毎日王冠でペルーサに騎乗することになったようだ。
ただし、秋天で乗るかどうかは決まっていない。
他に乗る可能性のあったロジユニヴァースは、
例によってというか何というかw
毎日王冠、そして秋天までスキップを表明した。
横典の容態については、長引くだの早期復活だの情報が飛び交っていて、
ようするに未だに不明のままであり、
この先、何がどうなっていくかは不透明だが、
とりあえずは、ペルーサを気持ち良く走らせてあげたいところ。
良いステップレースになることを期待しよう。
来週火曜の白山大賞典に出走するフサイチピージェイには引き続き騎乗予定。
相手がかなり軽くなるので、このチャンスを生かして欲しい。
土曜 札幌
10R オーロラ特別 ダート1700m ファイブスター
小崎厩舎、クロフネ産駒の4歳牝馬。
ここは昇級戦になるが、前走を1分45秒5で圧勝。
この時計は1000万条件の水準を越えているので、
ここでも問題なく勝ち負けに持ち込めることだろう。
ペースがさらに速くなる事は大歓迎で、
ここはメンバー的に速いペースが望めそうなのが良い。
オースミレジスタがまず飛ばしていくことが予想され、
マッドマックス、キティ、ラヴィンライフと現級の強豪がマークの形。
ハギノリベラ、スノーマジックと捲くり差しの馬がいるから、
それらに乗っかる形での豪快な差しを期待できそうだ。
アンカツでしか好走しない馬で、走らせ方を完璧に把握してくれている。
相手はけっこう強いと思うが、勝ちきるところまで期待している。
11R 札幌2歳S 芝1800m オールアズワン
領家厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牡馬。
抽選だったが無事に出走が叶った。良かった。
5分の4の確率ではあったが、とりあえず運は持っている。
出走さえ叶えばこちらのもの。
在京のスポーツ紙の話題は相変わらず、
アドマイヤセプター、アヴェンチュラ、ルルーシュばかりだったが、
レースが終わればそんなことを言ってられなくなるだろうと思っている。
メディアの話題の取り上げ方からしたら、
オールの単勝人気は10倍を確実に越え20倍近くになるんだが、
実際にお金を使うお客さんはそんなに馬鹿じゃないだろうからw
メディアの評価を無視して、5倍から6倍ってところに収まるんだろう。
ちなみに、中日スポーツだけはオールアズワンが本命級の扱いだった。
アドマイヤセプターとアヴェンチュラについては、
確かに底知れぬ力を感じさせる馬達で、普通に負ける可能性があるのだが、
これは同時に、大したことが無く終わる可能性も秘めている。
セプターに関しては、やや危うげに見えた気性による距離と相手強化。
アヴェンチュラについては、少し間隔が開いた上での初の洋芝と相手強化。
あんまり無いとは思うけど、どこにもいない可能性だってそれなりにある。
それに対して、とにかく死角らしきものが全く無いのが今回のオールアズワン。
札幌で1500mと1800mを走り、共に歴代10位に入る好時計を記録。
この地への適性の高さ、距離に関してもまったく問題なし。
新馬戦を負けたことで、キャリアを積んでいる事も好材料になる。
前走からのレース間隔も文句なし。短くも長くも無い。
仕掛けてからの反応が速いのでどこからでも行ける馬だが、
スタートもそこそこ速いので、サッと好位のどこかにつけられる。
追われてからの脚が最後までしっかりしており、真面目な馬。
セプターやアヴェンチュラが真に怪物で負ける可能性は残っているが、
この馬が3着を外す姿は、故障以外にはちょっと考えられない。
1分49秒の前半で走る馬が3頭いたらその可能性はあるが、
それはちょっと現実的な考え方ではあるまい。
たとえそうなったとしても、オールがそれを上回る可能性が十分だし。
アドマイヤセプターがすんなり時計の壁を超えてくる可能性が高いので、
これとの一騎打ちかなと考えているがどうなるか。
日曜 中山
5R 2歳新馬 芝1800m カフナ
池江寿厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
ちょっと懐かしいピンクパピヨンの子供。
これまでの子供はそこそこにしか走っていないが、
2歳上のマナクーラはまだ出世する気配がある。
このカフナはマナクーラと同じく金子さんが買った馬で、
父がカメに変わって、さらなる前進が期待できそうだ。
アンカツが調教をつけており、まずまずといったところか。
確実に勝ち負けというほどに凄くは無いが、
古馬500万の安定勢力であるジュモーを相手の叩きあいで、
終い12秒4できっちりと先着しているのは好感が持てる。
相手を見渡すと、それほど動いている馬がいないため、
これで十分に勝ち負けに持ち込めそうだ。
調教に乗ったアンカツの感想としては、
使ってから良くなるタイプということで、
また、池江息子さんのコメントもそんな感じ。
ただ、どちらにも共通しているのは、先々は確実に走るということ。
相手関係からいきなり勝ち負けになるだろうという感触はあるが、
とりあえずは、ジックリと見て器を見極めたいと思う。
11R スプリンターズS 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------
スプリンターズSに出走する領家厩舎のビービーガルダンが29日、
予定通り栗東トレセンCWコースで追い切られました。
単走で上がりを伸ばされると、ゴール前でしっかりした動きをしていました。
手綱を取った鳴海助手も「まずまずいい動きでした」と好感触を口にしています。
体の張り、引き締まりも良く、馬のコンディションは問題ないとみました。
これで、夏の北海道で感じた硬さがほぐれていれば、バッチリです。
北海道では本来のダッシュ力がなく、好走パターンの先行策がとれませんでした。
馬群をさばいて直線の追い比べというのは、
鋭い脚を使えないビービーガルダンには不利です。
今度こそ好スタートを切って、早め早めの競馬に持ち込みたいと考えています。
少々前半のペースが速くなっても、直線で止まるようなことはありません。
加えてさらに嬉しいのが直線の上り坂。
他の切れる馬の脚色がわずかながら鈍ると思うので、馬力がある僕の馬に有利です。
対戦相手はそろっています。
香港の馬は強いし、日本の若い馬がここに来てかなり力を付けてきたので、
楽な戦いにはならないと覚悟しています。
とは言え、ガルダンが劣っているとも思いません。
好調時の出脚さえ取り戻せば、勝機も十分でしょう。
希望を言わせてもらえば、
もまれずにすんなりと前につけやすい外枠を引きたい。
ひと雨降って、いくらか時計がかかる馬場状態になる方が戦いやすいでしょう。
ビービーガルダンは、凡走直後でもガラッと変わってくるのが持ち味。
これまでも何度か無類の回復力、復元力に救われたことがあります。
今回も、連敗がウソのような快走をしてくれると信じています。
注目していて下さい。
-----------------------------------------------------------
調教の動きは文句なし。
さすがガルダンと言って良い迫力でCWを駆け抜けた。
本当に絶好調とまでは行ってないと思うけれど、
広いコースでノビノビと走れたことで、馬の闘志に火がついたようだ。
前走の調教を見た後の感想として、
悪くはないがそこそこ程度であろう、ということを書いた。
ガルダンの調教はずっと見続けてきたので、それはすぐに分かった。
よくよく考えてみれば、あまりにもこれは当たり前のことだった。
ガルダンはダートは走らんがなw
JBCスプリントで散々だったことを忘れていた。完全に。
ダート調整の前走は調子自体もひと息だったのだろう。
昨日は斤量について書いたが、巻き返せる要素はここにもあった。
中山競馬場となると普通の馬なら内枠が欲しいところだが、
ガルダンはアンカツが言うように外枠のほうが良い。
ジワッと出て逃げ馬の後ろで前を煽りながら進むのが理想となる、
ダイワメジャー的な馬だからね。メジャーも内より外を好む馬だった。
内より外を望めるというのは、力が上であることの証でもある。
内でコソコソと頑張るのは弱い馬達に任せて、
それらを外から豪快にねじ伏せて先頭に立って押し切る競馬を期待したい。
まあ、内になったらなったで今回は大丈夫だろうとは思うけど。
本来の行き脚ならば、前走みたいな遅れを取る事はないはずだから。
それから、直線に坂があることもプラスになるだろうね。
アンカツの言う通りに切れより馬力型の馬なので、
消耗戦になればなるほどに優位に立つことが出来るだろう。
まあ、これらはローレルゲレイロにも言えることなんだけども、
これが国内最終戦となるライバルとの完全決着を見たい。
願わくば、ガルダンが1着でゲレイロが2着のレースを。
ゲレイロが力ずくで他の逃げ馬をねじ伏せていき、
それをガルダンが叩き潰しに行く形が理想であり希望だ。
凡走直後にガラリと変わるのがガルダンの持ち味とアンカツは言うが、
これは紛れも無い事実で、過去の結果が明快に証明している。
ガルダンは過去に7度、6着以下に敗れたことがあるのだが、
そのうち5回は、次走で馬券に絡む走りを見せている。
ようするに「ほとんど真面目に走って無い」ってことなわけだけどもw
この事実は、今回のレースを迎えるに当たってはとても心強い。
訳の分からん負け方をすることがある馬だが、それを悲観する事は何一つ無い。
むしろ、さっぱりだったほうがリフレッシュされて走る馬。
前走は包まれたことで、4着とはいえ良い所の無い敗戦だったので、
今回走る可能性は逆にかなり高いだろう。
12R 中山オータムプレミアム ダート1200m シルクフォーチュン
藤沢則厩舎、ゴールドアリュール産駒の4歳牡馬。
アンカツがプレミアムレースに乗るのはこれが初めてのこと。
春のG1には全騎手で最多の10回参戦(シャンティは除外)しているわけだが、
それでいてただの1度も最終レースに乗っていないのだから、本当に徹底している。
G1は特に疲れるからってことで間違いないのだろう。
1度だけ、スピリタスには乗るかもしれなかったことがあったから、
将来的に本当に楽しみな馬がいるときだけ、曲げて乗ることがあるのだと思う。
今回のシルクフォーチュンは小牧が乗れないからの代打になるが、
これからのダート短距離界を背負って立つかもしれない逸材。
アンカツが依頼を受けるのに十分な器だということだろうな。
とにかく桁が違う追い込みを見せる馬。
ダートの短距離戦で、前と10馬身以上の差があっても軽くひっくり返すのだから凄い。
G1クラスまで見ても、この馬ほどに切れる馬がいるかどうか。
現状は最初の行き脚の甘い馬なので、一気に頂点とはいかないだろうけど、
(そもそも、国内のダート短距離G1はJBCしかないし)
重賞の1つや2つはすぐに勝つんじゃないかと思う。
ここは、現級で強豪と呼べるのはハイエモーション程度。
相当に相手関係に恵まれている。人気するのは確実。
ライバルは、同じく3連勝で準OPに上がってきたハッピーダイアリーだろう。
こちらは先行する競馬でデビューから無傷の3連勝を飾っている。
メンバーを見渡すと、先行馬がほとんどおらず、
ハッピーのほうが展開に恵まれるのは間違いないわけだが、
さて、この2頭はどちらが本物なのだろうか。とても楽しみだ。
ただし、秋天で乗るかどうかは決まっていない。
他に乗る可能性のあったロジユニヴァースは、
例によってというか何というかw
毎日王冠、そして秋天までスキップを表明した。
横典の容態については、長引くだの早期復活だの情報が飛び交っていて、
ようするに未だに不明のままであり、
この先、何がどうなっていくかは不透明だが、
とりあえずは、ペルーサを気持ち良く走らせてあげたいところ。
良いステップレースになることを期待しよう。
来週火曜の白山大賞典に出走するフサイチピージェイには引き続き騎乗予定。
相手がかなり軽くなるので、このチャンスを生かして欲しい。
土曜 札幌
10R オーロラ特別 ダート1700m ファイブスター
小崎厩舎、クロフネ産駒の4歳牝馬。
ここは昇級戦になるが、前走を1分45秒5で圧勝。
この時計は1000万条件の水準を越えているので、
ここでも問題なく勝ち負けに持ち込めることだろう。
ペースがさらに速くなる事は大歓迎で、
ここはメンバー的に速いペースが望めそうなのが良い。
オースミレジスタがまず飛ばしていくことが予想され、
マッドマックス、キティ、ラヴィンライフと現級の強豪がマークの形。
ハギノリベラ、スノーマジックと捲くり差しの馬がいるから、
それらに乗っかる形での豪快な差しを期待できそうだ。
アンカツでしか好走しない馬で、走らせ方を完璧に把握してくれている。
相手はけっこう強いと思うが、勝ちきるところまで期待している。
11R 札幌2歳S 芝1800m オールアズワン
領家厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牡馬。
抽選だったが無事に出走が叶った。良かった。
5分の4の確率ではあったが、とりあえず運は持っている。
出走さえ叶えばこちらのもの。
在京のスポーツ紙の話題は相変わらず、
アドマイヤセプター、アヴェンチュラ、ルルーシュばかりだったが、
レースが終わればそんなことを言ってられなくなるだろうと思っている。
メディアの話題の取り上げ方からしたら、
オールの単勝人気は10倍を確実に越え20倍近くになるんだが、
実際にお金を使うお客さんはそんなに馬鹿じゃないだろうからw
メディアの評価を無視して、5倍から6倍ってところに収まるんだろう。
ちなみに、中日スポーツだけはオールアズワンが本命級の扱いだった。
アドマイヤセプターとアヴェンチュラについては、
確かに底知れぬ力を感じさせる馬達で、普通に負ける可能性があるのだが、
これは同時に、大したことが無く終わる可能性も秘めている。
セプターに関しては、やや危うげに見えた気性による距離と相手強化。
アヴェンチュラについては、少し間隔が開いた上での初の洋芝と相手強化。
あんまり無いとは思うけど、どこにもいない可能性だってそれなりにある。
それに対して、とにかく死角らしきものが全く無いのが今回のオールアズワン。
札幌で1500mと1800mを走り、共に歴代10位に入る好時計を記録。
この地への適性の高さ、距離に関してもまったく問題なし。
新馬戦を負けたことで、キャリアを積んでいる事も好材料になる。
前走からのレース間隔も文句なし。短くも長くも無い。
仕掛けてからの反応が速いのでどこからでも行ける馬だが、
スタートもそこそこ速いので、サッと好位のどこかにつけられる。
追われてからの脚が最後までしっかりしており、真面目な馬。
セプターやアヴェンチュラが真に怪物で負ける可能性は残っているが、
この馬が3着を外す姿は、故障以外にはちょっと考えられない。
1分49秒の前半で走る馬が3頭いたらその可能性はあるが、
それはちょっと現実的な考え方ではあるまい。
たとえそうなったとしても、オールがそれを上回る可能性が十分だし。
アドマイヤセプターがすんなり時計の壁を超えてくる可能性が高いので、
これとの一騎打ちかなと考えているがどうなるか。
日曜 中山
5R 2歳新馬 芝1800m カフナ
池江寿厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
ちょっと懐かしいピンクパピヨンの子供。
これまでの子供はそこそこにしか走っていないが、
2歳上のマナクーラはまだ出世する気配がある。
このカフナはマナクーラと同じく金子さんが買った馬で、
父がカメに変わって、さらなる前進が期待できそうだ。
アンカツが調教をつけており、まずまずといったところか。
確実に勝ち負けというほどに凄くは無いが、
古馬500万の安定勢力であるジュモーを相手の叩きあいで、
終い12秒4できっちりと先着しているのは好感が持てる。
相手を見渡すと、それほど動いている馬がいないため、
これで十分に勝ち負けに持ち込めそうだ。
調教に乗ったアンカツの感想としては、
使ってから良くなるタイプということで、
また、池江息子さんのコメントもそんな感じ。
ただ、どちらにも共通しているのは、先々は確実に走るということ。
相手関係からいきなり勝ち負けになるだろうという感触はあるが、
とりあえずは、ジックリと見て器を見極めたいと思う。
11R スプリンターズS 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------
スプリンターズSに出走する領家厩舎のビービーガルダンが29日、
予定通り栗東トレセンCWコースで追い切られました。
単走で上がりを伸ばされると、ゴール前でしっかりした動きをしていました。
手綱を取った鳴海助手も「まずまずいい動きでした」と好感触を口にしています。
体の張り、引き締まりも良く、馬のコンディションは問題ないとみました。
これで、夏の北海道で感じた硬さがほぐれていれば、バッチリです。
北海道では本来のダッシュ力がなく、好走パターンの先行策がとれませんでした。
馬群をさばいて直線の追い比べというのは、
鋭い脚を使えないビービーガルダンには不利です。
今度こそ好スタートを切って、早め早めの競馬に持ち込みたいと考えています。
少々前半のペースが速くなっても、直線で止まるようなことはありません。
加えてさらに嬉しいのが直線の上り坂。
他の切れる馬の脚色がわずかながら鈍ると思うので、馬力がある僕の馬に有利です。
対戦相手はそろっています。
香港の馬は強いし、日本の若い馬がここに来てかなり力を付けてきたので、
楽な戦いにはならないと覚悟しています。
とは言え、ガルダンが劣っているとも思いません。
好調時の出脚さえ取り戻せば、勝機も十分でしょう。
希望を言わせてもらえば、
もまれずにすんなりと前につけやすい外枠を引きたい。
ひと雨降って、いくらか時計がかかる馬場状態になる方が戦いやすいでしょう。
ビービーガルダンは、凡走直後でもガラッと変わってくるのが持ち味。
これまでも何度か無類の回復力、復元力に救われたことがあります。
今回も、連敗がウソのような快走をしてくれると信じています。
注目していて下さい。
-----------------------------------------------------------
調教の動きは文句なし。
さすがガルダンと言って良い迫力でCWを駆け抜けた。
本当に絶好調とまでは行ってないと思うけれど、
広いコースでノビノビと走れたことで、馬の闘志に火がついたようだ。
前走の調教を見た後の感想として、
悪くはないがそこそこ程度であろう、ということを書いた。
ガルダンの調教はずっと見続けてきたので、それはすぐに分かった。
よくよく考えてみれば、あまりにもこれは当たり前のことだった。
ガルダンはダートは走らんがなw
JBCスプリントで散々だったことを忘れていた。完全に。
ダート調整の前走は調子自体もひと息だったのだろう。
昨日は斤量について書いたが、巻き返せる要素はここにもあった。
中山競馬場となると普通の馬なら内枠が欲しいところだが、
ガルダンはアンカツが言うように外枠のほうが良い。
ジワッと出て逃げ馬の後ろで前を煽りながら進むのが理想となる、
ダイワメジャー的な馬だからね。メジャーも内より外を好む馬だった。
内より外を望めるというのは、力が上であることの証でもある。
内でコソコソと頑張るのは弱い馬達に任せて、
それらを外から豪快にねじ伏せて先頭に立って押し切る競馬を期待したい。
まあ、内になったらなったで今回は大丈夫だろうとは思うけど。
本来の行き脚ならば、前走みたいな遅れを取る事はないはずだから。
それから、直線に坂があることもプラスになるだろうね。
アンカツの言う通りに切れより馬力型の馬なので、
消耗戦になればなるほどに優位に立つことが出来るだろう。
まあ、これらはローレルゲレイロにも言えることなんだけども、
これが国内最終戦となるライバルとの完全決着を見たい。
願わくば、ガルダンが1着でゲレイロが2着のレースを。
ゲレイロが力ずくで他の逃げ馬をねじ伏せていき、
それをガルダンが叩き潰しに行く形が理想であり希望だ。
凡走直後にガラリと変わるのがガルダンの持ち味とアンカツは言うが、
これは紛れも無い事実で、過去の結果が明快に証明している。
ガルダンは過去に7度、6着以下に敗れたことがあるのだが、
そのうち5回は、次走で馬券に絡む走りを見せている。
ようするに「ほとんど真面目に走って無い」ってことなわけだけどもw
この事実は、今回のレースを迎えるに当たってはとても心強い。
訳の分からん負け方をすることがある馬だが、それを悲観する事は何一つ無い。
むしろ、さっぱりだったほうがリフレッシュされて走る馬。
前走は包まれたことで、4着とはいえ良い所の無い敗戦だったので、
今回走る可能性は逆にかなり高いだろう。
12R 中山オータムプレミアム ダート1200m シルクフォーチュン
藤沢則厩舎、ゴールドアリュール産駒の4歳牡馬。
アンカツがプレミアムレースに乗るのはこれが初めてのこと。
春のG1には全騎手で最多の10回参戦(シャンティは除外)しているわけだが、
それでいてただの1度も最終レースに乗っていないのだから、本当に徹底している。
G1は特に疲れるからってことで間違いないのだろう。
1度だけ、スピリタスには乗るかもしれなかったことがあったから、
将来的に本当に楽しみな馬がいるときだけ、曲げて乗ることがあるのだと思う。
今回のシルクフォーチュンは小牧が乗れないからの代打になるが、
これからのダート短距離界を背負って立つかもしれない逸材。
アンカツが依頼を受けるのに十分な器だということだろうな。
とにかく桁が違う追い込みを見せる馬。
ダートの短距離戦で、前と10馬身以上の差があっても軽くひっくり返すのだから凄い。
G1クラスまで見ても、この馬ほどに切れる馬がいるかどうか。
現状は最初の行き脚の甘い馬なので、一気に頂点とはいかないだろうけど、
(そもそも、国内のダート短距離G1はJBCしかないし)
重賞の1つや2つはすぐに勝つんじゃないかと思う。
ここは、現級で強豪と呼べるのはハイエモーション程度。
相当に相手関係に恵まれている。人気するのは確実。
ライバルは、同じく3連勝で準OPに上がってきたハッピーダイアリーだろう。
こちらは先行する競馬でデビューから無傷の3連勝を飾っている。
メンバーを見渡すと、先行馬がほとんどおらず、
ハッピーのほうが展開に恵まれるのは間違いないわけだが、
さて、この2頭はどちらが本物なのだろうか。とても楽しみだ。