アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2010-03-11 21:12:24 | 競馬
土曜 中京
2R 3歳未勝利 ダート1700m ブルーモーメント
安田厩舎、ダンスインザダーク産駒の3歳牝馬。
前走は5着だったが着順ほどにアンカツの感触が悪いということはなく、
今度こそと思っていたら、ここで初のダート参戦になった。
3Rに牝馬限定の未勝利1800mがあるのだが、
そちらを除外されたわけでなくこちらへの参戦なので、
狙って出てきたと考えて問題はないわけだが、
実際のところ、やってみないと何とも言えない。
実力は断然だろうから、無難に走ってくれれば。

兄は、倒した相手のおかげで一躍ダート王候補になったトランセンド。
トランセンド以外にも、上にはダート馬がずらりと並んでおり、
母系の血からすれば間違いなくこなす、それどころか得意なはず。
完全に芝種牡馬の父ダンスってのがどうかなあと思うわけだけど、
とりあえずは母系のほうを信じよう。

アルテミスとユメミルテーラーが人気だろうけど、
ユメミルテーラーのほうは、上位ではあるけどそれほど強くない。
アルテミスを倒せば勝てるはずだ。
ってか、モーメントが力を出せば競ることもないだろうが。




4R 3歳未勝利 芝1200m ウォンビーロング
藤沢和厩舎、ストラヴィンスキー産駒の3歳牝馬。
デビューから5戦連続で1番人気を背負っているが、
あと少しのところで勝利を逃がしている馬。
スタートがほどほどに良く、二の脚があり、
ややかかり気味に走るが上手にコーナーを回ってくる馬。
馬群を突くのも躊躇はしない良い馬なのだが、
追ってから全く味がないのが欠点、これが原因で勝てていない。
3戦目、馬体が大きく増えていた一戦で、
意識して好位で競馬していた時だけ、良い伸びを見せていたので、
あまり早めの競馬をすると良くは無さそうだ。

初の1200mになるが、書いた通りにややかかり気味に走る馬で、
さらにローカルの1200m戦で完全に能力で上位なので、
あっさりと好位で進めることが可能だと思う。
距離短縮が良いほうに出れば、2着以内は堅い。
実績的にショウナンスマイルとの一騎打ちだが、
互いに1200mが初となるのがどう出るかだな。




8R 4歳以上500万(牝) 芝1800m ローズバンク
小崎厩舎、トウカイテイオー産駒の4歳牝馬。
昨年、結果が出なくても続けて乗っていた馬。
アンカツが惨敗続きの馬に3度乗る事は非常に珍しく、
何かしら感じるものがあるだろうという事は読めていた。
横典がアンカツの競馬を引き継いで差し脚を磨き、
それをアンカツが引き継いで未勝利を抜けた。
そこから間隔が空いた500万でもいきなり勝ち負けに持ち込み、
なるほど走る馬だと強く思わせてくれたわけだが、
期待された前走ではまさかの6着敗退。
後方で溜めていたが、1000m通過から進出開始。
スルスルと動いて3番手の外まで押し上げたは良いが、
4角立ち上がりで手応えが怪しくなって激しく気合を入れられ、
そこから内に切れ込んでイエロータキオンと接触気味になって終わった。
これは完全に早仕掛けでの負けで悲観することはあるまい。

相手のレベルはほとんど変わらない感じ。
その中で、追い込み堅実なセキサンダンスインは強敵。
それから、リーガルアミューズも手強いか。
ざっと見て、逃げ先行馬が4頭しかいないので、
最初の好位の取り合いである程度決まるかもしれない。




11R 中京記念 芝2000m ホワイトピルグリム
鮫島厩舎、クロフネ産駒の5歳牡馬。
京都記念では惨敗してしまったが、おかげで一気に人気落ちとなった。
新聞各紙を見る限りは、軽いどころかなんと無印が多く見られるくらいで、
追いきりの記事もほとんどなく(中日スポーツにすらないとはw)
総じて7~8番人気くらいの扱いになっている。
競馬ファンはそうはいかないだろうけど、4番人気くらいを期待できそう。
京都がなきゃ、はっきり言って1番人気だっただろうからね。
あれはなかったものとして、変わったオッズだけを大いに堪能したい。

逆に言うと、各記者はあの敗戦を非常に重く見ているということで、
その見解についてはとても興味があるところなんだけれど、
(俺は2走目のポカで片付けていて、理論も何もあったものじゃないから)
だいたいの人間が無印なので、何も語ってくれないんだよなw

まあまあ、G3らしいメンバーが揃ったレースで、
今年は中京で行われた小倉大賞典の上位2頭と、
シャドウゲイト、トウショウシロッコ、サンライズベガ、
ピルグリム、サクラオリオン、リトルアマポーラと、
G2、G3の掲示板の常連的な馬の戦いになる。
どれが抜けて強いって事はまずないんだけど、
かといって勝ち負けにならないって感じの馬は5頭くらい。
十分な根拠を軸に予想して当てれたら気持ち良さそうなレースだ。
ピルグリムの単複だけで回収できそうな人気が想定されているので、
俺は既に考えることを投げているけどw




12R 伊良湖特別 ダート1700m メイショウヨシヒサ
河内厩舎、メイショウオウドウ産駒の7歳牡馬。
メイショウオウドウの初年度産駒なんだよな。
ここ7戦で2着4回3着1回、不発は6戦前の6着のみ。
成績だけを見たら間違いなく、現級の最有力馬。
その中身はと言えば、どうしようもなく追い込み馬だ。
確実に追ってくるけど届きません、を延々と繰り返している。
もう少し自然に前に出れるようになったら楽なんだけども、
残念ながらスタートがかなり悪い馬で、自然と遅れてしまう。
馬もそれに慣れきってしまっている感じなので、
ちょっと前に行き過ぎると全く走らない可能性も感じる。
(6走前に中団ポツンの絶好の形になったのだが、
 いつも後ろから使っている脚を全く出さなかった)
まずはゆっくりと進めなければならないか。

距離が未知数の1700mになるが、
東京の1400を走っている馬なので、意外とあっさりこなすだろう。
左回りに関しては全く不安はないところで、
展開が酷い不向きにならず距離を無難にこなせたら、
惜敗地獄にピリオドを打つ可能性は十分・・・
と思ったんだけど、ここは相手がめちゃくちゃ揃ったな。
ヨシヒサの実績は現級で最上位を争うものだけども、
アイノレグルス、リバプールサウンド、ジョーメテオら、
こちらに負けないくらいに走っている馬が相手になる。
まさに展開一つって感じになりそうだ。






日曜 中山
9R 房総特別 芝1200m ポールアックス
藤沢和厩舎、キングカメハメハ産駒の4歳牡馬。
12頭と少頭数になって、さらにメンバーも軽め。
前走で9着以下に惨敗した馬が9頭。
確実性を持っている馬が全くおらず、たまに激走する程度。
ポールアックスのここ3走は、それほど安定しているわけじゃないけど、
このメンバーに入ったら、1頭を除いて断トツで安定していると言える。
敵はただ1頭。現級の安定勢力アポロラムセスだ。
何をやっても2着か3着に収まる職人技を持った馬w
ポールアックス的には、勝利のチャンスを迎えたってレースだが、
アポロ陣営からしたら、絶対に勝ちたいレースだろう。

逃げ馬は不在だが、出走馬のうち9頭が先行馬と呼んで良い存在。
ハナは取りたくないが2番手は欲しいという攻防になりそうで、
枠が一番内の馬が先頭を行くことになりそうな感じ。
なんというか、細かい戦いになりそうだ。
アポロラムセスはここ2戦を後ろから進んでいるんだけど、
本来は先行馬で、これがどう動いてくるかもレースを左右する。
いろいろ考えるのが面白そうなレースだ。
枠が決まってからじっくり考えたい。




11R 中山牝馬S 芝1800m ザレマ
音無厩舎、ダンスインザダーク産駒の6歳牝馬。
いよいよラストラン。
牝馬の史上最強世代の1頭として、長く牝馬戦線を戦った。
何度も惜しいところまで行きながら重賞を勝てずにいたが、
昨年の京成杯AHでついに初のタイトルを手に入れた。
まあ、勝ったからといって何が変わるということもなく、
その後も相変わらず難しいところを見せ続けて最終戦を迎える。
アンカツとはこれで8度目のコンビ。
予想外の惨敗を喫したマーメイドS以外は(敗因は距離だろう)
不発なく4着内に走ってくれて、常に楽しませてくれた。

これで最後になるが、結局この馬の事は誰も分からなかったのだろう。
吉田照哉さんと音無師は使う条件を迷い続けたし、
アンカツを始め、誰もこの馬を乗りこなせなかった。
もっと走るだろうと常に思わせながら、
何をしてもガツンと来るところがなかった。
唯一、昨年の阪神牝馬Sで何かが手に入りそうだったが・・・。
俺はもっと強い馬だと思っていたんだけど、
残る歴史には、実力相応の結果を積み上げたってことになるのか。
なんとなく寂しい気持ちがある。
せめて最後に、もう一つタイトルを重ねて引退させてあげて欲しい。
使い続けてようやく結論が出たことだが、
1800mの距離は明らかに長く、条件は合わないけど、
それでも堅実に走ってくれることだけは分かっている。

4頭の逃げ馬が揃って、なおかつ先行馬が少ない今回の一戦は、
頑張ってきたザレマに対して、天からのご褒美に思える。
自然と5~6番手あたりからの競馬になりそうだ。
阪神牝馬Sで見せた脚を使えたら、勝ちきるところまで。


最後になるので、ザレマだけが持つ記録を記しておこう。
京都牝馬Sで3度馬券に絡んだ馬はザレマのみなのだ。
京都牝馬Sは賞金別定戦で、1600万円ごとに1キロ増えるため、
G1~G2上位級の馬ではとても出走できない斤量になるレース。
かといって、牝馬の目標の1つで賞金が少ないのでは出ることすら叶わない。
その条件を超え、出走したら馬券に絡むという芸当を見せなければならず、
この絶妙のところを長くさ迷っていたのがザレマという馬だ。
本当になんとも言えない微妙な記録だろうけどw
この記録がザレマの競争生活の全てを物語っているような気がするな。




12R 4歳以上1000万 ダート1800m スマイルミッキー
松永幹厩舎、コロナドズクエスト産駒の4歳牡馬。
前走、当日の乗り替わりで急遽乗った馬。
それまで1000万では見せ場を作ったことすら1度もなく、
それどころか、地方で勝つまで500万でもぼろ負け続きだった馬。
そんな馬で好スタートからいきなり強硬に先手を主張し、
誰もが想像だにしなかったであろう逃げを敢行。
直線の半ばまで、もしかしたら残るのかというシーンを演出した。
貴重な初勝利もアンカツが乗って挙げたもので、
間違いなく、この馬にとって何か走りやすい騎手なのだろう。

能力的には二枚も三枚も落ちる感じの馬だったのが、
アンカツが乗れば、展開次第で勝ち負けに、程度の馬にランクアップ。
今回は逃げ馬が不在なので、再度行くことが叶いそうな感じ。
強い馬が2頭いるが、展開次第で3着を奪えそうな感じだ。
願いは1つだけ。ベルモントガリバーの進出が早くない事。
ベルモント鞍上の博幸の意識がユウターグローバルに向いてくれていたら、
もしかしたら頭まであるのかもしれない。