アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2012-01-30 23:54:53 | 競馬
土曜
3R シンボリエンパイア 1着
「返し馬の時のイメージと違い、
 あんなにバシッとハナへ行くとは思わなかった。
 敏感なところがあるので、ゲートも速かったんだろう。
 位置取りは気にしていなかったけれど、
 マイペースで走れたのも良かったよう。
 全体に緩さがあるので、これからが楽しみ」
とにかくスタートが速かった。
返し馬では別に軽い感じはしなかったみたいだけど、
周りに気を使う馬なのかもしれないね。
先手を奪ってからスローに落としているんだけど、
ここは鞍上が落としたというより自然と落ちたという感じ。
エンパイアのマイペースがあんなものだったのだろう。
後ろに邪魔されなかったのは良かった。
結果として逃げることになったが、
どちらかというと本質は差し馬に近いのかもしれない。
そう言えるだけの一流の切れを見せてくれた。
鞭が入ってから一気に後ろが離れたからね。

藤沢厩舎らしく、別に仕上げきっての出走ではない。
まずはダートのマイル戦で勝ち上がったが、
これから芝や長い距離でどんな走りが出来るのか、
楽しみにしたい。
次も、条件問わず期待できると思う。




8R ゼロチョウサン 2着
「終いは確実に脚を使ってくれる馬。
 結果論だが、動き出しが少し早かったかもしれない」
元々は中団の後ろくらいで競馬していた馬だが、
騎手が乗っていてよほど序盤に進む感じが無いのだろう、
どんどん後ろになって、今では離れた最後方が定位置の馬。
この馬の主戦は松岡になるわけだが、
位置・コース重視派の最右翼である松岡でそうなのだから、
この馬の気持ちは徹底している。
そんな馬をアンカツに依頼をしてきたのは大正解だね。

500万としてはそれなりに速いペースでレースは進行。
離れた後方でじっくりと脚を溜めて進んでいたが、
4角までに馬群に取り付いて外へ持ち出した。
大きく回ってそのまま一気にエンジン全開。
追い出されて素晴らしい脚を見せてくれたのだが、
人気のアルマフローラの抵抗にあって差しきれず、
最後はやや突き放され気味に終わった。
素直に勝った馬が強かったと思うけども、
アンカツの言うように力を溜め切れなかったかもしれないかな。
もう一回やるなら、もっと溜め込んでいきたいところだね。
まあでも、アンカツは騎乗が失敗だったかな?と言ってるけど、
俺は素晴らしいレースだったと思う。
次もアンカツが乗るなら是非とも単勝を買いたい。




10R タツストロング
「勝った時は強い競馬だったから、ここでもやれていいけどね。
 この前はスタートを失敗したものだが、
 今回はタメたのに追ってからがひと息だった。
 体調面の問題かな」
そういうことだろう。
異様に重かった暮れの阪神を1分22秒で走った馬が、
今回の時計で走れないわけがない。
明らかに劣化した走りをしている。

ところで、あらゆる競技でよくフロックという言葉が使われるけども、
俺が思うに、フロックというのはこの世にはほとんどない。
(例えば10年前のスケートのブラッドバリーのように、
 アクシデント絡みの勝利はもちろんフロックだけども、
 それでも、準備が出来ていた勝利であることは疑いようがない。
 競馬で言うと大半が「展開利」というものになるんだが、
 それも準備が出来ていたが故の勲章で立派なものだ)
たとえ生涯に1回でも、発揮できたその力がその馬の実力であり、
それが安定して出てこないとしたら、体調面や環境面の問題だ。
「有るものは出すことも出さないことも出来るが、無いものは出せないだけ」
これは絶対だろう。

で、ストロングは実際に古馬1000万を超える内容で勝っている。
この事実は絶対で、覆ることは無い。ストロングは強いはずである。
ストロングの場合、凡走の理由は体調の問題で9割方決まりだと思う。
レース前に指摘した通りに、調教が軽すぎたからね。
前走後の調教開始も一般より1日2日遅かったし。
それに加えて前走後のアンカツのコメントもあったから、
予想は出来ることだったので、すんなりと諦めがつく。
体調と一言で書いたがその中身は大雑把に分けて二つで、
疲れの問題か、精神の問題か、どちらかなんだろうけども、
俺は自分の分析とアンカツを信じて、疲れの問題だと判断したい。
よって、レース間隔をあけて出てきたときにもう一度狙う。
力は重賞級のものがあると考えていて、まだ取り下げる気は無い。




11R ペルーサ 2着
「重かったこともあって、
 今日は一度もガツンと来るところがなかった。
 地力で差は詰めてきたけど、
 沈むようなフォームにはならなかったからね。
 それでも調教で乗った時よりも
 落ち着いていて雰囲気は良かったし、
 このまま使っていけばそのうち変わると思う」
今回はプラス8キロで出てきたわけだけども、
ここに至るまでに予定よりも遥かにハードな調教を実施している。

調教師は誰でも毎日の調教に綿密なプランを立てており、
その総決算である最終追いきりは特に入念に計画するもの。
当然、その予定が変わってしまうことは滅多にあることではない。
今回、最終追いきりに騎乗したアンカツの感触があまりにも悪く、
(メディアそれぞれの報じ方があったが、総合して酷評に近かった)
相談した結果、予定していない調教をもう一本やることに。
それで変わる事を期待したものであったが、馬体はまだまだ重く、
金曜日、さらに本追いきりと見間違えるかのような時計を出した。
本来なら2週間3週間かけてやることを凝縮したような調教量で、
それで出走態勢が整ったというのは、厩舎の技術の高さに他ならないが、
そんなことをしなければならなかった地点で無理があった。
とにかく重かった。それに尽きる。

ジャパンカップで走る事を放棄してしまった馬だが、
それに関してはある程度戻すことが出来た。
次に繋がる良い調教をした、と考えるべきレースだろう。






日曜
3R クロスミッション 3着
「フットワークは凄く良いし、ダートも問題ないよ。
 でも、まだ体力がつき切っていなくて、
 ラストは踏み込めずに頭を上げていた」
砂は全く問題ないようだ。
これから、芝でも砂でも使っていけるのは素晴らしいこと。
本当なら芝に専念して行きたいだろうけども、
出世街道に乗れなかったなら、臨機応変に進んで行かないとな。

スタートの速さからして先頭集団に加われて良かったのだが、
2ハロン目から11.0-11.8と続くハイペースで、
この速さには全く対応できていなかった。
このあたり、短距離馬ではないということだろう。
序盤の速さ不足だったことで結果的に絶好位からになり、
ばてた馬を次々と差していくごちそうさまの展開になったのだが、
後ろから来たヴァンヌーヴォーに全く歯が立たず。
逃げたトウショウハマーはばてているのだが、交わせなかった。

俺は交わされ方が派手すぎたから戦意を失ったのだと思ったけど、
アンカツは体力のなさを指摘している。
頑張っているけど身体がついていかなかったという感じのジャッジ。
総括すると、まだまだ力不足だということのようだ。
ただ、素質というか器の大きさは十分あるという感じで、
鍛えていけばその器が埋まって大きくなるという口ぶりでもある。
まだまだ時間は十分にあるし、これからの上昇に期待したい。
次走に関しては、相手を見てから考えるべきかな。
とりあえず、14よりは18以上のほうが良いのは間違いあるまい。





5R ゼログラヴィティー 3着
「良い切れ味を持っているね。
 渋太く脚を使うタイプではないから、
 スローペースでも良かったみたい」
ゲートはあまり出なかったけど、まあ厩舎が厩舎だけにねw
これなら良かったほうなんじゃないか。
そのあと、すぐに加速がついたし、
センスというか競走意欲みたいなものは結構あるね。
出て行った後、コーナー前に横に広がる感じになって、
鞍上が引けと指示したのに対してすぐに従っているのに好感。
その後、道中はスローペースの中で前に壁を作り我慢していたが、
じっと闘志を内に秘めるように、首を低くして走っていた。
これは人に従順というか、かなり賢そうな馬だ。

4コーナーから外に出て行ったが、
捲くりに行って半端なところで止まっていたレッドキングダムが邪魔で、
少し外に弾かれる感じだったのは結果的に痛かった。
内が有利すぎる状態は脱しており、良い感じで伸びれたが、
スローからラスト2ハロンが11.6-11.3と加速していくレースで、
他馬も余力を残していたために差しきれなかった。
それでも、この加速ラップを詰め寄って行ったわけだから、
本当に良い切れ味を持っている。これは武器になるね。
今回は新馬特有のスローで運悪く負けてしまったが、
すぐに勝ち上がって上を目指せそうだな。
このまま順調に成長してもらえたら。




10R タニノエポレット 5着
「直線よく伸びたが、勝ちに行って外を回るレースよりも、
 4角で馬込みに入れる形のほうが良いのかもしれないね」
かもしれないねっつうか、それが良いことはもう確定してて、
さらにアンカツはそれをよく分かっているはずなので、
ちょっとよく分からないコメントになっちゃってるのだがw
この辺は言葉遊びの面があるだろう。

外を回ったのは3角から4角にかけて。
ここはレース直後にも回顧したことだけど、
レース全体がグッと動いた場面で、
(ラスト4ハロン目から11.8-11.4)
離されまいとついて行ったことで外になっている。
特にブルースターキングが邪魔だった。
今回の敗因はここになるんだろう。
結果として、この場面のペースアップがかなり急激で、
終いはどの馬もしんどくなって脚をなくしているので、
たとえ離されても我慢してインを回り、そのままインを突いていれば、
頭まで突き抜けることが出来ていた可能性がある。

直線は内に突っ込めており及第点のレースだが、
あえて言うならそんなところか。
まあ、次も好勝負だろう。

来週の特別騎乗予定馬

2012-01-29 19:32:22 | 競馬
先週は裏目裏目でろくなことがなかったが、
今週は良かったね。数々の素晴らしい騎乗を見せてもらった。
期待されたペルーサはまあ、しゃあないわw
新馬の2頭はどちらも重賞に辿り着きそうな感じ。
惜敗した馬たちもそれぞれが次も良い勝負になるだろう。
アンカツとしては、こうやってしっかり3着、
もしくは掲示板を確保し続けていれば、
ちょっと流れが来たら一気のはず。
複勝率が4割5分を超えていれば、他の数字は自然と戻るはずだ。
来週以降も引き続き大レースで大事なレースが続くけども、
同時に小さいところでも波を手に入れて欲しいな。






土曜 京都
斑鳩S 芝1400m 未定




エルフィンS 芝1600m アナスタシアブルー
松田国厩舎、ファルブラヴ産駒の3歳牝馬。
新馬を見たときはどこまで行く馬かと期待したが、
萩Sで脆いところを見せ、阪神JFも良いところなし。
こんなものかと見限りたくなってしまうところだが、
ここ2戦は明らかに新馬戦より悪い走り。
人馬の呼吸が合わない走りをしているのが一目瞭然なので、
もう一度見直してみたい。こんなはずはないという気持ちだ。
ただし、放牧に出てリフレッシュしての一戦、状態は良い。
相手も一気に弱化するので、ここで走らないと駄目。
この相手に負けるようなら、G1の勝ち負けは諦めないといけない。
(目指すのを諦めたほうが良いという意味ではない)
ジョワドヴィーヴルを筆頭とした上位はこんなに軽くない。

「この相手」と書いたメンバーだが、2勝馬がいない。
G1へ出走しているのはアナスタシアだけ。
重賞に出たことがある馬が他に4頭いるが、
その全てが二桁着順に終わっており、ただ出ただけ。
500万の牝馬限定と何一つ変わらないメンバーだ。
短い距離でそこそこ頑張っているラフレーズカフェと、
新馬を勝ったばかりのメイショウジェーン。
この2頭とアナスタシアが三つ巴になると思われるが、
これらに負けては上はないと考えたい。
1週前の動きは相当に良い。新馬前を彷彿とさせる。
最終追いきりはアンカツが乗ることになっているので、
ここで素晴らしい動きを見せて、レースに挑んで欲しい。




すばるS ダート1200m マルカベンチャー
松永昌厩舎、フジキセキ産駒の6歳牡馬。
前走は悪いほうのパターンに。
結果として2~5着のどこかに収まる馬ではあるが、
悪い時は惜しいところが微塵もないのが特徴w
それなのに5着には入ってるんだから、やっぱり凄い。
ダートで24戦してただの1度も掲示板から外れたことなし。
凄いんだけど収得賞金は微塵も増えていかない。
それなのに本賞金は増え続けて1億2000万円を突破。
何か間違えて1つくら勝っても罰は当たらないと思うがw
何も間違えずに2~5のどこかに入るのだから、まあ見事だ。
もう期待して見るほうがどうかしているという領域にいる。

現在、重賞2戦を含んでOPを10連戦、その全てが5着内。
ここでも実績最上位になるわけだけども、
また誰かが勝ち上がるのを近い位置で見守ることになるのだろう。
この馬、上記のように安定感はあるけれども買いにくさも抜群で、
言うまでもなくJRAの馬券の対象は3着までなのに対して、
3着に入る確率が5割くらいだから困ってしょうがない。
これだけ安定感があるから常に複勝で人気しており、
元を取れるか取れないかで言うと、ベタでは回収できないのが辛い。
外れても惜しいレースなら盛り上がって多少満足も出来るが、
最初に書いたように、駄目な時は絶対に3着がないことが分かる馬なので、
馬券的に盛り上がれないことが多々あるのがさらに辛い。

なのに掲示板にはいる。最悪のパターンでも掲示板にはいる。
もうどうしようもないねw
今回も何か間違いが起こるのを待つしかない。
今回の京都のダート12は得意なので、
良いほうのベンチャー(2着か3着)である可能性は高いけどね。

1つだけ、本当に天頼みだけど期待できることはあり、
追い込み馬のくせに重馬場で異様に強い馬。
脚抜きの良い軽い馬場でその真価を見せてくる。
重馬場で3-0-1-0、不良馬場で0-2-0-0
このパターンに入ったら勝機は相当に高くなるので、
雨が降るのを期待したい・・・のだけど、
アナスタシアら、他の馬には迷惑なのでやっぱり嫌かなあw






日曜 京都
宇治川S 芝1400m 未定




橿原S ダート1200m 未定




きさらぎ賞 芝1800m ヒストリカル
音無厩舎、ディープインパクト産駒の3歳牡馬。
今から思えば1月は
「その状態じゃ無理だろ、その条件じゃ無理だろ」
という感じの強い馬にたくさん乗ってきたね。
次も乗らなきゃ割に合わねーぞという感じで、
ヒストリカルもそのうちの1頭なわけだけども、
これは引き続き騎乗することになったので期待したい。
同馬は状態に関してはずっと良いのだけども、
内回りばかり走っていてその良さが全く生かせてなかった。
今回、ようやく待望の外回り戦に登場。
京都の馬場は今週からコースが変わって、さすがに傾向が変わった。
いかにもヒストリカル向きのレースとなりそうなので楽しみだ。

ヒストリカルと似たような感じで、
期待と実績が微妙に釣り合っていない馬が集まった感じ。
ジャスタウェイ、ワールドエース、ベールドインパクト、
レッドアーヴィング、ヒストリカルがそれにあたり、
これらに対して、マイネルアトラクト、プレミアムブルーの2頭、
人気よりも遥かに走る2頭が立ちふさがる。
今回もまた、人気は上のほうの馬たちが集めるだろう。
ヒストリカルも現状は確実に過剰人気側の馬だが、
ここはこちらを大きく上回る過剰人気馬が揃ってくれたので、
馬券的にも十分に楽しめるんじゃないかな。

肝心の実力の比較はまあ、やってみないことには。
今回のメンバー、意外と実際にぶつかってないんだよね。
今年の3歳牡馬は弥生賞に強豪が集まりそうな雰囲気だが、
そこに対する挑戦権をかけたようなレース。
考えてもかみ合わないことが多そうなので検討はほどほどに、
アンカツの乗るヒストリカルをさらっと買って、
どの馬が突き抜けるかを楽しませてもらおう。
とりあえず、どれが勝っても不思議はなさそうなメンバーだ。

日曜日の結果

2012-01-29 11:03:33 | 競馬
3R クロスミッション 3着
好スタート。
軽く気合を入れて好位の一団に収まろうとしたように思うが、
内から凄いスピードで複数頭が出て行っており、
完全に速さ負けしている格好。
2000のスローで先手を取った馬がいきなり14だとやはりこうなるねw
10頭くらいに置いていかれる感じだったので、
気を抜かせることはせずにしごいて中団の後ろ目で収まった。
18ならもっと下がれたけど、14ならこれが一杯だろう。
流れの中で、結果的に一番良いところについたと思う。

距離が短いため、大して休む間もなく進出を開始。
やりすぎた先団は早々に脱落馬が出てきており、
それらを交わして外から一気の進出。
やや膨れたが勢いをつけて直線に入った。
前はもう歩いているような感じになっていたので、
これはあっさり捕まえたと喜んだのはつかの間。
こちらを目掛けて後ろから追ってきたヴァンヌーボーの脚のレベルが違い、
伸びているこちらの外を並ぶ間もなく突き抜けて行った。
追い出したところでは確実に先頭を捕らえる勢いだったミッションだが、
ヴァンヌーボーに派手に交わされてやる気を失ってしまったか、
ばてているトウショウハマーを交わすことが出来なかった。

とても良い競馬になったんだけど、勝ち馬とは力差が大きすぎた。
とりあえずダートにも対応できたとは思うけども、
レースレベル自体はそんなに高くはなかったので(勝った馬が多少強かった程度)
これで次はきっちり勝てるかというと疑問。
芝でも砂でも勝負の圏内なのは間違いないだろうけどね。




5R ゼログラヴィティー 3着
ふわっとしたスタートで若干遅れ気味だったが、
松博厩舎としてはむしろ上々な部類だろう。
少し気合を入れて先団に加わりに行ったが、
8番のエアルプロンがどんどん外に出てきたので、
これに付き合って1角に入ると外へ飛ばされることが濃厚。
コーナーに入る前にさっと位置を下げて内に入った。
前を行っていた6頭は併走で外の馬は見事に吹っ飛んでいたので、
手綱を抑えて下がったのは素晴らしい判断だった。

スローペースになったが、馬群は本当に一団。
後方3番手からだが、先頭まで4馬身なら何の問題もない。
外を押し上げようとしたレッドキングダムと、
後方でついていけてないナムラヒーローを除いて、
折り合いに徹して末脚勝負に賭ける構え。
こちらも望むところで、気合を溜め込んでいた。
走るフォームが良くて、物凄く雰囲気が良い馬だね。
4コーナーから直線にかけて外へ出て行くわけだが、
動こうとして動けなかったレッドキングダムが障害物。
これの内に行くか外に行くかの選択肢があったが、
ちょっと考えてから外へ持って行った。
まあ、せっかく素晴らしい気合で直線に入れたのだから、
わざわざ運に左右されるところに行く意味はないわな。

外に出て追い出されるとさらにフォームが変わって急加速。
超スローだったので内の各馬も鋭く伸びているが、
それらを上回る脚を繰り出して全馬飲み込んだ、ように見えたんだが。
不運にも、あと一歩あればというところでゴールが来てしまった。
実に惜しい3着。

負けてしまったが、これはかなり走る感触。
性格も良さそうだし、良い所まで行きそうだな。
ダービーを目標にしても良さそうな馬だ。




10R タニノエポレット 5着
まあまあのスタートかじっくりと。
内に寄せながらゆっくりと下がる感じで後方2番手に。
序盤に脚を使う馬ではなく、気を使うところもあまりない。
いつも通りに気分良くレースに入ることが出来ていた。
かなり縦長の展開、というか前の2頭が飛ばしていたが、
差し追い込み型のエポレットがそれに気を使う必要はない。
ロードオブザリングまでは3~4馬身といったところにいたので、
この位置を維持して直線に入れれば文句なし。

途中、先頭が入れ替わってペースが変わり、
さらに3角から急にペースが上がった感じ。
その流れにはついて行きたかったようで追っつけており、
しっかりと追走できていたことは良いんだけども、
中団の数頭が邪魔で外になったのは嬉しくなかった。
しかしバラけていたのでコーナーリングにロスがあったわけではなく、
集団の後ろで上手く直線に入れた部類じゃないかな。
そこからどう進むかと思ったら、とんでもなく内にキレ込んで行ったw
外回りでさらに縦長だったので馬群はバラけており、
気を使うことなくグイグイと内に切れ込んで行って、
渋太く脚を伸ばして馬券圏内に飛び込んでは来たのだが、
あと少しのところで鈍って僅差の5着まで。
馬場が変わってきているので、その分じゃないかな。

馬の気持ち的には動けていたと思うけど、
下が悪くなりかかっているところを走った分、キレきることが出来なかったか。
真ん中に突っ込めたら良かったんだけど、そこはレースの流れで他馬もいること。
今回はそういう進路でここまでだったということで、仕方ないな。
エポレットの走りは出来ていたと思う。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-01-28 18:02:26 | 競馬
ペルーサはなんか凄い脚を使って追い込んだように見えただろうけど、
実際には他馬がハイペースで鈍ったところ、相対的に突っ込んだだけ。
全馬がラスト100でもう力尽きてしまっていただけに、
2馬身か3馬身は突き抜けないといけないレースだった。
上手く馬群を抜ける幸運があっただけになおさら不甲斐ないが、
これがペルーサの魅力なんだろうw

馬体が太いのは誰がどう見ても明らか。
そりゃ追試もさせられるわw
無理矢理絞ってそれでこの体重では、
1週間前は相当に重かったということになる。
とにかく相当な急仕上げでのレースだったわけだから、
相手云々じゃなく、ペルーサ自身にとって厳しすぎた。
JCで競走放棄して殿負け、有馬記念を故障で除外、
そこから1ヶ月の急仕上げで迎えたレースだったので、
一般常識の観点に立って冷静に考えれば、
よく走ってくれたと考えなければいけないのだろう。
ペルーサの評価を下げた人の観点から言えば、
納得するとともに常識はずれな馬だとビックリしたと思われる。

少なくとも、競馬が嫌になったわけじゃないことは確認できた。
これは競走能力以前の大前提の話なので、
ここを復活、確認したことで満足しなければならないわな。
直線でやや運頼みになってはいたが、まあ良い騎乗だったんじゃないか。

次、どこに行くのかが分からない。
スマートロビンに続いてとんでもない馬体重の馬に乗ってしまったが、
今回1回きりではあまりにもアホらしすぎるw
だが、同馬に関しては残念ながら次に乗れそうなレースが1つもない。
近くにある次走の候補は京都記念、大阪城S、中日新聞杯あたりで、
特に新装中京の中日新聞杯は物凄く良さげな条件だけども、
この日は弥生賞があるから駄目なんだよなあ。
勝ってれば、間隔をあけて大阪杯っぽかったんだけど。
まあ、アンカツは一人しかいないから仕方ないね。


先週の日曜は京都の異常な馬場を意識しまくった騎乗をしていて、
アンカツの強さである馬の気持ちを尊重した競馬が見られなかったが、
さすがはアンカツ、1日で元に戻っていて一安心。今日は良かった。
明日の3鞍も良い競馬を期待したい。






日曜 京都
3R 3歳未勝利 ダート1400m クロスミッション ◎
松田国厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牡馬。

松田国師
「初戦は引っ掛かってラストの切れを欠いた。
 叩いた効果と条件変わりで押し切りを期待」

栗東CWで僚馬デコルテを追走して大差先着。
85.3-69.1-54.1-39.7-13.1をマークした。
今週の栗東の時計は普段より2秒近くかかっていて、
特にラストは13秒台ならば十分という感じの重さ。
クロスミッションは馬なりでこの時計のようなので文句なし。
さらなる前進を期待することが出来そうだ。

芝からダートに移るが、クリスエス産駒だし特に不安はない。
ないというか、多分プラスになるのだろう。
前走はスローペースとはいえレースを引っ張る形だったので、
今回は好位から進める形を期待できるのではないだろうか。
1400mで流れが速くなるというほどにメンバーは強くなさそうだしね。
人気を背負いそうなヴァンヌーボーあたりをマークして行ければ。
ダート組に必勝級は不在でせいぜい並程度の馬ばかりなので、
一変して楽勝するシーンまで期待してみたいところ。

前走で逃げているのはクロスミッションだけなのだが、
別に速いペースで飛ばして行ったわけではないし、
今回は14になるので、他馬に先頭を譲れるはず。
候補は1200を2番手で進んでいた8番のエリモマッローネか。
最内になったシゲルキョホウもそこそこ出て行きそう。
そこに外から14番のメイショウムロトが並んで行って、
クロスはこのメイショウを見ながらの位置取りになるだろう。
内の行く馬を行かせて、4~6番手あたりかな。
砂を被らず、気持ちよく追走できそうで何より。
外の2頭に対して内から2番のヴァンヌーボーが出てくるので、
これを内の前に見るくらいの位置になったら最高かな。
出来れば内に閉じ込めてしまいたいが、それは他馬次第。
ヴァンヌーボーの外に5番トウショウサマーが続き、
10番メッセージ、11番シルクスノーマンあたりが中団を形成。
人気の一角である7番サプライズは後ろからになる。

ハイペースになるとは思えず、淡々とした平均ペースか。
ヴァンヌーボーがどう動くかにもよってくるけど、
これが動けないようなら4角から自力での進出になるだろう。
外々で少し距離を走ることにはなるが、
メイショウムロトを目標に気持ちよく走っていければ、
多少の距離ロスなど些細な問題で、力を出し切れる。
初戦は末を無くしたが、今回はやってくれると期待したい。

まず、メイショウムロトとの叩きあいを想定。
この馬も調教の動きがかなり良いんだよね。
このレースはこの馬が穴候補。
それから、ヴァンヌーボーは当然相手候補として、
もう1頭、こちらを目掛けて追ってくるサプライズも警戒。
クロスを1頭軸に、3頭へ流したい。




5R 3歳新馬 芝2000m ゼログラヴィティー
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牡馬。

松田博師
「動きはまずまずで、特に追ってからが良い。
 体もすっきり仕上がったし、楽しみはある」

良血馬のバーゲンセールといった感じのレースになっている。
 牝馬3冠全てで惜敗したエアデジャヴーの子供。
 秋華賞2着馬サクラヴィクトリアの子供。
 エルフィンS馬サンヴィクトワールの子供。
 女傑ダンスパートナーの孫。
 朝日杯の覇者ゴスホークケンの弟。
 青葉賞馬アドマイヤコマンドの妹。
 オークス馬レディパステルの子供。
11頭中7頭が良血馬と言える存在。
良血の前に超がついても良いのも何頭かいる。
付け加えるなら、惜敗王だったパピヨンシチーの下もいる。
このうちどれかが本物であれば、競馬も盛り上がるだろう。
やや遅い時期のデビューだが、まだクラシックに間に合う時期。
各馬のレースを楽しませてもらいたい。

で、ゼログラヴィティーはサンヴィクトワールの初子。
アンカツが乗ってエルフィンSを圧勝したのは記憶に残るところ。
次戦に1400mのフィリーズレビューを選んだのが運の尽きだった。
今から振り返ってもありえない選択だったのだが、
馬体の調整が上手くいかなかったことは容易に想像が出来る。
すっぱりと桜を断念して忘れな草賞に向かっていたならば、
きっと全く違う競走生活になっていただろうと思うけども、
そう簡単に諦められないのがクラシックという舞台なのだろう。
その子供がターフに戻ってきて、アンカツが乗るのはなかなか感慨深い。
クラシック戦線に乗れると良いね。走りを楽しみにしている。

良血馬というと大半が詐欺だったのが昔の競馬だが、
近年はいろんなノウハウが出来たということなのか、
いわゆる良血馬がそのまま走ることが多くなってきた。
しかしこのレースはほとんどの馬が良血馬なので、
偽者がかなりいることになるだろう。
ゼロは良血と言ってもここに入れば5番手以下の存在なので、
人気もだいたいそれくらいに収まってくれそう。
単複で楽しむには十分なレースになりそうだ。




10R 松籟S 芝2400m タニノエポレット
村山厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牡馬。

村山師
「前走は少しフワフワしたけど、それでもよく伸びた。
 馬群を縫う形ならさらに良いだろう」

師の言われる通りで、とにかく馬群を割りたい。
前走は外枠で団子気味だったのでやむを得ないね。
今回も残念ながら外目の枠に入ってしまったが、
京都2400は阪神2400よりも内に入りやすいのと、
アンカツがその形を取るべきだとしっかり理解していることで、
前走からの上積みを見込むことが出来るはずだ。

エポレットを含めてこれといった馬はおらず、
ならば昇級してくるロードオブザリングが人気だろう。
かつては準OP最強で京都記念でも善戦した馬。
2000mでは苦戦していたが、
2200m以上距離があるとさすがに力強い。
昨年の松籟Sでキタサンアミーゴと一騎打ちをしていた馬でもあり、
ここはこれが人気を背負ってレースでも核になるだろう。
脚質的にも、ちょうど馬群の真ん中くらいにいそうだからね。

7番テイエムクレナイと8番ドリームノクターンのハナ争い。
共にハイペースでどうこうとまではいかない馬だけど、
逃げたほうが成績が安定しているのは確かなので、
行けるなら行こう程度の心構えで入りそう。
ハイペースになるほど競ることは考えにくいが、
同時にスローペースになることも考えにくい。
淡々とした平均ペースでレースは進みそう。
少し離れて5番のウォークラウンが3番手、
その内に1番トパンガも入ってくるか。
2番タガノファントムが続き、その後ろに人気の6番ロード。
4番のフェニコーンがその後ろになり、
そこから少し離れて外枠の3頭が入ってくる感じ。
エポレット、マナクーラ、ブルースターキングが待機。
最後方に3番のギムレットアイの形が予想される。

前があまりに遅すぎたら考えものだが、
今日からコースが変わって前残りの傾向は消え去ったので、
普通の流れならば放っといても構わない。
構わないというか、前を捕まえるのはロードらの仕事。
直線の半ばで先頭に立てるように運ぶだろうから、
こちらはジッと脚を溜めてどこを突くかだけを考えていける。
コースが変わって最内の利点がなくなったことで、
馬群が大きくバラけることが濃厚になっており、
これはエポレットとしては非常にありがたいことだね。
どこまで伸び切れるかは分からないけれど、
馬群を割る形を作ることは容易だろうと思われる。

エポレットが軸となる以上、瞬発力のある馬を上位と見たい。
・・・と思ったら、エポレット以外に切れる馬がいないな。
マナクーラ、フェニコーンあたりが有望か。
それと人気のロードを含めて3頭、
これらにエポレットからマルチで流したい。

土曜日の結果

2012-01-28 12:28:45 | 競馬
3R シンボリエンパイア 1着
絶好のスタートから軽く出して前へ。
最初は7番のトップリターンが僅かに出ていたが、
内枠なのでこれに被されて砂を被らせるのを嫌ったのだろう、
仕掛けて併走の形にもって行き、前に入らせず、
そのまますんなりと加速態勢に入って先頭を奪った。

内ラチ沿いをあけており、そこにタイセイデステニーが入って来たが、
内からならば行かせてやるよという感じで待っているように見える。
しかしこの馬は入りきれなかったので、結局先頭のまま。
トウカイマルシェが2番手に収まって流れが落ち着いたので、
そこから急激に流れを落として行った。
流れを落としたあたり、落としすぎてフワフワしていたが、
外から並んでくるトウカイマルシェにあわせてペースアップ。
直線、ラスト350あたりで鞭を入れると、
余裕十分にトウカイを突き放して独走態勢に入った。
特にラスト200から150あたりの50mの間に、
一気に差をつけたように瞬発力には非凡なものが見えたね。
突き放してラスト100あたりからは流して楽勝。

ラップを見るとなかなか面白いね。
2ハロン目に11.7を使って速い流れに持って行った後、
4ハロン目、5ハロン目に13.4-13.9ととんでもなくスローに落とし、
ラスト2ハロンを11.7-12.2と究極の瞬発力勝負に持ち込んでいる。
鞍上は終始気合を入れ気味なのでエンパイア自身の競馬ではないが、
ギアチェンジと勝負どころでの切れ味は一級品と見た。
この競馬を極めれれたら、近代競馬の傑作ダイワスカーレットの完成だが。
これは先々面白いところがあるかもしれない。




8R ゼロチョウサン 2着
遅いスタート。まあいつも通りではある。
そのままスッと後ろに下がるのもいつも通りのこと。
いつものように、馬群から一気に離れて行った。
今回はウエスタンディオがさらに後ろにいたけれど、
とりあえずはいつもの自分の競馬に徹する形。
この形をやるなら、アンカツになったのは凄まじい鞍上強化だ。
序盤、少しだけ掛かっていたように見えたけども、
上手く宥めてしっかりと脚を溜めて行くことが出来たね。
1000mの通過が1分の平均ペースで、
チョウサンは1分2秒ちょっとくらいだったか。
縦長で追い込み馬としてはありがたい展開でもあった。

勝負どころで馬群に取りつくのもいつも通り。
コーナーを斜めに進出して直線で大外の位置を確保。
追い出されて素晴らしい反応を見せた。
前とはかなり離れていたが、追われるごとにグイグイと差を詰めて、
ちょっと前を伸びていたアルマフローラをも飲み込む勢い。
これはやったかと思わせてくれたんだが、
そこはさすがに圧倒的人気を背負った馬、
並んでからが強く、むしろ突き放され気味になった。
最後は交わせる雰囲気がない、半馬身差のゴールに。

力は出し切った。ただ勝ち馬が強かったね。
人馬ともに、文句の付けようがない、素晴らしい競馬だった。
一つだけあげるとしたら、少しだけ馬体が重かったのかもしれないね。




10R タツストロング 11着
スタートはまあ、普通と言って良いんじゃないか。
スッと行き脚がついて4番手の外目あたりにいたが、
予想通りに飛び出した3頭から離れた2番手集団が、
予想よりも遥かに団子の形になったのが痛すぎた。
もっとバラけると思ったんだけどねえ。
外枠のストロングはずっと外々を走らされることになってしまった。
ハイペースになったこともあるだろうし、
3角4角の外々を嫌って少し下がって競馬をしたんだけども、
下がった先も全て内に馬がいて、大した効果はなし。
大きく走らされながら直線も大外へ。
それでも追い出すまではまだ気配があったように感じたが、
追い出すところでバランスを崩してしまった。
そこから、もたれてどうにもならないように見えた。
それ以降は全く脚を使うことなく後退する一方で終了。

やっぱり疲れてるんじゃないか。
調教内容からそれは読み取れるしね。




11R ペルーサ 2着
若干遅かったが、まあ許容範囲のスタート。
軽く気合をつけたが、馬は全く動かなかった。
動かないならそれで行こうということになり、
じっくりとレースに入った。最後方から。

予想外に前がぶっ飛ばす展開になり、
相当に縦長の展開になってレースが進行。
先頭からペルーサまで4~5秒くらいの差があった。
まあ、前は放っておいても止まるだろうから良いとして、
中団の馬たちに対してはそこそこの差でいたかったが、
道中、全く動いてくるところがなかったねw
4角、大写しになったところでは既に手が動いていたけども、
大して浮上してくる感じがないままに4角へ。
コーナーは上手く回って直線で外に持って行こうとしていたが、
馬が動かなかったか、それとも余裕がないと考えたか、
馬群に向かって真っ直ぐに突っ込んで行く道を取った。
圧倒的人気馬の進路ではなかったが、これはかなり運が良く、
一切前が詰まることなく、狭い一本道を抜けてくる。
ペルーサだけ脚色が違って全馬を飲み込みそうになったが、
ヤングアットハートだけは僅かに捕まらなかった。

とにかく重かった、それに尽きるかねw
専門誌で◎が半分くらいしかないという酷い扱いをされていたが、
さすがに間近で見た人間には買える状態じゃなかったのだろう。
馬の機嫌は損ねなかったのでJCと違って最後まで走ってはくれたが、
あまりにも重く、底力だけで持ってきたという内容だった。


とりあえず、もう20キロくらい絞ったほうが良いだろうw

土曜日の騎乗馬と予想

2012-01-27 23:25:45 | 競馬
出張先から帰ってまいりました。またいつも通りにいきます。

で、帰ってきたらいろいろ書こうと思っていたけれど、
1つのニュースで全部吹っ飛んでしまった。

小島貞博師が亡くなった。
心よりご冥福をお祈りいたします。
ブルボンに乗ってた人がなあ・・・。ショックだわ。
正直、ここ数年で一番びっくりしたニュースだった。
まあ、これが故人の意思というのだからそれを尊重したい。
当たり前だが、簡単に決めたことではないだろう。

今年の競馬は開幕からアクシデント続き。
冬場は馬場が荒れやすく、また重くなりやすいので、
だいたいの年がそんな傾向にはあるんだけど、
今年は特にその傾向が強くなっている感じ。
そろそろ落ち着いた開催を見たいところだ。

とにかくもっと明るい話題が欲しいね。
やれるのはペルーサしかいないだろ。
調整過程には疑問符しかつかないけどもw


さあ、気を取り直して明日の競馬を。






土曜 東京
3R 3歳新馬 ダート1600m シンボリエンパイア ◎
藤沢和厩舎、エンパイアメーカー産駒の3歳牡馬。

葛西助手
「体が絞れ動ける態勢。
 大きなフットワークで東京向きだし、コントロールも利くタイプ」

○外のエンパイアメーカー産駒。
現役時代に米3冠の1つベルモントSを勝っているエンパイアメーカーは、
昨年から日本に来ており、これから国内で産駒がたくさんデビューする。
現在日本には○外と持ち込みの産駒が16頭おり、
このうち14頭がデビューして8頭が勝ちあがっている。
代表産駒はこのあいだの中山金杯を制したフェデラリスト。
わざわざ輸入されるだけあってさすがに優秀だ。

肝心の同馬の調教はなかなかのもの。
美浦坂路で僚馬ブライトシャドウを先行して待つ形の調教で、
馬なりで併入を果たした。51.1-13.0。
美浦坂路だが、流してこの時計なら文句のつけようはないかな。
後は実戦に行ってどんなもんかだが、
エンパイアメーカー産駒だし、とりあえず走るだろうなという感じ。

美浦の時計なので把握しきれない面も多いが、
エンパイアよりも動くなと感じる馬はいない。
実際、エンパイアが人気を背負うことになりそうだ。




8R 4歳以上500万 芝2000m ゼロチョウサン ▲
小笠厩舎、ステイゴールド産駒の5歳牡馬。

小笠師
「2000だと折り合いが鍵になってくるけど、
 このクラスならば力上位。好勝負を期待する」

過去走のほとんどを追い込んできた馬。
特に近走は、離れた最後方がマイポジションになっている。
それで常にある程度詰めて来るのだから末脚は大したもの。
これが馬の性に合っている事は間違いない。
5走前は最後方追走、4角からインががら空きでそこを抜けた勝利。
3走前は最後方から外ラチ近くを追い込むも僅かに届かず、
2走前は道中引っかかって最後は馬場の悪い内に突っ込み脚を無くした。
前走は最後方から直線で2度に渡り前が詰まって思いっきり走れず。
後ろにいる以上、直線でどうなるかは多分に運に左右されるが、
力を出し切りたいなら、3走前の競馬が正解。
勝つか沈むかと思うなら、5走前や前走の競馬が良い。
2走前は少し出たところを他馬にちょっとカットされただけなんだが、
それだけで引っかかりっぱなしになったくらいだから、
他馬に絡まれる事を極端に嫌う馬ということが想像はできる。

アンカツに依頼が来た以上、どう運ぶかは全てアンカツの裁量だろう。
基本的には馬の邪魔をしたがらない人なので、
外を大きく走らせてあげることになるとは思うが、
流れ次第で途中からいろいろと勝負を賭ける人でもあるから、
今回はどうなるかを楽しみに見たい。
徐々に人気落ちしている近2走で勝ち負けに絡めていないのと、
相手にそれなりの成績の馬が揃ったことで今回はもう少し人気落ちするから、
単複で手を出しやすい配当になるのもありがたいね。

1番メジロカトリーヌと8番トーセンドンファンの逃げ争い。
争いと言っても、どちらもはっきりした逃げ馬ではないので、
ゲートを出て前に出ていたほうがすんなりと先手を取りそう。
この2頭が争ってペースがあがるということはなさそうだ。
続いて14番マイネルヴァルム、9番マイネルシュライが番手につく。
3番ハシルヨミテテ、11番アサクサポイント、2番フーガヒフューグ、
その後ろに6番オペラオーカン、5番ベストアンサーが続いて、
これが先団から中団まで。残りの5頭が追い込み馬。
人気を背負う10番アルマフローラも追い込み馬で、
これを対抗格の13番ウェスタンディオがマーク。
チョウサンにとっては格好の目標になりそうな2頭だが、
最初はそれを無視するように自分のペースで入ることになるか。

トーセンドンファンをマイネル2頭とハシルヨミテテが追いかけるので、
直線までスローってことはないんじゃないかと思う。
あまりに遅ければアルマが上がって行くだろうしね。
パッと見、展開が向くようには考えられないのが、
それは人気サイドの2頭にも言えることで、
2頭はけっこうな人気を背負うこともあるし、
さらにチョウサンほど極端な脚質じゃないので、
ラスト3ハロンが34秒フラットくらいになることを期待できるはず。
こちらはそれらに流れを任せて進めば良い。
気持ちよく進んで最高の末脚を発揮してどこまで行けるか、それに尽きる。
はまるかはまらないかだが、単勝は15倍くらいなので、
小額で単複を楽しむには十分なレースだろう。
チョウサンがはまって3着までに食い込むことが出来る場合は、
同じ追い込みのアルマとウェスタンも間に合っているだろうと思われるので、
この2頭に対して馬連と3連複を買いたい。




10R クロッカスS 芝1400m タツストロング ◎
鮫島厩舎、サクラバクシンオー産駒の3歳牡馬。

寺井助手
「折り合いを考慮して後方からも前残りの決着。
 力はあるし、千四の方が競馬もしやすい」

折り合いを考慮したっつうか、折り合ってないんだけどねw
出遅れて走るのを嫌がってたってのが前走の簡単なまとめかと。
1400のほうが走りやすく、鞍上も乗りやすいのは間違いない。
後は暮れの阪神を1分22秒で走った力を見せられれば、
東京なら1分21秒前半で走れて何もおかしくない。
馬券的にかなり楽しみな一戦なのだが、
とにかく調子がどんなものか、それに尽きるだろう。
前走が終わって調教を再開したのが6日経ってから。
早い馬は4日で再開することがあり、一般的には5日だと思うので、
やっぱり多少疲れがあるんじゃないか?と感じる。
この中間、56.6-13.7しか出していないしね。
まあ、今週の栗東は馬場が極悪だったので、
無理をさせなかったというのも事実だろうが。
このあたり、どんなものなのかなと思う。
とりあえず、良い状態である事を前提に行こうとは思うが。

さらに人気を落としそうなので、馬券的には本当に楽しみなんだが。
シンザン記念を見直せば一目瞭然だが、
ここでもそれなりに売れるであろう5着のシゲルアセロラとは、
走っている位置があまりにも違うからね。
今年の京都が異常な内有利であることは改めて主張するまでもないだろう。
東京も改修後はそういう傾向の強い競馬場ではあるけども、
たとえ開幕週でも、ここまでの京都と比べれば絶対にマシだと思われるw
相手がどうこうより、ストロングが力を発揮さえ出来れば、
これくらいの相手なら一蹴できると思っているんだけどね。

5番シゲルアセロラ、1番ハクサンムーンの逃げ争い。
どちらが速いかは分からない。ハイペースは確実だろう。
さらに10番のマウントビスティーも絡んで行く。
この3頭はかなり速く、少し離れて4番オメガホームラン。
スタートさえ良ければ、この外にストロングとなる。
6番セイクリットレーヴ、9番ニンジャ、3番ビウィッチアス、
それから12番ヴェアデイロス、2番ヴィオラーネと続き、
後方に8番キングオブロー、7番フェスティヴタロー。
レースは縦長で進行しそうだ。

東京の14はどちらかと言うと上がりの勝負になりやすいコースだが、
上記のようなメンバーなので、テンが速くなるのは確実で、
長い直線で大半の馬が終いをなくすようなペース、
開幕週だが差しが決まりそうな展開が予想される。
オメガホームランがどう運ぶかも注目で、
この馬が前のシゲル、ハクサンを意識するようならば、
ますます差しが優位のレースとなるだろう。
そして俺としてはそうなりそうな感じがする。
ストロングとしては、多少遅れたほうが良いかもしれない。
前走、まったく勝負にならなかったとはいえ、
後方から外を回った馬の中では良い脚を使っていたので、
今回はまず調子が良い事を前提に、
派手に外を振られなければ良い脚を使ってくれると思う。
頭数が少なめで前が飛ばすことが予想されることから、
この点がほぼクリアされているので、楽しみは大きい。

前は潰れると見た。オメガが残れるかどうか。
そこに差し込むストロングを筆頭に、セイクリッド、ビウィッチアス、
このあたりの勝負になると考える。
単複を中心に、3頭へ3連単マルチを買いたい。




11R 白富士S 芝2000m ペルーサ ◎
藤沢和厩舎、ゼンノロブロイ産駒の5歳牡馬。

葛西助手
「体が増えているが重さを感じないし、走れる態勢にある。
 今後のためにぜひ賞金加算を」

問題の馬の登場だ。
当たり前だが、対戦相手に敵などいない。
G1ではトゥザグローリーやルーラーシップよりも前に来れる馬。
まさかOP特別で後れをとるわけにはいくまい。

今週、またも美浦に出向いたアンカツが調教に騎乗。
ダンスファンタジアと併走に持ち込んだわけなんだけども、
アンカツの感触として、カリカリしていてなおかつ重いということで、
先生と協議の結果、予定を覆してもう一本追試の追いきりを実施した。
競馬ゲームをやってりゃよくある話なんだけども、
現実にこういうことは滅多にない。
言うまでもなく、理想通りには来れていないということ。
それを応急処置で解消する技術があるのかどうか、
百戦錬磨の藤沢厩舎が試されているということになる。

そんでもって今日、坂路でさらに時計を出している。
54.1-12.6という、本追いきり並の時計をマーク。
水曜日に追試の追いきりをやっておきながら、
さらにこんな時計を出してくるということは、
良い風に取れば、こんな無茶な調教を出来るくらいに元気な状態、
悪い風に言えば、こんなことをしなけりゃいけないくらい太すぎる状態、
ということになる。
少なくとも、順調な調整過程ではない。
これを順調と言ってしまったら、順調という言葉に怒られるだろうw
買わない派というか、穴党の立場に立って物を考えるなら、
この馬を軸で買う人間の神経が分からないくらいだろうねw
ちょっと・・・前代未聞に近いくらいにハードな調教になっている。

今回も調教から物議をかもすようなことになっているわけだがw
もはや何が起こっても「ペルーサだから」の一言で済んでしまう馬w
こんな相手関係で負けるはずはないと誰もが思いつつ、
負けてしまってもみんな納得してしまうだろう稀有な存在。
前々走のJCで競走を放棄、前走の有馬では出走すら放棄。
さて、今回は一体どんなショーを見せてくれるのか。
この馬に対する競馬ファンの期待はあらゆる意味で高まるばかりだろうけど、
我々としては、圧勝してくれないと困る。

展開とかはまあ・・・どうでも良いだろう。
ペルーサの作戦を考えることは、楽しいけれどむなしい作業だw
人が馬のやる気をなくさせるようなことだけはない騎乗だけが求められるが、
そこは本物で唯一の馬至上主義者であるアンカツなので心配はいらないから、
後はペルーサがやる気になってくれさえすれば。
単勝を軽く買って、楽しくレースを見たい。

来週の特別騎乗予定馬

2012-01-22 19:11:28 | 競馬
いかんなあ。
馬が良くなってきたと思ったら、各作戦が裏目ってきてるw
それぞれ、良かれと思っててやってたことはよく分かるけども、
逆の作戦ならと思うレースばかりだった。
今日はそれぞれのレースで序盤に仕掛けすぎたね。
まあ、それくらいしておきたい馬場だったんだけども。

ま、仕方ない。気を取り直して来週へ。
ここから毎週のように大事なレースが続く。
1週駄目だからといって落ち込んでる暇などない。




土曜 東京
春望S ダート1400m 未定




クロッカスS 芝1400m タツストロング
鮫島厩舎、サクラバクシンオー産駒の3歳牡馬。
前走のシンザン記念は良いところなく敗退。
レース前から気合が乏しかったようで、
疲れてるのかな?とアンカツは言っていたが、
とりあえず連戦してくることになった。
前走からの調教は入念だけども至って軽めなので、
元気一杯に参戦してくるという感じはない。
距離短縮は間違いなくプラスになるんだけど、
臨戦態勢がどう出るか、そんなレースになる。

オメガホームラン、セイクレットレーヴ、
シゲルアセロラ、ハクサンムーンあたりが人気か。
初冬のOP特別らしく、メンバーは軽め。
14なら圧倒して欲しいが・・・。
ちなみに現在の京都は圧倒的な内有利の馬場なので、
シンザン記念で内にいて先着された2頭と差はないはず。
人気はないだろうから、改めて期待する。




白富士S 芝2000m ペルーサ
藤沢和厩舎、ゼンノロブロイ産駒の5歳牡馬。
OP特別に参戦。まさに負けられない戦いだ。
仮にもトゥザグローリー、ルーラーシップと互角に戦ってきた馬。
2頭は今年初戦のG2で桁違いの力を見せつけている。
ペルーサもワンサイドでぶっちぎるしかないわけだが、
全てはこの馬の気持ちにかかっているだろう。
前走のJCみたいな体たらくではさすがに負けてしまう。
実際にそういう走りを直前にしているから、
絶対に大丈夫と思うことが出来ないのが辛いところだが、
大丈夫だと信じてレースを見たい。

信頼という言葉から最も遠い存在かもしれないがw






日曜 京都
春日特別 芝1800m 未定



松籟S 芝2400m タニノエポレット
村山厩舎、ダンスインザダーク産駒の5歳牡馬。
非常に難しい馬だが、2走前に2度目の1000万条件勝利。
馬群に突っ込まないと闘志を奮い立たせられないという、
今の京都を考えるとありがたいようなありがたくないようなw
あまりいないタイプの馬である。
前走は外枠だったので外々を出ざるを得なかったが、
良い手応えで突き抜けそうになりながら連すら外したことが、
この馬の特徴を顕著に現している。
アンカツも何度かやっているし、外でも別に伸びないわけじゃないけれど、
乗っていて、明らかに気合が不足してしまうことが分かるようだ。
外々だと伸びきれず、内だと詰まる可能性が常にあって、
それで勝つか掲示板の端かみたいな成績になっている馬。
今回も上手く突っ込んでこれる事を祈りたい。

メンバーを見渡すと、エポレットは1~3番人気のどこかか。
これはという馬はいないが、どうにもならない馬も少ない、
中レベルの混戦といったところだろう。
まあ、エポレットは相手云々よりも運との戦いの面が強い馬。
やや少な目のこの頭数を味方に、突き抜けて欲しいところだ。




京都牝馬S 芝1600m 未定

日曜日の結果

2012-01-22 12:33:15 | 競馬
5R トーコーレガーロ 7着
微妙に遅めだったか。
他と同じく仕掛けながらの位置の取り合いに。
左右の馬とぶつかりながら進んでいたが、
バーニングジールのほうかな?これとぶつかって下がった感じ。
怯んで負けてしまったような感じに見えた。

誰がどこからどう見ても先行有利の馬場なので、
全騎手が行こうとしていて逃げ争いはなんと6頭併走。
当然速い流れになり、1000mを58秒台で通過して行ったわけだが、
それでもなお前、というか内が止まらないのが今の京都。
後ろから外になったレガーロには全く出番がなかった。

アンカツの動きを見る限り、終始追っつけ気味の追走。
さすがに馬場がまずいと考えて乗っていたと思うけど、
馬がイマイチ前について行けなかった。
4角で外をグッと上がってきた時は良かったけども、
集団を外から交わそうとしたのでかなり外になってしまい、
今の馬場ではあまりにも厳しかった。

最初の動きで負けてしまった。それに尽きる。
レガーロ自身、最初の3ハロンを35秒ちょっとで入ってるので、
それなりに頑張って動いてはいるのだろうけども、
このあたりは休み明けの脆さってところなのかな。
後、重馬場が上手くないのは間違いないので、
それも影響はしているのだろう。
とはいえ、やはり直線で外になったことが全てかな。




7R アドマイヤカーリン 6着
上々のスタートから激しく仕掛けて先行。
そんなに行き脚は良くなかったが、強引に前に出た。
包まれるのを嫌ったのは間違いない。
道中でえらい目にあうよりも、最初に無理をしようという判断。
その甲斐あって2番手の外、良いところを奪ったのだが・・・。

悪夢はその直後に訪れた。
せっかくとった2番手の位置をあざ笑うかのように、
外から2頭が捲くっていって先頭に並びかけ、
その流れで5番手の真ん中という最悪の位置に押し込まれた。
もうこの地点で馬はやる気をなくしている。
全騎手の中でアンカツだけが最後の直線のごとき追い方に。
目一杯に追ってかろうじて馬群に取り付いていたが、
道中がそうだから、最後の直線も当然狭いところになり、
カーリンにそこを割って出るような集中力はなかった。

これは酷い目にあった。
良かれと思ってやったことが完全に裏目の失策に。
後ろで待っていたら楽勝していたんじゃないか。
ま、精神的に難しく急変する展開に対応できる馬じゃないから、
仕方ないとしか言いようがないのだが。




8R ペガサスヒルズ 2着
好スタートから仕掛けて前へ。
7Rに負けず劣らずの仕掛けっぷりで、
先手が欲しかったのは間違いなさそうだが、
ハイペースで進行する先団の大集団には速さで勝てず、
置いていかれる形での中団やや後ろ。
この位置を望んだわけじゃなく、ついていけずにここになったということで、
正直、相当に厳しいレースへの入り方だった。
ぶっ飛ばす先団をしばらく追いかけていたが、途中でさすがに諦めて馬なりに。
そこでようやく息を整えて最後の直線に備えられた。
今の京都はどうも前残りばかり続いて前に行きたくなるところだが、
物には限度があるわけで、どう見たって前は潰れそうな流れ。
直線に備えていったん待ったのは大正解だろう。

行きっぷりが戻った感じで4角は外へ。
ここで一気に行きたかったんだけども、
後ろからカネトシイナーシャに捲くられたため、
これを行かせてからのスパートになったのは痛かった。
コーナーで捲くり返すわけにもいかないからね。
外を回り過ぎないようにして、直線で外に出たのは妥当な運び。
最後は前が崩れる流れに乗ってしっかりと脚を伸ばしてきたが、
サトノモンスターの追い込み脚も生きる流れで、
こちらは馬群を上手く縫うことに成功したことで、
あとひとつ及ばなかった。
最初に頑張って前を追いすぎたかなと思うけども、
まあまあ、この馬の走りは出来たんじゃないかと思う。
正直、少し身体が重かったというのはある。
過去最高体重になってしまったからね。
除外はやはり痛かったのだろう。




11R アドマイヤロイヤル 8着
やや遅めのスタートだが、まあいつも通りである。
想定内のスタートから気合を入れて出して行ったのも予定通りだろう。
そこからの動きが今日は非常に速かった。
かなり速い流れで1角に入って行ったと思うが、
無理なくエスポワールシチーの後ろに取り付いた。
エスポワールシチーが2番手に行けなかったのは期待通り。

道中はタガノロックオンの内、7番手で上手く流れに乗っていた。
前走のペースにすんなり対応できた馬で、
今回もさらに上手い競馬を見せてきたね。
道中の流れは全く緩まず、後続の追走も苦しくなる中、
良い手応えで4番手に上がってきて直線へ。
目の前にエスポワールシチーがいて、正直ここで勝ったと思ったのだが。
直線で追い出されてからさっぱりだった。

敗因が距離、というほどに走っていない。
1600mを迎える前に鈍っていたからね。
最初に動きすぎたことが考えられるんだけども、
このハイペースでも前の馬がそのまま押し切っている以上、
出過ぎないようにしつつ前を取ったことに問題はなかったと思う。
とにかく前にエスポワールシチーがいる形をとっての競馬で、
それで負けてしまったのだから完敗なのだろう。
仕方ない、また秋に向けて経験を積んでいって欲しい。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-01-21 23:57:32 | 競馬
2月4日のエルフィンSはアナスタシアブルーに騎乗。
2月18日のダイヤモンドSはスマートロビンに騎乗。
メディアに報道されたので記しておく。

今日の新馬プロフェッサーは3着。
上位2頭とは大差離されたという結果だから、
最善の結果を勝ち取れたと言えるだろう。
血統も動きも地味の一言で人気する要素はないと書いたが、
馬主も調教師も騎手もそう作用せず、
想定オッズより3~4倍くらい売れた程度の人気。
複勝の3.5倍は十分すぎたな。
陣営からは「非力だ」という話があって、
それで芝コースに行ったら良いのではと言われていたが、
今日はあいにくの雨模様で馬場は重。
厳しい条件だったのだが、よく走ってくれた。
これからグンと良くなってきそうだ。

さあ、明日は本命対抗が続く。この調子で行ってもらいたい。

あと、あらかじめ書いておきますが、
俺は来週の月曜から金曜日まで出張のため不在にします。
28日の夜から再開できると思います。





5R トーコーレガーロ ◎
橋田師
「相変わらず稽古駆けしないが仕上がりは良好。
 未勝利なら力は上だし、何とかしたいね」
重馬場でもそれなりには走れるけども、
それほど合ってはいないので、出来る限り乾いて欲しい。
今日の夜も少し降るみたいだけども、酷くならなければ。
調教ではロイヤルに遅れているが、それは仕方ない。
この馬なりにしっかり動けていると見て良いだろう。
調教本数も十分である。

逃げるのは13番のマイネルコンキスタ。
これに対してどの馬が競りかけて行くか。
近年にないレベルで先行有利の馬場である現在の京都で、
とりあえず行ってみるかと思う騎手はいてもおかしくない。
レガーロとしては、それらを行かせてから好位が理想になる。
10番ウインドグラス、7番バーニングジール、9番ケイウンニシキ
4番シゲルパッション、16番レイズワーク、14番ヒシアルコル
このあたりの馬が先団を形成しそうな感じ。
放っておいてもスローペースにはならないと思われる。
別になっても構わんけど。
これらの後ろでしっかりと脚を溜めて進み、
直線で外に出てスパッと差しきりたいところ。
先行が圧倒的に有利と書いたが、
それでもこの相手に3~4馬身程度の差を差せないのなら、
OPを目指す意味が何もないだろう。

上とは反するが、出方次第ではもう少し前にいることもあるかな。
いろいろと試している段階だけども、
番手からの競馬はしていないので、それを見たいところでもある。
まあ、どちらにせよそろそろ結果が欲しいところだね。
オーソドックスに行けば、レガーロは6~7番手からだと思う。
1番シルクドリーマー、8番デイジーバローズと、
後ろからになりそうな上位人気馬は割り引いて考えて良さそうだ。

どこからでもレガーロは力の違いを見せると考えたい。
前が速くなれば、少なくとも力のない馬は沈むだろうけど、
ある程度の力量馬はそのまま残ると考えてかまわなさそうな馬場。
マイネルコンキスタ、バーニングジール、レイズワーク、
この3頭が相手と考えるのが自然。
単勝勝負に、頭固定で3連単6点を。




7R アドマイヤカーリン ◎
松田博師
「稽古の動きは良かったし、依然好調をキープしている。
 あとは、気持ちの問題だけ」
その通りで自分との戦い。
まともなら500万で負けるはずがない。
その先の1000万あたりでも負けんだろう。
集中力に欠ける馬だが、どうにかして走るほうへ持っていきたい。
芝で未勝利を勝ったレースがちょうどギリギリの運びだったが、
ダートならもっと前で組み立てたてれると良い。
前走くらいでも構わないが、それなら外にいたい。
今回もまた内目の枠に入ったので、
好位からならばどこで外に出るかが鍵になるだろう。
ライバルのハリケーンは後ろに下がってから外に出ると思われ、
当面はこの馬と関わるところがないと考えられる以上、
逆にさっさと抜けて追うほうが良いのかもしれない。
逃げそうなステキナシャチョウが粘ってくれるのが最善だが。

休み明けの5番ステキナシャチョウがどこまで動けるか分からないが、
これ以外に速い馬はいないので、これがハナだろう。
先行力だけはある3番のマックスコヒヌールが2番手に上がる。
その次が出てこないが、6番シャインストーン、
8番ディアヴァンドーム、10番ライブリシーラ、
このあたりの脚質不安定な馬がたまたま前に行くかもしれない。
それに対して、内から好位になるカーリンとしては、
変に囲まれる形は避けたいところだ。
ライバルのハリケーンはこれらの後ろから外へ持ち出すはずで、
脚力の違いから4角で一気に被せにくる可能性が高い。
その時に内にいたら戦うことが出来ないままに行かれてしまう。
スムーズに外を走って負けるのは馬のせいで仕方のないことだが、
進路のない形に持ち込んでしまって負けるのは騎手の失敗。
そうなってしまうことはあるけれど、そうならないようにしないとね。
走力的には敵でもなんでもない馬が大半なので、
とにかくこれら障害物を交わすことに意識を集中だろう。

今回のレース、相手は1頭除いてかなり弱いものの難しいところがある。
それは、大半の馬が走力はない上に脚質が定まっていないこと。
そしてそれがどの地点で邪魔になるか予想できないことが問題。
カーリンが先行する場合の理想は、
2番手まで上がってしまってすぐに外に出ることになる。
ただ、そういう操縦が簡単に出来る馬じゃなく、
無理な指示は機嫌を損ねるだけである事を思うと、
とりあえずは馬なりで入って、道中で進路を考えることになるのかな。
一番安全なのは、こちらも下がってハリケーンの真横で競馬すること。
こちらのほうが外枠なので、ハリケーンを内に押し込んだ上で、
4角から外を自力で進出して一気に勝負を決める競馬が可能。
ただしこちらは、シャチョウが凄く強かった場合に致命傷になりかねない。
まあ、あちらを立てればこちらが立たずで、
何もかもが上手く行きそうな作戦などありはしない。
10何頭もいれば他馬だって予想外の動きをするかもしれないし、
出た格好で頑張るしかないということ。
とりあえずオーソドックスに、4番手あたりから進んで、
勝負どころで上手く外に出てそのまま押し切る形を想定したい。
ハリケーンは不発なく中団外から追い込んでくるだろう。
不運さえなければ、これとの一騎打ちしか考えられない。
そして、こちらが勝つシーンしか期待しない。
単勝、馬単1点で勝負。
後はヒモ荒れを期待して3連単1、2着固定で3連単総流し。




8R ペガサスヒルズ ◎
寺井助手
「除外で間隔はあいたけど影響はないし、前走はちぐはぐな競馬。
 14になるのもプラス」
前走については木曜日に書いたとおり。
一言で言えば、ちぐはぐな競馬、になるのだろう。
距離短縮も当然プラス。京都替わりもプラス。鞍上も強化。
除外で2週間延びた事だけが不安点になるけれど、
状態は上手く維持されていると期待したい。
開幕週を除外になってから、ずっと馬なり調教を続けているので、
あくまでも状態維持を努めているといったところではある。
本当は2週間前に走っていたかったんだけどね。
予定していたレースでも楽勝だったはずだ。
ま、ここもメンバーは軽いので大丈夫だろうと思う。

長期休養明けの7番アースワンキセキが逃げ馬。
この馬がどこまで動くか分からないが、速いのはこれ。
それから、13番のテラノコブラ、14番ネオヴェリーベリー、
さらに大外からブラックイレブンが進出する。
1400だし、外枠から何頭か行けばハイペースになるだろう。
その後ろに2番エーブポセイドーン、4番ホークウォリアー、
8番メイショウヴァルナ、そして11番のペガサス。
ここまでが先団~中団で、はっきりとしそう。
序盤の速い流れに乗れる馬が限られると思われる。
後ろから差を詰めてこれそうなのは2頭だけ。
3番サトノモンスター、9番ニシノゲイナー。
展開自体は前崩れに近いものになりそうなので、
ペガサスが一気に前を叩き潰す競馬をした場合、
これらに出番が訪れそうだ。

まず前の争いをブラックが制するとして、
それをペガサスが一気に差し込んで独走、
粘るブラックにサトノ、ニシノの追撃があって2着争い、
こんな感じに考えている。
単勝1点、3連単6点で。




11R アドマイヤロイヤル ◎
児玉助手
「今回は先々を考えての挑戦。
 距離は持つと思うが、コーナーを4つ回ることになるのがどうか。
 充実期にあるし、何とかクリアしてほしいね」
エスポワールシチーは最終的に単勝1.3倍になりそう。
日本馬が微塵も通用しないBC以外、全てのレースで4着を守り、
今もなおダートG1の最上位を形成する馬であるから、
これは全く納得のオッズである。
(先週のトゥザグローリーもこうあるべきだったと思う)

それは当然のことなので改めて何かを思うことはなく、
それよりも2番人気以下に興味があったわけだが、
ロイヤルが完全に抜けちゃってて萎えるねえw
2番手だとは思っていたが、こんなに開くのか。
文字通り「他の馬の倍」くらい売れてしまっている。
そんな実績差があるわけではない、というか、
むしろロイヤルの実績は乏しいんだけどこのオッズ。
これ、各メディアの印はどうなってるんだろうな?
競馬ブックでは3番手評価のように見えるし、
中日スポーツでは4番手評価だったわけだけども。
「エスポワールに勝てるかどうか」という考えでいくと、
トウショウフリークとタガノロックオンには手を出せないから、
それでこんなことになってしまってるのかねえ。
まあ仕方ない。エスポがいるからつくのはつく。
このレースでエスポワールを頭で買わないのは全てが穴狙いだ。
穴党の夢も背負って頑張ってくれw


前走で高レベルレースへの挑戦に成功。
今回は全く違う条件への挑戦となる。
挑戦続きだが、ロイヤルならやってくれると期待している。
コーナーを4度回ることになるわけだけども、
内目の枠を手に入れたことは歓迎すべきこと。
前走は馬群の中で怯まずに競馬出来ていたし、
ここもいつも通りに中団から上手に走ってくれるだろう。
忘れがちだが地味にスタートの悪い馬だけども、
たくさんいる先行馬が7番から外に集中したこともあり、
多少の遅れなら取り戻して中団に押し上げれると思う。
どこかで外には出たいけれども、
今回の相手は圧倒的に格上のエスポワールシチーなので、
出来うる限り力を温存して直線に入って爆発させたい。
前が窮屈になって負けたとしても、それはそれで仕方ない。
途中まで内目でじっと脚を溜めていく、少々の運頼みも良いだろう。

8番のトウショウフリークが逃げて、
15番になったエスポワールシチーが追いかける。
昨年同条件で行われたみやこSと同じ形が想定されるが、
あの時と違うのが枠順だ。
みやこSでは2頭ともに内枠ですんなりと行ったが、
今回はエスポワールが大外になったので、
何か割って入る馬があるように思う。
12番ヒラボクキングか、14番キクノアポロか、
どちらかがトウショウの外に行くと思うんだよね。
さらに10番タガノロックオン、7番タカオノボルも前に行く馬。
特に、みやこSで3番手だったヒラボクはけっこう動きそう。
それらに対して、エスポワールが一気に行けるかどうか。
京都の18はコーナーまでが短いわけだけども、
1頭増えるだけでそれを交わして出るのが倍大変になるコース。
エスポワールは確かに一番速いんだけども、
内に首だけでも入られるとそれを無理には交わせないから、
1コーナーで大きくロスをする可能性がある。
で、そのロスを避けるには1つ下がる必要が出てくる。
ここで、佐藤哲がどういうふうに乗るかを想像してみると・・・。
出るんだろうね、この騎手は。
多少どころかかなり強引でも、出て行く事を選択すると思われる。
それによって引き起こされることは、ハイペースの流れ。
加速のついたエスポワールをそう簡単にとめることは出来ない。
突かれたトウショウがペースを上げることで、
みやこSよりも速い流れを期待することが出来る。
枠の並びからそれが言える。

2番スタッドジェルラン、6番アドマイヤロイヤル、
9番シルクシュナイダー、11番グランドシチー、13番レーザーバレット、
このあたりが中団からの差しに構える。
ロイヤルは中団でスタッドのすぐ外くらいになるだろうか。
内ラチ沿いじゃないのは良いかもしれない。
内目が良いのは間違いないが、最内はどうにもならないことが多いから。
強敵相手に力を溜めたいのは間違いないけれど、
同時に選択肢も多めに欲しい。それを考えると絶好の枠。
上で運任せも良いだろうと書いたけど、
自力で行けるなら当然それにこしたことはないのだから。
ペースが速くなれば自然と縦長になるだろうから、
自発的な進出もしやすくなるはずだ。
この後ろはサイレントメロディやインバルコあたりだが、
現役随一のズブさを誇るインバルコは、
速いペースでは非常に厳しいと思う。
そもそも最内枠が当たった地点でほぼ終わってると思うがどうか。

エスポワールを巡って先団がいろいろ頑張るだろうけど、
結局エスポワールが抜け出すことに疑う余地はない。
佐藤哲の性格を考えると、早い段階で抜け出しそう。
今回はトウショウフリークの調子がひと息と見る向きが多く、
もしかしたら4角で早々に先頭に立って押し切りに入るのでは。
少なくとも、直線の入り口では先頭に立っていると考える。
他の先行馬はそれを追いかけるしか選択肢がなく、
ばらっとするだろうと思われる。
そこを上記の中団の馬たちがどのように突くか。
上手く突き抜けた差し馬がエスポワールに迫れるだろう。
それがロイヤルである事を信じている。
もう1頭あげるなら、スタッドジェルランも脚がありそうかな。


このレース、ロイヤルが賞金を加算できるか否かが最注目事項で、
それ以外のことはどうでも良かったりするわけだけどもw
馬券的にはまず単複、それからエスポワールとの馬連馬単1点を買い、
後はスタッドジェルランも入れて3連複、3連単を買いたい。

今週の騎乗馬

2012-01-19 22:38:49 | 競馬
土曜日は除外を食らわなくて良かったw
その新馬は未知数なところが大きいが、
日曜の4頭は連対濃厚なレベルだと思われる。
4連勝もあるかもしれないのでとて楽しみだ。




土曜 京都
6R 3歳新馬 芝1600m プロフェッサー
音無厩舎、リンカーン産駒の3歳牡馬。
リンカーンの子供はそれほど走っていないけれど、
さすがは現役時代の所有者といったところか、
近藤英子氏の同馬産駒の成績は2頭で3-4-1-3
夫の近藤利一氏は1頭で2-2-3-4
あと、血縁か分からないけど近藤元子氏が1-0-0-0
リンカーン産駒全体の複勝率は僅か15%なのに、
この夫妻が持っている同産駒の複勝率は65%超え。
全体としてそれほど走る馬は出てきていないけれども、
夫妻がある程度走りそうな馬を勧められて持った事は疑う余地もない。
プロフェッサーもそこそこには走ってくるだろう。
それが初戦からとなるかどうかは、さすがに何とも言えないが。

先週アンカツが乗ってそこそこの動き。
今週もまたそこそこの動き、といったところ。
今週の坂路の時計が13.9-13.1-13.3-13.1で、
先週が14.8-13.7-13.4-13.2だから、
イーブンペースで走るのが特徴的だなと思うのと、
これまで併走馬には全て先着しているようなので、
根性があるというか、負けず嫌いなところはあるのかなという印象。
時計はほどほどだが、陣営の感触は結構良いようだ。
とりあえずこの時期の新馬なら勝負になる程度には動いているので、
後は人気薄かどうかを確かめて、単複で楽しんでみたい。

(血統的には父も母も地味で、近親にも何もいない。
 2歳OPのダリア賞で3着のカーニバルソングが一番まともなくらい。
 調教は時計だけ見ればまさに「普通」の一言。
 鞍上と馬主と調教師を変えたら相当な人気薄のはずだが)






日曜 京都
5R 3歳未勝利 芝1600m トーコーレガーロ
橋田厩舎、アドマイヤムーン産駒の3歳牡馬。
現在3連続2着中。
逃げ、好位差し、差しの形での結果。
いろいろと競馬を教えている段階だが、
満を持しての復帰戦でそろそろ勝利を手にしたいね。
ここで勝っておけば、アーリントンCあたりへ向かえる。
G1への最短ルートが見えるかもしれない。
能力の高さをどうこう書く必要はないだろう。
弱い馬が3連続2着ってのはありえない。1回2回ならありえるが。
本当に最悪でも、1つは勝つ力があるのは確定しているわけで、
それがいつになるかということだけ。
で、相手関係を見る限り、おそらく今回で決まると見ている。

半分の馬が前走で秒単位の負け、惨敗をしており、
それらが巻き返してくることは、普通に考えてないだろう。
残った8頭くらいの中で、やはり前走3着の馬が対抗格か。
牝馬限定戦ながらそこそこの時計で走ったデイジーバローズ、
未勝利最強級の2頭には負けたが、それなりに走るマイネルコンキスタ、
年明けの新馬戦でそこそこ走ったレイズワーク、
これらがレガーロの対抗としているわけだけども、
まあ、レガーロが普通に走って負ける相手とは思わない。
ぶっちぎって勝つシーンも十分だと思う。

調教ではロイヤルに千切られてしまったが、
これは相手が悪すぎただけで、良い動きをしている。
昨年暮れから入念に調整されており、仕上がりも心配ない。




7R 4歳以上500万 ダート1800m アドマイヤカーリン
松田博厩舎、ディープインパクト産駒の4歳牡馬。
昨年暮れ、初めてダートに使ったレースで4着。
結果だけ見れば、可もなく不可もなくそれなりに通用、の形だが、
内容は内々で閉じ込められて外に出れなかったもので、
さらに内にいたことを嫌がってフワフワしていたものだから、
外を走れば力が違うところを見れるはずだ。
少なくとも500万でどうこうなる馬ではない。
未勝利で惜敗を続けている間に、
NHKマイル2着馬、菊花賞4着馬、京都金杯2着馬、京都新聞杯馬、
これだけの相手と競り合っている馬だからね。
別に故障したわけでもなんでもなく順調に使われているのに、
未だに500万にいるのってのは本当にどうかしているんだけども、
兄が超晩成馬アドマイヤモナークだと聞けば全て納得がいくところ。

ただし、兄貴はちょうどこの時期に最初の成長期を迎えている。
1000万を突破し、格上挑戦のダイヤモンドSで善戦を見せた。
そこからまた苦労して、本当に覚醒するのはこの2年後なのだが、
若駒の時期を終えて古馬の仲間入りを果たした今、
カーリンにもそろそろ準OPくらいまでは上がっておいてもらいたい。
芝砂は関係なく、普通に走れば条件戦で負けるはずがない。
若い時期に見せていたヨレ癖、斜行癖はほぼなくなっているので、
後は真っ直ぐ前に、思い切って脚を伸ばしてもらいたい。

ステキナシャチョウがどれだけ変わるかは分からないが、
基本的にはハリケーンとの一騎打ち。
こないだテンペルが4着だったレースで2着だった馬だけども、
あれくらいなら恐れるに足らないと考えている。
とにかくカーリンがしっかりと走ることだ。




8R 4歳以上500万 ダート1400m ペガサスヒルズ
鮫島厩舎、タイキシャトル産駒の5歳牡馬。
500万条件は既に勝っている馬だが、
昨年夏に降級してまた500万を戦っている。
東京で連続2着して、必勝態勢で挑んだと思われる前走、
少頭数の小倉17でまさかの4着に敗退した。
が、レースを見れば敗因は明らか過ぎる。
最初の位置の取り合いで負けて下がったのは仕方ないんだけど、
囲まれるのを嫌がって外に出してそのまま道中を走っていた。
1角から4角まで、常に4頭分外にいることが確認できる。
8頭がたった4馬身の間にいるレースだったけに、目立って仕方ない。
コーナーが4度あるわけだから、そのたびに距離ロスを重ね、
さらに早仕掛け気味に先頭に並びに行ったのだから厳しい。
小倉の17は大外枠の成績が非常に悪いコースで、
それはすなわちこういう競馬を強いられてしまうからである。
最初に下がってしまったなら、直線までじっと待っているべきだった。
(たとえ届かなくても、それは馬が弱いだけで騎手は何も悪くない)
それか、どうしても打って出るなら2番手まで上がる必要があった。
一番中途半端な位置を走っていたことが原因と断定して良い。
力負けでもなんでもないもので、堅実さを増しているのは間違いない。

京都のダートでは3戦して2勝、その2つは共に圧勝という好相性。
14は、芝路線のOPでも通用したケイアイデイジーを引きちぎったコース。
東京14と並んで、ヒルズの力を存分に引き出せるコースと思われる。
前走のことは忘れて、主戦に戻って今度こそ快勝を期待だ。
相手を見渡すと、500万の中堅より少し下あたりがずらりと揃った感じ。
2番人気はブラックイレブンになるだろうと思うけど、
そのブラックをぶっちぎったのが前述のケイアイに勝ったレースだ。
久々に戦うが、また力の違いを見せ付けてやって欲しい。
ただ勝つというより圧勝を期待しているし、すると思っている。




11R 平安S ダート1800m アドマイヤロイヤル
橋田厩舎、キングカメハメハ産駒の5歳牡馬。
今日の追い切りはかなり良かったようだね。
バーコードがずれたのだろう、計時不能になっているが、
併走したトーコーレガーロから推測は出来る。
レガーロが54.9-39.8-25.7-12.6で、
これにラスト1ハロンで3馬身ほど差をつけたみたいなので、
終いを12.2くらいで来ていると思われる。
レガーロの時計を1ハロンずつ記すと、
15.1-14.1-13.1-12.6なので
これより後半が速いとなると、素晴らしいとしか言いようがないね。
単に動きが良いだけじゃなく、リズムが良いことが分かる。
調教本数は十分だし、これならばいきなり動けそうだ。

エスポワールシチーの強さを今更とやかく書くことはない。
かつて現役最強だった馬で、あのブリーダーズC遠征で衰えはしたが、
それでもなお、現役トップ3の座に踏みとどまっている馬。
トランセンド、スマートファルコンと戦って、
コンマ2くらいのところで踏みとどまる馬だから、
これに勝てるようならそのままG1での勝ち負けが確定する。
そこまで行かずとも、良い勝負が出来ればG1で勝負が出来る。
賞金を加算するために大いなる壁になるけども、
これから目指すレースを思えば、これくらいが丁度良いか。
現時点で通用しないなら、また鍛えなおして秋に頑張れば良い。
ロイヤルはまだまだ若く、奥がある馬だからね。
現時点でどこまでなのか、ジックリと見させてもらいたい。

京都のダート18は初めてになるけれど、
ゆったり行けば2000mまでは悠々こなせていた馬。
後に七夕賞で2着に入ったタッチミーノットを内容で上回っていたくらいで、
1800mくらいはすんなりと対応してくれると期待している。
ただ、コーナーが4つになるのがどうかだな。
特に京都の18はすぐに1コーナーが来るので意外に難しい条件。
近走で2つの競馬に慣れてしまったので、そこは心配だけど、
超スローからハイペースにあっさり対応したこの馬のセンスなら、
今回の条件でも何事もなかったかのようにこなすと期待したい。

エスポワール以外は、まあどれも同じような実績。
相手はエスポワールだけとして書いてきたけども、
全体を見て物を言うなら、ロイヤルもその他大勢の中の1頭。
ロイヤル以外にも、最近上がってきた馬が目に付く感じではあるが、
終わってみれば、ロイヤルだけがエスポワールと戦えたと、
そんなレースになると考えている。

トウショウフリーク、タガノロックオン、スタッドジェルラン、
シルクシュナイダー、グランドシチー、タカオノボル、そしてロイヤル、
これらの新星がどこまでの器なのか、
ロイヤルから離れて考えても、先々を見据える上でも注目のレースだろう。