アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

来週の特別騎乗予定馬

2011-01-30 19:00:43 | 競馬
3鞍とも楽しみだったが、勝てたのは1つだけだった。
まあアンカツ的(というかファン的)には3-1なら全く問題なし。
今週は幼稚園児が見ても分かるような馬場の変貌があった為、
差し馬のスパシーバにとっては圧倒的に有利な状態に、
先行馬のアプリコットにとっては圧倒的に不利な状態になった。
その通りの結果になったということで、まあ仕方ないとしか言いようがない。

アプリコットフィズのスタートからの速さは一般的には好ましいものだが、
今日のような馬場状態ではマイナスにしか働かなかった。
ここまで馬場が差し一辺倒になることはそんなにないので、
これからもこれまで通りに3番手くらいを走ってれば良いだろう。
直線で早々に止まってたのは気になるけれど、
レース運び自体はこれまでのものをそのまま継続したということで、
次に悪影響を残すような敗戦ではないんじゃないかな。
ただ、馬体の細さと気性の激しさは放牧を経ても何も変わっていない。
この2点については、これからの成長が期待される。

ここにきて寒さは増す一方だが、競馬では2月から重要なレースが続く。
来週は3歳牝馬路線の今後を占うエルフィンS。
勝って有力馬の1頭にのし上がって欲しい。






土曜 京都
エルフィンS 芝1600m マルセリーナ
松田博厩舎、ディープインパクト産駒の3歳牝馬。
新馬を勝ったばかりの1戦1勝馬がG3のシンザン記念に挑戦。
牡馬ならともかく牝馬がそんなことをしたのは、
おそらく初なんじゃないかと思うがどうだろう?
調べようと思えば調べられるが、面倒だから調べないけどw
結果は、あと少しで2着を奪えるくらいに惜しい3着。
きさらぎ賞でも人気であろうオルフェーブルの鬼脚に屈した。
当時はまだ差しが効かない状態だったので脱帽するしかなく、
上位2頭にはさすがに力負けしたなとは思うけども、
牝馬限定戦ならば間違いなく最上位と言える経験に。
一気の相手弱化で、まずは賞金を加算したい。
先週の調教の動きが素晴らしく、態勢は整っている。
自在の脚があるから、今週からの差し馬場でもなんら問題なし。

相手だが、実績では阪神JF5着のツルマルワンピースだが、
アンカツがこちらに乗るように、力もこちらが上だろう。
ここはおそらく問題にしないと思う。
紅梅S組も特に敵にはなるまい。ワンピースより弱い馬ばかり。
しかし、1頭だけ強そうな馬がいるねえ。
新馬戦を好時計で圧勝したノーブルジュエリー。
この馬との比較はさすがに難しい。
こちらはクラシックへ向けて必勝を期すレースだが、
向こうはマルセリーナを指標にレベルを測りたいレースなんじゃないかな。
どちらかがレーヴディソールの対抗に伸し上がる一戦になると思うが、
それがマルセリーナであると信じて待つ。




斑鳩S 芝1400m 未定



すばるS ダート1400m 未定






日曜 京都
宇治川特別 芝1400m 未定




橿原S ダート1200m 未定




きさらぎ賞 芝1800m コティリオン
橋口厩舎、ディープインパクト産駒の3歳牡馬。
クラシックを目指して賞金を加算したい素質馬が集まった。
これまでそれなりに人気を背負って、それなりの勝負をしてきたが、
肝心の本賞金を加算できていないという馬がたくさん。
コティリオンもそのうちの1頭である。
ラジオNIKKEI賞で3着なのだから、
この世代でも最上位の力を持っているのは間違いないのだが、
前走の500万条件を勝ち損ねて、未だ身分は500万下条件馬。
運が悪いとトライアルへ出走できないことになる可能性もある。
ここで2着してもクラシック出走は当確にならないが、
トライアルなどを自由に使えるようにするためには、
なんとか2着を確保しておきたい一戦だ。
もちろん、勝てれば最高であるが。

やや掛かり気味に走る馬で、
前走は自発的に先団を飲み込みに行ったら、
完全に前崩れのレースを演出してしまった。
今の京都あんなことをやったら、余裕で掲示板を外すだろう。
今回は落ち着いて脚を溜めて行く競馬をしなければならない。
ラジオNIKKEI賞で出遅れて中団インから進めており、
それくらいのレース運びが期待される。
あの時は直線で前が詰まったが終いの脚は際立っていたので、
しっかり終いに脚を残せたらここは勝ち負け確実だろう。

ウインバリアシオン、トーセンラー、オルフェーブル、メイショウナルト。
コティリオンと同じような期待を受けながら、あと一息で賞金が足りない馬達。
クラシック出走当確圏へ向けて、5頭の激しい戦いになりそうだ。

日曜日の結果

2011-01-30 14:28:57 | 競馬
9R ダノンスパシーバ 1着
ふわっとしたスタート、まあそこそこか。
馬なりでゆったりと入ったが、全体も遅めで意外に前目な感じ。
6番手から7番手の外目あたりで最初の200mを通過。
そこからゆったりと位置を下げて行く感じ、
中団の前目から中団の後ろ目に位置を下げて10番手の外。
しっかりと脚を溜めて直線に全てを賭ける構えだ。

途中から3番のセイクリッドセブンが動いたが、
この動きに翻弄されることなく、自分のリズムでゆっくり進出。
外に広がる前の馬たちを見ながら、4コーナーではまだ進出せず。
直線に入ってから外に出てエンジンをかけた。
サッと反応して内の馬たちを飲み込んで行き、
着差は僅かだが余裕十分に先頭に立ってそのまま押し切った。

完勝。馬場をしっかりと利用して勝ちきった。
詰めの甘かった日々はもうお終い。
準OP、そしてOPでも活躍が期待できそうだ。


ただし、11Rに向けては不安しか残らない外一辺倒の馬場だなあw
前に行ったら何をどうしても止まる感じだが、どう乗るかねこれ。




11R アプリコットフィズ 14着
絶好のスタートを切ってしまった。
まあ、スタートの良い馬だからねえ。
絞ってゆっくりと出て行ってるんだけど、出脚が速過ぎる。
先頭に立ちそうになってしまうくらいのところで、
ようやくジュエルオブナイルが行ってくれて、
続いてアグネスワルツがじんわりと出てきて、3番手に。
明らかにスローの流れで、先週までなら圧勝の位置取りだったのだが、
今の京都ではただのスロー程度では内が全て飲み込まれてしまう。
そこは強く意識してだろう、外に外に出しながらの競馬。
後でパトロールを見てみたいが、極力内には寄らないようにしていた。
かかってはいるが、これまでと同様で許容範囲の走りに見え、
それなりに手応え良く直線に入ったと思うんだが、
入ったところでもう勢いがなくなってしまっていた。

とりあえず好スタートを切ったのが悪かったのと、
誰もが今の京都の状態を意識して前に行かなかったから、
馬の前に突っ込みたい気持ちが先走りすぎて消耗してしまったか。
それから、馬体重もはっきり言って増えなかった。
想定よりも10キロ近く落ちていたのは、
輸送の問題が解決していないということでもあるだろう。

とりあえず騎乗したアンカツとしては、
スタートが速すぎた地点で選択肢が1つしかなかったので仕方ないか。
馬場が馬場だけに、負けたことでそんな悲観することは無いけれど、
直線入り口の地点でちょっと反応がなさ過ぎたのはさすがに気になる。
スタートが速過ぎる事については、まあ直す必要は無いのでw
また前が有利の中山や東京で巻き返して欲しい。
馬場を差し引いても、実力以上に負けたのでなんとも。

日曜日の騎乗馬と予想

2011-01-29 18:25:01 | 競馬
改めて書かなくても、誰もが分かっただろうけども、
京都競馬場の芝の状態、がらりと変わった。
例年通りの京都開催後半の姿に近づいている。
差しが利くようになったのは当然として、
おまけに芝の状態が明らかに「軽く」なった。
ゴールドアグリのときに少しだけ書いたんだけど、
これまで、どれだけスローの瞬発力勝負が続いても、
上がり33秒台がほとんど出てこなかったのが(8日で僅か7頭)
今日1日だけで17頭も現れた。
9Rの梅花賞のように、超の上に超をつけるスローペースになって、
ようやく前の馬が残れるといった感じで、後の先行馬はほぼ用無し。
これまでの京都開催の事は忘れたほうが良いと思われる。





9R ダノンスパシーバ ◎
佐々木晶師
「落ち着きが出てきて、完成の域に近づいてきた感じ。
 ここでも能力は上だと思っている」
京都の馬場の変わりぶりは、スパシーバにとっては大歓迎。
とにかく外枠に入る運を持っている馬だが(これで6戦連続二桁馬番)
前走、外枠を初めて生かせたアンカツの手綱で再び外目の枠ならば、
再度力を出し切ることが叶うだろう。
メンバーが揃ったが、特にステージプレゼンスという絶好のライバルを迎え、
これを相手に現在のスパシーバの位置を図ることが出来る。
一発でこのメンツを一蹴するようなら、OP入りも確実だ。

12番のニチドウルチルがいつも通りに逃げを打つが、
14番のエリモクイーンもハナを取りに行きそうな気配。
出方次第だが、多少競り合うところがありそうだ。
休み明けで鈍ってなければ、大外のデコルテも前に。
それらを見ながら、9番アンプレシオネがいつも通りに番手へ。
7番コンカラン、8番ナムラボルテージも前で組み立てて好成績の馬。
前走が不完全燃焼の11番サクラエルドールも前目。
10番トウカイオーロラもそこそこ出るとして、速い流れが濃厚だ。
それらを見ながら中団にステージプレゼンスが待機。
それを1、2馬身前に見ながらスパシーバだろう。

このレースの有力どころは名を挙げた馬たちで、
基本的に前がかりな競馬をする馬が揃っている。
特にサクラエルドールあたりが早めの競馬をしそうで、
放っておいても、4角から潰しあいが始まりそうだ。
それを見ながらステージプレゼンスが上がって行くので、
スパシーバはそれを目標に外へ出て行くのみ。
スパートしたプレゼンスに並びかけるように持って行けば、
後は力比べで堂々と差しきってくれるだろうと思う。
非常に乗りやすいレースになると思うし、
力を出し切れそうなメンバー構成になっていると考える。

スパシーバ→プレゼンスの1、2着は堅いだろうと見る。
3着を決めてパラパラと流すのも良いが、
ここは単勝と馬単1点に絞って行ってみたい。




11R アプリコットフィズ ◎
小島太師
「予定通りの調教をこなせた。
 昨年よりもカイ食いが良くなっているから、直前輸送は心配していない。
 この相手なら力は上位で、好勝負を期待」
京都の馬場状態ががらりと変わったことで、アプリコットの考え方も変わる。
先週までならば、気性に任せた競馬で何も考えずとも良かったが、
ここは安易に任せてしまうと、次々に差し込まれるシーンがありそうだ。
運が良ければ簡単なレースになるかなと考えていたが、
どうやら運は味方しなかったので、ならば鞍上から手を加えたい。
この馬の気性でどこまで上手に行けるか分からないが、
出来る限り脚を溜めて直線に入りたい。

改めてこの馬の特徴を書くが、とにかく気性の勝った馬。
前へ前へという意識が物凄く強い馬で、走りたがりと言える。
競走馬としては好ましいものなんだけども、
それも度が過ぎると碌なことにならない。
(例・断然の能力を持ちながら負け続けたリーチザクラウン)
この馬の場合は何とか制御が利く部類だが、
少し間違えると変なレースをしてしまうことになるだろう。
よって、距離がマイルになるのは大幅なプラスであると言える。

過去走、特に近走のレースを振り返ってみると、
クイーンS、秋華賞共に鞍上が苦労しながら道中を過ごしている。
それは、鞍上の豊のこぶしの位置を見たら一目瞭然。
騎手と馬が折り合っている時というのは、こぶしの位置が低いものだが、
アプリコットに乗る豊のこぶしの位置は終始高いところにある。
他の騎手と比べたら物凄く分かりやすいはずだ。
これが、行きたい馬と行かせたくない騎手のせめぎ合いが常に行われている証拠。
それがなんとか合格ラインで収まっているから、好結果を出せているということだ。
馬が自分でペースアップダウンを考えてくれるようになったら、
いよいよアパパネの域に迫ることが出来るだけの素質を持つ馬だと思うが、
それはこのレースから、古馬になっての課題として注目させてもらいたい。

行くのを抑え切れなかったら碌なことにならないと書いたが、
前向きで行く気の強い馬なので、抑えすぎるとそれもまたマイナスをもたらす。
そのさじ加減がこの馬に乗る場合に最も重要なこと。
これがマイル戦で前に行くだけとなったら物凄く簡単になるのだが、
条件に外差し馬場が加わるので、途端に難しいレースになっている。
それを前提に、レース全体のことを考えてみたい。


逃げるのは当然ながら7番のアグネスワルツだろう。
飛ばす気になればかなりのスピードを発揮するが、
基本的には平均ペースで逃げを打つ馬である。
今の馬場の変化を考えると、そんなには飛ばすまい。平均ペースだろう。
続いて、短距離戦で前に行っていた馬が続きそう。
4番ジュエルオブナイル、6番サングレアズール、
14番ヤマカツマリリン、15番ケイアイデイジー、
このあたりの伏兵が仕掛け気味に出て行きそうだ。
これらには、後ろで待機しても瞬発力で勝つだけの力がないしね。
幸運を祈っての雪崩れ込み狙いで前のはずだ。

アプリコットはそれらを見届けて5~7番手で待機できたら文句なし。
スタートから仕掛けずともやたらと速い馬なので、
とにかくフワッと入りたい。難しいことだが多少遅めに出るくらいのほうが良い。
3番レディアルバローサ、5番ショウリュウムーン、10番ベストロケーション、
それから14番ブロードストリートあたりがこちらを目標に進む。
はっきり言って、格好の目標としか言いようがない立場だが、
直線まである程度脚を溜めて進むことが出来たならば、
後は全てを返り討ちにする覚悟で、自分で進出をしないといけない。
変に突っ込みすぎる形にならなければ大丈夫なはず。
アプリコットの進出によって、ブロード以下が一斉に動き出し、
それらを目掛けて8番ヒカルアマランサスの大外強襲が来るだろう。
騎手としたら、ヒカルアマランサスに乗るのが一番楽だと思われる。
相当なスローにならない限りはヒカルが展開有利だと思うが、
それを凌いでこそ、G1勝ちを狙えるというもの。
アプリコットがそれだけの馬ならば、あっさりと行って欲しい。

上記は全体が自然とやや早めに動いた場合の話だが、
予想外に伏兵の先行勢があまり動かなかった場合、
その時はアグネスワルツの真後ろにつくくらいでも良い。
その判断は、当たり前だがレースが始まって少ししてからしか出来ず、
軽く仕掛けても反応する馬だからとても難しいことなのだが、
そうなった場合、それくらいの落ち着きも見せて欲しいところ。
まあ、俺はスローにはならないと思ってるけど。
どうあれ、ペースが速くなろうとも遅くなろうとも、
アプリコットの気性が成長したかどうかを見れるレースになる。

基本的には差し差しだと考える。
アプリコットは力上位の先行馬代表で追撃を凌ぐ側として、
これを目標にどの馬が飛んでくるかを考えれば良い。
ショウリュウムーン、ブロードストリート、ヒカルアマランサス、
この3頭の力はやはり疑う余地が無い。
もう1頭、コスモネモシンの堅実な末脚も買ってみたい。
この4頭を相手に流すかな。

土曜日の結果

2011-01-29 12:52:50 | 競馬
6R ナガラダンディ 4着
スタートが一息で、さらに首を上げてしまっていたので、
普通の態勢に戻るまでに時間を食ってしまった。
ダート1200mの内枠ではまさに致命傷。
内目を押し上げていったのだが、
案の定と言って良いだろう、囲まれたところで嫌がるような格好に。
おそらく砂を被って進めなくなっているのだと思われる。
前にいた8番サクセスリアンが全然進んでいかないので、
4角ではこれを嫌がるように下がってしまった。
外枠だったらまだ挽回のしようがあったのだが。

外に持ち出せてからはそれなりに動いているのだが、
序盤に消耗しまくっていてはどうにもならず。
前が遠すぎたので途中からもう追っていないけども、
走りそうなフォームをしているとは感じた。
今日は内枠だったことに尽きる。
力はありそうなので、次はやってくれるだろう。
ちなみにアンカツは距離が短いかもと言っていたので、
次は1400mに出てくるんじゃないかな。

土曜日の騎乗馬と予想

2011-01-28 23:37:07 | 競馬
土曜 京都
6R ナガラダンディ ◎
小原師
「体質の弱さは残るけど、水準以上の時計が出ている。
 実戦向きの勝負根性があれば楽しみ」
水準以上を超えて、新馬確勝級の動きをしている。
これで体質の弱さが残ってるってのは凄いな。
もしかしたら大きいところまで楽しめる馬かもしれない。

競馬ブックの評価は完全に3番手。
ツインテール、サクセスリアンの次という評価だ。
正直、ビックリしたとしか言いようがないが、
それならそれで、自信と期待を持って単勝に賭けたい。
まあブックの評価はアンカツには通用しないのでw
上2頭を人気で上回る可能性まであるだろうけど。

調教の動きでは絶対に勝っている。
1番人気想定のツインテールも結構なものではあると思うが、
動きだけなら間違いなくダンディのほうが上。
それがこんな評価になってしまうのは、
やはりバックボーンによるところが大きいのだろう。
ツインテールは角居厩舎&山本氏という大物コンビで、
サクセスリアンはサクセスブロッケンと同厩舎同馬主。
残念ながらこれまで大物を抱えたことがない小原厩舎と、
(超訂正 20年前の最強馬タマモクロスを管理されていた方です。
 まあ、競馬歴が20年以上無い人には分からないということでご容赦をw)

新規参入の馬主さんが所有するダンディでは、
まるで比較にならないので仕方ないだろう。

こういう話が人気に影響を及ぼすのは間違いないのだが、
この局地戦において、そんな過去のことは何の影響もない。
ここは、このレースにデビューする馬単体の戦いだ。
レースにおいて2割の影響があると思われる騎手の面で、
普段は下位騎手を使う傾向のある小原厩舎はここで劣る可能性があるが、
今回はアンカツをたててきたのだからここも考えなくて良い。


3歳新馬のダート短距離戦、とりあえず前に行かないと話にならない。
スタートと二の脚が特に重要になるわけだが、
それはいつも通り「やってみないと分からない」ので何も考えない。
新馬戦において最も重要な要素である調教から見える力は、
ナガラダンディ>ツインテール>サクセスリアン だが、人気となると、
ツインテール>サクセスリアン>ナガラダンディ になるのだから、
アンカツファンならずとも、ここは黙ってダンディを買うだけだと思う。

今週の騎乗馬

2011-01-27 23:45:24 | 競馬
今週は久々に3鞍だが、相当に質の良い3鞍に。
ざっと見て、他に乗れるであろう馬全てに乗ってないので、
G1週なんかと同様に、集中したいって気配を感じ取れる。
(ごく単純に、寒さ対策なのかもしれないがw)
土曜の新馬のナガラダンディは相当な馬だと思われるし、
スパシーバにはここから一気のOP入りが期待される。
アプリコットには今年の重賞初制覇を期待だ。
昇級戦になるスパシーバの人気はちょっと読めないけど、
3戦3勝の可能性がかなりあるように思える。





土曜 京都
6R 3歳新馬 ダート1200m ナガラダンディ
小原厩舎、ルールオブロー産駒の3歳牡馬。
11月の始めに入厩して、丁寧に丁寧に調整されてきた馬。
小原厩舎が普段どのような調整を好み、またしているのか、
関わりが無いだけに、正直なところ全く知らないわけだけども、
この馬の調整の仕方は、相当な大物に対する感じに見える。

12月に入ってから速い時計を出し始め、
今年に入って1月4日、その能力の高さを世間に見せ付けることに。
栗東坂路で51.4、同日の3番時計をマーク。
そのラップが、13.3-12.0-12.6-13.5
特にラス2までの急勾配を凄まじい速さで駆け抜けていることが分かる。
ちなみにこの時、タマモビーナスという馬と併せているが、
おそらく能力不足のこの馬は、ラスト15秒と完全に終わっている。
そのまま駆け抜けてしまったダンディの力は相当なものだ。

アンカツが乗った1周前追いきりは、リズム良く速度を上げる調教。
14,3-13.1-12.5-12.7で、全体は52.6。
さらに助手さんが乗った昨日の最終追いきりは、
13.8-13.5-12.5-12.7で、全体が52.5。
とにかく動く。これだけで相当な力を持っていることが分かる。
栗東坂路でこれだけ動く馬だと、短距離馬かダート馬の可能性が高い。
それを考慮してか、今回はダート1200mでのデビュー。
この時期の新馬だと、まず負けることはあるまい。
一応相手陣営の評判や自信度を見てからにはなるが、
おそらく、どれくらいの着差をつけて勝つかが焦点になるだろうと思う。


ちなみにアンカツが小原厩舎の馬に乗るのは初めてのこと。
本当に全くの初騎乗、地方時代から20年に渡って微塵の関わりも無い厩舎。
そんな厩舎の馬に早い時期から乗ることになってたみたいだから、
そういう面から見ても、これが弱い馬である可能性は限りなく0に近い。
それから、馬主さんは長良レーシングクラブ。
全く聞いたことの無い名前だが、
それもそのはず、この馬がこのクラブの唯一の所有馬で初出走となる。
これは何人かの共同出資で走らせることになった馬なのかな?
長良ってのが岐阜の長良のことならば、
この辺に住む人たちが集まって作られたクラブということになる。
そうなのであれば、馬主さんが地元出身のアンカツに依頼したのかも。
というか、そう考えるのが自然か。
いろんな意味で記念すべきレース、とても楽しみだ。








日曜 京都
9R 春日特別 芝1800m ダノンスパシーバ
佐々木晶厩舎、フレンチデピュティ産駒の4歳牡馬。
こちらよりも実績上位の馬がずらりと揃ったが、
おそらく2番人気に推されるだろうと思う。
これまでスパシーバが背負ってきた人気は半端ではない。
それが間違いではなかったことを示した前走の姿が、
過剰気味の人気に拍車をかけることだろう。
並のメンバーなら1番人気を背負うだろうと思っていたが、
ステージプレゼンスがいるので、さすがにそれはなくなった。
しかし、サクラエルドールやアンプレシオネを抑えて2番人気だろう。
俺としては、それでも妙味は十分であると思う。

コンカランやトウカイステージ、ナムラボルテージ、ニチドウルチルなど、
現級の上位馬が他にも揃っているのだが、
それらは相手にせずに上位を目指す馬だと期待している。
正直、前走のレース前までは半信半疑で見ていたが、
前走を見て、がらりと考えを変えた。
スパシーバはOPでも活躍する馬だ。
ステージプレゼンスを真っ向から撃破することが出来れば、
それが大袈裟ではないということが出来るだろう。
快勝を期待する。




11R 京都牝馬S 芝1600m アプリコットフィズ
小島太厩舎、ジャングルポケット産駒の4歳牝馬。
今週は軽めの調教だが、時計は抜群に速い。
これは調子が良い証拠であるだろう。
特に関東の大半の厩舎にありがちな軽めだけでは不安が残るところだが、
この馬は先週、しっかり負荷をかけて抜群に速い時計をマークしており、
休み明けとしては万全の態勢に持ってこれていると思う。
馬体重は推定で430キロ台の後半の見込み。
これならば、自身の力をしっかりと見せてくれるだろう。

条件は京都のマイル戦に変わる。
これは誰がどう考えてもプラスに働くと見れるだろう。
気性が前向きというか、掛かり気味に走る馬だからね。
これまでは宥めながら走らせることがほとんどだったが、
今回は放っておくくらいで丁度良いだろうと思われる。
気を使うべき点が大幅に少なくなるわけで、
乗る側としてはかなり楽なレースになりそうだ。

この京都牝馬Sというのは、休み明けの馬が苦しいレースだが、
時期的にトップホースが出てくるレースではないのが大きな理由。
前年のG1戦線を上位で戦ってきたアプリコットは、
過去の例には当てはまらないだろうと思われる。

古馬ではブロードストリート、ヒカルアマランサス、
4歳ではアグネスワルツとショウリュウムーン、
この4頭が相手の中心。
それ以外にも、近走を上位でまとめている馬が多く、
京都牝馬Sとしてはかなりメンバーが揃っていると思うが、
それでも、この相手に負けるようではアパパネらには勝てない。
特にヒカルアマランサスが斤量に恵まれた形の一戦になるが、
これらを一蹴して、G1に歩を進めて欲しいね。
頑張って走って欲しい。


現在のアプリコットの立場は、かつてのブロードストリートと同等。
アプリコットよりもっと実績を積んで期待され4歳になったブロードは、
惜敗を重ね続けて5歳になった今、厳寒期のこのレースに参戦する羽目になっている。
そうならないためにも、勝利が欲しいところだ。
まあ、先々はアンカツには関係ない話になるのだが、
アンカツとしては、まず今年最初の重賞勝ちをいただきたい。

ダノンシャンティ イギリス遠征

2011-01-26 22:36:32 | 競馬
ダノンシャンティ イギリス遠征
有馬記念で骨折休養から復帰したダノンシャンティだが、
今年の最大目標が6月半ばのイギリスG1に定められた。
ロイヤルアスコット開催と呼ばれるもので、
イギリス王族が主催の権威ある開催である。
クイーンアンS、プリンスオブウェールズS、コロネーションS
このあたりのレースのどれかを使うことになると思われる。
おそらく、プリンスオブウェールズSになると思うが。
まず京都記念を使い、次に大阪杯を使ってから遠征することになりそう。
この2レースでみっともないことにならなければ遠征ということで、
これは故障さえしなければ決まったと言っても良いだろう。

一昔前、これと同じ記事を書いたことがある。
言うまでもなく、ダイワスカーレットの有馬記念の後だ。
具体的に使うことを決めて始動した直後に故障してしまい、
全ては夢と消えたのだが、もう一度チャンスがやってきた。
あれほどの馬はそうそう出てくることは無いだろう、
欧州には縁が無かったとあの時はすっかり諦めたものだが、
それほど立たないうちにもう一度機会が訪れるとはね。
今回はとにかく故障のないように祈るばかり。
今日は久々にアンカツが調教に騎乗した。
相変わらずの力強い動きを見せてくれて一安心。
このまま無事に行ってくれよ。




アプリコットフィズ 絶好の気配だ
京都牝馬Sで騎乗することになったアプリコットフィズ。
今日、美浦の坂路で追いきりが行われた。
52.5-36.6-23.9-11.9
単走馬なりで楽々と駆け抜けた。
終始舌を出して走っており、余裕を感じたね。
それでいてラスト2ハロンは今日の美浦坂路組で最速タイ。
さすがに能力が高いというところを見せてくれた。

相手が軽かったとはいえ、昨年夏の段階で古馬を制した馬。
牝馬限定ならば大体の馬を純粋な能力で凌ぐだろう。
課題はこれまでと同じく馬体が維持されているかと落ち着いているか、
それと今回は若干の斤量差が生まれるので、その3点が鍵。
馬体と落ち着きについては、陣営のコメントを見る限り大丈夫そう。
元々、常に自信満々で構えていて強気で知られる陣営ではあるが、
調教の映像を実際に見た感想として、その自信が理解できる。
プラス体重で出てきてくれれば、後は斤量差だけ。
まあ、これくらいの差でこれくらいの相手を凌げないようでは、
アパパネやメイショウベルーガなんかには勝ちようがない。
普通に走れば一番上に来ると期待して応援したい。




きさらぎ賞でコティリオンに騎乗予定
来週のきさらぎ賞は橋口厩舎のコティリオンに騎乗することになった。
ラジオNIKKEI賞で3着に好走した馬で、
確勝を期した前走は、前崩れの流れに飲み込まれて3着に惜敗した。
能力の高さはNIKKEI賞の1戦だけで分かる。
まだ1勝馬だが、重賞でも上位で通用する馬。
力は十分だが、賞金だけが不足しているので、
ここらで賞金を加算しておきたいところだ。

気性にやや難があるように思われ、
自然と前に前にという感じになってしまうのが欠点。
もう少し落ち着いて競馬出来たらあっさりまでありそうだが、
性格がそんな簡単に変わるとは思えないので、
出来る限り宥めながら末脚を残して、って競馬になるだろう。
まだ相手関係が分からないが、好勝負は堅い。
出来れば一番上で来ることを期待したいね。




マチカネニホンバレ、カジノドライヴ、フェブラリーSに登録
藤沢厩舎のダート馬2頭がフェブラリーSに登録する。
除外された場合は共に仁川Sに回るようだ。
まずニホンバレのほうは、1つ使ったことで絞れるだろう事と、
東京に変わることが大きなプラスになる。
出走が叶ったら、そこそこには戦えるだろう。
エスポワールシチー以下、強い馬がどんどんいなくなっており、
東京でなら見せ場が無いかと思わないでもない。
まあ、自信を持って買うなんて事は出来ないが。

カジノドライヴのほうは、能力は断然。
現在の現役最強馬であるエスポワールシチーよりも強い馬なので、
今年のメンバーなら相手にすらしないだろう。
・・・昔のままならば。
能力の減衰がどこまでで済んでいるか、それに尽きる。
カネヒキリのように、全盛期の9割くらいの力を発揮できたら、
再度王者の座を狙うことが出来るのだが。
なんとも未知数だが、こちらには夢があるね。

まあ、どちらも例年通りなら出れないだろうけども、
川崎記念のメンバーが間抜けなことになっているくらいだからw
もしかしたら滑り込めないものかと、こっそり期待している。
というか、カジノはその期待があって登録するということだろう。
ニホンバレは現在ボーダーライン上であり、
根岸Sなどで賞金上位の馬が2着までを確保し、
なおかつ予定を翻す馬が何頭も出てこなければ、というところだ。

先週の反省

2011-01-25 21:35:17 | 競馬
土曜 京都
3R トーセンレラ 4着
「手応えほど伸びないと聞いていたので積極的に乗ったけど、
 今日の感じなら思い切ってタメた方が良さそう」
えらく逃げ馬(結果勝ち馬)に突っかけていったわけだが、
馬のタイプを聞いてそのように乗ったようだ。
ちょうど前にド本命の馬がいたこともあって、
これ幸いと今回の作戦を取ったのだろう。
で、4角までは余裕があったが、伸び切れなかった。
逃げれこそしなかったが相当に突っ込んで行っているので、
出して行く競馬には限界が見えたと思われる。
相手弱化がなったときにこっそりと勝ち上がる程度では上が無い。
アンカツの言うとおり、次は思いっきり溜めてみることだろうな。
序盤に使っている脚を全部終いに持ってこれたら、
相当な脚を使いそうな感じは確かにする。
新しい競馬に期待してみたい。
次走は、安定感を期待することは出来ないが、しかし頭は期待できる。




8R ウォーターサウンド 11着
コメントなし

なんというか、馬にやる気が無かったとしか。
出して行くと終いが甘くなるということでゆったり行ったが、
それに馬が甘えて、これ幸いと休んでしまった感じだ。
今回のメンバーで凡走するほどに弱い馬ではないのだが、
次、普通のメンバーになったらちと苦しそうだ。
まだ様子見が必要。




9R アドマイヤロイヤル 2着
「少し前につけて行ったけど、長く脚を使えなかった。
 もっと下げて行ったほうが良いかもしれないね」
現在の京都開催で最も前を意識している騎手がアンカツだと思う。
最初から追い込みと決まっていた馬を除いて、
とにかくスタートしてから出して行くことを心がけている。
それでこのレースも2番手まで押し上げてレースを進めた。
ロイヤルはそれも出来る馬である。
幸いにも、4ハロン目で急激にペースが落ちる形になって、
圧倒的に有利な状況になることが出来たのだが。
最後方にいたジョーメテオの豊が、やることがなくて暇だったのだろうw
それはもうありえない勢いでのマクリを見せて一気に先頭。
アンカツを含めて全体が反応はしなかったのだが、
それでもその影響は避けられず、やや前崩れのレースになってしまった。
中団インで溜めていたエアラフォンの末脚が爆発し、
追い込み勢のナリタスレンダーやピースピースも楽々と届く展開に。
そんな中で、2番手で頑張り通したロイヤルは立派だったと思う。
陥った展開なりに、最善の結果を残すことが出来た。

まあそれはそれとして、
最初に楽をしていた割には伸びなかったのもまた事実。
並の馬なら、これで満足次に期待で終わるところだが、
ロイヤルはもっと上でやれると目されている馬。
今回のようなジリっぽい感じを出していてはとても上では通じない。
もう少し下げたほうが良いという意見に全面的に同意したい。
次走に期待。京都の馬場も変わりつつあるし、その面でも良いだろう。




11R ナムラカクレイ 3着
「出負けしたのであの位置から。
 4角から前を捌くのに手間取り、
 ラスト1ハロンだけのレースになってしまったが、
 追って確実に良い脚を使ってくれるね」
これはもう、出が甘かったからね。
出していったけど馬群の後ろについたところでそれ以上動けず。
前走で差す競馬になっていたので、その経験は生きたと思うが、
今回は前がずっと壁になっていてあまりに苦しい。
とにかく最初の遅れが次から次へと悪いほうに向かってしまった。
それでもまあ、最後はよく抜け出せたけどね。
あのまま包囲されて終わってもおかしくない位置関係だっただけに、
最低限の結果は残せたかなという感じだ。

まあどのみち、勝ち馬は覚醒して次元が違ったしね。
上手く行っていても、2着馬を差せてただろう程度、
その2着馬には前走でも後塵を排しているわけだから、
何かおかしな結果だったかというとそんなことはなく、
実は人気がおかしかったと言ってしまっても良いのかな。
引き続き現級の最上位を形成して行く。
近いうちに勝ち上がることは出来るだろう。






日曜 京都
5R アドマイヤバートン 4着
「ゆっくりと行って、出来るだけ追い出しを我慢。
 直線で出るところがなかったが、
 開いてからもスパッとした脚は使えなかったからね。
 どんなレースが合うのか、正直何とも・・・」
まあこれは前が詰まっただけだと思うんだが、
アンカツの感触では、ラスト100で開いてからでも、
捕まえきるような脚を使って欲しかったようだ。
確かに、ラスト1ハロンは全体が12.0になっているので、
計算上はスパッと切れたら間に合っているわけだが。
今の京都はちょっとキレを発揮しにくい状態なので、
そのあたりも関係してるんじゃないかと思う。

俺の感想としては、今回の競馬が一番合ってるのではないかと。
アンカツは珍しいことに「まったく分からん」といった感じだがw
今回の競馬で問題ないんじゃないかな。




9R タニノエポレット 5着
「段々、進んでいかなくなっている。
 外を回ると良くないから内を突いたけど、
 ジリジリ伸びてくれた」
おかしかったねえ、とにかく最初からおかしかった。
何か、走ることに意識が向いていなかった感じ。
どこか夢見心地で走っているような入り方で、
それを無理に強制せずにゆったりと入らせたので、
これまで以上に置いていかれる形になった。

それでも、1角を回って少ししたら戻ってきた感じで、
4角までに馬群に取り付いたあたりはいつものエポレット。
コーナーでは、インを突きながら雰囲気は悪くないように思えた。
それが、直線に入ったらまたフワフワしだした感じで、
走力が高いので何頭か交わしては行ったんだけど、
本気で走っているようにはとても見えないまま終わってしまった。

これまで通り、大負けを喫したわけではないんだけども、
今回が一番走る気を見せなかったように思う。
次はどうだろう?どのみち展開も大事な馬だが。




10R ゴールドアグリ 9着
コメントなし。

1200m戦で出遅れてしまったので、それが全て。
序盤に休んだ分、終いは33.3と物凄い脚を繰り出している。

ちなみに今年の京都開催、
芝もダートも明らかに時計を要する状態になっているわけだが、
今回のアグリの上がり時計は、今開催最速だった。
たとえスローになろうと33秒台が出ない状態になっているので、
(33秒台で走ったのは、492頭中7頭。33.5を切ったのは3頭だけ)
アグリに未だ素晴らしい切れ味が残っていることは間違いない。
どこかでこれを生かして勝ちあがって欲しい。




11R マチカネニホンバレ 5着
「フットワークが大きいので、
 今日のような乾いた馬場だと上滑りして、スピードが乗り切らないんだ。
 決して力負けではないと思う」
まず過去最高体重となった馬体重に関して、
アンカツは影響を感じなかったと言っている。
感じなかったというか、走れる状態で気にならなかったという感じ。
これは確かにその通りなんだろう、
実際に前走はそれなりに頑張って走っているわけだから。
ただ、じゃあこの体重がニホンバレのベストなの?となったら、
それは断固としてNOであると言える。

何故ならば、マチカネニホンバレは6歳だから。
馬でも人でも、成長というのは若いうちに一気にするもの。
人間であれば、20歳までに大半の成長を終える。
馬だと、急激に成長するのは2~3歳の夏であると言われ、
4歳も半ばになれば、成長が止まる。それが人で言う成人。
この成長が止まるというのは「身長が伸びなくなる」ということで、
身長が伸びなくなったら、そこで体型が固まり、ベストの体重が決まるわけだ。
身長が伸びないのにベストの体重が増えるという道理は無い。
だから、遥か昔に成長(身長の伸び)が止まっている馬のベスト体重が、
壮年期に入って急にドンと10キロも増えてしまうって事はあり得ない。
仮に、この540キロ超がベストであると仮定するならば、
それまでの調整が全て間違っていた、もしくは鍛え方があまりに軽すぎた、
ということになるが、まあそんなことはないだろうw

やはりニホンバレのベストは530キロくらいにあると思われる。
実際、今回は最終追い切りの動きがかなり軽かった。
また年末年始に追いきりをしていなかった事実もある。
太ってしまってもおかしくはない調整過程ではあった。
(ニホンバレを馬券から切った人は、ここを根拠に切ってると思う)
っつっても、そこは天下の藤沢和厩舎、
当たり前だけども、考えなしにこんなことをしたわけではない。
おそらく、長距離輸送を考慮した仕上げだったはずなのだが、
ニホンバレが輸送に全く動じなかったということかな。
レースでもそうなんだけど、日常生活でもズブくなってきていると思われる。

こんな感じだが、その辺も含めて次走は上手く調整されてくるだろう。


で、レースでは好スタートを切って追っつけて出て行ったが、
馬なりでスイスイ進むダイシンオレンジに対して、
鞍上が喝を入れてようやく食らいつく程度のニホンバレ。
この地点でもう勝負があったような感じなのだろう。
滑る感じだったというのはもう乗ってる人にしか分からない感想なので、
これは貴重な意見としてしっかりと頭に入れておきたい。
最初から下が走りにくくて仕方なかったのかな。
急かされても食らいついていくのが精一杯で、
1枠から全くコースロスなく、不利なく、
展開に恵まれた伏兵のような競馬をした(出来てしまった)のに、
ダイシンの影を踏むことすらなく負けてしまった。
もちろんこれが力負けだとは思わない。
一概にダートと言っても質に差があるのは誰もが知る通り。
今回の京都の馬場は、ニホンバレには無理だったのだろう。

競馬ブックの記者である橋本氏が、
「今の京都は時計が2つかかる」
というようなことを様々なジョッキーから聞いている。
1つというのは1秒のことを言うが、
これが2つとなると、もはや別競馬場であると考えて良い。
実際、京都ダートの時計は信じられないくらいにかかっている。
今回は京都競馬場で負けたというより、地方の競馬場で負けたと考えたい。
大袈裟でなく、そのような解釈で構わないと思う。
度外視は度外視として、今回の敗北条件はしっかり理解しておきたい。
日本レコードホルダーであり、盛岡でぼろ負けを食らった馬であり、
おそらくこの解釈は当たっている。
似たような条件になれば、何度でも人気を裏切るだろう。

次は一応フェブラリーSに登録するようだ。
馬体と馬場、二つの問題を解消することが出来るはずなので、
出れるならばちょっと期待してみたい。

来週の特別騎乗予定馬

2011-01-23 18:28:44 | 競馬
いやー、今週は掲示板の真ん中から右が多かった。
全く駄目って事はなかったんだが、
馬券を買う客としては、一番辛い着が続いたねw
ある程度走って僅かに及ばずが続いてしまったが、
今週の出走馬たちは引き続き期待できるだろう。
気を取り直して来週と行きたい。

メインのニホンバレはやはり太かったのだろうと思うが、
それよりもアンカツによると、
パサパサの馬場だと上滑りしてしまう、という話だ。
それで途中から追っつけ通しになってしまった感じだな。
パワー勝負でも大丈夫だろうと安易に考えたが、
よくよく考えたら盛岡のマーキュリーCでぼろ負けを喫した馬。
盛岡は地方の中では軽いと言っても、
中央と比べるとやはりパサパサで重いところなので、
それが影響した可能性は十分にある。
不良馬場で日本レコード勝ちしているように、
締まった馬場でスピード決着ならばドンと来いの馬なんだけども、
フワフワして重い馬場は、馬格に反して駄目と特定して良いのかも。
そういやアンカツは昔、芝でも良いんじゃないかと言っていたが、
この際、一回チャレンジしても良いような気がするね。

まあ、まずは馬体を絞ることが前提だろうけどもw






土曜 京都
全部未定だけど、空いてる馬がたくさんいるので何か乗るだろう。
特別以外で3、4鞍あるならそれだけかもしれないが。






日曜 京都
春日特別 芝1800m
アンプレシオネ
小野厩舎、クロフネ産駒の6歳牝馬。
現級の超安定勢力。
アンカツが初めて乗った前走は、スローペースに便乗、
実に惜しいところまで持ち込んだが、
最低人気馬(力はあったが)の激走の前にハナ差惜敗。
まあ、そういう馬であると言ってしまえばそれまでだが、
とにかくどんな相手でも堅実に力を出して上位入線する。
切れ味のある馬にやられ続けているのは、
早めに押し切りを図る競馬をしている宿命みたいなもので、
これだけ確実に賞金を積んで行っているのだから、
最善の道を歩んでいるのではないかと思える。

とはいえ、馬主さんはやっぱり勝って喜びたいものと思われる。
軌道に乗ってからは、財布の心配なんぞは全く無かった馬だろう、
どこかで勝利を飾って、有終の美として欲しいものだ。
OPで活躍できるとまではさすがに思えないが、
1000万ならどこかできっと抜けられるはず。
準OPも全てが上手く行けば抜ける競馬センスを持っている。

今回は牡馬相手で相手が強くなるが、
これまで通りに上位争いに食い込んでくるだろう。



ダノンスパシーバ
佐々木晶厩舎、フレンチデピュティ産駒の4歳牡馬。
デビュー時から大きな期待を背負って走ってきた馬。
並の期待ではなく、重賞を狙えるだろうというレベルの期待、
それを裏切り続けて3歳シーズンを終えようとしていた前走、
アンカツが初めて乗ったのだが、ちょっと次元の違う力を見せた。
500万としてはメンバーが揃っていた一戦だったが、
子ども扱いするように大外一気の差しきりから独走。
陣営の、そして馬券を買ってきたファンの期待が間違っていなかったと、
1年遅れで証明された一戦。あの内容なら1000万でも最上位。

同じく大きな期待を背負いながら条件戦にいる2頭、
ステージプレゼンス、サクラエルドールの名前もあるが、
ここは器の違いを見せ付けるような走りを期待したい。
アンプレシオネは間違いなく1000万の上位を形成する1頭だが、
こちらはOP、重賞で活躍して行く馬だろう。




松籟S 芝2400m 未定




京都牝馬S 芝1600m アプリコットフィズ
小島太厩舎、ジャングルポケット産駒の4歳牝馬。
登録を見て、斤量的に乗れる馬がいないように思えたのだが、
(22頭中14頭に、斤量的な問題で乗ることができないw)
豊が騎乗停止になって空位になったアプリコットが回ってきた。
ちょっとお気の毒に思える騎乗停止だったが、
ありがたく頂戴して、今度こそ今年の重賞初制覇と行きたい。

桜花賞、オークスを5着、6着に惜敗。
とにかくテンションが高い馬で、馬体の維持を問題としている。
昨年夏の北海道、滞在競馬が効いたか馬体を増加、
古馬を相手にクイーンSを制したように実力は十分。
秋の秋華賞は上手く立ち回っての3着。
上位2頭にははっきりと力負けだったと思うが、
世代上位の力は十分に見せられたと思う。
その後、エリザベス女王杯には使うことなく放牧に。
このあたり、馬体の維持に苦労していることが分かるが、
一休みしての復帰戦、身体の成長を期待したい。
ニホンバレの馬体重を分けてやって欲しいわw

走破能力が物凄く高い、ってほどには思わないんだけど、
とにかく競馬センスの良い馬で、今の京都の馬場傾向はぴったり。
ここにきてちょっと差しが効いてくるようにはなったが、まだ前有利。
4、5番手からサッと抜け出す競馬をすれば良いだろう。
昨年末から、常に早仕掛けを意識して乗っていると思われるアンカツだが、
1馬身だけ意識を下げて競馬したらぴったりだと思う。
ブロードストリート、ヒカルアマランサスあたりが強敵になるが、
是非とも勝って豊にお返ししたい。
降って湧いたボーナスステージだと思って期待するw

日曜日の結果

2011-01-23 12:33:55 | 競馬
5R アドマイヤバートン 4着
スタート一息。
さすがに置かれるわけにはいかないので気合を入れた。
そこそこ行き脚がついて馬群に取り付いたが、
前とはそんなに離されなかったので馬群の後ろで待機。
先頭から5馬身くらいの内ラチ沿いでレースを進めた。

ひとかたまりで密集した馬群を前に、
今の京都で外に持っていくのは致命傷に近く、出ることは捨てたね。
ずっとインにこだわって進み、3角、4角もインを回る。
4コーナーを回りながら少しずつ外に持ち出してはおり、
この間、密集の中をスイスイと押し上げてきたので、
これは前が開いたらあっさりだと期待させてくれたのだが。
直線、内ラチ沿いから7頭ばかりが横並びになる態勢で、
どこにも突っ込むところがなく、ひたすら我慢を強いられ、
シゲルリジチョウが抜け始めたところを後から追いかけたが、
既にゴールが来ていて万事休す。
完全に前がなくてどうにもならなかった。

今の京都、そのように乗らないといけないことは理解できている。
開いていたら楽勝していたくらいの気配だっただけに、
勿体無かったが、まあ仕方ないと思う。
脚が続かないだけに、今のような溜め方になるのは悪いことではなさそうだ。
今回はただ溜めすぎになってしまっただけでw 方針は合っていそう。




9R タニノエポレット 5着
伸び上がるようなスタート。
そこから滅茶苦茶頭が高くなってフワフワしている。
1頭だけ、おかしな動きをしているのが目視で確認できた。
これを急かすと嫌気をさしてやめてしまう馬なので、
じっと走りが戻るのを待ちながら1角へ。
馬群につけるかと思ったが、今回も離れた後方になった。
そうなったらなったで、これまで通りにじっと待つのみ。

先頭のペースは結構速く、全体がかなりの縦長に。
エポレットの位置はさすがにスローペースだったのだが、
焦って動くほどのものではなく、展開は悪くなかった。
じっくりと最初の1000mを過ごすと、ジワッと進出。
全体のペースが上がってないところで少しずつ前に接近し、
4角で完全に馬群の後ろにまで追いついた。
このレースでも外には出さず、インへ突っ込む構え。
手応え十分に見えたが、直線の立ち上がりで少し躓いたか?
前は横に大きく広がっており視界良好。
突っ込もうとしたところは少しだけ狭くなるところがあったが、
しっかりと進路を確保して伸びてきたのだが。

なんだろう、今日は最初から特に変だなと思ったが、
直線でもフワフワしていて、物凄く追いにくそうだった。
途中、頭までありそうな雰囲気があったのだが、
外を回した馬たちにも伸び負ける形での5着。
アンカツが乗った過去2戦とはちょっと違う印象だった。
結果としてはまあ、いつもと特に変わってないんだけどもw
勝てて良い展開だったと思うだけに残念。




10R ゴールドアグリ 9着
1頭だけ出遅れていきなり終わったw
出遅れたっていうか、出てから躓いてるかなこれは。

後ろから行く馬ではあるんだけども、
今の京都の内回り1200mで出遅れてはね。
かなり速いペースにはなってくれたのだが、
みんな内に集まっていてとても突っ込める態勢になく、
早々に諦めて、気持ちよく外を走れと指示を出した。

まあ最初から終わっていたわけなんだけども、
大外に出てから、密かに物凄い脚を使ってるな。
力は衰えていないと確認は出来た。
普通に出て脚を溜めていければ勝ちきることもあるだろう。




11R マチカネニホンバレ 5着
好スタートから追っつけ捲くって前に。
ハナさえ狙うかのような動かし方で前に行き、
自然と4番手のインに収まった。まずは期待通りの位置。
前にダイシンオレンジがいて、これについて行こうという形、
これならこれで良いかとレースを見ていたのだが。

道中、全体の映像での話なんだけども、
800mを通過したあたりからもうアンカツの手が動いている。
レースを見直しているが、明らかに動きが重い。
4角に入る前に鞭が一発入る始末で、
それなりに動いては来たんだけど、とにかく重過ぎた。
これでもかと首鞭を入れて動かそうとしたが、
ジリジリしか動けずに、前に逃げられ後ろに差され。
心配された前詰まりも全く無かっただけに、完敗の5着。

この相手関係でちょっと信じがたい負けなのだが、
とにかく動きが重苦しすぎたとしか言いようがない。
まあ、6歳にして今更馬体の成長なんてのはありえないだろうからw
この過去最高体重が重かったのだと言わざるを得ないか。
調教が軽いのは週中に書いたとおりに気になったけど、
まさかプラス体重で出てくることになるとは思わなかった。
うーん、残念だなあ。