ゴールドシップ
アンカツが乗らなくなった馬の中で、ほぼ唯一と言って良い大成馬。
昨年暮れのラジオNIKKEI賞の後、
ダービーってより皐月賞初制覇のチャンスが増したんじゃないかと
そんなことを書いたんだけど、それは見事に当たった。
余談だが、今年は自分の馬を見る目を褒めたい1年だったw
元々弥生賞でアンカツが乗る予定になっていたのだが、
東京を使いたいという理由で共同通信杯からの始動になり、
そこでウインバリアシオンの京都記念とかち合ったことで、
残念ながら乗れなくなってしまった馬であるのだが、
今年の総決算である有馬記念の競馬、その中身が、
ラジオNIKKEI賞と全く同じだったことは偶然じゃないだろう。
あの地点で馬の本質をほぼ掴めていたようだ。
それを見届けて、気持ち良く1年を終えられた。
馬券的に、ルーラーの馬鹿たれと思ったことは置いといてw
「馬を信用して・・・云々」の意味不明のコメントを
なんと菊花賞の前まで公式に出していた須貝師も、
有馬記念の前にはさすがに「騎手を全面的に信頼する」となっていたw
馬を信じて乗る騎手と、それに応える馬のコンビは、
どんなレベルであれいつも美しく気持ちが良いものだ。
その形が独特であればあるほどに格好良く見えるものだね。
このまま現役最強の座を目指して邁進して貰いたい。
ウインバリアシオン
打倒オルフェーヴルの1番手であったはずの馬であり、
良くなってきたのが3歳秋になってからのことだったので、
4歳秋には追いつけないかと、昨年何度も何度も書いた馬。
まさかこんな結末になるとは夢にも思わなかった。
今年の始動戦に選ばれた京都記念。
最終追いきりに乗ったアンカツの評価は異様に厳しく、
(ソースは全ての新聞。今でも見れる)
とりあえず叩きながら前進していこうということなんだろうと思いきや、
変わった馬主の趣味で乗り変わりさせられてしまった。
京都記念で脚元に不安を感じたアンカツはレースを捨てたのだが、
その後も休みなく普通に使われ続けて、
何一つ進展しないまま消耗を重ねて3戦後の宝塚記念後にパンクした。
かつて、松博先生と一時期冷戦状態になったタイムパラドックス事件、
あれを思い出した人は多いことだろう。俺もこれを思うしかなかった。
4歳の秋になればとずっと思っていただけに、
それを見ることが出来ないままに終わってしまうのは、ただただ残念。
・・・まあ、まだ引退はしていないわけなんだけども、
完治すれば能力低下の程度が軽い骨折ならいざ知らず、
どうしても馬の全力を妨げることになる屈腱炎ではどうしようもない。
G1を勝つってのはもう夢物語でしかないだろうな。
いつかはオルフェに並べる馬だと思ってたのに、無念の一言である。
話はそれるが、アンカツは他の騎手よりもレースを途中でやめさせることが多い。
レース直前の取り消しなんかも、他騎手より多いんじゃないかな。
それは、自分が馬をコントロールしようとするんじゃなくて、
基本的に馬に主導権を委ねているから異変に気づきやすいのだと思う。
これは長所でもあり短所でもあることになるのだろうが、
個人的な好みで言うなら、この姿勢は大好きだ。
アナスタシアブルー
3歳牝馬はこの馬で、と大いに期待した馬だったが、
泣かず飛ばずのまま、今は1000万条件に所属している。
新馬戦は何度見直してもG1級に見えるのだが、
(時計含め、内容を改めて精査してもレベルは高いんだが)
あの強かった姿は一体どこに消えてしまったのだろう?
年も押し迫った時期にダートの14なんぞ走らされた挙句、
さらに間隔を詰めて走らされているのは(しかもあっさりと負け・・・)
昨年の同時期を思うと、ちょっと見ていられない痛々しさだった。
アンカツは斤量的に乗れなくなったわけだけども、
どっかで立ち直って重賞戦線に顔を出してもらいたい。
一度しっかりと放牧に出て立て直せば、
まだまだやれる馬だと信じて応援したい。
スマートロビン
もう1頭、重賞勝ちに手が届いた馬がいた。
日経新春杯で衝撃の馬体増を見せてくれたスマートロビン。
使い込んでようやく530キロ台になり目黒記念を制したが、
そこで故障して、それ以降帰ってきていない。
体重が身長に反して重ければ当然脚元に無駄な負担がかかるわけで、
さらに冬場に多く走った負担も重なった可能性は高いのではないかな。
ただでさえ、サラブレットは潜在的に脚元に弱点を抱えている生き物。
身長に対する適正な体重の重要さを痛感させられた馬だ。
ヒストリカル
今年の最初から乗り出した馬。
最初は非常にスタートが悪く、いかにも展開に左右されそうな脚質だった。
福寿草特別は小回りを意識して早めに動いていったが、
思ったより伸びなくて作戦が間違っていた印象。
それを修正したきさらぎ賞でワールドエースの2着、
毎日杯でマウントシャスタを退けて見せた。
スタートも徐々にマシになって手堅く中団後ろあたりで進めるようになり、
このまま順調に行けば確実にG1戦線の常連、そしてG1馬だったはずが。
大目標とした日本ダービーで、稀にしか見られないレベルの馬体調整失敗。
馬のひ弱さがこれでもかと表面化した馬体減であった。
人間で言えば、遠足の行きのバスで酔ってしまう子供みたいなもので、
ようするに同年代の馬達よりも成長が遅いのである。
アンカツはレース中盤あたりでさっさと勝負を投げて馬を守ったわけだが、
秋に復帰して以降は騎乗することがなかった。
ダービーを投げた甲斐はあったか、復帰戦の神戸新聞杯こそそれなりに走れていたが、
そこから2戦は悪化の一途で、さらにまた不必要な馬体減で虚弱体質も見せている。
現状、G1級と期待された姿の面影はどこにもなくなった。
せっかくまともになっていた序盤の動きもまた悪化している。
人気だけはするので、馬券好きから見たら絶好のカモと化している。
若いころもそこそこ走ったが、超晩成として有名なカンパニーの弟であり、
それ以外にも晩成傾向の強い兄が揃っているこの馬で、
明らかに体質の弱さを表面化させている現状を無視して
早期に結果を出そうとしている理由が微塵も理解できないわけだが、
これから壊れることなく兄のような大成の道を歩めるのかどうか、
ただ馬のために無事を祈りたい。
あんまり言いたくはないが、もうちょっとこう・・・
・・・何とかならんかね、これw
いろいろと理に叶わないことが多すぎると思うんだが。
レッドデイヴィス
昨年の有馬記念でひと騒動があったわけだが、
年が明けて、そのお詫びという感じで依頼が来た馬。
中山記念は道悪を苦にして全く勝負にならなかったが、
マイラーズCは伸びる内にこだわった甲斐もあって5着に。
G3、G2でキャリアを積んでもう一度G1へ行けるかと、
ちょっと期待していたのだが、アンカツが乗るのを断ってしまったようだ。
その後、5戦して掲示板に乗ることすらなし。
OP特別ですら2桁着順に敗れており、
3歳時にこれが最強かもと言われた姿など微塵も見られない。
アンカツには関係ないのであんまり深く考えることでもないが、
しかし、いくらなんでもここまで弱くはないだろと素直に思うわけでw
どこで何を間違えたのかを考えさせられる馬。
おそらく、昨年使った有馬記念か、今年初戦の中山記念か、
どちらかのダメージを引きずってるのだろうと想像はする。
まあ、ちょっと休ませてあげる必要があるんじゃないかね。
後は騎手の作戦面で物を言うなら、
出していくと馬が戦意を喪失させるようだから止めたほうが良い。
浜中は多分気づいたと思うが、それを徹底できるかどうかだな。
ダノンシャーク
今年の開幕である京都金杯で1度だけ乗った馬。
豪快に追い込んで2着で、先々面白そうだなと思ったが、
マイルでは上記にもあるように他に乗る馬がいたのでその後乗ることはなかった。
同馬のその後は・・・この馬は馬なりによく頑張ってるか。
テンにそんなに早くないことは京都金杯時に書いたが、
経験を積んで少しずつマシになり、今は中団がマイポジションに。
それで素晴らしい結果が出ているかというとそうでもなく、
後一歩詰め切れないままに今年1年を終えた。
過去1度も大凡走をしたことがない実に真面目な馬。
頂点に立つには一つ力が足りなさそうではあるが、
このまま頑張っていればどこかで重賞の1つくらい掴めるんじゃないかな。
あんまり単勝を買いたい馬じゃないがw 頑張って欲しいね。
ペルーサ
近年のアンカツの生活を乱しまくっている問題の馬w
もう乗ることはないだろうと思ってから、何度乗ることになったやら。
同馬の競争生活とアンカツの絡みはもはやコントの域に達している。
ブエナビスタの為に無茶して52キロになったあの件と双璧で、
この馬に関わった数々の案件が、アンカツの体力を無駄に奪っていったんだと、
けっこう多くの人が恨みも込めて思っているようであるが、
まあ、否定は出来ない面があるなw
何故かマイルの安田記念で騎乗することになった同馬。
レースでは鞍上が無理やりに先団に加わらせる形を取り、
ハイペースのマイル戦を好位で進むという快挙を成し遂げたが、
本当に形を作っただけで、馬はさっさとやる気をなくしていた。
藤沢先生は喜んでたけど、それで良いのかと突っ込みたかったw
客の笑いを取りながら力を示すという面でも、
引退したルーラーシップに取って代わられてしまったしw
後は何をしたものやらという状況。
もう良いんじゃないかってのはアンカツファンの大半が思ってそうだが、
俺としては、もう少しだけ見てみたい気持ちもあったりするw
まあ、現状ではさすがに付き合いきれないかなw
プレノタート
今年の桜花賞で乗ることになった馬。
アンカツが関係する前から注目することになった理由があった馬であり、
アンカツが乗ることになったのを知ったときは本当にビックリした。
フィリーズレビューで豪快に追い込んでの3着。
思えば、ここで2着を取れなかったのは本当に痛かった。
桜花賞はゲートのタイミングがずれて敗退。
オークスへ向けて巻き返しを期したスイートピーSで、
アンカツが直前に乗り代わりになってしまって、
後は斤量的に乗ることが出来ない馬となってしまった。
フィリーズレビューで退けた馬を見ていくと、
イチオクノホシ(1000万勝ち、準OP3着)
サトノジョリー(JBCレディスで5着)
ラシンティランテ(1000万勝ち)
レッドクラウディア(交流G3勝ち)
マコトナワラタナ(OP勝ち)
アンチュラス(1000万勝ち)
アイラブリリ(準OP勝ち)
先着された上位2頭もこの後さらにOP以上を制しており、
これだけの馬たちと戦って3着を勝ち取ったのだから、
同馬が上に上がれないはずはない。
というか、あがれなかったらどうかしてる。
前走の内容も決して悪くない。次もその次も追いかけていきたい。
アドマイヤフライト
アンカツ的に、ヒストリカルよりも評価が高かったと思われる馬。
中京の2000mを制した一戦の内容は極上で、
無事ならOP入りは確実、重賞勝ちも堅いだろうくらいに感じていたが、
現状は500万で負けたままお休み中である(入厩はしているが)。
レースぶりにそんな癖はなく、そのまま成長してくれれば良い馬であり、
まさか500万のまま年を越すことになるとは微塵思ってなかったが、
年明けから一気にOP入りを果たすことを疑っていない。
ていうか、アンカツはこの馬をめちゃくちゃ高く評価してるのに、
北海道で54キロになったところで速攻で乗るのをやめてしまっている。
北海道で連敗したのは池添とあんまり合ってなかった印象を受けたので、
これに関しては責任持ってやって欲しいものであるがw
トーコーレガーロ
今年はそこそこ走るんじゃないかと思っていたのがこの馬。
デビューから3連続2着で今年を迎えたわけだが、
いろんな競馬をしながら内容自体は悪くなかったので、
OPに上がってどこかで一発くらいに目論んでいたんだけど、
何のことはない、未勝利を勝てないままに中央を去ってしまった。
陣営が目先を変えたかったのもあるだろうし、
アンカツ的に飽きたところもあったのかもしれないが、
6戦して勝てなかったところで騎手が交代して3戦した。
結果、さらに成績を落とし、まさかの未勝利で都落ちとなってしまった。
同馬を勝たせられなかったのは本当にどうかと思ったが・・・w
園田に移って、さすがに力が違いすぎて何もせずの3連勝。
今月始めの園田金杯でオオエライジンと走る栄誉を得ていた。
(レース自体はオオエライジンがまさかの負けで何事だって感じにw)
レガーロの結果はぼろ負けだったが、まあその辺は仕方あるまい。
中央のままではこのレベルと走るのにはもう少し時間がかかったはずだから、
結果オーライだったのかなとも思うんだけど。
中央に帰ってきたら1000万くらいはさっさと勝てるだろう。
プレザントライフ
あえて触れなくても良いんだけど、確かに期待した馬であるので一応。
昨年の最後から乗ってない馬だけども、
アンカツが乗らなくなってどうなることかと思って見ていたが、
物凄い悪化を辿っていって、今は苦笑いを通り超えてもう笑えない状態。
最初の2戦だけ見りゃ、どんなに悪くとも1つは勝つだろって感じなんだが、
馬は人の力でどうとでもなるんだなってのを思い知らせてくれた件。
ていうか、何事にも通じる話になるんだが、
「物事を良い方向に発展させるのは卓越した技術と膨大な時間が必要だが、
悪化させるだけなら技術も時間もいらずで誰にでも出来る」
ということであろう。
他にもいろいろとあるが、一応主要どころをざっくりと振り返ってみたが、
何だかなあって結果がこれでもかと並んでしまった。
アンカツ自身が自分の都合もあって乗らなくなっているわけだが、
最初に期待されたお手馬たちもろくな結果を残せなかったことから、
もし頑張ってたくさん乗ってたとしても、
上記の結果の通り、良いことはあんまりなかったかもしれんねw
まあもちろん、こんなに惨状を作り出すことはさせなかっただろうけどもw
とにかく今は完全に休養に入ってしまっている感じなので、
どの馬がどうということはなく、
来年はまた一つずつ積み重ねていくことになるだろう。
今年の後半と同様、これまでとはちょっと違うスタイルで見ることになりそうだが、
まあ、アンカツを応援することには何の変わりもない。
アンカツの乗る馬を不変的に応援していくだけのことだ。
とりあえず、来年最初の騎乗馬が何になるのか、
それを予想することから始めてみようと思っているw
リアルに書くことが何もないのでお休みばかりになっていますが、
アンカツの活動と共に動き出しますので、
来年もよろしくお願いしますということで今年の締めといたします。
今年もたくさんのご訪問いただきましてありがとうございました。
アンカツが乗らなくなった馬の中で、ほぼ唯一と言って良い大成馬。
昨年暮れのラジオNIKKEI賞の後、
ダービーってより皐月賞初制覇のチャンスが増したんじゃないかと
そんなことを書いたんだけど、それは見事に当たった。
余談だが、今年は自分の馬を見る目を褒めたい1年だったw
元々弥生賞でアンカツが乗る予定になっていたのだが、
東京を使いたいという理由で共同通信杯からの始動になり、
そこでウインバリアシオンの京都記念とかち合ったことで、
残念ながら乗れなくなってしまった馬であるのだが、
今年の総決算である有馬記念の競馬、その中身が、
ラジオNIKKEI賞と全く同じだったことは偶然じゃないだろう。
あの地点で馬の本質をほぼ掴めていたようだ。
それを見届けて、気持ち良く1年を終えられた。
馬券的に、ルーラーの馬鹿たれと思ったことは置いといてw
「馬を信用して・・・云々」の意味不明のコメントを
なんと菊花賞の前まで公式に出していた須貝師も、
有馬記念の前にはさすがに「騎手を全面的に信頼する」となっていたw
馬を信じて乗る騎手と、それに応える馬のコンビは、
どんなレベルであれいつも美しく気持ちが良いものだ。
その形が独特であればあるほどに格好良く見えるものだね。
このまま現役最強の座を目指して邁進して貰いたい。
ウインバリアシオン
打倒オルフェーヴルの1番手であったはずの馬であり、
良くなってきたのが3歳秋になってからのことだったので、
4歳秋には追いつけないかと、昨年何度も何度も書いた馬。
まさかこんな結末になるとは夢にも思わなかった。
今年の始動戦に選ばれた京都記念。
最終追いきりに乗ったアンカツの評価は異様に厳しく、
(ソースは全ての新聞。今でも見れる)
とりあえず叩きながら前進していこうということなんだろうと思いきや、
変わった馬主の趣味で乗り変わりさせられてしまった。
京都記念で脚元に不安を感じたアンカツはレースを捨てたのだが、
その後も休みなく普通に使われ続けて、
何一つ進展しないまま消耗を重ねて3戦後の宝塚記念後にパンクした。
かつて、松博先生と一時期冷戦状態になったタイムパラドックス事件、
あれを思い出した人は多いことだろう。俺もこれを思うしかなかった。
4歳の秋になればとずっと思っていただけに、
それを見ることが出来ないままに終わってしまうのは、ただただ残念。
・・・まあ、まだ引退はしていないわけなんだけども、
完治すれば能力低下の程度が軽い骨折ならいざ知らず、
どうしても馬の全力を妨げることになる屈腱炎ではどうしようもない。
G1を勝つってのはもう夢物語でしかないだろうな。
いつかはオルフェに並べる馬だと思ってたのに、無念の一言である。
話はそれるが、アンカツは他の騎手よりもレースを途中でやめさせることが多い。
レース直前の取り消しなんかも、他騎手より多いんじゃないかな。
それは、自分が馬をコントロールしようとするんじゃなくて、
基本的に馬に主導権を委ねているから異変に気づきやすいのだと思う。
これは長所でもあり短所でもあることになるのだろうが、
個人的な好みで言うなら、この姿勢は大好きだ。
アナスタシアブルー
3歳牝馬はこの馬で、と大いに期待した馬だったが、
泣かず飛ばずのまま、今は1000万条件に所属している。
新馬戦は何度見直してもG1級に見えるのだが、
(時計含め、内容を改めて精査してもレベルは高いんだが)
あの強かった姿は一体どこに消えてしまったのだろう?
年も押し迫った時期にダートの14なんぞ走らされた挙句、
さらに間隔を詰めて走らされているのは(しかもあっさりと負け・・・)
昨年の同時期を思うと、ちょっと見ていられない痛々しさだった。
アンカツは斤量的に乗れなくなったわけだけども、
どっかで立ち直って重賞戦線に顔を出してもらいたい。
一度しっかりと放牧に出て立て直せば、
まだまだやれる馬だと信じて応援したい。
スマートロビン
もう1頭、重賞勝ちに手が届いた馬がいた。
日経新春杯で衝撃の馬体増を見せてくれたスマートロビン。
使い込んでようやく530キロ台になり目黒記念を制したが、
そこで故障して、それ以降帰ってきていない。
体重が身長に反して重ければ当然脚元に無駄な負担がかかるわけで、
さらに冬場に多く走った負担も重なった可能性は高いのではないかな。
ただでさえ、サラブレットは潜在的に脚元に弱点を抱えている生き物。
身長に対する適正な体重の重要さを痛感させられた馬だ。
ヒストリカル
今年の最初から乗り出した馬。
最初は非常にスタートが悪く、いかにも展開に左右されそうな脚質だった。
福寿草特別は小回りを意識して早めに動いていったが、
思ったより伸びなくて作戦が間違っていた印象。
それを修正したきさらぎ賞でワールドエースの2着、
毎日杯でマウントシャスタを退けて見せた。
スタートも徐々にマシになって手堅く中団後ろあたりで進めるようになり、
このまま順調に行けば確実にG1戦線の常連、そしてG1馬だったはずが。
大目標とした日本ダービーで、稀にしか見られないレベルの馬体調整失敗。
馬のひ弱さがこれでもかと表面化した馬体減であった。
人間で言えば、遠足の行きのバスで酔ってしまう子供みたいなもので、
ようするに同年代の馬達よりも成長が遅いのである。
アンカツはレース中盤あたりでさっさと勝負を投げて馬を守ったわけだが、
秋に復帰して以降は騎乗することがなかった。
ダービーを投げた甲斐はあったか、復帰戦の神戸新聞杯こそそれなりに走れていたが、
そこから2戦は悪化の一途で、さらにまた不必要な馬体減で虚弱体質も見せている。
現状、G1級と期待された姿の面影はどこにもなくなった。
せっかくまともになっていた序盤の動きもまた悪化している。
人気だけはするので、馬券好きから見たら絶好のカモと化している。
若いころもそこそこ走ったが、超晩成として有名なカンパニーの弟であり、
それ以外にも晩成傾向の強い兄が揃っているこの馬で、
明らかに体質の弱さを表面化させている現状を無視して
早期に結果を出そうとしている理由が微塵も理解できないわけだが、
これから壊れることなく兄のような大成の道を歩めるのかどうか、
ただ馬のために無事を祈りたい。
あんまり言いたくはないが、もうちょっとこう・・・
・・・何とかならんかね、これw
いろいろと理に叶わないことが多すぎると思うんだが。
レッドデイヴィス
昨年の有馬記念でひと騒動があったわけだが、
年が明けて、そのお詫びという感じで依頼が来た馬。
中山記念は道悪を苦にして全く勝負にならなかったが、
マイラーズCは伸びる内にこだわった甲斐もあって5着に。
G3、G2でキャリアを積んでもう一度G1へ行けるかと、
ちょっと期待していたのだが、アンカツが乗るのを断ってしまったようだ。
その後、5戦して掲示板に乗ることすらなし。
OP特別ですら2桁着順に敗れており、
3歳時にこれが最強かもと言われた姿など微塵も見られない。
アンカツには関係ないのであんまり深く考えることでもないが、
しかし、いくらなんでもここまで弱くはないだろと素直に思うわけでw
どこで何を間違えたのかを考えさせられる馬。
おそらく、昨年使った有馬記念か、今年初戦の中山記念か、
どちらかのダメージを引きずってるのだろうと想像はする。
まあ、ちょっと休ませてあげる必要があるんじゃないかね。
後は騎手の作戦面で物を言うなら、
出していくと馬が戦意を喪失させるようだから止めたほうが良い。
浜中は多分気づいたと思うが、それを徹底できるかどうかだな。
ダノンシャーク
今年の開幕である京都金杯で1度だけ乗った馬。
豪快に追い込んで2着で、先々面白そうだなと思ったが、
マイルでは上記にもあるように他に乗る馬がいたのでその後乗ることはなかった。
同馬のその後は・・・この馬は馬なりによく頑張ってるか。
テンにそんなに早くないことは京都金杯時に書いたが、
経験を積んで少しずつマシになり、今は中団がマイポジションに。
それで素晴らしい結果が出ているかというとそうでもなく、
後一歩詰め切れないままに今年1年を終えた。
過去1度も大凡走をしたことがない実に真面目な馬。
頂点に立つには一つ力が足りなさそうではあるが、
このまま頑張っていればどこかで重賞の1つくらい掴めるんじゃないかな。
あんまり単勝を買いたい馬じゃないがw 頑張って欲しいね。
ペルーサ
近年のアンカツの生活を乱しまくっている問題の馬w
もう乗ることはないだろうと思ってから、何度乗ることになったやら。
同馬の競争生活とアンカツの絡みはもはやコントの域に達している。
ブエナビスタの為に無茶して52キロになったあの件と双璧で、
この馬に関わった数々の案件が、アンカツの体力を無駄に奪っていったんだと、
けっこう多くの人が恨みも込めて思っているようであるが、
まあ、否定は出来ない面があるなw
何故かマイルの安田記念で騎乗することになった同馬。
レースでは鞍上が無理やりに先団に加わらせる形を取り、
ハイペースのマイル戦を好位で進むという快挙を成し遂げたが、
本当に形を作っただけで、馬はさっさとやる気をなくしていた。
藤沢先生は喜んでたけど、それで良いのかと突っ込みたかったw
客の笑いを取りながら力を示すという面でも、
引退したルーラーシップに取って代わられてしまったしw
後は何をしたものやらという状況。
もう良いんじゃないかってのはアンカツファンの大半が思ってそうだが、
俺としては、もう少しだけ見てみたい気持ちもあったりするw
まあ、現状ではさすがに付き合いきれないかなw
プレノタート
今年の桜花賞で乗ることになった馬。
アンカツが関係する前から注目することになった理由があった馬であり、
アンカツが乗ることになったのを知ったときは本当にビックリした。
フィリーズレビューで豪快に追い込んでの3着。
思えば、ここで2着を取れなかったのは本当に痛かった。
桜花賞はゲートのタイミングがずれて敗退。
オークスへ向けて巻き返しを期したスイートピーSで、
アンカツが直前に乗り代わりになってしまって、
後は斤量的に乗ることが出来ない馬となってしまった。
フィリーズレビューで退けた馬を見ていくと、
イチオクノホシ(1000万勝ち、準OP3着)
サトノジョリー(JBCレディスで5着)
ラシンティランテ(1000万勝ち)
レッドクラウディア(交流G3勝ち)
マコトナワラタナ(OP勝ち)
アンチュラス(1000万勝ち)
アイラブリリ(準OP勝ち)
先着された上位2頭もこの後さらにOP以上を制しており、
これだけの馬たちと戦って3着を勝ち取ったのだから、
同馬が上に上がれないはずはない。
というか、あがれなかったらどうかしてる。
前走の内容も決して悪くない。次もその次も追いかけていきたい。
アドマイヤフライト
アンカツ的に、ヒストリカルよりも評価が高かったと思われる馬。
中京の2000mを制した一戦の内容は極上で、
無事ならOP入りは確実、重賞勝ちも堅いだろうくらいに感じていたが、
現状は500万で負けたままお休み中である(入厩はしているが)。
レースぶりにそんな癖はなく、そのまま成長してくれれば良い馬であり、
まさか500万のまま年を越すことになるとは微塵思ってなかったが、
年明けから一気にOP入りを果たすことを疑っていない。
ていうか、アンカツはこの馬をめちゃくちゃ高く評価してるのに、
北海道で54キロになったところで速攻で乗るのをやめてしまっている。
北海道で連敗したのは池添とあんまり合ってなかった印象を受けたので、
これに関しては責任持ってやって欲しいものであるがw
トーコーレガーロ
今年はそこそこ走るんじゃないかと思っていたのがこの馬。
デビューから3連続2着で今年を迎えたわけだが、
いろんな競馬をしながら内容自体は悪くなかったので、
OPに上がってどこかで一発くらいに目論んでいたんだけど、
何のことはない、未勝利を勝てないままに中央を去ってしまった。
陣営が目先を変えたかったのもあるだろうし、
アンカツ的に飽きたところもあったのかもしれないが、
6戦して勝てなかったところで騎手が交代して3戦した。
結果、さらに成績を落とし、まさかの未勝利で都落ちとなってしまった。
同馬を勝たせられなかったのは本当にどうかと思ったが・・・w
園田に移って、さすがに力が違いすぎて何もせずの3連勝。
今月始めの園田金杯でオオエライジンと走る栄誉を得ていた。
(レース自体はオオエライジンがまさかの負けで何事だって感じにw)
レガーロの結果はぼろ負けだったが、まあその辺は仕方あるまい。
中央のままではこのレベルと走るのにはもう少し時間がかかったはずだから、
結果オーライだったのかなとも思うんだけど。
中央に帰ってきたら1000万くらいはさっさと勝てるだろう。
プレザントライフ
あえて触れなくても良いんだけど、確かに期待した馬であるので一応。
昨年の最後から乗ってない馬だけども、
アンカツが乗らなくなってどうなることかと思って見ていたが、
物凄い悪化を辿っていって、今は苦笑いを通り超えてもう笑えない状態。
最初の2戦だけ見りゃ、どんなに悪くとも1つは勝つだろって感じなんだが、
馬は人の力でどうとでもなるんだなってのを思い知らせてくれた件。
ていうか、何事にも通じる話になるんだが、
「物事を良い方向に発展させるのは卓越した技術と膨大な時間が必要だが、
悪化させるだけなら技術も時間もいらずで誰にでも出来る」
ということであろう。
他にもいろいろとあるが、一応主要どころをざっくりと振り返ってみたが、
何だかなあって結果がこれでもかと並んでしまった。
アンカツ自身が自分の都合もあって乗らなくなっているわけだが、
最初に期待されたお手馬たちもろくな結果を残せなかったことから、
もし頑張ってたくさん乗ってたとしても、
上記の結果の通り、良いことはあんまりなかったかもしれんねw
まあもちろん、こんなに惨状を作り出すことはさせなかっただろうけどもw
とにかく今は完全に休養に入ってしまっている感じなので、
どの馬がどうということはなく、
来年はまた一つずつ積み重ねていくことになるだろう。
今年の後半と同様、これまでとはちょっと違うスタイルで見ることになりそうだが、
まあ、アンカツを応援することには何の変わりもない。
アンカツの乗る馬を不変的に応援していくだけのことだ。
とりあえず、来年最初の騎乗馬が何になるのか、
それを予想することから始めてみようと思っているw
リアルに書くことが何もないのでお休みばかりになっていますが、
アンカツの活動と共に動き出しますので、
来年もよろしくお願いしますということで今年の締めといたします。
今年もたくさんのご訪問いただきましてありがとうございました。