“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

汚染水を薄めても総量は同じ

2013年09月15日 06時00分15秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

「萩まつり」が仙台市の野草園で始まりました。仙台銘菓の「萩の月」のイメージキャラクターが使われています。初日に行ってみました。

萩のトンネルです。

萩は赤紫と白だけかと思ったら、何十種類もの品種があるのをはじめて知りました。

 

福島第一原発の汚染水が一日約300トンも海へ流失しているようです。政策研究大学の小松正之教授によると「水産庁などの調査を注視したが、魚介類の汚染が収束に向かっている実感は持てない。サンプルは海面近くにいる浮き魚が中心で、海底にたまった放射能汚染の影響を受け、汚染度が高いとみららるカレイやマダラのデータ開示が少ない」と言っています。そして、アメリカのカリフォルニア沖で捕れたクロマグロから福島第一原発由来の放射性物質が微量ながら検出されていることを紹介しています。

ところで、汚染水タンクがたくさんあり原発敷地内にある地下タンクなどと合わせて、汚染水は43万トン存在しています。大型タンクローリーに積載できる水は20トンなので、大型タンクローリーに換算して21500台に相当する量です。

このタンクローリーは1台が14メートルなので全部連結すると、なんと301キロメートル、福島第一原発から神奈川県までつながるというとんでもない量です。このまま、放置するつもりなのでしょうか・・・

この膨大な汚染水は毎日毎日増え続けています。仮にこの汚染水を多核種除去設備で処理しても、トリチウム(三重水素)は取り除くことができません。汚染水を薄めて薄めて濃度が測定できにくいほどに薄めて海に放出するなどと言っていますが、子供だましにもなりません。

いくら薄めても、放射性物質の総量が減ることはありません、

東京電力は、放射性物質の対応能力なんかないのだけでなくモラルが無いのだから、国が世界中の科学者や原子力発電(軍事も含む)関係者に助けてもらい、金はすべて日本が出す位のことをしないと、事態は変わらないのではないでしょうか。

まず最初に安倍首相のモラルを何とかしないといけませんね。