アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

軽く回顧

2012-09-30 18:34:04 | 競馬
明日も開催があるので来週の予定は明日だが、
今日のスプリンターズSについて軽く。

パドトロワは・・・まあ、しゃあないだろうなあ。
自分の競馬はしたしね。
マジンプロスパーが飛ばす展開は想定内で、
絡まないように慎重に進んでいたと思う。
ペースは絶望的に速かったというほどでもない。
(500万条件の2200mで2分11秒フラットが出たように、
 馬場がとんでもなかったのは言うまでもないw)
軽くついて行ってたのは単純にパドトロワの速さだろう。
速いのは速いとして、本来ならこのペースでも残せる馬なんだが、
今回は残念ながら身体的な面で万全じゃなかった。
アイビスサマーダッシュくらいに相手が弱いならともかく、
現役の一流スプリンターが全部揃っていただけにね。

決して体調が悪かったとは思わないけども、
単に身体が重かったという解釈で良いんじゃないかな。
パドトロワのベスト体重はおそらく昨年同レースの518キロ。
この体重を目指して調整していると鮫島先生も常々言っているし、
あえて超長距離輸送の1戦を挟むなど、意味のありそうな努力をしてきた。
普段の乗り運動も多くして、調教も常にハード。
軽めの本追いきりなど全くしていない。手抜きなんか一切なかった。
それでも駄目。まさかのプラス体重。
正直、悪くても前走と同じだと思っていたので、
プラス、しかも2じゃなくて4の数字を見たときには唖然としたw
ここまでやって、何で減らないのか。
タフなんてレベルじゃないような・・・。
アンカツ絡みで減りまくった馬を代表に出すけど、
もしヒストリカルだったら、50キロ減くらいで死んじゃいそうだわw

んー、もう世界一周くらいしてこないと駄目なんじゃないか。
それでも増えそうなのが怖いがw

数年前、ビービーガルダンがここからJBCスプリントに向かったけど、
パドトロワもその道を行って欲しいなと思っている。
次走を楽しみにしたい。





レースはロードカナロアが完勝した。
岩田がこんな騎乗を出来るとは思ってもなかった。
いや、技術的に出来ることは分かってるけど、
性格的にするとは思わなかったと言い換えるか。
自分よがりの、自分がレース中に安心するためだけの先行策じゃなく、
馬を信じ、馬の力を存分に引き出すための騎乗をしていた。
これ、ジェンティルドンナの桜花賞でも出来てたんだよね。
あれを見て、こりゃ岩田の時代が来るなと書いた記憶があるけども、
その後はまた前のような強引な競馬を好む騎手に戻ってたので、
一過性のものかとがっかりしていたんだけども、そうでもなかった。
現状を大雑把に言うと、人気を背負うと駄目で人気を落とすと良い騎手だが、
これから競馬界を先頭に立って引っ張って行かないといけない騎手。
今日の騎乗を忘れないで頑張って欲しい。
と言ってると、すぐに変なことするんだろうなあw
レース後「普通に回ってきただけ」と言ってたけど、強い馬はそれで良いんだ。
とても気持ちの良い騎乗だった。

馬自身、これまでとは違うレース振りを見せたんだけど、
理由はとにかく「大きく走れたこと」に尽きるだろう。
体たらくを見せた高松宮記念、函館スプリントSは、
どちらも内枠だったこともあって、内々をせこく走るレースをしていた。
セントウルSは言うまでもなく前に突っ込みすぎた。
距離ロスがないほうが有利だとよく人は言うが、
そういう人らは包まれて走ることと包まれずに走ることの差を考慮しなさ過ぎ。
前の馬に左右されることが前提の作戦は伏兵や弱者が取るべきものであり、
強者はいつだって大外、もしくは視界をクリアにして存在すべきだ。
過去のどんな名馬も、そうやって実績を積んでいる。
今回、ロードは初めて能力を開放するようなレースになったわけだが、
大外枠を引いたことがそれに繋がったのだろう。
これは単純に力が上だったね。それには岩田の素晴らしい騎乗があってこそ。

女王カレンチャンは力を出しているが完敗。ただ相手が強かった。

ドリームバレンチノも力を出しているが、これも相手が強すぎた。
一つだけ、函館スプリントSの後に書いたように、
松山が馬にあっているのは言うまでもないだろう。

エピセアローム、ラッキーナイン、サンカルロと、
差し追い込み馬が展開に乗じて上位にやってきたが、
(まあ、ラッキーナインは言いたいことがあるだろうけどw)
それぞれ細かいところに敗因があるとしても、
総じて、上位2頭に対しては力で劣ったんじゃないかな。

日曜日の結果

2012-09-30 15:43:38 | 競馬
11R パドトロワ 8着
プラス4キロ。プラスて。
さすがと言えば良いのか何なのかw
長距離輸送をしても減らなくなったパドトロワ。
減量には食事を制限するしかないわけなんだけども、
それをすると活力が落ちてしまうからね。
如何ともしがたい。
それと、発汗がちょっと凄かったね。
元々発汗しやすい馬ではあるんだけども、今日も凄かった。
身体が少し重いことが影響しているのは間違いないんじゃないか。

少しだけおかしい感じで迎えたレース。
スタート自体、特別に遅れたわけではないんだけども、
並程度だったのですぐに先手とはならなかった。
軽く仕掛けてジワジワと先行争いに加わり、
内のマジンプロスパーが主張したのでそれと併走の形。
急加速はせずジワッと行っており、ここは注文通りだろう。
マジンがハイペースで行っていたので無理に突っかからず進み、
4角では良い手応えでジワッとあがって行く形。
このまま行って欲しかったのだが、最後の踏ん張りがなかった。

いつもなら粘りがあるのだが、今日は実に淡白。
簡単に交わされて終わってしまった。

馬体増、発汗、地味に遅めだったスタート、
それからやや外差しが利くようになっていたのも影響したか。
少しずつ悪いことが重なって負けてしまった感じだ。
まあ、今日の感じではしゃーないかねえ。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-09-29 20:34:28 | 競馬
11R パドトロワ ◎
昨年は、強い事を分かってるのはごく一部だけで、
大半の人間が実績のないOP馬と思っていたが、
今年は重賞を連勝し堂々と3番人気馬として臨む。
アンカツの手記が載っている中日スポーツでは
無印が3人に、▲が1人で、残りは△という、
舐められてるなんていうレベルじゃない低評価を食らっているが、
(これ、1週前のコメント聞いてそのままにしてるんじゃないかね)
これら記者の反省が載るくらいの走りを見せて欲しいものだw
この新聞社に馬券を売らせたらパドトロワは6~7番人気の20倍超だが、
現実は甘くなくて、単勝は7倍、複勝は2~3倍といったところ。
過剰でも過小でもなく、まあ妥当なオッズになっていると思う。

1番人気のカレンチャンとは何度も戦って一度も勝った事がなく、
その現実が示すように、これに勝つのは簡単なことではないわけだが、
香港馬を除けばパドトロワが一番近いと確信している。
負けっぱなしではあるが別に絶望的な負けは喫してはいないので、
成長と、後は少しの運があれば逆転することも可能だろう。
楽しみにしている。
リトルブリッジ、ラッキーナインはカレンチャン級の馬なので、
これらも警戒はしているんだけども、
日本国内で普通の臨戦態勢をとっている以上、
やはりカレンチャンを最大の敵であるとみなしたい。

俺はしないが、香港の2頭の人気は実力から見ると不当に低いので、
これらの単複だけ買ってみるというのは面白い買い方かもしれない。


さて、展開を考えていくわけだが、
その前に天気がどうなるかが誰もが気になるところ。
現在、台風17号が近くまでやってきている。
予報では12~15時くらいに中山でも雨が降りそうであり、
これがレースに影響を及ぼす可能性が高くなってきた。
パドトロワにとっては・・・これは歓迎だろうね。
ダートも走るはずと言われるパワー型で、
実際に不良馬場で今は亡きスプリングソングに完勝している。
スプリングソングは短距離界の頂点に立つ可能性を持った馬だったが、
これに真っ向から勝っているという事実は非常に大きいだろう。

ちなみに、ご存知の通りカレンチャンはスプリングソングの妹である。
今のところは兄の敵を討たれている格好になるわけだが、
あの時と同じ雨の舞台で打ち倒すことが出来るかどうか。
天の計らいか何なのか、面白い舞台が整いそうな感じだ。


有力馬が揃って外枠に入った今回の一戦。
スプリント戦なのに逃げ馬はいない。
各馬の近5走で逃げたことがあるのは2頭だけ。
その2頭も前走の1回だけで、逃げ馬ではない。
それらしい逃げ馬は揃って回避やら除外されてしまった。
G1への出走権を持つ実績のある逃げ馬がいないってのは、
OP級で逃げという作戦では大成出来ないことの証明だろうけども、
そうは言ってもレースをすれば誰かが必ず逃げ馬になるわけで、
その役割を受け持つのが11番のパドトロワになりそうか。

1番枠になったマジンプロスパーが、
少し仕掛けていったらそのまま先頭になりそうなんだが、
いろいろコメントを見る限り、どうやら慎重に入りそうな気配。
パドトロワはテンから非常に速い馬だけども、
(香港スプリントでハナを切るくらいだから、国際的なスピード馬)
ただ行くだけで、結果は後続に聞いてくれという雑兵とは違う。
各馬の出方を見ながら、誰も行かないなら行ってやるよという立場を取り、
今回もそんな感じでジワッと先手を取りに行くことになるだろう。
それに対して、思いつきで逃げの手に出る人馬がいれば、
それは行かせて2番手3番手からの競馬になるのは間違いない。
アンカツが乗ることが条件だが、パドトロワはそのあたり柔軟な馬である。

博打がありえるとしたら6番のエーシンヴァーゴウか10番のブルーミンバー、
それから12番のキャプテンオブヴィアスになるんだけども、
12番のキャプテンはパドトロワの1つ外になるので、
あえて出る必要はなく(パドトロワの前に出るには2馬身出ないといけない)
パドトロワの後ろを引っ付いてくることが濃厚。
ブルーミンバーが騎手も含めてありそうに見えなくもないが、
この馬ではパドトロワのプレッシャーの前に3角まで持つかどうかだろうw
最初だけ全力がありえなくはないが、自重しそうに思う。
ヴァーゴウの逃げならば脚質的にも走力的にもありえるが、
どうもこの馬は調子がひと息のようだからね。
挑戦・冒険が出来る状態じゃないという意味で控えると考える。
やっぱりパドトロワが先手の可能性が高いんじゃないかな。

おまけでもう1頭だけ、ロードカナロアの逃げは能力的にありえるんだが・・・。
そうなったら素晴らしいカモになってくれるわけだが、
まあ、そこまで考えなしってことはないわな。
岩田としては2番手を欲しがって出てくるとは思う。
パドトロワが行ってくれると信じて、
12番のキャプテンの前に出ることに全てを賭けてきそうだ。
結果として、おそらく交わしきれず外の3番手になると見てるけど。
パドトロワの逃げに引っ付いてくるキャプテン、それを交わしに掛かるロード、
内からエーシンヴァーゴウ、マジンプロスパー、ブルーミンバー、
それから7番に入った香港のリトルブリッジが先行馬なので加わり、
このあたりがゴチャゴチャとした先団を形成する。

13番に入ったダッシャーゴーゴー、14番に入ったカレンチャンも、
騎手が関わる気になればこれらに関われるだろうけども、
外枠なだけに無理に絡むことは無いように思う。
これらの後ろの中団でしっかりと脚を溜めることに専念しそうだ。

5番になったラッキーナインが内でジックリと脚を溜める。
2番フィフスペトル、4番サンカルロ、3番ドリームバレンチノ、
この辺も全て中団以降のインで我慢を強いられることになる。
これらが揃って上位に入ることはまずあり得ないだろうが、
どれか1頭が上手く抜けてくることならありえる。
しかしそれがどれかを決めるのは困難。全部がはまらない可能性も高い。
軸にするにはあまりにも心もとないのがこの組で、あくまでもヒモ。
それよりも、さらに後ろで追い込みに全てを賭ける組、
8番スプリングサンダーに15番エピセアローム、9番サンダルフォン、
この辺のほうがまだ単勝系を期待できるんじゃないかな。
このあたりの追い込み馬と、ダッシャー、カレンの外を回る組、
ゴチャつかずに大きく走って爆発する可能性があるのはこのあたりだ。
その中でカレンチャンは実力上位だけに、普通に力を発揮してくるだろう。
不利を受けて沈む可能性が小さくなったので、軸にはしやすくなっている。


逃げ馬はいないが、パドトロワが行くならミドルハイペースが確定。
特に誰が不利という流れにはならない。
そんな流れで最後まで頑張るのがパドトロワだからね。
引っ付いてくる組の中ではやはりロードカナロアに力があり、
まずパドトロワとロードが直線に入って争うだろう。
ロードはそんな決め手の無い馬なので、パドトロワを交わせるとは思わない。
併走くらいはするだろうけど、そのままパドトロワが粘りこみに入る。
その後ろからリトルブリッジ、ダッシャーゴーゴー、そしてカレンチャン、
坂の登りで実力馬達が襲い掛かってきてからが本番。
最初にロードの追撃に梃子摺るようなら、最後誰かに交わされてしまうだろう。
ロードをしっかりとした脚色で振り切ることが出来たらば、
最後にリトルブリッジが来ようとカレンチャンが来ようと、
渋太くでも押し切れるんじゃないかと思っている。
ダッシャーゴーゴーはカレンチャンと並ぶ形がしんどいと見た。
鞍上の思うような加速態勢に入れないと踏んでいる。
前でパドトロワとロードの戦いが起こりそうなように、
後ろの勝負どころでダッシャーとカレンの争いが起こって、
外のカレンがダッシャーをマクリ気味に交わして行くと見ているので。
当然力のある馬だが、カレン相手では分が悪いと見て評価を下げた。

パドトロワを軸に、カレンチャン、リトルブリッジ、ロードカナロア、
この3頭を相手として馬券を買って応援しようと思う。

アンカツ手記・木曜日

2012-09-28 23:44:57 | 競馬
アンカツ手記・木曜日----------------------------------------

1週前、20日の追いきりでは重苦しく感じたパドトロワが
26日の本追いでは動いてくれました。
後半の時間帯に予定通りに坂路に入り、
最初から13秒8に加速し、次は12秒9、12秒1と
確実にペースアップ。
このあたりの軽快な行きっぷりは好調時のままでした。
最後の1ハロンはさすがに一杯になったので、
少し気合をつけたところよく踏ん張って12秒9でゴールイン。
51秒7というタイムは想定以上です。

先週、一杯に追った追いきりでガラッと変わってくれれば、
と期待していたのが現実になったようです。
ラストの12秒9は全く同じでも、反応が違いました。
これだけ動ければ文句はありません。

2着に来た昨年は、夏場に体調ひと息で、
秋口に一度緩んで、また良い状態を取り戻した感じです。
レースに臨むプロセスそのものは今年の方が上と見て間違いありません。

馬のコンディションに自信を取り戻せたとなれば、
今度は戦法と戦術、戦略です。
パドトロワという馬は体が大きくともスタートダッシュが鋭く、
ゲートを出てからの二の脚も抜群です。
今度もスッと先行できると思っています。
他にハナにこだわる馬がいなければそのまま逃げるも良し、
行く馬がいれば、2、3番手から追走する手もあります。
こうした脚質の馬は中山の6ハロン戦に合っており、
有利だと前向きに考えています。

メンバーのレベルとしては、
昨年の覇者カレンチャンが主役級を勤めるのだから、
ほとんど変わらないと見て良いでしょう。
パドトロワが2年続けて好勝負に持ち込んでも不思議じゃないし、
勝機はあるはず。

馬場状態を問わない強みも生かして、
このチャンスを何とか、と思っています。
ご声援をお願いし、手記スプリンターズS編を終えます。

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さて、パドトロワの最終追いきりについてだが、
まずは騎乗者の感想から。
アンカツ曰く「これだけ動ければ文句はない」ということで、
昨年の生涯最高の状態までは行っていないけれども、
その一歩前の状態でレースを迎えられることは間違いなさそう。
もし、来週最終追いきりをすることになっていたら、
おそらく昨年の最終と同じような動きを見せられたと思う。
昨年は絶好調を維持した状態でレースに突入したのに対し、
今年は「好調から絶好調に向かっている途中でのレース」になるので、
これはこれで安心だし、楽しみにすることが出来るんじゃないかな。


時計は全体の3番時計だった。
これだけで評価に値するわけなんだけども、
「時計上位の中で、パドトロワだけが荒れた馬場を走っていた」
というあまり気にされていないであろう事実を記しておく。

この日の坂路で52秒を切った馬について、
「追いきった時間と、馬場整備から何分後に走ったのか」を下に記す。

クラウンレガーロ  8:40 ハロー(馬場整備)から1分後
タムロスカイ      5:59 馬場開場から2分後
パドトロワ       8:51 ハローから12分後
ロードカナロア    7:17 ハロー直後
スズカロジック    6:07 馬場開場から10分後
エーシンヴァーゴウ 6:06 馬場開場から9分後
キングブレイク     6:09 馬場開場から12分後
カオスモス       8:41 ハローから2分後

馬場開場が6時前で、最初は当然綺麗な馬場状態。
しかし1日に1000頭以上が入る栗東坂路だけに、
時間を置いて定期的に馬場整備が入ることになっている。
パドトロワが追いきったのは上記の通りに8時51分で、
栗東坂路の開門時間の中でも最終盤に近いところ。
開場直後の綺麗な状態からは程遠い上に、整備直後でもないのだから、
相当に力が要る状態だった事は容易に理解してもらえるだろう。
各新聞には「馬場の荒れた時間帯に追った割に」
というような表現でしか記されていなかったが、
具体的にはこのような状況で追いきっていたわけだ。
そんなわけで、今回の51秒7は相当に速い。
最後の12秒9にも大きな価値があると言える。


レースの展望は明日するつもりだが、
枠はやや外目の11番からになった。
別にどこからでも構わないと思っていたけれど、
マジンプロスパーが1番に入ったのは良いかもしれんね。
福永は抑えて行きたいと思っているだろうけど、
この枠では位置を取るために気合を入れたいところで、
しかしそれでは前走のことがあるから行ってしまう可能性が高い。
そこをどのように制御できるか、福永の腕の見せ所だが、
(まあ、前任者が悪いことをしたので失敗しても仕方ないが)
これが行ってしまったらパドトロワは2番手で非常に楽になる。
12番のキャプテンオブヴィアスが3番手に来そうなので、
この馬が後ろから来る馬の壁役も果たしてくれるだろう。
パッと並び順を見る限り、悪くないなというのが最初の感想だ。

アンカツ手記・水曜日

2012-09-26 23:49:01 | 競馬
アンカツ手記・火曜日----------------------------------------

安田記念ウィーク以来、約4ヶ月ぶりの手記となります。
皆さん、お元気でしたか?
僕は先週まで13勝と勝ち鞍こそ量産できていませんが、
重賞レースは4つ勝たせてもらっており、
その点ではまずまず満足しています。
重賞4勝のうち、ふたつをマークしているパドトロワで、
30日のスプリンターズSに挑戦します。

アイビスSDで念願の重賞初勝利を果たすと、
前走のキーンランドCも連勝と、5歳夏についに本格化を遂げました。
この勢いに乗ってG1も、といきたいところ。
可能性は十分あると思っています。

パドトロワには、2歳秋のデビュー戦から主戦騎手をさせて頂き、
8勝中7勝を挙げています。
新馬戦3着、続く2戦目を楽勝した当時は、
大きな体に体力が備わっておらず、
バリバリのオープン馬になれるという確信は持てませんでした。
それが、キャリアを積むたびに馬がしっかりとして、
昨年の4歳春に準オープン、オープンのオーストラリアTを連勝。
いつかは大きなところを狙えるのではないか、と期待が膨らみました。
思った通りに成長し、昨夏のキーンランドC3着を経て、
スプリンターズSをコンマ3秒差2着に頑張ってくれました。

勝ったカレンチャンのその後の大活躍を見ると、
昨年の2着は価値があります。
今年は言ってみればリベンジの場面です。
重賞未勝利で臨んだ昨年と違って、今では重賞馬、
それも押しも押されぬ重賞連勝の一流馬として挑みます。

1週前の20日に坂路で追いきった動きは、
正直言って、物足りませんでした。
どこが悪いとか痛いとかではなく、大きな体が重苦しく感じたのは確か。
あのひと追いで重めが解消してくれれば大いに夢が持てます。
詳しくは明日書きます。

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アンカツ手記・水曜日----------------------------------------

2歳秋の新馬戦からずっと乗せてもらっているパドトロワは、
とても愛着のあるかわいい馬です。
唯一の弱点は、疲れてくると歩様が硬くなるところ。
好不調の波が激しく、コンディション作りが難しいために本格化が遅れました。

それが、こなせるかどうか半信半疑だった
直線1000mのアイビスSDで完勝を収め、
前走のキーンランドCをレコード勝ちと、
第一級のスプリンターに大成してくれたのです。
この勢いに乗って、昨年同様の、あるいは上回る好走をして欲しいと願っています。

先週20日に僕が跨って坂路で追った動きは、重苦しく感じました。
530キロ前後の巨体を持て余す感じで、
気合をつけてからの反応が良い頃と比べるとひと息。
さらに言えば、あんな馬ではないのに、という思いでした。
その後の変化、上昇が鍵になるでしょう。
23日にも坂路で時計を出し、
全休明けの25日も坂路に入って元気に乗られたそうです。
鮫島厩舎の番頭、寺井助手は、
「元気一杯で体調は申し分ない」と様子を教えてくれたので、
どうやら良い方に向いているようです。

立派な身体がキリッと引き締まって動きが軽快になり、
最後の反応が良くなればゴーサインが出せます。
26日の本追いきりには僕が跨る予定。
乗ってみてビューンと来るようなら、一杯に追う必要はありません。
先週のようにもたつくようなら、ゴール前で活を入れたいと思っています。

先週とは見違えるような鋭い動きを見せてくれる事を期待し、
楽しみにしています。
追いきり内容とレースへの見通しは明日書きます。

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2日分まとめて。
まず自身の現状についてだが、体調については何もなし。
いや、聞いてるのかも知れんけど、あえて書くことでもないのだろう。
それは置いといて、成績にはまあまあ満足程度のようだ。やっぱりw
まあ実際、リーディングってことでは58位になるんだけど、
重賞の騎乗数は19位、重賞リーディングだったら6位なので、
やるこたあちゃんとやってるって評価で良いかな。
数を乗って経験を積み勝利を目指すという基本的なことは、
若いのが頑張れば良いってことだろうね。


さて、今日明日とパドトロワの状態について。
まず先週の追いきりについては手記にある通り。
重苦しい、物足りないとかなり悪い評価。
ただし救いは体調が悪いわけではないと断じており、
馬体が重いから動けないという見解・・・。

さあ、皆さんで突っ込みましょう。
また重いのかよw
本当に何をしたら減るんだよこの馬w

今回、鮫島先生のインタビューがいろいろな媒体で報じられていて、
普段の乗り運動から他の馬より多く動かされているようだが、
それでもなお減量するという言葉を知らないこの馬。
調教の本数も多いし、常に強め一杯に追われているし、
とにかくへこたれるということを知らない凄い馬だ。
昨年までは長距離輸送に弱点があったんだけども、
それも克服した今、パドトロワに疲労を与えることは無理なのかもしれないw
これがゲームだったら、どんだけでも調教積んで強く出来るなw

先週の追いきり、そしてその後の運動で重さを解消できたかどうか、
今日の最終追いきりは要注目だったわけだが・・・。
来たね。思わず良しと声の出る素晴らしい動きを見せてくれた。
詳しくは木曜日の手記とともに振り返るけども、
かなり遅い時間帯で重くなった坂路で、
テンから脚を使いラスト2ハロン目で素晴らしい加速。
アンカツも鞭を2発で気合を入れていたが、
最後はこれ以上追う必要はないという感じで、
少し緩めて坂の頂上を駆け抜けて行った。

日曜日の記事で、昨年は1週前に急上昇したということを書いた。
今年はその急上昇が当該週にやってきたと言って良いだろう。
昨年は絶好調の状態で最終追いきりをしてそのままレースに向かったが、
今年は絶好調になるところでレースの日がやってくる感じ。
昨年と今年でどちらが良いのかは何とも言えないところだけども、
とにかく文句のない動きを見せてくれたことは間違いない。
これでカレンチャンや香港馬と戦う準備は整った。

先週の反省

2012-09-24 23:36:53 | 競馬
日曜 阪神
3R タツグレート 11着
「ずっと平均ペースの走りだった。
 1800mより、もう少し短い距離で流れる競馬のほうが良さそう」
このコメントは道中とそれ以降の事を言っているわけだが、
確かに別に切れるわけではないので1400の方が良いのだろう。
というか、これは引っ掛かるところも含めて言ってるのか。
17や18だからガッと行けないわけで、
極端な話、1000mなら最初から仕掛けられる。
慎重に入らないと最初からハミをガツッと噛んでしまう問題は、
そっちの方向で解決したほうが良かったかもね。もう遅いけど。

まあ、どのみち今回は出遅れたのでどうしようもなかった。
仕掛けたらハミを噛む、抑えると気を抜く、
両極端な特徴を持っているという馬だけに、
好発から下げて行って途中から上げるのが理想、
というかそれしか好走の道が無かったのにいきなりなくなったから。
アンカツは軽く仕掛けて掛からせながら追走することを選んだが、
遅めのペースと上位陣の走りからして、待っては絶対に駄目だった。
どちらにせよ駄目だったので、仕方ないとしか言いようがない。
地方に行けば1400が中心になるので、
そちらで頑張ってみて欲しい馬だ。




9R ドリームヒーロー 11着
コメントなし。

特に書くこともないか。
テンから行かない馬なのでジックリと入って末に賭けたが、
ペースが遅かったので物理的に無理なレースになっただけ。
ラストは33秒1で上がってきたので良しだろう。
これで2戦連続して最速の上がりを繰り出した。
昇級してから何も出来ていなかった馬なので、
これは大事な武器として磨いて行きたいところ。
500万条件なら相手の弱さで何とか戦えていたけど、
相手が格段に強くなる1000万で漫然と戦っていては駄目。
この2戦で最後の直線に力を爆発させる競馬が出来たので、
後は展開を待ちながら勝機を窺っていけば良いだろう。
末が安定すれば、コンスタントに上位争いにも食い込めるはず。

来週の特別騎乗予定馬

2012-09-23 19:37:51 | 競馬
土曜 未定






日曜 中山
芙蓉S 芝1600m 未定




勝浦特別 芝1200m 未定




スプリンターズS 芝1200m パドトロワ
鮫島厩舎、スウェプトオーヴァーボード産駒の5歳牡馬。
登録されている23頭の前走を見てみると、
セントウルSが10頭
キーンランドCが6頭
北九州記念が2頭(出走は5頭)
安田記念が2頭
函館スプリントSが1頭(出走は4頭)
キングズスタンドS(英G1)が1頭
ジャンボジェットトロフィー(シンガポールG1)が1頭
こんな感じになっている。

北九州記念と函館スプリントの上位馬は、
セントウルかキーンランドに出て上位に入っており、
日本馬ではこの2レースをよく吟味して考えれば良いだろう。
まあ、無理に捻らず考えれば自然と5頭くらいに絞れるはず。
安田から直行のフィフスペトルの扱いにだけは少し困るけども、
昨年よりも順調さを欠いてぶっつけ本番になる以上、
良くても昨年程度(6着)と考えたい。

香港からは、格上のラッキーナイン、リトルブリッジが来日。
ラッキーナインは昨年暮れの香港スプリントを制している世界的な馬。
昨年のスプリンターズSにも来日して5着に負けているが、
パドトロワに突っかかる形で勝手にこけた感じであり、
香港S以外にも実績を持っていることから、
実力はカレンチャンくらいのものとして警戒すべきだろう。
この馬の実力は、昨年のセントウルSを思い出せば良い。
ただ、これも安田記念で大敗後の休み明け。そこは確かに割引。
リトルブリッジはGSC5戦目となるキングズスタンドSの覇者。
(GSCはグローバルスプリントチャレンジの略。
 このスプリンターズSは8戦目になる)
ラッキーナインに近い格を手に入れたと考えて構わない。
ただいま3連勝中で、ラッキーナインよりも勢いに乗っている。
しかしこれもキングズスタンドS(6月19日)からの休み明け。
どういうタイプの馬なのかは全く分からないけれども、
一般常識からして、ここ1月のうちに使っている日本馬たちのほうが、
良い状態で挑めるだろうことは予想がつくところ。

ざっと見て、日本馬ではカレンチャンが一歩抜けている。
それをダッシャーゴーゴーとパドトロワが追いかける形。
ロードカナロアは、VSカレンチャンで考えると落ちそうだが、
ダッシャーやパドトロワに対してどうかは今回で分かる。
エピセアロームはここで真価を問われる形。
マジンプロスパー、サンカルロ、ドリームバレンチノは、
前走の酷い敗戦からどこまで立ち直っているか。
元々カレンチャンから実力が一つ二つ落ちるだけに、厳しいようには思う。
他はまあ、よほどのことがないと厳しいだろう。
香港馬2頭は実力だけならカレンチャン程度に考えても良いのだが、
状態面でどんなものか、ちょっと見えにくい面があり、
買うにしても金額の配分は人気との相談ってところかな。

大雑把に相手の実績を取り上げてみた。
週中はパドトロワの状態等からも考えていきたい。
久しぶりの手記も楽しみだな。
何か自身の近況について書いてくれると良いんだけどw




内房特別 ダート1200m 未定

日曜日の結果

2012-09-23 11:04:02 | 競馬
3R タツグレート 11着
ゲートが開くちょっと前に馬が右横を向いてしまった。
出遅れ確定のところで開けられて1馬身出遅れ。
少し仕掛けただけで思いっきり引っ掛かって終わった。
外枠だったら暴走して先頭まで突っかけてたと思うけど、
前も外も完全に塞がれてたから、強制的に折り合ったんだけども、
ただそれだけで、位置取りが悪くなっただけの凡戦。
本当に難しい馬だったという印象しか残らなかった。
テン乗りでどうこうなる馬ではなかったのだろう。
遅れたところで軽く仕掛けたのが致命的な失敗なのだが、
あのスタートから放ってたら離れた最後方になってただろうから、
どのみち勝利はありえなかったわけで、仕方なかったか。
遅れた地点で終わった。運がなかったね。

ここで諦めず、地方に出てもう少し頑張ってもらいたい。
何勝かする力は十分にあるだろうと思う。
深い砂を走ってれば、そのうち落ち着いてこないか。




9R ドリームヒーロー 11着
まあまあのスタートからジックリと。
いつも通りに後ろに下がってレースを進めた。
後方3番手ってのは想定内の位置だったんだけども、
前について行く感じが全然なかった。
アンカツも行かせないからどんどん離れていく一方w
これでペースが速かったなら良いんだけども、
別にタイキは速いペースで逃げていたわけではなく、
それについて行く馬も全くいない展開。
むしろスローかという展開なのに縦長という変なことになり、
ヒーローの600m通過は39秒くらいだったので、反撃は物理的に無理w

3角過ぎから追っつけられているのは見えた。
4角でもあんまり加速してこなかったんだけど、
直線に入って最内で追われて鋭い加速。
完全に瞬発力勝負になっている中、後ろからよく差を詰めている。
最後は33秒台の前半で来てるんじゃないかと思うので、
これ以上の走りは無理だろう。
まあ、全くの人気薄だったし展開待ちのつもりで挑んだと思われ、
それが向かなかっただけなので仕方ないだろうね。
1000万に上がった頃は何の見所もないレースをしていたが、
ここ2戦は走るところを見せてくれているので、
次も穴ならば期待はして良いんじゃないか。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-09-23 04:33:54 | 競馬
おはようございます。仕事のせいで変な時間になりました。
少しだけ仮眠してから3Rを見ようと思ってますが、
テレビをつけた途端にイチローがおかしなことやってたので、眠るに眠れませんw
どうしちゃったんだろうなこの天才。
生涯最高の状態になってんじゃないかw






日曜 阪神
3R 3歳未勝利 ダート1800m タツグレート ◎
鮫島厩舎、ダイワメジャー産駒の3歳牡馬。
現在3連続3着中。
それぞれが勝ち馬と僅差で、もうひと息のところに来ている。
もう何戦かあれば勝ちあがることは濃厚だが、
これが未勝利としてはラストチャンスになる。
一発勝負を託されたアンカツがどういう騎乗をするか。
グレートに猶予を与えてやって欲しい。

グレートに4回乗っている佐藤哲のコメントを総合しておこう。
1 前について行こうとするとハミを噛むので出せない。
2 後ろに下がると道中は気を抜いて走っている。
3 トップギアに入るのに時間が掛かる。
4 絡まれるとやめてしまうところがある。
5 小回り向きではない。

面倒そうだなw
これを全面的に受け入れて考えるとすると、
ジワーッと入って、なるべく早く外に持ち出しておき、
後ろから絡まれないように絶えず後ろを注意しながら、
馬には多少気合を入れながら進み(しかし入れすぎは駄目)
出来れば早め(しかし早すぎは駄目)に自分からスパートをかけて、
スタミナに物を言わせて押し切るようなレースが理想になる。
・・・面倒そうだなおいw
一歩(最初)間違えると最悪のレースで終戦となってしまうかも。
まあラストバトルなんだから、多少の無理はありだろうけど。
テン乗りだけども鮫島厩舎の馬なので、
普段の癖とか特徴なんかは大雑把に掴めていると思うので、
この難しい馬を何とかしてくれると期待したい。
勝つだけの力があるのは間違いない。


逃げるのは9番カプリッチレットで間違いないか。
2番手から4角で先頭を狙う競馬が続いているが、
今回は誰も行かないので自然とこれが先頭になるだろう。
ただ、これが1番人気なので他馬も当然続く。
人気を分け合いそうな12番プレミアクラウンがぴったりつきそう。
11番テディービン、15番ランドルトも前に行って好位。
デビュー戦だが調教が良い6番エンジェルフォールも走りそうで、
この馬も初戦で包まれるのは嫌いそうだから多分前に。
人気どころがそのまま固まって先団を形成しそうだ。
8番テーオーファミリー、10番トーセンサミット、
14番ベラルーナあたりについていく能力があり、
その後ろにタツグレートが構え、
さらに後方の各馬に出番はないと考えたい。
上記の9頭を行かせれば、自分のペースで行けると思う。
これといった逃げ馬がいるわけじゃないが、
人気所の大半が先行馬であり、1番人気馬が逃げることになるので、
それならスローということはなさそうな感じ。
想定される展開は悪くなさそうだ。

前の戦いは4角前から勝手に始まるだろうから、
それと歩調をあわせるように外を進出で良いと思う。
佐藤哲が、小回りは合わないと言っていたけれども、
馬格の割に大きい走りをする馬なのだろう。
外から大きく被せていく形で良いと思われる。
出来れば、テーオーファミリーやトーセンサミットあたり、
中団の馬に被せ気味に上がって行けると良いね。
そうすると距離ロスを消しながら上手い加速になるはず。
もしトーセンあたりが早めに先頭の大外に行くようなら、
直線まで待ってから出たほうが良いんだけども、
加速がつきにくいという証言があるから、
やはりどうしても中団の馬に先んじて前に近づきたい。
実にタイミングが難しそうだが、その辺はアンカツに期待だな。
4角で上手く加速がついていたら全部飲み込めて良いと思う。

カプリッチレットとプレミアクラウン、ランドルトあたり、
このあたりに実力差は感じられない。
どれが抜けるってこともなくつば競り合いだろう。
デビュー戦のエンジェルフォールが走ったら仕方ないと諦めよう。
グレートがまとめて差しきるシーンを期待。
上記3頭に調教の良いテディーベアを含めた4頭が相手かな。




9R 甲東特別 芝1600n ドリームヒーロー ▲
鮫島厩舎、マーベラスサンデー産駒の5歳牡馬。
500万では堅実に上位争いを繰り広げる馬だったが、
別に相手なりだったとかそういうわけではなかったようで、
1000万に上がってから全く通用しなくなった。
ただその負けっぷりをそれぞれ見ていけば、
解析というほど難しいことは何もなく、
単純に1000万条件のペースについて行けてないだけ。
終いはこの馬なりにコンスタントに伸びており、
ペースが遅くなるレースで出番が生まれるものと思われる。
で、なかなかそういうレースに当たらないから、
(12や14を使っていれば当たり前といえば当たり前か)
前走は思い切って1800mを使ってみたらこれが正解。
デビュー当初に1回だけ走っただけの長い距離で4着に好走。

いつも通りに序盤から置いていかれながらも、
(せっかく長い距離を使ったのに、ここもハイペースだったw)
自分のペースを守って4角まで行きそこからスパート。
直線に入って大外から一気に馬群を飲み込もうという脚を見せた。
まだ開幕当初であり前が有利だったので厳しかったが、
外を回った組ではこの馬が1頭だけ際立っていた。
1000万上位のディープフィールドを相手にしなかったしね。
まだ1回しか走ってないので信頼というわけにはいかないだろうけど、
それはすなわち、今回も人気する要素はないということでもあり、
もう一度好走して上位人気の常連になる前に、
美味しい配当にありつける事を期待して買うのが良さそうだ。
序盤に置いていかれるのはほぼ確定事項のため、
それを挽回する距離が長いほうが助かるという単純な理屈だろう。
前走を見る限り、ヒーロー自身にスタミナの不安はなさそうだ。
今回は16だが、どちらの面から見ても十分な条件。


単騎逃げは12番のタイキパーシヴァル。
他に行く馬がいないのでスローに持ち込むことも可能だが、
同馬は2ハロン目に速い脚を使って先手を取りきった後、
イーブンペースを刻んで最後まで逃げるタイプなので、
平均ペースになることに疑いを持つ余地はない。
タイキとしてはそれで十分だし、他馬にとっても十分だから。
2番手に10番のハードダダンダンか、11番のニシノスタイルか。
それから掛かり気味に走る5番ショウナンラムジも好位に。
6番タマモコントラバス、2番ルアーズストリートあたり、
上位人気を形成しそうな馬たちも自然とこの辺に集まる。
その後ろが3番アルティシムス、8番セイルラージ、それからヒーローと、
差せる伏兵陣がジックリと構えていき、1番マイウェイがさらに後ろ。
残ったアンジェロフォーグ、バンブトンカツ、メイショウサバト、
この3頭は最初から勝負圏外であると見る。

誰の警戒も受けなければタイキが圧倒的に有利だが、
おそらくニシノが早めに行くと思うし、
そうでなければショウナンが行ってしまうだろう。
伏兵陣の追撃はその後から。
最後までラップが鈍らない持久戦になると思われるが、
一番良い格好で目標を決めれた馬が勝ちあがりそう。
展開的にどれが有利ということはなさそうで、
それぞれにチャンスありだと思う。
このうち、アルティシムス、ドリームヒーロー、マイウェイあたりの、
人気のない差し馬を狙うのが面白いんじゃないかな。

俺はもちろんヒーローから。まずは単複を。
前ではタイキとショウナンの急失速が考えにくいので相手として、
アルティシムス、マイウェイも加えて4頭に流したい。

今週の騎乗馬の前に

2012-09-21 23:42:13 | 競馬
巨人さん、優勝おめでとう。
いやー、アホみたいに強かった。歯が立ちませんでしたね。
でも短期決戦ならばまた違うことも起こりえるでしょう。
待っててくれよ。







今週は日曜日のみ騎乗。
水曜想定の地点では乗る予定が無かったのだが、
気が変わったのか、急に2つ乗ることになっている。
もうこれで3回目だと思うが、稀にって話ならばともかく、
常設的にやられると一般人にはたまったものではなくw
それを遺恨なく出来るのは鮫島厩舎しかありえない。

これ、相当に仲が良くても無理な気がするけども、
(一般社会でそんなお得意先がいたら、
 人間関係は置いといても会社関係としては即切れでしょw)
それを可能にする厩舎を作ることが出来たということが、
アンカツの幸運でもあり、功績でもあるのだろう。




パドトロワ ここからの上積みに期待
来週のスプリンターズSに出走するパドトロワ。
昨年以上の実績を積み、今回は間違いなく人気馬としての参戦。
昨年2着の雪辱を果たして初タイトルを手に入れられるか。
前年の覇者を筆頭に、互角の馬、互角に近い力の馬は数頭いるが、
力を出し切れば悪くとも3着は守れるだろうし、
後は展開一つ、時の運があれば勝利を掴み取れるだろう。

1週前はアンカツが騎乗して栗東坂路で追いきり。
53.8-39.0-25.3-12.9をマーク。
前半は軽く入ってラスト2ハロンを伸ばすつもりで乗ったようだ。
馬場がかなり重かったようで、52秒を切った馬が6頭しかいないから、
前半を流してるし時計としてはまずまずといったところだろうね。
ただ、アンカツの評価はやや辛目といったところ。
キーンランドCの最終追いきりよりも落ちるというジャッジだ。
あの時の評価は9割弱くらいだったように思うが、
そこから登ってないってのはちょっと意外だね。
まあ、アンカツも言うようにこの追いでどれだけ変わってくるかだろう。

昨年を思い出してみると、
(ていうか完全に覚えてないから過去の履歴を見直してみると)
1週間前に51.3-13.3という猛時計を出しており、
「活気があってかなり良い」というジャッジをしている。
その代わり、テンからかかって終いに脚をなくしてしまったから、
最終追いきりでは意識して終いを伸ばすことで凄い切れを発揮。
完璧だということで挑んで、結果は低人気を嘲笑う2着だった。
そこからすると少し物足りない1週前評価だが、
コントロールが効いているという意味では昨年より遥かに良い。
パドトロワ自身がそれなりに大人になってきたこともあるのだろう。

ちなみにパドトロワは調教で馬鹿みたいに動くということはなく、
ベストの時計は3歳秋の休み明け前に出した50.8-13.0。
51秒台は3回しかなく、ほとんどが52~54秒でやってきた。
大雑把に言うと、4Fが52.0~54.0で終いが12.5-12.7
これがパドトロワの好調の目安と言って差し支えない。
もちろん馬場の良し悪しもあるが、普通の馬場ならこれが目安。
昨年のスプリンターズSの前が52.2-11.8で、
間違いなくこれがこの馬のベスト調教。
数字は置いといても、そんな感じのバランスで走ってくれれば文句なしだ。
来週の最終追いきりを楽しみにしたい。準備は出来ていると思う。