方をして
 「でも」と急に小声になると
 「小さな声で話しなさい」って真顔になったんだ。
先輩は予想もしないデブ女の対応に
少し考え込んだ後
 「では、汚い話しなんで、小声で」と言って話し始めた。
 「私がまだ小1の頃、
うちのクラスと隣のクラスに双子の兄弟がいたんです。
何の授業だったかは忘れたんですけれど、
授業中、凄いにおいが後ろの方からしてきたんです。
そのときは、
誰かがすごい屁でもしたんだろうなあくらいに
思っていたんですが、
授業が終わったら大騒ぎ。
なんと、双子の兄の隣の席の椅子の上に
きれいなとぐろを巻いたうんこがのっていたんです。
そう、奥さんが思っているとおりですよ。
それだけじゃなく、
隣のクラスも奥さんが考えているとおりで
大騒ぎになったんです。
で、誰となく、
その双子の兄弟を椅子クソ兄弟と呼んで
いじめるようになったんです。
でも、二人とも「僕はしてない」とシラをきり続け
必死にいじめに耐えていたです。
 でも、誰もがその兄弟が犯人だと思っていたものだから
いじめはひどくなるばかりです。
もちろん、謎は残りますよ。
わかりますよね。
どうやって、うんこを椅子の上に移動させたのか。
しかも、きれいにとぐろを巻いたままの状態でということ。
どちらのクラスも欠席した子の椅子の裏には
落書きがあったので、
椅子を取り替えたということではないんですよ。
しかし、
その謎こそが双子の兄弟が
犯人である証拠のようなもんだったと
みんな思っていたんです。
まあ、そんな謎はいいんです。
問題はその後です、
数週間ぐらいしてからのこと、
校門の前につるっぱげで相撲取りのような大男が
刃物のようなものを持ってたっていて、
その両脇に椅子クソ兄弟が両手を組んで立っていたんです。
(続く)

改作「バレバレおバカ女」

2009-03-14 21:32:29 | 小説
改作「バレバレおバカ女」

 「何笑ってんのよ、まだわからないでしょう」
ヒトメがムキになって言う。
 「もう、あきらめなさい」
もとこは何故木太郎が笑ったのか充分理解していたので、
冷静に言う。
 「よく先生冷静でいられますね」
ヒトメはまだムキになる。
 木太郎はますます笑いだす。
 「引き算できるかよ」
横からおちたがバカにしたように言う。
 「何私そこまでバカじゃないわよ」
 木太郎は腹を掻きだす。
 「ヒトメ、もうやめなさいよ。」
 「うるさいわね。アユメ、
もとはと言えば、あんたが余計な一言
言ったからいけないんでしょう。」
 「バラしたのはあんたでしょう」
 「あー、私がみんな悪いのよ」
もとめが横からヒトメをなだめるように言うが、
木太郎がまだ笑っているので、
ヒトメは木太郎の方を見て、さらに腹をたてて言う。
 「あんたねえ、どうしてわかるのよ」
 「あははは、だから、おちたが言ったじゃん。
引き算してみろよ。自分の番号はわかってんだろう、
多分、後で泣くよ」
 木太郎はそう言ってまた大笑いする。
 周りの女子もヒトメを冷たい視線で見る。
ヒトメは周りの視線に気づき、
 「えーと、誰かさんが4票でしょう。
レイカとアユメは3票でバレてるでしょう。
もとめ先生も1票でバレてるでしょう。
6-3は3人でしょう。私ともとこ先生とひさめ。
まだ、わからないじゃない。」
 「あのさー、木太郎は最後の票を知っていて、
ホウセイを恨めって言ったんだよ」と
おちたが今度は優しく助け船を出し、
 「さらに言えば、ビリはホウセイが決めるってことだよ」と
付け足す。
 「だから、ビリはホウセイくんがが決める訳でしょう?
でも、1位が同点の時はくそたくんが決めるんでしょう」
 「ヒトメちゃん、木太郎はくそたにはふれなかっただろう、
だから、くそたの出番はないんだろう。
そうだよな、木太郎」
 「おちた、もうこれ以上笑かすなよ、
そうだよ、オケツを掘ってよーく考えてくれ」
 木太郎はさらに笑いだし、
 「おなかが痛いと」
 と言いだす。
 「えー、優勝はえー、6番のえー、
じゃあ、ビリをホウセイくんが決めるっていうことは、
えー、もとこ先生が残る、
そして、私が後で泣く、えー」
 ヒトメはやっと気づいた。
自分ともとこが0票で、
残りの1票が6番かレイカ、アユメ以外
すなわちもとめなことに。
 「えー、残りは6番かもとめ先生なの本当?」
 木太郎は
 「さすが、オケツを掘る女」
とまたバカ笑いする。
 「オケツを掘ったのは、もとめ先生よ。
もう、勘違いしないで、
でも、ホウセイくんには
私かもとこ先生かはわからない、
あっ!」
 木太郎はまだ笑いが止まらない。
 「そう、3-2=1だろう。」
おちたが補足する。
 「えー、全員バレるんだ。
でも、まだチャンスはあるんじゃない?」
 「可愛そうだから、ホウセイもう言っちゃえよ
それに木太郎そのうち笑い死にするぞ」と
永久が言う。
 ホウセイは頷くと、笑ってる木太郎の代わりに、
 「優勝は6番のちうめさんおめでとう。
そして、ごめん、ヒトメちゃん、
ビリは2番。そう、ヒトメちゃん、
207号室行き、僕を恨むなよ、
恨むなら、もとこ先生の美貌を恨んでくれ」と
笑いながら言う。
 「何でよ、何で、わかるのよ。
それに、そんなにいいなら、
なんで、もとこ先生に票入れないのよ。」
 「だから、ビリはホウセイが決めるっていうルールだから、
誰もわざともとこ先生には入れなかったんだよ。」
おちたが言う。
 「えっ、どうして、
1番がもとこ先生ってわかったのよ」
 「はーい、もうおしまい。
ヒトメさんもうあきらめましょう」と
もとこが笑って話しをさえぎる。
 「ヒトメちゃん、ごめん、
俺がもとめ先生にいれちゃたんだ」と
おちたが言う。
 「ありがとう。おちたくん」
もとめも今になって自分も危なかったことに気づいた。
 「ねえ、一つだけ教えて、
どうして、1番がもとこ先生って皆わかったの」
  ヒトメは泣きそうな顔で言う。
 男たちは顔を見合わせた後、
 ホウセイが
 「オーラが出ていたんだよ。
一人だけ、はっきりと」と言って、
ごまかした。
(続く)
 

レイジー編「妄想路線に椅子クソ兄弟か」

2009-03-14 20:31:02 | 小説
レイジー編「妄想路線に椅子クソ兄弟か」

松波「オケツを掘るの前に変な奴が来たな」
デルホイ「そうきたか」
松波「妄想路線に走ったな」
デルホイ「うーん、もう一丁いく」
松波「どっちらけでもいいから、いくか」
デルホイ「いこう」
松波「でも、クソ椅子兄弟来たらどうする?」
デルホイ「椅子クソ兄弟だろう」
松波「どっちでも一緒だろう」
デルホイ「たしかに、きっと干し首酒以来の
タイトルだけの駄作だろうから心配するな」
松波「でも、ホワイトデーにどう関係するんだ」
デルホイ「まさか、クソがホワイトか?」
松波「それはさすがにないだろう」
デルホイ「その前にみそ汁ババアだぞ」
松波「ミソクソはないなあ」
(続く)

改作「オケツを掘る」

2009-03-14 19:11:14 | 小説
改作「オケツを掘る」

 「えー、では行きますよ。
6番、
次、また、6番、
次はなんと
また6番、
さあ次、
5番のレイカちゃんか
4番のアユメちゃんか、
謎の6番さんだと本当にリーチですよ。」と
ホウセイが言うが、
さすがに今度はひっかからない。
 「さあ、次は誰かな。何番かなあ」と
木太郎が実はどきどきしている4人と
正体はバレたが違う意味でどきどきしている
アユメとレイカを冷やかす。
 「さあ、次を行きますよ。3番でした。
これで、あと2票です。
2番さん、1番さんは危ないですね。
207号室が近いですよ。
アユメちゃん、レイカちゃん
6番さんはもうすぐ本当にリーチです。」
 女性陣は木太郎とホウセイの挑発に
文句を言いたくなったが必死にこらえる。
 「えーでは、行きます。
うー、あー、あー、おー」
 「じらさないでよ」
 思わずアユメが言う。
 「とにかくしゃべらないで、
挑発にのっちゃだめよ」
 もとめが釘を刺す。
 「えー、では、可愛そうだから言います。

おめでとう。6番さん本当のリーチです。]

そして、1番さん、2番さん
207号室行きの最短距離です」
 明かに6人のうちもとこを除く2人が動揺しているのは、
男たちからはわかった。
 「さあ、行きますか。
最後は、そうですね。
今回の発表順番の配列に
貢献してくれました
木太郎くんに発表してもらいます。」
 「えー、最後を
私木太郎が男らしく発表させてもらいます。
行きますよ。
言っておきますが、
私を恨まないでくださいね。
207号室行きを決めるのは、
ホウセイですから」
 「あーやっぱり」と
さんざん生徒にしゃべるなと言っていた
もとめがうっかりしゃべってしまう。
 「その他人事のような言い方、
もとめ先生は3番ですね」と
ホウセイがずばり言う。
 「先生たら、自らオケツ掘って」
 「ヒトメ、それ、墓穴よ」
 「何言ってるのよ、
アユメ、バケツ掘ってどうするのよ。
オケツでしょう」
 「お二人いえ、
あともう一人がおバカなことは充分わかりましたので、
もう笑かさないでくださいね」と
木太郎が言うと、男たちは爆笑する。
 「現在、6番誰かさん、4票、
5番レイカさん3票、4番アユメさん3票、
3番もとめ先生1票、あっはははあ」と
木太郎は残りが何番かを知っているだけに
笑いが止まらなくなってしまった。
(続く)

第?弾「みそ汁ババアVSスニーカーおじさん」

2009-03-14 18:00:54 | 小説
第?弾「みそ汁ババアVSスニーカーおじさん」

 「今度はさっきの臭い変な女と
凄く不細工で厚化粧の白塗りババアが来てますのよ。
お兄さまきっと変な宗教よ。
せっかく風呂でにおいを消したばかりですのに。
早く、退治してください」
 「うーん、しつこいのう。
おまえは家に隠れとれ。
ちょっと、わしは様子を伺ってくる。」
 「かしこまりました。お兄さま」
 大玉教授は様子をうかがうと、
変なババアの顔を見て驚いた。
 しかし、ババアの方が先に教授に気がつく。
 「あらあら、お偉い教授だと思ったら、
太郎ちゃんじゃないの。
あーた、まだ、ズック履いてんの」
 「何を言う。シロズラが。
これはスニーカーじゃ。
相変わらず、あほな奴だ。」
 「ふーん、あの太郎ちゃんが高名な教授ね。
何で、氏名変えたのよ」
ババアは急にため口になる。
 「うるさい。さっさとけえれ、
それに、相変わらず臭いのう。」
 「言われなくても、帰るわよ。
どうせ、インチキ教授なんでしょう。」
 ババアはそう言うと、
あっけにとられるもとえの手を引いて、
さっさと帰る。
 「しゅうこ、しゅうこ、塩まいて置け」
教授はそう言うと、家の中に入る。

 「あのー、お母様、よろしいんですか、
教授にあんなことおっしゃて」
 「あらあら、お見苦しいとこお見せして。
これは秘密ざますよ。あおむに怒られますのよ。」
 「はい、でも」
 「あの太郎はね。私の天敵なのよ。
頭の悪い癖に口だけ達者で。
昔から小汚いズックしか履けない貧乏な家で育ったクセに、
私のことをシロズラだなんてバカにして。
本当、先生もあの男には気をつけるざますよ。
きっと、どこか金持ちの養子になって、
その養親を殺してあの豪邸を乗っ取ったのよ。
そして、きっと金で教授になったのよ」
ババアは教授の話になるとまた口調が変わる。
 「はあ、でも」
 「あおむには内緒よ。
あの子父親に似て凶暴ですのよ」
 「あのあおむ先生が」
 「そう、ざます」
 「やっぱり、校長先生にご挨拶をしないと」
 ババアはもとえの手を引っ張ると、
また、学校へ戻った。

 「お兄さま、太郎ちゃんって誰ですの?
あのババア、お兄さまに向かってあんなことを。
犬みたいじゃありませんか」
 「うるさい、しゅうこ、あのババアの話しはすんな」
 「ご、ごめんなさい。お兄さま。」
 「いいか、
今度、あのババアを見かけたらすぐ家に逃げろよ。
殺されるぞ。さっきの指輪みたか。ありゃ高いぞ。
きっと、どこかの養子になって、親を殺したんだな。
あのババア、
ガキの頃は風呂も入れないほど貧乏な家じゃったんだから、
今でもニオイだけは消えんのじゃろう。
ああ臭い臭い、わしも風呂に入るぞ」
 教授はそう言うと不機嫌そうに風呂場に向かった。
(続く)

改作「さあ、発表だ3」

2009-03-14 15:25:22 | 小説
改作「さあ、発表だ3」

 「では、続けますよ。えー4番です。
次行きますよ。おーっと4番。これで
5番と並んで3票で今度こそリーチか」
 「もうひっかからないわよ」と
アユメが思わず言ってしまう。
 「えっ、今何か言いました」と
ホウセイが笑う。
 「おバカね、アユメ、あんたバレたじゃないの」と
 ヒトメがホウセイの笑い顔をみて
勘違いしてそう言ってしまう。
 「何よ、あんたのせいでバレたでしょ」
 「あー、ごめん」と
ヒトメが口をつぐむ。
 「どっちもどっちだね。
木太郎の作戦だけど、本当に、
また、ここでひっかかるとは」と
ホウセイが笑う。
 「まずいじゃないの」と
バラした本人のヒトメも少し慌てだす。
 「いーい、もう絶対しゃべるんじゃないわよ」
もとめが真顔で言う。
 「とりあえず、現在の状況を発表します。
5番アユメちゃん3票、6番レイカちゃん3票、
残りは6票です。残りはあと6票です」
 もとこは少し考えると、
 「あー、これはまずいわ、
下手すると全員バレるわよ」と
言いながらも慌ててる様子はない。
かえって、他の女性陣を動揺させている。
 「えー、どういうことですか」と
またひさめが質問するが、
 「とにかく、もうしゃべるのやめましょう」と
もとめが唇に右手の人差し指をあてる。
(続く)

改作「さあ、発表だ2」

2009-03-14 12:01:03 | 小説
改作「さあ、発表だ2」

 「それでは、行きますよ。
番号は並んでいる順ですよ。では、5番」
 女性陣はしーんとしている。
匿名だからだ。
後で、優勝者とびりだけ誰だか判明する訳だ。
 「えー続いて、4番」
 また、誰も表情も変えない。
 「ちょっと、先生たち、
少しは演技でもいいから反応してよ。
面白くないじゃん。」
くそたが言うと、
 「そうだよ。」と
木太郎も同調する。
 「ちょっと待ってね」
もとこは女性陣を連れて、どこかの部屋に行く。
 「少しは反応するかと思ったがなあ。
うーん。配列が悪いかなあ。」と
ホウセイが言うと、
 「もう一回、配列を考え直すか」と
永久も言う。
 「よーし、俺たちも作戦会議だ」と
くそたが言うと、5人は永久の部屋に行く。

 「あれ、誰もいない」
アユメが言うと、
 「多分、私達の反応がないので
配列を変えに行ったのよ」ヒトメが言うと、
 「とにかく、優勝者とビリしか
誰だかわからないようにするんだから、
さっきの打ち合わせどおりよ」と
もとめが言う。

 男たちが戻ると、早速、ホウセイが
 「お待たせしました。発表を続けます。5番」
 すると、今度は女性陣は拍手をするだけだ。
 「やっぱりな」
 くそたがさっきの配列替えの際、
木太郎の言っていたことが当たってたので思わず口にだした。
 「いいから、続けろよ」
木太郎は言う。
 「えー、また、5番です。
5番の方はもう3票です。リーチがかかりました」
 「えーもう」
 思わずレイカが口に出してしまう。
 「へへへ。ひっかかったな。あはは」
木太郎が笑う。
 「あー」
レイカが顔を赤らめる。
 「おバカね。レイカさん、
一人で二票だから、最高6票よ。」と
 もとこが笑う。
 「やるわね。誰の案、それにしても、
何でリーチなんて麻雀用語知ってるの」と
もとめが言うと、
 「あのーリーチってなんですか」と
ひさめが訊く。
 「なんだ。ゲームやったことないんだ。
ひさめちゃんが5番だったら、ひっかからなかったな」
 おちたが言う。
 ひさめにはアユメがその意味を教える。
 「そういう意味でしたか。」
ひさめは恥ずかしそうに言う。
(続く) 

ホワイトデー企画「弟前編」キモ兄作

2009-03-14 09:07:43 | 小説
ホワイトデー企画「弟」前編 キモ兄作

 「タクロウ、あんたは留守番ね。
どうせ関係ないんだから。
それから、せめて大学くらいは出ないと
どうしようもないからちゃんと勉強しなさいよ。
さあ、行きましょう、ケンちゃん」
 タクロウの母親はそう言うと、
弟の健次郎を連れて、
バレンタインデーのお返しを買いに行った。
 母似の健次郎は
いわゆる某男性アイドル事務所系の
甘い整った顔立ちの美少年で、
サッカー部のキャプテンということもあって、
毎年山のようなチョコを貰ってくる。
 他方、父似のタクロウは
チビデブブタ顔の三拍子揃ったキモ男だ。
だから、チョコとは無縁の生活を送っており、
母も何かとタクロウの方に愛情を
注いでいたように思えた。
 ただ、弟と違って勉強だけはできたので、
一流私大に入学して、
母を見返してやろうと思ったが、
元来小心者であったため、
滑り止めの大学にまで落ちて早くも
浪人が決定していた。
そして、今の母親のイヤミな一言を聞いて、
母からは完全に見放されたような気持ちに陥っていた。
 
 タクロウは二人が出ていくと
家にいるのも憂鬱なので、
気晴らしに近所のゲーセンに遊び行くことにして
家を出た。

 家を出てすぐどこかで見たような顔の男に出会った。
 その男はタクロウの顔を見ると立ち止まると、
同じようにどこかで会ったと考えたのか立ち止まり、
しばらく考え始めた。
 互いに相手の顔を見たことはあるが、
どこの誰だかわからない状態で
側から見ると、
にらみ合いしているような感じであった。
 そして、その男が
「タクニイ?生きてたのか」と言った瞬間、
昔の美少年の面影はなくなっていたが、
たしかに弟の健次郎であることがわかった。
 が、タクロウには
それだけで何が起きたのかわからなかった。
 「母ちゃんは」と思わず訊いた。
 「タクニイ、あれからいなくなったから、
知らないのか。死んだよ。」
 「いつ?」
 「あれから、一年くらいたってからだよ。
母ちゃん、最後までタクニイのこと心配してたし、
後悔してたよ。
長男だから厳しく躾過ぎたから、
小心者になって、この家から逃げ出したんだって、
それから、あのとき一緒に連れてってあげればよかったって」
 「俺が逃げ出した?」
 「逃げたじゃないか。
もう15年たつかなあ、
そうだ、俺が15の時だからちょうど15年、
俺もう30だからさ」
 タクロウは混乱した。
 あれから、15年経った。
ゲーセンに向かって今家を出たばかりじゃなかったのか?
(続く)


レイジー編「今日は何の日?改作の日」

2009-03-14 07:16:00 | 小説
レイジー編「今日は何の日?改作の日」

松波「どうせ俺たちバカだし、もてないし、
だから、今日は改作バカバージョン」
デルホイ「ホイホイ、おバカを晒します」
松波「どっちらけになるないように」
デルホイ「なってもオヤジギャグ連発」
松波「それにしても、
男シリーズは一気にアップした方がいいのになあ」
デルホイ「小出しは逆効果。
ということで、改作おバカバージョン、
ポンポンいきますよ」
松波「そう、俺たちに見栄はいらない」
(続く)

第10弾「危険そうな男3」

2009-03-14 07:02:54 | 小説
第10弾「危険そうな男3」

 「敏江さんは気の強い、傲慢な女性だった。
ちょうど、あなたと同じように。
彼女はいったよ。この僕にむかって、
『東大生だから付き合ってみたけど、
本当退屈だったわ』って。
この僕にむかってだよ。
小学校のころから、
ずっと、一番のこの僕にむかってね。」
 --まさか……。
プライドを傷つけられたことぐらいで、
その人を殺したというの?
それで、今度はあたしを!いやよ!--
 「わたしは彼女と違うわ。
けっして、あなたを馬鹿になんかしていないわ。
本当よ。でも、さっき、言ったことは謝るわ。
許して。ごめんなさい」
 「彼女も最後は同じようなことを言っていたけどな。
でも、一度こわれたものはけっして戻らないんだよ」
 「許して、あたしなんでもするわ。
ううん、あなたの好きなようにしていい。
だから、命だけは助けて。命だけは」
 --わっ、止まったわ。どうする気。
そうだ、車さえ止まれば逃げられるかも……。
駄目だわ。ドアが開かない。どうして?どうして?--
 「オートロックだよ。世間しらずだね。お嬢様。」
 --そうだった。前の彼の車も……。
ああ、どうしよう?--
 「お願い許して。
私を好きにしていいから……。許して」
 --まだ、笑っている。駄目なの。
どうしよう?力じゃかないそうもないし、
凶器になりそうなものも見当たらない。
ああ、これで私も終りなの?--
(続く)

レイジー編「怪しい奴らが同じに登場」

2009-03-14 00:23:49 | 小説
レイジー編「怪しい奴らが同じに登場」

あおむ「怪しい二人がわざとらしくでてきただすな」
オハラハン「今日アップやめたのどう読んだかな?」
あおむ「明日はどうするだすか」
オハラハン「明日は第?弾だけだ、なんて」
あおむ「残りの四人のうち二人は結構バカだすし、
一人は行方不明、ゴッホはセンスないし」
オハラハン「ということはオタクだすな」
あおむ「マネするなだすよ、あおー」
(続く) 

レイジー編「一応考えてるな」

2009-03-14 00:05:22 | 小説
レイジー編「一応考えてるな」

ブエナビスタ「パクリや内容は
ともかく一応考えてアップしてるな」
観月「一番怪しいのはオタクだよ。」
ブエナビスタ「そう思うだろうが、オタクもなあ」
観月「カミサン伝説3作は全部俺だとか」
ブエナビスタ「いや、逆だよ」
観月「フォフォフォイケメン永久だすフォフォフォ」
(続く)