アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2010-03-01 22:48:39 | 競馬
土曜 阪神
6R ソムニア 11着
「以前より落ち着き払って凄く良い雰囲気が伝わってきた。
 ただ、レースでは追ってからスッと反応できなかったね。
 レース勘が戻ってなかっただけだと思うし、次は変わってくるはず」
五分のスタートからゆったりと下がっていった。
まずは急かさず、馬なりでじっくりと。
後方2番手になったが、流れ自体はかなり速く、
道中は射程圏で上々の気配で走れていると想う。
4角前から仕掛けて外目へ持ち出して行ったが、
前がハイペースの団子だったことから外へ広がってしまい、
かなり外を回されることになったのが厳しかった。
上がってくる時の迫力は十分にあったのだが、
最後はやる気を失ったように失速した。
直線の半ばから、走りのリズムが変わっているのが分かる。
アンカツも次の為に鞭を入れていたような感じ。

条件が厳しかったので仕方ないか。
実際、この調教ではやる気は起きないだろうと思っていたし、
その通りの内容だったので、特に悲観することはない。
アンカツの感触も、大きく負けたとは思えないほど良好なもの。
上がってくる時の迫力は十分だったので、
次は大いに期待できるだろうと思う。



8R フレンチクラシック 4着
「気分良く行かせると甘くなると聞いていたから、
 好位で抑える競馬を。
 両サイドからプレッシャーをかけたれて怯んでいたけど、
 直線で外へ出してからはしっかり伸びてくれた。
 今日の内容なら、距離はもう少し延びてもこなせそう」
宮本厩舎、フレンチデピュティ産駒の4歳牡馬。
和田が落馬負傷の為に急遽騎乗した。
人気はなかったが、これはメンバーが揃っていたためで、
この馬自体はかなり堅実な面を持っている。

好スタートから軽く仕掛けて前へ。
5番手の真ん中と、まずまずの位置でレースを進めた。
平均やや速めの流れを上々の手応えでついていたが、
4角の立ち上がりでペースが上がったところで、
激しく仕掛けられるもついていけない。
かろうじて食い下がっているところ、
直線入り口で外からヘリオスシチーに切り込まれた。
アンカツの瞬時の反応で引っ張って大きな不利は避けているけど、
ここから外へ立て直すのに少し時間がかかってしまった。
外に出てから追われまくってしぶとく脚を伸ばしてきたが、
人気上位の3頭には及ばずの4着まで。

ヘリオスシチーがいなければ2着争いには加われていた。
が、反応が普通程度でもあれば、あれには切り込まれていないので、
これが好勝負しつつも勝ちきれないこの馬の弱点なのだろう。
まあ、良い馬だと思う。もう一度乗るなら前進させられそうだが。



10R ネヴァキングダム 11着
コメントなし

まずスタートを五分に出れず。
それならそれで後方で折り合っていられたら良かったのだが、
首を上下に振りながら、行かせろという素振り。
長い休みで学んだことを全て忘れてしまったか、
かつてやっていた適当な競馬をしようとしていた。
行ってしまいそうなのを我慢させての走り。
1400mを通過して十分と判断したか、じわっと行かせに入った。
動き出してそこそこの行きっぷりで前に近づいたが、
4角で内から上がってきたシグナリオとは行き脚が違いすぎた。
食い下がろうとしたが、あっという間に突き放されてしまい、
後は寄れるのを制御しつつ、形ばかりの追いをしておくのみに。

今回は宥めて走らせることで終わった感じ。
だが、意味のある敗戦だった。
この馬もソムニア同様に途中の雰囲気はあった。
次は変わるだろう。



11R ペガサスヒルズ 8着
「楽に運べたし、調子は本当に良かったと思う。
 ただ、決め脚がないだけに、ダートのようにはいかないね」
一歩目は何気に出遅れているのだが、
二歩目が異様に速かったので、好スタートしたような格好に。
楽々と先団の後ろ、4番手まで押し上げて行った。
無理するところは全くないので、
これならば末脚を生かせるかという感じ。
人気のザタイキと併走して行く形になっていた。

途中、出遅れたフラガラッハが滅茶苦茶な競馬を開始。
外々をまくって一気に先頭に並びかけにいき、
この動きに合わせるように全体の流れが速くなった。
ヒルズもそれについて行きながら直線に入れたが、
追われて鋭く伸びることが出来なかった。
ジリジリと伸びているので、そこそこの位置ではゴールしたが。

アンカツが前から言っているように、ダート向きなのだろう。
個体として芝が駄目という話ではなく、瞬間的な脚がないという話。
そうなるとどうしても芝よりダートのほうが対応しやすい。
芝はこなす程度だ。



12R ベストオブミー 5着
「早目に動くと甘くなるし、コーナーで外を回ってもロスがあるから、
 今日は直線へ向くまでインで辛抱していた。
 良い脚を使えるのは1ハロンくらい。
 展開待ちだけど、どこかで嵌れば」
ちょっと遅めのスタートから馬任せに待機。
後方3番手でじっくりと脚をためる競馬。
先団は平均速めといったところで、
重馬場であることを考えると、ちょっと離れすぎたか。
ただ、このあたりは明確な意図あってのことのようで、
内を突くことでそれを相殺しようとした感じ。
直線、内を突いて追い出してからは鋭く反応。
画面から消えるあたりで馬群に突っ込んで見事に突破すると、
最後は5番手まで浮上していた。

重馬場では珍しい前崩れではあったのだが、
しかしそこは重馬場、中団の差し馬の決着になったので、
追い込みのベストには少し厳しかった。
短期の休み明けで反応も少し悪かったこともある。
3着のフィールドジュエルくらいの脚は使いたかったが。
まあ、悪くはなかった。次に期待が持てる内容だ。
使って良くなるのはどの厩舎でも一緒だけど、
鮫島厩舎はその典型的なところだからね。






日曜 阪神
3R コードゼット 8着
「コーナーでモタれた程度で直線は大丈夫だった。
 早目に動いて行ったが、力がつききっていない分、
 スッと動けないんだろう。
 ジリジリとは来ているんだし、
 柔らかくて良いフットワークをするので、
 走ってきそうな馬だけどね」
前走、直線でかなりもたれていたのだが、
今回はそういうところがなく、前進した面を見せた。
流れが緩くなった中盤を押し上げ気味に進んだが、
終いに脚を伸ばすことが出来なかった。

レースレベルがかなり高かったこともあるし、
馬場が緩かったこともこの馬には悪かった。
調教に乗った後のコメントでまだ緩いという話だったので、
今回は条件が厳しすぎたということで、次に見直したい。
アンカツの感触も悪くないしね。



5R アドマイヤシャープ 8着
コメントなし

派手に出遅れてレースは終わってしまったが、
出遅れがなければ普通に勝ち負けになっていた。
上がりは最速だったように、十分に力はある。
松博厩舎の他の馬と同様に、大きく前進してくるだろう。



10R マルカベンチャー 1着
「今日はゲートを上手く出てくれた。
 いつもとは違い、道中は掛かるぐらいの行きっぷり。
 それでも、ラストは力強い伸びだったからね。
 この内容なら昇級しても通用しそう」
五分に出て、さっと下げてすぐに外に出そうとしたが、
外にいたメガリスが邪魔で出ることが出来ず。
このメガリスと共に、凄い勢いで上がっていこうとした。
いきなり全力を出そうというような勢い。
ちょっと待てとアンカツが宥めながらの追走。
今回はやる気が溢れすぎていて大変な道中だったが、
なんとか暴発せずに4角を回りきると、
徹底的についてきたメガリスのマークを振り切り、
粘る全馬を楽々と交わして、最後は余裕十分に押し切った。
抜けた瞬間からアンカツが流しに入っている感じの楽勝。

気合はありすぎるとろくなことがないのだが、
重賞になれば今回より1秒くらい速い流れもあるので、
そういう時には今回くらいの気合が必要だろうか。
そういう意味では、重賞での活躍が楽しみになるレースだった。
まずは4月3日のコーラルS(1400m)だろうか。



11R ビービーガルダン 7着
「道中の行きっぷりは良かったけど、
 4角で外からこられた時は意外なほど反応が鈍かった。
 鉄砲が得意だし、追いきりの動きも良かっただけに、
 今日は敗因が掴めない。
 返し馬ではテンションが高かったけど、
 こんなに負けてしまう馬ではないから」
分からないものを考えても仕方ないか。
4角前に早目に絡まれたりはしているのだが、
そんなことは一昨年のスプリンターズSで経験しており、
その時はしっかりと盛り返して3着に入っている。
このレベルの相手に戦えないはずがなく、
格上で実力上位のこちらが相手のレベルに合わせて降りた感じ。

まあ、馬ってのは賢くて、人間の都合で走ってはくれない。
これを言っちゃあ予想はお終いで、誰もが考えないようにしていることだが、
常に全力で走っている馬ってのは、実際はあまり多くない。
横典とアンカツに言わせれば「(ズル)賢い馬ほど走らない」だしね。
(もちろん、その馬の出せる全力からしてということだが)
だから俺も普段から「普通に走れば」という言葉を多用しているんだけど。

ガルダンにもそういう面がある。他と比べてその傾向は強い。
この馬、脚質から安定しているように見えて、
実際にはたまに大負けをしているわけなんだけど、
何か気分が乗らないときには走ってくれないんじゃないかな。
理由が分からないって時は、だいたい馬が手抜きしているものだ。
力負けとかそういう話では断じてないので、
本番での巻き返しに期待しよう。

昨年は前哨戦1着から本番で16着という荒業を見せたことだしw
実力がない馬ならともかく、間違いなく実力上位の馬なんだから、
逆パターンがあっても良いはずだ。
普通に勝ってたら本番で抜け出した1番人気だっただろうから、
この敗戦で4、5番人気になりそうなことを歓迎しよう。



12R アドマイヤシャトル 2着
「叩いて行っても行き脚がつかないからね。
 最後は盛り返しているように、
 かなり力はある馬なんだが」
スタート後、逃げ馬並に動かそうとしているアンカツだが、
馬はといえば、我関せずで後ろのほうになっているw
これに関してはもう諦めるほかないと思うのだが、
どれだけ激しく仕掛けようとも絶対にかからないのだから、
最低限の位置を取りに行く意味はあるのだろう。

1角を回ったら、そこからは自由に動いてくれる馬。
ある意味、競馬ってものをよく理解している馬と言えるか。
頭が悪い馬ではなく、競馬脳のある馬なんだと思われる。
今回は早目に先団の外に押し上げて待機、
4角からスパートして一気に先頭を窺うという、
2段スパートの形でレースを進めたが、
当面の敵だったトップジャイアンツこそ倒したものの、
こちらをピッタリマークしていたピエナポパイにやられた。
ピエナに勝ってくださいって感じのレースになってしまったな。
完全に差されてから、最後に差し返しそうになったのは凄かった。

着実に前進中だが、もっとやれる馬だと思われる。
まずは次で確実に勝ってもらって、上での活躍も期待したい。