アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

来週の特別騎乗予定馬

2010-05-30 19:26:27 | 競馬
ダービーは凄いレースになったねえ。ちょっと悪い意味でw
誰もが同じようなことを思って、また書いていると思うが、
マイラーのレースになった、という見解で間違いあるまい。
上がりが33.4。真に切れる馬が上位を占めたということ。

勝った馬ってのは得てして完璧なレースをしているものだが、
エイシンフラッシュもその例に漏れず、素晴らしい走りをした。
好スタートからじわっと入って中団ラチ沿いのイン。
内枠の伏兵馬らしく、まずは距離ロスを消して行く形。
ルーラーシップ、ローズキングダムら結果上位に来た馬らと同じ中団から、
途中でペースが落ちてヴィクトワールピサの前がなくなり、
ルーラーシップとローズキングダムが少し浮上した後、
それに遅れずに続いてヴィクトワールの外に出たのがファインプレー。
4角でヴィクトワールがどこにも出れなくなって待機するしかなかったのは、
ルーラーシップとエイシンフラッシュの共同作業だ。
そのあたりの手応えが相当に良かったか、
4角からは伏兵馬の立場を捨てて全力を出すほうに切り替えた。
先に抜け出していたローズキングダムの後を追うように進むと、
馬の闘志に火がついて、鮮やかな差しきりを演じた。
折り合い完璧、道中一切のロス無し、他馬の進出を華麗に利用、
とどめに1番人気馬の進路を消す作業まで行い、
この極端なスローになったレースの勝者に相応しい人馬であった。

2着は、中間に一頓挫あったローズキングダム。
これも中団後ろで息を潜めての競馬。
この馬の前にいたのがルーラーシップとゲシュタルトで、
ルーラーがややかかり気味に浮上しだしたところで、
離れずに動いてその外に滑り込む形を取った。
右前にゲシュタルト、左前にルーラーシップを置いて、
これらを誘導役にしながら楽な進出。
スローペースから自発的な進出で、外に出て抜け出しを計った。
一度は内の数頭を交わして先頭に立つところまで行ったが、
そこからエイシンフラッシュの強襲を食らって惜敗。
競馬において、先に動いたものが不利という定説を示した敗戦。
スローペースを味方にするため自力で勝ちに行き、同時に利用された負け。
力は尽くした。

3着のヴィクトワールピサは本当に最高の位置にいたが、
途中のペースダウンが痛恨の一言だった。
4角前に自力で進出していけてたら、これが普通に勝っていたと思う。
総合力の高さを見せられるレースにならなかった。
ちょっと形が違うが、先週のオウケンサクラの負けと同じようなもの。
ただ、パトロールを見る限り、この馬にも選択の余地はなかった。
あえて言うなら最初の1角、まだ前の3頭が離れていた時に、
外のゲシュタルトより前に出て少し外に持ち出すことだったが、
あの地点で先を読みきる事はあまりにも困難というもの。
形的には、2角からコスモファントムが邪魔になる形で、
しばらくすると横に並んでいたゲシュタルトが外に離れていき、
間髪いれずにルーラーシップが入ってきてやはり動けず、
これが出た後に今度はエイシンフラッシュに入られている。
その間、前のコスモファントムは全く進んで行かない。
どうにもならずに、ひたすら耐えての直線入り。
それでも、追い出した瞬間にはまだ進路があったのだが、
直線で目の前になったトゥザグローリーが邪魔に。
内に行こうとしたらそのトゥザが内に、
外に持ち出そうとしたらトゥザが合わせて外に、
嫌がらせのように動いていることが分かる。
戸崎は別に後ろを見て動いていたわけではない。これもついてなかった。
苦しい態勢の瞬発力勝負で3着に食い込んだのはまさに自力の高さのみ。
強者は常に視界を保つべき。俺の持論を再確認した敗戦だった。

4着のゲシュタルトはすんなりと先行策。
最初は5番手でヴィクトワールピサと並んでおり、絶好のポジション。
こちらは外だったので、自由に動くことが叶った。
しばらくは淡々とした流れに乗っかっていたが、
スローに落ちだしたところでこれも進出開始。
内を避けて外々に持って行って、大きく走ろうという構え。
常に進路をクリアにして、伏兵というより本命馬らしい走りをしたが、
その後ろをピッタリついてきていた2頭にやられてしまった。
やるだけのことはやっていると思うが、
目標にされた差であり、瞬発力勝負で劣ったということだろう。
やるだけのことはやったと思う。とりあえず満足ではないか。

5着のルーラーシップが惜しかった。
最初はヴィクトワールピサの真後ろに滑り込んでの中団待機。
最初の淡々とした流れにインで我慢して進んでいたが、
少しかかり気味になって、ここで四位は少しだけヴィクトワールの外に出した。
これが超ファインプレー。ここでヴィクトワールの後ろにいたままだったら、
エイシンフラッシュに横に入られて、完全に終わっていた。
前のゲシュタルトとヴィクトワールピサの間はなかなか空かなかったが、
3角でゲシュタルトが外に離れていき、
ここで間髪いれずにヴィクトワールの外に滑り込んだのが勝敗の分かれ目。
この馬自身というより、ヴィクトワールピサの敗戦を決定つけた。
滑り込んだルーラーはその後、やや外目に持ち出していき、
直線に入ってもゲシュタルトのインが1頭分空いていたのだが・・・。
必死に追うが馬がなかなか加速せず。窮屈な空間を嫌がっているのか。
ここまで、結構アクシデントに巻き込まれてきた馬なので、
これらが影響しているのではないかと推測する。
なかなか伸びずに、前の2頭に行かれてしまい、
さらに後続にも飲み込まれそうな感じになっていたが、
ラスト200あたりでエンジンが再点火したような感じで、
手前を替えてもう一度追い込んでくるという形でフィニッシュ。
もう少し距離があったら、この馬が3着だった。
というか、直線入り口でゲシュタルトの内に飛び込めていたら、
多分この馬が勝っていたのではないかと思う。
やれることはやったが、まだまだ子供だ。
この馬はもっと強くなると思う。今回のメンバーでは一番強くなると見ている。

6着のペルーサは出遅れで終了。
遅いからと上がって行ったが、格好だけでもって感じ。
流れがあまりにも遅すぎた。動こうが動くまいが、関係なかった。
ディープインパクトやキングカメハメハくらいに、
ラスト5ハロン全てを11秒前半で駆け抜ける力があれば話は別だったが、
そこまでの力はなかった。出遅れた地点で対処法が皆無だった。
こちらはやむを得ない敗戦。遅れた地点でどうやっても負けてた。
今日の展開を後ろからどうにかできる可能性があったのは、
3歳どころか現役全てを見ても、ダノンシャンティしかいないだろう。
(NHKマイルで、ラスト1000mを55秒台で走っている)



俺が思った上位勢の見解はこんなところだろうか。
こういう展開になった理由としては、ウィリアムズが逃げたことが大きかったな。
昨年のエリザベスでもそうだったけど、外国人騎手を隊列の先頭にしたらいけない。
レース展開なりに様々な攻防があって激しいレースではあったが、
ヴィクトワールピサとペルーサが力を出し切れなかったのは残念。
離脱したシャンティ向きの展開になってしまったのはもっと残念w








土曜 京都
あじさいS 芝1200m 未定




天王山S ダート1200m マルカベンチャー
松永昌厩舎、フジキセキ産駒の4歳牡馬。
500万を勝った時、こりゃ凄い馬だなあと思って見ていたが、
運良くアンカツに回ってきて3戦、期待通りに楽しませてくれている。
普通の馬なら急ぎたい序盤をジックリと進むことで、
後半に桁の違う末脚を繰り出して全てをひっくり返してしまう馬。
まだまだその域には届かないが、ブロードアピールみたいな馬だ。
前走は実験的にだろう、少し仕掛けていたがそれでも大丈夫だった。
ちょっと幅が広がった感じで、OP初戦が本当に楽しみ。

登録は非常に多いが、やはり相手はサマーウインドだろう。
これからのダート短距離界を制圧して行く可能性がある馬だが、
これと好勝負に持ち込むなり、勝つことがあったら、
一躍ダート界の主役に躍り出ることになる。
楽しみのほうが大きいね。




大山崎特別 芝2000m 未定








日曜 東京
ホンコンジョッキークラブトロフィー 芝1800m 未定




麦秋S ダート1600m メイショウヨシヒサ
河内厩舎、メイショウオウドウ産駒の7歳牡馬。
本当に今更ながらだが、少しずつ成長している馬。
マイルに挑んだ前走、仕掛けて位置を取りに行っているのだが、
難しさを出しつつもなんとか宥めきれる範囲で進んで、
直線でもそれなりの脚を繰り出して好勝負に持ち込めた。
得意の府中でならば、マイルでも十分に戦える。

エアマックール、シルクイーグル、ボクノタイヨウ、フェイムロバリー
登録が多いが、ざっと見てこの4頭が相手のように見える。
前走よりも全体的には相手が強化された感じがするが、
ヒラボクワイルドより強い馬がいるわけではない。
そういう意味では、相手弱化と言えなくもない。
ここも良い勝負に持ち込むことが出来そうだ。




安田記念 芝1600m リーチザクラウン
橋口厩舎、スペシャルウィーク産駒の4歳牡馬。
すっかり気が抜けてしまった今週の競馬だが、
来週もまた人気馬が待っている。気合を入れなおしたい。
コンビを組むのは、不振から完全復活を期すリーチザクラウン。
マイラーズCを制してやや復活と行ったところだが、
アンカツ曰く「歴史に名を残す馬」という馬にとっての復活となると、
G1を制するしかあるまい。その大チャンスがやってきた。
ダイワメジャー、ウオッカが引退してから混迷するマイル路線だが、
新しい王者になる可能性は十分だろう。

現在の府中は、内残りの馬場はすっかり解消され、
馬場の五分どころを上手く選んだ瞬発力のある馬が勝つ感じ。
リーチ的には、もう少し前の段階にレースをしたかったところだが、
まあ、現状を踏まえてアンカツが丁寧に乗ってくれるだろう。
メンバーを考えると、マイネルファルケの平均逃げになりそうで、
上手く折り合うかどうかだけはちょっと心配だけど、
もし危なそうだったら飛び出して行くしかあるまい。
そのあたりの判断は全てアンカツを信頼だ。

香港馬の事がよく分からないので、それらはこれから調べるとして、
日本馬の相手はトライアンフマーチとマルカフェニックスだろう。
ペースが上がればファリダットの出番になるが、
今回のメンツだとちょっと間に合わない感じがする。




ユニコーンS ダート1600m ペガサスヒルズ
鮫島厩舎、タイキシャトル産駒の3歳牡馬。
兵庫CSを除外されて使うレースがなくなり、
前走は予想外の葵S(芝1200m)参戦。
スピードなら通用するはずだったのだが、
最後方からひたすら大外の競馬ではさすがに間に合わず。
最後にそれなりの脚は使っているんだけど、それだけだった。
アーリントンCでアンカツが芝についてある程度の結論を出している。
やはりダートでこその馬として、もう一度期待したい。
砂ではまだ底を見せていない。1月の圧勝はまだ鮮明に残っている。
バーディバーディ相手にどこまでやれるか、楽しみにしたい。

毎年のことだが、2勝馬には厳しい抽選が待っている。
今年は28分の11。まあ例年通りの登録数か。
これから10頭近く回避するとして、おそらく2分の1の確率。
このレース、出れるか出れないかも今後の運命を結構左右するので、
まずは抽選を通ることを祈ろう。

日曜日の結果

2010-05-30 13:10:41 | 競馬
6R アヴェカムール 3着
好スタートを切ってじわっと進んだ。
最初は先団の一角くらいにいたが、自然と中団後ろに待機する形。
これは周りの動きが速かったのだろう。
惑わされずに自分のペースで進むことが出来た。
最初は馬群の中で包まれる格好になっていたが、
ほとんど折り合いを欠くことなく、上手に運べていたと思う。
直線で全力を出させる為に、早々に外へもって行く算段をしていたか、
一度隊列が縦長になって、それが4角で固まってくる頃には、
既に外に出ているという早業だった。
正直、どこで出たのか良く分からなかったw

外々をリラックスして運んで、直線に入ってからのゴーサイン。
内の大混乱を外から一完歩ずつ追い詰めて行き、
直線の半ばでは捕まえたという感触があったのだけど、
内から伸びるアースガルド、外から伸びるダイワアセット、
これらとの伸びあいで僅かに劣って3着に敗れてしまった。

まあ、負けはしたが素晴らしい走りだったと思う。
俺はマックスバローズだけ警戒していたが、
これはなかなかレベルの高いレースだったね。
上位4頭はそのままOPで通用しそうな馬だと感じた。
アヴェカムールが勝ってたらめちゃくちゃでかい収入だったんだけど、
まあ贅沢は言うまい。とても面白いレースだったので満足だ。
大きく育ってくれそうだな。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-05-29 18:44:10 | 競馬
まさか戦わずして終わってしまうとはなあ。

28日夕方、右第3中足近位に軽い腫れが出て、
検査の結果、1cmほどの骨折線が見つかったとの事。
この発表からすると、程度はかなり軽いものだと思われ、
上手く行けば秋のG1の前哨戦に間に合うかもしれない。
あまりにも残念な大舞台前での離脱だが、
ここで見つかって良かったというのが、今の正直な感想だ。
最終追いきりで軽く発症したのだと思われるが、
その後も誰も気付くことがない程度の故障で、
(松国厩舎のスタッフが気付かないなら、競馬界の誰もが気付かないだろう)
運が悪かったら、ゲートインしてしまっていた。
そこから真剣勝負の中での故障となると、もうどうなっていたか。

アンカツは、馬の歩様には相当に敏感な人で、
かつて、一度松博先生と喧嘩別れをしたタイムパラドックスの件があったり、
同じダービーでは、ヴィクトリーランの命を救った事もあるくらいだから、
本当に危なくなる前になんとかしてくれそうではあるけれど、
もし、最高のメンバーで死力を尽くすダービーの途中で大きく故障していたら、
間違いなく再起までに相当な時間を費やすことになっていただろう。
アンカツの身だって危なかったかもしれない。そして他の人馬も。

この世代の総決算のレースを目の前にしての離脱は無念でならないが、
それよりもまずは、レースが壊れなかったことに安堵したい。
それから、シャンティの未来が大きく残ったことを喜ぼう。
故障してしまったとして、骨折ならば良しだ。骨折なら悪くない。
腱をやってしまう部類のは、間違いなく能力が退化してしまうが、
骨折ならばまず完治するので、競争能力に影響する事がまずない。
一足早く放牧に入って、ここまでの戦いの疲れを癒してもらいたい。
秋には同世代の馬を差し置いて、古馬との戦いに入るだろう。
秋天かマイルCSかJCか、この3レースのどれかが目標になると思うが、
どこに出ても大きな期待と人気を背負う馬なので、
馬の感じに合わせて、ジックリと行って欲しいね。
まあ、その辺で心配する事は何もないか。



おっと、ちょっとだけ今日の結果について。
勝てなかったが、今日の3戦は素晴らしい内容だったね。
何より、アドマイヤオーラが健在であったことが凄い嬉しい。
ゲートを出てからの、1頭だけ明らかに違う独特の走りを見て、
ああ、オーラが帰ってきたんだなあと実感することが出来た。
しかも、なんか前よりも競馬が上手になった感じがするおまけつきw
最悪だった流れはこの長い休養で消え去った上に、
数を使っていないだけあって、まだまだ余力を残している感じだった。
これならば、もう一度本気でG1を狙うことが出来そうだ。
次のレースには、札幌記念はどうだろうか。
普通の上積みがあれば絶対勝てると思うんだが。
次走報を楽しみにしている。







6R アヴェカムール ◎
松田国師
「大分たくましさは出てきた。前走の内容なら昇級戦でも」
さて、大目標をなくしてさすがにやる気がなくなりそうな6Rだがw
アヴェカムールはこれから大きいところを目指せる馬かもしれないので、
ここで強敵マックスバローズを倒して、秋の飛躍に繋げたい。

前に行く馬がまったく不在であることと、
前で競馬を組み立てるマックスバローズが大外に入ったことを合わせると、
このライバルが先頭に立つことが予想される。
もしくは、最内に入ったダートで1戦1勝のユドロか。
どちらかが行って、どちらにせよスローになりそうな感じだ。
続いて、4番のアースガルドが3番手を取りに行くと思われる。
10番のブルームーンピサ、7番のダイワアセット、2番ソールデスタン、
このあたりに先行経験があり、自然に流れたらこれらも前目。
5番のカミダノミ、15番のディミータあたりがそこそこ動くにしても、
後はほとんどが後ろで競馬をしてきた馬。
アヴェカムールはその前、中団になりそうだ。
とりあえず、内目にある程度は出て行きそうな馬が揃ったので、
これらを壁にしながら、折り合いに専念することになりそう。
前走、外々でも我慢が利いたことからすると、
わざわざ内を走らなくても良さそうだが、
アヴェカムールも5番になった以上は、とりあえずそのまま真っ直ぐだろう。
前が詰まらないように、広いところを探しながらになりそう。

マックスバローズが楽に直線で先頭に立って後続を離しに入るはず。
はっきり言って、このメンバー構成だとこちらに勝ち目がないように感じるが、
今回、マックスの調教本数がそれほど多くない上に質も微妙。
もっと調教で動いて陣営が強気だった馬だと記憶しているので、
相手の息切れを期待することが出来そうな感じ。
相手のマイナス分にも期待する感じになってしまうが、
力がある上に順調であるこちらが上に来ると考えたい。
レースレベル的には500万中級くらいだとは思うが、
マックス以外に敵がいるとは俺には思えず、敵は前詰まりだけ。
アースガルド、ダイワアセットあたりはとりあえず止まらないと思うので、
これらの後ろに滑り込んで、そこから横に出れたら文句無し。
後は直線で一刀両断と行きたいところだ。

1頭強いのがいてビビってはいるが、
シャンティのレースも無くなったし、単勝に全てを行きたい気持ち。
後は、マックスとアースとダイワの3頭を相手に。





10R 東京優駿
ダービーは・・・めんどいから印だけw
◎ ルーラーシップ(新馬、若駒S、アルメリア賞)
○ ヴィクトワールピサ(ラジオNIKKEI賞)
▲ ペルーサ(若葉S)
△ リルダヴァル(野路菊S)
シャンティもいなくなっちゃったことだし、
なんつーか初志貫徹?で、一度でも「一番強い」と感じた馬を買いたい。
( )内のレースが、俺が「これが一番強いかも?」と思った瞬間だ。
順番をつけてみたが、自分の中では大した順序付けではなく、
この4頭のどれかが勝つと思っている。馬券はBOXのつもり。





暇になったので、どうでも良い統計を1つw

府中芝2400m重賞 過去24年の馬番別成績
1  5-6-5-72
2  8-5-2-74
3  7-7-3-71
4  6-6-5-72
5  8-6-5-69
6  6-5-8-70
7  1-9-3-75 勝率1.1% 単勝回収率1%
8  3-2-5-78
9  3-7-8-69
10 7-7-7-68
11 5-3-4-77
12 3-3-4-77
13 6-7-4-71
14 5-2-10-71
15 3-2-7-72
16 5-5-4-59
17 4-2-3-56
18 3-1-2-53


ダービーにおいて、4枠が死に枠だというデータが各所で出ていると思うが、
実はこれはダービーだけじゃなく、府中2400mの重賞全般に言えること。
特に酷いのが7番枠。過去24年の間に、たった1頭しか勝利をあげていない。
この7番枠、複勝率で言うなら他の枠と何も変わらないのだが、
何かに呪われたように、どんな人気馬も勝つ事が出来ずに2着に魅入られてきた。
21年前、桜花賞馬シャダイカグラがオークスでクビ差2着になったのを皮切りに、
18年前のJCではナチュラリズムがトウカイテイオーにクビ差で破れ、
17年前のダービーはビワハヤヒデがウイニングチケットの執念に敗れた。
同年のJCでは、伝説となっているゴール板間違え事件でコタシャーンが2着。
それからは好勝負すらすることが出来なくなり、近年になって、
ドリームパスポートとインティライミが、それぞれディープインパクトの2着。
オークスではベッラレイアが何かに魅入られたような早仕掛けで2着。
この流れをやっと断ち切った唯一の勝ち馬が、昨年のオークス馬ブエナビスタだ。
ブエナも過去の馬と同様に、ほとんど負けていた展開だったのだが、
その暴力的な力でなんとかしてしまったという感じになった。

言うまでもなく、7番やら8番なんてのは競馬においては絶好枠であって、
重賞の限定を外すと、他の枠と大して変わらない成績になるので、
これは何か根拠があってそうなっているということは一切なく、
単なる偶然の集合体(というかサンプル不足)でしかないのだけど、
現実には何故だか知らないが、何かに呪われているような結果が続く枠だ。
で、今年の7番枠は・・・ヴィクトワールピサ。
・・・ああ、今年の本命馬じゃないですかw
さて、このオカルトチックな数字の集まりをどう考えられますか?

ちなみに俺は、統計ってのは決められたところに収束すると確信しているので、
(この馬番別の数字について言うならば、
 理由があって1番枠や外枠、そして大外枠の成績が少し偏るのは当然としても、
 真ん中あたりの成績は、いつの日か平らになるはずだ)
今回ヴィクトワールピサが7番に入ったのは逆に、
「お前も勝て」と天が言ってるのかなあと思ってたりしますがw

・・・シャンティがいなくなっちゃったので、かなり適当なことを考えてますw

土曜日の騎乗馬と予想

2010-05-28 23:38:20 | 競馬
明日もちょっと遅くなると思います。
朝、かなり早いので寝ます。
予想をまとめてさっさと寝ようと思ってたのに、
情報集めに奔走させられましたw





6R ナムラボルテージ ◎
福島師
「ジックリ脚を溜めて、終いを生かす競馬が合っている。
 きっかけはつかめたと思う」
前走は意識して脚を溜めたとというより、
2番手で横並びの隊列の中で最内にいたので最も身動きが取れず、
馬が諦めて下がってしまったような感じだったがw
今回はそれを意識してやってみようということになるか。
特別にスタートが速かったり遅かったりする馬ではなく、
出たなりに行ったら今回のメンツだと5~6番手のインくらいになりそう。
その位置でジッとして行って、末脚を爆発させたい。
ライバル達が外枠になったのはかなり有利だと思う。

2番アキノフライ、3番パミーナ、4番ユメミルテーラー、
5番プリンセスエリー、8番シーキングフェイム、
そして大外12番のクリスティロマンス。ここまでが先行出来る馬。
おそらく、高倉が騎乗する5番のプリンセスエリーがハナだろう。
(この新人、先行馬に乗ると90%超の確率で逃げようとする。
 師匠の方針なんだろうが、良いアピールの仕方だと思う)
続いて、人気を分け合うシーキングフェイムとクリスティロマンスが上がりそう。
シーキングは前走、外々をかかり気味に走って最後に脚をなくしていて、
クリスティロマンスは逆に、かかり気味だったのに直線入り口で加速がつかず、
ラストにようやくやる気になって伸びてくるというチグハグな内容。
共に外を振られず自分の意思で行きたいという気持ちから、
仕掛け気味に上がっていくのではないかと思う。
その後ろに、1~4番の4頭が出た感じの並びで。
ジックリ行こうという方針なのだから、他と喧嘩をすることはないが、
2~4にはダート馬が揃っているので、そんなに動くとは思えず、
これらを捌き損ねないように注意する必要があるかな。

ペースはそれなりに流れて、人気を分け合う2頭が前なので、
直線で前の集団(というほどに頭数はいないだろうが)を軽く捌ければ、
後は追い比べでこちらのほうが断然優位の状況が築けると思う。
出て行く2頭は前走の結果から今度は出すぎて脚をなくすと考えていて、
その後ろから来るであろうフラムドール、トシザマキの2頭、
どちらかというと、こちらのほうが手強い感じがする。
特にトシザマキのほうが強敵な気がしている。小波乱狙いで。

単勝、それから馬単2点、3連単2点で。




10R アドマイヤオーラ ▲
松田博師
「まだ体は立派に見えるが、
 追い切りの動きは良かったしこれで問題ないのだろう。
 中間の動きから衰えは感じない。レース勘さえ戻っていれば」
追いきりの動きは文句ないと思う。
相手が動いていないということもあるんだけど、
抜け出すときの速さは、かつてのオーラを思い起こさせてくれた。
これを見る感じは、確かに衰えなど感じない。
レース勘、全てはその言葉に尽きるのだろう。

ドリームサンデーしか行く馬がいない。
しかし、2~3番手にアーネストリーがつくことが濃厚だと思われ、
さすがにこの人気馬が前で放置されるという状況はありえない。
リトルアマポーラ、ナムラクレセントと人気の一角で前に行ける馬、
タスカータソルテあたりもそこそこ出て行くんじゃないかな。
アーネストリーと人気を分け合うであろう差し馬アクシオンも、
このメンバーだと自然に前目になるだろうと思われる。
ピルグリムも差し馬だが、その後ろくらいになるか。
オーラは、ゲートの出方自体は意外にも?それなりに良い馬で、
昔の感じだと、アーネストリーと一緒に先団後ろになりそうだが、
(オーラの良い時は、中団後ろでジッと我慢して直線で爆発する)
これだけの休み明けだと、馬が進んで行かない気がする。
それをけしかけるのは、負けるよりもやっちゃいかんことだろうから、
今回は、その他大勢の差し追い込み馬の中(というか外)での競馬になりそう。

序盤の流れが速くなるとは思わないが、
中盤から速くなることは十分に想像される。
1枠のリトルアマポーラが出し抜けを食らわせようとすることが想像され、
それを追ってアーネストリー、ナムラクレセント、
その後ろからアクシオンも早めの進撃を決めるはずだ。
それに続いてホワイトピルグリムも行くだろう。
後ろの集団は、前の馬たちが最後の1ハロンで失速するのを待ちながら、
ゴール前での逆転を賭ける感じになるはずだ。
メンバーのレベルと、序盤に各馬がかなり楽をすることを想定すると、
ラスト3ハロンは34秒5程度、ラスト1ハロンが12秒弱と予想でき、
これを覆せるのは、33秒前半の脚を楽に使える馬だ。
このメンバーだと、オーラかスマートギアしかいない。
全盛期なら楽々と差しきってさらに流す余裕があるだろうが、
今回はさすがになんとも言えない。

ただ、この長期休み明けで単勝想定が16倍になってるので、
単複を買って気楽に応援するのは実に楽しそうだな。




12R カノヤトップレディ ▲
橋口師
「前走は前が止まらない流れだったからね。
 調子は良いし、良馬場で展開が向くようなら」
調子は良し。良馬場で展開待ち。いつも通りだ。

キングアレキサンダ、ノボリデューク、マイネルクラッチ、
この3頭がハナも窺いながらの先行策。
おそらくキングアレキサンダが行ききると思う。
続いて、最内に入った人気のミッキーチアフル。
前走先行できず負けて連闘のアキノカウンターも必ず前。
もしかしたらこの馬は、必要以上に前かもしれない。
それから大外のマッシヴエンペラーが頑張って行くとして、
マイルでここまで行く馬がいたら、スローはまずないだろう。
特に、アキノカウンターの連闘が大きい感じがする。
これが、たとえ控えても早めに行ってくれそうな感じ。

トップレディとしては待つだけ。ただそれだけ。
上手く行けば差しきるところまで行ける相手関係だし、
ミッキーあたりが強ければ複勝止まり、スローなら掲示板外、
まあこの馬は、誰もが思うありきたりの予想にしかならないね。
よほど運が悪くなければ、掲示板を外すことはないだろう。
出来る限り前が競って欲しいねえ。

トップレディが突き抜ける展開希望なので、
その周りで良い脚を使いそうな馬を相手に考えたい。
手堅い先行馬ミッキーチアフルだけは抑えるとして、
アグネスサクラ、メイショウゲンジ、メイショウローラン、
この4頭を相手に馬連、3連複を買ってみたい。

今週の騎乗馬

2010-05-27 22:16:10 | 競馬
土曜 京都
6R 3歳500万(牝) 芝1800m ナムラボルテージ
福島厩舎、グランデラ産駒の3歳牝馬。
前走、今回と同じく牝馬限定だった矢車賞の2着馬。
その時の3、4、5着馬も出走してきており、
これにフラムドール、マイネアロマを加えた6頭の争いだろう。
12頭立てだが、中レベルの大混戦といった様相。

前走は2着だったわけだが、完全に枠に恵まれた内容。
内ラチ沿いをピタッと走って逃げたエリモクイーンが逃げ切り、
ラチ沿いを進んで最後は2頭目に出したボルテージが2着。
外々を進んだ人気のシーキングフェイムは直線半ばで急失速。
逃げ馬を前に置いて、2番手がずっと4頭横並びで先行していたので、
クリスティロマンスとシーキングフェイムにとって不利が大きかった。
外々をノビノビ走っていたならまた話も違っただろうけど、
かかっているのを宥めるのに精一杯という感じだったからね。
ボルテージもかかっていたのだが、前と横に馬がいて、内がラチで、
物理的に動けなくなって、一度下がる感じになったが功を奏した。
結果的に後ろの3頭に少しだけ差をつけた感じになったが、
実力はまったく互角であると考えている。
人気はどうだろう、1番人気になってしまうのか。
これはあまり嬉しくないが、上位争いをする事だけは疑う必要はない。

メンバーの大半が先行馬で、また前走のような感じになりそう。
枠順が大きく勝負を左右しそうな感じだ。




10R 金鯱賞 芝2000m アドマイヤオーラ
松田博厩舎、アグネスタキオン産駒の6歳牡馬。
京都で素晴らしい成績を残してきた馬。
新馬戦を快勝、3戦目の重賞でダイワスカーレットを撃破。
京都金杯では豪脚を使ってエイシンデピュティの2着、
京都記念でウオッカを相手に1番人気を背負って楽勝。
平坦で綺麗な馬場が、オーラの能力全開の場である事は間違いない。
これだけ見たら、G1級である事は疑いようがないのだが、
京都記念の後にドバイへ遠征して、そこから完全に狂ってしまった。
ドバイで不完全燃焼だったからか、帰国後から早めの競馬をしようとして、
それが悪いことに拍車をかけたと思っている。
休養前の京都金杯なんかは、まさに前に行っただけの酷い内容だった。

爪を悪くして、長い休養に入ったわけだが、1年3ヶ月ぶりに復帰戦を迎える。
休養している間に、かつてしのぎを削ったライバルの大半がいなくなった。
自身の世代は牝馬がやたらと強くて、牡馬が低レベルと言われたが、
それ以降の世代がさらに酷かったため、現役で残っている相手は弱い。
京都記念を楽勝した時の力を望むのは酷かもしれないが、
これまでにそれほど数を使っておらず、終わっていない可能性は十分。
今週の調教を見た感じでは、全盛期とそんなに変わらないように思った。
1年超の休み明けの馬を全面的に信頼することなど出来るはずもないが、
まともならという気持ちで単複を買いたい。
この休みは悪いことばかりではない。悪かった流れもリセットされただろう。
とりあえず、らしいところを見せてくれれば良いと思っている。




12R 4歳以上1000万 芝1600m カノヤトップレディ
橋口厩舎、キングヘイロー産駒の5歳牝馬。
完全に追い込み一手でひたすら展開待ちの馬だが、
アンカツが乗ったここ2戦はともにドスローという不運。
前走は、マイル戦ならもうちょっと速くなっても罰は当たらんだろうと、
レース中に愚痴りたくなるようなスローにはまったw
とりあえず、自身の脚だけはきっちり使えているので、
何が悪いという事はなく、好調を持続していると思われる。
引き続き京都のマイル戦。条件は絶好だ。

今回も展開次第だが、今回はようやく望む展開が来るか。
キングアレキサンダが出て行きそうで、
マイネルクラッチ、ノボリデューク、アキノカウンターも逃げ先行確定。
人気を背負うであろうミッキーチアフルも久々のマイルだが先行。
ナイトフッド、ヨシノアツヒメも出て行かないと仕方ないので、
13頭中7頭が逃げ先行の形でレースを作ってくれる。
これでまた超スローにでもなったら、もう降参。
カノヤトップレディ自体はそんなに運が悪い馬じゃないので、
(それなりに展開が向いて馬券圏内に追い込んでくる馬)
アンカツの運が悪すぎるってことだろうw








日曜 東京
6R 3歳500万 芝1600m アヴェカムール
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
初戦の内容に非常に味があったように見えて、馬券的に楽しみな馬と注目したが、
どうも、レース後に松国さんとアンカツがそこそこ吹いたようで、
(それほどならなおさら、ブックにコメントがなかったことが不満でならないが)
2戦目はとんでもない過剰人気を集めることになって、妙味も何も無い馬に。
その2戦目は、作戦も甘くしょぼい内容になってしまったが、
3戦目でしっかりと修正して、それが嘘じゃないことを証明した。
3戦を終えて、素晴らしい切れ味を持っていることが分かった。
距離的にはマイルあたりが最善なんじゃないかと思える。

今回はシャンティの帯同馬として東京に遠征。
といっても、ついでなんていうことは一切ない。
ここはアヴェカムールにとって最高の舞台になるだろう。
直前の調教には今回もアンカツが乗って良い雰囲気。
毎回この馬の調教に乗っているので、相当に期待していると思う。
実際、今回のレースを迎えるにあたっても、
「500万にいる馬ではない」というコメントがアンカツから出ている。
この感じだと、関東の500万の上位馬の度肝を抜いてくれるだろう、
なんて期待を今日の朝まではしていたのだが・・・。
登録馬の中にまさかのマックスバローズ。なんでこっちに来るんだよw
東京まで来て、嫌な馬とぶつかることになってしまった。
おそらくこの馬が、3歳500万の最強の馬だろう。
休み明けになるので、そこに付け入る隙はあるだろうが。

まず勝つだろうという自信は一気になくなってしまったが、
ここでマックスをねじ伏せるようなら、重賞制覇の目も見えてくるので、
楽しみは楽しみ。めちゃくちゃ期待している。




10R 東京優駿 芝2400m ダノンシャンティ
松田国厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日-------------------------------------

26日は、ダービー出走馬のほとんどが追われる日。
僕もダノンシャンティのリハーサルに騎乗しました。
坂路に8時ジャストに入って、
73秒9でゆっくり駆け上がり、13分後に併走を開始。
目黒記念に出走する5歳牡馬モンテクリスエスを、
約2馬身ほど後方から追いかけました。

相手もダイヤモンドSをレコード勝ちしているほどの強豪で、不足はありません。
それでもステッキが飛ぶ横で、ほとんど追うことなくスッと1馬身ほど先着。
53秒3は大体予定通り。
荒れた馬場で後半を12秒7-12秒6で駆けたのは満足しています。

そんな数字面よりも嬉しかったこと。
最も心配していたテンションが異常に上がるようなことも無く、落ち着いています。
ともすれば燃え過ぎる激しい気性の持ち主。
内面を上手くコントロール出来て、非常に心強く感じました。

初距離の2400mを克服するための最低条件はクリアしたと考えます。
共同会見では、やはり距離への対応についての質問を受けました。
NHKマイルCの時は、初マイルにも自信がある、と話しました。
今回は、ハッキリ言って即答できるほどの確信は持てません。
「距離だけはやってみなければ分かりません」と返しました。
偽りの無い本音です。
フットワークとか気性面からはマイル向きという気がします。
一方で、連勝したとてつもない強いレースぶりから、
僕の想像をはるかに超えた「怪物」のような気もしています。

競馬の祭典と言われるダービー。関係者の夢であり憧れです。
世紀のハイレベルとの前評判もあって、どの陣営も必死でしょう。
ぜひとも乾いた馬場の上、各馬に不利のない、
綺麗なレースで勝負したいと願っています。

幸いにして僕は、04年にキングカメハメハで勝たせてもらっており、気持ちは楽。
体調面もすっかり良くなりました。存分に長い直線の追い比べに挑んできます。
応援して下さい。

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今回の最終追いきりは、モンテクリスエスとの併せ馬になった。
今週の目黒記念に出走する馬なので、相手も本気の追いきり。
これはなかなかハードな相手を選んだなと思う。
さらに馬場が荒れてきていた状態での追いきりとなった。
追いきりの内容に関しては、松国さんからの指示は、
後ろから行くこと、ということだけで、後は全てアンカツに一任。
乗った感じで好きなようにやってきてくれという話だったようで、
それに対するアンカツの答えが、
53.3-38.8-25.3-12.6 馬なりで半馬身先着だった。
モンテのほうは寄れつつもビッシリと追われていたのだが、
それに対して楽々と取り付くと、軽く仕掛けただけでサッと先着。
どちらが歴戦の古馬なのかという調教内容だった。
追ったら抜群に伸びそうな雰囲気のまま馬なりで終えており、
その気になれば、どれだけでも出すことが出来るんだろうが、
本気を出すのはレースで良し。力を内に秘めての調教だった。

そして乗った感じの感想として、
落ち着きがあるという言葉が非常に嬉しく、心強い。
NHKマイルCの調教でもよく落ち着いていたと思うが、
あの時よりもさらに落ち着いているんじゃないかと思うし、
手記の感じからもそのように感じ取れる。
闘志を内に秘めて、レースの序盤を進めそうな感じだ。

距離については、やったことがないのだから分からないとしか言いようがない。
マイルでさらに強いだろうと思ってレースをして、実際に強かったのだから、
マイラーである可能性は結構高いだろうとは俺も思っている。
思っているが、マイラーでも2400mをこなせる馬はいる。
この馬に乗ることになってから何度も名前を出しているが、
オグリキャップはマイラーだったが2500mまで余裕でこなしていた。
グラスワンダーもマイラーだったと俺は思っているけど、
長いところも難なく走って最強の座を守っていた。
先週は、母がスプリンターであるアパパネがオークスを制している。
どんな馬にも、ベストの条件ってのが必ずどこかにあるものだけど、
そのベストから外れたら走らないかといったら、そんな話はない。
そういう条件限定の馬はもちろんたくさんいるが、
レベルを問わないなら、万能な馬だっていくらでもいる。
シャンティもオールラウンダーであることを信じて応援しよう。

そう言えば、アンカツから「怪物」という言葉が出たのはおそらく初めて。
昨日、カメのことを怪物と書いていたけど、
シャンティについても、マイルでなら既に怪物と思っていることだろう。
さらに想像の域を超えて、強敵相手の2400mでも王者の座に着いた時に、
まさに世界基準の王者の誕生として、来年のイギリス制圧の夢が現実のものに。
晴れの東京競馬場で、絶対的な王者の誕生の瞬間が訪れることを祈ろう。

先週は心配させられたが、アンカツの体調は万全。
枠の18番は上々の位置。17番だったら意味が無さ過ぎて泣いてたけどねw
レース展望については土曜日にしたい。
素晴らしい週末となることを期待している。

アンカツ手記・火曜日、水曜日

2010-05-26 23:40:17 | 競馬
アンカツ手記・火曜日-------------------------------------

さあ、「競馬の祭典」と言われるダービーウィークです。
今年は、NHKマイルCを制した
松田国厩舎のダノンシャンティで挑戦します。
距離をどう克服するか、という課題はあっても、
末脚の威力では負けないと自信を持っています。

ダービーの詳しい話は明日以降にして、
まずは先週の疾病について説明します。
実は金曜日(21日)夜になって37度台の微熱があり、
軽い風邪かなあと思ったのです。
それが土曜日になると、何度も嘔吐するなど、
体調が悪化してしまいました。

急性の胃腸炎との診断を受け、点滴などの治療をしていただきました。
その段階では、日曜日も欠場が頭をよぎりました。
しかし、自分としてもオークスは何としても乗りたかったので、
祈る心境で一夜を過ごすと、当日にはすっかり回復していました。
もう大丈夫。
皆さんにご迷惑とご心配をおかけしたこと、心苦しく思っています。

楽しみにしていたオークス。
しかし勝負は非常な時があるものです。
6番という絶好枠を引いたと喜んでいたら、
当日の雨で馬場状態が急激に悪化したのが大誤算。
ゆっくり控えて行って、特に傷みが激しい3コーナーまでに外に出すつもりが、
外の馬群に包まれてスパートのタイミングが遅れてしまいました。
そこで実力のある8枠2頭に離され、
直線で追撃態勢に入ったときには既に勝負は決した後でした。

残念です。力は劣っていなかったと思っています。
大レースを勝つには、馬の能力、体調に加え、運が必要だと改めて思った次第。
乾いた馬場でやりたかったという心境ですが、
この悔しさはひと夏越した秋に晴らしたい。

ダービーについても、願わくばお天気馬場で戦いたいです。
ダノンシャンティのカミソリのキレ味を生かすには、パンパンの良が理想。
全国に大雨をもたらせた低気圧と前線の活動が沈静化するのを祈っています。
ではまた明日。

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オークスについては散々振り返って、もう書く事はない。
見直せば見直すほど、絶好の位置にいたんだなあと思われ、
馬場の悪化に対応して内に寄せなかったのは見事。
道中、どこかで1頭分だけで良いからスペースが空いていたら、
8枠の2頭とも勝ち負けに持ち込めたのだけど、
パトロールを見る限り、本当にどこも空かなかったことが分かる。
まあ、運がなかったのだろう。それでも力は見せた。秋に期待したい。

土曜日の乗り替わりについては、急性胃腸炎だったとの事。
症状の重さは様々だと思うが、何度も嘔吐したとなるとかなり大変だったと思う。
水分を取るなり、点滴を打ってジッとしてれば治るものではあるが、
1日で復帰できた事は本当に良かった。
いきなりで本当にビックリしたわけだが、これはどんな人にだって起こりえること。
食べ物や飲み物から感染するものだが、原因が不明なことも多いらしく、
気をつけると言っても、気をつけようのないことがたくさんあるので、
なんというかまあ、ダービー当日じゃなくて良かったと思うしかないな。
むしろついてたと思っておこうか。

昨日、ローズキングダムに軽いアクシデントがあったみたいだ。
おそらく日本競馬史上最高のメンバーが顔を揃えることになる日本ダービー。
主役級がどんでもないことになっているが、
ここまで盛り上がっているのは伏兵陣も豪華に揃っているからこそだ。
ここからは1頭、1人たりとも欠けて欲しくないと思う。
天気を祈ると共に、全ての人馬の順調な調整を祈りたい。






アンカツ手記・水曜日--------------------------------------

ダノンシャンティには、毎日杯で初めて乗せてもらって勝ち、
前走のNHKマイルCでは、驚異的なレコードタイムで差しきることが出来ました。
1分31秒台なんてタイムは、一流古馬でも出せない数字。
それを3歳春、わずか5戦目で記録したダノンシャンティって凄い馬です。

2度レースに乗って一番思うのは、馬に落ちつきが出てきたこと。
毎日杯の前に跨った時には、馬のテンションが高く感じ、
さらにうるさくなるようなら大変だな、と思ったものです。
それがNHKマイルCの追いきり、レース当日と、
燃え過ぎる事もなく平常心を保つことが出来ました。
心配した方向とは反対に、コントロールできるようになったのは何より。
今回は、一気に800m延長され、持久力も問われるだけになおさらです。

04年ですから6年前は、同じ松田国厩舎のキングカメハメハで、
NHKマイルCとダービーを連勝しています。
化け物のように強い馬でした。
ダノンシャンティも、1800mまでは傑出した馬でしょう。
問題は距離が延びて、未踏の領域に入ることです。

松田国さんは、2歳の時点からダービーを意識されていたとの事。
僕もこれまでの調教、レースにおいて、ダービーを念頭に騎乗してきたつもりです。
そういう意味では、備えは万全だと思っています。
ただ、いくら人事を尽くしても、馬には適性ということもあるので、
2400mが大丈夫とは断言できません。
レースを目前にした今、何とか乗り越えて欲しいと念じています。

25日のシャンティは、担当の助手さんが乗ってしっかり調整されたそうです。
右回りの19日、左回りの23日にはCWコースで時計を出し、
「目標に向かって、決めたことを上手くクリアしている」と松田国さん。
26日の追いきりは僕が跨ることになっています。
さあ、待ったなし。
明日は、リハーサルの感触と、「2冠」への手応えを書いて締めます。

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まずシャンティの実力に関してはべた褒めの一言で、
NHKマイル前に続いてまた「傑出している」という言葉が出てきているけど、
文字通り、抜きん出た存在であるという意味の言葉だ。
前走の結果をもって、自信が確信に変わっており、
マイルあたりの距離なら、負ける気は全くしないんだろうね。
今回のライバル、ヴィクトワールピサ、ペルーサ、ルーラーシップですら、
マイルあたりでは相手にしないだろうと思う。
これが2400mになってどうなるかだ。
2000mだったら、物凄く良い勝負になりそうだが。

テンションが落ち着いてきたというのは素晴らしいこと。
NHKマイルCのパドックでは結構テンションが高く見えたが、
抑えの利くレベルで推移しているのだろう。
そういう調教を積んできた成果だ。
明日詳しく触れたいが、今日の調教も素晴らしかった。
調教駆けするモンテクリスエスを終始圧倒しており、
ラストまで交わさないようにじっくりと進むことが出来ていた。
最高の感触を得たのではないかと思う。

アンカツの言う通りに、
馬には受け継いできた血があり(なんだってそうだが)
距離適性というものを考えれば、必ずどこかに限界があるもの。
終わってみて、2400は駄目だったという可能性も十分にある。
が、今はこなせるものと信じていくだけ。
準備は出来た。これ以上ない準備が出来たと思う。
最高の結果を待ちたい。




リーチザクラウン 元に戻りつつあるようでw
安田記念に出走するリーチザクラウン、
1週前の今日からアンカツが騎乗しての調整が始まる。
今日は栗東坂路で追いきられたが、
テンからかかり気味にスピードアップして最後粘る感じの走り。
50.9-37.9-25.8-13.4
時計が出なかった前走時からかなり変わってきた感じで、
なんというか、良く言えば活気が戻ってきたということだろう。
悪く言うなら、成績の悪かった時期の調教に近づいてきたということw
ただ、昨年は速い全体時計に加えてラストも抜群に動く馬だったので、
(だからレースで走らないのが理解しがたかったわけだが)
ズブさというか・・・渋さが加わっているのは間違いないんじゃないか。

どうあれ、元気であることは間違いない。それは実に結構なこと。
今年のメンバーは非常に軽く、香港の馬が相手になりそうだ。
この最大のチャンスを是非とも生かしたいところ。
ここで一つ大きな勲章を手に入れることが出来たら、
これから大きく飛躍出来そうな気がする。




金鯱賞はアドマイヤオーラ
ホワイトピルグリムと天秤にかけていた金鯱賞だったが、
オーラのほうに騎乗することになったようだ。
能力全開の場合、オーラのほうが上なのは間違いないところだが、
(オーラより強い馬自体が現役にほとんどいないわけだが)
1年3ヶ月ぶりでどうなるかというと、やってみないと分からない。

今日はCWでアマファソンとレーヴドリアンとの併せ馬。
離れた後ろから追走してコーナーを回るとそのまま内に滑り込み、
軽く追い出されると一瞬で2頭を抜き去ってしまった。
オーラが凄かったというより、相手が動いてないように見えるが、
抜け出してから相手を待つように軽く動き、最後まで軽い動きだった。
追えばもっと大きく突き放していただろう。

83.5-68.2-53.6-39.7-13.0
松博流の調教としてはかなり速めの全体時計を出しており、
時計と、見た目の動きでは、いきなり走れそうな感じ。
映像を見る限り、回転の速い脚の動きは健在だ。

オーラから見て、そんな大した相手はいない。
後はオーラがどれだけ走ってくれるか。それだけだ。

先週の反省

2010-05-24 21:56:34 | 競馬
日曜 東京
10R メイショウヨシヒサ 3着
「この距離でも問題はないみたいだね。
 少し口が硬いので、道中でうまく抑えが利かないんだ。
 そのあたりが解消されると、もっと良い競馬が出来ると思うんだが」
不良に近い重馬場、時計の出やすい状態だったので、
それで1分36秒6なら、やはりレースレベルは低かった。
それでも、マイルは十分にこなすことが出来た感じだね。
仕掛けてそれからかかり気味の追走になっていたけど、
それでも持ちこたえて、追われて良く伸びているのだから、
もう一つ、1800mにチャレンジしてみるのもありだろう。
俺としては、1800になると多分駄目だとは思うけど。

この馬の本質は追い込み馬で間違いないと思うが、
(馬がリラックス出来る状態を作ろうとすると、自然と後ろになるのだろう)
それでは頭まで間に合わないということで、
前走と今回で、最初とレース中盤に急かす競馬をした。
それが抑えの利かなさに影響しているのは間違いないと思うが、
かろうじて制御が利いた状態で走れている、と言い換える事も出来る。
まあ、それぞれレースの流れなんかもあって良し悪しだろうけど、
これまで基本的に馬に任せて走らせていた時には、
必ず走ってくれたけど勝ちきるところまで行かなかったので、
これからは不発を覚悟で行ってみる競馬を続けてみるのもありだろう。
この歳(7歳)になっていまさらだなあと思わないでもないがw
これまでに長期休養を何度かやっている馬でもあるので、
普通に使い込んできた馬よりは、それなりに発展性がありそうだ。

秋の東京開催まで休養するならば話は別だが、
続戦するなら違う競馬場でレースをすることになる。
(夏のローカル開催には1400mがない)
次が1700mになるなら、ちょっと様子を見たいと思う。
阪神で1400mを使うなら、引き続き期待してみたい。




11R オウケンサクラ 5着
「立ち遅れてしまったんだけど、中団で上手く脚をタメることが出来たよ。
 この馬場も上手くこなしてくれたんだけど、
 欲を言えばアパパネやサンテミリオンといった有力馬より早く動きたかった。
 ちょっと動きたい時に動けないポジションに入ってしまって・・・。
 それが悔やまれるね」
立ち遅れたというか、昨日書いた通りに2歩目が遅かったのだと思う。
内に寄れてしまってギンザボナンザと軽く接触していた後、
すぐにニーマルオトメが前に切れ込んでくる形になったので、
位置としては後ろのほうにならざるを得なかった。

ただ、ちょっと結果オーライな感じなんだけども、
おかげで、アンカツの言う通りに上手く脚を溜めることが出来た。
少し心配された折り合いについても全く問題なし。
馬群のど真ん中で、内ラチから少し離れることになったが、
これについても、幸いにも良いほうに出てくれた。
内ラチ沿いを走った馬はほぼ壊滅。ノメっていたのコメントばかりで、
最初の予定通りに好位のインになったら、
アプリコットフィズやショウリュウムーンみたいになっていたかもしれない。

敗因については昨日思うところを書いたけど、アンカツの思いも全く同じ。
サクラの特徴は当然よく分かっていて、早く動きたかったのは間違いないのだが、
どう見ても動いていくスペースがどこにもなかった。
前が動かない(並んで同じ速度)ところ、外の人気2頭だけが流れて行ったので、
自然とそれを待たざるを得ないことになってしまった。

末脚勝負という面において、
アパパネには少しだけ劣るけど、サンテミリオンに劣る事はない。
大雑把に上がり3ハロンで言うなら、上位2頭と同等で34秒台の脚を持っている馬。
よって、序盤中盤に2頭と並んでいたこと自体は何一つ問題なかったのだが、
その最後の3ハロンの中に質の違いがあることが問題だった。
ここからは数字遊びになってしまうが、3頭が34.5で上がると仮定すると、
サクラの場合は11.9-11.4-11.2と、
起動がかなり遅いけど加速するとどんどん乗ってくる馬。
これに対して、サンテミリオンは11.1-11.7-11.7という感じで、
仕掛けたらサッと反応して、渋太く脚を伸ばして行く馬。
アパパネの場合は、11.8-11.0-11.7という感じで、
勝負の瞬間の一瞬の決め手において、この世代の頂点に立っている馬。
この中で、誰が自発的に動かないといけないかといったら、
それは起動が遅いサクラに決まっている。周りに合わせていたら遅れてしまう。
それが完全に封じ込まれていたので、どうにもならなくなってしまった。
別に横典と蛯名はこちらを狙って競馬していたわけではないのだろうけど、
何だか知らんが上手い具合にサクラの進路を潰しながらの競馬になっていた。

雨がどんどん強くなったことも大きかった。
内を走っていた馬たちは、思うように加速していかなかった。
サクラの前や内の馬たちは、3角からほとんどスピードアップできず。
まったく結果論だが、外枠の2頭は枠に恵まれた感じ。
いつだったか書いたが、強者は視界をフリーにして行くことが一番大事。
強い2頭がフリーな状態でフルに実力を発揮したのに対して、
こちらは内枠から「周りにあわせながらの追走」になってしまい、
タイプにあわない競馬になってしまったことが辛かったと言える。
それでも渋太く掲示板を守ったあたりは、
「何でも出来る馬」の面目躍如といったところか。


まあ元々から、好位のインでジッとして空いたところをサッと抜けたい、
なんていうことを言っていたわけだから、
それがインじゃなくて外のほうで空かなかったというだけの話で、
上手く行けば勝ち負けと思っていたのが、上手く行かなかっただけ。
外々を堂々と大きく走ることになった2頭に対しては、
今回に関しては、最初から負けていたんだろうなあとは思った。

来週の特別騎乗予定馬

2010-05-23 18:52:30 | 競馬
オークスは渋太く脚を伸ばしたが5着までだった。

まず出た瞬間に少し内のギンザボナンザに寄れかかっており、
それで二歩目からが少し鈍くなってしまったようだ。
そこを外からニーマルオトメに一気に行かれたことで、
ある程度仕掛けて前に出て行くという選択肢はなくなった。
外のモーニングフェイスが内をジワジワと締めて来て、
そこから少ししてショウリュウムーンが前に入ってくる感じで、
続けてギンザボナンザに入られたことで、13番手になった。
そこから1角、コーナーワークでアパパネの前に出て11番手に。
これで落ち着いた。

まったく予想だにしなかった位置に追いやられたのだが、
それはオウケンサクラに限ったことではなかった。
ぶっちゃけ、前の2頭と追い込みの4頭以外、
ほとんど予想してなかった位置取り。
改めて見直しているが、何だこれ?と思いながら見ているw
エリザベートやショウリュウムーンが前なんて想像もしなかったし、
サクラ含めて、アパパネもサンテミリオンも予想外に後ろに。
アプリコットフィズもブルーミングアレーも予想より後ろだった。
ま、これがレースということだろう。面白いものだ。
そうなった流れの中でいかに上手に対応していくかだ。
ここまで前後が入れ替わるのも珍しいと思うがw

結果的に後ろに位置取った組の勝利だったので、
(サクラの目の前とすぐ後ろの外にいた2頭が1着同着。
 その後ろにいた馬が4着で、自身が5着、
 少し前にいた馬が6着で、こちらと並んでいた馬が7着)
予想外の位置取りについては、特に言う事はない。
流れの中で、意外に上手いところについたと言えるのだろう。
最初に周りの馬と喧嘩をしなかった事自体は正解。
前走は逃げることで展開利を作ったが、今回も展開利はあった。
流れの中で、良い所につく運みたいなものを持っているのかもしれない。

ただ、ラップが急激に速くなったときの反応の速い馬でなく、
本当ならば自分で始動をかける事でそれに対応したいのだが、
今回は、結果的にワンツーを決めた2頭にずっと外に張り付かれていたので、
それが叶わなかったことが全てということになるだろう。
道中は見事に前後左右を包まれていた。包囲が二重という感じ。
パトロールの映像は、オウケンサクラが本命なんじゃねえかって感じだw
馬場が悪化して(稍重というが、時計的を見る限りは重から不良だろう)
外を走ったほうが相当に楽になっていたことも大きく、
外を走っていた馬たちの行きっぷりが抜群に良かったことで、
直線の半ばまで抜け出す道がなかったのが厳しいレースだった。

最後の直線で審議対象になっているがこれは、
まずサクラ自身が外を狙ったけど抜けれずに、少し内に進路を変えていて、
この後、内を狙ったけど前がなくて外に出てきたブルーミングアレーが後ろにきた。
これがこちらの内に忍び寄ってきたところで、こちらがさらに少し内に入って、
前が詰まりかかったブルーミングがこちらに合わせて少し内に寄せようとしたところ、
エーシンリターンズが内から外に少し寄れたことで、完全に詰まったもの。
制裁5万円を取られたが、エーシンも寄れてるように見えるんだが。
まあ、この場面では珍しく後ろを気にしていなかった感じなので、
気をつけていかなければならないところだろう。


全周パトロールを見る限り、とにかく終始包まれていた。
特に4角前のこちらを取り巻く流れが特に難しかった。
レースについてはこんなところか。
昨日は急な乗り替わりがあってビックリしたが、
それに関しては問題無さそうでホッと一息だ。
来週のダービーは、今年最大のレースになりそうだからね。
これに参加できないという最悪の事態は避けられて良かった。
今年の3歳戦線をずっと上位で引っ張ってきた、
豊と小牧が無念にも参加することが出来ないのだが、
その分も、残された騎手たちで大いに盛り上げて欲しい。
今日は急激に馬場が悪化していったのだが、
来週はなんとしても晴れますように。






土曜 京都
白百合S 芝1800m 未定




金鯱賞 芝2000m
アドマイヤオーラ
松田博厩舎、アグネスタキオン産駒の6歳牡馬。
現役最強を目指して戦っていた馬がいよいよ復活する。
ドバイ遠征ですっかり調子が狂ってしまった感じだが、
あのウオッカから1番人気を奪い取るほどの人気を持ち、
それに応えるだけの実力があったのは間違いない。
まともなら、混迷する古馬戦線を制圧してもおかしくない馬だが・・・。
いかんせん、今回は1年と3ヶ月ぶりの一戦。
調教は結構動いていると思うんだけど、
これだけ休むと、やってみないと分からないとしか言いようがない。
もしここで勝ちきるか好勝負をすることが出来たなら、
宝塚記念から一気に現役最強の座まである馬だが。
まあ、分からないね。やってみないと分からない。
アーネストリーやアクシオンあたりなら、
まともならば一蹴する力を持っているのだが。
今回はこちらに騎乗を決めているわけではない模様。
実績的には差のあるホワイトピルグリムと天秤にかけているあたり、
いきなり全力というわけにはいかないだろうなあとは思う。




ホワイトピルグリム
鮫島厩舎、クロフネ産駒の5歳牡馬。
こちらは重賞戦線での活躍が期待されたが、
京都記念、中京記念とまったく期待はずれに終わった。
ここは立て直されての一戦。
京都の内回り芝2000mは2戦2勝の舞台。
一瞬の脚に秀でた馬で、それをフルに生かせているのか。
特に休み明けの3走前は非常に鋭かった。
あれを再現できたら、重賞でもやれるはずだ。

昨年の金鯱賞で3着に入った実績があり、
オーラには負けるが重賞で戦えるはずの馬。
得意の舞台で、安心して見ていられそうなのはこちらか。
どちらも大事なお手馬で難しい選択になりそうだ。
とりあえずは水曜日を待ちたいと思う。




蹴上特別 ダート1900m 未定








日曜 東京
青嵐賞 芝2400m 未定




むらさき賞 芝1800m 未定




東京優駿 芝2400m ダノンシャンティ
松田国厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。
今年もダービーの日を迎えることになった。
今年のパートナーはマイル王ダノンシャンティ。
これまで、NHKマイルCにおいて最も強い勝ち方をしたのは、
キングカメハメハということでほぼ異論はないだろうが、
これに匹敵か、見方によってはそれ以上の勝ち方でマイル王の座に。
アンカツはレース前から相当な自信を示していて、
不利さえなければ強い勝ち方をしてくれると思うと言っていたし、
俺も、馬場の良い内など弱者にくれてやれば良いとレース前に書いたが、
まさに有限実行、気持ち良すぎるねじ伏せ方だった。
内を走っていたのが弱者ではなかったのが、強さを際立たせたね。

いわゆる瞬発力勝負でこの馬に勝てる馬は、古馬も含めて存在しないようだ。
距離が持ってある程度自在に動けるデュランダルといったところか。
極限の11秒フラットの争いになっても、10秒台でねじ伏せる脚がある。
直線までのスムーズな誘導を失敗しない限りは、常に爆発する信頼感もある。
調教をほとんどやっていなかった2歳時のラジオNIKKEI賞で、
2000mならば余裕で走れることを示している。
今回は距離との戦いである事は間違いないのだが、
こなしてくれるだろうと、とりあえずは楽観視している。

毎日杯、NHKマイルCと尋常じゃない勝ち方をしてきて、
距離に関しては未知な面があるにしても、例年ならばこれが主役だろう。
しかし今年は、相手にもこちらと匹敵する馬が揃った。
皐月賞馬ヴィクトワールピサは、新馬戦しか負けておらず5連勝中。
ラジオNIKKEI、弥生、皐月の3連勝は真の王者にしか出来ない。
青葉賞馬ペルーサは無傷の4連勝中。
若葉Sで皐月賞の2着馬ヒルノダムールを一蹴し、
青葉賞では、見えない敵と戦っているかのような大楽勝。
プリンシパルS馬ルーラーシップは、
とにかくアクシデント続きながら常に素質の一端を見せていたところ、
新馬戦以来に不利の無かった前走で、ようやくその力を爆発させた。
シャンティを含めた4頭は、例年ならばダービーの大本命となりえる馬。
よくぞ1世代にこんなに揃ったものだと感心するしかない。

これに加えて、伏兵陣も実に豪華。
皐月2着のヒルノダムールは明らかにダービー向きの大きな走りをする。
皐月3着のエイシンフラッシュは、前走からの上昇が一番大きいだろう。
皐月4着のローズキングダムは2歳王者で元ヴィクトワールピサのライバル。
京都新聞杯を制したゲシュタルトはスプリングSでも2着だった素質馬。
京都で復帰して2着のコスモファントムは、ラジオNIKKEIの2着馬。
京都3着のレーヴドリアンは、追い込み脚だけなら世代No2。
青葉の2着馬トゥザグローリーは、競馬好きなら嬉しくなるような血統を持つ。
NHK3着で復活したリルダヴァルは、故障前に最強と呼ばれていた馬。

楽しみの一言。楽しみとしか言いようがない。
とにかく晴れて良馬場で行われることを祈る。
とんでもない前残りが続いていた東京の芝の状態については、
前も残るが、差しが明らかに効くようになってきた。
東京のG1シリーズは3週連続で追い込みが決まっているが、
来週はシャンティが現役最高の末脚で見せて欲しいねえ。




富嶽賞 ダート1400m 未定




目黒記念 芝2500m 未定

日曜日の結果

2010-05-23 15:04:18 | 競馬
10R メイショウヨシヒサ 3着
好スタート。
今日は仕掛けてある程度出て行こうという構え。
前走で動けたことと、馬場が悪化したことをを考えてのことだろう。
しかしそれほど行き脚がつかずに、中団の後ろ程度に収まった。
ただ、仕掛けて行ったこともあって、かかっての追走に。
外に出さずに馬群に突っ込ませる形を取ったので、
無理矢理抑えを利かせながらの追走。

ペースはそこそこ速く、途中からは追走が楽に。
ヒラボクロイヤルが予想以上に突っ込む競馬をしていて、
これのおかげで差し込むにはやりやすくなっていた。
馬群に包まれていただけに、勝負どころで少し置かれ気味だったが、
ここで、序盤に脚を使ってしまった分を休憩出来た感じ。
直線に入っても外に出ずに間が空くのを見ながら追い出すと、
すぐにスペースが空いて一気に突き抜けてきた。
そのまま前で争う2頭を飲み込むところまで行くかと思ったが、
さすがに重馬場と化した馬場では辛かった。
それでも、今後に繋がりそうな良い競馬を出来たとは思う。
確かに相手は弱かったが、上々の結果だ。




11R オウケンサクラ 5着
五分に出ているのだが、2歩目がちょっとだけ遅かった。
そこを外からニーマルオトメに切れ込まれたことで、
前が塞がって動けなくなってしまった感じ。
予想外に後ろのほうに追いやられてしまった。
期せずして音無師の言われていた位置になったのだが、
サクラとしてはやはりもうちょっと前が欲しかったねえ。

まあ、結果的にいた位置にサンテミリオンとアパパネが周りにいて、
これらと同時に動いて差し比べになれば問題はなかったか。
ペースは予想以上に速くなって、各馬がじっと待機して行く形。
3角に入るあたりで少しだけ押し上げようとしていたように見えたが、
前に壁が出来たのと、外を動いた8枠2頭が壁になる感じで、
自力で抜け出すことが出来たかったのも辛かった感じ。
直線入り口でサンテミリオンの外に併せに行く形にもって行ったが、
そこでついていくことが出来ずに引き離されてしまった。
これは一瞬の脚の差ということになるのだろう。
ジリジリと伸びてはいるが、5着までが一杯だった。

レース的には、前後にいた2頭で決着していたわけで、
さらに外を伸びた馬が上位にやってきたわけだから、
あながち間違ったところにいたわけではないのだけど、
4角から始動を自分でしたかった。ここを上位2頭に包まれていたのが痛恨。
持続力がフルに生きなくなってしまったのが痛かったね。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-05-22 21:21:53 | 競馬
乗り替わりになっててビックリ。
腹痛ということで、明日は乗れる見込みだそうだが。
明日の騎乗は朝の様子を見て、という発表になっているので、
重大な問題がないことだけは確定。とりあえず一安心。

これを見越していたわけでは無いだろうけどw
騎乗数が少なくて良かったと心の底から思えた。
明日は10Rから。時間は十分。
ゆっくりと休んで、オークスに全力を注いでくれ。


乗る予定だったライツェントはなかなか良かったね。
先生だけでなく、アンカツも使ってからというコメントを出していたが、
それでいて十分に素質のあるところを見せてくれた。
さすがはソニンク産駒。6頭目も成功が確定か。
マイルくらいがベストという話だけど、
1800から入って、これから幅広く頑張れそうなのも良い。
期待通りに5着を確保できたし、これは次走が楽しみだね。








10R メイショウヨシヒサ ▲
河内師
「マイルは守備範囲だし正攻法の競馬でも問題ない。
 前走の勝ちっぷりならここでもやれる」
改めて、様々な情報と共に出馬表を見直してみると、
木曜段階に感じた以上に、相手関係に恵まれた感じ。
ダートの準OPとしてはかなり珍しい低レベル戦だ。
ヒラボクワイルド、ミダースタッチの2頭は水準以上だが、
ケイアイコンセプト、ツクバホクトオー、ウインプレミアム、
この3頭よりもヨシヒサのほうが売れそうな気配だ。

河内師はマイルを守備範囲であると言っているのだが、
現実問題、この馬がマイル以上で好結果を出したことなど1度もない。
2走前に大きく離れたところから追い込んで6着なのだが、
もう少しスタミナがあったら、あれは35秒で上がれたと思う。
今回は前走のような強気に動いていく競馬で挑むことになりそうだが、
実力以上に沈む可能性も考慮に入れておいたほうが良いだろう。
俺は、基本的にはマイルを走るスタミナはないと思っている。
(2走前のように、流れに乗らないことでこなすことは可能だと思うが)

なんでそんなことを思うかというと、
そんなことが出来る馬なら、とっくに準OPに上がっているだろうとw
過去にこの馬に乗ってきた騎手はリーディングの中位以上だし、
いくらアンカツが乗るからと言って、
既に7歳のこの馬が劇的に変わる理由にはならないかと。
今回、いわゆる正攻法の競馬で勝つようなことがあったら、
(やることは中団からの差しだと思われる)
よほど人馬の手があっているということになるだろう。
距離が1400mならば、もっと楽しみがあるのだが。

ただ今回、相手が弱い事については希望を持っている。
ツクバホクトオーが少し舐められすぎな感じはするけど、
敵らしい敵は3頭しかいないので、
これならば勝ち負けに持ち込む可能性が十分だとは思っている。


はっきりとした逃げ馬は見当たらないが、
外から15番のツクバホクトオーが出て行く事は想像できる。
前走は後ろになってしまって惨敗しているので、
2着に好走した2走前の逃げを再現しに行くだろう。
それから、障害帰りの9番ピサノアルハンブラが出て行く。
7番のハードウォンは昇級する前は逃げていた馬なのでこれも前か。
大外のノワールシチーも、とりあえず出て行くだけはするだろう。
これらに続いて、人気の11番ヒラボクワイルド。
先行馬である6番タマモグレアー、13番のゴールデンプライズ
それから14番のミスターモナルコスが続き、
ここまでが先団、後はレースに参加できない馬がほとんど。
ヨシヒサはレースが終わった後に突っ込んで勝ち負けに加わる馬だが、
今回の差し追い込み勢を見ると、勝負に参加できない馬が大半なので、
無理せずに中団の後ろにつくことが出来たら、面白いか。
ミダースタッチ、ケイアイコンセプト、ウインプレミアム、
内枠になった差し馬3頭がこちらの内を走っているだろうが、
こちらは外枠から外々を気持ち良く走らせたほうが良い。
そのほうがヨシヒサの性に合っているだろうし、
コソコソせずに大きく走っていれば、最後に弾けてくれるかもしれない。
とりあえず単複は買ってみる。

ヒラボクワイルドが直線入り口から堂々と抜け出して先団を潰し、
その後ろの集団がどこまで迫れるかのレースになるだろう。
近走ボロボロの伏兵勢の出番の可能性もあるが、
とりあえずはヨシヒサが飛んでくることを期待したい。
最初に抜け出すヒラボクワイルドの力上位は明らかで、当然相手筆頭。
それから、ミダースタッチの差し脚もこちらより上だろう。
後はタマモグレアー、ミスターモナルコスを拾って、
馬連か3連複でBOXでもしてみようかなと思っている。




11R オウケンサクラ ◎
音無師
「右回りだと内にもたれるところがあるけど、
 左回りならそんな心配もなく走りがスムーズ。
 勝負どころまで力を抜いてリラックスして運べれば」
雨が降る事はほぼ確定のようだが、
とりあえずは考えないことにしようと思う。
経験のない若駒のこと、得手不得手がどうでるかは不明だが、
サクラは普通は走ってくれそうな印象があるので。
まあ印象だけで、考えてもおそらく分からないこと。
分からない事は置いておきたい。

土曜日の東京競馬場の芝レースを一通り見てみたのだが、
内ラチ沿い1、2頭分の優位性は消えている感じだ。
1週間でこんなに変わるものかという感じ。
外が有利であるとは言わないが、
内ラチから3、4頭分くらいのところが一番伸びる感じで、
そこからもう1、2頭分外でもよく伸びてくる感じ。
超ハイペースでも粘れていた内の優位に関しては完全に消えた。
競馬場とは普通こうあるべきで、普通の状態に戻りつつあると言えばいいか。


逃げるのは2番枠を引いたアグネスワルツが濃厚と思われている。
少し仕掛けて先頭を奪ってから、さっとペースを落とすと思われている。
俺も自然な形ならばそうなると思うんだけど、
これにどう絡んでいくか少し不透明なのが7番のニーマルオトメ。
行かなくても競馬が出来るとは言っているんだけど、
なんとなく、こちらがハナを奪いにいくような・・・。
この馬が他馬との差し比べで勝ち負けになるはずがなく、
多少落ちてきたとはいえ、前にまだ利がある状況、
この大一番で多少壊れても良い覚悟があるならば、
仕掛けて先手を取って、それから待機する可能性がある。
どちらにせよ、2頭が競る事はないと思うが。

音無先生の話をそのまま鵜呑みにするとすれば、
好位の後ろと言ってるから7番手か8番手からということになるが、
サクラが普通に出て進んだら、自然と3番手だろう。
ただ、前の2頭が少し離れて進む可能性があるので、
出来れば1頭前に入ってもらっての4、5番手が理想になる。
ここで、内の3番になったアプリコットフィズか、
大外になってしまったサンテミリオンか、
どちらかが、包まれるor外を回されるのを嫌って、
仕掛け気味に出て行く可能性が高いのではないかと思う。
これらがいかないならば下げることもないし3番手から、
行ってくれたら文句なしの4~5番手で競馬することが出来そうだ。
おそらく、サンテミリオンは上手に5番手に待機すると思うが。

続いて、エーシンリターンズ、アパパネも外枠から前に接近。
ブルーミングアレー、トレノエンジェルら伏兵の動きも注目されるが、
基本的には人気上位と思われる馬が好位で一団を形成するだろう。
ショウリュウムーンはこれらを見ながら中団に待機。
ギンザボナンザ、アニメイトバイオ、コスモネモシンらが中団後ろを形成。
タガノエリザベート、シンメイフジ、プリンセスメモリー、
これらが覚悟を決めて追い込みに全てを賭けるだろう。

ペースはそれほど遅くなるとは思わない。
3歳牝馬の2400m戦なのでハイペースはまずありえないが、
アグネスワルツにしろニーマルオトメにしろ、
スローからヨーイドンだけは避けたいと考えているはず。
序盤は遅くとも、どこかでペースアップしていくはずだ。
サクラを含めて、好位の人気サイドは流れが動くのを待つだけになりそう。

気性的に一番危ないのはアパパネか。
とにかくかかり癖のある馬だが、
今回は距離が長くなって、耐えるのがさらに大変になるはず。
またも枠に恵まれずに外になってしまったこともあり、
おそらく壁を作れないことが最悪の方向へ流れる可能性がある。
耐え切ったとしても、これが勝負どころで最初に動く可能性が高く、
この馬を目掛けて好位~中団の各馬が襲い掛かる形になるだろう。
それより前にいると思われるサクラとアプリコットフィズは、
これに被されないことが大事。
途中でかかり気味に上がって行ったとしたら、
それをスルー出来れば、直線で格好の目標になる。
まあ、暴走しそうで暴走しないのがアパパネの特徴なので、
とりあえず今回も宥めきって直線に入るものと考えたい。

前の2頭で強いのは間違いなくアグネスワルツのほう。
直線入り口でニーマルオトメを振り切って、単騎で逃げ込みを計るはず。
それを追ってサクラとアプリコットが追撃を始めるのだが、
出来ることなら、アプリコットが先に行ってほしいねえ。
それを追いかける形で直線に入れたら、もう言う事はない。
外からアパパネを筆頭に、サンテミリオン、エーシンリターンズ、
それから満を持してショウリュウムーンがやってくる。
ペース的には前に書いた通りにそこそこ流れてくることで、
抜群に切れる脚を使う馬はいないだろうと思われる。
このメンバーで一番切れるのは間違いなくアパパネだが、
阪神JFで見せた一瞬の脚を繰り出すには、距離が長いと判断している。
アグネスワルツの粘りこみに、渋太くアプリコットとサクラが迫り、
それに続いて、アパパネ以下もジリジリと詰め寄ってきそう。

内ラチ沿いから見て、最内にアグネスワルツ、2頭目にアプリコットフィズ、
3頭目にオウケンサクラで、その外にアパパネが来る形。
サンテミリオンは5頭目になるだろう。
エーシンリターンズやトレノエンジェルらは内の隙間を狙うような気がする。
ショウリュウムーンは堂々とサンテミリオンの外じゃないかな。
先週までのような、内ラチ沿いばかりが伸びる状態ではないので、
この展開で、誰にも不満がないだろうと思う。
後は、このメンバーの中で強い馬が勝ちきるだけだ。


当然ながら、サクラが勝ちきることを信じたい。
馬券的には、1頭軸の3連複を買うのが一番確実だと思うが、
ここは勝利を祈って、頭固定で攻める事にしたい。
まずは単勝。それから、
アグネスワルツ、アプリコットフィズ、サンテミリオン、
ショウリュウムーン、エーシンリターンズ、
この5頭へ馬単5点と3連単20点で行きたい。
アパパネについては、マイルにおいて最強というのは認めているが、
この距離でもやられたら、もう完全に脱帽だ。