アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-07-31 18:11:57 | 競馬
2R モスカートローザ ◎
池江寿師
「初戦は突っ張った走りで置かれたからね。
 距離が延びてこそ良いタイプだし、今度こそ」
欲しかった外枠を手に入れて、負ける要素がほぼなくなったか。
大外枠なら完璧だったのだが、贅沢は言うまい。
前走は外から絡まれることを嫌がっていたが、
自分から他馬に絡む分には何ら問題のない動きだった。
障害物を避けて気持ち良く走れば能力全開になりそうなタイプかな。
これから先の競争生活は長いが、まず最初の1勝を手堅く手に入れたい。
ショウナンマイティが楽勝したレースの2~8着馬が揃ったが、
勝ち馬の力が突出していて、他は警戒すべきようなものには感じず。
この中からは、2着のローザディアマントが順当に出てきそうに思う。

逃げた馬がおらず、押し出されるようにどれかが行くだろう。
4番になったマイネマグノリアが出て行くことになるか、
ソーラーセイル、トツゼンノハピネスが押し出されて行くか。
思いつきで追っつけて行く騎手がいたらその馬が先頭だろうけど、
とりあえずは、前の争いが激しくなる要素はまったく見当たらない。
よって、先団から中団にかけてがごった返すことになりそう。
小倉1800は1角までの距離が短く、内枠が有利なコースであるが、
モスカートの現状は、絡まれたり囲まれると突っ張る馬なので、
多少ロスしようとも、中団の外々を上がって行くのが良い。
前走下がった理由がそれなので、外からならば追走は楽だろう。
コース形態による多少の距離ロスは、実力からして問題になるまい。
前走みたいに、この形は気に入らないって馬がならなければ良し。

2角を回れば隊列も落ち着いて進むので、
そこで起動のタイミングを計れば良い。
前走の感じだと、いつでも行ってしまえる馬という感じだ。
まあ、あまり早く先頭に立つのは今後の役に立たないので、
他馬の動きを見ながらジックリと進むことになるだろう。
大外枠のヒデノオーカンか、7番のダンテスクあたりが、
こちらの当面の目標になるんじゃないかと思っている。
内でローザディアマントが上手く抜け出すことが出来ていたら、
直線で外からそれに襲い掛かってあっさりと差しきるのみ。
力が違うというところを見れるんじゃないかと思っている。

まずは単勝。3倍くらいつかないかな?そりゃ無理か。
後は頭固定で馬単と3連単を。
逃げそうなマイネマグノリアがそれなりに展開に恵まれそう。
それから、前が詰まらなければローザディアマント、
それからダンテスクが中団からそれなりに伸びそうな予感。
この3頭を相手に買いたい。




8R アドマイヤアゲイン ▲
松田博師
「馬体に張りがあって体を大きく見せている。
 芝も新馬戦で勝っているので問題ないよ」
新馬勝ちについては先週の日曜日に触れたけれど、
馬場がかなり重くなっていた日で、さらに消耗戦になり、
ワイルドラッシュ産駒がワンツーを決めた特殊なレースだったので、
ほとんど参考にならないと思うw
思うがまあ、”走らないって事はない”とは言えるだろうけど。
長期休み明けだが、調教の動きは抜群と言っても良さそう。
厩舎特有のハードな調教をビシビシこなしており、
脚元がしっかりしたってのは間違いないだろう。
10ヶ月明けだが、メインレースのオーラよりも万全な感じ。
デビュー当初とは馬が違うだろうから、
もう一度芝での走りを確認したいという意味では、有意義な一戦。

不器用なので、外々を捲くり気味に動く競馬があっており、
見た目からして凄い迫力を持つ、500万では完全に力上位の馬なので、
今回、それから次回走らないようなら、芝はやっぱり駄目なのだろう。
ま、今回走らなかったら早々にダートに戻る気はするが。

逃げるのは2番のテイエムシバスキーで間違いあるまい。
続いて、タムロスカイ、ナリタシルクロードと人気薄が行き、
その後ろにアゲインがつくような感じになるのかな。
好位差しが板についてきたミヤコトップガンも前になりそうで、
緩めの流れでレースは進んで行きそうだ。
サンマルエミネムが仕掛け気味に前をうかがって行き、
ワシャモノタリン、テツキセキ、ラインドリームと続く。
セイピーシーズ、ナムラチャレンジ、スーパーオービットが追い込み。
このメンバーの中で早めの競馬をするのはサンマルエミムだが、
これが最内枠になってしまったので、動くのが難しそう。
ならば、アゲインが最初にレースを動かすことになるかな。
ダートでなら、圧倒的な迫力で4角を回ってくるのが想像できる。
が、今回は芝なのでどれくらいの勢いで来るかはなんとも。

前に強敵はいないため、とりあえず先頭には立つと思う。
展開は一番向くと思われ、芝さえ走れば楽勝になると感じるのだが、
芝実績がない以上、やってみないと分からないとしか。
馬券的には、走ると信じて単複しかないだろうね。
追い込み馬は用無しのレースになるのではないかと想像され、
相手を選ぶならラインドリーム、ミヤコトップガン、
それから逃げるテイエムシバスキーが良さそうだ。




10R アドマイヤオーラ ◎
松田博師
「実績のある馬だから58キロを背負うのは仕方がない。
 前走は道悪も影響したので、できれば良馬場で戦いたい」
先生の「地力に期待」って言葉が週中の各紙に踊っていたので、
(というか、オーラはほとんど記事になっていなかった)
人気ががた落ちになっている感じだ。これは嬉しい。
単複以外に何を買うか考えていたのだけど、
複で最低3倍つくなら、もう他の事は考えなくて良いやw

前走は、G1の宝塚記念を捨ててまで福島のOP特別を獲りに行って、
それで負けたのだから人気が落ちても仕方ないなあとは思うわけだけど、
敗因の一つには落鉄していたということがあったらしいから、
それに加えて馬場の悪化では仕方なかったと解釈したい。
ただでさえ、自身で加減して力を出すのを躊躇している状態なのに、
走りにくい環境が出来てしまっては、全力が出ないのも仕方ない。
今回はパンパンの良馬場で戦うことが出来るので、
オーラの全力を妨げる要素はかなり減っていると考えて良い。
斤量の58もオーラからしたら問題ではない。
むしろ、これからG1を戦う馬に相応しい斤量と言って良いだろう。

体質に何らかの不安を抱えている事は隠しようがない。
松博厩舎の基本調教を知っている人ならば、
不自然としか言いようがない調整過程だからね。
ただ、これはあくまで松博先生がコースでの調整を得意にしているだけことで、
坂路に効果がないとかそんな話ではない。当たり前だけどw
特に栗東の坂路は大きな負荷をかけて腰を鍛え上げることが出来るから、
万全になれば、オーラの瞬発力に磨きがかかるかもしれない。
また、いつもとは違う調整で馬に気合が入る可能性だってある。
”いつもと違う”という面にマイナス要素が見えるわけだけども、
その裏には、大きなプラスになりえる要素だって潜んでいるわけだ。
叩き3戦目で、一般的に馬の走りごろと言われるタイミングでもあり、
ここで大きく変わってくる可能性は十分であろうと考える。


逃げ馬は2頭だが、この枠ならオースミスパークが前だろう。
番手にメイショウレガーロがついて、外からトーホウレーサー。
3頭がやや突っ込んで行くような感じになりそう。
ペースはハイペースに近くなりそうだ。
ラインプレアーが続き、さらに前走出遅れたサンライズベガも前に。
このサンライズベガがオーラの当面の目標になる。
オーラは6番手でステップシチーと並んでいくことになりそうな感じだ。
ナリタクリスタル、バトルバニヤンがその後ろに続き、
続いてホワイトピルグリム、シルクネクサスあたりがつくか。
このレース、前を行く馬も揃ったが真ん中を走る馬がほとんどおらず、
追い込み馬がまた揃っているのがとても難しい。
スマートギア、ドモナラズ、アルコセニョーラ、ニホンピロレガーロと、
終いに賭けたい馬も数が揃っているので、これらの並びは見えにくい。
前のほうの並びはかなりはっきりしているのだけどね。

レースはサンライズベガが前を捕まえにかかって始まる。
メイショウレガーロ、オースミスパークもそう簡単には譲らないだろう。
3頭が並ぶような感じで直線の争いが始まりそう。
オーラとしては、ベガの外にサッと持って行く形が理想。
おそらく手応えはオーラが一番良い状態で直線に入れると思う。
ただ、今のオーラはそこから弾けるという所がない。
能力的に限界なのではなく、自身が制限をかけている。
これはオーラに頑張ってもらうしかないところで、
アンカツ的には、ベガの外にもって行けたら仕事は終わりだろう。
まともなら負けるような相手ではないというか、
そもそも競り合うような相手ですらないのだけど、
残っているマイナス条件によって、競り合いになるのだろう。
前を差せないかもしれないし、後ろから差されるかもしれない。
それは現在置かれている状況から理解の出来るところ。
そんなことがないように、祈りながら期待するだけだ。

オーラの単複が11倍と3~4倍なので、まずこれを中心に。
相手を選ぶなら、サンライズベガ、ホワイトピルグリムの2頭になるかな。
馬連2点、3連複1点、馬単2点、3連単2点を買ってみたい。

土曜日の結果

2010-07-31 13:04:10 | 競馬
5R バシュペリーゴ 16着
絶好のスタートから押して前へ。
最初から注文をつける感じで出て行った。
喝を入れてレースに集中させようということだったのだろう。
気を抜かせずに走らせれば1200なら、というところか。
出来たら逃げようくらいまで考えていただろうけど、
内の2頭がやはり抜群に速く、続けてドリームヒーロー。
予想通りにこの4頭が飛ばして行く形に。

2頭が競るだけでも十分に速かったのだが、
人気の2頭が外から絡んで行く形になったことで、
超に近いハイペースになってしまった。
アンカツは3角で一旦下げて息を入れさせていたのだが、
そこで気の悪さを見せて、レースをやめてしまった。
バテたってより、どこかへ飛んで行きたそうに見えた。
途中からは、他馬に迷惑をかけないように下げるので精一杯。

人気のドリームヒーローを叩き潰したのは間違いなくアンカツなのだが、
一緒に潰れてしまったのではどうしようもないw
バシュペリーゴについては、ペースが厳しかったのもそうだけど、
それで止まる前に、気の悪さを前面に出してしまった感じ。
喝を入れてから抜くような感じになったのが悪かったのかな?
力上位ではあるが、実に難しい馬だ。




8R アドマイヤロイヤル 2着
外にもたれていて変な格好になっていたが、
とりあえず大きな遅れはなく出ることが出来た。
立て直して少し気合を入れながら前目に。
ハナに行こうと思えば行けるだけの行き脚だったが、
外を見てケイエスラックが行きたそうにしているのを確認してから、
引いて3番手のインに構えた。外に人気のタッチミーノット。
平均ペースで淡々と進む流れの中で、溜め気味に待機。
距離に関しては2000mはやや長いという所があるので、
それを考慮しながら運んだのだろう。
3角過ぎ、予想通りにタッチミーノットが先に動き出したが、
これを見ながら自分は動かずに逃げ馬の外に軽く出す構え。
コーナーでは外に出ずに、コーナーリングの立ち上がりで外に。
直線の立ち上がりで3番手浮上、タッチミーノット目掛けてスパートを開始。
追われてグイグイと伸びてきて、タッチを捕まえに入り、
ラスト5mのところで捕まえたんだけども、
ゴールの瞬間にはちょうど頭が上がってしまって負けてしまった。

いやあ、素晴らしいレースをしたんだけどねえ。運がなかった。
でも、休み明けで力は存分に見せてくれた。
やはり500万あたりで留まるような馬ではない。
次は勝ってくれるだろうし、その先も期待したい。
もう一度。とても良いレースだった。




9R クリスタルウィング 10着
ゲート内で前かきしていて、早く走らせろと馬が言っている。
絶好のスタートを決めて、軽く仕掛けられて前へ。
1角前に前が横並びになる格好だったが、
結局枠なりの順番で、クリスタルはなんと2番手に。
プレシャスジェムズの逃げに楽々と乗っかったので、
流れが落ちてくれたら好走の可能性が高くなる感じだった。
こちらとしては何も焦ることがなかったのだが、
残念ながら、3番手以降に構えた騎手がそれを許してくれず。
終始前を突いてくるような感じでペースを落とせず、
それなのに3角過ぎにはウィズディクタットがめちゃくちゃ追っつけて上がってきて、
やむを得ず先頭に立たされるような格好に。
逃げたプレシャスは、可哀想に4角にたどり着けないままに失速したが、
こちらも4角を回りきった所でパスされて終わってしまった。

それでもよく残ってるんだよね。最後までしぶとく粘っていた。
今日の展開ではどうにもならなかったが、馬は実に頑張った。
復調の気配をはっきりと感じられるないようになった。
結果的に前に行ったことが敗因なんだけども、
なまくらな馬なので、今回の経験は良いほうに出てくれないか。
今回は正直期待していなかったが、次は大いに期待できそうだ。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-07-30 22:49:51 | 競馬
5R バシュペリーゴ ○
高山助手
「1200にしてからは安定。
 もうワンパンチ欲しいが、時計のかかる馬場ならチャンスも」
助手さんのトーンが落ちてるのは気になるな。
2走前、休み明けで波乱を起こした時の戦前コメントでは、
休養前の3戦がさっぱりな成績でありながら、
「未勝利なら力は上」というくらいに強気だったのだが、
力は上だがもう一つ前進がないと、という感じに変わっている。
実際、前走で2馬身半突き放されたドリームヒーローとの再戦なので、
もう一押しがないと逆転まではいくまい。

と言っても、そう悲観する事はなく、逆転要素は十分にある。
それは、バシュペリーゴ自身が常に手抜きをしていて本気で走ってないことだ。
真っ直ぐ走ることに集中しておらず、他を威嚇したり、気を抜いたり、
とにかく鞍上の指示に従っていないのだから、マイナス分は大きい。
前進するのに、特別に力の強化や展開の恵みなどはいらない。
並の馬程度にレースに集中してくれれば、それで互角になるはずだ。
そうは言っても、全面的には信頼しようがないから対抗になるんだけども、
アンカツが2戦目で癖を掴んで上手に誘導できたら、
一騎打ちを制して勝ち上がるシーンも十分。

逃げ馬2頭、キョウワバーニングとラストワルツが内枠に。
これは激しい逃げ争いになるだろう。引いた馬はそこで終わる。
11番になったドリームヒーローが3番手に出て行って、
それを見ながら大外枠のバシュペリーゴになりそうだな。
テンから速いのはこの4頭で、速いペースで前を形成する。
どれがその後ろに来るかがイマイチ分からないけれど、
ジワクー、リネンダイドウ、モノリス、セレスマジェスティ、
動いたことのあるこのあたりが好位を形成することになるんだろうな。
そこに、人気面では三つ巴の1角であるキャニオンビューが入れるかどうか。
好位の一団にいられたら、この馬には逆転のチャンスが残る。
後ろ目になったら、おそらく前で止まらない2頭には間に合うまい。
過去走を見ていると、なんとなく後ろのほうになりそうな気がしているが。

4角でドリームが先頭、それを追ってバシュペリーゴ。
2頭並んで直線に入って、叩き合いになってゴールまで。
バシュペリーゴが集中しきってくれれば、互角か交わせると思うし、
気を抜いてしまえば、前走同様に相手にもしてくれないだろう。
どのみち、馬連では堅いんじゃないかな。
飛んでくるとして、キャニオンビューだけだろう。
この馬も頭までは間に合わないと考えている。
ドリームヒーローの連軸鉄板で、バシュペリーゴが交わせるかどうか。
バシュペリーゴが気を抜いたら、キャニオンが2着まで。
こんな感じだと思うが、バシュペリーゴが勝つことを全面的に期待したい。
馬連1点と3連複1点を押さえにして、単勝1点、馬単1点、3連単1点で。




8R アドマイヤロイヤル ◎
楠助手
「ここ2走はスタートが安定しないが、中間の練習では問題ない。
 古馬相手でもやれるはず」
やや過剰気味の人気を覚悟していたんだけど、
ブック想定では7番人気とほとんど変わらない5番人気の予想。
ほぼノーマークって感じになっているので、
メディアによる煽られた人気ってのは・・・無いとは書けないけどw
とりあえずブックの影響はなさそう。
ま、このレースは8頭立てとはいえ間違いなく好メンバーが揃っており、
舐められてるなっていうような事は感じない。
そのようなジャッジを受けるのも妥当なものとして受け止められる。
これらを楽に倒すくらいに強い馬だと期待はしているけどね。

逃げ馬が不在で、マルラニビスティーが行くだろうか。
大外のタッチミーノットが出て行く可能性もある(番手希望だろうが)
マスターウインドも行く可能性があると思うが、
どのみち、競り合ってペースが上がるって可能性は皆無に近いだろう。
ゲートの飛び出しがよかった馬が、そのまま先頭に立つ可能性まである。
ロイヤルが先頭に立つ可能性もあるんじゃないかな。
正直、このメンバーで並び順を読むのは無理だと思う。
思いつきで先手を主張したら絶対にハナを取れる構成だから。
実力上位のタッチミーノットが番手を主張するはずなので、
逃げるとけっこう苦しいことにはなるだろうけども。

スロー、4角一団、瞬発力勝負、が確定しているかな。
4角、タッチミーノットの始動によってレースが動き出しそう。
今回のメンバーで終い抜群に切れる馬はほとんどおらず、
ロイヤルが断然有利になりそうだと感じる。
ロイヤルは札幌の未勝利を勝ちあがったときに、
ラスト2ハロンを22秒4で駆け抜けた馬。
既にほとんどの人に忘れられていると思うが、
ロイヤルは洋芝で極限と言える脚を使える馬だということだ。
スローになればなるほど、有利になるだろうと思っている。
休み明けだが、仕上がりは十分としていきなり動けると考えて行きたい。
現級で3着のある馬ばかりだが、軽く倒して上に行って欲しい。

勝負は単勝のみ。複勝などいらぬ。
・・・と思ってたけど、そんな人気なら均等買いしても良いかw




9R クリスタルウィング △
津曲助手
「前走は長欠明けと外枠で運びづらかった。
 調教で真っすぐに走れていたので上積み十分」
馬は普通、外々を走ったほうが力を出してくれるわけだけど、
その力がなければ、外回りはただの距離ロスにしかならない。
前走は休み明けだったことがあるので、何とも言えないが、
とりあえず現級では力が一つ足りないとするならば、
今回の5番枠ってのは、まずまず恵まれたのだろう。
昨年、札幌で1000万条件を戦っていたときには、
もっと大きく走らせたほうが良さそうだったんだけどね。
前走が外枠で運び辛かったという話ならば、
せこく内を走って前が開くのを祈って、の競馬をするのかな。
それで勝っても、あんまり未来はないけどね。
とりあえず、きっかけを掴まないといけないと言えばいけない。
馬群で走って、最後にスパッと切れてくれたら万々歳なのだが、
そんなイメージは全くないんだよなw
外々を捲くり気味に上がって行って持続力で決める馬に思えるが、
まあ、レースを楽しみにさせてもらおう。
中団のインあたりから進むことになりそうだ。

ミッキーミラクルかプレシャスジェムズが先手。
シェーンヴァルト、ドリームトレジャー、ウィズディクタットがその後ろに。
このメンツなら、ペースが緩む事はあるまい。Mペースか。
アドマイヤアモーレ、ダンツホウテイと続いて、
その後ろにクリスタルとトーセンジョーダンってことになりそうかな。
トーセンジョーダンは前走で反応の鈍さを見せて伸び損ねているので、
今回は早めに動いて行くことが予想される。
それが来る前にシェーンヴァルトがペースアップすると思われ、
Mペースから底力を問われるような展開を予想することが出来る。
クリスタルとしたら、じっと動かずに待って、
終いに賭けるような感じで良いのだろうと思われる。
前でばてる馬が幾らか出てくるだろうから、
それらの煽りを食らわないように気をつけながら運ぶだけ。
上手に直線に入って、さらに前に空間があったならば、
後は馬に頑張ってもらうだけだ。
日本ダービーで渋太く粘った脚を出すことが出来たら、
今回の相手でもきっちり差しきれて良いんだけどねえ。
まあ、単複で様子見って所かな。こちらは8Rと違って意外に人気しそうなんでね。
こちらこそ、7か8番人気の人気薄で構わないように思うんだが。

そういや、2走前のポプラS(5着)は凄い相手と戦っていたんだな。
1着マイネルスターリー、2着アクシオン。
今では本気でG1を目指している馬達だが、
この時はどちらもこちらより遥かに人気薄の存在だった。
今から思えば、あからさまに人気が間違っていたわけだけども、
これから、先着された2頭に、そして人気に追いつくことが出来るのかどうか、
結果はどうあれ、キッカケを掴むようなレースになることを期待したい。

今週の騎乗馬

2010-07-29 23:42:24 | 競馬
ここ2週間で、移動の大変さをコメントする騎手を多く見かけた。
善臣は「福島からなら行けるよ、函館からは大変だけど」って言ってたし、
ホワイトは「小倉から函館はハードだったけど頑張った」と言っていた。
さて、今年もっとも動いている騎手は誰なのか。
・・・正解は、まさかのアンカツですなあw
移動移動また移動。どんだけ飛行機に乗ってんだ?って感じ。
本当に無理はしないでくださいな。




土曜 函館
5R 3歳未勝利 芝1200m バシュペリーゴ
中村厩舎、バゴ産駒の3歳牡馬。
前走は気の悪さを前面に出しての敗戦。
とにかく集中しておらず、ドリームヒーローを追う気がなかった。
だらけながら走って3着を守ったのは能力高さだが、
いくら未勝利では力上位であるといっても、
真面目に走ってくれないと勝てない相手はやはりいる。
それが今回も戦うことになるドリームヒーローだ。
2走前は、逆に突っ込みすぎるような面があったので、
出して行くのもまた非常に難しいことだとは思うわけだけど、
相手の動きを見ながら、どう宥めて乗るかに注目したい。

ラストワルツとキョウワバーニングが出て行きそうで、
それを見ながら人気の2頭が並ぶことになるだろう。
レベルはそこそこ高い一戦だと思われ、
中でもキャニオンビューがどこまで迫ってくるかって所だが、
とりあえずは一騎打ちであると考えている。
前走で2馬身半差も負けたので大きな事は言えなくなってしまったが、
スムーズならそんな差があるはずがないし、こちらが上の可能性も十分。




8R 北洋特別 芝2000m アドマイヤロイヤル
橋田厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
立て直されて4ヶ月ぶりの一戦。
函館にやってきてからしっかり追って好時計を連発しており、
今週はアンカツが乗って馬なりでさっとまとめた。
もう仕上がった、と言わんばかりの馬なり調教。
これならばいきなり力を出してくれそうだ。

休み明けで初の古馬戦となると未知な面が多いが、
洋芝を走れる事は昨年はっきりと示しているので、
純粋に、ロイヤルの力がどこまでかを考えれば良いだろう。
俺としては、重賞での活躍まで期待した馬なので、
500万あたりでは力の違いを見せるものと期待している。
頭数が8頭になったのもありがたいね。
と言っても低レベル戦ってわけではなく、
むしろ、フルゲートから弱い馬を省いて8頭になった、って感じなので、
今回の相手をいきなり一蹴するようなら、1000万でも即通用だろう。
人気がどれくらいになるかが現段階ではちょっと読めないけど、
(成績だけを言うなら、6番人気になるわけだけども、
 調教でアンカツが乗ってておそらく好感触を伝えているだろうから、
 タッチミーノット、ラークキャロルに次ぐかもしれない)
どんな人気であろうと、自信を持って単勝勝負したいレース。




9R 漁火S 芝1800m クリスタルウィング
藤沢和厩舎、アドマイヤベガ産駒の5歳牡馬。
休み明けの五稜郭Sを後方で流して完敗。
藤沢厩舎らしい休み明けってところか。
後方の外を淡々と走っていたところは良い雰囲気に見えたが、
4角から直線にかけて、外目を上がって行ったところ、
前の集団が団子になって外々に振られ、
直線の立ち上がりでダイバーシティと接触する感じで、
さらに外に振られて、そこで横典がレースを止めた感じだった。
まあ、流れ的に追っても無駄だったので好判断だったな。

ここまでの結果からして、別に現級で力上位の馬ではないので、
内を回って距離を稼ぐなり、展開利があるなり、
何かしらの助けが欲しい所かな。
馬の性格がイマイチ分かっていないので、それにもよるんだけど。
展開的には、そんな前に行ける馬ではないので、前が崩れて欲しい。
逃げ先行馬がはっきりしているのはありがたいな。
今回は、完敗した五稜郭Sの再戦っぽい感じで、
シェーンヴァルトとトーセンジョーダンの斤量が軽くなることから、
この2頭が断然有利なレースではあるだろうけれど、
2頭ともに前走で大して格好がついていなかったあたり、
付け入る隙があることはあるのだろう。
2着だったアドマイヤアモーレが今回も先着しそうな気がするね。
クリスタルウィングは正直よく分からないw
ダービー6着くらいに頑張ってくれれば、勝ってもおかしくないが。








日曜 小倉
2R 2歳未勝利 芝1800m モスカートローザ
池江寿厩舎、ディープインパクト産駒の2歳牝馬。
前走はゲートは出ているのだが、そこから進まなかった。
馬群が気に入らなかったようで、徐々に後退。
馬群から離れて外に出たら、急にやる気になった感じ。
外々をスイスイと押し上げて行って直線に入ると、
追い出した所でいったんもたれるような格好になったが、
態勢が整って伸び始めてからは、全ての馬を凌いでいた。
素晴らしい能力を持っていることが確認できたが、
同時に、父親の悪い所もしっかりと引き継いだようだw

別にこの馬に限った話ではなく、
ここまでのディープインパクト産駒を見ていると、
ゲートは遅いし、あからさまに二の脚がない。
普通の馬は少しいたが、速い馬はまったくいないねw
それなりの数が出てきて、ほとんど同じような面を見せているので、
これはもう、遺伝的なものがあるのだろう。
俺は既に、ディープ産駒を1400m以下で使うのはNGと判断している。
モスカートにとって、今回の距離延長はとてつもない好材料。
2戦目で行き脚は多少マシになるだろうし、
父親と同様に外に出したほうが良いことも分かっていて、
大きく前進する要素しか見当たらないね。
7月11日の1800m戦を使った組が相手になるが、
特に相手にせずに勝てるだろうと考えている。
断然人気だろうが、圧勝を期待。




8R 若戸特別 芝2000m アドマイヤアゲイン
松田博厩舎、ワイルドラッシュ産駒の4歳牡馬。
10ヶ月の休み明け、大した実績のない芝、
そしてハイレベルと言って差し支えのないメンバー構成。
ダートでなら500万最強と呼んでも大袈裟でない馬だけども、
さすがに今回は割り引く材料が揃った。
揃ったのだが、井上さんは自信をもって推している感じだったので、
それを信じて軸で行ってみようかなと思う。

長期休み明けになるが、調教は抜群だ。
松博厩舎独特の調教を毎週きっちりとこなし、
これならば休み明けでもという時計が並んでいる。
脚元がパンとしたという話なんだけども、
なるほど、これだけ追えればしっかりはしているのだろう。
メインレースのオーラよりは、体質面で信頼できる。

まあ、やってみないことには分からない面が多いか。




10R 小倉記念 芝2000m アドマイヤオーラ
松田博厩舎、アグネスタキオン産駒の6歳牡馬。
調教については昨日触れた通り。
今のオーラに出来ることはしっかり出来た、といったところ。
本来の調教をしているわけではないから、
先生的には「地力に期待」のようなコメントになるのも当然だろう。
実際の坂路での動きは良い。ケチのつけようがない。
これまで通りに、身体は走れる態勢にはあるので、
後はオーラが加減している力をどれだけ発揮してくれるかだ。
こればっかりは、オーラに頑張ってもらうしかないところで、
正直、鞍上が無理矢理に走らせようとするのもアウトだと思う。

オーラより切れる馬は存在しない。互角なのがスマートギアだけ。
スマートギアははるか後ろから競馬を進めることになるので、
意外と前目で動けるようになったオーラから見て、当面の敵ではない。
おそらく前にいるのが3番人気であろうサンライズベガ、
それから少し後ろにいそうなのが4番人気のホワイトピルグリム、
それと前後する位置に5番人気のナリタクリスタル、
このあたりが当面の相手ってことになるだろう。
8番人気のバトルバニヤンが中団の後ろ、
6、7番人気と思われるアルコセニョーラ、ドモナラズは後ろの前目、
1番人気のスマートギアは後ろの後ろの位置取りになる。
意識して行くのは、4番手あたりにいそうなサンライズベガってことになるかな。
オーラは6~7番手くらいになるんじゃないかと思う。
直線でベガが抜けた外に並びかけて、サッと抜け出せるか。
オーラが手を抜かなければあっさりだろう。


やや話がずれるが、これを言っちゃあ競馬としては終わってるんだけど、
本当に大事なのは自分の命なのであって、
過去に大きな怪我をした馬が自分の為に加減をして走るのは仕方のないこと。
人によって運命を与えられ、人の為に走るサラブレットではあるけれど、
命をかけてまで頑張る必要はないと俺は思っている。
オーラは復帰して2戦、まだ本気で走る気がないわけだけど、
自分が大丈夫だと思えるまで、適当にやってりゃ良いよって思いはある。
かつての走りを思い出したときに、オーラは自然とG1路線に戻ることになるから、
そんな焦ることもないだろうという感じだ。
ここは、適当に走っても3着くらいは守れるだろうとは思っている。

オーラ他

2010-07-28 20:50:19 | 競馬
アドマイヤオーラ さらに前進
小倉記念に出走するオーラ。

栗東坂路で56.7-41.2-26.1-12.4をマーク。
ゆったりと入ってラスト400あたりまで馬なりで進み、
終いだけ強めに追われると、軽快に脚を伸ばした。
ややラチを頼っていくような面も感じたが、
オーラ独特の走法で力強く走れていると感じた。

松博厩舎は、本追いきりに坂路を使わない厩舎であり、
当然ながらオーラもコース主体で調整されてきた。
本追いきりに坂路を使ったのはこれが初めてのことで、
過去に坂路でそれなりに速い時計を出したことがあるのは、
新馬戦の前の土曜日と、京都記念の前の日曜日のみ。
この2レース共に勝っているので、今回もそれ続いて欲しいね。

ちなみに・・・坂路(特に栗東)ってのは、
松国厩舎や橋口厩舎が主体に使っている所で、
なんかハードトレーニングの印象があるかもしれないが、
実際の所は「脚元に負担をかけずに大きな負荷をかけれるコース」である。
(というように俺は理解している、違ってたら突っ込みよろしくw)
そんでもって、松博厩舎の調教ってのは、
主にCWで他の厩舎よりも相当に長めをゆったりやって、
それからラストだけビッシリ追うというものが主体なんだけど、
この厩舎の調教こそが、実は一番ハードであるとも言われる。
脚元に不安があって長期休養をしたオーラには、
まだこの調教を課すわけにはいかない、と言う事も出来るわけで、
つまり今回で能力全開ってわけではない。
(全開にするには恐れがある、と言い換えても良いかも)
ただ、それで大丈夫な相手関係なので、今回はこれで良いだろうと思っている。
能力全開は、秋のG1に無事にたどり着いたときの楽しみになるだろう。




マジカルポケット 函館2歳へ順調
来週の函館2歳Sへ向けての調教が進んでいるマジカルポケット。
今週の追いきりは明日になるようだが、
先週はアンカツが騎乗して函館Wで追われ、上々の走りだった。
新馬戦は相手に恵まれて本気を出すことなく楽勝で終わったが、
2着だったロビンフットが未勝利とラベンダー賞を連勝。
3着のシンワハーツクライが次で2着。
5着のテンベアハートが新潟に向かって2着。
8着のアブラカタブラが次から連続2着。
その後を見ると、まずまず走る馬が揃っていたようだ。
別に大した敵ではないが、ラベンダー賞の勝ち馬は出てこないし、
ここまでの新馬戦を見ても、気になる馬はいない。
おそらくポケットが1番人気になるだろう。
距離はもっとあったほうが良いというジャッジなのだが、
まずは実際に勝ったこの距離で、力の違いを見せて欲しい所だ。




ジャミールは札幌記念へ
函館記念で2着に敗れたジャミールだが、
予想通りに札幌記念に向かうことになった。もちろんアンカツが騎乗する。
先週は馬場がおかしかったこともあって、
(雨予想で芝を刈って水をまかなかったら、雨がふらなかったとかなんとかw)
マイネルスターリーの力が際立ってしまった感じだが、
札幌では本来のパワーを求められる勝負になるだろう。
アーネストリーやマイネルキッツなどのG1級も参戦する予定。
俺は、相手の中ではマイネルスターリーが一歩抜けていると思うが、
しっかりと狙っていけば勝負になると思っている。
こちらには、3000m級の連戦から距離短縮したという事情もある。
次の上積みが大きいのは間違いなくジャミールなので、
リベンジを果たして秋のG1に向かって欲しいものだ。




マイネルキーロフはみなみ北海道Sへ
五稜郭Sで復活の勝利をあげたマイネルキーロフ。
前走後は函館記念を目標に掲げていたが、
この馬も脚元に不安がある馬であり、
慎重を期して、みなみ北海道Sに目標を切り替えた。
これで、引き続きアンカツが乗れることになった。

とにかく休養の長い馬であるが、
ほとんどロスなく準OP戦まで制した素質馬であり、
3歳時に挑んだG3・中日新聞杯でも3番人気に支持されたほどの馬。
まともならOPの1つや2つは勝っていたことだろう。
随分と遠回りしたが、サラブレットの競争寿命が延びている時代、
6歳ならまだまだ2年でも3年でも頑張れる。
もう一度重賞勝ちを目指して頑張って欲しい馬だ。
とにかく最後まで渋い走りをする馬なので、
距離が長いのはピッタリと来るんじゃないかと期待している。




ばんえい競馬に参戦
今年も行われるJRAジョッキーによるばんえいレース。
今年は、札幌記念の翌日、8月23日の月曜日だ。
アンカツももちろん参戦するわけだけど、
今年はついに豊が召還されて、フルメンバーになる。
武豊、安藤勝、横山典、藤田、四位、田中勝、武幸、勝浦、上村、藤岡兄
メンバーは年々凄くなってくな。そのうち全員来るんじゃないかw
藤田の音頭の元、ばんえいを盛り上げたいって気持ちはもちろんあるだろうけど、
同時に、単純に面白いから参戦してるってのは絶対にあると思う。
中でもアンカツは本気なようでw このイベントを既に2度制している。
今年はどうだろうね。またレースが近づいたら話題として取り上げたい。

先週の反省

2010-07-26 20:58:01 | 競馬
土曜 函館
7R ヒラボクスペシャル 1着
「相手も渋太かったけど、手応えが違ってたからね。
 ペースが遅くて、どこかで動きたいなと思っていたんだ。
 ジワーッと動いて行った分、追ってからはもうひとつだったけど、
 流れが速ければもっと競馬がしやすかったと思うよ。
 いつもはテンションが上がりやすいらしいんだけど、
 今日は凄く大人しかったし、それも良かったんだろうね」
ダルニムが逃げたのは予想外だったが、
序盤を速く入って、途中から急激に流れを落としていた。
5ハロン目から13.6-13.6と続いているから相当な遅さで、
ここでアンカツは動いて先頭に並びかけるところまで行ったね。
ダルニムにペースを上げさせながら、自身は余裕を持って進んで、
直線で渋太く抵抗するダルニムを危なげなく退けた。
人気のジュモーは期待通りに差し遅れた。この馬はそれで仕方ない。

一言で言って、力上位だったということだな。
かつて、1000万でも通用しそうな時計で500万を勝った馬だから、
これくらいは走ってくれて当然なわけだけども、
昇級してからは、牡馬相手で少し苦労することになるだろう。
しかし、500万を勝った時の走りさえしていれば、
前回の昇級後みたいなことにはならないはずだ。




10R スマートスペンサー 7着
「スタートして滑るような感じで走っていた。
 気持ちが先走ってしまって、良いリズムで運べなかったよ」
出ているんだけど、好位に取り付けなかった。
そのまま位置を押し上げることも出来ずに完敗の内容。
何もないって結果に終わってしまったわけだけども、
乗っていたアンカツの感想としては、
リズムを欠いて本来の走りを出来なかった、ということみたい。
まあ、本来の走りと言ってもアンカツは初騎乗なんだけど、
乗っていて、しっくりこないところがあったのだろう。
時計的には現級でも通用してもいいのだけど、
メンバーが変わって流れも変わって、
馬が戸惑って、なおかつ焦っているってところかな。
これは、経験を積んで慣れていくしかあるまい。
何度か使っているうちに、成績を上げてくるだろう。
とりあえず、次のレースは静観が妥当だね。




11R スズカゲイル 9着
「札幌への往復があっての中1週も影響しているのか、
 今日は馬に疲れを感じたよ」
序盤からマイポジションを確保していたが、
途中からついていけなくなってしまった。

とにかくほとんど休みなく走っている馬で、しかも長距離ばかり。
小柄な馬であり、よく疲れないものだと予想段階で書いたが、
さすがに疲れが来てしまったようだ。
今回は余分に札幌へ移動していたという話もあったし、
そりゃそうだわなと思う結果に。

これでちょっと休養に入ると思う。
また復帰してからの活躍を期待したい。




12R ダノンヒデキ 1着
「今日は返し馬から力みがなかったし、
 レースでもリラックスして走ってくれた。
 前回のようにイライラしていなかったし、ほんと楽だったね」
ゲート内での格好が悪く、運良くスタートは速く出たものの頭が高い。
体勢が悪かったからだろう、気合を入れて持ち直させる感じで出した。
すぐに戻って加速もついたので後は馬なりで。
シーブルー、マスターセイレーン、キングスデライトと、
速めのペースで飛び出した3頭を見ながら余裕の4番手追走。
速くなっていた馬場を考慮しても500万条件らしからぬ流れで、
何をするということもなかったね。
自然と前が止まりかかって、自然と進出。
直線入り口早々に先頭に立って、そこで気合を入れて突き放しに入った。
あっという間に抜けて独走態勢に入り、ラストは流しての楽勝。

まあ、普通に走ってくれれば500万はね。
前走がどうかしてただけで、今回が普通の走りだ。
1000万でも本命の馬。次も期待したい。








日曜 函館
4R キングスペシャル 12着
コメント無し。

結果として惨敗にはなったが、まったく悲観していない。
最初から、ダート向きかなというコメントがあって、
パワーがあるという話だったからね。
動き出したら速いということも証明してくれたし、
これならば、ダートの1000mでやってくれるだろう。
着順的に、パッと見には買いにくい着順になったことも大歓迎。
今回のレースを見た人でないと、次は手が出まい。
期待していたところは全て見せてくれた。
次は頭を期待できそうだ。




8R ウインシュールマン 8着
「返し馬から頭を上げたりして、どうもしっくりこなかった。
 前走よりは楽に前に行けたけど、
 この馬場はあまり合っていないのかもしれないね」
これは何とも言えないねえ。
東京で500万を勝つ馬だから、
ローカル開催では実力断然のはずなんだけども、
力負けやら惜敗とかならともかく、微塵も走らないのだから。
シュールマンにとって、北海道の馬場や環境が気に食わない、
くらいしか一般的には思いつかないか。
俺としては、調教本数が少なかったのに、
馬体重がさらに減っていたことも気にはなっているけど。
とにかく分からない。
前走後にも思ったことだが、次も疑問符。




9R ジャミール 2着
「あまり早く動くと良くないけど、
 今日はちょっとふかし遅れたかもしれない。
 久々で息遣いがまだ物足りないところもあったが、
 最後はここまで伸びてくれたし、
 洋芝も2000mも大丈夫だね」
アンカツは仕掛け遅れたと言っているんだけど、
じゃあ仕掛けたら動けていたのかと言うと、
パトロールを見る限り、物理的に無理。動くスペースなど存在しない。
昨日の位置関係では、昨日の騎乗が精一杯だと断言できる。
よって、マイネルに負けたのは内にいたことが悪い、という結論で良いだろう。

が、その内にいた事は、試してみたかったことだと思われる。
間隔が窮屈になったりした時にどういう反応をするのか、
仕掛けたらすぐに反応する事は分かっているけど、
狭いスペースを一瞬で突くことが出来るのか、
そして抜け出したらそこからどこまで走ってくれるのか。
これらは、今ではなく今後G1で戦うときに知っておきたい情報で、
とりあえずマイネルスターリーはいないものとして考えると、
ほぼクリアしきったと言って良さそうだ。
かなり窮屈なところを進路を変えながら最後まで伸びており、
やはり競馬センスは抜群だなと思わされる走りだった。

勝ち時計はめちゃくちゃ速かったので、
マイネルスターリーの強さは認めざるをえない。
その上にはあのサッカーボーイしかいないくらいに走られたのだから、
(サッカーは野芝の時代であり、洋芝になってからは断然のレコード)
昨日のマイネルスターリーの強さは格別だった。
ドリームサンデーを対象としたレース内容からして、
宝塚で僅差3着のアーネストリーより断然強かったわけだから。
函館の洋芝の時計勝負(なんか変な感じだがw)において、G1級なのだろう。
ジャミールが札幌記念へ行くかはまだ明言されていないけど、
戦うことになったら、アーネストリーともどもなんとかしてやりたいね。
これらが前でそこまで走ると言うのなら、
ジャミールにもまたやりようがあるのだから。

今回はマイネルの強さが想像外だったこともあるので、仕方ない面が強い。
収穫はとても大きいレースだった。

来週の特別騎乗予定馬

2010-07-25 19:15:31 | 競馬
函館記念のジャミールは2着。
勝ち馬の強さが予想外だったことで、
まったく及びのつかない状況になっては仕方なかった。
集団は全て交わしきることには成功で、
最低限やっておかないといけないことは出来た。

今回のレース、スタートして最初は枠なりに外のほうにいるものの、
1角を回って中団の先頭になった所で、内ラチ沿いまで入った。
これはおそらくあえて飛び込んだのだと思う。
あまりやったことのないパターンの一つの実験だったか。
内を走っている以上、周りは包まれて窮屈だったのだが、
ジャミールがそれを苦にしているような仕草がなかったのは収穫。
ただ、4角にかけての隊列で目の前が完全に壁になっており、
(パトロール見たら分かるけど、これどうやって抜けるんだ?って感じw)
流れに沿って動いている所でマイネルがスパートしていたので、
この馬との勝負にならなかった事は残念だった。
直線に入ってもまだ前は壁だったが、進路を内に取りながら1頭交わし、
続けて外に持ち出してそこからエンジン全開。
粘るドリームサンデーをきっちりと捕まえて2着に入った。
もう一つ、パトロールを見ないと分からないであろう収穫があった。
それは、最後にドリームを交わしていくときに、
アンカツがあえてか知らないけどドリームから馬体を離すように進めており、
それでいて、きっちりと伸びてドリームを相手にしていないことだ。
隣の馬には負けないけどそれ以外は知らないよってのがジャミールだが、
ここもちょっと違うところを見せることが出来た。
それから目に見える収穫としては、2着で賞金の加算が出来たこと。
これで今後のG1以外の出走は大丈夫だろう。

上記のように収穫はとてもたくさんあったレースなんだけど、
マイネルスターリーとは「勝負が出来なかった」感じなので、
おそらく次もぶつかるであろう札幌記念ではリベンジしたいところだ。



来週の日曜は小倉に参戦する。
いったいいつ以来だよと思っていたら、
調べてみたら、昨年も小倉記念に参戦していた。
いやあ、これは素で忘れてたわw
ダイシングロウね、確かに乗りに行ったな。
あんまりな負け方に、俺の脳は記憶することをやめたようだw
そんなスポットの参戦はあったわけだけども、
その前は2005年なので、5年ぶりって感じがする。

その小倉であるが、かつてはアンカツの独壇場だった競馬場だ。
03年から05年までの3年間で63勝をあげてトップだった。
去年久々に遠征したときも、6戦して2勝している。
そういや、ザサンデーフサイチを無理矢理勝たせたりとかしてたなあw
「暑いから」って理由で参戦することをやめたわけだけども、
かなり勝ってるし、印象は良いのではないだろうか。
印象を聞いたら、「暑いところ」としか返ってこない気もするけどw

そんな小倉競馬場だが、この地では重賞を勝っていない。
勝っていないどころか、8戦して3着が1度しかない。
ちなみに、アンカツが重賞を勝っていない競馬場はあと2つ。
それは小倉と福島だ。
福島については、たった1度しか参戦したことがなく、
七夕賞のアドマイヤモナークで惜しい2着だったわけだけども、
小倉では何度も乗っているので、そろそろ勝って欲しいねえ。
これから先も、福島に行くことなんてまずないだろうとは思うんだけども、
(この小倉だって、今となってはそうそう来る所ではないし)
とりあえず重賞全場制覇に王手をかけといてくれさえすれば、
そういうチャンスがありそうな時に、より楽しめると思うのでね。






土曜 函館
北洋特別 芝2000m アドマイヤロイヤル
橋田厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
昨年、この馬にはめちゃくちゃ期待したんだけどねえ。
新馬戦こそ差し損ねて負けたが、未勝利戦を楽勝。
牝馬OPでそこそこ頑張ったストレンジラブ、
そして牝馬G1で大健闘したアニメイトバイオを子ども扱いしていた。
それだけ走る馬が弱いわけがないのだけど、
(少なくとも、500万で負けるとかそんなレベルでは)
長期の休み明けだったきさらぎ賞で結果が出せず、
戻りきらないままに挑んだ500万でも惨敗した。
500万については、アンカツがいたのに乗ってなかった地点で終わってた。

これは駄目だと放牧に出されて、ここで4ヶ月ぶりの復帰戦を迎える。
ここまでの調教の動きは素晴らしいと言って良い。
重い函館Wでラスト12秒台を軽く連発しているし、
併走した馬に遅れを取ったことも一度もないみたいだ。
これなら、いきなりから期待できるんじゃないかな。
重賞出走馬の調教と聞いても、驚くことはないくらい動いてるから。
デビュー時に感じた大物感が本物だったならば、
そこそこ相手の揃ったこのレースでも、軽く捻ってくれるだろう。
負けるときはどこにもいないだろうから、考えやすいね。




漁火S 芝1800m クリスタルウィング
藤沢和厩舎、アドマイヤベガ産駒の5歳牡馬。
なんとなく強そうな雰囲気が漂っているのか、人気しがちな馬だが、
実際の所は、そんな大した走りをしていない人気先行馬、
というと失礼になるけどw 正直そんな感じの馬だと思う。
アンカツとしては、デビュー戦以来久々に乗ることになるね。

この馬の実績は、日本ダービーの6着に尽きるだろう。
これは本当に立派な成績で(さすがに種牡馬とかでは通じないが)
これが牝馬だったら大々的に謳って子供を高く売れる実績。
それだけ走る馬ならば条件戦くらいは抜けて欲しいところだが、
どうも競争生活の中に長期休養が入ってしまうね。
前走の函館戦も長期の休み明けだったが、後方で何もせずに終わった。
これについては、早々に駄目だと判断して流してくれた横典に感謝だが、
2走目でしっかり変わってくれるのかどうか、やや不安である。
調教の感じは悪くないんだけどね、それは前走時も良かったから。
まあ、いくらなんでも悪くなってるって事はないだろうから、
気合が乗っていたら、ってところだろうか。

前走の再戦、ってところにカレイジャスミンが加わってきて、
なかなかの好メンバーになっているので、
そんなに強気に見れたものではない。もしかしたら程度に。




七重浜特別 芝1200m 未定








日曜 小倉
若戸特別 芝2000m アドマイヤアゲイン
松田博厩舎、ワイルドラッシュ産駒の4歳牡馬。
ちょっと不器用なので500万を抜けるのに苦労はしたが、
凄い迫力で4角を回ってくるパワーホース。
1000万や準OPでも思わせてくれる馬だった。
それが長期休養していた理由は知らないけれど、
今回は久々も降級戦となるので、実力断然の存在。
調教の動きも文句なしで、本数も質も充実。
ここは必勝を期しての参戦だ、と威勢良く言いたかったのだが。

あー、今回は芝なんだなw
もちろん、芝の新馬戦を勝っている馬なので走らないことはないけど、
芝よりもダートの方が向いてるのは明らかな気がするんだけどね。
姉のアドマイヤキッスは芝で切れ味抜群の馬だったが、
アゲインは父がワイルドラッシュに変わって、完全に馬力型。
芝の新馬戦も、重馬場になって力を試されたレースであり、
このレースで2着してたのが、ダート界の新鋭トランセンドだった。
そんなわけで、芝に対して自信を持つことは出来ない。
素質上位であるとは言っても良いだろうけど。
これはどうなんだろうなあ。
どれくらい自信があるのか先生のコメントを聞いてみたい。




響灘特別 ダート1700m 未定




小倉記念 芝2000m アドマイヤオーラ
松田博厩舎、アグネスタキオン産駒の6歳牡馬。
復帰して3戦目、いよいよ本領発揮といきたいレース。
ここらで走りそうなので、乗れるのはとても嬉しいね。
長期休み明けの金鯱賞で思いのほかに動いてくれて5着。
確勝を期して遠征した福島テレビOPは雨にやられて3着だったが、
金鯱賞同様に、さっと上がって行く脚を見せてくれた。
ただ、追われてからがオーラ本来の伸びではなかった。
まともならウオッカも軽く凌ぐ脚を使える馬だったんだけど、
今は自分で加減して走っているということ。
故障して長期休養した馬なので、これは仕方ない。
徐々に慣れて行ってもらうしかない所で、
その慣れがきそうなのが今回あたりになりそうだから、嬉しい騎乗だ。

その気になってくれれば、G3ごときでどうこうなる馬ではない。
古馬王道の1つである京都記念で、1番人気を背負って楽勝する馬だから、
本来ならG3のハンデ重賞に出てくる馬じゃない。
(過去25年、小倉記念に参戦したことのある古馬G2ウイナーは4頭のみ。
 1番人気を背負って古馬G2を勝った馬が参戦するのは初のこと。
 オーラはあれから結構負けてるから多少は緩和されるだろうけど、
 順調に行ってたら、参戦などありえない斤量になる)
ただいまリハビリ中ってところなんだけども、
まともに走ってくれさえすれば、このあたりでは楽勝になるはずだ。
オーラの気持ちの復活に期待というところ。
スマートギア、ナリタクリスタル、ホワイトピルグリムが相手。
まともなら負けられない。まさに自分との戦いだな。




筑紫特別 芝1200m 未定

日曜日の結果

2010-07-25 12:35:51 | 競馬
4R キングファルコン 12着
上々のスタートを決めると、
寺井さんの言われていたようにそこからのダッシュが速かった。
仕掛けられてグイグイ加速すると、一気に先頭に。
ただ、その後に内からエーシンジャッカルが突っ込んできたため、
それ以上競ることはないという感じで待機して2番手から。
なかなかのスピードを見せてくれた。
ただ、今日はペースが速かったこともあるのだろうけど、
4角で苦しくなって、下がってからはもう無理していない。
勝ったエーシンジャッカルは強かったね。

結果的に大敗の形になったのだが、
これはダートの1000mでやれるという確信を得た。
悪くない。次が楽しみになる敗戦だった。




8R ウインシュールマン 8着
まさかのマイナス体重で登場。過去最低体重に。
追いきり本数が少ないと書いたのだが、それでいてこれはどうだったのか?

スタートひと息だったが、のしをつけて先行策。
2番手のインに押し上げてレースを進めた。
ゴールデンハインドがハイペースでレースを進めていたものの、
追っつけながら、とりあえずついて行けていたのだが、
3角から4角でもう行きっぷりが悪く、ついて行けなくなった。
直線ではもう後退していた。
前走と同様、ただの弱い馬の負け方だった。
ただ、実績からしてこんな弱い馬であるはずがなく、
状態がひと息なのか、洋芝がまったく合わないのか、どちらかだろう。




9R ジャミール 2着
好スタートから軽く仕掛けて前へ。
1角を回って9番手の真ん中あたりで、少ししたらインに入っていた。
テイエムプリキュアがハイペースでぶっ飛ばして行く展開で、
前に行った6頭がそこそこ速いペースに。
中団の前にいたジャミールのところが絶好の位置に感じた。
テイエムプリキュアは予想通りに早々に垂れたが、
フィールドベアーではなくマイネルスターリーが堂々と先頭に。
ジャミールは外を回さずに内々を回りながらの進出。
窮屈なところを走っていたと思うが、上手に浮上してきた。
追われてしっかりと反応して、次々と先行馬を捕らえて行ったが、
突き抜けたマイネルスターリーが強すぎた感じで2着まで。

正直、マイネルスターリーを舐めていた。
今日のマイネルに勝つのは至難の業だったと思う。
あっさりと諦めがついた。
ジャミールとしては、中団からインを捌いて2着に追い込めたのは大収穫。
3着馬を捕まえた後、失速してないしね。ここは褒めてあげたい所。
半端に位置を取りに行くことなく、よく伸びる作戦を取ってくれたと思う。
今回は休み明けで少し馬体に余裕もあったし、まずは合格の内容だろう。
次は札幌記念だと思うが、これは期待したいね。
何度も書くが、2着をしっかりと確保できたことが大きな収穫だ。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-07-24 20:13:58 | 競馬
ふむ、4戦2勝は素晴らしいね。
勝った2頭は共に力上位だったかな。
舐めるなよと思ってたヒラボクスペシャルについては、
専門紙の印が客に完全に無視されて、人気してたのが残念だった。
スマートスペンサーはクラスの壁っぽいかな。
スズカゲイルは間違いなく疲れだろう。どちらも仕方ない。

さあ、明日の重賞はこの先を占う重要な一戦。
勝って堂々と札幌記念へ向かって欲しい。








4R キングファルコン ○
寺井助手
「一歩目はそうでもないが、行きだすと速い。
 体も出来ているので、メンバー次第では」
かなり予想外だったんだけど、携帯ブック想定では無印の7番人気。
ほぼノーマークって感じで、意外な印象しか受けなかった。
ま、今日の7Rのヒラボクの売れ方を見ると、
ブックの影響力も大したこと・・・と思ってしまうけどねw
とりあえず、新馬は単複を買うだけの身としてはありがたい話だ。

各馬の調教を見て行くと、そんな確勝級って感じの馬はいない。
コメントからは、デラモーレ陣営が妙に強気なんだけども、
別に驚くような動きをしているわけではなく、
(このメンバーの中では、1番良いといえばそうだとは思うけれど)
これまでと同様、ディープ産駒だから評判になっていることは否めまい。
人気だからと気に入らないと買い目から消せるような悪い馬ではないけど、
頭鉄板なんて馬ではないことも主張したいね。
これまでのディープ産駒の各馬に揃っている特徴からすると、
どうせ最初にダッシュつかなくて差し届かずになるんじゃないかねw

キングファルコンとしては、ゲートは普通みたい。
だが、そこからの動きが速いということなので、
それならばこの大外枠は大歓迎だと言って良いだろう。
函館1200mは基本的に外枠が有利なコースであり、
この条件において、スタートの遅い内枠に入った馬ってのは、
前に入られて下げて外で負けるパターンが多いので、
誰にも邪魔されず自分で上がっていける外は明らかに好材料。
どこまで走れるかはまあやってみないと分からないとして、
走るための条件は整っていると思われる。
単複で存分に楽しみたい。
アンカツの感触では、芝よりダートのほうが向きそうとのことだが、
力はあるというジャッジなので、期待してみたいね。




8R ウインシュールマン ◎
日高助手
「前走は中間に長距離輸送を挟んだことが影響したのかも。
 状態は良好だし、改めて期待」
前走は当該週に当地にやってきて、水曜に軽く流しただけだった。
それについては唯一の不安としてレース前に指摘したけど、
道中のあまりの反応の鈍さは、それが原因だと思う。
もともと追っつけながら進まないと進んで行かない馬だけど、
前走はあまりにも酷かった。なんというか、ただ弱い馬だったからね。
本場で現級勝ちの実績は断然なので、改めて期待したい。
本数こそ少ないものの、今度はしっかり追われてるしね。

勝って同条件のゴールデンハインドが単騎逃げを打つだろう。
そんな飛ばして行く馬ではなく、スローが濃厚か。
今度は絶好の1番枠に入ったシュールマンとしては、
その真後ろにさっと取り付きたい所。
他の先行馬は7番のドリームセーリングくらいしかいないので、
2番手、最悪でも3番手を奪えないようでは、
そこからの好走は覚束ないことになりそうだ。
グルーオン、サンリヴァルと、先行したことのある馬が続く。
後は全て、差し馬か流れについて行けない馬で構成されており、
マクリ馬であるメジロジョンがどこかで捲くりを打ってくるまで、
実に落ち着いた、スローペースでレースが進みそうだ。

シュールマンは、ズブイ馬ではあるが終いにだらける馬ではない。
切れはほとんどないけど、持続的に脚を伸ばすことが出来る馬なので、
2番手を確保して行って自分からゴールデンを煽るつもりで行けば、
けしかけられたゴールデンと共に4角に入って、
そこから長く叩き合いに持ち込むことが出来ると思う。
勝負どころの一瞬の脚って意味では、ややゴールデンのほうが上であり、
4角で一気に離されるところさえなければ、
最後はジリジリした叩きあいから、一歩出て勝てるだろう。
ま、終始ピッタリとついていたら、相手が勝手に速度を上げるだろうが。

後方でよほど大博打を打つ人馬がいない限りは、
前の2頭が途中からペースをあげて後続を突き放しに入り、
そのまま行った行ったになることが濃厚だと思われる。
馬連1点は相当に堅いところだと思うが、
それを押さえにして、単勝と馬単1点で勝負したい。




9R ジャミール ◎
中村助手
「函館入厩当初は余裕があったけど、
 2週続けてビッシリやって態勢は整った。
 ある程度の位置で流れに乗れれば」
手を抜かれることなくしっかりとした追いきり。
レース間隔は空いたけど、出来る限りの仕上げをほどこされた。
万全とは行かずとも、9割近い力を発揮することが出来るだろう。
ならば、この程度の相手で3着を外すわけにはいかない。
負けるわけにはいかないと言いたいところだけど、
残念ながら、その台詞はジャミールには似合わないからねw

14番のテイエムプリキュア陣営から逃げ宣言が出ている。
まあ、逃げ宣言ってのは意外と信用ならないものなんだけどもw
前に行って後続が勝手に倒れるフロックでないと結果を出せない馬だから、
とりあえずは頑張って出て行くのだろう。どこまで行けるかは分からんが。
それに対して、まともならこちらが速い8番ドリームサンデーが、
相手の様子を見ながら、先頭か2番手かを決める形。
3番のマンハッタンカフェが内から出て行って3番手かな。
海外帰りのシャドウゲイトも先行して行って、4番手。
前に出て行きそうな馬はここまで。
ホクトスルタンが回避したことで、少し緩んで平均ペースか。
後は今日の速い馬場状態を考慮すると、それなりに流れそうかな。

人気の一角フィールドベアーが好位の前につくだろうか。
大外枠になったので、少し気合を入れて出て行くかも。
メイショウクオリア、マイネルスターリー、エイシンドーバー、
それから普通に出ればマヤノライジンあたりが好位へ。
ジャミールはこの後ろあたりになるんじゃないかと思う。
エアジパングと同じような位置になりそうだ。
人気馬3頭の並びで言うと、フィールド、マイネル、ジャミールと、
1馬身ちょっとの間隔でつくような感じになりそう。
そしてスマートステージが後方で追い込みに賭ける形になりそう。

プリキュアはとにかく考えなしに行くだけのようなので、
この地点でスローペースの可能性がほぼ消えているわけだが、
もしプリキュアが遅くしようとしたら、
瞬発力勝負を避けたいドリームサンデーが潰しに行くだろう。
この馬は弱くないので、この2点を合わせてMからHペースと考えたい。
函館巧者のフィールドベアーは前走を差し損ねる形で負けているので、
4角前から自分で動いて行くだろうと思われる。
これを目標にマイネルスターリーが動くと思われ、
ジャミールとしてはその後の仕掛けで十分に間に合う。
前が伸びている限り、追い詰め続けてくれるだろう。
理想は、マイネルの外に馬体を併せに行くことだな。
想像している展開からは、それが可能だと思う。

順当に行けば、粘るドリームにフィールドが並びかけ、
そこにマイネルが襲い掛かって、最後にジャミールの形。
最後にと言っても、ラスト100くらいにはこの形になるだろう。
それくらい、フィールドが早く行くと予想している。
流れるままだと、ジャミールはラスト100あたりで先頭に立つと思うが、
そこからどれだけ気を抜かずに頑張ってくれるか。
マイネルスターリーが2着ならば、渋太く競って勝てるだろうけど、
もしマイネルが止まるようなら、一個内のフィールドか、
運が悪いと2個以上内のドリームが標的になる。
そうなった時が、2着やら3着になるパターンなのだが、
ここらでもう一度、そのパターンが実現して、
最後まで頑張れるかどうかを見る必要があると言えばある。
なんとしてもとは言わないけど、勝って賞金を加算したいレースではあるのだが、
それと同時に、試しておきたいこともいろいろとあったりする。
極端な話をすると、フィールドベアーの仕掛けに乗っかるレベルで動いて、
早々に先頭に立って粘れるかどうかも、試してみたいといえば試してみたい。
このあたり、アンカツがどう思っているのかが読めないんだよね。
堅実に勝つつもりなら、中団の後ろでマイネルマークだろう。
しかし、何か新しいことをしようとするかもしれない状況でもある。
この辺は、どうなるか楽しみとしか言いようがないね。

まずは複で元を取れるように買ってから、単に期待の勝負。
それから3連単でフィールド、ドリーム、マイネルの対抗格3頭へ、
6点買いで楽しんでみたいと思う。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-07-23 22:37:32 | 競馬
明日の更新は夜になります。
それにしても、多治見はやはり熱かった・・・。
名古屋市内も文句なしに暑かったのだけど、
多治見は、車から降りた瞬間に違ってたw

俺の毎年夏の最大のお楽しみである高校野球で、
岐阜大会がベスト4まで来ているわけだけども、
その多治見にある多治見高校がベスト4に残っててこれまた熱い。
近年の各校の頑張りで完全に強豪県として復活した岐阜だが、
その中では、やはり大垣日大と県立岐阜商業が2強なわけだけども、
これらを倒すようなことがあったら、大いに盛り上がるだろうねえ。
ま、一連の戦いを見てると、この夏は大垣日大だろうなとは思うけど。
県岐商に抜けてもらって、もう一度井貝を見たい気持ちはあるのだが、
投手陣が今の調子ではちょっと辛いかなあ。
昨年は全面的に信頼できる山田がいただけに、なおさら思う。
チーム全体の終盤の渋太さは、昨年と変わらずに残ってると思うけど。
ただ、大垣日大のほうは葛西が良さげなので、すんなりならこちらだろう。
葛西がさらに経験を積んで、来年がもっと楽しみになるってのも良いかな。

愛知のほうはまだこれからだが、中京がちょっと怪しい感じがする。
まだなんとなくだけど、名電になりそうな気がするな。








7R ヒラボクスペシャル ▲
加山助手
「なかなか調子が上がってきませんでしたが、
 今週の動きは良かったね。降級なら力は上」
先週まで美浦で調整されていたが、今週函館にやってきた。
水曜日の追いきりで馬なりながら上々の時計をマーク。
全体時計がそこそこ速く、終い12秒7で来たのは大したものだ。
ここ2戦は馬体重が増える一方という感じなのだが、
これが少しでも絞れていたら、走ってくれそう。

ブックの想定によれば無印で8番人気と、舐められまくっている。
成績表をそのまま考えればそうなるのだろうけど?
6走前のように走って、それらの人間を唖然とさせてやって欲しいね。
この馬の今回の状況は、降級で穴をあける馬の典型。
誤解を恐れずに書くならば、
1000万の2桁着順 > 500万の2着 である。
2や3が並んだ馬と10が並んだ馬では、前者に目が行きがちだろうが、
「上で10が並んでいる馬は、その前に下で1を取っている」わけだから、
それらが降級して走るのは、もう当たり前と言っても良い。
昇級して苦戦していた馬が人気薄で穴をあけることが多々あるが、
それは人気のほうが間違っているわけだね。
助手さんが「力は上」と言われているが、間違っていない。
今回の降級馬は4頭だが、この馬とスノーマジックは力上位だと思う。
重要なのは、500万を勝ったときの内容だ。

逃げ馬はいないが、前に行く馬はヒラボクを入れて5頭だろう。
9番のニシノマドカか12番のブライティアカーサ。
それから2番オメガリトルスター、4番ユキノクイーンというところ。
オメガリトルスターの名前を出したが、逃げたことのない馬なので、
枠の並びから行くと、上手く行けば先手を取れるかもしれない。
先行馬は揃っているがペースが上がる事は考えにくく、
これならば出来れば先頭が欲しいね。もしくは番手のインからが希望。
5頭の後ろにトウカイレジーナ、クリムゾンブーケと続いて、
その後ろに人気のジュモー、それからローザレーヌ、スノーマジック。

ペースが上がりにくそうと考えたのは、
過去に前で競り合った経験のある馬があまりいないから。
強いて言うならヒラボクが500万を勝ったときに前で競っているが、
そんな感じの馬がいないので、前のほうが有利になると思っている。
まずはヒラボク、それからニシノマドカ、ユキノクイーン、
好位の後ろ組から、トウカイレジーナを。
人気のジュモーは、もう一度展開に嵌ると期待して切り。
(前走について、最後は置いといて序盤の動きが物凄く鈍かったから)
4頭BOXで高配当を狙ってみたい。
ヒラボクの単複も楽しみだ。




10R スマートスペンサー ▲
額田助手
「続けて福島に遠征後の函館輸送も馬の雰囲気は良い。
 ただ、前走が壁を感じる内容だっただけに」
助手さんの感想はごもっともといったところで、
逃げた勝ち馬を軽快に追走しながら、4角から離される一方で、
これが流れやら雰囲気の違いなのか、といったところだったのだが、
その前走の勝ち馬マイネルオベリスクでも、
昇級戦では大惨敗を食らっているわけで、
まずは良い体験をしたものと考えたい。
初勝利の内容から、もう一度追いかけてみても良い所だろう。
今回も駄目なようなら、しばらく様子見になるだろう。
輸送が続いたわけだがその影響はないようで、
その証拠に、21日のWコースで4番時計と文句なしの動きだった。

逃げるのは10番のオースミレジスタか、
もしくは4番のビーチランデブーということになる。
それを追って、7番のアポロヴァンドームと、
11番に入ったスマートスペンサーの2頭が続く形。
スペンサーとしては、ただオースミを追って行くだけになるかな。
オースミの1角への入り方如何によって、
ビーチを内に閉じ込めながら2番手につけれるかもしれない。
まあ、並び順はスタートによるところが大きいか。
大雑把に、逃げ2頭、先行2頭という感じだ。
これに続くのが、人気で実績上位の12番メダリアビート。
3番ホウショウアマネ、5番マイネルアベニールと、
人気サイドの馬が続いて好位群を形成する感じになりそう。


意思がはっきりした馬が行くので、ペースが落ちることはない。
スペンサーとしては、前走と同程度かそれより速いの流れになると思われ、
上積みがないと互角に戦うのは厳しくなる。
そこは、調教の良さとコース替わり、
それから相手関係の若干の弱化に期待してみたい。
まったく駄目でもおかしくないが、良いほうに変わると信じて単複を。
ペースが速くなりそうなので、終いのしっかりした馬を相手に。
メダリアビートとマイネルアベニールになるかな。3頭BOXで。




11R スズカゲイル ◎
込山助手
「前走後はいったん札幌に。
 強行軍になるが、状態に問題はない。
 展開次第で前進可能だよ」
函館3戦目。3月から数えて7戦目。
相当に使ってきているのだが、疲れはないというコメント。
420キロしかない小さな馬であり、
主戦場が2500m前後の長距離であるというのに、
なんとも元気なことで、それに感心する。
疲労の溜まりにくい追い込み脚質なのが良いのは間違いないな。
レース間隔がどんどん詰まってきているので、
さすがに強い調教はいらない。今週は軽めの追いきり。
調子については、維持しているといったところか。

コスモエンペラー、パッシングマーク、レンディル、
この3頭のうちのどれかが先手を取ることになりそう。
なんとなくだが、コスモエンペラーが行きそうかな。
2600m戦なので速くなるって事は無いだろうけど、
レンディルとパッシングマークがいれば、緩まなさそうだ。
離れてサトノトップガン、それからトパンガ。
ニシノプライスレス、マヤノゴクウと続いて、その後ろにゲイルかな。
残りの3頭が追い込みにかけそうな感じなので。
内々を上がってこすく直線に賭けたいとアンカツが言っている馬だが、
頭数が少ない上にペースが速いなら、なおやりやすそうだ。
展開は前走よりも向くんじゃないかと考える。

トパンガを中心に早めに行きそうな馬が揃っているので、
ゲイルはその後にスパートすれば良さそう。
トパンガが先団を掃除した後、差し勢がどこまで迫れるかだ。
この頭数なら、差し勢に賭けてみたい気持ちになるね。
まずはゲイル、それからニシノプライスレス、そしてエボシダケ。
このメンバーではこの3頭の末脚が群を抜いている。
トパンガを入れて4頭の勝負と見た。
その中で、ゲイルは3着を外さないと思うので、1頭軸で行きたい。




12R ダノンヒデキ ◎
山田助手
「中間は予定通りの調整が出来たし、出来はさらに上向き。
 降級2戦目で決めたいところ」
前走の内容にはけっこうガッカリしたわけだけども、
あれはあれで、現級での力上位を示しているわけだし、
もうちょっと前進してくれればあっさりな訳だから、
気を取り直してここも頭を期待したい。
前走時は、前週の日曜日まで調子がイマイチだったらしいから、
そういう面で上積みは十分にあるだろう。
調教時計もキッチリと詰めてきたし、
前走苦にした枠も真ん中の良い所になったし、今度こそ。

シーブルーが飛ばして行こうとするところ、
タガノアルデバランがかかり気味に追いかけていくだろう。
やや速めの流れでレースが始まるはずだ。
プリムールが外からじわっと出て行って、
それと並ぶか、すぐ後ろにヒデキがつくことになる。
ヒデキより内の先行馬はシーブルーしかおらず、
外々を回ってどうこうという可能性はなくなった。
前が少し離れそうなことから、詰まる心配もほとんどない。
ヒデキが走る為に考えうる最高のメンバーになっていると思う。
メンバーの大半が差し追い込み馬で、
対抗のナムラボルテージが5番手に上がってきそうか。
メイショウベーネ、ロスペトリュスあたりが並んだ後、
シャイニーブレーヴもいつもよりやや前目に。

タガノアルデバランが早めに先頭に立って、
それをプリムールが捕まえに行く所を捌くか、
それとも自分で出て行って捕まえて独走に入るか、
どちらでも良いと思うが、馬の気分次第に進んでもらえれば。
変に急かさなければ、函館の500万程度で負けるはずがない。

やや前が崩れ気味のレースになりそうだ。
ナムラボルテージとシャイニーブレーヴの2頭が実績通りに追ってきそう。
前走よく切れたトレノユーボウも買い目に入れておきたい。
単勝と、3連単頭固定で6点かな。