アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2010-09-30 23:51:17 | 競馬
毎日王冠でペルーサに騎乗することになったようだ。
ただし、秋天で乗るかどうかは決まっていない。
他に乗る可能性のあったロジユニヴァースは、
例によってというか何というかw
毎日王冠、そして秋天までスキップを表明した。
横典の容態については、長引くだの早期復活だの情報が飛び交っていて、
ようするに未だに不明のままであり、
この先、何がどうなっていくかは不透明だが、
とりあえずは、ペルーサを気持ち良く走らせてあげたいところ。
良いステップレースになることを期待しよう。

来週火曜の白山大賞典に出走するフサイチピージェイには引き続き騎乗予定。
相手がかなり軽くなるので、このチャンスを生かして欲しい。








土曜 札幌
10R オーロラ特別 ダート1700m ファイブスター
小崎厩舎、クロフネ産駒の4歳牝馬。
ここは昇級戦になるが、前走を1分45秒5で圧勝。
この時計は1000万条件の水準を越えているので、
ここでも問題なく勝ち負けに持ち込めることだろう。
ペースがさらに速くなる事は大歓迎で、
ここはメンバー的に速いペースが望めそうなのが良い。

オースミレジスタがまず飛ばしていくことが予想され、
マッドマックス、キティ、ラヴィンライフと現級の強豪がマークの形。
ハギノリベラ、スノーマジックと捲くり差しの馬がいるから、
それらに乗っかる形での豪快な差しを期待できそうだ。

アンカツでしか好走しない馬で、走らせ方を完璧に把握してくれている。
相手はけっこう強いと思うが、勝ちきるところまで期待している。




11R 札幌2歳S 芝1800m オールアズワン
領家厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牡馬。
抽選だったが無事に出走が叶った。良かった。
5分の4の確率ではあったが、とりあえず運は持っている。
出走さえ叶えばこちらのもの。
在京のスポーツ紙の話題は相変わらず、
アドマイヤセプター、アヴェンチュラ、ルルーシュばかりだったが、
レースが終わればそんなことを言ってられなくなるだろうと思っている。
メディアの話題の取り上げ方からしたら、
オールの単勝人気は10倍を確実に越え20倍近くになるんだが、
実際にお金を使うお客さんはそんなに馬鹿じゃないだろうからw
メディアの評価を無視して、5倍から6倍ってところに収まるんだろう。
ちなみに、中日スポーツだけはオールアズワンが本命級の扱いだった。

アドマイヤセプターとアヴェンチュラについては、
確かに底知れぬ力を感じさせる馬達で、普通に負ける可能性があるのだが、
これは同時に、大したことが無く終わる可能性も秘めている。
セプターに関しては、やや危うげに見えた気性による距離と相手強化。
アヴェンチュラについては、少し間隔が開いた上での初の洋芝と相手強化。
あんまり無いとは思うけど、どこにもいない可能性だってそれなりにある。

それに対して、とにかく死角らしきものが全く無いのが今回のオールアズワン。
札幌で1500mと1800mを走り、共に歴代10位に入る好時計を記録。
この地への適性の高さ、距離に関してもまったく問題なし。
新馬戦を負けたことで、キャリアを積んでいる事も好材料になる。
前走からのレース間隔も文句なし。短くも長くも無い。
仕掛けてからの反応が速いのでどこからでも行ける馬だが、
スタートもそこそこ速いので、サッと好位のどこかにつけられる。
追われてからの脚が最後までしっかりしており、真面目な馬。
セプターやアヴェンチュラが真に怪物で負ける可能性は残っているが、
この馬が3着を外す姿は、故障以外にはちょっと考えられない。
1分49秒の前半で走る馬が3頭いたらその可能性はあるが、
それはちょっと現実的な考え方ではあるまい。
たとえそうなったとしても、オールがそれを上回る可能性が十分だし。

アドマイヤセプターがすんなり時計の壁を超えてくる可能性が高いので、
これとの一騎打ちかなと考えているがどうなるか。








日曜 中山
5R 2歳新馬 芝1800m カフナ
池江寿厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
ちょっと懐かしいピンクパピヨンの子供。
これまでの子供はそこそこにしか走っていないが、
2歳上のマナクーラはまだ出世する気配がある。
このカフナはマナクーラと同じく金子さんが買った馬で、
父がカメに変わって、さらなる前進が期待できそうだ。

アンカツが調教をつけており、まずまずといったところか。
確実に勝ち負けというほどに凄くは無いが、
古馬500万の安定勢力であるジュモーを相手の叩きあいで、
終い12秒4できっちりと先着しているのは好感が持てる。
相手を見渡すと、それほど動いている馬がいないため、
これで十分に勝ち負けに持ち込めそうだ。

調教に乗ったアンカツの感想としては、
使ってから良くなるタイプということで、
また、池江息子さんのコメントもそんな感じ。
ただ、どちらにも共通しているのは、先々は確実に走るということ。
相手関係からいきなり勝ち負けになるだろうという感触はあるが、
とりあえずは、ジックリと見て器を見極めたいと思う。




11R スプリンターズS 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。

アンカツ手記・水曜日---------------------------------------

スプリンターズSに出走する領家厩舎のビービーガルダンが29日、
予定通り栗東トレセンCWコースで追い切られました。
単走で上がりを伸ばされると、ゴール前でしっかりした動きをしていました。
手綱を取った鳴海助手も「まずまずいい動きでした」と好感触を口にしています。
体の張り、引き締まりも良く、馬のコンディションは問題ないとみました。
これで、夏の北海道で感じた硬さがほぐれていれば、バッチリです。

北海道では本来のダッシュ力がなく、好走パターンの先行策がとれませんでした。
馬群をさばいて直線の追い比べというのは、
鋭い脚を使えないビービーガルダンには不利です。
今度こそ好スタートを切って、早め早めの競馬に持ち込みたいと考えています。
少々前半のペースが速くなっても、直線で止まるようなことはありません。
加えてさらに嬉しいのが直線の上り坂。
他の切れる馬の脚色がわずかながら鈍ると思うので、馬力がある僕の馬に有利です。

対戦相手はそろっています。
香港の馬は強いし、日本の若い馬がここに来てかなり力を付けてきたので、
楽な戦いにはならないと覚悟しています。
とは言え、ガルダンが劣っているとも思いません。
好調時の出脚さえ取り戻せば、勝機も十分でしょう。

希望を言わせてもらえば、
もまれずにすんなりと前につけやすい外枠を引きたい。
ひと雨降って、いくらか時計がかかる馬場状態になる方が戦いやすいでしょう。

ビービーガルダンは、凡走直後でもガラッと変わってくるのが持ち味。
これまでも何度か無類の回復力、復元力に救われたことがあります。
今回も、連敗がウソのような快走をしてくれると信じています。
注目していて下さい。

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調教の動きは文句なし。
さすがガルダンと言って良い迫力でCWを駆け抜けた。
本当に絶好調とまでは行ってないと思うけれど、
広いコースでノビノビと走れたことで、馬の闘志に火がついたようだ。

前走の調教を見た後の感想として、
悪くはないがそこそこ程度であろう、ということを書いた。
ガルダンの調教はずっと見続けてきたので、それはすぐに分かった。
よくよく考えてみれば、あまりにもこれは当たり前のことだった。
ガルダンはダートは走らんがなw
JBCスプリントで散々だったことを忘れていた。完全に。
ダート調整の前走は調子自体もひと息だったのだろう。
昨日は斤量について書いたが、巻き返せる要素はここにもあった。

中山競馬場となると普通の馬なら内枠が欲しいところだが、
ガルダンはアンカツが言うように外枠のほうが良い。
ジワッと出て逃げ馬の後ろで前を煽りながら進むのが理想となる、
ダイワメジャー的な馬だからね。メジャーも内より外を好む馬だった。
内より外を望めるというのは、力が上であることの証でもある。
内でコソコソと頑張るのは弱い馬達に任せて、
それらを外から豪快にねじ伏せて先頭に立って押し切る競馬を期待したい。
まあ、内になったらなったで今回は大丈夫だろうとは思うけど。
本来の行き脚ならば、前走みたいな遅れを取る事はないはずだから。

それから、直線に坂があることもプラスになるだろうね。
アンカツの言う通りに切れより馬力型の馬なので、
消耗戦になればなるほどに優位に立つことが出来るだろう。
まあ、これらはローレルゲレイロにも言えることなんだけども、
これが国内最終戦となるライバルとの完全決着を見たい。
願わくば、ガルダンが1着でゲレイロが2着のレースを。
ゲレイロが力ずくで他の逃げ馬をねじ伏せていき、
それをガルダンが叩き潰しに行く形が理想であり希望だ。

凡走直後にガラリと変わるのがガルダンの持ち味とアンカツは言うが、
これは紛れも無い事実で、過去の結果が明快に証明している。
ガルダンは過去に7度、6着以下に敗れたことがあるのだが、
そのうち5回は、次走で馬券に絡む走りを見せている。
ようするに「ほとんど真面目に走って無い」ってことなわけだけどもw
この事実は、今回のレースを迎えるに当たってはとても心強い。
訳の分からん負け方をすることがある馬だが、それを悲観する事は何一つ無い。
むしろ、さっぱりだったほうがリフレッシュされて走る馬。
前走は包まれたことで、4着とはいえ良い所の無い敗戦だったので、
今回走る可能性は逆にかなり高いだろう。



12R 中山オータムプレミアム ダート1200m シルクフォーチュン
藤沢則厩舎、ゴールドアリュール産駒の4歳牡馬。
アンカツがプレミアムレースに乗るのはこれが初めてのこと。
春のG1には全騎手で最多の10回参戦(シャンティは除外)しているわけだが、
それでいてただの1度も最終レースに乗っていないのだから、本当に徹底している。
G1は特に疲れるからってことで間違いないのだろう。
1度だけ、スピリタスには乗るかもしれなかったことがあったから、
将来的に本当に楽しみな馬がいるときだけ、曲げて乗ることがあるのだと思う。
今回のシルクフォーチュンは小牧が乗れないからの代打になるが、
これからのダート短距離界を背負って立つかもしれない逸材。
アンカツが依頼を受けるのに十分な器だということだろうな。

とにかく桁が違う追い込みを見せる馬。
ダートの短距離戦で、前と10馬身以上の差があっても軽くひっくり返すのだから凄い。
G1クラスまで見ても、この馬ほどに切れる馬がいるかどうか。
現状は最初の行き脚の甘い馬なので、一気に頂点とはいかないだろうけど、
(そもそも、国内のダート短距離G1はJBCしかないし)
重賞の1つや2つはすぐに勝つんじゃないかと思う。

ここは、現級で強豪と呼べるのはハイエモーション程度。
相当に相手関係に恵まれている。人気するのは確実。
ライバルは、同じく3連勝で準OPに上がってきたハッピーダイアリーだろう。
こちらは先行する競馬でデビューから無傷の3連勝を飾っている。
メンバーを見渡すと、先行馬がほとんどおらず、
ハッピーのほうが展開に恵まれるのは間違いないわけだが、
さて、この2頭はどちらが本物なのだろうか。とても楽しみだ。

アンカツ手記・水曜日

2010-09-29 23:57:50 | 競馬
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------


秋のG1第1弾スプリンターズSは、領家厩舎のビービーガルダンで挑戦します。
昨年のこのレース、春の高松宮記念をいずれも鼻差2着。
大きな勲章がすぐそこまで来ている実力馬ですから、
今度こそ!という思いはあります。

今夏、函館、札幌の2戦が2、4着という結果に終わりました。
G3レベルなので勝ちたかったレースですが、上手くいきませんでした。
前々走の函館スプリントSは、勝ち馬よりも5キロ重い59キロを背負って、
コンマ3秒差なら走っていると思います。
58キロで出走した前走は、最内枠を引いたのが嫌な予感がしたんです。
案の定、道中で包まれ気味になり、
動きたいところでスッと動けないレースになってしまいました。
やや不完全燃焼に終わった、というのが実感です。

2戦を通じて感じたのは、絶好調時ほどのダッシュが無かった点。
スタートは速くてもっと行ける馬なので、ちょっと意外であり誤算でした。
57キロを超えると、1キロがズシリと重荷になるので、
重量面が響いた可能性はあります。
その点、今回は背負いなれた57キロですから、
重量面の負担は間違いなく軽減されます。
この目方なら、本来のスタート力、二の脚を取り戻してくれるのではと期待しています。
ハナを切るぐらいの勢いでポンと出て、前々でレースを運んで粘り切る、
という得意のパターンに持ち込めれば、無類のしぶとさを発揮できるはずです。

29日の追い切りは、助手さんが跨る予定です。
小回りの北海道に比べると、広い栗東の調教コースの方が調整は楽だと思います。
締まった体で、軽快な動きを見せてくれるのではと楽しみにしています。
6歳秋の充実期。状態面の上積みがあれば、チャンスは十分と思っています。
明日はレースへの見通しを書きます。


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斤量についてだけど、アンカツの言う「57キロを超えると・・・」は、
競馬関係者がよく語ることである。よく見ると思う。
これ、実際の所どうなのだろうか?誰もが考えたことがあると思う。
そして、はっきりした結論を得られないままに終わっているはずだ。
競馬歴が長くなってくると、自分なりの解釈ってものが出来るものだけど、
一般的には 57.5キロ という数字を見たら、斤量が気になると思う。

馬はそれぞれに体格が違うわけで、
極端な話、400キロしか無い馬が58キロを背負うのと、
クリーンみたいな600キロの馬が背負う58キロでは訳が違う。
また、その日の体調によって、苦になったりならなかったりすることもあるはず。
この話をひとくくりで語ろうというのはとんでもない暴力だが、
あえてそれをやってしまおうw

俺なりに思っていることとしては、
「競争馬には、57キロから58キロあたりに1つめのデッドラインがある」
と考えている。このデッドラインというのは、
「それを背負うとはっきりと苦痛に感じる斤量」として欲しい。
そこまではそれほど苦になっていないものが、ある地点で急に来るのだと考えている。
そんなことがあるのかという話だが、これは間違いなくあるはずだ。
少し前まで、テレ東にはテレビチャンピオンという素晴らしい番組があって、
この番組で、大工が作った組み木の強度を競う競争があった。
木の先に袋を取り付けて、そこにボーリング玉を1個ずつ入れていくんだよね。
同じ重さのものを等間隔で追加して行くわけだが、
最初のうちは全然余裕でどんどん進んでいくんだけど、
ある地点で、いきなり苦しそうな音を立て始めることになる。
そこからは少しの追加で一気に崩れて行ってしまうわけだ。

これは、馬の背負う斤量にも通じるものがあると考えている。
52、53、54、55とこのあたりでは、
もちろん軽いほうが楽なのは当たり前として、重いほうも特に無理が来ない。
それが、57あたりから急に厳しくなってくるのだと思われる。
これは、様々な関係者のコメントや、実際に数多のレースを見てきての感想。
また、ハンデキャッパーがハンデをつけるとき、
主に56キロを越えたところから「コンマ5キロ」という半端な斤量が出てくるあたりからも、
やはり重いところでの斤量増加の重要性、影響が感じられる。
G1のように、全馬が等しく58を背負うならばもちろん有利不利など何も無いが、
1頭が58で、他が55となると、やはり大きな差があると考えて良いだろう。
さらに均等に増やして、「60キロと57キロ」となると、
これはもう、誰もが60キロのほうが厳しくなったと考えるだろうと思う。
同じように2キロしか増やしていない。しかし重いほうがはっきり辛くなったと分かる。
重いハンデが重くなるのは、軽いほうで重くなることより遥かに辛いということ。
その辛いところが、57から58あたりにあるのだろうと、俺は経験的に考えている。
そしてそれをアンカツは57キロだと言ってるね。それは概ね正しいのだろうと思う。


いったい何の話をしてんだって感じだがw
ようするに、抜けて重い58以上を背負っていたガルダン(ついでにゲレイロ)の負けは、
あんまり気にしなくて良いだろうと、アンカツと同様に思うわけだ。
楽観視というわけではなくて、膨大な経験則から来る理に叶った見方であろうと思う。
そして確かに、ここ2戦の行き脚はガルダンの本来のものではなかった。
57になれば一気に戻ってくる可能性がかなり高い。
さらにマスコットバット効果的なものを発揮してくれれば、
(野球で、バッターが重いバットで素振りをして軽いバットで打席に入ること。
 重いものを持ってから軽いものを持つと、必要以上に軽く感じるのは日常的にあるだろう)
ビックリするほどの行き脚から他馬を圧倒するシーンまであるかもしれない。
これは希望的観測ではなく、普通にあるだろうこととして計算している。
58を背負ってまったく駄目だったのなら考えもするが、
これと同時に、弱すぎる馬に邪魔されるという憂き目にもあっているので、
総合して、大きく巻き返すことで勝ち負けは確実であろうと考える。
このことは、ローレルゲレイロについても言えることだ。




オールアズワン 状態はまずまずか
札幌2歳に出走するオールアズワン。
今日は札幌のダートコースで、同レースのライバルになるギリギリヒーローとの併せ馬。
先を進んでいた他厩舎の馬が偶然加わる形で、3頭併せの格好になって、
ギリギリを内に置いて、真ん中を走ることになった。
ちょっと口向きが悪く、それを直しながら追い出しに入る感じ。
鞍上が、目一杯に追わなくても並びかけるだろうと思っている感じで、
最初は軽く仕掛けている程度、ギリギリのほうに先に鞭が入ったのだが、
なかなか並びかけれないので慌てて追い出したけど差が詰まらず、という内容。
もちろん悪くはないが、ギリギリのほうが良い動きではあった。
まあ、ダートでのことなのであまり気にしなくても良いだろうとは思う。

とにかく出走さえ叶えば勝てるだろうと思っているんだけど、
まだ出走が当確となったわけではない。
回避するだろうと思っていたタイキパーシヴァルが、
今日の地点で鞍上も決まってないのに出走の予定な感じ。
よって、抽選で5分の4。大丈夫だとは思うが・・・。
明日は16時まで、これが気になって仕方ないことだろうw




モスカートローザは10月30日(土)の萩S(京都1800m)へ
野路菊Sで牡馬2頭に敗れて3着だったモスカートローザは、
予想通りに1800m路線で、萩Sへ向かうようだ。
条件戦を考えないあたり、陣営のこの馬への評価の高さが窺える。
前走のレース内容は、最初の動きを除いて文句なしで、
これを上手に継続していけば、すんなりとG1へたどり着けるだろう。
使っていく過程で、OPの牡馬を一蹴するレースを作りたいね。
メイショウナルト級と五分に戦える感じだったから、
順調に使っていけば自然とそうなるだろうとは思っているけど。




ジャミールは11月7日(日)のアルゼンチン共和国杯(東京2500m)へ
オールカマーで5着に敗れたジャミールはアルゼンチン共和国杯へ。
アンカツは毎年ファンタジーSに参戦して阪神JFの騎乗馬を作っているが、
昨日知ったんだけどw 今年はファンタジーSが土曜日開催になっている。
日曜日には新設のダート1800m重賞・みやこSが行われるようだ。
JCDへのステップレースということで間違いないが、
今年これに参戦する必要は特にはないわな。
まず間違いなく、アンカツもアルゼンチンのほうに向かうことになるだろう。
なんやかんやで、重賞で掲示板を確保し続けてきたので、
秋天とJCの間になるこのレースに参戦したら、それなりのハンデを背負うだろう。
といっても、上で書いたことと矛盾するが重賞を勝ってるわけではないので、
過度に背負わされることもなく、57か57.5だと思う。
それくらいならばきっちりとこなしたい。
東京は初参戦になるのでどんな走りをするか注目大で、
その走り次第では、今後の為にJCへ向かってみるのも一興。

先週の反省とアンカツ手記・火曜日を少し

2010-09-28 22:36:59 | 競馬
ちょっと疲れているのだが、さらに萎えるニュースが流れている。
明日からは気を取り直して明るく行きたい。


横典が思っていたより重症で心配だ。
昔、アンカツがマヤノグレイシーで落馬した時、
情報を求めてネット上をさ迷った苦い記憶が甦った。
隆さんが亡くなったのもそんな昔のことではない。
とりあえずは命に別状が無くて何よりだが、
怪我した箇所からすれば、楽観的に見られるようなものではない。

生きている限り、常に死ぬ可能性があるのが生物だが、
騎手という職業人は、その可能性が一般人とは桁が違う。
今年は特に、回避不能の派手な落馬事故が起こりすぎている。
当たり前だが誰の命も等しく重要なわけだが、
特にリーディング上位の騎手ばかり巻き込まれているのは怖い。
といっても、どうしろということも出来ない。ないことを祈るばかりだ。
騎手をしている以上は、誰だっていつでも覚悟を持って臨んでいるはずで、
外野からどうこういうことではないか。
怖いならば騎手をやめるしかないし、やめる権利はあるのだから。

何年か前だったか、他者への批判(というか中傷だな)が妙に多かったときに、
思うのは勝手だが、それをここで書かないでくれと書いたことがあり、
同時に、俺は全ての競馬関係者を尊敬している、ということを書いたことがあるが、
それはもちろん、命をかけて戦っていることを含めてのこと。
個人的な話はそんなにするつもりはないが、
身近に落馬で歩けなくなった人がいるので、普通の人よりもその気持ちは強い。


年齢による体力的な問題で騎乗数を絞っているアンカツだが、
これは、こういう事故に巻き込まれる可能性も格段に減らしていることになる。
誰の命が軽い重いを言うつもりはもちろんないが、
アンカツを応援している身としては、これはありがたいという思いだ。


馬の意思を尊重し、ノビノビと気持ち良く走らせる騎手として、
横典のことはアンカツと双璧の扱いをしているので
このブログでは横典の名が度々出ているんじゃないかと思う。
(このように乗れるのはアンカツと横典しかいないだろう、
 ってのは常套句になってるような気がする)
好きな騎手という意味でも5本の指に入ってる騎手だし、
競馬に対する考え方という意味では、アンカツの次に好きな騎手。
このまま引退なんてなったら本当に残念。
急ぐ必要は何一つ無いから、必ず戻ってきてくれ。






土曜 阪神
10R マルカベンチャー 4着
「ペースが予想以上に遅かったし、なかなか外に出せなかったのも痛かった。
 直線前が開いてからも斤量を背負っている分、本来の切れ味がなかったね」
アンカツ手記より
「58.5キロのトップハンデを背負っていたため、
 道中の行きっぷりも一息で、いざ追ってからも本来の切れが無かった。
 内枠も災いした」
スタートがひと息だったが、それは想定内のこと。
そのまま後方を走って外に出せばそれで問題なかったのだが、
なんというか、半端に行き脚がついて外に馬を置く形になってしまい、
それでずっと窮屈な走りを強いられることになった。
流れも遅かったが、それは些細な問題だろう。
ベンチャーの本来の脚なら、今回の展開でも楽に捕まえていた。

今回の上がりは36秒1で平凡の一言。
1400mでは1200mほどの切れを発揮できないにしても、
35秒台の前半では来ないと駄目だろう。
まず休み明けで気持ちが乗らず、そして外を塞がれ気持ち良く走れず、
そしてハンデが重くて終いの爆発力も欠き、
これでは勝負にならないのも仕方あるまい。

逆に、これで4着の結果は、駄目なりに力を見せたとも言う事は出来る。
ひと叩きで体調が上がり、京都でさらに切れを増せばすぐに勝てるだろう。
次走が楽しみだ。








日曜 中山
10R ナムラカクレイ 4着
「4角あたりでは勝てるかと思ったが、
 ラスト100mのところで息切れしてしまったね。
 今日は久々だったからね。
 普段ならあそこからもっと伸びる馬だと思うよ」
この馬の競馬。鞍上は勝てる態勢まで持って行った。
非の打ち所の無い運びをしたが、そこから馬が頑張れなかった。
休養明けの分の負け。それしか理由が無い。間違いないだろう。
次走は確勝級だ。




11R ジャミール 5着
「道中はいつもより行ったが、ピリッとした脚を使えなかった。
 もう少しタメた方が良かったかもしれない。
 状態は安定しているが、何かもう一つ噛みあわない」
アンカツ手記より
「ちょっと残念な結果に終わった。
 いつもより積極的に仕掛けたところ、直線で思ったほど弾けないままだった。
 もう少し良い脚を使える馬だが、前につけたのが良くなかったか。
 後方まで下げて、直線までジックリ我慢したときは鋭く伸びたので、
 重賞で力不足と言う事は無い。
 どこかでG3、あるいはG2をとれる器だと信じている。
 奥手の血筋なのでもあるので、長い目で見てやりたいと感じた」

まず騎乗については、失敗ということで良いだろう。
力を出し切ったという感じは無い。
実験なので良いが、本気でやってるなら完全に騎乗ミスだ。
先行策を試してきたが、特に身になるものはなかったということ。
それが分かった事は収穫と言っても構わないが。
普通の馬より、より呼吸を大事に行かないといけない馬なんだろうね。
次走はアルゼンチン共和国杯ということだ。
相手関係が一枚落ちるので、今度は完勝を期待したいと思う。
阪神大賞典のように乗れば、確実に勝ち負けになるはずだ。
今回はドリームジャーニーの力を見せ付けられたので、
しばらくはG1の文字を封印ってことになるだろうね。
それは仕方ない。

来週の特別騎乗予定馬

2010-09-26 19:18:14 | 競馬
ジャミールは残念だった。
ドリームジャーニーに目標にされる形になって、
力上位のこの馬に被せられる形の捲くりを打たれたので、
伸びる態勢を作れなかったのが馬券圏内を外した原因。
それと同時に、先行するだけならそれなりに動けるのだが、
行ったらこの馬の良いところは全く出てこないことも分かった。
さすがはアンカツと言ってしまえば良いのだろう、
ジャミールが走るために必要な事を、相当早い時期に見極めてたんだよな。
(今日までそれが分からなかった人はかなり多かったと思うw)
春天で差し届かずに負けたおかげで、仕掛けての先行を試していたが、
やはり阪神大賞典や春天の騎乗が正しいということだろう。
勝ちきる為というより、力を出し切る為にしっかりと溜めるべきだ。
その為には、長い距離が必要であろうとも思う。
今後は元のスタイルに戻してまた大きな所を目指して欲しい。

なにやら無駄な時間を過ごしたと思えなくも無いが、
周りを納得させた上で思い切った競馬を出来る状況を作れた
のは悪くないと思う。
まずは来年の春天を目指して、重賞を1つ取りたい。


さて、来週は秋競馬最初のG1・スプリンターズS。
久々のG1だけに気合が入るところ。
その前日の札幌2歳SもG1並に楽しみだ。
中山で乗ることになっている新馬のカフナや、
札幌のダンシングロイヤルの2戦目も楽しみ。
それから、シルクフォーチュンも面白そうだね。

今年の全体成績からすると、意外にもと言うべきなのかw
今年の重賞連対率は全体で2位(29.7%)なわけだが、
この秋は、まずトップの横典の連対率(34.2%)を抜くこと、
それから6勝くらいを期待したいと思っている。

というか、横典は大丈夫なのか。
来週は休みで良いだろうけど、再来週には戻ってこいよ。
頼むよほんと。








土曜 札幌
オーロラ特別 ダート1700m ファイブスター
小崎厩舎、クロフネ産駒の5歳牝馬。
顕著にアンカツでしか走らない馬。
この馬はジャミールと全く同じことが言えそうだ。
最初を丁寧に運ぶことでそのうち馬がやる気になってくれるので、
それから動いて行けば、持っている力を見せてくれる。
3走前の6着の内容が、この馬に強いる悪い形の典型だろう。
引き続き主戦が乗るので、信用して構わないと思う。
昇級戦だが、前走の勝ち時計は1000万水準に達しており、
いきなりから好勝負をすることが出来るだろう。

キティ、マッドマックス、ラヴィンライフの3頭が相手かな。
現級で上位の馬達で、この地で成績を残しているので、
確実に壁となって立ちはだかってくるだろう。
これに対して、ファイブとハギノリベラ、オースミレジスタの昇級3頭。
これらがどのように走るかが見所の一戦。
現級上位のと言っても、次走必勝ってほどに強い馬達では無いので、
前走くらいに走れば勝てるんじゃないかと期待しているが。




札幌2歳S 芝1800m オールアズワン
領家厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牡馬。
2戦目で1分49秒7の快時計で大楽勝。
最後は単独で流してのもので、もっと詰めることが出来た。
ちなみに、札幌2歳Sの平均勝ち時計は1分49秒8程度。
札幌の馬場状態は他場と違って昔からほとんど変わっていないので、
出てきた時計はそのまま信用することが出来る。
さらなる上積みがあることを信じているけれど、
前走程度に走ることが出来たら、相手が凄く無い限りは勝てる。

相手関係だが、いくらか回避が出たようだ。
もっと人気を吸う馬にいて欲しかったが、
それ以前にオールが出走できなければ話にならないので、
登録が16頭(フルゲートは14頭)なのは歓迎したい。
タイキの連闘は無いんじゃないかと思うので、
8割方出走が叶うはずだ。これを除外されたら泣くw
アドマイヤセプターとの一騎打ちのつもりで見ているが、
他に可能性がありそうなのはアヴェンチュラとエイブルブラッドか。
特に、人気は無いだろうがエイブルブラッドのほうが気になっている。




ライラック賞 芝2000m 未定








日曜 中山
芙蓉S 芝1600m 未定




江戸川特別 ダート1800m 未定




スプリンターズS 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。
G1において2戦連続でハナ差負けという史上初の快挙を成し遂げた。
笑えないが笑っておけw
単なるG1・1勝馬じゃ、そうは歴史に残らない。
(もちろん偉大なことに変わりは無いが)
この流れで来てついにG1を勝つことが出来たならば、
こんな馬がいたんだよと後世に語り継がれていくだろう。
今度こその一戦だ。

前哨戦は、弱すぎる逃げ馬2頭が壁になっての敗戦。
弱いのは構わないが、一緒に下がってこられたのがたまらなかった。
どう見たって力を出し切っていないので、何も心配はいらない。
今回はローレルゲレイロの一変が期待できそうなので、
そのあたりの心配をする必要はなさそうだし、
何より、この馬自身の行き脚も変わってくるだろうと思う。

この馬の過去を成績表で眺めてみれば一目瞭然だが、
大きな期待を背負った時ほどに、派手に吹っ飛ぶ傾向があるw
期待を背負ってまともに走ったのは、昨年の同レースくらいで、
後は馬券に絡まないことのほうが多いくらいに散々な成績を積み重ねてきた。
逆に何か不安を抱えているときは、必ずと言って良いほどに好走。
6着から1着、8着から1着、7着から2着。
現代のカブトシローみたいな感じになってしまっている。
以上から、これからガルダンの名誉を賭けた大勝負に臨むに当たって、
前走で馬券外にこけたことはプラスにしか思えないw

相手は海外の2頭と、ローレルゲレイロとキンシャサノキセキとワンカラット。
ワンカラットには連敗しているけど、力負けした感はまったくない。
ローレルゲレイロはどこまで変わるかだが、
この馬もガルダンに近いタイプなので変わると考えておきたい。
キンシャサは体調がどこまでか。さすがに万全とはいかないと見るが。
海外の2頭は、特に実際に走っているグリーンバーディーを警戒。
手強い相手が揃っているが、ガルダンならやってくれると信じよう。


・・・G1で3連続ハナ差2着をやらかした日には、
本当に永遠に語り継がれるだろうけど、それはやめてくださいw





中山オータムミレニアム ダート1200m シルクフォーチュン
藤沢則厩舎、ゴールドアリュール産駒の4歳牡馬。
今週のレースを除外されてこちらに。
1800mを使っているうちは先行していた(出来ていた)が、
普通の先行馬らしく、相手がこけるのを待っているだけの平凡な馬だった。
1400mを使うようになって、末脚を生かす方向に変わって行ったことで、
徐々に見所のあるレースが増えていき、1200mを使い出して覚醒。
砂で上がりが33秒台に突入しようかという、尋常じゃない末脚で3連勝中だ。
1200mの序盤のペースはこの馬には速すぎるようで、
正直ついて行くのがやっとな感じなんだけども、
エンジンがかかったら、文字通り全てをひっくり返してしまう馬なので、
たとえ序盤が遅かろうと、馬を信じて行くことだけが大事であるだろう。
小牧は実に上手く乗りこなしているが、代打がアンカツなら安心だな。

準OPと言っても、この馬を超える末脚を持つ馬など存在しない。
どちらかと言うと、中山コースのほうが鍵になってくるだろう。
なってくるだろうと言っても、やることは一つしかないのだがw
必要なのはたった一つ、馬上で揺らがないことだろう。

レディルージュがどうするつもりなのかは分からないので保留として、
休み明けになる前走現級勝ちのストレートインが出てくるのかどうか。
これが出てこないなら、頭数こそ多いものの相手関係はかなり軽そうだ。
相手関係、それから距離も考えれば、今週除外されたのは大正解っぽい。
もしかしたら断然人気になるかもしれないな。

日曜日の結果

2010-09-26 15:13:27 | 競馬
10R ナムラカクレイ 4着
そこそこのスタートから軽く仕掛けつつ。
予想以上に速い馬がいて、前が物凄く速くなりそうな気配。
6頭、7頭が競りこむ激しい展開を見ながら、
ジワッと中団の前に出て行って競馬を進めた。
この展開ならば少し引いていたここが絶好位だろう。
仕掛けながらではあったが、行き脚は上々で、
3角から4角にかけて徐々に位置を押し上げて行く。
4角を回る時には、競り合っていた馬達がほとんど終了しかかっていて、
外目を上々の気配で浮上して、直線入り口から早々に2番手に。
ガンドックを捕まえそうな気配があったのだが、
追われて少しずつしか伸びてこない(ガンドックが止まらない)
追いかけた分だけラスト200あたりで息切れしてしまったか、
後ろから差し込んできた2頭に捕まって4着に敗れた。

特に言うことの無い、実にスムーズなレースをした。
1回使っていれば勝っていただろう、単純に休み明けの分だろうな。
今日は勝ったガンドックが強かったということもある。
もう少しゆっくり出ていたら3着はあったのだろうと思うが、
ガンドックが勝っている以上、仕方ないとしか言いようがない。




11R ジャミール 5着
好スタートを決めて仕掛けながら前へ。
4番手くらいに行ける勢いだったが、他の先行馬とほぼ同等の速度のため、
コーナーで吹っ飛ばないように引いて6番手の外に収まった。
もうちょっと前に行きたそうだったが、予想通りの位置取り。
もしもっと前が欲しかったと言うなら、間違いなく枠の差で取れなかった。
それでも平均ペースで淀みの無い流れになったので、
追走は楽そうだし、気持ち良さそうに走っていたと思う。
3コーナー過ぎ、早くも動いて行こうという気配。
前にいたミステリアスライトを目標に進出を開始、
先行集団にサッと取り付いていくまでは良かったのだが。
こちらを目標にする形で進んでいたドリームジャーニーが真後ろに来て、
これに捲くりの形で前に出られてしまった。
これはもう、能力差というほか無いスピードの差だったか。
出られてからも必死に抵抗はしていたけど、
突き放されないようにするのが精一杯での5着入線。
着差こそほとんどなかったが、今日のレース内容は完敗の一言だな。

1、3、4着馬に対してどうこう思うことはないが、
現役最強を争う力をまざまざと見せつけられた格好。
相変わらず掲示板は守っているように、戦う力はあるんだけど、
頂点を目指そうと言うなら、これはまだまだ鍛錬が必要だね。
まあ・・・晩成型の馬なのでそう悲観することも無いか。
とりあえず、次走をどこにするのかに注目している。

今週の騎乗馬

2010-09-23 21:45:29 | 競馬
秋華賞はディアアレトゥーサに騎乗することに

昨年の阪神JFで3着に入ったベストクルーズ、
今年はこの馬で頑張ろうと始まった今年の牝馬クラシックは、
チューリップ賞で痛恨の不利を受けて権利を取り逃がし、
乗る馬が作れなかったなあと思っていたら、
何故か後藤で権利を取ったはずのオウケンサクラの依頼が。
桜花賞2着、オークス5着と大いに楽しませてもらった。
秋にそのサクラが博幸になって、また乗る馬がいなくなったと思ったら、
既にワイルドラズベリーに乗ることになってて、レースでも2着に好走。
これは面白いと思ったら、なんと本番で乗らないとのこと。
えーっ?て思ってたら、ディアアレトゥーサに乗ることになっていた。

ポルナレフの気持ちが分かるわw

なんというかなあ。
メディアが報道してくれないと我々にはさっぱり分からんのだよね。
これはデイリー馬三郎に対して言いたいことなのだが、
そりゃ貴方達は知ってるから気にかからないのかもしれないが、
客はそれなりに気にしてるわけですよ。
特に新聞だけしかみない人じゃなく、ネットで金を払うような人は。
今回の件に関して言わせて貰うなら、少なくとも、
「ワイルドラズベリーの鞍上が池添に戻るのならば、
 その馬に前哨戦で乗ってたアンカツはどの馬に乗るのか」
くらいは最低限付け加えて報道するべきだと思うが。そう思うのはおかしいか?
それがいないのなら今回の報道でまったく構わないが、現実にいるんじゃねえかw
だいたい、ディア自体も前哨戦の勝ち馬でそれなりに注目されてるだろうに。
まあ、デイリーは今日の夜になってその記事を出してきたから、
単純に取材力不足で掴めてなかったのかも知れんけど。
それなら、そんなもんだとして納得するが。
と言っても、紫苑Sの勝ち馬の騎手くらいは、普通に取材してたら知れるだろ・・・。
少なくとも、他紙は分かってたんだからさ。


そんなわけで、最後の1冠は何故かディアアレトゥーサでの参戦となった。
何でもありもここに極まったって感じだがw
前哨戦の1つ、紫苑Sを制して参戦するわけだから、
それなりにチャンスがあるとは思う。
ぶっちゃけると、ローズ組とクイーン組ばかり考えてて、
紫苑S組なんて検討すらしていなかったわけだがw
アンカツが乗るとなればじっくりと見てみないとな。
改めて過去走を全部見直させてもらったが、思った事がいくつかある。
秋華賞前にいろいろと書いてみたい。
一つだけ書いておくと、物凄くオーソドックスな先行馬、だな。




個人的な話、明日から、日曜を除いて残業ラッシュになりそう。
来月に入るまで、地獄の時間となりそうだ。今期は特に酷い。
どこの会社も一緒だろうけど、期末だからって無理をするのは良くないよホント。
営業は売るだけだからそれで構わんだろうけど、
それを設置したりメンテする技術の人間は煽りを食って大変なんだからw
もっと計画的に働けないものかね。
明日と明後日はおそらくまともに競馬をしてられないので、
今日のうちに大雑把に買い目まで考えておく。





土曜 阪神
10R 大阪スポーツ杯 ダート1400m マルカベンチャー ◎
松永昌厩舎、フジキセキ産駒の4歳牡馬。
これとの戦いだと思っていたシルクフォーチュンが除外されたため、
前を行く2頭を差しきれるかどうかの一戦となりそうだ。

ハンデは58.5キロに。コンマ5キロ見込まれた。
4走前に現級を57で勝っているので58だと思っていたが、
OPの天王山S3着がコンマ5キロ分になったんだな。
そういう解釈もあるだろう。それならば仕方ない。
ただ、ダノンカモンが3歳2キロ減の55キロで現級を抜けて、
OPで2着3着を繰り返しているのに58で留まっているから、
やや納得のいかないところはあるんだが。一緒にしろよと。
もう1頭、牝馬のエーシンクールディが当然56キロ。
除外馬の中にそこそこ強い馬が入ったことで、
現級勝ちのある3頭がそのまま突き抜けた実力馬と言えそうだ。

それなりにいた逃げ馬が一気にいなくなって、
唯一残ったネオフリーダムの単騎逃げが確定。
これをオシャレキング、ブラックシャドウが追いかけるが、
テンの速さではネオが完全に抜け出しているね。
もしかしたら、エーシンとダノンが2番手になるかもしれない。
前が競りそうな感じは全く無いけど、
ネオフリーダムはそれなりに速いペースで逃げる馬。
ベンチャーは普通のスローペース程度ならなんとか出来る馬なので、
安心してレースメイクを託せるだろうと考える。
人気を分け合う2頭が警戒し合いつつも4角先頭に立つだろうしね。

メンバーのほとんどが差し馬といった感じの構成。
前に行く馬は上記の他には、テイエムクレナイとコンティネント、
それから行くだけならゼンノトレヴィあたりまで。
後は後ろからになる上に、終いも大して伸びない馬ばかりだから、
いかにしてこれらを楽に交わしていくかが問題になる。
なにわSで弱い馬の邪魔を受けずに走ることが出来たが、
あれが出来たらまず前の2頭もあっさり打ち破ると思う。
多少のロスが生まれるとして、良い勝負になりそうだ。

ダノンカモンという馬は、元々終いピリッとした脚を使う馬だったのだが、
前でレースするようになって、安定感を手に入れると同時に大事な決め手を失った。
完全に雪崩れ込み型の馬になってしまっているので、
こちらのエンジンが普通にかかったら、まず負けないだろうと思う。
それよりも、同じ休み明けだがエーシンクールディのほうが強敵。
こちらは元から前で競馬を組み立ててきた馬だが、
後ろから並ばれても簡単に先頭を譲らない根性を持っている。
ダノンカモンともどもだが、一気に差してしまうのが理想になるだろう。
まあ、ベンチャーが来る時はまず間違いなくそういう形になるから、
まったく心配していないけれど。
後ろの馬に進境が見られそうもないので、
他に出番があるとすれば、逃げるネオフリーダムだろうな。

休み明けと初めての斤量(酷量に近い)が敵になる。
こればっかりはやってみないと。
こなせると思って買うが、駄目だった時は、どちらかが悪かったってことだろう。
調教の動きは抜群で、休み明けに関してはあまり心配していないが。








日曜 中山
10R 茨城新聞杯 ダート1200m ナムラカクレイ ◎
斉藤厩舎、ニューイングランド産駒の4歳牡馬。
最大の敵と思っていたデイトユアドリームは除外権を持ってなかったか。
これは本当に幸運、一気に勝率が高まった。
前走現級で馬券に絡んでいる馬が5頭、掲示板に広げれば7頭、
昇級してきた(勝ってきた)馬が3頭いて、そして準OPから降りるカクレイ。
明らかにハイレベルな一戦となるわけだけども、
上も上位のカクレイから見たら、それほどでもない。
いずれは準OP、OPに上がって行くであろう馬ばかりだが、
ここは上のクラスの厳しさを教えてあげないとな。

ダートの短距離戦としては非常に珍しく、
はっきりとした逃げ馬がいないのだが、
ローブドヴルールかガンドッグかジャッカヴェルデか。
500万を抜けてきた3頭のうちのどれかが行くのだろうか。
あまりにも行かないようだと、カクレイの先頭まであるが、
それはまあ、相手の出方を見ながらになるだろう。
エーシンドゥベター、ココカラ、ブライアトアイザックと、
3~4番手でレースを進めたい馬は揃っており、
そんなに緩い流れになる事はないはずだ。
とりあえず、好位の一団から上手に競馬を進めたい。
サウンドアクシスやシルクファルシオン、レッドターキーなど、
先々が期待できそうな対抗格の馬達はそれぞれ差し馬。
(いやレッドターキーは好位と考えたほうが良いか)
直線に入って早々に先頭を窺うカクレイを相手に、
どれだけの脚を使ってくるか、楽しませてもらいたい。
弟子に胸を貸す横綱のような競馬を期待しているし、出来ると思う。
カクレイが前を掃除するとして、相手はこれら差し馬だ。

ただし、当然ながらある程度は仕上がっていることが前提。
今日の追いきりは坂路で行われたのだが、
霧で映像が見えなくなって脚勢が不明という事態にw
時計的には、悪くはないがそこそことしか言いようがない。
この点にはさすがに不安を感じている。




11R オールカマー 芝2200m ジャミール ◎
松元茂厩舎、ステイゴールド産駒の4歳牡馬。
予定を繰り上げての参戦だけに、自信を持ってのことだろう。
今日の中スポに松元先生のインタビューが載っていたが、
「ドリームジャーニーが強い事は分かっているが、
 JCを目指しているので、それを超えないと駄目だから」
というような意思表明をされている。
秋のG1を目指すってのはずっと言われていたけど、
具体的な目標については聞いたことがなかったので、
これでこちらも応援に気合が入るってものだ。
その前の秋天については、おそらく意識されていないと思う。
同距離の函館と札幌記念で勝っていたら、考えたんだろうけど。

今日の追いきりはアンカツが騎乗してポリトラックで。
ポーラシークエンスを0.6秒先行させて追いかけ、
直線入り口では既に並びかけており、そのまま馬なりで同入している。
追ったらかなり伸びそうな雰囲気がある。
ジャミールという馬は、調教でも併走から抜けようとしないんだけど、
先週、実に久々に、はっきりと抜け出すことに成功しているので、
今日はもう、エネルギーを溜め込むことにしたんだろうな。
レースでどんな走りを見せてくれるか、本当に楽しみだ。
相手なりという面では既にG1レベルと言えるかも知れないが、
それではただの掲示板止まりの馬のままで、歴史に埋もれてしまう。
これから2~3年は中央競馬のG1戦線を賑わせる馬だと思うれど、
掲示板の下ではなく、上で頑張ってもらわないとね。

相手関係に関しては昨日ざっと書いてみた。
ドリームジャーニー以外はそう気にする相手でもない。
シンゲン、トウショウシロッコあたりは軽く超えていかないと。
そんな気持ちでレースを待っている。

逃げるのはシルポート。行くしかない馬。
鞍上が後藤になってるので、ハイペースは確定しているか。
もし落とそうとしたら、ミッキーミラクルに絡まれるだろう。
逃げることでOPに上がってきたミッキーが2番手追走になるか。
これもはっきりした逃げ馬だが、さすがにシルポートよりは遅いからね。
こちらだって出来ることなら単騎のハナが欲しいはずで、
叶わなくとも、単騎の2番手を求める動きをするはずだ。
3番手にサンライズベガか。
基本的に、前に行って雪崩れ込む馬で、今回もそうなるだろう。
相手なり(シルポートとミッキーミラクル)に走るだろうと思われる。
中山を味方にどこまでってところだが、粘るイメージは全く沸かない。
4番手が3連勝中のミステリアスライト。
どこまでの器なのか、この3走ではなんとも言えない馬。
直線入り口で前4頭が併走するような形になると思うが、
重賞レベルの馬を相手に気圧される事がなければ好勝負も。

4頭から少し離れて、5番手がシンゲンになるだろうと思う。
1年ぶりだが、叩き台とかやっている余裕がない馬だとは思われる。
(脚元が弱すぎるので一戦一戦が大事という意味で)
ジャミールの当面の目標になりそうな馬なので、
簡単に止まってもらっては困るという思いも込めてw 相手に考えたい。

アンカツがある程度出して行くつもりがあるならば、
6番手がジャミールになるんじゃないかな。
札幌記念程度に動くことが出来たらそうなると思う。
2000m戦では先行するのに手一杯になっていたが、
距離さえあればレースセンスはある馬なので、
上手に回ってきて上手くエンジン全開に持って行けると思う。
シンゲンか、前で粘るどれかを目標にスパートして、
追ってくるジャーニーを退けるという形が理想。

7番手がトウショウシロッコになるだろうか。
経験豊富であり、勝負どころを弁えている馬で、
シンゲンとジャミールの動きに乗っかってくるだろう。
ただ、とにかく詰めの甘い馬で、掲示板の上はない。
戦績的にはジャミールと似た所があるわけだけど、
上積み、変わり身の面で大きな違いがあるだろう。
ここでピリッと出来るなら、とっくにしてると思うw

8番手はデストラメンテか?まあ、これはいるだけだと思う。

そして後方にドリームジャーニー、そしてベンチャーナイン。
どちらも末脚に絶対的な自信を持っている馬。
と言っても、ベンチャーナインはあまりにも離脱が長く、
まだまだ戻ってくる事はないと思われるので考えない。

ジャーニーは、言うまでもなく現役最強を争っている馬。
しばしば、スタートで自らハンデを背負いながら走っている馬で、
これがなかったら実力断然なんじゃないかと思いたくなるところだが、
実際にはこれがなかったら、末の破壊力は半減するんだろうね。
ゆっくりと出ることでゆったりとした気持ちで入れるから、
だから現役屈指の末脚を繰り出せるのだと考える。
鞍上に忙しい人間を乗せてたら、おそらく開花しなかっただろうね。
この馬はまず伸びてくるので、買い目からは外せない。
大外からやってくることは間違いないから、
その前を走ることになるジャミールから見て、
実に久々の「自分を追ってくる馬」ってことになる。
ジャミールが後ろから追われるのは8走ぶりのことで、
その時はコパノジングーの猛追を受けた(それを吸い込んで振り切った)
今回の敵のジャーニーの実力はその比ではない。
どうやって持ちこたえるか、実に興味深い。


予想では、前4頭が併走に近い形でジリっぽくなり、
そこをシンゲンとジャミールが猛然と追ってきてあっさり捕まえ、
抜けて叩きあっているところにジャーニーが飛んでくるって形。
人気3頭って事になると思うが、その通りの決着と見る。
変わるのは並び順だけだ。

いろいろ

2010-09-22 21:56:12 | 競馬
オールカマーは10頭立て
今週は変則開催なので、栗東のほとんどの追いきりは木曜日。
ジャミールも木曜追いなので、それは明日触れるとして、
今年のオールカマーは10頭立てになりそうだ。
今日はあまりネタがないし、相手のことを少し考えてみたい。


ドリームジャーニーが抜けている事はいまさら言うまでもない。
ハンデの59は少なからず影響して、降りてきてはくれるだろうけど、
中山をはっきりと得意にしている馬なので、
今年の相手ならばあっさりの可能性が高い、というか、
それくらいやらないと話にならないと陣営は思っていることだろう。
宝塚記念を見る限り、やはり一番強いのはこの馬。
体調が安定しない馬で、レース以前に大きな弱点を抱えてはいるが、
今回はここ1年で一番まともな状態で出てきそうな気配。
昨年の有馬記念程度には走られることを覚悟しておきたい。

ここで復帰するのが昨年の秋天で5着だったシンゲン。
若い頃にアンカツも乗ったことのある馬だが、
無事なら間違いなく重賞を手にするだろうと分かる馬だった。
こちらはとにかく脚元が弱く、何度も長期休養をしている。
今回は、昨年の秋天から1年ぶりの出走。
長期休み明けで何度も走っている馬で、それなりの信頼度はあるのだろうが、
1年ぶりで重賞に出走するのは初めてのこと。割り引きが必要。
まともならG1でも掲示板を確保できる馬だが。
脚質は違うが、能力的にはジャミールと一番近い馬だと思う。
年齢が違うので、これから実力差がつくとは思うけど。

休養前のエプソムCでハナ差2着だったシルポート。
とにかく逃げるだけの馬で、今回も離し気味に逃げを打つだろう。
中山では優位に立つ可能性のある脚質だが、
今回はミッキーミラクルとミステリアスライト、サンライズベガがいるので、
ついてこられる形の逃げになるのはほぼ間違いない。
出来る限り突き放して逃げて欲しいが、そんな期待はできないだろうな。
我々としては、リーチザクラウンが軽く捻り潰した印象が強すぎる。

サマーシリーズで好勝負を続けたサンライズベガ。
立ち遅れて僅かに差し届かなかった七夕賞で悔しい3着。
先行すりゃ楽勝だろうと思われた次走で、スムーズに先行して惨敗。
「差し届かなかったから次は仕掛けて先行する」って馬は、
大半は勝たないし、3着も外すと思っている俺に言わせれば当たり前の結果だけど、
(皆様も試してみると面白いと思います。同時に差し馬を買うと良い。
 何故かと言うと、そういう馬は人気の中心で全体の注意が行くので、
 自然と速いペースになって飲み込まれやすい)
陣営は完敗の内容にけっこうビックリした感じだったみたいだったけど、
何も驚く事はなく、実力的にG3で3着級の馬であろうと思う。

惜敗が多い7歳馬トウショウシロッコ。
キャリアが豊富なだけあって、特に中山経験は圧倒的。
この地でもう18戦もしているのだから驚かされる。
ほとんどが2着、3着ってのが泣けるけどw
金杯やオールカマーやAJCCなど、
この地の主要な重賞にたくさん出走して結果を出している馬で、
前走の結果からしてもまだ衰えているって事はないから、
いかにも軸に見える馬ってことになるな。
脚質的には追い込みまである差し馬。
俺としては、ここでは実力的に4番目だと考えているけれど、
ジャーニー、ジャミール、シンゲンのうちの1頭が消えたらこれが堅実に絡みそうだ。

3連勝でOP入りしたミステリアスライト。
500万、1000万を連勝する馬ってのはたまにいるけれど、
1600万まで絡めてくる馬はほとんどいない。
(いつぞやのルール変更で、準OPの層が無駄に厚くなったってのが大きい)
その事実だけで重賞でも面白い馬と言えると思うけど、
上位3頭を超えるほどの走りをしているかというと、
そこまでの迫力は感じていない。


頭数は少ないが、そこそこ揃ったかなという程度には相手がいる。
ジャミールはシンゲンと並んで2番手だろう。
ただ、ジャミールが真の力を見せているとはとても思えない。
力を出し切ればジャーニーを倒すところまでいかないか。
まずは最終追いきりの動きに注目したい。





札幌2歳のメンバーは
札幌2歳に出走予定のオールアズワン。
札幌の1800で突き抜けて強い勝ち方をしたオールだけに、
最終的に人気を集めることは間違いないだろうけども、
「どの馬が人気を吸ってくれるのか」を挙げていきたいw

まずはアドマイヤセプター。
キングカメハメハとアドマイヤグルーヴの子供。
ド派手な勝利を収めており、1番人気は間違いない。
この馬はその人気に相応しいレース内容で勝ち上がっているので、
人気を吸ってくれる対象ではあるけれど、同時に超難敵。
実力的にはほぼ互角だろうと思っているけれど、
セプターには距離経験がない分だけ、こちらが優位であると思いたい。

次にアヴェンチュラ。
阪神の開幕戦を堂々と制した馬だ。
フサイチホウオー、トールポピーの下になる良血馬で、
これも新馬戦をかなりの楽勝で終えている。
どうも相手が弱かった感もあるが、それは相手の事情。
この馬の底は当然見えていない。
この馬は分からない。カモだと思いたいw

藤沢厩舎のルルーシュ。
圧倒的な人気に応えたとは言いがたい内容だったが、
とりあえず2着馬よりは余裕がある内容で勝ちあがった。
勝ち時計もなかなかで、札幌18ではNo2の内容だったと思う。
上積みが大きそうなので警戒はしているけれど、
相当なものがないとこちらには届かないと考えている。
この一族の過去の馬主を見る限り、相当な期待馬であると思われ、
人気を吸う1頭になってくれそうだ。

松博厩舎のインパクトゲーム。
新馬戦で素晴らしい末脚を繰り出して期待を持たせてくれたが、
2戦目はとりあえず勝つだけの内容になった。
どうやって修正するのかと思っていたが、骨折してしまったようだね。
ただ、全治3ヶ月と軽いものなので、心配は要らない。
逃げを忘れて立て直すにはちょうど良い期間かもしれない。

ヘヴンリーロマンスの子供ヴェイロン。
これはコスモス賞で残念ながら酷いレースをしてしまった。
1戦1勝のままでいて欲しかったねえw

新馬で評判馬を下したグレートマッハ。
負けるはずがない、種牡馬として大成させる、
とまでオーナーの岡田氏が言っているプレイを下した馬。
まあプレイに関しては、岡田氏のいつものあれっぽいんだけどもw
この馬はプレイよりもはっきりと強かったと思う。
この馬に大幅な上積みがあると怖いんだけど、
とりあえずはルルーシュと同様に、まだまだ及ばないと考えたい。


このあたりが人気を吸ってくれる馬ってことになるか。
ビックリすることに、各メディアではグランプリボスの話題が皆無。
どう見ても、セプターとグランプリボスのレース内容が抜けていたのだが、
エアポケットに入ってしまったかのように、ボスは話題から外れていった。
互角のオールアズワンが次に圧倒的な走りをしたのも当然のことなんだけども、
さて、この馬を検討し直す気になる人はどれくらいいるのだろうかw
距離が変わるから、今度はオールが勝つとは思うけど、
もしまるで人気がないなら、これに頑張って欲しい気持ちになりそうだ。
オールとボスのワンツーで、良血馬に現を抜かしている世間を唖然とさせて欲しいねえw





ワイルドラズベリーは代打だったみたい
秋華賞が面白くなったなあと思っていたら、
どうやら本番では池添が騎乗することになるようだ。
馬三郎を見てて、は?って感じになったw

馬の特性をまったく生かせないまま潰れかかっていたこの馬を、
白百合Sで上手に折り合わせて立て直した騎手だから、
その地点で池添の馬になったのは当たり前なわけだけど、
(池添はセントライト記念に乗る馬がいて乗れなかっただけなので、
 だから、おかしいことは何もないんだよな)
今回、俺が微塵も疑いもしなかったのは、
「アンカツがG1で乗る馬がいない状態で、代打騎乗をしたことがない」
からである。過去に1度もないな。
普通の重賞で単発的に乗ることならもちろんいくらだってあるんだけど、
G1の前哨戦に乗って本番で乗らないってのは過去になかったので、
それで完全に騙されたw

アンカツの騎乗馬を集めてるのは井上さんなわけだけど、
こういう依頼の受け方をしたことがないから、驚いたね。
元々、ローズSでオウケンサクラには乗らないことになっていたはずだし、
今週でも、急遽ジャミールがオールカマーに出てそれに乗るように、
神戸予定のネオヴァンドームに続けて乗る気もまったくなかったようだから、
最初の予定としては、ずっと札幌になっていたはず。
「今年は最後まで札幌で乗る」と言ってたのは間違いなかっただろう。
その後、騎乗停止があったので、それで札幌を切り上げてもおかしくはないのだが、
この話は停止の憂き目に合う前に決まっていた。
正直、驚いたというしかない。
というか、やはり不自然としか言いようがない。

そういう話を聞いて冷静に考えて直してみると、
「モスカートローザは期待馬なので同日は阪神で騎乗するわけだけど、
 ついでに、何でも良いからメインレースの騎乗馬を探した。
 そしたらワイルドラズベリー陣営が鞍上を探してたので引き受けた」
ってのが正解なんだろうな。


それにしてもまあ、自転車操業ここに極まれりって感じだねw
替えて替えてここまで来たが、ついに種が尽きたって感じ。
特に今年の3歳については、最初にお手馬にしようとした馬が壊滅したからねえ。
(今年の正月あたりの記事を見直したら、
 期待している馬と現状がまるで違って自分でもちょっと笑える)
まあ、自分で育てた馬がどこにもいないわけだからしゃあないわなあ。
今年は2005年以上にこねくり回して戦った年だったが、
たまにはこんな年も面白いけど、やはり心臓に悪すぎるw

とりあえず、来年のクラシックは大丈夫であろうことにホッとしているところだw

先週の反省

2010-09-21 23:54:57 | 競馬
土曜 札幌
6R スコアズビー 7着
「3角から行きだした時は良かったんですが、
 いざ追い出したら全然反応してくれませんでした」
最後の未勝利戦だったが、残念ながら完敗。
アンカツの言う通り、追ってからサッパリだった。
1枠だったのでインを走ることにはなったものの、
誰かに被せられることもなく進路を確保し続け、
運悪く前の馬に塞がれるということもなく、
伸びてくれれば突き抜けれるところまでは持っていけた。
そこからはもう馬の問題としか言いようがない。
未勝利を抜ける能力がないということは過去走からありえないから、
今回はちょっと走る気が起こらなかったのだろう。
馬はこれが最後だなんて分からないからね。

もう考えても詮無いことではあるけれど理由を推察すると、
たった2ヶ月の間に28キロも体重が増えており、
これはさすがに太目があったんじゃないかな。
前走はダートでピリッとしなかったのだと思われたけど、
身体が重かったのだとすれば、なんとなくしっくり来る。
残念だった。




10R ドリームセーリング 3着
「どうしても内へササるところがあるので、
 早目に動きたくなかったが、
 マークされていたので動いていくしかなかった。
 直線でも内へササっていたし、
 自分のイメージよりもフットワークが小さかったので、
 そのあたりが変わってくれば」
レースを見直してたら、レース直後の印象より走ってたw
レース後は、なんか完全に負けたなって感じを受けたんだけど、
よくよく見直してたら、押し切りそうなシーンは十分だったんだな。
内へササっていることは、言われて見直すとはっきり分かる。
直線は追っているというより、それの修正に追われてるね。

初騎乗だが、ササるということは陣営から聞いていたのだろう。
最初、ハナへ行こうとしているように見えるんだけど、
これは、逃げてラチ沿いを奪おうとしたのかもしれないな。
結局2番手になったが、すぐ後ろに後続も来ており、
内に寄せてということも叶う状況ではない。
2周目の1角を回った直後、内を気にしているんだけど、
これはコーナーリング後に寄れてしまいそうになったのだろうね。
3番手インのトレジャーハントは少し後ろだったので良かったが。

3角過ぎにコスモメドウ以下がやってきて、早目に進出。
これ自体はそんなに間違ってないと思う。
見直してた限り、後は馬が頑張れば押し切れる態勢を作ってる。
ただ、そこから上記の通りにササって仕方なかった。
バテているわけではなくて、癖なんだろう。
勝つだけの力はあるだけに残念だった。
まあ、この癖を抱えたまま上で戦うのは大変なので、
現級で上位入線を続けながら経験を積んでいくのは悪くないかもしれない。
フットワークで気になるところもあったみたいで、
変わり身もあるだろうし、もっと上を目指せるんじゃないかな。








日曜 阪神
5R ヴィジャイ 5着
「ゲートで頭を上げたし、攻め馬と同様、左にモタれた。
 センスはあるので、トモに力がついてくれば」
ちょっとテンションが高かったので、ゲート内でも集中できなかったのだろう。
それは仕方ない。ここはむしろ良いほうに転がったと考えたい。
癖で遅い馬だと困るが、これはそういう話じゃないから心配はいらない。

ゆったりと入って、そのままドッシリと構えて進んだ。
遅いペースで一団で進んでいたため、
窮屈そうに走っている馬も見受けられる中、
少し後ろでフリーだったヴィジャイは気持ち良さそう。
新馬戦で重要なことである2点、
折り合いはピッタリ、そしてノビノビと走らせることが出来ている。
これでこの新馬戦は十分な成果を得れたと言えるのだが、
勝負どころからの進出の脚が素晴らしかった。
コーナーを外へ外へと向かっている事は分かったが、
これは癖でそのようになってしまっているようだね。
この点はレースってよりも調教で修正しないといけないので、
あえてそれは直さないように走らせたってところだろう。

一気に前を飲み込もうという勢いで直線に入ったが、
追われてジワジワとしか伸びることが出来なかった。
まあ、ジワジワと言ってもレース全体が10.8-11.4で切れていて、
ヴィジャイとしてもその程度の切れは残っていたけれど。
あれだけの大迫力で浮上してくる馬ならば、直線も持続して良い。
それだけの素地はあるが、まだ緩いって結論で良いだろうな。
今回は、一流馬の雰囲気を感じられたので、それで良しだろう。
折り合い面や、仕掛けてからの反応等の大事なことも標準を超えており、
育て方次第ではG1を賑わす馬になるんじゃないかと思う。
あまりに期待されてるからどんなもんかと思ったが、
なるほど、これは期待されるだけの事はあった。
クリアしたい事はクリア出来たし、上々の新馬戦になったかな。




9R モスカートローザ 3着
「前回、ちょっと出して行ったから、仕掛けると少し行きたがった。
 その後は折り合いがついたけどね。
 確実に脚を使えるし、これから良くなってくる馬だよ」
さすがはアンカツ。的確に敗因を捉えている。
最初に少し出してしまったことが失敗だった。
前走で早めに出て行っていることを馬が覚えているから、
ちょっとカッとなって出て行ってしまったあと、
包まれて嫌々する形になってしまったね。
そうなってからすぐに修正が利いたのはこの馬のえらい所で、
馬群から少し離すことで落ち着きを取り戻した。

後は特に言うこともないだろう。
上手3角4角を回って綺麗に加速に入れたし、
追われてもしっかりと脚を伸ばしてフィニッシュできた。
最初のロスがなければ2着だっただろうが、まあ仕方ない。
人気が示す通り、牡馬2頭は強かったということだ。
特にウインバリアシオンのほうは、現状歯が立つ相手ではなかった。
こちらが先に仕掛けてスッと近寄っているのだが、
軽く仕掛けられただけで、あっという間に引き離されてしまったからね。
あれでまだ余裕十分だった。こんなに強い馬だとは思っていなかった。
これは認識を改めなければいけないだろう。
現状では、ウインバリアシオンが一番強い馬だと思われる。
オールアズワンはそれより強いと思っているけれど、
それは札幌2歳Sで証明してもらいたい。

もっとゆったりした競馬をさせたかったのだが、
ちょっとしたミスはミスとして、
レース中にその修正が利いたのは大きな収穫。
もっと良くなるであろう事は容易に想像がつく。
現状でも、牝馬の中では上位にいる事は間違いないが、
もっと大きく育って欲しい馬だ。次は京都のマイルか1800かな。




10R ワイルドラズベリー 2着
「折り合いにだけ気をつけて乗った。
 上手く折り合って運べたけど、
 3角で仕掛けたらビューンと上がって行ってしまった。
 そこで脚を使った分、最後で止まってしまったけど、
 力のあることは分かった。
 もうひと呼吸仕掛けを遅らせることが出来れば良かったんだけどね」
ラズベリーの全能力を引き出すべく、
折り合いに全ての精神を注いでの渾身の騎乗だった。
3コーナー過ぎまでは本当に見事なレース運び。
過去走より明らかだが、レースの流れはこの馬には全く関係ないからね。

3コーナー過ぎ、あんまり仕掛けたってアクションは見えないのだけど、
確かに馬は素晴らしい速度で前の集団に取り付いている。
ここで10秒台の脚を使っているかもしれない。
そしてそのままの速度で4角も回りだして、
4角の立ち上がりではもう先頭まで飲み込もうという勢いだった。
これはさすがにやりすぎだったということだね。
俺もその通りだと思う。ちょっと急すぎた。
一度ブレーキがかかったことで、最後までまずまず伸びてはいるんだけど、
直線の立ち上がりでタガノの2頭が後ろにいなかったら、
おそらくラスト250くらいでもう先頭に立っていただろう。
それくらいの勢いで来ていた事は間違いない。
その脚が最後まで持ったかといえば・・・どちらかと言えばNOかな。
いくらラズベリーがG1級の力を持っていると言っても、
11秒台前半の脚を5ハロン続けて使えるような、
ディープインパクトやキングカメハメハみたいなS級の馬ではないので、
差してから数頭に差し返されるみっともないレースになってた可能性まである。
(京都でならそのまま行ける可能性が高いんだけど)
とりあえず、あそこでワンテンポ置くことになったのは悪くないとしておきたい。
(と言ってもまあ、強制ブレーキの形ではあったので、
 良くないことと言えば間違いなく良くないんだけども。
 あれを鞍上がコントロールできるなら文句がないんだが、
 そういうタイプではないんだよね)
アンカツもあのシーンのことには全く触れていないので、
大した問題ではなかったという認識でいるのだろう。


今回のレースで、改めてそうだと感じさせられたことがある。
ONとOFFが非常にはっきりしている馬だと断定して良さそうだ。
これは、鞍上の手腕が特に問われるタイプ。
タイミングが合えば、凄いレースをすることが出来る馬。
能力全開のアパパネより切れる3歳牝馬はいないと思っていたが、
(アパパネは引っかかるので自ら切れ味を殺いでいるけどw)
ラズベリーは間違いなくアパパネよりも切れるな。
この切れるってのは、2ハロンとか3ハロンとかそういう長いスパンの話ではない。
同位置からヨーイドンで20mか30mくらい走った時の話。
ラズベリーは一瞬の脚でアパパネを差すことが可能。
阪神JFで見せたように、勝負の瞬間の一瞬の脚が桁違いに凄いから、
この世代ではアパパネが最強と思っていたんだけど、
まさかアパパネより切れる馬で勝負を挑めることになるとはねえ。
それを引き出すには難しい条件があるが、それは今回のレースで掴めた筈。
本番ではコースが変わって、1つ不利な条件が加わるが、
ラズベリーがすべき事は今回と何も変わらない。
序盤は折り合いをつけて待ち、タイミング良く動いて差しきるのみだ。
どれだけ我慢できるかが勝負。




11R メイショウアツヒメ 6着
「1完歩目でトモを滑らせて、リズムが狂ってしまったからね」
ああ、少し遅いと思ったら、あれはスタートで滑ってたのか。
その為に仕掛けて出て行くことになったんだけど、
最初がおかしいから、そのまま全部おかしくなったんだな。
ならば敗因はそれしかないので、他に考える事はない。
普通に出れば当然巻き返すだろう。今回は度外視。








月曜 阪神
2R サダムセシボン 2着
「自分から走る気がなくて、道中はずっと仕掛けてだったし、
 4角では叩いても反応してくれなかった。
 それでも直線で手前を替えてからは差してこれたけど・・・」
・・・あと一歩届かなかった、残念、と続くのだろう。
本当に残念だった。あと少しだったのに。

勝ち馬は、並の馬ではやってはいけない競馬をしたのだが、
その鞍上の幸がなんであんなことをしたのかと言えば、
逃げていた断然人気のトウショウセレクトを敵視していたに他ならない。
クーゲルブリッツに絡まれていることくらいは把握できただろうけど、
それでもペースが特別に速かったかといえばそういうわけでもなく、
セレクトの力をもってすれば、押し切られるかもしれないと考えたのだろう。
スーパー未勝利戦であることもあり、
自分が倒さなければならないという思いから、出て行ったのだと思う。
実際、クーゲルをやっと振り切ったところにビップに来られて、
実力的には1枚上だったはずのトウショウは完全に終わってしまった。
(トウショウの酒井は本当に悔いの残るレースになっただろうな。
 逃げなければおそらくトウショウが勝っていた。
 初砂となるクーゲルの後藤の考えを読みきれなかったのが敗因だ)

ビップピュアレディは本当に無理のある競馬をしたので、
最後の坂を越えた所で完全に失速してしまっている。
ラスト1ハロンに要した時計が13秒8。
必要以上に止まって、もう脚が動かないという状況にまで追い込まれていた。
反応が悪くて3着争いを制するのが精一杯に見えたセシボンに、
突然降って沸いたチャンスがラスト1ハロンの13.8。
こちらもそれほど鋭い脚を使っているわけではないのだけど、
前が完全にばてているため、相対的にグイグイと差を詰めることに。
しかし、後10mあればってところでレースが終わってしまった。
止まっているのだけど、しかしビップの底力が垣間見える13.8でもあった。

好騎乗と大失敗が紙一重だったレース。
幸は「後悔をしたくない」という思いから大勝負に打って出た。
実際は、クーゲルに競りこまれてトウショウは息が入ってなかったから、
ビップは普通に落ち着いて乗ってたら楽勝だっただろうけど、
それでもまあ、幸は博打に勝ったということだ。
博打に勝ったのだから好騎乗と言っても構わない・・・のだろう、多分。
あの騎乗で差されてたとしたら、昨日は悔しくて寝れなかったと思うw
これは他の騎手達にも言えることか。
結果は大失敗に終わったが、酒井も後悔したくないの一心で逃げたのだろうね。
内枠を手に入れて、行けるならば行こうと心に決めていた感じ。
あの形で来られてしまっては、もう逃げ道はなかった。
クーゲルの後藤もまた、砂を被ったらそこで終わる可能性があるから、
それだけは出来ないという思いで前に勝負しに行ったのだろう。
結果これも大失敗なのだが、いかにも「最後だから」って感じだった。
引く決断をしないのは、いかにも後藤という感じだったけどw
アンカツもまた、重いセシボンを乗せる為に早めの競馬をしていた。
こちらは、早め早めとすることで結果的にオーソドックスな競馬になった感じ。
結果的に、人気4頭の中で一番まともな騎乗をしたために大チャンスが訪れて、
人気3頭の過剰な勝負から漁夫の利を拾えそうなところまで行っただけに、
やはり悔しいという思いはあるけれど、
ここは力上位の馬達を相手によくやったと言いたいところだ。

勝負を急ぐあまりにみんな失敗していろいろと力関係が逆転した感じ。
実にスーパー未勝利戦らしいレース。とても興味深いレースだった。




6R マコトヴォイジャー 1着
「以前からそうだけど、馬に寄って行くところがある。
 直線では内に行っていたし、まだ真面目に走っていない。
 そのあたりが解消してくれば、もっと上のクラスでもやれると思う」
直線で内に行こうとして仕方ないわけだけど、馬の癖でそうなってるんだな。
これまでは、あんまり気にした事はなかったんだけど。
(アンカツが乗ったときは、それどころじゃない負け方をしてたからかなw)
レースで乗らないときも稽古をつけていたりする馬なので、
この馬の事は本当によく分かっているのだろう。

それはそれとして、レースは楽勝。
ちょっと速いペースになって上がりがかかったことで、
この馬には走りやすいレースになったね。
激しい消耗戦だった若葉Sで3歳世代のトップ5に入る2頭に食い下がったが、
厳しくなればなるほど、頂点に近づける馬だと思われる。
なんだろう、ヒシミラクルみたいな馬だと言えば良いのか。
スローからの瞬発力勝負だったり、淡々とした流れでレースが終えたりすると、
イマイチ対応しきれないまま終わってしまうのが現状。
日曜日のセントライト記念がハイペースで面白いレースになったが、
あのレースに出てたら3着くらいは取れた気がするね。
3歳馬のレースではなかなかそんなことがないので、
それで出世が遅れてしまっているのかなと思う。
また、古馬でも500万の長距離ではなかなか速いペースってのはないから、
今回1800mのレースを選んだのは上手かったかも。
まあ、500万を何度か経験していろいろと出来るようにはなってきた。
菊花賞に出れないのなら、急ぐことは何もない。
いろいろと経験を積んで、来年にはまた重賞の舞台に。

来週の特別騎乗予定馬

2010-09-20 19:12:18 | 競馬
復帰週は良いことがたくさんあって良かった。
ワイルドラズベリーに関しては収穫ばかりだったし、
ヴィジャイとモスカートローザは先々面白そう。
それから、マコトヴォイジャーで勝てた事はとても嬉しかった。
(そういや昨年の今日、丸1日完全に休みをとった時に、
 阪神で乗る予定にあったのがこの馬だったんだよな。
 調教までしっかり乗って感触を掴んでいたのだが、
 あの時レースで乗っておけば、こんなことになってなかったかもw)
未勝利を勝てなかったサダムセシボンだけが残念だった。


これで牝馬戦線は秋も楽しめることになった。
今度は古馬の王道をどのように楽しめるのかだ。
お手馬であるジャミールが王道を行けるなら、これ以上の幸せはない。
逃がしたら逃がしたで、また別の馬になるんだろうけどもw
それではやっぱり味気ないというか何というか、
応援する側としても、また当のアンカツ的にも気持ちが違うだろう。
ジャミールは、大きい所を取るとずっと言い続けている馬だからね。
かなり晩成っぽいのでもう3年くらいは頑張る馬だとは思うけど、
このオールカマーがその出発点になってくれるかもしれない。
2010年・栗東坂路1番乗りの力?を見せてくれ。








土曜 阪神
夕月特別 芝1800m 未定




大阪スポーツ杯 ダート1400m マルカベンチャー
松永昌厩舎、フジキセキ産駒の5歳牡馬。
あらゆる展開をもろともしない強烈な末脚を持つ追い込み馬。
1000万、準OPを連勝し、OP挑戦で3着。
先着された2頭はサマーウインドとトーホウドルチェ。
サマーウインドは言うまでもなく現役TOP3の1頭であり、
トーホウドルチェも牝馬ながらダートOPの上位馬。
いきなりこれらに迫れただけで、その力は本物だと分かる。
夏が来て降級したレースは残念ながらハナ差で敗れてしまったが、
他馬とは1秒以上違う桁違いの脚は健在。
専門外の芝に使った前走は6着に敗れこそしたが、
もうちょっと上手く運んでたら勝ちまであった感じの惜敗。
やはり準OPはこの馬の住む世界ではない。
早く完全なOP馬になって、重賞戦線を賑わせて欲しい。
休み明けだが先週の動きは抜群で、いきなり走ってくれそう。

ただ、メンバー自体は相当に揃っている一戦。
現級を勝っている馬が3頭いるし、連対馬も複数。
そんなレースだが、これから重賞で戦う為には圧倒して欲しい。
ハンデ戦なので58キロを背負うかなと思うが、こなしてくれるだろう。
ダノンカモンとともにトップハンデということになるか。
牝馬のエーシンクールディも56で、牡馬換算で58かも。
その他、メイショウタメトモやハイエモーションなどの強豪がいる。
そんなハイレベルのレースだが、ここにもう1頭の目玉。
ベンチャーよりさらに切れる昇級馬シルクフォーチュンの存在。
34秒を切ろうかという勢いで追い込んでくるとんでもない馬で、
これだけのメンバーの中でも、この馬は人気の一角だろう。
とても面白いレースになるはずだ。




甲東特別 芝1600m 未定






日曜 中山
外房特別 芝1600m 未定




茨城新聞杯 ダート1200m ナムラカクレイ
斉藤厩舎、ニューイングランド産駒の4歳牡馬。
先週にも登録があったが、万全を期して今週復帰する。
休んでいる間に1000万条件に降級しており、
ここらでは突き抜けた存在であると言って構うまい。
準OPですぐに1、2番人気を背負い、僅差の2着と4着。
負けはしたが、これは近い内にOP入りだろうと言える内容。
この中山の1200mで圧勝して昇級した馬でもあり、
普通に走れば、このクラスの馬には負ける要素が無いレベル。
今回の死角はやはり、休養明けとなったことに尽きるだろう。
先週は0.5秒追走した馬をまったく捕まえ切れなかった。
それなりに時計は出ているけど、もうひと息といったところ。
19日に軽く流されてまずまず動いているので、
後は直前にどれだけ動いてくれるか。

シルクファルシオン、サウンドアクシス、ブライトアイザック、
それからレッドターキーあたりが将来性のありそうな馬だが、
残念ながらここは相手が悪かったということになるだろう。
まともにいけば、カクレイとデイトユアドリームとの一騎打ちになる。
どちらも準OPで1番人気を背負うだけの実力者。
激しい戦いになりそうな予感。

そのライバルのデイトユアドリームが前走の降級戦を負けており、
(その力を考えれば、信じがたい負けだった)
やはり休み明けってのは大きな死角なんだなとは思うけど。
叩かれている分だけ、若干デイトのほうが有利ではあるだろう。




オールカマー 芝2200m ジャミール
松元茂厩舎、ステイゴールド産駒の4歳牡馬。
京都大賞典を予定していたが、予定を繰り上げて参戦。
調子が良いということもあるだろうし、
ここのメンバーがかなり薄くなりそうなのを掴んだのだろう。
おそらく現役最強馬であるドリームジャーニーこそいるが、
それ以外は倒さなければ先へ進めないメンツ。
順調に来ているので、最悪でも2着は守りたい一戦だ。
出来れば勝って、秋のG1戦線に向かいたいところ。

15日の調教は軽く流されたが、17日にアンカツが乗って追いきり。
CWでサワノパンサーを大きく追走して一杯に追われた。
66.6-52.0-38.7-11.8をマーク。
ご存知の通りにジャミールは調教で動かない馬だが、
今回はいつになく動いている。
ジャミールがCWで終い11.8を出したのはビックリ。
そして驚くべきことに、サワノパンサーに1馬身先着したようだ。
ジャミールを知らない人が、古馬OP馬が条件馬に先着したと聞いたら、
「そんなの当たり前だろ」と思うところだがw
あのジャミールに起こったことなので、驚きである。
これ、サワノパンサーが手を抜いたわけではないからね。
パンサーもしっかりと伸びていて、その上でジャミールが差している。

函館記念で2着に入ったとき、ちょっとそんな兆しはあった。
3着馬を捕まえた後、止まらずにまだ伸びていたからね。
勝ち馬ははるか遠くにいたので、いつものジャミールなら止まるところだったが、
あそこから動いたのを見て、少し変わったなとは書いた。
前走の札幌記念は外から動かして行ってのレースだったので、
やや精彩を欠いた事もやむを得まい。それでも5着には入っている。
ここ2走から200mの延長は大幅なプラス条件となってくれるだろう。

シルポートが逃げて、ミッキーミラクルが追走。
ミステリアスライトが続いて、サンライズベガ、ケンブリッジレーザもつく。
残りの6頭が差し馬という一戦。
平均ペースの淀みない流れになりそうだが、
今回はちょうど真ん中あたりを奪えるんじゃないかと思われる。
前にしっかりした目標はあるし、後ろからはジャーニーが追ってくるだろうし、
ついにジャミールの全力を見れそうな頭数と構成。
もう一度書くが、最悪でも連を確保して欲しい。
そして、59を背負っているがジャーニーを倒せたらG1へ進める。
試金石の一戦を迎えた。

月曜日の結果

2010-09-20 10:49:30 | 競馬
2R サダムセシボン 2着
絶好のスタートを決めて、さらに気合を入れて前へ。
抜群の行き脚でグイグイと押し上げて行って、3番手の外。
内枠だったらこちらがハナを切っていたというくらいに速かった。
やはり最後ということで、何か違うことをしたかったのか。
クーゲルブリッツが予想通りに砂を被りたくなかったのだろう、強行しており、
ペースは速かったので少し離れて待っても良かったと思うのだけど、
あえてだろう、離れない位置での追走を決めていた。
逃げるトウショウセレクトを捕らえておかないと行けないという考えもあったか。
淀みない流れを3番手で追走していたのだが、
4角でビップピュアレディが凄まじい捲くりを打ってきた・・・。
こちらの走れる限界を超えるレベルで捲くってきた。
勝負どころ、追っつけて動こうとしている所を捲くりきられたから、
うわー、やっぱり力が違うか・・・と正直諦めたが、
まだ3着争いが残っているのでアンカツも必死に追う。
横並びの3着争いをなんとか制して3着を確保、となりそうだったところ、
大捲くりを打ってトウショウセレクトを叩き潰して先頭に立ったビップが、
さすがに無茶苦茶な競馬の代償が来て急失速。
これに対して、イノセントリーサムとともに、ジワジワと接近。
前は完全に止まっていて、もう少しってところまで追い詰めたのだが、
あと少しの所で無常にもゴールが来てしまった。

正直、勝ち馬の力は1枚も2枚も違った。
それが無茶な競馬をしたせいでこの僅差になったわけだけど、
その分だけ悔しさも倍増してしまったなあ。
もう一つ書くなら、クーゲルのせいでトウショウセレクトが潰れていて、
力の抜けていた人気2頭が降りてきてくれたことで、
最後は熱い戦いになった。よく戦ったという言葉を送りたい。
まだまだ体調は良くなりそうな感じだから、
500万にチャレンジしてみるのも悪くないと思うんだがどうだろう。




6R マコトヴォイジャー 1着
そこそこのスタートで、無理に先行はせず。
1800mということで、他馬の行き脚がこれまでとは違い、
自然と後方集団の1頭に収まった。
それでも最初は少しは出しておこうという意思を感じたんだけど、
(それで最初の400mの間は6番手についていた)
あまり気合が乗ってこなかったのもあるだろうし、
ペースが速くなりそうなこともすぐに分かったからだろう、
ジワッと下げて行って、途中からは後方2番手に。
後ろにいたアドマイヤセナがこちらを交わして押し上げて行ったことで、
格好の目標が出来て、焦る必要は全くなくなった。

先頭は暴走、2番手が平均ペースで流れる中、
全体的に早い仕掛けのレースとなり、アドマイヤセナも進出。
それを見ながら仕掛け気味に追走して3角、4角を回り、
直線でセナの外に出て叩き合いに持ち込んだ。
ちょっと内にもたれる面があって、それを修正しながら。
セナも窮屈な感じで互いに重い動きだったが、
被せに行った分だけこちらのほうが優位に。
直線の半ばでねじ伏せきるとさらに鋭伸、
追えば追うほどに伸びる感じで先頭まで捕らえ、最後は楽勝になった。

1800mでも対応できたのは何よりだったが、
やはりこの馬は基本的に重いんだよね。長距離馬だと思う。
春頃には、この馬で菊花賞をとも思ったものだが、
なんとかして出走にこぎつけられないかなあ。
3000mあったら能力全開になりそうな気がしてならないのだが。
若葉Sは絶対にフロックじゃないはずだから。