アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

ファリダット ダービー卿CTに出走 他

2010-03-31 22:06:54 | 競馬
ファリダット ダービー卿CT出走へ
賞金的には完全に除外対象だったファリダットだが、
57.5キロのトップハンデを課されたため、
ハンデ上位の優先出走権により出走が可能になった。
出否は半々だったようだが、出る方向で固まったようだね。
調教はポリトラックでアンカツが乗って、馬なりで抜群の動き。
追ったら鋭く伸びそうな絶好の気配で、前走から大きく変わりそう。
出るからにはなんとしても賞金を加算したい。

正直、ハンデは57か56.5かなと思っていたのだが、
京王杯と安田記念の3着を大いに評価されてのハンデとなった。
賞金的には、その辺の準OP上がりと何も変わらないんだけどねえw
重賞で、この賞金でこれだけのハンデを背負った馬を他に知らないが、
(ロイスアンドロイスがG3に出たら、くらいしか思いつかない)
そういうジャッジに相応しいレースを見せて欲しいもの。
中山のマイルはこの馬に相応しい条件ではないが、
秋風Sのスピリタスのように、思い切って乗ってもらえれば。
爆発さえすれば、この相手は敵ではない。
2着に入っておけば各重賞への出走が可能になるので、
最低限それが欲しいけれど、それではG1への出走が叶わない。
やるからには勝ちたいね。勝ってG1へ。
正直、今週はちょっと気が抜けていたがw
気合を入れて応援しないといけないレースが出来て嬉しいな。




皐月賞はネオヴァンドームに騎乗
今年の皐月賞の前哨戦4つのうち2つを制したアンカツだが、
両馬共にダービーを大目標に掲げており、
皐月賞の騎乗馬はいないことになっていた。
これは仕方ないと今年の皐月賞は諦めていたわけだが、
デムーロの来日がなくなって鞍上が空白になっていた、
ネオヴァンドームに騎乗する事になった。
藤原厩舎は競馬に対する考え方の違いで滅多に乗るところじゃないし、
馬主の小林仁幸さんの馬にも一回も乗った事がなく、
まずないだろうと思っていたから、これはちょっとびっくりした。
社台の生産馬だから、そっちのほうから来たのかな。

前走のきさらぎ賞は中団後ろのインを追走して脚を溜め込み、
直線で外に持ち出したところでステージプレゼンスに蓋をされたが、
進路を切り替えてから一気に加速して馬群を抜け出し、
最後はレーヴドリアンの追撃を振り切って重賞制覇を果した。
誰が見てもレーヴドリアンのほうが強く見えただろうし、
実際にそうなんだろうとは思われるけど、
この馬が進路を切り替えてから抜け出すまでの脚は秀逸だった。
あれは中山の混戦を捌くのに役に立つかもしれない。

7番手くらいの馬だとは思うが、チャンスはある部類の馬だと思われる。
思いがけずに訪れた、8大競争完全制覇のチャンス、
レースでは思い切ってインを突く競馬で狙って欲しいなあと思う。




ビービーガルダン 函館SからキーンランドCへ
後一歩のところでまたしてもG1勝ちを逃したガルダン。
G1で2度もハナ差負けをした馬ってのは史上初であり、
これで「競馬史上最も運のない馬」の称号を手に入れたw
といっても、ガルダンの競争生活はまだまだこれから。
歳をとって経験を積んで競馬の事をよく理解して、
同時に、サボる事も覚えて何とも困った馬ではあるが、
本気で走ればまだまだ頂点の1頭であることを証明した。

これからしばらく休養して、次は函館の函館スプリントで復帰、
それからキーンランドCを使って、スプリンターズSに向かう予定。
北海道でガルダンに勝てる馬など現在は存在しないし、
能力で互角のキンシャサ、ゲレイロが出てくる事もまずありえない。
メンバー次第では1.1倍までありそうなレースになるだろうが、
それに相応しいレースをしてくれることだろう。
秋にはきっと雪辱してくれる。




オウケンサクラ 桜花賞出走へ
桜花賞への出否が未定だったオウケンサクラだが、
前走後も特に悪いところはなく、
予定通りに桜花賞へ歩を進める事になるようだ。
アンカツが乗ったこぶし賞では楽に先手を取る好センスを見せたが、
勝負どころで追ってからすぐに反応しなかったので、
これだと早仕掛けがいるし、長い距離のほうがと思ったのだが、
前走のフラワーCではスローペースも味方に2番手から競馬を進めると、
11.7-11.3と一気に流れが速くなったレースにおいて、
ズブさを見せずに突き抜けたのにはビックリ。
これで、位置取りを2馬身くらい後ろに下げて競馬出来れば、
あらゆる展開に対応できる馬になるだろう。
本番では3番人気だろうか。期待はとても大きい。




ジャミール 予定通りに天皇賞春へ
初めて一線級の相手と戦った阪神大賞典で2着のジャミールは、
予定通りに天皇賞春に向かう。
前走でも全馬を飲み込みそうな勢いで伸びてきており、
最後はまた他馬と併せた脚色になっていたわけだけど、
条件戦でもG2でも同じようなレースになったということは、
まだ余力を残している可能性がかなり高いと言えるだろう。
次はもう一段階上の相手と戦う事になるが、
オウケンブルースリ、ブエナビスタ、レッドディザイアがいるわけではなく、
阪神大賞典から格別に相手が強くなるかと言うと、そんなことはない。
ジャミールにとって、都合の良いように相手のレベルが上がっていく感じ。

なんというか、順序良く相手が強くなっていくRPGをやってるような気分だね。
次も1~3着のどこかにいることだろう。
出来れば1着のところにいて欲しいが、それは選ぶ相手次第。
これも桜花賞同様にとても楽しみ。




ダノンシャンティ 予定通りにNHKマイルからダービーへ
毎日杯を圧勝したダノンシャンティは、
予定通りに皐月賞をパスしてNHKマイルへ。
昨年のアイアンルックこそ敗れたが、
毎日杯を制してNHKマイルに向かった馬は過去に5頭いて、
そのうち4頭がそのままNHKマイルを制しているという、
トライアルじゃないんだけど、最強のステップレース。
今年はシャンティがその王道を行く。
NHKマイルはG1ではあるが、同時にダービーへの前哨戦。
カメが勝ったときのように、余裕十分の勝ち方を期待したい。




トランセンド アンタレスSへ向けて始動
トランセンドは3月中旬に帰厩しており、
既にアンタレスSに向けて乗り込みが開始されている。
昨秋は使うごとに尻すぼみになっていたが、
リフレッシュされて挑んだ前走を快勝。
一騎打ちで下したフサイチセブンが非常に強い内容でG2を制しており、
(先週のマーチSを制したマコトスパルビエロも力負けした)
あれによって、こちらの評価もグンと上がった。
エスポワールシチーと戦える馬が皆無の現在のダート界で、
トランセンドとフサイチセブンの2頭にかかる期待は大きい。
調教ではまだ軽く乗っているだけだが、それでも非常に速い時計。
調教駆けする馬だが、さすがの動きだ。
マーチSを快勝したスパルビエロが相手になるだろうけど、
大きいところへ堂々と向かう為に、越えなければならない壁だね。

ただ、スパルビエロに勝って欲しい気持ちも捨てられないところ。
超えられなかったらそれはそれで、また鍛えれば良い話。まだ若いしね。
そんでもって、アンカツはスパルビエロでG1に挑めば良いので、
アンカツファン的には、このレースで困る事はないかなあw




ラドラーダ 阪神牝馬Sへ向けて順調
阪神牝馬Sを目標にしているラドラーダだが、
2月の初旬には帰厩しており、淡々と調整をされている。
もう2ヶ月近く、坂路で乗り続けられてるんだよねえ。
まだ派手な時計は出していないけれど、
これだけ丹念に乗られていれば、休み明けは大丈夫なんじゃないかな。
ブエナビスタ、レッドディザイアが順調ならヴィクトリアマイルに参戦するので、
この2頭を堂々と迎え撃つためにも、なんとしても勝ちたいところだ。
過去の走りを見る限り、やるだけの素質はあるだろう。

先週の反省

2010-03-30 22:31:12 | 競馬
土曜 阪神
6R パドトロワ 1着
「変な格好をしていた時にスタートしてしまい、出遅れてしまった。
 でも、前はムキになっていた馬が返し馬から大人しくて、
 道中も落ち着いて運べたのが良かった。
 今ならもう少し距離が延びても大丈夫かも」
1200m戦ではっきりと出遅れてしまったわけだが、
それを苦にしないくらいに力が抜けていた。
単勝のオッズが1点台の前半じゃなかったことが意外すぎた。
カネトシディオスは怖かったし、同時に人気を吸う事を期待していたが、
警戒していなかったタバルナが、○どころか◎をかなり奪っていたのにはビックリ。
しかもブックの想定オッズではタバルナが1番人気とか・・・w
戦前の評価を見てて、俺には理解不可能だったのだが、
結果を見て、見る目があったのかなかったのか、よく分からない気持ちになったw

大きく出遅れたが行き脚は抜群で、
外枠だったこともあり、すんなりと位置を押し上げれた。
速い脚を使って動いたので暴走してもおかしくなかったが、
アンカツの制御の元に動けていて、4角でも絶好の気配。
直線に入って早々に堂々と抜け出して、タバルナ以下の追撃をまったく許さず。
着差以上の力差があって、圧勝と言って良いだろう。
10回やったら10回とも勝つくらいに抜けていた。

出遅れた事は、今後の為にむしろ良かったかもしれない。
落ち着いて運べれば、距離はもうちょっといけそう。
1400m、1600mも走れたら、幅がグンと広がるからね。
新馬戦ではスイスイ進んで最後はだれてしまったけど、
今回くらい落ち着いて行けたら、マイルでも面白いか。
駄目なら駄目で、スプリント戦線で頑張れば良い。
次走を楽しみにしたい。




10R ダノンシャンティ 1着
「出して行くつもりはなかったけど、
 それなりにゲートを出てくれたので自然とあの位置に。
 3角で外に出したら少し行きたがったけど、ずっと楽だったし、
 終いがしっかりしている馬だから安心して乗れた。
 追ってからの反応も良く、強い内容だったね。
 これからが楽しみな馬だよ」
心配されていたスタートを五分に決めた。
ここでルーラーシップが終わったのはありがたいと思ったが、
結果的に、シャンティの力が本当に凄まじかったので、
ルーラーシップと競り合ってどうなるかも見たかったかな。
まあ、強敵との競り合いはダービーでのお楽しみだろう。

1000mの通過が62.3とややゆったりとしたペースで、
それぞれが満足のいく位置でレースを進めれたのだろう、
隊列を乱す馬が1頭もいないままに直線に入った。
シャンティはいつでも行くぞという気配を漂わせているが、
アンカツがまだ早いぞと制御しながら走らせている。
その指示にしっかりと従ってくれており、
前走は馬群に包まれて嫌々をしていたのだけど、
やはりあれは配置が悪すぎただけの事だった。
馬の気を悪くするような事をしなければ、折り合いはつく馬。
そして、折り合いがついたら物凄い脚を繰り出す馬だ。

抜群の気配で外々をスッと押し上げて行くと、
直線に入って大外から内の各馬の行き脚を見る余裕。
ラスト300を切ってもまだ様子見をしている余裕があり、
ラスト1ハロンにかかるあたりでゴーサインを出した。
仕掛けられるとあっという間に内の全馬をパスして、
一気に抜け出してから、さっさとレースを終了する余裕。
実にアンカツらしい省エネの騎乗であり、
また、それを実現する事が出来るシャンティの豪脚だった。

ラスト3ハロンが11.5-11.1-11.5の、極限の瞬発力勝負。
前で粘る3頭が必死に頑張って11.1で走っているのだが、
シャンティはそれに馬なりでついて行ってるのだから凄い。
そこから100mほどで交わし去ってレースを終えているが、
追ったところで100mを5秒3くらいで走っていると思われる。
京都や東京でならまだ可能なんだけど、これは阪神でのことだからねえ。
これは、超のつくG1級の馬が持っている脚だ。
ディープインパクト、グラスワンダー、キングカメハメハ、ウオッカ、
思いつくところでは、このあたりが持っていたもの。
これからの活躍を期待せざるを得ない、素晴らしい走りだった。

次はNHKマイルC。
人気を背負うことが確定したが、無事ならその通りのレースが出来ると思う。
ダービーでは距離との戦いになるだろうけれど、
今回くらい制御が利くなら、大丈夫そうかな。
松国さんがぶち上げていた、キングカメハメハの再来発言。
正直、それは大袈裟だろうと思っていたわけだけど(申し訳ないw)
実現へ向けて、はっきりと第一歩を踏み出した。




11R カイシュウボナンザ 7着
「手応え十分に直線を向いたのに追ったら伸びないんだ。
 以前はスパッと切れたんだけどねえ」
絶好のスタートからゆっくりと進めた。
周りが進むのに伴って後退していって、
後方3番手の位置に楽に取り付けた。
このまま自然と加速できれば・・・の道中。
追走は楽で、ちょっと前にエックスダンスの姿も見えている。
4角でエックスを追って外に持ち出して行ったのだけど、
これについていく事が出来たら勝ち負けだったのだが、
外にもたれるような感じがあって、一気に引き離されてしまった。
離されてからもう一度ジリジリ詰め寄ってきてはいるんだけど、
末脚爆発とまでは行かず、3着にも届かなかった。

2走前にも中山の4角で大きく外へ飛んでいるのだが、
今回はそこまでは酷くなかったけど、何か癖になっている感じ。
もうちょっと、せめて3着のロードエキスパートくらいの脚を使って、
3着に食い込んでくれたら良かったのだけど、
勝負どころでのもたつきが直らないと難しいかな。
アンカツの言う通りに、前はもっと綺麗に切れる馬だった。
今はもたつきながら伸びてくるって感じになってるね。

それから、ペースとしてはややスローだったのも痛かった。
ハイペースを求めての格上挑戦だっただけにね。
まあ戦えていないわけではなく、1000万でも通用の器。
500万条件くらいは早く抜けて欲しいものだ。








日曜 中京
9R マヤノロシュニ 17着
「ゲートで座り込んでしまい、飛び上がる感じに。
 今日は競馬にならなかったね」
結果は置いといて、このメンバーで2番人気になったのは凄いw

スタートを決めて前のほうで組み立てたかったが、
伸び上がるように出てしまって後方に。
やむを得ず後方のインを走っていたが。
位置を押し上げようとラチ沿いを進んでいたが、
少しだけ押し上げた後、3角前に後退を始めている。
とても勝負にならないって感じで直線に入り、
とりあえず追ってるフリっぽいことをしながらフィニッシュした。

師から調子落ちのコメントがあったことは非常にありがたかった。
予想で書いた通りに、ブックではっきりと調子落ちが示唆されていたので、
期待を薄くして危機を避ける事に成功できたのは収穫。
調子落ちの上に立ち遅れて、さらに馬場の悪い内を走った事で、
とてもじゃないが勝負にならなかった。
また状態を立て直せば好勝負をしてくれる馬だろう。




11R ビービーガルダン 2着
「スムーズに流れに乗れたが、4角あたりで少し反応が悪くなってしまった。
 それに、左回りでは外に逃げるような面を見せていた。
 でも叩いてキッチリ変わったように短距離戦では上位の力があるね」
刻々と変化するであろう馬場状態をどう見るかが重要だったが、
直近までのレースから、差しは効きにくいと判断。
例によって好スタートを決めると、仕掛けて出て行った。
行けるなら先頭まで奪ってやろうかという勢い。
内からセブンシークイーンとヘッドライナーが強く出てきたので、
それならばと3番手の外目に待機した。
最初に出して逃げ馬をけしかけてから引いて横綱相撲に入る形は、
一時代を築いたダイワメジャーとアンカツが得意としていた競馬だね。
まずは思い描いていた通りのスタートになった。
11秒程度の速いラップを刻み続けてくれたので、
ガルダンとしては非常に良い感じでレースに入る事が出来たのだが。
道中は内にエーシンエフダンズがいて、これは力的に敵ではないはずだが、
4角に差し掛かるあたりではむしろこちらのほうが行き脚が鈍い。
さらに外に膨らんでいくような格好で、不穏な気配。
阪急杯でさっぱり伸びなかったのと似た感じになっていた。

ただ、あの時と違ったのは、
こちらが大外にいる形で、誰にも競りこまれなかったこと。
後ろから来ていたのがグランプリエンゼルで、
それほど強くない馬だった事は好材料だった。
そこから外に膨らみながらも、この地点では無理に矯正はせず、
とにかく加速を衰えさせないようなスタイルをとった。
これは、あの地点で成しえる最高の処置だったんじゃないかと思う。
内のエーシンエフダンズに被せる事を優先的にする事も出来たと思うが、
それをやっていたら、おそらく再加速に入れず、
掲示板にも載れないままに終わっていたんじゃないかな。

膨らみつつも直線に入ると、後は叱咤激励するのみ。
外にもたれる面を矯正する意味も含めてだろう、
右鞭で激しく檄を飛ばし続けた。
内でスムーズに抜けたキンシャサノキセキ、
追い込んでくるエーシンフォワード、サンカルロ、アルティマトゥーレ、
手応え的には決して良くはなかったのだが、
全馬が苦しくなった最後の1ハロンで一番しぶとかったのがガルダン。
しかし、失速したキンシャサを追い詰めたところがゴールだった。
勝った四位は直線が長かったと言っていたが、
こちらからしたら、数字通りに中京の直線は短かった。

道中は後ろにいた馬を差しきれなかった形だから、
まさにコーナーリングが明暗を分けたというしかない。
これはまあ、誰もが分かっていた事ではあるけれど、
やはり右周りのほうが断然合っている。
ただ、駄目なりに上手に対処する事が出来て、
その欠点を抱えつつも頂点を争うことが出来たわけだから、
力上位であった事も間違いない。

勝ったキンシャサノキセキは、桂川SでG1級であると断言した馬だが、
遅まきながらついにG1馬となったことを、心から祝福したい。
これで重賞4連勝だが、これくらいやって当然の馬だろう。
ガルダンも負けてはいられない。
秋のスプリンターズSではこちらの方が断然有利な舞台。
帰ってくるローレルゲレイロともども粉砕して、G1初勝利を飾りたいね。

とにかく素晴らしいレースだった。




12R タマモスクワート 5着
「外からマクられる形だったし、前もバテて下がってくる格好。
 位置取りが悪くて厳しい競馬になってしまったね。
 外枠なら違っていたと思うよ」
不安だったスタートはほぼ五分にまとめる事が出来た。
そこから追っつけて前に行こうとして、行き脚もそこそこだったが、
さすがは超ハイレベルの先行馬が揃った一戦、
こちらの行き脚をさらに上回る速度で他馬が動き、次々と交わされた。
まあ、スクワート自身も行き脚が悪いというわけではないので、
10番手あたりで良い感じで走れていた。
ただ、大きな誤算だったのはアンカツも言っているバテて下がっていた馬で、
対象は3角から失速してきたアグネスヨジゲン。
インで位置を押し上げようとしていたこちらの目の前に下がってきて、
ちょうどそこで画面から消えてしまっているのだが、
おそらくこれを交わすのに一度ブレーキを踏まされている。
4角で再度映ったときには既に外に出ていたからね。
気合を入れながら良い勢いで外に持ち出して行って、
上々の末脚を繰り出すことが出来たと思うのだが。
これは予想通り、ハイレベルの先行馬が揃った事により、
前に行った馬がそのまま押し切ってしまう一戦となった。
必死に追い上げたが、離された5着に入るのが精一杯。

アンカツの言う通りに外枠なら違っただろうし、
アグネスヨジゲンがこちらに向けて下がってこなければ、
上位勢ともう少し戦えただろうとは思うが、
今回のところはこれで仕方ないだろう。
1着、2着、4着馬は最初の500mを28.9で進んでおり、
これで残る(というかさらに伸びる)んだから、相手は間違いなく強かった。
ここまで相手が揃うのは3ヶ月か4ヶ月に1度レベル。
次も普通に勝ち負けを期待して良いと思う。
ずっと人気薄の馬だが、次は人気サイドになるべき馬だ。




おまけ アンタレスS スパルビエロ圧勝
マコトスパルビエロが圧勝で中央重賞初制覇を果した。
アンカツから馬の特徴を詳しく聞いたという後藤だが、
実際に、よく馬の事を掴んでいたと思う。
スタートこそ良かったものの、そこからやはり遅れてしまったが、
出鞭と共に喝を入れて、他馬が休みだしたところでも加速を続け、
5番手まで押し上げたところで良しとして進んだ。
無理にハナを奪う必要はない事は聞いていただろう、
展開が、前から1頭ずつポツポツ並ぶ形だったのも最高だった。

気合を入れつつも、いつもより相手が弱い事もあって追走はかなり楽。
外から絡んでくる馬が不在、前が1頭ずつで外々を振られる事も無し。
実にスムーズに4コーナーに入る事が出来た。
フサイチピージェイが逃げれずに自滅したことと、
番手のウォータクティクスが終わっちゃってるのも好材料で、
前にいる馬がこちらにとっては格下の馬ばかり。
いつもは行き脚が鈍くて苦しそうに見えるスパルビエロが、
むしろ楽な手応えで上がってきて、楽々と全馬パスして独走。
そのまま誰もついてくる事がなく、圧勝となった。

一言で言うならば、相手が弱すぎた。
大きく成長して、今ではG1でも堂々と上位で戦える馬なのでね。
フサイチピージェイが出遅れた地点で勝利は決まっていたのだろう。
ハンデを嫌われて4番人気で6倍もついていたのだろうけど、
それよりも、これまで積み上げたものの方がでかかったね。
脚元の関係ですぐに次走を決められない馬だけど、
順当ならばアンタレスSに出てくるだろうと思われる。
出てくるならば、トランセンドにとって最大の敵になるだろう。
帝王賞へ向けて、なかなか厳しい戦いになりそうだ。

その先の夏のブリーダーズGCあたりのことを考えると、
ガルダンと共に確勝のレースが出来そうでありがたい充実ぶりだけどw
2着だったナニハトモアレにはもうひと頑張りしてもらって、
マーキュリーCから日本テレビ盃あたり、昨年のスパルビエロ路線を行きたいねえ。
このレースは3連単36点買いだったけど、取れたのでホクホクでしたw

来週の特別騎乗予定馬

2010-03-28 22:33:16 | 競馬
えー、苦労して休みを確保して宮記念を見に行ったというのに、
結局は途中で仕事で抜ける羽目になりました・・・。
朝5時に起きて、気持ち良く行こうと高速使って駐車料金払って、
それなのに目的のレースを見ることなく撤退するというあまりの事態に、
内心は切れてましたけどw しぶしぶ働いてまいりました。
レースは幸いにも仕事先のテレビで見れたんだけど、
これは競馬場で絶叫したいレースだったなあw
熱いレースだった。こういうレースが何度でも見たい。

外が伸びる馬場ならば差しまで考慮の内だっただろうけど、
9Rが終わっても内のほうが思いのほかに残る状態。
それを確認しきったのだろう、小細工なしの先行策に打って出たね。
好発から気合を入れて先行策を取ると、さすがの速さで3番手を確保。
イメージとしては、早めに押し上げて前の2頭をパスして・・・
という感じだったのだと思う。
抜けると気を抜く馬だが、馬場が重いとそういう面は見せない馬だし、
何より前走が気を抜く以前の問題だったからね。

だったのだろうけど、4角での手応えはあまり良くなくて、
さらに外に膨れ気味になっていた。
気配は惨敗した阪急杯の時と同じようになっていたので、
これは駄目か・・・と思ったわけなんだけども、
そこからの粘りが凄まじかったねえ。
コーナーで右にもたれるのについては、むしろ利用する感じで、
いっそのことという感じで、大きく馬場の良い外へ持って行った感じ。
そこからは右鞭で修正しながらひたすらに檄を飛ばした。
直線の半ばからは、何と言うか・・・鬼軍曹のようになっていたw
競馬を長く、もしくは1Rからやってる人は誰もが知ってるだろうけど、
アンカツは鞭を多用する騎手ではないのだけど
(おそらく最も使わない人で、使っても合図や格好だけの事が多い)
今日は、なまくらなガルダンが相手だったからねえ。
実に久々に、鞭をフル活用してしばき倒したって感じだったw

やる気なさそうだったガルダンも闘志を掻き立てられたか頑張ってくれたのだが、
スムーズに抜けたキンシャサを僅かに捕まえきれず。
ハナ差と言っても負けた事がはっきり分かるハナ差だったし、
正直、掲示板外に消えそうな雰囲気だったのがこの着差だったので、
すげえ、って感想しか残らなかった。
完全な負け戦を強引に互角の戦いに持ち込んだというところ。
負けた相手がキンシャサノキセキだったってのも、仕方ないなと思える要因で、
俺が現役のスプリンターで強敵として認めている2頭のうちの1頭だったので、
これを相手によく走ってくれた、よく走らせてくれたって気持ちで一杯だった。
1つだけ。叫びたかったが、叫べる環境になかったのが非常に辛かったw

とにかく今回は、ガルダン健在を力強く示した。
今年もまた北海道で軽く重賞を制して、スプリンターズSへ向かおう。
一昨年は3着、昨年は2着。今度こそ勝てる。
夏と秋に大きな楽しみを残すレースとなった。



さて、来週の日曜は未定なわけだが、
おそらくダービー卿CTでファリダットが出れるなら中山へ、
出れないなら阪神に残って、という予定なのだと思う。
はっきり言って、99%出走出来そうもないのでw
おそらく阪神に残ってってことになるかな。
ここ2週間は4つのメインレースが熱かったが、来週は小休止だね。
この3週間でG1を戦っていくお手馬群が一気に完成。
来週はどうしても結果が欲しいって馬はいないし、まったりとさせてもらおうかな。





土曜 阪神
マーガレットS 芝1400m 未定



コーラルS ダート1400m アンダーカウンター
中竹厩舎、ストラヴィンスキー産駒の5歳牡馬。
2走前にアンカツが乗ったときの感想は、
「ずぶい」ってのに集約されていたと思う。
俺としては、距離が延びたら勝負かなと思っていたわけだけど、
次走にはまさかの中山1200mが選択されていたw
そりゃねえよと検討もせず1秒で切ったわけだけども、
序盤、速い流れについて行けてなかったのは当然として、
後藤の早い仕掛けにきっちり反応していたのにはビックリ。
馬が反応しすぎて、4コーナーで一番速い脚を使ってしまったので、
外に膨れてバランスが崩れて、直線にピークを持って来れず。
結果、もっと後ろにいたビクトリーテツニーの追い込みが炸裂したわけだが、
その結果は置いといて、仕掛けられてスッと上がって行ったのにビックリ。
あの反応があれば、1400mで十分に勝利を狙える。
中舘からアンカツってのが俺の中でかなり買えるパターンなんだけど、
後藤から乗り代わりってのも買える感じがするねえ。
(早仕掛けでもとにかく馬を動かしてもらって、
 それから、じっくり乗れるアンカツが乗るのが良い感じ。
 余談、桜花賞のオウケンサクラもそうなる)

ケイアイテンジン、ナムラタイタン、セレスハント、セントラルコースト、
そしてビクトリーテツニー。結構ハイレベルな争いな気はするけれど、
カウンターもこれらと互角にやれるだろうと思う。




明石特別 芝2000m ハギノバロンドール
和田厩舎、アグネスタキオン産駒の4歳牡馬。
スパッとは切れないが、ジリジリと脚を伸ばす差し馬。
500万条件を抜けられずにいたが、2走前に突破。
前走はいつもよりやや前の位置で折り合いをつけると、
追われてやはりすっきりとは伸びてこなかったものの、
しぶとく脚を伸ばして2着を確保。いきなり好走した。
中団差しの脚質でほとんど不発がない堅実な馬。
瞬発力を発揮しにくい今の阪神の馬場は絶対に合っていると思う。

相手を見渡すと、グッドバニヤン、トップゾーン、
ウォークラウン、ミッキーミラクルの4頭が相手か。
相手からこちらを見てもそうだろうけど、
これはどうにもならないという相手ではないので、
間違いなく勝ち負けに持ち込む事は出来るだろう。
勝ちきれるかどうかは、最終的なメンバー構成、そして展開次第かな。








日曜 不明

日曜日の騎乗馬と予想

2010-03-27 22:47:12 | 競馬
ようやく帰宅。疲れたがなんとか乗り切った。
明日は宮記念を見る為に6時前に家を出るので、
ドバイを見ていられないのが残念。
起きたらブエナとレッドが勝っていたとなっていたら最高だが。
俺の競馬好きも大概だなあw


VTRで毎日杯を見ての感想だけども、
その前に豊が落馬した事を知ってたからまだ受け止めれたが、
ザタイキが故障した瞬間は、分かっててもビビった。
骨折とのことでこれは残念としか言いようがないが、
とんでもない大怪我ではなくて良かった。
後ろにいたのが稔で良かったな。超反応して避けてた。
故障したザタイキは予後不良ということで、
これから良くなると言われていた逸材だっただけに残念だった。

それでダノンシャンティだけど、桁違いに強かったねえ。
アンカツが気を抜いたらすっ飛んで行きそうな感じだったが、
4角まで我慢に我慢を重ねた素晴らしい騎乗だった。
4角の雰囲気でもう圧勝しそうな感じだったが、
直線に入ってからも他を先に仕掛けさせて様子を見る余裕。
追い出されてあっという間に突き抜けて、最後は流しての圧勝。
詳しい回顧はまた明後日にしようと思うけど、
「10秒台を2ハロン続けて繰り出せる」の謳い文句は伊達じゃないね。
ルーラーシップが出遅れで自滅、ザタイキが故障、
リルダヴァルが適当に先行して普通の強い馬程度になっていたのに比べて、
シャンティだけがG1級であるところを見せつけた感じだ。

これまでにも書いてきた通り、
共同通信杯は最初の位置の取り合いにおいて運が悪く、
完全に包まれて何も出来なかったレースだった。
(パトロールビデオから分かるあの状況だと、
 実に難しいが解決策はさらに下げるしかなかった。
 下げていたら勝っていたとは思う)
まともならあの組でも完全に抜けていた馬なので、
これくらいはやれて妥当なところなのだろう。
ヴィクトワールピサとの差がどこまで詰まっているかだが、
松国さん曰く、調教を強化できたのは今回からなので、
一気に詰め寄っているか、交わし去っている可能性まである。
とりあえず、NHKマイルは貰ったと思った。


明日に備えて寝ますので、展望が適当(やっつけw)で申し訳無し。
回顧はしっかりとやるつもりです。
改修前の中京が最高の思い出となることを祈る。
アンカツとしては40歳台最後の重賞を制した事になる。
前に本人がインタビューで言ってた事だが、
年齢の事を言われるのはまったく嬉しくないだろうけどw
50歳台最初の重賞も勝利で頼む。






日曜 中京
9R マヤノロシュニ ▲
小笠師
「良かった昨夏の雰囲気と比べると物足りないけど出来は安定。
 条件は合うし前進を期待」
相手は揃ったけど実はかなり期待していたのだがw
小笠師によれば、どうも調子自体はひと息って感じ。
ブックではもっとはっきりと、調子がひと息であると言っている。
そんな軽い相手関係ではないだけに、強気に攻める事は出来ないが、
平坦小回りの条件は間違いなく合っているはずなので、
好勝負を期待してみたい。

最内枠に入った事がどう出るかなんだけども、
今日のレースを見てる限り、最内がほどほどで、
3~4頭分くらい外に出したところが伸びていた。
明日になればさらに外にシフトして行くだろうから、
立ち回りが重要になるだろう。
そういう意味でも、勝負はしにくくなった。

マチカネコロモガワとキュートシルフがやりあって、
その後ろにマッキーコバルト、メイショウルシェロ、ブルーミンバー、
強力な先行型がついていく事になると思われる。
ここで、内枠から先行策を打ちそうなのはロシュニだけなので、
逃げ馬の後ろに取り付くこと自体は簡単だと思われるが、
この外の先行勢に、4角で外に出る事を防がれるだろうと思われ、
予想だけど、そのまま思い切って内に行くと思う。
内の状態を見ておきたいって気持ちもあるはずだし。
もしそのまま内で頑張りきれたら、
宮記念では少し強硬にでも先行すると思われ、
もし駄目だったら、6番手くらいから外を差す構えだと思われる。
宮記念でどのように乗るかを推測できるレースになるんじゃないかな。

相手が強いのは間違いないし、こちらも万全ではない。
コース状態についても分からない面が大きいし、
単複を買って、その内容をじっくりと吟味したいレースだ。




11R ビービーガルダン ◎
領家師
「いつになく下見からうるさく、本来の姿ではなかった。
 最終追いをポリトラックに変えて、負担をかけない調整で臨んでみる。
 力さえ出せれば」
枠は17番になった。
昨年、同じように8枠から惨敗したことから、
領家先生は、外に膨れるからと内枠を希望していたが、
この枠になった以上は仕方ないと、アンカツに全てを託す構え。
馬場的には、今日はローラーをかけられた効果で内が持ち直したが、
先週と同じ傾向(日曜は外一辺倒)になる事は疑いようがなく、
外枠のほうから出られる事はプラスのはずである。
騎手の制御下において外を走れるならば文句無し。
乗りなれたアンカツならば、膨れずに行ってくれると楽観視している。

まず最内にセブンシークイーンが入ったので、
これが後先考えなしで、とにかく逃げに行く事は確定。
それから、逃げたそうなのは10番のヘッドライナー。
この2頭どのように競るかによって、後続も出方を考えなければならない。
33秒台の前半で逃げを打てる2頭なので、
平均ペースより遅くなる事はないとは思われるが。

その後ろに3番のアルティマトゥーレ。
外で速いのはやはり17番のガルダン。
内からは4番ショウナンカザン、8番エーシンエフダンズが続いて、
12番グランプリエンゼル、16番エーシンフォワード、
これらが外からガルダンを追っていく形になるだろう。
逃げ2頭に、番手に6頭が取り付く形で隊列が出来て、
2番のアイルラヴァゲイン、7番カノヤザクラ、そして6番キンシャサノキセキ。
11番エイシンタイガー、13番サンカルロが中団で外差しに構える。
残っている、ファイングレイン、トウショウカレッジ、スズカコーズウェイ、
ピサノパテック、プレミアムボックスが追い込みに徹するだろう。

各馬、脚質ははっきりしているので、
ごちゃつくところがなく、やや縦長の展開だと思う。
ガルダン@アンカツとしては、どのタイミングで動いていく事になるか。
9Rの項で書いたように、直前の状態で作戦が変わる可能性があり、
とにかく見守るしかない。
4角でアルティマトゥーレが内の3番手にいると思われるので、
これに被せ気味に行くことが一番スタンダードか。
後は、馬場のどこが良いのかを見極めた上で、
アルティマとの叩き合いに挑むのか、
それとも外から来るであろうエーシンフォワードあたりに備えるのか。
左回りを苦にしないことを大前提として、
ガルダンならどうとでも動けるとは思う。楽しみにしたい。

俺としては、ラスト200mの地点で、
ガルダンがアルティマを交わし去って先頭に立っていると思う。
ここまでは出来るんじゃないかと思っている。
そこから、周りの馬が粘るのか、外から何頭も飛んでくるのか。
分からないのでw 相手の事は考えずにガルダンの健闘を祈るだけ。



12R タマモスクワート ▲
中川師
「速い時計にも対応できたし、引き続き好調子をキープしている。
 スタートが互角なら」
ゲートにかなり難を抱えている馬のようで、
コメントを見てからもっと過去を見直したら、確かに怪しかった。
ゲート内で普通に待つ事が出来ないようで、
それで最後のほうの枠入りになる外目の偶数枠が欲しいとの事だったが、
今回手に入れたのは内目の偶数枠。
内の奇数とかだったら目も当てられなかったので、まあ良しとしたい。
綺麗に手前を変えれる馬ではないらしく、そこも課題だが、
騎乗者が替われば解消するって事は多々あるので、
そこは数多の馬に乗ってきたアンカツに期待したい。
前走はナムラフューチャーに離されはしたが、
4角の雰囲気でなら、正直こちらのほうが上に見えた。
あの迫力を最後まで維持し切れたら、逆転まである。
超ハイレベル戦でそれ以外にも強敵が揃っているわけだけど、
ナムラフューチャーが上位を形成するわけだから、
スクワートにもチャンスがあると考えて良いと思う。

3番のレッドジールが逃げを打って、
ディオスクロイ、ナムラフューチャー、アイノレグルス、オークヒルズ、
マッシヴエンペラーやヒラボクワイルドなんかも先行。
他にも先行できる馬が揃っており、
少し遅れただけでもう後方に置いていかれそう。
スタートさえ決める事が出来れば、
隣のレッドを追いかけて先団の一角で行けるだろう。
内枠なので、最初にある程度出れさえしたら、
コーナーワークで好位を確保して行く事が出来るだろう。
レベルが低いという意味ではなく、前に行った馬が押し切りそうな一戦。
スクワートもその争いに加わる事を期待して、単複と行きたい。
後は、ナムラフューチャーとの馬連1点で行きたい。

今週の騎乗馬

2010-03-25 23:27:23 | 競馬
明日、明後日と仕事で遅くなりそうです。
遅くなりそうというか・・・無事に帰りたいw
日曜日は何とか仕事を免れたので、中京競馬場へ遠征予定。
改修前、最後の旧中京競馬場を楽しみたいところ。
ガルダンが勝ってくれれば言うことなしですが。





土曜 阪神
6R 3歳500万 芝1200m パドトロワ
鮫島厩舎、スウェプトオーヴァーボード産駒の3歳牡馬。
マイルのデビュー戦ではテンから速さを見せたが終い失速。
2戦目は楽にハナを奪って軽快に飛ばすと、さらに引きちぎる一方の圧勝。
短期放牧を挟んでからの昇級戦でも1番人気を背負って挑んだ。
好位から上手に競馬を進めていたものの、
ダノンカスガの早仕掛けのせいでやむを得ず動く事になり、
最後はアーリーデイズに差しきられての2着だった。
これはダノンカスガの適当な競馬に負けたもので、力負けではない。
前走の競馬は是非とも継続していきたいところだ。

今回はファイティングピサかラブキーセキが行くだろうから、
その後ろから進んであっさりと押し切りたいところ。
1頭を除いて実績断然の存在なので、きっちり勝ちたい。
その1頭は、水曜の想定にはいなかったカネトシディオス。
マイル戦を中心に使われている強豪だが、
あまりにも層が薄いと見たのだろう、急遽参戦しに来た。
カネトシはG3のシンザン記念でも最速の上がりを計時したほどの馬、
この馬との力関係は何とも言えない所だが、
距離適性的には、こちらのほうが断然有利。
カネトシは差し馬なので、これが追い込んでくるまでに決着をつけたい。
底力でまとめてひっくり返される可能性も否定できないけど、
差し馬の距離短縮というはっきりした不安があるので、
何の不安もないこちらに前走からの上積みがあれば、大丈夫だろうと思う。




10R 毎日杯 芝1800m ダノンシャンティ
松田国厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。
掲示板狙いで参戦してきたっぽい馬も4頭ばかりいるが、
僅か11頭立ての中に有力馬がひしめくハイレベル戦に。
間違いなく、ここまでの3歳戦の中で最も注目を集める一戦。
特に4強と言われる馬達はそれぞれに大きな目標を掲げている。
ルーラーシップ陣営は、ヴィクトワールピサとの2強にしたいと言う。
リルダヴァル陣営は、ディープインパクトの再来であると言う。
ダノンシャンティ陣営は、キングカメハメハの再現を狙うと言う。
そしてザタイキは、大樹レーシングクラブがその名前を賭けている馬。
鞍上にもそれぞれが万全を期して、岩田、博幸、アンカツ、豊を配した。
それぞれが底を見せることなく、可能性を感じさせる状況での激突。
こんなことは滅多にある事ではない。とにかく楽しめるレースだ。

どの馬も底を見せていないので、
それぞれが強いと思う馬を軸に買えば良いだろう。
ダノンシャンティについて言うならば、
前走のパトロールビデオを見たら、次は絶対買うという気持ちになれる。
スタートで若干遅れた後、運悪くあのポジションになっただけで、
基本的には中団から上手に競馬を出来る馬だろうと思われる。
最悪の場合でも、前走の経験が生きてくるだろうしね。
松国さんは「10秒台を2ハロン続けられる馬」と言う。
これは、グラスワンダーやキングカメハメハ的な強さな訳だが、
この強敵相手にそれを見せ付ける事が出来るのか。楽しみにしたい。




11R 仲春特別 芝1600m カイシュウボナンザ
領家厩舎、ホワイトマズル産駒の4歳牡馬
ここは格上挑戦になる。
500万では実力最上位というレースを続けているのだが、
ほぼ追い込み一手の面があり、勝ちきれていない。
負けているのになんだが、レースレベルが低すぎて抜けられない感じだ。
4走前に1000万条件に挑戦しているが、
中山のマイル戦で大外を回りすぎながら4着に好走。
500万どころか1000万でも上位って力を見せたのだが、
そこからまた500万で差し届かずの3連敗。どうしようもないw
再び1000万条件への挑戦になるが、
むしろペースアップによる末脚爆発&高配当の期待のほうが大きいな。
500万だと、人気するだけで何も返ってこない感じだしw

アルーリングムーン、エックスダンスの2頭が人気を背負うが、
この2頭は確かに強いけど、しかし現級で決め手を欠いている馬。
ボナンザの末脚がはまって爆発してくれたら、飲み込む可能性も十分。
人気の一角であろうロードエキスパートには4走前に先着しているし、
何も臆することなく見れる。好勝負を期待できるだろう。








日曜 中京
9R 三河特別 芝1200m マヤノロシュニ
小笠厩舎、マンハッタンカフェ産駒の4歳牝馬。
特別登録段階から、妙に強い馬が揃ったなと感じていたが、
その上位組が除外も回避もなく、そのまま出てきて唖然。
前走2着馬が5頭も揃ったハイレベル戦になった。
そのうち3頭が、同条件である程度人気を背負って2着、
メイショウルシェロは同条件を勝った後に京都で大穴をあけ、
デュヌラルテは、この地で引退するためにやってきた。
ロシュニの実績は、まず人気の一角になる部類のものだが、
これだけ前走好走馬が揃うとさすがに盲点になるだろうし、
実際、人気通りにそうたやすい戦いになる事はあるまい。

とりあえず、相手から離れて自身の事を見てみれば、
短距離に戦いの場を移してからは、見事な走りを続けている。
特殊条件である新潟の直線競馬を連勝する力があり、
ほぼひと息で行ける競馬が合っているのだろう。
まだキャリアが浅く、良くなる余地も十分。
時計勝負になると有利に持ち込めそうな気がするが、
それについては、愛知ではずっと雨が降っているので望めないか。
キュートシルフ、メイショウルシェロを見ながら、
ブルーミンバーと共に好位を進んで押し切りを計る競馬になりそう。
相手は手強いが、負けているということはなく、ほぼ互角。
それで人気の盲点となりそうなら、馬券的に楽しみな一戦になる。




11R 高松宮記念 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日---------------------------------------------

中央入りした03年春、
いきなりビリーヴで勝たせてもらった高松宮記念が近づいてきました。
早いものでもう7年。
今回、ビービーガルダンという頼もしい相棒を得て、
2勝目も決して夢ではありません。

追いきりで僕が跨ると、
前回の阪急杯の時みたいにテンションが上がる危険がありました。
そこで今回は、ずっと助手さんにお任せして、
24日の追いきりは外から見させて頂きました。
全体に伸び伸び駆けていて、
どこにも気になるようなところがない健康体に見えました。
実際に、前走時も追いきりの感触は抜群だったので、
体調を高いレベルでキープしているのは間違いないでしょう。

今年のメンバーを見渡すと、意外と混戦模様な気がします。
はっきり言って、この馬には絶対歯が立たないという存在は見当たりません。
ビービーガルダンが持てる能力を全て出し切れるなら、
勝ち負けまで期待できると思っています。

ただ、昨年のこのレースで16着に終わったように、
左回りコースに一抹の不安があります。
右回りでは道中でいくらか内へ内へもたれるようなところがあるので、
左回りになると逆にコーナーコーナーで外々へ行かないかなあ、
という心配がつきまといます。

しかし、ハミを換えたり、馬具を工夫したりするほどの深刻な状況ではなく、
左回りもなんとかこなせないかなあと、楽観的にとらえています。
それよりも気になるのは当日の馬場コンディション。
先週の競馬を見ていると、かなり内側が傷んでいるようなので、
当日の芝の状況は念入りにチェックしたいと思います。

ビービーガルダンは、手前の替え方がもうひとつだったり、
当日に燃えすぎたりと、いろいろと課題があるのは確かです。
一方で、実力的には引けは取らないと言い切れます。
僕にとって思い入れの深いレースをとらせたいし、勝ちたいもの。
地元の中京で頑張りますので、応援お願いします。

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地方から中央入りしたアンカツにとって、
G1であればなんでも同じようなものだということを過去に言っていた。
04年に最高峰のダービーを勝っても、実に落ち着いたものだったが、
あっという間に積み重ねたG1勝ちの中で、
どれが一番思い出に残っているかと言ったら、
やっぱり最初に勝ったレースって事になるんだろうかね。

そんな高松宮記念だが、思い入れがあると言いつつ、
中央入りしてから実際に参戦したのは、たったの2回しかないw
中央入り前には1度あり、1999年にブロードアピールで参戦して6着。
2003年にビリーヴで1着、そして2007年にプリサイスマシーンで3着。
基本的にこの週は、ドバイに遠征しているかマーチSで乗っていて縁がないレース。
今年はドバイ遠征がないのが残念だが、
中央入り後、参戦するなら複勝率100%のレースなので、
今回も力を発揮して馬券に絡む事を期待したい。

状態に関しては、前走をキープって感じで良いだろう。
テンションが上がらないかどうかというテーマで調整しているので、
これまでとは少し毛色が違う調教になっているが、
全てが狙い通りの事なので心配はしていない。

周りに関しては、結局はやってみないと分からないって所だろう。
馬の癖はアンカツが知り尽くしているので、
上手い事回ってきてくれるだろうと思うし、期待するしかない。
当のアンカツは、俺と同じで「何とかなるでしょ」程度の感覚だなw

相手関係に関しては、いつも通りにオブラートに包んではいるけれど、
「敵は大した事がない」と考えていると思って間違いないと思う。
実際に、全開のガルダンと互角に戦ったことがある馬はキンシャサノキセキのみ。
スリープレスナイトも、ローレルゲレイロもいない。
異次元の存在だったセイクリッドキングダムの遠征もなくなり、
ガルダンさえ力を出し切れば、どうこうなるはずがない。
はずがないのだが、そんなレースで何度も「大敗」してる馬だから、
自信を持つって訳にはいかないだろうけどw

終始馬場の事を気にしていて、
いろんな新聞を読んだところ、差しすら匂わせている。
週刊現代では逃げを匂わせたりしていたし、
なんだろう、適当にいろんなことを言ってるような気がw
ようするに、何をするか分からないよ、と思わせたいのだと思うが。
まあ、当日の馬場を見ないと何ともってのは本音だろう。
馬券を買う俺達としても、同日の馬場状態は絶対に把握しておきたい。
特に直前の9Rの内容には誰もが注目しているはず。
アンカツも、そこで何かを掴みたいはずだ。
その経験を持って、最善の道を選び取って欲しいね。

キンシャサノキセキ、アルティマトゥーレが相手だろう。
馬場的には、キンシャサノキセキが断然有利だと思われる。
アルティマトゥーレとは近い位置で競馬するだろうから、
どちらが外になるかってのは結構大事かな。
外へ膨れる心配を重要視するなら内枠が欲しいし、
馬場の事を考えれば絶対に外枠のほうが良い。

考えても分からないことが多いな。また枠が決まってから。




12R 中京サンクスプレミアム ダート1700m タマモスクワート
中川厩舎、スクワートルスクワート産駒の5歳牡馬。
ハイレベルすぎてえらいことになっている。
アイノレグルス、オークヒルズ、タガノアッシュ、タニノロッキー、
ディオスクロイ、ナムラフューチャー、マッシヴエンペラー、
ここまでが近走に現級で好勝負した実績を持っている。
そして当然ながら、タマモスクワートも好勝負確実。
そして悪い事に、昇級してきた4頭の勝ち方も凄い。
特に、トーホウアレス、プロヴィデンス、ヒラボクワイルドの3頭は圧勝。
こんなメンバーでも人気の順番はつくわけで、
実績からしたら盲点と呼べる馬が何頭も出てくることになる。
さらに出走馬のほとんどが先行馬で、展開も読みようがない。

枠順が決まってから考えたいが、現地点ではさっぱりw

アンカツ手記・水曜日

2010-03-24 23:28:05 | 競馬
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------------


ビービーガルダンの阪急杯は、それなりに手応えがあったんです。
自分でまたがった追いきりの動きが素晴らしく、
マイナス6キロの馬体重が示す通り、太め感も全くありませんでした。
ところが誤算が一つ。
返し馬に移ると、馬が燃えてしまって、イライラし始めたんです。
よく言われるテンションが高くて力んだ状態。
昨夏から秋にかけて、成績が上がっていた頃のどっしり感がなく、
あれっという感じでした。

悪い予感は当たるもので、
ゲートが開いてから、どうも本来の動きに欠けていました。
追走にいつものような余裕がない為に、
直線に向いてからも伸びきれません。
持ち時計よりもコンマ9秒も余計に要しては、
7着という成績も仕方ありませんでした。
自分の時計通りに走れなかったための完敗ですから、
決して力負けとは思っていません。
問題は、今回も当日のテンションでしょう。
領家さんと相談して追いきりのパターンを変えます。
先週も今週の追いきりも助手さんに乗ってもらって、
僕は外から見守る事にしました。

17日の1週前追いきりは、見ていて非常に良い動き。
この調子なら、気合が乗りすぎることなく、
元の落ち着いた気配でレースに挑めるのでは、と期待しています。
レース当日を平常心で迎える事さえ出来れば、
力を出し切れると信じています。

問題は左回りの適性でしょうか。
右回りでは内にもたれる面があるので、
左回りなら外々に向かう面は否定できません。
もう一つは馬場状態。
3週目の中京を見ていたら、外からの差しが決まっていたので、
インがかなり傷んできたようです。
一方で馬場状態は流動的な面があって、
最終日になると外も傷んで、
どこを通ってもそれほど変わりがないケースもあり得ます。
もしそんな馬場になるなら、
思い切って内を突く可能性もゼロではありません。
そこが勝負です。

明日はレースに向かう心境などを書いて締めます。


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前走について、敗因は掴めていないということだったが、
とりあえずは、精神的な面がいつもと違ったということで、
それで納得しておこうということになったみたい。
領家先生は、馬体が減っていたからと言われていたが、
実際には別に走れない体重ではなかったわけだけど、
内面が伴わなかったということで落ち着いた。
とりあえずは前走と違う調整法で挑む事だけはすぐに決定したみたい。
先週の追いきりと今週の追いきりは、共に一杯にやることはなかった。
最終追いきりをポリトラックで追ったのも、
ソフトに仕上げたいという考えからだと思う。
追いきり前の段階で馬体が518キロあったそうなので、
今回はおそらく504~508キロくらいで出てくると思われる。

左回りについて語ってくれた。
手前がどうこうというより、癖で右に向かうという感じだが、
それはアンカツが乗っている事でほぼカバー出来るだろう。
昨年は急遽幸四郎が乗る形だったので、度外視できる。
今回が初めての左回りのつもりで見てみたい。
一応、手前を替える練習は入念にしているみたいだしね。
昨年よりも準備はしっかりしているんじゃないかと思う。

それから馬場状態について。
アンカツから見ても、明らかに外が優勢ということだが、
だからこそ思い切って内に、ということがあるかもしれないらしい。
総合すれば、直前まで何をするかは分からないということになる。
(内を突く事が奇策のような扱いだが、今回のレースに限ってはその通りで、
 先行馬でもある程度外に出して行くのが常道だろうと思う)
これ、誰に向かって言っているのだろうかと考える。
読者向け・・・なのだろうか。
中スポは栗東でもに普通に読まれているみたいだから、
大半の人間がこれを目にしている事になるわけだけど、
なんとなくだが、他陣営への牽制球に見えてならないw
レースとしては、間違いなくガルダンが最初に動くことになるわけだから、
他陣営は基本的にこれの動きに沿って動く事になる。
何か思い切るから、こちらに付き合うと倒れるよ、とでも言いたげな。
というか、ついてくるなって言ってるのかw




ダノンシャンティ 絶好の追いきり
今週もアンカツが乗って追いきり。
不良馬場となった坂路でフキラウソングとの併せ馬。
ラスト200mあたりまで気合を入れる程度で併走して行くと、
最後は鞭一発と共に鋭く反応してきっちり先着。
53.4-38.9-25.5-12.9
シャンティは馬場が大分荒れてきた9時5分に追いきっているので、
相当に良い反応走れたと思う。

かなり早い時期にこのレースに目標を定めて、
しっかりと乗り込んできただけに、仕上がりは万全という感じ。
軽い走りをする馬とのことで、アンカツは良馬場を希望しているが、
今日の坂路の動きなら、ある程度重くなっても大丈夫だろう。
強敵が3頭いるが、この馬が一番上であると期待しよう。
これまで行われてきた3歳戦の中で、最もハイレベルと言われるここを勝てば
次のNHKマイルCで1点台の人気を背負う存在になれる。
個人的にはルーラーシップが最強だと思っているんだけど、
外回りの阪神1800mでルーラーシップを倒せるなら、ダービーもやれる。
実に楽しみな一戦だ。




ファリダットはダービー卿CTか
六甲Sで4着に終わったファリダット。
いかにも休み明けといった反応の鈍さで、
叩いた効果が大いに期待されるところだが、
次走は来週のダービー卿CTを予定しているとの事。
六甲Sのすぐ後にそんな予定が組まれるくらいだから、
最初からそういう予定だったのだろうと思われる。
出走できるかどうかはなんとも言えないところだけど、
2週後にマイラーズCがあり、マイルの有力馬は普通そちらに向かうので、
出れさえすれば、中山でも好勝負できると思う。
(逆に、賞金の微妙な馬が集まって出れなくなる可能性があるが)
本質的には1400mがベストの馬なんだろうけども、
東京の1600mを昨年のように乗れば、G1でも通用の実力馬。
なんとしても、安田記念の舞台にたどり着いて欲しい。

先週の反省

2010-03-23 22:09:27 | 競馬
昨日から仕事で大変な事になっております。
明日と金曜、土曜も相当に遅くなりそうな気配が。
宮記念を見に行きたい日曜休みだけは断固死守の精神で戦ってますw
ただいま漫画喫茶で記事を書いていますが、
中スポが置いてないので火曜の手記は省略させていただきます。
みなさんお久しぶりです、って感じの内容でした。
って、それだけでは分かりませんねw
当たり前かもしれませんが、ジャミールとペルーサを褒め称えておりました。





土曜 阪神
5R ダイワエルモーサ
「走りが軽くて良いんだけど、まだ力がつききっていないから、
 良い感じで追走できていても伸びきれない感じだった。
 もう少しどっしりしてこないと」
軽さはすぐに分かった。ただし非力。
戦前に予想されたイメージそのままの馬だった。
まあ、身体が400キロしかないから仕方ないわけだけど、
もうちょっとで良いから重厚感が欲しい。
現状では、北海道を除くローカル開催か京都の開幕週でしか期待できない。
貧弱でまだしっかり調教を出来ていないから、
それが出来るようになったら、すぐに勝ち上がるセンスはありそう。




6R アドマイヤテンバ 4着
「道中少し力んで走っていた。
 その分、追って伸び切れなかった」
2走前のエルフィンSに続いて、形は出来ていたのだが。
馬群の中で走っていた分だけ、イライラしていたのだろう。
レースは完全に前残りだったわけだけど、
ラップを見る限り、強ければ楽に差して突き放せるレベルのレース。
現状、力不足としか言いようがない内容だった。
その力不足ってのが、本当に力がないのか精神的に足りないのかは、
それぞれの判断に委ねられるところなんだろうけども、
俺としては精神的に駄目なんだと思っている。
今回の競馬は形としては文句のつけようがないんだけど、
この馬の現状を考えれば、やはり大外を回すべきだと思う。
まあ、それで勝ったとして重賞でどうこうとは言い難いので、
こういう競馬を重ねていかなければならないのか。

まあ負けは負けとして、それでもとりあえず僅差4着なわけだから、
次も勝ち負けになる事だけは間違いない。




7R タイトルパート 10着
「楽に行けていたのに息が持たなかったね。
 ブランクの影響だろうね。次に期待したい」
休む前よりも行き脚が良かったくらいだったが、
呼吸が続かなくなって失速してしまった。
長期休み明けの典型的な負け方であり、
悲観する事は何もないってのは、過去の数多の歴史が証明している。
しかもタイトルの場合は単なる長期じゃなくて、1年半だったからね。
当然ながら一杯に追う調教もほとんどしていないし、
このレースをキッカケに、一気に変わってくるだろう。
まずはおかえりなさいというところ。次走から快進撃を期待したい。




8R ナムラチェンジ 2着
「前半はついて行けなかったから大丈夫かなと思ったけど、
 外に出してからはよく伸びてくれたね」
過去29戦して、ほぼ全レースで後方から競馬してきた馬で、
久々のダート戦でもスタートの速さ自体は何も変わらず、
最後方からレースを進める事になった。
ついていけないなあと考えつつ、何もせず待つのがアンカツの真骨頂w
前と離れようともお構いなしに、じっと動き出すのを待っていた。
その甲斐あって、3角前あたりから急にやる気になったようで、
アンカツの誘導に従って大外へ進出。
コーナーリングから綺麗に加速して直線でエンジン全開。
同じようなラップで淡々と凌ぎあう先団を視界に捕らえると、
全てを飲み込む勢いで伸びてくれたのだが、
人気のシャアにはわずかに届かずに2着まで。

残念だったが、力は出し切れたと思う。素晴らしい騎乗だった。
芝も砂も関係無し。次も勝ち負け確実なので楽しみにしたい。




9R フレッドバローズ 4着
「出して行ったら甘くなってしまった。
 力んで走っていたし、一本調子なところがあった」
好発を決めたのでさっと出て行ったが、
シゲルの後ろについたところで少し行きたがる所は確認できた。
その後は、見た感じは折り合っているように感じたけど、
乗っていて力んでいたということなので、そうなのだろう。
巧く前を捌いて逃げ馬を追いかける形を作ったが、
ギアが切り替わることなく萎んでしまった感じ。

やはり、前に行き過ぎてしまった感じはあるだろうね。
もう少し違った乗り方をしたいところだが、
今回はこれで良いだろう。初騎乗で試してみたいことでもあった。
次も乗るならば、もう一つ溜めて乗って前進できるはずだ。
この馬の性格っぽい一本調子なところを重視するなら、
1400mよりもスプリント戦のほうが良いだろうね。
まあ、乗り方次第で1400mは大丈夫なはず。




11R ペルーサ 1着
「ゲートはモサッとしていたけど、道中は良い感じで追走できた。
 長く良い脚を使ってくれたね。
 頭の良い馬で、追って味もある。
 このまま無事に行ってもらいたい」
スタートが微妙に遅かったのに加えて、
6番のヒルノダムールがゲートを出てすぐに内に寄れており、
5番のオースミイレブンにアタックしている事で、
オースミが派手にこちらに寄れてきて前を消している。
こちらはゆっくりと出ていた事もあり、
ならばと一度引いて後方2番手から進める事になった。
落ち着いて1角を回ってから、すぐにヒルノの後ろまで接近。
この馬が相手という形でレースを進めた。

前の4頭が無茶苦茶していたが、
人気を背負うヒルノダムール、これをマークするレッドバリオス、
そしてその外で機を窺うペルーサは落ち着いたもの。
イーブンペースを守りながら道中を進んで行き、
4角で前が止まるのと共に相対的に動く形になって、
先団を一気に飲み込んで行った。
動きながらヒルノダムールとレッドバリオスが激しく競り合っており、
前で数頭がバテ気味に下がってきそうな気配。
アンカツはここが最初の勝負どころと見たのだろう、
仕掛けて少し速度を上げて、軽くレッドバリオスに被せるように進出。
脚色が上回ってレッドをパスしながらヒルノに並びかけると、
今度はヒルノを内に押し込んでいきながら直線に入った。
その勢いは完全にこちらが上で、ヒルノの藤田が必死に抵抗するところ、
今度は少しそちらの様子を窺いながら併せる余裕がペルーサとアンカツにあり、
脚色を見ながら、少しずつ速度を上げていくような格好に。
最後は半馬身だけきっちりと出て、余裕でレースを締めた。
ペルーサに対して頑張れと激を飛ばすようなシーンは無し。

とにかく凄い余裕だった。
特にコーナーリングの速さは物凄いね。
本気で走ったらマツリダゴッホ級のマクリを打てる馬だと思う。
(よって中山でも走れる馬だと思われる)
また、それで終わってしまう馬だと作戦も限られてくるが、
直線で一度溜めて追い出してからの脚もしっかりしていたから、
展開に合わせて、無限に作戦を考えられそうな馬。
今回、まさにアンカツの思い通りの競馬をしたように感じるけど、
鞍上の指示に対して的確な行動をとる馬でもありそう。
勝ち時計は1分59秒9で若葉S史上最速。
3歳春の地点で阪神2000mで2分を切るのは大変な事。
この事実だけでクラシック最有力クラスの1頭と言える。
現3歳の有力馬の1頭であるヒルノダムールを一騎打ちで倒した事で、
いわゆる相手関係の面でも裏づけらしきものを手に入れた。
現時点では、スタートの遅さ以外に死角が見当たらない。
無事に行けば4戦無敗でダービーを迎える馬だろう。


おまけ。
4着馬が8馬身ぶっちぎられる戦いだったが、
3着にはマコトヴォイジャーが突っ込んできた。
末脚に全てを賭ける競馬に徹していた事もあるが、
フロックでこれだけ走る事は不可能。
着差は相手関係もあることだが、時計のほうが並の馬では絶対に無理。
どちらかというと時計がかかる馬場状態で、今回の時計はとにかく速い。
阪神の2000の好時計というのは、他場と違って大きな価値を持つ。
この馬もこの世代の上位で戦う資格があると記しておきたい。
ヴォイジャーは、アンカツが3戦目に新潟で乗るかどうか迷っていた馬で、
(9月半ばの3日開催で、1日休養にあてた日のこと)
この時から調教に乗っており、抜群の動きをしていた。
実際に初めてレースで乗ったのは6戦目だったが、いまいち走らず、
「どうしたのかな。こんな馬じゃないんだけど」とぼやいていた。

お見事。ちゃんと強い馬でした。
厳しいペースで素質が開花した感じだ。
次が500万条件ならば本当にただ貰いだが、
ダービートライアルに合わせられるかどうか、注目したい。




12R アドマイヤシャトル 3着
「今日は楽に行けたし、
 流れからも一番良いポジションだと思って乗っていたんだけどね。
 いざ追い出すとジリジリという感じになってしまった。
 どんな競馬をしても上位に来るんだけどねえ。
 気持ちの問題だと思う」
いつもよりスタートが良かったからね。
いつも通りの位置ではあったけど、
そこに取り付く過程は今回が一番良かった。
内々をじわじわと上がっていく過程も良かったし、
乗っていて今日は大丈夫という感覚だっただろうね。
実際、俺も大丈夫そうだなと思いながら見ていた。
が、いざ追い出すところで綺麗に行かず。
不必要に外に膨れるあたりはこの馬の特徴としても、
追ってからの迫力はまったくなかった。かろうじて伸びたという感じ。

俺としては、内を走っていた事が原因だと思うが、
また次走の時に悩みたい。どうあれ、次も好勝負は好勝負だが。







日曜 阪神
10R ファリダット 4着
「出来るだけ追い出しを我慢したんだけど、
 休み明けのせいか反応が良くなかった。
 良い時はもっとビュッと切れるイメージがあるんだけどね」
良い位置を確保して、しっかりと待っていたと思う。
内枠としては文句なしの運びだったと思うけど、
この馬としてはあまりにも物足りない伸び。
これは休み明けのせいで片付けたい。
これを使って良化してくれれば良し。




11R ジャミール 2着
「距離を考えてジックリと。
 直線で並んできた馬には競り勝ったが、
 抜けて一回遊んだところを内の馬に交わされてしまった。
 折り合いはつくので距離の適性はあるし、
 力もつけているね」
日曜日にも記したが、やはり競り合いの中で気を抜いている。
メイショウベルーガでも、ジャミールから見たら大した敵ではない。
(まあ、ベルーガのほうは距離が長かったような感じだが)
とにかくジャミールは、標的にした相手を1度は必ず抜き去る。
抜き去って、それで満足して終わってしまうのがこの馬の弱点。
競馬というもの目的について、
ゴールを目指すものではなく、競り合っている馬の前に出る事、
と考えているのだろうと思われる。
実際、本格化してから競り合った馬に先着を許した事は1度もない。
負けた相手は1頭を除いて、こちらとは離れた位置を差されたか、
もしくは目標にしていなかったかのどちらか。
条件戦からG2まで来ても、それは全く変わらなかった。
(競り合うことを許してくれなかったのは、菊花賞馬スリーロールスだけ。
 ただ、あの時は距離が短すぎた事も要因の一つ)

これは本当に心強い事で、言い換えると、
「ジャミールはまだ底を見せていない」
ということに他ならない。
1000万を抜けた時には、大賞典にも出ていたコパノジングーとハナ差。
G2に来たら、コパノは相手にせずメイショウベルーガとハナ差の勝負。
ここから、ジャミールが相手に合わせて走っていると断定して構うまい。
まだ余力があるので、もう一段階上の相手でも勝負可能。
というか、それくらいの相手でないとジャミールの本気は見られそうもない。
次はフォゲッタブルかドリームジャーニーとの勝負になるだろう。
これらとも互角に戦うだろうと確信している。
というか、上でも下でもなく、互角にしか走らないだろうw
この先、オウケンブルースリの差し脚とぶつかった時にどうなるか、
それには物凄く興味がある。




12R シャドウデイル 4着
「前走も勝つには勝ったけど、ゴール前が甘かった。
 だから、粘りこむ形を取ってみたんだけど・・・」
前走は楽に抜け出した後、けっこう鞭を入れられていた。
これが、バテているのか遊んでいるのか馬のタイプなのか、
よく分からないのだけど、それを考慮しての早仕掛けとのこと。
ハイペースでぶっとばす2頭を道中は離れて見ていたが、
4角に入るあたりから自分で動いて叩き潰しに行った。
結果的に、この動きにルティラーレに便乗されて、
良いように使われた挙句に力尽きてしまった感じ。

2着馬、3着馬に力で負けたとは全く思わない。
もう一度やればこちらが勝つだろうと思うけど、
今回は展開とルティラーレの存在が厳しかった。
想像していた実力からして(そして実際に見せた実力からして)
人気が薄かっただけに無念の4着だったが、
次は手堅く3着内、相手次第で楽勝まであるだろう。
距離は1200mのほうが良いような気がするね。
やはりアンカツとの相性は抜群のようだ。

来週の特別騎乗予定馬

2010-03-21 18:39:59 | 競馬
ジャミールは完全に差しきり態勢に入ったが2着まで。
前走は相手が弱すぎて軽く突き抜けてしまった感じだったが、
今日は重賞の上位常連が相手で、ジリジリとした勝負に。
なんというか・・・徐々に飽きだしている感じに見えるw
それでもメイショウベルーガは封じきっているんだけど、
その内から伸びたトウカイトリックに差されてしまった。

正直、ジャミールは離れたところを伸びる馬に興味を示さない馬。
オリオンSでは、大外一気で一度は完全に先頭に立ちながら、
離れた内を突いたトップカミングとヤマニンウイスカーの存在を無視するような走り。
八瀬特別では、凄い勢いで馬体を併せに来たコパノジングーに対して、
その勢いを吸収して逆に差し返して軽く制するレースを見せている。
鳴滝特別ではトップカミング(3着)と小競り合いを制したが、
無視していたホッコービクトリーには逃げられた格好。
今日はレベルが上がったが、メイショウベルーガとの叩き合いを制した。

今回、G2でも叩き合いで負けないところを見せてくれた事は大収穫。
正直、並んでいない馬に負けるのは仕方ないと思っているw
そういう意味で、この馬が後ろから競馬を進めるのは理に叶っている。
出来うる限り、最後まで相手と併せる形を取りたいわけだから、
後ろで相手を見定めていくほうが、それを容易にするからだ。
前で後ろを待ってってのも八瀬特別を見る限りやれるけど、
こちらが抜けた後、離れたところを迫られたらそれで終了なので、
やはり後ろから進めるのがベストだろう。
続けて乗ってきたが、アンカツは実に理に叶った競馬をしている。
逃げ先行差し追い込み、やろうと思えば何でも出来そうだが、
「主導権を握るために後ろにいる」と考えて構わないだろうね。

本番ではフォゲッタブルが相手になると思うが、
もう少し考えてみたら、ドリームジャーニーのほうが良いかもしれないな。
これと共に伸びる形を取ったら、どこまでも伸びてくれそうだ。
今回は調教が万全でなかったことも記しておこう。


ファリダットはまあ、休み明けのせいで良いだろう。
上がりが34.6ってのはいかにも不満。不発に近い。
まともなら最低でも34.3で上がって2着だったし、
全開なら余裕で34秒で上がってスマイルも退けてるはず。
今日は慣らしということで致し方ない。
やはりレース間隔が開きすぎた。その間にアクシデントが何度もあったしね。
ただ、今日はずっと馬群を走らせて抜ける競馬をさせたので、
レース感覚はしっかりと取り戻してくれたことだろう。
次はやってくれるはず。敵は除外だけだ。


っと、明日書けば良い事をダラダラと続けてしまった。
今週は本当に惜しいところで高配当を逃す事が続いて悶絶し続けたのだがw
アンカツの騎乗馬の巡りとしては、上々だったと思う。
今週の馬が2~4週後に出てきてくれれば、例外なく好勝負。
何故か、1ヶ月前に作った好循環が途切れてしまっていたが、
再度の立て直しが可能になった事を確認できて良かった。





土曜 阪神
鳴門S ダート1200m 未定




毎日杯 芝1800m ダノンシャンティ
松田国厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。
デビュー勝ちから即座にラジオNIKKEIに参戦。
ヒルノダムール、アドマイヤテンクウを抑えて3着に食い込んだ。
3戦目の共同通信杯では、リズムを欠いて2着惜敗。
軽い出遅れは仕方ないとして、その後、非常に狭いところに入ってしまった。
パトロールを見れば分かるが、前と左右を完全に押さえられて、
動きたくても本当に身動き一つ取れないような状態に。
(下げる事なら出来たが、それは非常に難しい判断だっただろう)
それなのに馬は前に行こうとしているから、吉田豊が引っ張りっぱなし。
ラスト1000あたりまでずっとその状態で走っていた。
直線に入ってからもタイムカードが邪魔ですぐに追い出しに入れず、
抜け出してからは凄い脚でやってきたのだが、
ゴール前後では差しきっていたのにゴールの瞬間だけ負けていた。
勿体無いとしか言いようがない敗戦だったわけだが、
それから間隔をあけて、いよいよG1へ向けて再始動。
前走、非常に窮屈な競馬を強いられたので、
今回はもっと大きく走らせてあげたいね。

相手は揃ったの一言。
昨年の秋の地点で世代最強馬に一番近かったリルダヴァルの復活。
やたらと不利を受けながら力を示しているルーラーシップ。
完全に内・前残りのアーリントンCを外から追い込んだザタイキ。
そして前走で素晴らしいポテンシャルを示したシャンティ。
この4頭を中心に、伏兵陣もなかなかのもの。
各トライアルのレベルを凌いでいるのは間違いない。
ここの勝ち馬がクラシックの中核を成すことになるだろう。
シャンティが勝てば、まずはNHKマイルに王手をかける事になる。
本当に楽しみな一戦だ。




仲春特別 芝1600m 未定








日曜 中京
三河特別 芝1200m マヤノロシュニ
小笠厩舎、マンハッタンカフェ産駒の4歳牝馬。
なかなか面白そうな馬の依頼が来たな。
新潟の1000m戦で頭角を現した馬で、未勝利、500万を連勝。
さらに昇級の福島1200m戦でも速さを見せて2着に好走。
2走前は当地の同条件で僅差の4着。
好発からさっと控えて6番手を追走するセンスを見せ、
4角で手応えが怪しくなりながらも、最後はこの馬が一番伸びていた。
前走の東京戦は2番手から失速したが、これは距離とコースだろう。
特に気にする必要はないと思われるし、それでも5着なのは力がある。

再びローカルの1200m戦。好勝負は確実だが、
現在の中京は完全に外差し馬場に移行しきった。
前に行って粘りこみを計るって競馬はあまり巧くないのだけど、
そこをアンカツがどのように持っていくか、興味深いね。
スタートと二の脚は速く、どこにでもつけれるだろう。
メインレースのガルダンに近い脚質の馬なので、
そのあたりも考えながらのレースになるんじゃないかな。

登録段階で、ローカル戦にしては相当にメンバーが揃っているが、
頭数が多いので、メンバーが決まってからまた考えたい。




名古屋城S ダート1700m 未定




高松宮記念 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。
さて、前走は惨敗となってしまったガルダンだが。
惨敗から快勝はこの馬の常みたいなところがあるので、
前走の事はさっぱりと忘れてしまいたい。

幸いにも、調教の動きは引き続き絶好。
追えばどれだけでも伸びる気配だが、
少し余裕を持たせて仕上げようという領家先生の采配で、
あえて95%位の仕上げにしている感じ。
計画通りに進んでいる感じなので、全面的に信頼したい。

スプリンターズSで2着と3着を奪っている馬。
能力的に上位なのは間違いないのだけど、
昨年の高松宮記念では惨敗を喫している。
それで左回りがどうこう言われることになったのだけど、
昨年については、外枠から外々を振り回されて終わっただけに見える。
やる気が起きる前に、やる気を激しく失う出来事があった感じで、
実際、力的に負けるはずのない馬にも負けている事からして、
馬が走りを放棄して、何もしなかったのだと考えたい。
前走もそれに近いところがある。京阪杯の惨敗もそうだった。

ちょっと馬に喝を入れたいところではあり、
アンカツはハナを奪うことまで計画しているようだ。
出が速いので本気で行けばそれは叶うだろう。
ただその場合は、セブンシークイーンが玉砕にくるかもしれないから、
それを考慮しながら行かないといけないとは思うけど。
そしてもう一点、こちらのほうがとても重要なのだけど、
現在の中京競馬場は完全に外が優勢な状況。
どれだけ手応え良く進んでいても、勢いをつけて突っ込んでも、
外を伸びる馬には遠く及ばないような感じ、
まさにローカル開催の最終週の日常風景だ。
この馬場状態の中京で、前走惨敗した先行馬ガルダンでもって、
どのようなレースを進める事になるのか。
勝って欲しいのは当然として、まず運びからとても興味がある。




中京サンクスメモリアル ダート1700m タマモスクワート
中川厩舎、スクワートルスクワート産駒の5歳牡馬。
現在絶好調の馬の依頼が来た。
元々は好位についてジリジリと後退する競馬を繰り返していたが、
最近は少し位置を後ろに下げて、ジリジリ伸びるようになっている。
ここ2戦を当地の同条件で戦って2着と3着。
どちらも人気薄での激走ということになったが、
同条件で2度も好走してアンカツに乗り変われば、
今度は間違いなく人気の一角になるだろう。

前走は不良馬場の行った行ったを詰め切れなかったが、
スタートから道中の追走の雰囲気、4角の雰囲気、
どれをとっても現級の上位馬の風格があった。
500キロくらいの馬だが、もっと大きく見えるね。
ジリジリ伸びはするけど、やはりスパッとは来ないので、
前のほうでレースを組み立てる事になるのは間違いないが、
展開次第である程度柔軟に進める事が出来るだろうと思う。
このレースも登録が多いのでメンバーが決まってから考えたいが、
好勝負になる事は間違いないだろうな。

日曜日の結果

2010-03-21 15:04:48 | 競馬
10R ファリダット 4着
好スタートから静かに待機。
いつも通りにゆっくりと脚を溜める競馬に。
スタートが良かったおかげで、後方3番手と悪くない位置から。
ペースがやや遅かったが、ファリダットにそれは関係ない。
とにかく脚を溜めて、直線で爆発さえすれば。
3角辺りで少しだけ位置を押し上げて後方5番手に。
そのまま我慢して、インを回って直線へ。
いったん外へ持ち出そうとしていたけど、
危なそうだというのを感じたか、内へ進路を切り替えた。
追って最初は視界フリーで、少しして一気に狭くなったが、
そこを間髪いれずに突き破ってきたのはさすが。
良い脚で馬群を抜け出そうとしていたのだが、
やはり休み明けってのが響いただろうか。
伸びそうで伸びきれずに、最後はプロヴィナージュに差されてしまった。

本当ならば、スマイルジャックの競馬をしたかったのだが、
それは枠の関係で無理になっていたのでやむを得ないところ。
正直、スマイルジャックには完敗だった。まあ、これは弱い馬じゃないか。
それよりも、タマモナイスプレイまで届かなかったのは休み明けのせいだろう。
これを使って間違いなく良化して来るはずなので、
とにかく次走を除外されないことだけを祈っている。



11R ジャミール 2着
悔しいなあ、4角で勝ったと確信したんだが・・・。

好スタートからゆっくりとレースを進めた。
位置を取りに行く事はせず、ジワジワと下がっていく形。
折り合いは抜群で、静かに後方5番手のインに収まった。
ホクトスルタンの平均ペースの逃げで、馬群が少しバラけ気味。
アサクサキングスも行く構えを見せているし、メイショウベルーガも前。
それらを行かせてからまとめて差しきる作戦だ。
隊列を見てワクワクしたね。最高の形だと思った。
道中はイコピコとトウカイトリックを壁にして、いっさい無駄な事をせず。
じっと我慢して2周目4角まで進んだ。
アサクサの進出から全馬が動いて、最後に外へ進出開始。
今日も行きっぷりは抜群で、4角大外に現れた姿は、
とても条件馬のものではなく、全馬をまとめて差しきろうという強豪の姿。
追われて内の各馬を一気に飲み込みに入ったのだが・・・。
メイショウベルーガをねじ伏せようとしたところで、
無念にも、その内を突いたトウカイトリックに差しきられてしまった。
最後はちょっと気を抜いてしまったような感じながら、
ベルーガを封じきったのは重賞級の証であろう。

残念。残念だが、力は見せてくれた。
最後は馬体の合わなかった馬に差されたので、
力で負けたとは思わない。この馬の弱点を突かれた格好。
圧勝するような馬ではないからね。
ただ、トリックは変なところから抜けてきたのでw
あの形ならベルーガを相手に選択したのは正解だろう。
騎乗は文句なしだったと思う。馬も頑張った。
2着争いをハナ差を制して賞金を加算できた事非常に大きい。
これで堂々と春の天皇賞へ進む事が出来る。
今度はフォゲッタブルを標的にすれば良いだけの事。
本番でもやれる感触を手に入れた。レース内容に満足している。



12R シャドウデイル 4着
絶好のスタートから仕掛けて先行策。
ネオフリーダムを行かせてから、引いて3番手に待機した。
予想で書いた理想の上策の一つ。これが実現するとはさすが。
しかし、2番手のツウカイヤスナムの石橋がトチ狂ったのか突っ込んで行って、
前の2頭が暴走ペースになったのははっきり言って誤算だった。
大きく離して待っていたのはさすがのバランス感覚だったのだが、
行き脚が良すぎて、4角で馬なりで前に接近して行く。
そのまま楽な手応えで前の2頭を飲み込みに入ったは良いが、
やはりペースが速すぎたのが厳しかった。
同時に、ルティラーレがこちらをぴったりマークしていて、
これに叩き潰されるような格好になったのも痛くて、
最後までよく走ってくれたものの、力尽きての4着に。

ツウカイヤスナムがいなけりゃ、まず2着は守れていたし、
ルティラーレがいなけりゃ圧勝で終わっていたレース。
まあ、いなけりゃってのは変な話であって、
今日のところはルティラーレに脱帽と言っておこう。
素晴らしいレースをしてくれたのだが、無念。
何が無念って、次は人気を避けられないからねえ。
予想通りに、このクラスでも上位のスピードを見せてくれた。
これならばスプリント戦でも構わないだろう。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-03-20 17:57:20 | 競馬
タイトルパートとアドマイヤテンバが残念だったが、
ペルーサは非常に強い競馬を見せてくれた。
ヒルノダムールを標的に完璧なレース運びをしたし、
馬もそれにしっかりと応えてくれたね。
OP特別まで来たが、まだまだ底が見えない感じ。
倒した相手は3歳戦線で上位の1頭と目されている馬なので、
これで頂点を狙えるところに来た事は間違いない。

次走は予定通りに青葉賞に向かう事になりそうだ。
馬体が14キロ減っていた事を考慮する感じ。
そこについてはあまり考えていなかったが、
さすがは馬優先主義の藤沢先生というところ。
青葉賞で負ける要素は現段階では見当たらないし、
(皐月上位馬はそのままダービーだろうから)
4戦無敗でダービーを迎える事が濃厚。
アンカツはダノンシャンティもいるので乗るかどうか分からないけど、
とりあえずは、なんか凄そうな馬に1回乗っておけた事を喜びたい。
これで、いつでも声を掛けられるし、声が掛かるだろうからね。


今日は、大半の馬が掲示板に載ってくれた事についてホッとしている。
今年が始まってすぐ、勝率がわずか1割w しかなかった時もそうだが、
掲示板に載る馬自体が少なかったことが問題だった。
(掲示板にすら来ない馬では、当然ながら人の力ではどうしようもない)
掲示板にさえ載ってくれていれば、それは必ず好循環になる。
アンカツほどの立場なら、掲示板率が7割近く欲しい。
今週の感じなら、再度の立て直しは容易に叶うだろう。

もう一つ重要な事が。
桜花賞は今日のフラワーCを制したオウケンサクラに乗る事になったようだ。
スタートが決まって抜群のセンスを見せていたからねえ。
アンカツが乗った2走前、そしてチューリップ賞ではずぶさを見せたが、
今日はむしろスパッと切れて反応が速い感じだった。
持続力に反応の良さが加われば、まさに鬼に金棒ってところ。
この馬、どんどん強くなっている感じがするね。
あれならば、桜花賞でも存分に戦えるだろうと思う。
楽しみが増えたな。


さて、明日も重要な一戦が続く。
安田記念へ向けてファリダットがついに始動。
天皇賞へ向けてはジャミールが本稼動。
どちらも勝って本番に向かいたいところだ。
雨が降りそうな感じだが、なんとか持って欲しいなあ。






10R ファリダット ◎
松元師
「体は仕上がっているし、だいぶ完成の域に近づいてきた。
 先々の為にここで賞金加算を」
2週続けて栗東坂路を快走。
休み明けとして出来る事はやり尽くされた。
安田記念後、一頓挫どころか三頓挫くらいあったわけだが、
ようやく帰ってきてくれた事をまずは歓迎したい。
が、書いてきたように時間的にはそれほど余裕がない。
ここを使った後、京王杯SCに行くのは間違いないと思うが、
ここを勝たないとその京王杯に確実に出走できるか分からないし、
(出れるのならば、ここの結果はどうでも良いのだけど)
ここを勝てば、ギリギリ安田に出れる可能性も出てくる。
出来る事なら勝っておきたいレース、だ。

相手はスマイルジャックとブロードストリートだろうが、
ファリダットから見たらまあ、そんな大した相手ではないし、
どちらもそれなりに斤量を背負っているので、
こちらが普通に力を出せば苦戦する相手でもないだろう。
とにかく自身が力を出せるかどうか、それに尽きる。

阪神では、4走前の阪急杯こそ大きく負けているが、
それ以外では確実に伸びて勝ち負けを演じている。
(2200mのすみれSは論外として除外して良いだろう)
最後の坂でグイッと伸びてくる馬なので、
そこまでに視界を良好に保っていればやってくれるはずだ。

内枠の2番枠からの出走になった。
とりあえず馬群の中でロスなく進んで行けば良いだろう。
京都と違って阪神の外回りは内が空きにくいが、
それでも内回りとは違って直線が長いので、
馬群が広がり気味になる事ならば間違いない。
ファリダットが誇る極上の一瞬の脚なら、隙間を鋭く突けるはず。
やっぱりファリダットが格上だったか、と誰にも思わせる競馬を願う。

逃げ馬がまったくいないレースではあるのだが、
こうなるとニルヴァーナとプロヴィナージュの逃げ争いだろう。
タマモナイスプレイ、アンノルーチェあたりが先行するのか。
先行馬すらほとんどいない構成であり、
こうなると逆に、ハイペースになることすら想像される。
(今日の若葉Sなんかがそうなんだけど)
まあ、ファリダット@アンカツとしては、自身の脚を信じていくだけだろう。
ディープスカイとウオッカを飲み込みそうになった末脚の再現を。
単勝以外に買う馬券が思いつかない。




11R ジャミール ◎
松元師
「早い段階からこのレースを目標にしてきたし、
 今週もこの馬にしては上々の動き。
 前走の内容ならここでも勝負になる」
ブックのコメントも参考にさせてもらうなら、
調教は一度前に出たからなまくらなところを出してしまったとの事。
確かに、併走はこちらが前に出てコーナーを回って、
直線でも少しこちらが出ているような格好で進んでいる。
それで、追い出したらチンタラと走って遅れた感じ。
ばてたものではないという目で見ると、確かにばててないように見えるから不思議w
実際、この馬は1頭で抜け出すとソラを使う馬であり、
(オリオンSを見れば、誰でもそれが理解できるだろう
 ただし叩きあいの形にすれば、先に抜けても大丈夫)
レースでの乗り方を考えれば良いだけだとすれば、心配なしだ。

初めての3000m戦になるが、距離については楽しみしかない。
過去の戦績を見ればそのままだが、距離が延びて頭角を現した馬。
レースセンス抜群で、行くも引くも自由自在。
重賞のペースでも戸惑うことなく対応してくれるだろう。
というか、この馬ほど上手く立ち回る馬はいないと考える。
絶好の手応えで4角を回ってくるところまでは想像できる。
後は何を標的にして追い出すか、それだけだ。
アンカツの最大の仕事は、どれが敵かを見極めることなのではないかな。
今日の若葉Sのように、狙う相手があっていればやってくれると思う。

長距離戦の展開ってのはとても予想しにくいのだが、
逃げるのはホクトスルタンということで間違いないだろう。
続いてドリームフライトが行くだろうと思う。
ベルベットローツェ、アサクサキングスがその2頭に続く。
続くと言っても、それなりに差が広がった状態ではあるだろうが。
それに続いて、ゴールデンメイン、シグナリオと行って、
その後ろにジャミールが位置するんじゃないかと思う。
イコピコ、トウカイトリックも並ぶ事になりそう。
メイショウベルーガはそれらを見ながら折り合いをつける形に。
豊の逃げならスローってのは考えにくく、団子って事はないだろう。
(アンカツと同様で、いつもマークされるからだろうけど平均ペースを好む騎手)
やや縦長の展開で、誰がどこから動いていくかって事になりそう。

おそらくアサクサキングスの岩田が最初に動くから、
後ろで待つ騎手はそれに合わせての始動だと思う。
これが動かなかったら、ホクトスルタンが一気に有利に。
その場合は誰が最初にって事になるけれど、
岩田の性格を考えると、放っておいて大丈夫じゃないかな。
それに対して鋭く反応して上手に位置を押し上げて、
いち早くアサクサ目掛けてスパートできた馬が勝ちそう。
このレースが内回りで行われる事は何気に大きい。
ここまで書いたら何が言いたいかはお分かりだろうけど、
ジャミールは始動が非常に速い馬でコーナーリングも抜群。
中山みたいな形態でも難なくこなすセンスを持っている事から、
今回俺が想定している展開にピッタリ来る馬。
粘るアサクサをしっかりと捕まえて、後続が来ない展開までを予想している。
ベルーガは阪神と距離で5着か6着くらいに飛ぶと考えている。
イコピコはこちらと一緒に動いて、最後にその仕掛けがたたって垂れると思う。
差しに徹されたら、この馬はちょっと怖いので買うけど。
トウカイトリックはいつも通りにしぶとく走るのだろうけど、
この相手だと少し力が落ちるんじゃないかな。これも5着候補。
ベルベットローツェ、ホクトスルタン、
この2頭はアサクサ(ジャミール)に飲み込まれるんじゃないかと考えているが、
それでも2、3着に粘りこむ可能性はあると思う。

まずはジャミールの単。
それから、アサクサ、ベルベット、ホクト、イコピコへ。
馬単4点、3連単12点で行ってみたい。
まあ、相手はどうでも良いか。とにかく勝って欲しいな。
馬場の巧拙はまったく考えてないw




12R シャドウデイル ▲
藤岡健師
「挫石で予定を延ばしたが、稽古の動きは良かった。
 前走の勝ちっぷりなら昇級でも」
2月半ばに出走態勢を整えていたが、挫石で回避。
挫石ってのは、何かを踏むかして蹄から血が出る事。
もちろん程度にはよるが、そんな大した事ではなく、
デイルも3月に入って再調整が進められると、
今週は坂路で51.3-12.5と抜群の動きを披露。
むしろ休み前より素晴らしい動きをしているのは心強い。
状態に関しては全く心配いらないだろうと思う。

昇級戦になるので、相手との力関係だけ。
1000万条件らしくなかなか速い馬が揃っているが、
一番速いのは同じく昇級のネオフリーダムだろう。
さらに外からツウカイヤスナム、ラインオブナイト、マルブツサクラオー、
さらにアースリヴィングあたりが大挙して外枠から内に押し寄せてくると思う。
アンカツとしては、その外の動きをどう捌くか。
もし出が良かったら、ネオと競るくらいに出て行って、
それから引いて2番手に待機するってのが上策だと思う。
もし出が普通か、行き脚が普通程度だったら、
外の複数の馬とやりあうのはちょっとリスクが大きいので、
待って6番手くらいから進めるのが最善になるだろう。
どちらにせよ、ついていく事は間違いなく出来ると思う。
前走のペースは1000万でも遜色がないものだから。

ルティラーレ、ベルモントゴラッソ、テイエムフルパワー、
それからゴールドエンペラーあたりが差しに構えるだろうが、
展開的にはこれらに向く事になるだろうと思う。
前に行く馬達もそこそこの強豪で、これらを凌ぐのは大変だろうが、
もっかの充実ぶりと、人馬の好相性をもって、
現級もいきなり突破してくれないかと期待しているところだ。

想定される展開からはやはり差し勢が相手で、
ルティラーレ、テイエムフルパワー、ゴールドエンペラーを相手としたい。
1頭軸では心もとないので、4頭BOXで行きたい。
もちろん、単勝には期待している。