アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2009-04-30 23:17:58 | 競馬
今週は8鞍、全勝があっても良いくらいに良いね。
これは今年一番良いんじゃないかな。
勝率の維持、向上(2勝すれば良い)は、九分九厘大丈夫だと思うが、
ここで大幅な上昇を期待してみたいところだ。
俺としては、2年前のように、
勝率22%あたりを前後してくれると安心できるんだけどw
他ならいざ知らずアンカツだから、
勝率20%じゃあ、あくまで上々くらいだからね。



土曜 東京
9R 八重桜賞 芝1600m ナンヨーアイドル
領家厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
調教は軽めで上々の動き。好調維持で今度こその一戦。
とりあえずギンザジャスマックとブリッツェンが相手。
後はガンズオブナバロンがどれだけ走るか。
とりあえずこちらの1番人気は間違いないだろう。
そういや、アンカツが乗ったときだけ1番人気になってるなあ。
誰が乗っても勝ちきれない感じが続いていて、
アンカツが乗るのは馬券妙味って意味ではあんまりないわけだけど、
この馬のキャリア8戦で一番上手に乗られたのは前走で間違いない。
引き続きアンカツが乗って、上手に末脚を発揮させて欲しい。
京王杯、ベゴニア賞の走りを見る限り、末脚爆発で圧勝となって良い。


11R 青葉賞 芝2400m バアゼルリバー
松田博厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。
前走で500万条件を勝った馬がなんと9頭。
この9頭に対し、毎日杯3着のアプレザンレーヴ、
スプリングS5着のセイクリッドバレー、
すみれS3着のマッハヴェロシティと、
それなりの実績を持つ3頭が立ちふさがる一戦。
もしかしたら凄い馬がいくらかいてレベルが高いレースかもしれないけど、
常識的に考えて、これまでのクラシック戦線の中では低レベルのレース。
ここを勝った馬にはそれなりの期待が集まりそうなんだけど、
実際のところ本当に未知と言えそうなのは、
アプレザン、イネオレオ、バアゼルリバー、ピサノカルティエ、
この4頭くらいではないかと思われる。
バアゼルには、この面子には負けて欲しくないものだ。


12R 4歳以上1000万 ダート1600m タイガーマスク
藤沢和厩舎、キングマンボ産駒の5歳牡馬。
これは獲得した賞金を寄付にあてている馬だな。
口でどうこう言うのは簡単だが、
実際に寄付ってのはなかなか出来ることではない。
馬にタイガーマスクと名付けて賞金を寄付してしまおうとは、
山本さんの発想や精神は素晴らしいよね。
で、たくさんの寄付をするための力が馬にあるかというと、
これがまた十分すぎるくらいにあるんだよね。

デビュー当初、芝では結果を出せなかったが、
ダートに矛先を向けてから一気に素質が開花。
盛岡に移籍して圧勝続きで中央に復帰すると、
中央初戦の500万も逃げて大楽勝だった。
しかし、夢よもう一度と挑んだ芝で大惨敗して休養。
そこから1年4ヶ月の休養となってしまった。
しかし先週の500万で復帰すると、またも圧勝。
今回は1000万へ連闘で挑むことになる。

まず存在意義からして他の全ての馬とは違うわけだけど、
だからなのか、普通の馬生を送れていない馬w
でも競争能力は相当なものがありそう。まだ底は見えていない。
前走でも頭の高い走法で、とても集中しているようには見えない。
1000万条件でもあっさりと勝ってしまいそうだ。
バルジファル、ブライアンズエッセ、アルダントヌイが相手だが、
過去の走りを見る限り、こちらのスケールが一枚も二枚も上じゃないかな。
実際にこのクラスは勝ってないから、負ける可能性ももちろんあるけど、
その時でも半端な2着、3着とかはなさそうだ。



日曜 京都
3R 3歳未勝利 芝2000m フロムジオリエント
松田博厩舎、ブライアンズタイム産駒の3歳牡馬。
前走でアンカツは距離が長いかなあという感想だったが、
とりあえずそのままの距離で未勝利脱出に挑む。
伸び切れなかったけど、止まったわけではないので、
並の相手ならなんなく下すくらいの力はある。
で、今回は明らかに並以下の馬達が相手。
単勝は1点台、しかも前半になることは間違いないだろう。
ここは距離がどうこうは言ってられない。完勝しないと。
相手の弱い今回はちょうどいい機会なので、
この距離でしっかりと伸びきる形を作りたいね。


4R 3歳未勝利 芝1600m ハギノトラスト
鮫島厩舎、ヘクタープロテクター産駒の3歳牝馬。
初戦は小牧が乗って、追い込んでの2着だった。
1頭だけ本当に桁外れの脚を繰り出しており、
(ほとんどの馬が36秒台のところを、トラストは34秒2)
未勝利で何度も負ける馬ではないのは確か。
加治木さん曰く、アンカツが相当気に入っている馬らしい。
デビュー前の調教に1回乗っていたが、抜群に走る感触だったようだ。
アンカツが乗れなくて実戦では9番人気の人気薄だったけど、
結果を見ての通り、そんな馬ではなかったってことだな。
今度は本人が乗るから決めてくれるだろうという話だが、
この馬自身の能力自体がまず大したものの上に、
今回の相手には、前走で掲示板に載った馬が1頭もいない。
これも1点台だなあ、1.5倍ってところか。
人気通りに走ってくれれば。


7R 4歳以上500万 芝1400m トシザコジーン
鮫島厩舎、アドマイヤコジーン産駒の4歳牝馬。
新馬戦を完勝したときは、なかなか良い馬だなと思ったが、
その後伸び悩んで、まだ500万条件にいる。
ただ、きっかけを掴みつつはあるようだ。
まず、序盤にあまり前に行けない馬になっている。
後ろから進めて、最後にそこそこ詰め寄るか、まったく不発かの二択。
これがこれまでのパターンだった。
それが、前走は鞍上が中舘だったこともあるのだろう、
終始気合を入れながら進んで行ったことで、4角先頭を射程圏に入れ、
コーナーを回っている感じでは前を捕まえる気配まであった。
レースはそのまま前残りになってしまったのであれだが、
後ろからシェヴォーナが来て、これに釣られてもう一伸びしている。
これまでの走りから進境が見られた。
ここで距離を延ばして500万脱出に挑む。

アンカツが久々に乗った3走前の感想は、
一瞬伸びかかったけど、すぐに前と脚色が一緒になってしまった。
というようなものだった。
ばてずにジリジリは伸びるけれど、スパッとは来てくれない。
ならばちょっと出して前目で組み立てるしかないだろう。
ラッキーバニヤン、パリスエトランゼル、ドリームゼロワンの3頭が相手。
見た目の成績では劣るが、内実はそんな変わらない。
5番人気だろうが、チャンスは十分すぎるほどにあると思っている。


8R 紫野特別 芝1800m ザサンデーフサイチ
松田国厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牡馬。
松国さんは前走の敗因について、
「馬体が減った事が原因、今度は違う」と言われている。
510キロ台だと良いということなんだろう。
2走前は勝ったとはいえずぶいばっかだったが、
今度はまともに走ってくれることを祈りたい。

前走の負けっぷりが本当に酷いことと、
今回は相手にタガノファントム、テイエムアンコール、
ラフィナール、ベルフィーチャー、ルールプロスパーと、
このクラスを突破目前の馬が5頭も揃っている。
常識的に考えて6番人気以下になる戦績だけど、
そこは調教抜群のエアグルーヴの子供。
何事もなかったかのように1~3番人気のどこかだろう。
毎回、リスクに対するリターンの少なさには唖然とさせられるばかりで、
こんなん買ってたらいくら金があっても足りんだろと言いたくなる馬だが、
調教を見ると、なんか夢を見たくなる馬なのも確かなわけで。
アンカツが乗ってることだし、また買ってみよう。
俺としては、この馬ではまだ損は一度もしてないし、
とりあえず盲目状態で行って、損をしてから考え直してみたいw



10R 天皇賞・春 芝3200m ジャガーメイル
堀厩舎、ジャングルポケット産駒の5歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日------------------------------------------

関東馬ジャガーメイルで挑む春の天皇賞。
坂越え2度の2マイル戦なので、並の馬では勝てません。
僕は01年以降で4回、電光掲示板に載っており、結構相性が良いレース。
05年には、13番人気のスズカマンボで勝たせてもらっています。
菊花賞を制したザッツザプレンティやスズカマンボもそうでしたが、
3000m以上のビッグレースを戦うためには、相当な持久力が必要です。
短距離馬では善戦はできても、とても上位には来られないタイトな一戦といえます。
ジャガーメイルが果たしてこのマラソンレースに耐えて勝てるかどうか。
自分では、可能性は決して小さくないと思っています。

これまで2500mまでの経験しかなく、今回は初距離。
克服できるという確信は持てなくとも、感触はあります。
というのも、堂々とした振る舞い、重厚な脚さばきなどが長距離馬そのもの。
掛かるようなこともなく、スムーズな追走が望めるのもプラスの要素になるでしょう。
さらに魅力的なのが、陣営も驚くほどのすごい成長力です。
デビュー前は全く稽古駆けせず、スタッフが果たして競走馬になるのか心配したとか。
それがレースを重ねるに従って力を付け、今や、
海外でも通用するほどの存在に急成長したのです。
まだ10戦のキャリアですから、これからもっと伸びると信じています。
現時点では重賞レースの勝ち鞍がなく、実績ではかないません。
ただ今年のメンバーは力の開きが少なく、はっきりいって混戦模様。
絶好の状態で挑むなら、そして最高のレースができるなら、
ほとんどの馬に出番があると思います。
ジャガーメイルもその一頭。善戦から一歩踏み出して、上位突入を狙います。
応援をお願いして、手記・天皇賞編を終えます。

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3日間の手記を読んだ感触としては、
まず自信という意味ではそれほどはなさそう。
初騎乗ということも多少はあるだろうけど、
それよりもやはり 「休み明けの3200m」 が引っかかっている感じだね。
現実として、勝った馬が1頭もいないわけだから、
非常に厳しい条件なのは間違いないんだけど、
そういう過去の結果からどうこうじゃなくて、
アンカツの経験上からも、厳しいものだと思っている感じ。

それを踏まえた上で、馬への期待感は手に入れた感じ。
堂々としていて、動きに重厚感がある馬ってのは、
間違いなくアンカツが得意としているタイプ。
脚質は違うが、ダイワメジャーがその代表格。
しかもまだ明らかに成長途上というのが、
その期待感を倍増させてくれている感じだ。

相手関係に関しては、相当に弱いと感じているっぽい。
相手は手強いが云々・・・の表現は出てこなかった。
その中でも特に気になったのがこの言葉。
「ほとんどの馬に出番がある」
こんな表現を使ったのは、手記が始まって7年で初めてだと思う。
オブラートに包んでるけどこれが、相手が弱いと思っている証明だろう。
何度もあしらっているアサクサキングスあたりを強いとは思ってはいまい。
今回のこちらの馬がそれを上回れるかは別としてw

実際、アサクサキングスは昨年、
アドマイヤジュピタとメイショウサムソンに力でねじ伏せられた。
別距離ではディープスカイやスカーレットにも完敗している。
今回は上位がごっそり抜けて、また本命に推されているだけの馬。
しかし、そのキングスが今年なら最有力であることも明らか。
こんな年なら、どうせなら夢のある馬で挑みたいところ。
今回の面子だと、ジャガーメイルが一番未知の馬であるのは間違いない。
そんな馬で挑めることを、喜んでいるんじゃないかな。


枠順が決まり、3番枠に入った。良い所だ。
春天で枠なんて特には気にならないけれど、
ここなら出たままにインを走っていくことになるだろう。
プリキュアが飛ばしていくことは明らかで、
ホクトスルタンあたりがそれを追うように進むし、
今回人気のアサクサキングスが自力先行馬であるから、
これの動きと共に全体が早めに動き出すだろう。

こちらとしてはそれらの動きは放って置けばいい。
京都の外回りだとアンカツはコーナーリングだけで取り返してくれる。
後は直線に入って開いたところへ突っ込むだけ。必ずどこかが開いている。
先週のアドマイヤショットなんかもそうだったけど、
アンカツは、あえて馬群を突くことによって馬を活気付ける術を知っている。
ジャガーメイルはそれに応えてくれる素質馬だと期待している。

そうすべきだと思う理由のもう一つは、
何度も書くがここが5ヶ月の休み明けになることだ。
自分からレースを動かしに行くのは王者の競馬であり、
それにあわせて他がついてくる訳だから、
当たり前だけども一番体力と神経を使う立場である。
休み明けでそんなことをする必要はどこにもない。
ジャガー自身が、もともとそんなタイプではないってこともあるけど。
幸いにも今回の本命馬は、そういう競馬を好む馬につき、
他の馬を釣るのは本命馬に任せておけば良い。
最後にアサクサキングスと誰との闘いになっているかは分からないが、
しっかりと待って、省エネで漁夫の利をしっかりといただきましょう。

アンカツ手記・水曜日 他

2009-04-29 19:53:41 | 競馬
せっかくの休みなので笠松に行ってきた。
今日はオグリキャップ記念が行われた。
かつてG2だったレースも今や地元限定のSP1だが、
それなりにメンバーも揃っていたと思う。
その中に、アンカツ中央入りのきっかけを作ったマヤノグレイシーがいた。
この馬は今は愛知にいる。もう10歳になっている。
アンカツが中央入りして早7年目なわけだから、
当然そんな歳なんだけど、やはり年月の早さを感じるねえ。
頑張って欲しいなあと思いながらヒモに入れた。

頭軸はもちろんクインオブクイン。
笠松の数少ない全国区の馬だ。
ただ、昨年まで交流重賞を頻繁に走ってた頃の走りしか知らない人は、
今のこの馬の走りを見たらびっくりするだろう。
びっくりを超えて、もしかしたら寒気がするかもしれないw
口で言ってもあんまり伝わらないだろうから、
地方競馬のサイトでご覧になってください。

で、順当にウインニングウインドとビッグクラウンもヒモに入れて、
あまりにありきたりな3連単を6点買ってレースを見ていた。
でかいのが当たりました。グレイシーが超頑張って2着に来た。
というか、グレイシーの頭馬券なんか1円も持ってなかったので、
1頭だけ凄い勢いでまくってきた時はめちゃくちゃ焦ったw
クインが底力を見せて勝ったが、グレイシーも頑張りました。
まだまだ健在だ。嬉しいねえ。





アンカツ手記・火曜日------------------------------------------

今週は、古馬にとって最高のタイトルと言われる春の天皇賞です。
僕は関東の5歳牡馬ジャガーメイルで参戦します。
先週の木曜日に美浦トレセンまで遠征して、1週前追い切りに跨ってきました。
収穫はありましたから、詳しくは明日書きます。

今日は、先週の回顧をします。
メーン、アンタレスSは、サトノコクオーに乗り13着に終わりました。
もう少しやれるのではと思いましたが、天候と馬場状態に泣かされました。
雨で砂が締まってレコードが出るほどの競馬になったのが誤算。
乾いて力を要する馬場なら、あんなことはなかったはずです。
土曜日(25日)の3勝は、それぞれ先につながる勝利でした。
5レースのアドマイヤショットは、
530キロの大型馬の初戦ということで手探りでしたが、完勝でした。
返し馬から豪快な走りを見せ、それを実戦でも見事に発揮してくれました。
将来が楽しみ。
7レースのトランセンドは、
1800mのダート戦を1分49秒7という芝並みのタイムで走破。
ダートで連勝しましたが、フットワークからは芝でも問題ありません。
中距離戦でもまれない競馬ができればかなり活躍できると確信します。
さらにメルボルンTで接線勝ちしたホワイトピルグリムは、
決して巧くない不良馬場をこなして頑張ってくれました。
相手なりに走る最大の長所が生きました。
こんなタイプだからオープンに昇級しても、
もまれ込むうちに通用してくると期待しています。

このように競馬はうまくいかなかったり、
思った以上に走ってくれたりの繰り返し。
ジャガーメイルは、休養明けの分、下馬評はそれほどでもありませんが、
力量差はないと思っています。では明日。

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コクオーについてはもう振り返ることはないか。

勝ち上がった3頭はどれも高評価。
アドマイヤショットはパドックから馬っけを出しており、
この地点ではまったく集中していなかったわけだけども、
アンカツによれば、返し馬から豪快だった、ということだから、
初めての競馬だというのに、これからレースだってことをよく理解出来ていて、
つまり、オンとオフがしっかりしているということだろうか。
アンカツの大好きな大型の馬である。
これからG1戦線を賑わせてくれるものだと期待している。

トランセンドはとにかく強かった。
馬場がおかしかったことはあるけれど、
1頭独走でかなり余裕を残した走りだったので、
時計通りというか、時計以上の評価をして良いと思う。
初戦では、馬場が悪かったものの芝で走っているし、
OPの芝でもある程度は走れるだろうと思う。
まあ、駄目なら駄目ですぐに砂に戻れば良い話。
砂において、力勝負と、異常な高速決着をこなしたし、
これからダート界を背負っていける馬だと思う。

ホワイトピルグリムは思った以上の走りだった。
これまではちょっとジリっぽいところがある感じだったが、
今回はすっきりと抜け出してくれた。
3、4番手でも競馬をする事が出来る馬だが、
安定感の面でも、爆発力の面でも、
中団の8番手くらいから競馬を進めたほうが良いようだ。

ピルグリムの次は金鯱賞とのこと。
ちなみにペガサスも同レースに出走するということである。
どちらに乗るのかな。まずはそこに注目。
俺の予想としては、どちらに乗るという選択にはならず、
どちらかがエプソムCに向かうことになるだろう。


ついでにフローラSの感想。
何もなかったね。相当な低レベル戦だった。
ディアジーナがあまりにも楽なレースをしすぎていたので、
この馬がもう3馬身分くらい強いものだと考えて、
上手くいけばジェルミナルを食うくらいはあるかもしれないけど。
本番は桜花賞の上位3頭の1点で良いんじゃないかな。
後は最終調教で普通に動くかどうかを確認するだけ。
3連単で1点買いすることをほとんど決めた。
アンカツがこの世代で初めて「敵」と認識した馬レッドディザイア。
直線の半ばからこの馬との一騎打ちになることだろう。
まあ、これまで長い距離を意識して積み重ねてきた経験を、
しっかりと発揮してもらえば問題なく勝てるだろう。




アンカツ手記・水曜日------------------------------------------

先週の木曜日、天皇賞でコンビを組む関東馬ジャガーメイルの
1週前追いきりに騎乗しました。
美浦トレセンのポリトラックコースで、
4戦1勝の僚馬リヴザルトを3馬身後ろから追いかけ、ゴールでは同着。
6ハロン79秒7、ラストが13秒2と上々のタイムで駆けました。

相手も素質のある外国産馬なので、
かなり後方から追走して追いついたのは褒められます。
乗った感じは、最初からビューンと加速する馬ではありません。
一言で表すと馬力型。
しっかりとした脚捌きで、走りに安定感がありました。

性格はおっとりしており、とても大人しい。
無駄なことはせず、動作にはメリハリがあります。
そんな性質だから、稽古ではどうも力を出し切らないようです。
追った後の息の入りが早く、本気で走れば凄い時計が出るかも。
なかなか奥が深い魅力的な馬と感じました。

前走の香港ヴァーズの後、軽度の裂蹄を発症して、
ドバイ遠征を断念した経緯があります。
これもまたがった感触からは全く違和感がなく、
馬のコンディションは何も心配ありません。
29日の追いきりで、それなりの内容を残せれば万全と見て良いでしょう。

ただ3200mを走り抜く春の盾を勝ち抜くのは、
並大抵のことではありません。
ジャガーメイルと共に、天皇賞で最高の結果を出すためにはどうしたら良いか。
チャンスは十分あると思っているので、
明日はレースへの見通しなどを書いて締めます

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先週の木曜、わざわざジャガーに乗りに美浦まで行ったアンカツ。
目一杯に追ったわけではないが、上々の時計でフィニッシュした。
このときの感触で、力を出していないと感じたとのことだが、
これはまさに正解で、後述する今日の追いきりの時計は非常に速い。
調教で騎手が乗ると馬に気合が入るというのは常識だが、
これはまさにアンカツが乗って戦闘モードに入ったのかもしれないね。
良い仕上がりで本番となりそうだ。

馬の性格についての感想は、
長距離を走るために必要なことを全て揃えているような感じ。
アンカツが手に入れた感触が正しければ、
長距離を走るために生まれてきたような馬だ。
日曜に書いたとおりに、こういう臨戦態勢で勝った馬は不在で、
休み明けで3200mというのは大変なことであるが、
とりあえずこの馬自身の適性としては、
春天という条件は向いていそうなので楽しみ。
後は相手関係だからね。


ジャガーメイル 追いきり万全
石橋脩が騎乗して最終追いきり。
本人は66秒くらいだと思って乗っていたら、
実際には63秒台でびっくりしていたそうだ。
ちょっとずれすぎなのがどうかとは思うけどもw
騎乗者が思っているよりも時計が出るというのは、
走る馬の特徴なので、それは好意的に受け止めたい。
調教は調教であって、1円にもなりはしないので、
例えばこの間の大阪杯のマツリダゴッホみたいに、
暴走してやりすぎるとろくな事がないのは明らかだが、
折り合ってるけれども自然と時計が出て、
追いきり後も落ち着いているなら文句なし。
ダイワメジャーがそんな馬だった。

アンカツが書いている通り、
今年はドバイSCを目指していたのだが回避。
今回は裂蹄明けになるんだけども、
調教を見る限りは問題点は感じない。
休み明けで動けないというタイプには見えない。
かといっていきなり全力というわけにはいかないだろうけど、
9割以上には仕上がっているんじゃないかな。

実際にアルナスラインとスクリーンヒーローと互角に戦っているので、
相手関係について気にすることは何もない。
アサクサキングスなんかはスカーレットであしらっていた馬だし、
アルナスラインはアドマイヤモナークで遊んであげたこともある。
アンカツ的に、強いと思う相手は1頭もいないはずだ。
さて、ジャガーメイルがついてきてくれるか。
たとえここが駄目でも将来が暗いわけじゃないけれど、
これから競馬界を背負っていく可能性がある馬なので、
初めてのコンビを楽しみにしている。



バアゼルリバーも良い動き
DWでキタサンアミーゴとの併せ馬。
85.4-69.4-54.2-40.0-11.8
いつも通りの終い重点でしっかりと伸びきった。
2頭揃って青葉賞への遠征となるが、
どちらも仕上げ良好という感じだ。

スタートが不安定なのは今に始まったことではなく、
とりあえず少しは慣れていてくれればそれで良い。
ゲートについては、五分に出たら儲けものくらいの気持ち。
どのみち爆発的な脚を生かす馬だから、
遅れたなら遅れたで問題はないしね。
ここはダービーへ向けて権利を取らないといけないレースだが、
今回程度のメンバーに負けるなら本番でもあまり楽しみはない。
人気のアプレザンと同じような位置からのレースになりそうだが、
外から豪快にねじ伏せて欲しいところだ、
勝って本番へ向かおう。



ザサンデーフサイチ 調教だけは相変わらず凄い
アンカツが騎乗してDWでモンテクリスエスとの併せ馬。
こちらが先行して途中から併走、最後はこちらが少し突き放した。
モンテクリスエスといえば、アンカツもかなり苦労した馬だが、
(昨年の今頃は、菊花賞の頃には・・・と散々書いたが、
 ちょっと遅れて年が明けてようやく本格化したね)
調教ではめちゃくちゃ動く馬だったことは誰もが承知のところ。
同期で格上のブラックシェルを相手にしないくらい動く馬だった。
それは今も別に変わっていないわけなんだけど、
そのモンテクリスエスを最後は圧倒しているw
1000万くらいは大楽勝しても良さそうというのを超えて、
こちらが春天の出走馬ですか?と聞きたくなるような動きだ。
が、現実はなんとも厳しく、レースになるとそれが微塵も出てこない。
2走前はその力の欠片を無理やり引き出した感じだが、
前走は微塵も力を見せないままに終わった。
さあ、アンカツに戻って今度はどうだ。
この調教の動きを見せられると、また期待してしまうわけだが。

先週の反省

2009-04-27 23:27:00 | 競馬
土曜 京都
2R ホクセツテンシ 2着
「道中、周りに気を使っていたが、直線で前が開くとスッと伸びてくれた。
 外枠ならもっとレースがしやすかったかも」
映像ではちょっと無理して突っ込んだようにしか映らないが、
パトロールを見たらかなり余裕があった。
アンカツが内へ進路を向けたことに馬が過剰反応して、
ちょっと内に寄れ過ぎてしまった感はあるが、
ファストストリームは止まりかかっていたのであまり関係はなかった。
面倒にならないように、ファストが止まるのを確認して動いているので、
戒告こそ食らったが文句なしのイン突きだな。
大した実績のなかった馬だが、力はあるしセンスもある。
次も牝馬限定戦なら勝てそうだ。時計が速くなるのはプラスっぽい。


5R アドマイヤショット 1着
「飛んでくる芝を気にして頭を上げていたけど、
 手応えを残して追走できたし、追ってからはしっかりしていた。
 ゆったりしたフットワークでなかなか良い走りをする馬だね」
こんな雨馬場では芝や土が飛んでくるだろうし、
初戦としては大変だっただろうけど、難なくこなしてくれた。
センスがあるし、脚力も十分。
気性的に長い距離が向きそうな感じだ。
これは長く楽しませてくれそうだね。
大レース目指して頑張って欲しい。


6R ヴァルハラ 12着
「ちょっと出がモサッとしていたし、
 道中はカッとなってハミを取って、まだ若さが残っていたね。
 背中は良いし、良馬場の方が良いのも確か」
こちらはスタートで遅れたことでいろいろと狂った。
カッとなったのはアンカツが仕掛けて行った事もあるだろう。
デビュー戦では滅多にそういう競馬をしない人だけど、
あまりにも出が悪かったから気合を入れたんだと思うが。
まあ、二の脚が十分にあることは分かったので良い。
京都は開幕週で、不良にはなったけどまだマシだったとのことだが、
そうは言っても不良は不良であり、駄目な馬は駄目。
まだ初戦で様々な要素が絡んでいて、決め付けは出来ないだろうが、
とにかく良馬場での走りを見てみたい。
今回はなかったことにしておきたいw


7R トランセンド 1着
「砂を被ると嫌がる面があるし、この枠だから行かせた。
 全開とは気合乗りからして違ったし、強かったね」
強かった。本気で走らせれば1分49秒の前半だった。
現段階で古馬1000万に近い能力がある。
とにかく素晴らしい馬だ。
とりあえずダービーを目指すだろうが、
その次はぜひともユニコーンSへ。


9R ホワイトピルグリム 1着
「馬力のないタイプだから、直線が平坦な京都が良いね。
 今日はリズムを崩さずしっかり走れた。
 トビが綺麗でこんな馬場はどうかと思ったけど、
 開幕週で下はしっかりしていたからね」
管理者と騎乗者が非力だといってるんだから非力なのは間違いないが、
アンカツの言うとおりに路盤がしっかりとしていたことと、
ピルグリム自身の状態が良かったことでこなせたんだと思う。
上手に溜めていたこと、上手に外へ出せたことも良かった。
これでOP入り。夏に小倉や新潟の重賞を狙って欲しいね。


10R レインボーペガサス 3着
「昨年の今頃はもっと落ち着きがあった。 
 今日でも少しイライラしていたし、まだ本調子ではないんだろう。
 切れるというよりもパワータイプだから、こんな馬場は苦にしないが」
パドックでやたらとテンションが高かったので気になったが、
やはり入れ込みが響いたようだ。
昨年のこの時期といえばダービー前であり、
手記で落ち着いてきたことを喜んでいたのを思い出すな。
長期休養から2戦、まだ全開は遠いということ。
鮫島厩舎は休み明けから全開で行く厩舎ではないので、
納得のいくところではある。
これから少しずつ落ち着いてくるだろう。
次は金鯱賞かエプソムCだと思うが、ここらで全開となって欲しいね。





日曜 京都
5R スターリースカイ 3着
「手応えよく運べていたし、上手な競馬をしてくれたんだけど、
 思ったほど弾けてくれなかったなあ・・・。
 もっと軽い馬場のほうが良いのかもしれないね。
 追ってからフォームが沈まなかったし、
 何か浮ついたような走りだった」
全くロスなく上手だったよね。それは思う。
ただ、アンカツの言うとおりに弾けなかった。
俺は溜めが足りなかったのだと思うが、
馬場と言われればその可能性も十分あるわけで、
もう一度同じような競馬を試みる必要があるかも。
なんとも面倒な雨だった。


7R キャプテンマジン 5着
「外を回る形になってしまったけど、
 ゲートを出るようになって、ある程度の位置を取れるようになってきた。
 これでもうひとつ前のポジションを取れるようになれば」
ある程度出て行けたし、今回は折り合ってもいた。
終いまでそれなりに頑張っていたし、好内容。
アンカツ的には、もうちょっと上手な競馬が出来るという感触みたいだ。
まだアンカツが乗って末脚にかける競馬はしてないんだけど、
これは乗った感じで性格的に前向きな馬だってことなのかな。


8R フライングメリッサ 4着
「伸びそうな感じで運べていたけど、伸び切れなかったね。
 道中で何回かノメっていたし、今日は馬場が影響したんだと思うよ。
 追い出してからも重心が高いままだったからね」
これも上手な競馬をした。まったくロスなし。
あれで伸びきれないんだから馬場だろう。
この馬は馬場が悪いと駄目なのは結論が出ているし、
今回は仕方ない。せっかくの好レースが台無しで不運だった。


10R サトノコクオー 13着
「位置取りはあんなものだと思うけど、
 道中から手前を替えずぎこちない走りだった。
 クッションの良い方ではないから、
 こういう硬いダートは合わないのかもしれない」
道中からおかしかったようだ。
流れが異様に速くて、やる気もなくなったのだろう。
2秒3秒単位で速かったのだから辛い。
逆に次は楽になると思う。次に頑張ろう。


11R シャインモーメント 3着
「右回りのほうが走りはスムーズだったし、
 展開も嵌っているんだけどねえ。
 今日の馬場では、早め早めに動けるタイプのほうがどうしても有利。
 勝つだけの力は持っている馬だけどね」
1000m通過でアンタレスSよりコンマ7秒速いペースw
先行してた騎手達はいったい何考えてんの?っていう超大暴走。
当然ながら完全な前崩れのレースになったのだが、
それでいて先行勢が大バテまでいかないんだから、馬場もおかしかった。
ゲバルトステイヤーくらい強いと、なんとかなってしまう馬場だった。
今回は仕方ない。予報が外れて止まなかった雨を恨むしかない。
ついでに、無駄に期待させてくれた、天気予報の精度の悪さも恨んでおくかw


12R スズカゲイル 3着
「北海道の芝で走っているように、時計のかかる馬場が合っている。
 タメるだけタメれば切れる脚を使ってくれるね」
しっかり溜めて爆発してくれた。
人気の2頭には僅かに及ばなかったが、
昨年の夏の、良かった頃の走りを完全に取り戻したね。
このクラスはすぐに勝てると思う。

来週の特別騎乗予定馬

2009-04-26 18:51:15 | 競馬
昨日が素晴らしい成績だったので、
もうちょっと上乗せを期待したかったが、
まあ今日は仕方ない。
騎乗は素晴らしいものばかりだったが、
雨に泣いたと言わざるを得ないレースが多すぎた。
逆に昨日はそれを苦にしなかった馬ばかりだったわけで、
やはり仕方ないと言うしかないな。
12戦3勝で7回複勝圏ならOKだ。
今後もこのペースを守って行こう。




土曜 東京
八重桜賞 芝1600m ナンヨーアイドル
領家厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
前走はアルーリングムーンに力負け。
相手が強かったと認めざるを得ない。
しかしこちらも500万なら上位の力は改めて示した。
東京では過去に2回負けているが、
京王杯は不利が大きく(まともなら頭まであっただろう)
ベゴニア賞では立ち遅れながらよく追い込んだ。
東京の直線は能力を全開に出来る舞台。
もう負けられない気持ちだろう。

ブリッツェン、ギンザジャスマック、タイフーンルビー、
それから休み明けのガンズオブナバロン。
この4頭が人気面ではライバルになりそうだが、
この程度の相手なら、こちらの1番人気は確実だろうし、
勝つのは勝つとして、楽勝を期待。


府中S 芝2000m


青葉賞 芝2400m バアゼルリバー
松田博厩舎、フジキセキ産駒の3歳牡馬。
前走は騎乗停止のため乗る事が出来なかったが、
福永が丁寧に乗ってくれて、期待通りの走りを見せてくれた。
井上さんが新馬時に「誰が出てきても圧勝」と豪語した馬で、
つまりその裏で先生がそれくらい吹いていた馬だ。
初戦こそ常識外れのスローペースで終わってしまったが、
そのレースでも走ることは感じさせてくれた。
7着なのに、次は楽勝だと即座に思ったくらいだからね。
500万の前走も、あれくらいは走れて当然である。

さあ、満を持してダービートライアル。
権利を取るくらいはあっさり行けると思っているけど、
権利を取る程度では、ダービーが面白くない。
楽勝して向かって欲しいところだ。
アプレザンレーヴなど、他にも夢のある馬が揃っているが、
バアゼルこそが唯一の本物であると思っている。
来週の土曜はちょっとレースを見れないのだが、
きっと勝ってくれると信じている。





日曜 京都
紫野特別 芝1800m ザサンデーフサイチ
松田国厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牡馬。
また乗るのかw
アンカツが持つ様々な技と労力を費やしてようやく勝った小倉戦。
苦労はしたが1年ぶりを勝ったわけで、さすがということになり、
昇級戦でも人気していたが、大惨敗した。
弱かった・・・というよりも、やる気のかけらも感じさせず酷かった。
重い。いろんな意味で重い馬。
調教の動きはめちゃくちゃ軽いんだけどなあw

まあ、少なくとも2走前よりは軽くなっているはずだ。
後はアンカツがなんとかしてくれるだろう。
結果はどうあれ非常に疲れるだろうから、
次の上賀茂Sに乗るのはご法度だなw
まだ秘めたるものはあるのだろうとは思うけど、
今のところは、この馬自身から走る気持ちは感じられない。
走らないなら走らないで、早々に圏外に消えて欲しいものだがw


上賀茂S ダート1800m


天皇賞・春 芝3200m ジャガーメイル
堀厩舎、ジャングルポケット産駒の5歳牡馬。
先週、わざわざ美浦へ出向いて調教に乗った。
散々言われていることだが、気合の表れとしか表現のしようがない。
乗った感触は「ずるいところがある」というものだったようで、
これは長距離を戦う上で、アンカツが使う最高の褒め言葉。
アンカツは、不真面目な馬は長距離向きであるといつも言うからね。
とても良い感触を手に入れたようで何より。

前走は昨年暮れの香港ヴァーズ。
後一息というところで差しきれずに3着だったが、
国際戦での好勝負は、今後の飛躍を感じさせてくれた。
その前のアルゼンチン共和国杯が2着で、
次にジャパンカップを制するスクリーンヒーローと僅差。
ハンデ的にはこちらのほうが3キロも重かったわけだから、
ほぼ互角であったと思っていいだろう。
そして、こちらよりさらに斤量が重かったとはいえアルナスラインに先着した。
このレースだけでどれが強いというつもりはないが、
3頭共に、G1を戦える馬だということなら言っても差し支えあるまい。

5ヶ月の休み明け、今年初戦である。
この点については、圧倒的に不利な条件。
過去、こういう臨戦態勢で勝った馬はいないようだ。
グランプリホースであるサクラローレルが自力で2着に来ただけ。
そういう歴史については、正面から受け止めておきたい。
それでもなお、好勝負になる、勝ちきれる馬だと、
そんな期待を寄せてみたくなる、まだ底が見えていない馬だ。


端午S ダート1800m 未定


鷹ケ峰特別 芝1200m 未定

日曜日の結果

2009-04-26 12:53:25 | 競馬
5R スターリースカイ 3着
ゲートは遅れたというほどではないが、あまり速くなかった。
アンカツは逃げたかったんだと思うが、
かなり強めに出していく感じで前に行った。
行き脚がついてからは速く3番手まで来たが、
外から明らかに暴走気味に行く馬が2頭いたので、
ならばと妥協して待機、4番手から。
前の2頭はこの馬場ではほぼ暴走。
さすがはアンカツ、流れが見えていてそれを追わないようにしていた。
速かったのに、外から狂ったように先行していく騎手たちがいたが、
アンカツは動かずに待って7番手くらいまで後退、
流れからして当然、それが正解。
4角に入るあたりで進出を始めて4番手に、
直線ではインをすくって一気に突き抜けようという構えを見せたが、
我慢したけれどもそれでも最後は余力がなく、外から2頭に差された。

まず根本的に馬の切れ味には問題があるのは明らかなのだが、
アンカツの我慢もまだ足りなかったように思う。
アンカツだからこそ、あそこまで待てたとは思うが、
先着された2頭に勝つためにはもっと待つ必要があったんじゃないかな。
まあ、仕方ないか。不良馬場ってのもどうなのかよく分からんし。


7R キャプテンマジン 5着
上々のスタートから追っつけまくり。
また雨が降ってきたからなあ、やむをえないか。
京都の砂で不良まで行くと前が物理的に止まってくれなくなるので、
多少行きたがっても行こうということだったのだろう、
が、今日は別に引っかからなかった。
上手い具合に中団の後ろの外目に取り付いて、
しっかりと折り合って走れていたと思う。
速いペースで進んでいて、キャッツインブーツとマサライトが早め進出。
2頭で一騎打ちに入って他の先行馬を置き去りにしたので、
追い込んで3着がありそうな感じだったのだが、
最後はちょっと伸びを欠いて(というか伸びてるけど他を凌げず)
3着とは僅差の5着までだった。
どうしようもない。今日はこれが限界だろう。
良いレース、走りをしたと思う。


8R フライングメリッサ 4着
好スタートから馬なりで前へ。
無理せずとも速い感じで2番手集団で1角に入り、
ノーザンシャトルが出て行った後、3番手のイン。
絶好のポジションでレースを進める事が出来た。
ノーザンシャトルの平均ペースの逃げに乗っかって、
道中の走りは悪くないように思ったし、
4角をまったくロスなく回って、直線も楽々と進路を確保。
さあ後は馬が頑張ってくれって所まで誘導したが、
メリッサが頑張りきれなかった。
これは馬場だろう。良馬場なら勝ってたレース。
昨日の雨だけならまだ何とかなったんじゃないかと思うが、
今日もまた雨がやまないという不運に見舞われた。
馬体が一気に22キロ増えたのでその影響もありそうではあるが、
そのほとんどが必要な体重増だと思われる。
馬体についてはこれを維持できると嬉しい。
アンカツとしては素晴らしいレースだった。


10R サトノコクオー 13着
好スタートから仕掛け気味に前へ。
上々の行き脚で中団に取り付いた。
ペースはやはりハイペース。超をつけても良いだろう。
予想通りの流れで、コクオーとしては最高の位置。
中団にいたコクオーの1000m通過が1分くらいだから、
とんでもないペースであって、これは良いと思ってみていたんだが、
今日のコクオーはこの流れについていくのがやっとだったようだ。
いつもなら直線は外に出すアンカツが全く外に出す仕草がない。
この地点でもう余裕がなかったのではないか。
他の追い込み馬がみんな外に飛んでいったので、
コクオー1頭だけがインでがら空きという、
最高のシチュエーションにはなったが、
そこから追い出されても微塵も伸びてこなかった。
経験したことのない流れで、追走で終わってしまった感じだ。

京都のダートは不良になると前が止まりにくくなる。
何度も書いてるが、それを地で行ったレースだった。
が、それにしてもウィータクティクスの強さは異常。


11R シャインモーメント 3着
スタートの瞬間に伸び上がるような格好になってしまった。
まあ、もともと速い馬ではないしいつもなら問題ないんだが、
今日の馬場ではちょっと問題となるスタート。
それでもやはり馬に無理を強いるわけにもいかんしじっくりと。
後方2番手から落ち着いてレースを始めた。
ペースはまたも超ハイペース。1000mが59秒を切りそう。
さっきのアンタレスSと変わらないペースで進んでいる。
さっきはあれだったが、ここはどう考えたって大暴走のハイペース。
この地点では、これならばまだチャンスはあると思った。
1000mを通過してから自分のリズムで加速してきて、
前の集団がさすがに止まりかかったのと合わさって、
かなり良い勢いで大外を進出してきたのだが。
予想通りに先団から1頭だけ飛び出したゲバルトステイヤー、
この馬の勢いが全く止まる事がなく、独走された。
モーメント自身も、今日は素晴らしい脚とまでは行かず、3着まで。

仕方ない、としか言いようがない。
今日の京都ダートは、ダート競馬じゃない。


12R スズカゲイル 3着
まずまずのスタートから馬なりで。
最初は中団くらいだったが、じわっと下がって後方4番手から。
前が団子で後ろ4頭がバラバラという展開になった。
重い馬場としてはかなり流れていたと思うが、
後方でじっと待機。徹底的に末脚を溜めていく作戦。
北海道で500万への昇級戦でやっていたことだな。
外から1頭、2頭と動いていったが、
それらには構わずインで待機して4角まで進んだ。
コーナーを斜めに進んで外目に進出。
京都の外らしく広がった馬群で前はがら空き。
手応えは抜群でこれは届くと思ったんだがなあ。
最初に抜けたフィニステール、それを追うシングルショット、
人気の2頭には追いつく事が出来ずに3着までだった。

惜しかった。良いレースだったと思う。



今日は5R以外は大満足と言って良いレースが続いたのだが、
雨の影響をもろに食らった1日だったなあ。
今日は晴れるものだと思っていたので大誤算だったわ。
ま、仕方ないな。

日曜日の騎乗馬と予想

2009-04-25 18:35:01 | 競馬
今日は3-1-1-1、さらに内容が秀逸で、
なんとも気持ちの良い1日だったが、
質的には明日のほうが良いんじゃないかと思っている。
これは絶対的、ってレースはないんだけど、
1から3番人気のどこかになって、
あっさり勝ってしまいそうな気がする馬がたくさん。
まずは2つ、勝って欲しいな。




5R スターリースカイ ◎
武助手
「徐々に競馬を覚えてきて乗りやすくなっている。
 開幕週の馬場でもう一押しが利けば」
4戦続けて好位からジリジリとしか伸びず。
勝ち馬との差は開く一方で、むしろ後ろに迫られつつある現状。
今までと同じことを繰り返すのはどうかというところ。
ただ助手さんの仰るとおりにこれまで積み上げた経験は大事で、
今後、長く頑張りたいなら、むしろ差す競馬に回ったほうが良い。

状況を踏まえてどう考えるかというところだけど、
いい加減に1つ勝っておかないと、今後の計画が立てられないことと、
メンバー的に先行馬がまったくいないという2つの状況を踏まえて、
逃げて勝って、今後のことはそれから考えるのが最善かなあ。
特に、序盤に動けそうな馬がいなさすぎるメンバーなのが大きい。
ただ、これまではあくまで柴原が乗ってきたことなので、
アンカツが乗って従来の競馬でどうなるか、を見るのも良いとは思う。
どうあれ、アンカツがどこに行こうとレースは支配できるはずだ。
スカイの力を引き出す競馬を期待したい。

デビュー戦が3着だったオデットシチーと、
こちら以上の惜敗地獄に苦しむハッピーパレード。
乗り替わりの状況含めてこちらのほうが人気するのは間違いないが、
この2頭も同じく必勝の気持ちで挑んでいることだろう。
馬券的には、この2頭のどちらかのほうが良いだろうと思うがw
そこはアンカツの乗る馬を買わずしてどうするという気持ちで、
スカイの単と、馬単と3連単で2頭へ流して遊びたい。


7R キャプテンマジン ▲
中尾師
「スタートが上達しているし、ここにきて馬も良くなった。
 終いを生かす競馬で前進を期待」
ズブイ馬かと思いきやそんなことはなく、
逆にかかり気味に押し上げていって、最後はジリジリだった。
師の中では差し馬であると決めているようだけど、
アンカツが乗った限りは、もしかしたら先行馬なのかもしれん。
本質的にどんな馬なのかがよく分からなくなったのだが、
とりあえず今回はこれまで通りに後ろから行かせて、
溜めて直線で弾けさせる競馬をやってみて、
その結果をもって次の競馬を考えることになるか。

ピエナワイルドとマサライトが出て行って、
これをワイルドアフリカとキャッツインブーツが追う形だろう。
人気どころが全て先行しそうで、
さらに残りは差し馬(ついていけない馬)ばかりという状況。
ならば、溜めるのは溜めるとして、中団で溜めたいところ。
スムーズに行ってもキャッツとマサライトに勝てるか分からないのに、
後ろのほうで馬群を捌くのに労力を使いたくないところだ。

と書くと、とても矛盾したことを書いてるのが分かるなw
好スタートを決めて静かに待つ事が理想なのだが。
スタートが従来通りならば、仕掛けないと自然と後方だろう。
出し気味に行くと、引っかかるんじゃないかと思われる。
さあ、アンカツはどう乗るかな。
相手は人気の2頭なのは間違いない。
上手く行くことを祈りながら、3頭の3連単BOXでも買ってみるか。


8R フライングメリッサ ◎
寺井助手
「非力な馬で前走は馬場がこたえたが、今回は開幕週の平坦馬場。
 限定戦なら期待十分」
ブックだとなんか2番人気くらいになりそうでびっくりした。
ステイトリーデイズとサマーアクトレスより売れる理由はないだろう、
と軽く思っていたんだが、サマーアクトレスは距離か。
なるほど、よくよく見てると買いたくなる馬はいないメンバーだよなw
どういう展開になるかも良く分からんわけだが・・・。
とりあえずノーザンシャトルの後藤が行ってくれるだろう。
それに続いて2番手か3番手を、ってところか。
溜めて挑んでも特に良いことはないので、
前々で雪崩れ込んでその中で粘りこみを狙いたい。

・・・っという馬が相手にもずらりと揃っているのでw
逆に一番脚を溜めれた馬が勝っちゃったりするかもしれない。
たとえ切れない馬がたくさん集まったとしても、
そのメンバーの中では、一番切れる馬が必ずいるわけで。
考えててもさっぱり分からず、根拠のない事しか浮かばないので、
とりあえず単複だけ買って見守ることにしたい。


10R サトノコクオー ◎
葛西助手
「流れが落ち着いて馬群が団子状態になり、外々を回るロス。
 叩き良化型で休み明けでは一番の出来だし、
 いくらか速くなる展開ならチャンス」
ここ2戦は爆発的な末脚を引き出せていないが、
2走前は明らかに長期休み明けの分。
前走は葛西さんの仰るとおりに道中の隊列が悪すぎた。
そして前2走に共通しているのが直線の坂。
2戦共に突き抜ける気配で来て、ジリ脚に変わっている。
坂が駄目なのかもしれないという仮説を掲げた以上、
京都に変わって強気に買いたいと思う。

4番枠になったウォータクティクスがハナに行くだろうが、
外から13番のダイナミックグロウもある程度行きそう。
2番のダイショウジェットもしぶとさを生かす為に前へ。
6番のスパルビエロも必ず前へ。テンは実は遅い馬だが、
徐々に加速するので本気で頑張れば3番手には行ける。
前走が後ろで大惨敗だったので、この馬は本気で行くだろう。
5番の大本命ワンダースピードも好位から。
左右の馬たちを見ながら、いつでも出れる位置をうかがうだろう。
9番のエプソムアーロンも逃げ先行馬だが、
この馬は休み明けであまり動けないかもしれない。とりあえず先行馬。
復帰後は何も出来ていない14番のアロンダイト。
後藤だし、とりあえず出て行ってみると思われる。
先行して意外にしぶとい15番のユウキタイティ。
マーチSの内容からして、前にいればそれなりに勝負になる。

これはハイペースは必至だろう。特にスパルビエロの存在が大きい。
初騎乗の福永は、陣営やもしかしたらアンカツから話を聞いているだろうけど、
スパルビエロのテンのずぶさに、乗ってみてびっくりすると思うw
行ってしまえば後はハイペースだろうと頑張ってくれるから、
最初から覚悟を決めて追っつけまくると思われるので、
これにつられるように流れが速くなると思う。
もし他が引いてスパルビエロが先頭を取りきるなら、
逆にスローペースなんていうこともありえるんだけども、
悲しいかな、スパルビエロはそんなに速くはないw
大半の騎手が最初から決め打ちで待機しない限り、ハイペースだと見ている。

6番手くらいにいるワンダースピードが、
ウォータクティクスあたりを仕留めに行くタイミングがある。
こちらはそれに続いてスパートしたいところだ。
仁川Sの時みたいに、自力で先行馬を掃除しに行く必要はない。
イメージとしては、仁川Sで最後に飛んできたエスケーカントリー。
あれを中団後ろからやれたら文句なしなんじゃないかな。
机上の空論だが、それが可能な構成と、馬の実力だと考えている。
北海道シリーズで見せていた末脚が爆発すれば、
ワンダースピードといえども抵抗は出来ないだろうと、そう夢見ている。

馬券はもちろん頭固定、単系だ。まずは単勝。
ワンダースピードも相当な実力馬だと思っているので、
まず相手軸は1頭に固定したい。馬単で1点。
それから3連単で2着、3着に置く。
相手も差し馬に絞って狙ってみたい。
メイショウトウコン、アドマイヤダンク、ボランタス。
この3頭へ3連単を6点買ってみたい。


11R シャインモーメント ◎
飯田雄師
「馬体に張りがあって休養効果は十分。
 太め感もないので実績のある京都で改めて」
ちょっと極端な枠順になった。
モーメントのことではなく全体のことだが、
逃げるであろうマルブツフラッシュ、マヤノバルトークを筆頭に、
先行馬7頭が全てモーメントの外に集まった。
これは・・・考えてみたが嬉しいことかな。
モーメントも先行馬だったら本気で頭を抱えたくなる構成だが、
こちらは早々に下がって待つだけなので、他がどうだろうと関係ない。
で、京都のダート1800mで先行馬が外に集まったということは、
取りたい位置を目指して、各騎手相当に無理することになる。
ここは1角までにそれほど距離があるコースではなく、
かつてアンカツが何もしてないのに失格にさせられたコースでもある。
ハイペース必至。超のつくハイペースまでありえる。
ここでまずは、ゲバルトステイヤーが巻き込まれることを期待したい。
先行7頭の中でこれが一番強いのは間違いないので、
直線に入る頃にはバラけだして、1頭抜け出すだろうけど、
こちらは道中ゆっくりと行って3角から外目を進出。
前がバタバタになっているであろうことも良く、
(全馬に余力があって団子の展開がまくり差しや追い込みには辛い)
非常に楽な感じで外をまくってこれることだろう。
最後は楽々と捕まえれるんじゃないかと見た。これは展開的に圧勝まで。

ライバルのゲバルトは前走で3着馬を9馬身引き離して、
阪神の2000mで2分4秒7で走破している。
これだけ走る馬だと、次は普通なら1点台前半なので、
モーメントの人気を相当に吸い込んでくれるだろう。
新聞の印的にもゲバルトのほうが上なので、
最終的にこちらがアンカツで売れるのは仕方ないとしても、
2.5倍くらいは期待できるんじゃないかな。
単勝勝負。これは馬券的に楽しみなレース。
まともならゲバルトが相手だとは思うが、展開を考えると、
ヨクバリ、クリアヴィジョンを含めてちょっと買ってみたい。


12R スズカゲイル ◎
橋田師
「長距離実績のある馬なので、距離が延びるのはプラス。
 上積みも十分だし好勝負を期待」
必勝を期している馬がいるわけではないけれど、
複勝圏から掲示板近辺を確保し続けている馬が数頭。
それらから見て、ゲイルの実績は下になるのでだろう、
想定では5番人気のようだ。
実際はもうちょっと売れるかもしれないけど、
上位拮抗の混戦ということで、
何番人気でもオッズ自体はそう変わらんと思う。
8から10倍ってところだろうな。

200mでも距離が延びるのはプラス。
速い時計でどうなのかってのは、過去からは判別できないが、
少なくともちょっと時計のかかる馬場は得意であり、
今日の大雨が乾いての良か稍重なら、ちょうど良いんじゃないか。
長期の休みを叩いてのプラスは他のどの馬よりも大きいし、
この馬の特徴を掴んでいるアンカツになるのも大幅プラス。
マイネルローゼンの逃げをインテンスブルーやフィニステールが追いかけ、
ペプチドトップガンなども出て行くだろう。
そこそこ流れそうであり、展開も良さげ。
今日の2Rと一緒で、買い材料がとても多い。
ここは是非買ってみようという気になる馬だ。

まずは単複を中心に。
展開を考えて、前の数頭を蹴っ飛ばしたいと感じている。
ゲイルと同じく中団にいそうな馬を相手に考えたい。
シングルショットとヨドノヒーローとシゲルアンビシャス。
この3頭へ馬単と3連単を買いたい。

土曜日の結果

2009-04-25 11:03:33 | 競馬
2R ホクセツテンシ 2着
今日は五分のスタートを決めた。さすが。
出して行こうとしていたけれど、
不良馬場で大半の騎手がガツガツ行こうという構えで、
ならばという感じで待機して中団からの競馬になった。
レースはハイペースで進行。走れる馬と走れない馬が分かれて縦長の展開。
ホクセツはひたすらにインを回りながら、手応え良く追走していた。
4角でもインを回って4番手まで浮上。直線に入って前は3頭。
内にファストストリーム、真ん中にナムラワカバ、外にピュアマリーン。
どこかを突きたかったけど、なかなかスペースが出来ない。
ナムラとピュアの間を突きたそうだったがついに空くことはなく、
さらに狭いファストとナムラの間に突っ込んだ。
失速しかけていたファストの進路を消して行ったが、ここしかなかったな。
抜け出してナムラを追いかけたが及ばず。
勝負を賭けた騎乗だったが、勝ち馬も少し強かったので仕方ない。
ファストが早々に止まってくれれば楽だったんだが、
地味にしぶとかったのも辛かった。

期待していたが「人気以上に頑張ってくれた」と言いたい。
まさか4.5倍の2番人気まで行ってしまうとはw


5R アドマイヤショット 1着
パドックで物凄い馬っけを出していて眩暈がしたw

まずまずのスタートを切った。
開幕週を意識してかか、少し出していく構えを見せていたが、
横一線でそのまま1角まで入りそうになったので、
直前で引いて5番手に待機した。
ここからはいつもの京都外回りアンカツ劇場。
道中は馬任せで少しずつ位置を落としていく感じ。
ショットがじりじりと下がってきたことで、
その後ろにいたサクラキングオーは迷惑そうに外に出していたw
それで加速がついてしまったか、4角前に行ってしまったね。
アンカツは外でめまぐるしく動く馬たちにかまいもせず、
じっと馬なりで内で待っている。4角前には後方3番手まで下がった。
そこから気合を入れながら4角を回ると、
どこでも突ける京都の外回り。選択はど真ん中。
1頭だけタメが効いていて、物凄い脚で突き抜けて大楽勝のゴール。

素晴らしいデビュー戦だった。これは先が楽しみ。
状態次第ではあるけど、プリンシパルを使ったりしたら、
ダービーに間に合うんじゃないか?


6R ヴァルハラ 12着
話には聞いていたので何のショックもないんだけど、
ゲートを出なかったw 出た感じも悪く2馬身程度の遅れ。
こりゃいくらなんでもいかんと思ったのか、
かなり気合を入れて動かしていった。
二の脚自体はそこそこあって、中団の後ろまでは押し上げていた。
平均ペースで団子の競馬になっており、
馬群の真ん中で苦しかったんじゃないかと思う。
見た感じはしっかりと折り合ってはいたけども。
ちょっと変なところに入ってしまったなあ。
あんまり良い運びではなかった。

直線に入って外に持ち出して追い出されたが、
明らかにのめっていた。何度も滑りかかっている。
今日は参考外で良いだろう。次に期待。
重馬場まで行くと、そこに適性がないとどうにもならない。


7R トランセンド 1着
好スタートから出して行って前へ。
好枠から好ダッシュで楽々と先手を奪った。
スマートパルスとミラクルセッションが番手につき、
速かったこの3頭でレースが始まった。
アンカツは決してペースを緩めるようなことはせず、
800mを48秒、1000mを1分1秒。
相当に速いペースでの逃げを打つことで、
後続に何もさせない態勢に持ち込んだ。
2番手の四位が、相手はアンカツだと決め付けて、
終始追っつけ気味に追ってきていたんだけど4角で失速。
逆にこちらのペースに乗っかってきた3番手の小牧の手応えは良く、
スマートパルスが2番手に上がってきたが、こちらとは力が違いすぎ。
直線に入っても全く脚色が衰えることなく、
ほぼ流した状態で駆け抜けた時計がなんと1分49秒7。
馬場があれとはいえ、他馬との差を見れば一目瞭然、
とにかく強かったの一言に尽きる。期待以上。

これはスーニと戦える馬だろ。待ってろよスーニ。


9R ホワイトピルグリム 1着
好スタートを決めて出していった。
かなり強めに出していったんだけど、行ききれず。
こりゃやっぱ道悪が駄目かなあと思いながら見始めたんだが。
結局中団のイン、外にライバルのナムラの態勢。
ペースは平均よりやや速いというところか、
徐々に縦長の展開になっていった。
良かったのは、前にいた2番のアヴェンティーノが弱くなかったこと。
(アンカツが乗ったこともあって、元々強い馬なので当たり前だが)
この馬がすいすい動いてくれたことで、前が詰まる事がなかった。
中団で溜めていたが手応えはかなり良く、
4角回って直線に入るまでは前が密集だがじっと我慢。
コーナーはタイトに回って、直線に入ってから一気に外へ。
目標を定めて追い出されると一気に弾けた。
あっという間に先行集団を飲み込みに入り、
抜けかかるところで少し梃子摺ったのはこの馬らしいところだがw
タメが効いていたので最後まで抜群の伸びだった。

雨でどうかと思ったが、素晴らしい走りだった。
この雨のおかげで単勝オッズが異常に跳ね上がったな。
あまりの雨に買うのを躊躇したけど、やめなくて良かった。
予想で書いたとおり、状態が良いときには馬場を克服するって奴だろう。
ここを目標に渾身の仕上げ、そして騎乗だった。
何もかもがお見事。


10R レインボーペガサス 3着
パドックでテンションが高かったのが心配だった。

好スタートを決めてゆっくりと。
そのままゆっくりと入って欲しかったのだが、
やはりテンションが高くなっていたからだろう、
行きたがって2番手まで行ってしまった。
ここで手綱を絞ってしっかりと制して、なんとか折り合った。
折り合ってからは落ち着いてレースを進めれた。
5番手のインで先頭から3馬身くらい、
当面の相手と思われたマストビートゥルーが近くにいて、
ここから普通に伸びてくれればという感じで直線へ。
直線に入って、マストビートゥルーとバトルバニヤンの間、
3頭分くらい空いていたスペース目掛けてスパートしたが、
マストが思いっきり外によれてきたため、
内に進路を切り替えざるを得なかった。
人馬共に瞬間的に反応していたので、そんな不利ではなかったが、
最後にわずかな差だった事を思うと、痛い進路変更だったかな。

・・・逃げて独走してた馬は知らんw
負けたのは悔しいが、新しい競馬の形は出来てきた。
3歳時は内を走れない馬だったけど、今日は上々。
トビが大きい馬だけど、道悪がまったく駄目ということはなく、
けっこう良い経験を積めたんじゃないかな。
これから重賞で活躍するための態勢は整ったと思いたい。
とりあえず、ピルグリムと共に夏の重賞を荒らすか。

土曜日の騎乗馬と予想

2009-04-24 23:27:47 | 競馬
土曜 京都
2R ホクセツテンシ ◎
今野助手
「短期放牧明けだが、ケイコの動きは良く仕上がり上々。
 差す競馬も覚えてきたし楽しみ」
ブックの想定では9.2倍の6番人気。
実績的にはそんなものだろう。
アンカツで多少売れて5番人気の8倍ってところだろうな。

この人気ほどに伏兵だとは思っていない。
この相手関係とテンシの調教の動きならば、
あっさりと勝てて良いくらいに思っている。
強調点は3つ。
まずは距離延長の大幅なプラス。前走は明らかに距離が短かった。
スプリントを経験して、前に行きやすくなるだろう。
ゲートが遅いのはアンカツがなんとかしてくれると祈るしかないが。
2つ目は前に書いたとおりに相手関係の弱さ。
ピュアマリーン、ラッキーパズル、ナムラワカバ、エヴェットなど、
このあたりが実績馬だが、単純に走破時計が遅い。
未勝利のダート短距離の走破時計はそのまま信用して良く、
不良で1200m1分13秒、1400m1分26秒程度の馬ばかり。
テンシもそんなものだがここで言いたいことは、
「上位人気も下位人気も大して変わらない」ということだ。
付け加えるなら、テンシの出方次第では楽に先手を奪える構成でもある。
3つ目に調教の良さ。
今週の坂路の動きが抜群で、前走時よりも明らかに良い。
前走の走りでも悪くないというか、苦しい展開の中で見所十分だったので、
あれよりも走れそうとなれば、期待は高まるばかり。

以上の理由をもって、勝ち切るところまで期待したい。
わざわざ強調点には書かなかったが、
アンカツになることが買う最大の理由ではあるw
びっくりするほど変わってくれるんじゃないかと思っているがどうだ。
単複と、波乱を期待して馬単総流しをしようと思っている。


5R アドマイヤショット ◎
松田博師
「追いきりの動きから能力は感じるし、この条件は合いそう。
 ケイコ通りなら期待できる」
調教の素晴らしい動きを実戦でそのまま披露できるか。
初戦なのでやってみないことには分からないわけだが、
この馬の調教は今回のメンバーを圧倒しているだけでなく、
OP以上に出たって上位の評価を出来る動き。
ストレートに出てくれることを祈るのみ。
この厩舎では常に不安視されるゲートは、とりあえず普通のようだ。
明日は大雨になりそうで嫌なんだが、
気持ち良く回ってきて、競馬が嫌にならないように。
出来れば馬群の外々を回ってきて欲しいところだ。

サクラキングオーが断然人気になるだろうが、
同厩のフロムジオリエントくらいの能力があれば簡単に倒せる。
調教から、それくらいは優にあると感じるので期待。
それよりも、これも並の相手なら楽勝しそうな動きをしている、
大外のアヴァルースのほうが気になるかな。
単と、サクラとアヴァルースへ馬単と3連単を2点ずつ。


6R ヴァルハラ ▲
松田博師
「乗り込み量は十分で、太め感なく仕上がった。
 能力もありそうだし、経験馬相手でも」
こちらも調教は入念で動きは良い。
ただ、5Rと違うのは距離と頭数。
マイルで18頭立てのデビュー戦となるので、
(さらに大雨で不良馬場が予想されるので)
1枠から馬群に包まれてぐちゃぐちゃに・・・ってのが最悪のパターン。
ゲートが速くないわけだから、自然と中団から後ろになるわけで、
安穏としていたら、泥をかぶりまくって競馬が大嫌いになる可能性がある。
負けるのは全然かまわないが、次につながる負の遺産を手に入れるのだけは駄目だ。
出来ればある程度出て行きたい。叶わないなら、
馬群を避けれるぐらいに下げてレースを進めたいところ。
アンカツなのでその辺はぬかりないだろうが。
(そんな心配が不要なくらいに出遅れる可能性もあるかw)

天候と距離と枠順からそんな心配をしてしまうわけだが、
それ以上にどんな走りをしてくれるか楽しみという気持ちがある。
ブックでは、道悪自体は走るっぽい評価をされている。
すんなりと好位を走れたり、後ろでも気持ち良く走れていたら、
直線で目の覚めるような脚を使ってくれるかもしれない。
かもしれないばかりだが、だから初出走馬は楽しい。
想定では4番人気、ならば2~3番人気だろう。
人気はダノンヨーヨーが1頭でかぶってくれる。
単複で楽しみたい。

 
7R トランセンド ◎
安田翔助手
「通用する能力はあるが、砂をかぶった時が心配。
 前走のようにスムーズに運べれば」
前走のレース前の安田助手の話では、
砂をかぶっても大丈夫ということだったが、
アンカツの感触ではまずそうだということだった。
今回は雨につき、砂じゃなくて泥をかぶることになる。
それは避けたいところで、今回も出て行くことになるだろう。
外からシルバーフォールドが出て行って、
後は4番のスマートパルスがある程度行くかも知れない。
シルバーフィールドは勝手に行ってくれりゃあ良いが、
すぐ近くのスマートパルスは動かれ方によっては被害をこうむる。
出来ればこの馬よりも出て行きたいところだ。
脚はこちらのほうがあると思うが。
行かれたら、さっと離れて待って、すぐに外に出れたら良いね。
このあたりは、センス抜群の馬に思えるので大丈夫だと感じているが。

隊列が決まってスムーズに入れていたら、後は力差で何とかなるだろう。
押し出されて人気かなと思っていたら、圧倒的な人気になりそうな気配。
まあ、前走の時計とセンスならば当然か。
ここも圧勝して、いつかスーニに挑めるような馬ならば嬉しい。
期待を込めて、頭固定で相手を決める。
不良馬場ではハギノリベラには展開が絶対に不利なので、
前目に行けるナニハトモアレのほうを買ってみたい。
それからシルバーフィールドとミラクルセッション。
3頭に馬単と3連単で流したい。
ってこのレース、アンカツの馬ばっかだなw


9R ホワイトピルグリム ○
寺井助手
「前走は坂と緩い馬場が敗因。
 攻めの動きは良いし、実績のある平たんコースなら違う」
道悪は良くないという話である。
ただ、からっ下手とかそこまで酷いものではないだろう、
と思い込みたいんだけど、少なくとも上手い感じはないなw
明日の予報ではかなり降りそうな感じなので、
ちょっと天気と睨めっこしながら、どれくらい買うかを決めたい。
このレースを目指して調教を積んできたのに、
なんともついていない天候だが、
調子自体は絶好と言って良いみたいなので、
そこに大いに期待してみたい。
これはよく言われることだが、好調時は馬場の不得手を克服しやすい。
6年ほど前、道悪は絶対駄目だと言われ続けていたローズバドが、
マーメイドSで極悪馬場をすいすい走って勝った事があるが、
本当に調子の良いときは、意外と何とかなってしまうものらしいw

とは言ってもハンデはハンデ。
スマートギアの切れ味はなんとなく殺いでくれそうなんだけど、
極悪馬場の阪神大賞典で3着のナムラクレセントはなあ・・・。
自力では互角(か、やや相手が上)だと思われる相手だけど、
実際に道悪に素晴らしい実績を作った馬が相手では、
ちょっと強気なことを言うことは出来ない。
昨日は、パラパラ降る程度だと思っていたので、
天気予報を見てちょっと萎えている。
センスのある馬だし上手に立ち回ってくれるとは思うが、
勝ち切るかまでは、期待しすぎないようにしたい。
楽しみにしていたので一応単と、
ナムラクレセントと馬単を2点買いたい。


10R レインボーペガサス ◎
寺井助手
「ここ2週は坂路で上々の動き。
 叩いた上積みは相当だし、今回は息の持ちが違うはず」
ペガサスは跳びが大きいので道悪は良くないと思っている。
パワーは十分にあるけれど、道悪はそれだけじゃないからね。
その点についてはマイナスだと思っているので、
絶対的にあった自信は正直なところ薄れているわけだけど、
それでもこの相手に負けてもらっては困るという気持ちは変わらない。
道悪になって喜んでいる陣営はあんまりいないだろうし。
カモだと思っていたムードインディゴだけはプラスになりそうだが。

小頭数の京都外回り1800m。
荒れる要素は極めて少ない条件である。
ここに道悪が加わることで不確定要素がグンと増えてしまったが、
ペガサスが力を出し切れば負ける相手はいないはず、
という気持ちを強くして、単勝だけ買って応援したい。

今週の騎乗馬

2009-04-23 22:25:49 | 競馬
久々に12鞍もの騎乗となるので、
俺が気にしまくってる勝率的には最低でも2勝が必要になるけど、
それはまあ大丈夫なんじゃないかと思う。
3つ・・・も大丈夫なんじゃないかな。
必勝って気持ちで挑むレースはスターリースカイだけだが、
10鞍が3番人気内で、勝ち目のないレースはまったくない。
松博厩舎の2頭と、鮫島厩舎の柱候補2頭と、重賞のコクオー。
全馬楽しみだが、特にこの5頭に注目だ。




土曜 京都
2R 3歳未勝利(牝) ダート1400m ホクセツテンシ
宮本厩舎、クロフネ産駒の3歳牝馬。
とにかくスタートが遅い。
4戦連続で序盤にロスをしてしまっている。
前走は出ることは出たが、挟まれたか躓いたかしてズルッと後退。
1200mでどうにもならない後方からよく差を詰めている。
スムーズにレースには入れたら良いところがありそうな馬だ。
最初さえ決まれば、ハナを奪うことだって可能に見えるメンバー。
スタートの上手いアンカツになって決めてくれるか。楽しみだ。

ちょっと使い込んでいたのでリフレッシュしたのだろう。
2ヶ月ぶりのレースになるが、直前の坂路の動きは抜群。
牝馬限定戦でそれほど強い馬がいるようには見えないので、
大した実績のないテンシでも、これまで通りでそれなりに戦える。
アンカツで上積みがあれば勝ち切るシーンまでありそうだ。


5R 3歳未勝利 芝2200m アドマイヤショット
松田博厩舎、ネオユニヴァース産駒の3歳牡馬。
ここがデビュー戦になる馬だが、
とにかく調教の動きが素晴らしいの一言。
今週は松博厩舎としては全体時計も出してきたが、
それでいて終いも素晴らしい切れを見せている。
調教通りならば、未勝利で負けるような馬ではあるまい。
実績のある馬はサクラキングオーくらいで、
いきなり好勝負になりそうだ。
もしかしたら圧勝するんじゃないかとも思う。


6R 3歳未勝利 芝1600m ヴァルハラ
松田博厩舎、スペシャルウィーク産駒の3歳牡馬。
この馬もデビュー戦だが、同じく調教の動きは良い。
いつもアドマイヤショットと併せ馬をしていて、
常にこちらが遅れをとっているんだけども、
これはショットが既にOP級に動いているだけのことで、
デビュー前からそこまで動かなくても良い。
いきなり勝ち上がる能力は十分にありそうだ。

ただ、ゲートはかなり悪いらしい。
松博厩舎なのでいつも通りだろうと言えばそれまでだがw
希望を持って挑むデビュー戦の前から悪いと言うからには、
間違いなく悪いわけで、そこについて変な期待はしない。
松博厩舎の新馬勝ちといえばその大半が後方一気であるからして、
この馬にもそんな走りを期待してみたい。開幕週だけど。

母のリングレットはエアグルーヴの妹。つまりダイナカールの子供。
良血馬につき無駄に人気を背負う宿命を背負っている。
デビュー戦で2着のダノンヨーヨーは置いておいて、
それ以外のそこそこ走っている馬よりは人気するんじゃないか。
上に書いたように後方一気を期待する展開になると思われるし、
馬券はほどほどに、のんびりと見守りたい。


7R 3歳500万 ダート1800m トランセンド
安田隆厩舎、ワイルドラッシュ産駒の3歳牡馬。
初ダートの前走を完勝。
ほとんど意味なく絡まれる厳しい展開だったが、
それをなんなく捌いてみせたセンスは素晴らしい。
前走のアンカツのコメントからすれば、
性格的には何やら神経質っぽい馬のようだから、
包まれてどうこうなるよりは、前か外目で運びたいだろうね。
今回はシルバーフィールドが出て行くだろうから、
それをぴったり2番手で追走するような競馬を期待。

メンバーには相当に恵まれており、
よく知っているハギノリベラが一番実績を持っている。
リベラは乗ろうと思えばいつでもどこでも乗れる馬だが、
それよりこちらに乗っているんだから、
現時点ではこちらのほうに感触があるのだろう。
もしかしたら1番人気まで押し出されるかもしれない。
アンカツが先が楽しみと言った馬。
ここでどんな走りを見せてくれるか。
交流重賞戦線を戦える馬だと嬉しいが。


9R メルボルントロフィー 芝2000m ホワイトピルグリム
鮫島厩舎、クロフネ産駒の4歳牡馬。
前走は誰が見たって参考外。
レースを見ない人にとっては不安定な馬となるだろう。
アンカツになることでそれが相殺されるくらいで、
今回はナムラクレセント、スマートギアと、
菊花賞で先着を許した2頭が人気してくれる、はず。
コーナーストーンよりは売れてしまうだろうが。

おそらく3番人気。菊花賞のリベンジ戦。
開幕週の2000mはピルグリムに味方してくれる。
好位を丁寧に立ち回って、並びかけてくるクレセントを凌ぎきりたい。
スマートギアはその後ろからやってくるだろうが、
まずクレセントをどうにかしないとどうにもならないので、
ライバルではあるけれど、気にする必要はないだろう。
ここを勝ってサマーシリーズに挑んで欲しい馬だ。
また明日改めて考えるが、馬券は頭固定で勝負してみたい。

ただ、雨が降りそうなのはどうだろう。
俺はある程度こなせると思っているんだけど、
雨は駄目だというのが陣営のジャッジ。
あまりに降りすぎたらさすがに考えよう。


10R オーストラリアトロフィー 芝1800m レインボーペガサス
鮫島厩舎、アグネスタキオン産駒の4歳牡馬。
11頭立てで、なおかつ生ぬるいメンバー構成。
マストビートゥルーとマチカネオーラが相手だろう。
後はマヤノライジンがそこそこに立ち回ってくるか。
ムードインディゴは敵じゃないと考えている。
メンバーに恵まれているので掲示板くらいはあるだろうけど。

前走は長期休み明けで、
マストとマチカネに先着されてはいるが、
1回使ってたら楽々と勝っていたという感触を得た。
ダービーで馬の気のままに先行したことを覚えているのか、
前走はかなり楽な感じで2番手の追走となった。
これから、前目でピリッとした脚を使えるなら大成功の脚質転換だが。
今回はレベルは置いといて先行馬が揃ったので、
それらを見ながらど真ん中あたりからになりそう。
この相手なら圧倒するくらいじゃないと、先の楽しみがないぞ。





日曜 京都
5R 3歳未勝利(牝) 芝1800m スターリースカイ
田中章厩舎、キングヘイロー産駒の3歳牝馬。
現在4連続2着中。
未勝利の牝馬としては最強クラスの馬だ。
その内容を見てみれば、4度も同じことの繰り返し。
3~5番手からレースを進めて、
直線で前の馬を交わすけれど後ろから何かに豪快に差される形。
最初の2着が一番良い走りをしていた。
最近の走りは、だらっと行くだけで溜めが効いていないのだろう。
好位で溜めきれないなら、逃げてしまったほうがまだマシだ。
鞍上強化で新しい走りが求められるレース。
相手のオデットシチーとハッピーパレードはそれなりに切れるので、
これらと付き合っていては苦しいと思われる。
メンバー的にも、今回は逃げて勝つんじゃないかな。


7R 4歳以上500万 ダート1800m キャプテンマジン
中尾秀厩舎、キャプテンスティーブ産駒の4歳牡馬。
4月11日の500万条件の再戦。
キャッツインブーツとマサライトの一騎打ちムードか。
このレースで5着だったキャプテンマジンであるが、
アンカツが初騎乗だったこともあって、掴みきれてなかった。
ズブイ馬かと思いきや、仕掛けてみるとガツガツ動いてしまう馬だった。
前走は力を出し切れたわけじゃない。
アンカツ2戦目での上積みは非常に大きいだろう。
相手が強いのは承知の上で、逆転を期待したい。


8R 糺の森特別 芝2000m フライングメリッサ
鮫島厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牝馬。
アンカツは2走前に初めて乗ったが、
とにかく切れる脚が全くないことだけは分かったw
相手弱化で人気した前走は負けすぎたが、不良馬場が影響したのだろう。
3ヶ月休養していたこともあるかもしれない。
ひと叩きして地元京都の開幕週。
馬場を利して粘りこみを図りたいところだ。
が、メンバー的に「逃げない先行馬」ばっかだな。
なんか似たり寄ったりの馬が集まってどうなることやら。

実績を見れば、相手はステイトリーデイズとサマーアクトレスか。
メリッサはそんな威張れた成績を持っているわけじゃないが、
これくらいの相手ならば、上位の1頭とは言えるだろう。


10R アンタレスS ダート1800m サトノコクオー
藤沢和厩舎、モンジュー産駒の5歳牡馬。
京都の1800mは速い馬がそのまま粘り腰を見せれるレースなので、
ある程度の位置を確保してレースを進めたいところ。
だけども、今回のレースはもしかしたらハイペースかも。
そのあたりはアンカツの判断で、
出てからの流れ次第でレースを運んで欲しいところだ。

とりあえずウィータクティクスが出て行くだろうけど、
ダイナミックグロウとエプソムアーロンも行くだろうと思われる。
これらが行ったら、ウォーは引いて3番手で待機だろう。
これを好位で見て行きたい馬がたくさんいる。いすぎる。
まずアロンダイト。前走は後ろから競馬にならず。
後藤でもあるし、最低でもレースに参加した実感が欲しいところだろう。
マーチS2着のダイショウジェット。
しぶとい脚が信条で、前に行かないわけがない。
上がり馬フォーティファイド。
前走の少し下げた競馬は良かったが、それでも基本は前。
マコトスパルビエロ。
状況的に、意地でも前に行くだろう。実際、テンは遅いけどねw
1番人気のワンダースピード。
この馬はどこからでも競馬出来るが、京都の1800なら前を選ぶだろう。
この8頭が積極的に行くだろうと思われるので、
その後ろから淡々とついて行くだけでちょうど良いと思う。
最初に少し出していったら、自然と9番手くらいになるんじゃないかな。
後はその位置で脚を溜めて、北海道で使っていた末脚を発揮できれば。


11R 4歳以上1000万 ダート1800m シャインモーメント
飯田厩舎、キングヘイロー産駒の4歳牡馬。
東京の長い直線でどんな脚を使ってくれるか楽しみだった前走は、
道中からどうも反応が鈍く、結局最後までまったく反応せず。
鞍上は追っているが、馬はダラダラと流すように走ってきただけだった。
2ヶ月間で4走目だったし、疲れが溜まっていたんだろうねえ。
それでいて4着に雪崩れ込んできたのは、さすがの能力と言える。

短期のリフレッシュ放牧に出て、2ヶ月ぶりのレース。
また目の覚めるような脚を使ってくれることを楽しみにしたい。
メンバー的にはかなり軽め。
力上位と言えるのはゲバルトステイヤーくらいだ。
実績的にはモーメントと良い勝負。脚質は正反対。
人気的には、こちらには凄まじいアンカツ人気が加わっているので嫌だなw
他を見れば、レベルはともかく逃げ先行馬がズラリと揃っているので、
ゲバルトステイヤーが前を掃除したところ、
最後にモーメントが豪快にやってくる形だろう。


12R 4歳以上500万 芝2200m スズカゲイル
橋田厩舎、ロイヤルスズカ産駒の4歳牡馬。
昨年の函館でコンビを組んだ馬だが、長丁場で走りが一変。
500万も楽々と突破しそうな走りをしていたのだが、
とても小さい馬で、使い込んで調子が落ちてしまったのだろう、
2着の後に連続して大惨敗してしまった。
当然ながらここで放牧、充電期間を経て帰ってきた。
7ヶ月ぶりで迎えた前走の福島2000m戦。
福島のインにこだわり続ける芹沢らしく、
序盤からインで追っつけ気味に追走しながら直線へ。
手応え自体は終始あまり良くなかったこともあって、
左鞭を入れながらの直線での加速だったのだが、
自分の左後ろの動向についての確認が疎かになり、
玉突き事故のように、遠くにいたスモーキークォーツの進路を消してしまった。
無理して馬群を抜け出してからも、最後までジリジリと頑張った。
降着にはなったが、この馬自身の復帰戦としては文句のつけようがない。
ひと叩きして京都の軽い芝でどんな走りをしてくれるか。
相手はそこそこ揃っているが、楽しみにしたい。

フィフスペトル他

2009-04-22 23:30:27 | 競馬
G1の谷間でさしたるニュースもないけれど、
先週重賞で乗った2頭の予定が決まった。



フィフスペトル NHKマイルへ
皐月賞7着のフィフスペトルは、
引き続きアンカツでNHKマイルへ向かうことになったようだ。
ここまで積み重ねてきたものを全て開放する時が来た。
おそらくベストと思われる東京の1600mで、
最初のタイトルを獲得して欲しい。

相手はブレイクランアウトとアイアンルックになるだろう。
ブレイクランアウトは強敵ではあるものの、恐れることもない。
共同通信杯に挑んだから重賞ウィナーになっているが、
あの程度のレースならフィフスペトルでも楽に勝てるだろう。
朝日杯ではこちらに蓋をするように動いていった馬だが、
(結果こちらが勝っているので雪辱でもないが)
東京ではあんなことにはなるまい。
それよりもアイアンルックのほうが手強いだろうね。
あの馬の末脚はこの世代でトップ3に入る。
タイプが違うが、アンライバルドに匹敵していると思う。
純粋な差し比べで勝てる気は正直しない。
フィフス自身は、先行して粘り腰で、って馬ではないので、
当然そのスタイルを壊すわけにはいかないけれども、
総合力で押し切るようなレースを期待したい。
今回は折り合い等に気を使うことはまずないので、
出たなりに進んでその位置で脚を溜め、直線で爆発させて、
最後にやってくるであろうアイアンルックを封じ切る形で。
皐月では妙に好スタートを切ったわけだが(戦略上、意味がなかったw)
次もあんなスタートを期待したいね。今度は意味がある。



ビービーガルダン放牧 札幌で復帰
マイラーズCで8着に敗れたガルダンは、
放牧に出てしばらく充電する。
復帰は札幌開催(今年は函館開催がない)となるそうだ。
具体的には函館SSしかない。
それから、キーンランドCということになるだろう。
昨年のキーンランドC時点ではまだ条件馬の身であったが、
今年は重賞勝ちやG1実績も残しての参戦。
高松宮記念では大敗したものの、
当地での実績なども加味すれば、人気になるのは確実。
スリープレスナイトが出てこない限りは、
大本命として出走することになると思う。
たとえローレルゲレイロやキンシャサノキセキが出てきても、
こちらのほうが人気だろう。



サトノコクオー 好調子
アンタレスSに出走するコクオー。
引き続き状態は良さそうなので楽しみだ。
前走はやや後ろから外を捲くる形になったが、
先生からは、もうちょっと前で競馬出来たらという希望。
仁川Sくらいのレースを出来れば文句なしだろう。

今回は、登録馬の中で二番目に強かったであろう、
エスポワールシチーがいないのは非常にありがたい。
これで標的はワンダースピードに絞れる。
メイショウトウコンももちろん強いが、
こちらはなんか本調子にはないような感じがする。
ワンダーが抜けたところに、すぐ後ろから襲い掛かるイメージかな。

一つ仮説というか、
この馬を買おうと思っている人ならば誰もが思っていることだろうけど、
この馬は坂が駄目なのかもしれない。
駄目と言っても上位に来てるんだから全く駄目ではないけど、
末脚を鈍らせる一因にはなっているのだと思われる。
レベルが違うけど、函館や札幌では微塵も止まる気配がなかった。
阪神と中山でも直線入り口までの迫力ならば、それらと同じ。
ただ、直線半ばから明らかにぬるくなってしまい、
差し損ねたり差しきられたりしているだけで。
よって今回、京都に変わるのは大幅にプラスであると思われる。