アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2009-08-31 23:49:39 | 競馬
土曜 札幌
1R ペガサスヒルズ 2着
「スピードの勝ったタイプだから、
 本質的にこの距離は長いのかもしれない。
 追ってからが頼りなかったよ」
あー、距離なあ。なるほどなあ。
まったく考えもしなかったんだけど、
前走も今回も、さっと勝ち馬に並びかけに行って、
そこから一気に突き放されているのを見ると、
距離というのは一理あるどころか、納得の理由だな。

父がタイキシャトルで長いところ向きじゃないのは明らかだが、
テンからスッと前に行く脚があるし、
1400mくらいで凄い力を見せてくれるかも。
この馬のセンスなら、1200mにも楽に対応できるだろうね。
ただ、ヒルズの馬生はまだ始まったばかり。
マイルを使えるのと使えないのでは幅が違いすぎるので、
マイルにも対応できるように、上手に育ててあげて欲しい。

2戦負けたと言っても、他は完全に圧倒しているわけで、
1800m前後でも、OPで戦う力は十分にあるはずだ。



3R ティフィン 1着
「久々を叩いてこの前より大分落ち着いていた。
 ジワジワとしか脚を使えない馬だから、
 2着馬を見ながら徐々に動いて行けたことも良かった。
 良い形でレースが出来た」
減った馬体がさらに減ってきたのはどうかと思ったが、
滞在2戦目で落ち着きは取り戻したということで、
今回は目一杯の挑戦というところだったかな。

もう少し伸びると思って構えていたら、
追ってから本当にサッパリだった前走の反省を生かして、
自分からユキノクイーンに突っかけるようなレース運び。
ユキノは出来る限り12秒後半で運びたかったところだろうが、
途中から12秒前半に切り替えざるを得なくなっている。
目標をしっかりと定め、ジリ脚をむしろ生かせるような形に。
例によってラスト1ハロンで大失速のユキノを尻目に、
無難に伸びて、無事に初勝利をあげることが出来た。

1分46秒8の勝ち時計は上々。
500万でも牝馬限定ならば即座に勝ち負けである。
上での活躍を期待したい。
とりあえず、現役続行のために必要な勝利を挙げれたので、
しばらくは馬体の回復に努めたらいいんじゃないかな。



7R キーネプチューン 5着
「もう少し前に行けると思っていたんだけどね。
 もともとスタートが上手ではないし、モタモタしていて・・・。
 それでこの結果なら悪くはないんだけどね」
外の差し馬シルクダイナスティと並んで走っていて、
向こうのほうが普通に速かったからねえ。
ああなったらなったで上手に運んでいたと思うけど、
4角からは進み所を間違えて窮屈になった感が強い。

メンバーは強くなかったと思うけど、
スムーズさを欠いたことを考えると、
まあまあの昇級戦だったとは言えるか。
すぐこのクラスの上位馬になれそうだ。


 
8R キヲウエタオトコ 1着
「前回が脚をタメて伸び切れなかったし、
 今日は行かせてみたけれど、それでも逆らう面を見せるからね。
 真面目に走れば、もっと楽に勝てる馬なんだけどね」
好位からさっと抜けたら、気を抜いて止まってしまった2走前。
それを生かして溜めていったら伸び切れなかった前走。
それを受けて、今回はタメなしの競馬を試みた。

2、3、4着に後方から追ってきた馬が来たように、
キヲウエタオトコの作った流れは厳しめで、
(2ハロン目から最後まで1度も12秒台に落ちなかった)
この点でまず力を示したとは言えるけど、
アンカツとしては、もっと楽に勝ってくれないとという感じ。
結果としては勝ったけど、そんな納得のレースではなく、
もっと真面目に走ってもらうような調教が必要ということ。

1000万で1番人気を背負い続けていた馬で、
これから昇級と言っても形ばかり。
すぐに人気を背負って、好勝負を続けるだろうが、
今回のような走りでは、また惜敗続きになるだろう。
それはそれで悪くないと言ってしまえばそれまでなんだがw
競走馬として少しでも上を目指すならば、
作戦や調教や馬具や、あらゆるものを1から吟味していく必要がある。
今回はとりあえず勝てて良かった。
正直、運が良かった。



9R キングトップガン 6着
「少し狭くなったこともあるけど、
 これまで芝で前半下げる競馬をしていたので、
 今日はテンに行き脚がつかなかった。
 でも、力強い走りをするので芝よりもダートのほうがいいね」
そんなにテンから行く馬ではないので気にしなかったけど、
振り返ってみれば確かに、マチカネニホンバレに切れ込まれてるな。
キングは遅いから少し挟まれただけだけど、
これが速かったらぶつかってる感じだ。

馬が行かないんだからじっと待つのは当然の選択。
余計なことをせずにじっとして馬の走る気を待っていたが、
3角過ぎくらいから行ける感じになったのかな。
経過が画面にほとんど映っていないからあれだが、
メンバー中最速タイの脚でしっかりと追い込んでいるので、
体調は戻ってきたと考えて良いだろう。
この微妙な着順だと次も人気しないことは確実。
次走は阪神か京都のOP特別になるだろうから、
次は本腰を入れて狙ってみたい。







日曜 札幌
3R ローズバンク 1着
「あまり前に行かせると走りがバラバラになるイメージがあったので、
 脚をタメられるだけタメるレースをした。
 その分、最後は良い脚を使ってくれたね」
言うは易し、行なうはなんとやらというが、
この競馬を簡単に出来るのが凄いところだ。
ローズの力を余すところなく引き出してくれた。
競馬場が変わればもっと良いところが見られそうだ。
昨年夏のデビューから1年ちょっとで12戦目。
ほとんど休みなく頑張ってきてやっと報われた。
馬体重の変動がほとんどない馬で、
力を制限して走ってるところがあるのかもしれない。
ここで大事な1勝を挙げられたので、
少し休養して、新たなステージで頑張って欲しい。

ダートはさっぱりっぽいので、ここを落としていたら本当に危なかった。
とにかく良かったの一言。

余談。
ブエナビスタはこうやって乗りたかったはず。



9R ビービーガルダン 1着
「レースは開いたけど、稽古の感じからこれならと思っていたんだ。
 ゲートセンスが良くて今日も発馬が決まったし、
 スッとあの位置につくことが出来た。
 とにかく洋芝は走るね。
 先頭に立つとフワッとする点が解消すれば、
 更に上が目指せるんじゃないかな。
 今日は秋へ向けて良いスタートが切れたと思う」
特に言うこともないかな。
この札幌開催において、ガルダンが抜けた1強だったということ。
ただそれだけ。分かりきっていた事を確認しただけのレース。
抜けてからフワッとすることはアンカツが常に気にしていて、
それを理由に絶対に逃げたくないと考えているわけだが、
今回のガルダンは抜けてからも無難に走ってたね。
これについては大きな収穫だった。

誰も付き合ってこなかったので本気を出すこともなかったが、
22日開催してきて、例年より多少馬場が荒れている中で、
直線早々に1頭独走になっての1分8秒4なら十分。
昨年よりも強くなっているんじゃないかな。

本番では、こちらより少し弱いローレルゲレイロがいるので、
ラストまでしっかりと付き合ってくれるだろう。
今回よりもさらにレースがしやすくなるはずだ。
後は、そのガルダンを目標にしてくるスリープレスをどう凌ぐか。
スリープレスの一瞬の脚は驚異的なわけだが、
ちょっとバランスを崩せば宮記念みたいなこともあるわけで、
ゲレイロに出来てガルダンに出来ないことなどあるはずがない。



10R アイソトープ 着
「早めに先頭に立つとやめてしまうので、
 前に2頭置いて4角手前までは理想的に運べました。
 ただ、ペースが上がったときに対応できなかったですね」
確かに4角まではレースになっていたが、
途中、13.3-13.6-12.9という超スローになっていて、
ここから12.5-12.0-12.5という上がりの勝負。
この12.0(4角を回っているところ)で完全に置いていかれたね。

アイソトープの過去走を振り返ってみると、
中盤に大きく緩んで上がりが速くなったレースというのが、
実は1つもないことに気がついた。
あえて言うなら5走前がそれにあたるけれども、
これは向こう正面で上がっていて、ペースアップしやすかったはず。
もしかしたら、コーナーで急に速くなるのは良くないのかもしれない。

後は、昨日最初に思った通りに、
単純に疲れてるのかもしれないけど。

来週の特別騎乗予定馬

2009-08-30 19:25:38 | 競馬
いやいや、やっとこさ重賞制覇となりましたな。
良い競馬は繰り返していたんだけどね。
3着、2着、2着、そして1着。
うん、まあまあ良かったんじゃないか。
負けたレースも、まったく想像もしない馬にやられただけだしなあ。
ピエナビーナスとかヤマニンキングリーとか、
そもそも出走してるのかしてないのかって感じだったよw

ガルダンはこれで胸を張ってスプリンターズSへ。
昨年を遥かに越える良ステップを踏んだことで、
本番での期待が一気に高まったと言えるだろう。
昨年は対抗格から少し落ちる伏兵の立場だったが、
今年は堂々と対抗格としての出走だ。
大本命スリープレスナイトのレースを見届けて、
本番の展望をジックリとしたいと思う。
(出来ることならファリダットで倒したい。
 そうすると逆に困ることになるが、まあそれはそれw)

この夏の運のなさは本当に酷かったし、
極めつけのブエナ凱旋門回避はガックリだったが、
そうそう悪いことが続くはずもない。
ブエナの回避によって、G1を3つ余分に頂く道が出来た。
昨日、ギリギリ勝ったキヲウエタオトコのレース
俺としては、そんなに良いレースじゃなかったと思うが、
あれを勝ってしまったあたり、幸運が反動のようにやってきた感じ。
本格的なG1シーズンまで2ヶ月あるので、
もう少し後でも良かったんだけどねw

どうあれ、来週は札幌の閉幕週。
残っている惜敗馬を1頭でも多く脱出させたいところだ。




もう一つ、サマージョッキーズシリーズの話。
たった2戦で一気に2位まで浮上した。
本当なら、函館Sを勝ってもう10ポイントあったはずだし、
札幌記念を勝ってればもう6ポイントあったはずっで、
今日が終わった地点で勝利が確定していないのが誤算だけども、
何はともあれ、チャンピオンに挑戦する資格を得た。

トップの秋山が21で、アンカツが17。小牧と熊沢が16。
柴山が14、角田と江田が12。チャンスがあるのはここまで。
ラストはG2のセントウルSだけだ。
1着が12Pで2着が6P、3着が5Pで、4着が4P。
5着が3Pで6着以下が1Pとなる。

秋山が勝てば文句なしのトップだが、
彼がセントウルで乗るのは・・・何?
分からないくらいなので、多分6着以下だろうw
2位のアンカツがファリダット。勝つチャンスまである馬。
3位の小牧がカノヤザクラ。こちらもチャンス十分。
その他、大本命のスリープレスナイトが上村。
ローレルゲレイロが藤田、スズカコーズウェイが後藤。
このあたりがセントウルSの上位人気で、実際に強いだろう。
熊沢、柴山、角田、江田と、おそらく有力馬ではない。

よって、小牧との一騎打ちになると思われる。
勝ったほうは文句なしのトップ。
アンカツが2着になった場合、小牧が4着以下なら優勝。
小牧が3着だと同点になるが、着順の関係でわずかに負けてしまう。
小牧は、アンカツが勝たないことを前提に2着条件で優勝。
2着だと秋山と同点になるが、着順の関係で上回る。
アンカツの場合、3着になって小牧が5着以下に負けたとしても、
秋山との着順の関係で負けてしまうので、2着以上が条件となる。
ただし秋山が出走しないなら、3着までOK。
その時でも、小牧とは2つ着順差をつけることが条件だが。

・・・細かいことはやめときますかw
とにかく勝てば良いんだけどね。
スリープレスナイトが立ちはだかってくる。
ファリダットがこれを打ち倒すことがあれば、
アンカツのサマーシリーズ優勝が確定するだけでなく、
スプリンターズSの本命馬を2頭抱えることになる。
いろいろと面白いことになるので、勝利を期待してみよう。




土曜 ???
どこにも名前がないw
ハーベスト特別にナムラカイシュウがいるし、
(騎手未定なので、登録だけかもしれない)
勝たせたい未勝利馬がたくさんいるので、
まず札幌だとは思うけど。




日曜 札幌
すずらん賞 芝1200m


札幌日経OP 芝2600m


おおぞら特別 芝1200m セトノアンテウス
鮫島厩舎、ロックオブジブラルタル産駒の4歳牡馬。
1200mであまりにずぶいので1500mを使ったら、
今度は行きっぷりが良すぎて止まってしまった。
どうも馬に遊ばれている感があるが、
本来なら準OPですらトップで争う馬で、
もう負けるわけにはいかないところだ。
1000万の上位常連でありながら500万で遊んでいた、
キヲウエタオトコだってなんとか勝ち上がったんだ。
どうしても気を抜いての惜敗(小銭稼ぎ)がしたいなら仕方ないが、
それは元のクラスに帰ってからやってくれ、賞金が違うからw

登録は27頭と多いけど、
ざっと見たところ、強敵は1頭もいない。
アモーレヴォレ、ヴェリタス、ヴァイスハイト、ラヴァーズテーラー、
このあたりが対抗格になると思うが、
力を出し切ったら負けるような相手じゃない。
おそらく1点台になるだろうが、きっちり決めたいところだ。

日曜日の結果

2009-08-30 11:43:42 | 競馬
3R ローズバンク 1着
絶好のスタートを決めた。
こりゃある程度の位置を取るかと思ったが、
完全に馬任せで静かに下がっていった。
後方3番手のインから。やはり馬に全てを託した。

ペースは期待通りに速めだったと思うが、
途中からシャンパンブランチが勝負に打って出て、
まったく緩むところがなかったように思う。
縦長の展開で、ローズは相当後ろにいたのだが、
1000m過ぎても、1200m過ぎても、1400m過ぎても動かない。
1分24秒の地点でまだ後方でじっと我慢している。
このあたりはさすがとしか言いようがないね。
4角に差し掛かってから外目を進出開始。
その勢いが凄まじく、直線の立ち上がりで吹っ飛びかけたのはご愛嬌かw
物凄い勢いをつけて行った甲斐があって、
すぐにエンジン全開となると、直線だけで一気に全馬を飲み込んだ。

前2戦で横典が掴んだものを完全に昇華させた形。
素晴らしい競馬だった。これは気持ち良いなあ。
この馬、自分に徹すると相当に強いね。上でもやれる。
なるほど、勝てない時期からアンカツが気に入っていたわけだ。


9R ビービーガルダン 1着
絶好のスタートから気合を入れて前へ。
さすがの速さで本気を出せばハナまであったが、
想定通り、ゲットフルマークス、ウエスタンビーナスが意地で進出。
完璧なまでに想定とおりの3番手待機となった。
外から逃げ馬2頭が内の馬を潰すとは想像していたが、
グランプリエンゼルは予想よりもさらに後ろへ下がったな。

ハイペースを圧倒的な手応えで追走。
1頭だけ次元が違う感じで4角に入り、
絶妙のコーナーリングで直線早々に先頭に並ぶと、
直線に入って早々に楽々と先頭に立って、さらに突き放した。
最後はもう流すだけだった。
圧勝。一番強い馬が完璧な競馬をすれば当然の結果。
当たり前の結果ではあるが、この配当は本当に嬉しいね。
函館Sに出れてたら圧勝していたというのも証明できただろう。
あれは本当に悔しい出来事だったが、とりあえずすっきりしたわ。
スプリンターズSへ向けて、最高のスタートを切れた。


10R アイソトープ 6着
好スタートから出していく構え。
あれ?出て行くの?と思っていたら、
とりあえず好位についてから待機する作戦だった。
前の2頭から離れて3番手で待機していく構え。
いつもより少しだけ後ろからという感じだな。

ただ、今日は最初から走りが重かった。
楽に待っていたという感じではなく、
鞍上に仕掛けられて嫌々ついていっているような感じ。
3角から4角にかけて、追っつけ追っつけで浮上。
本当はここでも待っていたかったはずだが、
おそらくもう余力がなくなっていたのだろう。
なんとか前の2頭に取り付きはしたが、
そこで一杯になってしまって終了。

うーん、これは疲れているのかもしれんね。
ほとんど休みなく頑張ってるからねえ。
もしかしたら、勝たないとご褒美の休みをもらえないのかもしれないけどw
ここまでせっせと3着を繰り返してきた馬だから、
2ヶ月くらい休養をあげても良いんじゃないかなと思った。

日曜日の騎乗馬と予想

2009-08-29 17:38:24 | 競馬
3R ローズバンク ◎
五十嵐助手
「中1週になるのでケイコはしまい重点で。
 だいぶ切れ味が出てきたし、展開ひとつで」
連続2着と結果を出した横典の競馬を参考にするに、
最初の1000mを完全に休んでおいて、
ラストの1000mの競馬をするのが良い。
スタートからを馬に任せてゆったりと入ったら、
途中からは多少早めに動いていっても問題なさそうだ。
最後まで脚が鈍らずに伸びきってくれる感じ。
こちらはもうちょっと動けるが、シャインモーメントと似てるな。
こういう競馬はアンカツの得意とするところ。
力を引き出してくれるだろうと思う。

レースは6番のスマートカンパニーの逃げからか。
5番のドリームジュピターもある程度絡んで行きそう。
外からサクラレーヌ、クリールエイトが出て行って、
1番枠になったトップスタイリストも行きそう。
これならば、流れが落ち着くことはなさそうだ。
ローズと人気を分け合いそうなシャンパンブランチがこの後ろ。
そしてこれの周りに大半の馬が集まりそうだ。
前が速めの縦長、中団が団子という展開が予想できる。

馬の力を引き出すためには、過去走からして待機の一択なんだけど、
4番枠から出て団子の後ろとなると、捌くのに苦労するかもしれない。
腹をくくって4角から外に出すなら、じっと後ろにいれば良いが、
馬群を捌いて真ん中から抜けようと思うならば、
ちょっとした位置取りの工夫が必要になる。
このあたりのさじ加減がとても難しそうだ。
絶好のスタートでも切ってくれた日には、
中団の団子の前のほうになって、相当楽になるんだろうけど。
それはちょっと夢を見すぎだわな。
流れ自体は速くなる事が濃厚だと思われるので、
最初はじっと待って、3角からスムーズに大外へ持ち出して追うのが、
勝利への一番安全で最短の道じゃないかと考える。
本命馬だしね、馬を信じて行ったほうが良いだろう。

勝ちたいのはもちろんなんだけども、もう一つ。
前が詰まって大負けをするわけには行かない理由がある。
長く続いてきた未勝利戦ももう残り少なくなっており、
最後の1ヶ月はいわゆるスーパー未勝利戦。
キャリア5戦以下か、前走5着以内の馬しか出走できない。
ここで5着を外すと、もう出走できなくなってしまうのだ。
(厳密に言えば来週があるが、札幌に芝の18、20はもうない。
 よって、ローズがまったく走れないダートに挑むことになってしまう)
つまり、たとえ勝てないにしても5着に入っておくことが至上命題。
それを考えると、進路は外の一択かなと思われる。

ローズバンクが後ろから楽に届くと考えた場合、
前の馬には全部沈んでもらいたいところ。
中団にいるはずのシャンパンブランチがまず相手筆頭。
それからホワイトライクミーとババロア。
一緒に追い込んできそうな馬を相手に買いたい。



9R ビービーガルダン ◎
領家師
「脚が腫れて函館スプリントを自重したが、今は全く問題ない。
 ここに目標を切り替えてうまく調整できたし、
 実績的にも力は上位だからね」
3連単換算オッズから、最終的な単勝オッズは、
グランプリエンゼルが2.3倍で1番人気、
トレノジュビリとガルダンが5.5倍くらいになりそう。
ピサノパテックが9倍、アポロドルチェが14.5倍。

この上位3頭のオッズがどういうものかというと、
函館スプリントSにおける戦前の想定オッズを引っくり返した感じだ。
あの時は、ガルダンが2.5、ジュビリが4.0、グランプリが6.0
このような想定をされていたわけで、
これが戦いもせずにひっくり返ったんだから感謝するしかない。
このありがたい配当をしっかりと頂こう。
ガルダンは1分8秒フラットでコンスタントに走れる馬で、
普通に走りさえすれば、まず勝っているだろう。
ただ、京阪杯で意味不明な敗北を喫したことがあるので、
全面的に信用できるかといえば、そうでもないところがあるんだけど、
凡走したことがない洋芝における信頼感はやはり絶大。
きっと1分8秒で走ってくれると信じている。

枠も素晴らしく、
すぐ内に入ったゲットフルマークスとウエスタンビーナス、
この2頭が強引にハナを切りに行くだろう。
2頭は行くだけならばめちゃくちゃ速い。
これによって、内の馬が締められることが濃厚。
ガルダンはこれの外をピッタリとついて行けば良いだけ。
グランプリエンゼルが内に入ったことで、
好位の外からこちらを脅かしてくる馬もいなくなった。
自分のタイミングでスパートすることが出来そうだ。

グランプリはおそらく4番手のインになる。
こちらのすぐ内くらいにいることだろう。
似たようなリズムで動くことになると思うが、
グランプリの前は、逃げた2頭が壁になるはず。
逃げた2頭が下手に走ってガラッと開いたりしたらもう泣くしかないが、
(クイーンSで負けたのがそういうレースだったが)
普通なら、そんな簡単には抜けられず外に持ち出すことになるので、
こういう並びになりそうな地点で、まず負けないと思う。

後は後ろから追ってくる馬たち。
アポロドルチェ、プレミアムボックス、ジョリーダンスだと思うが、
それよりも一歩前のシンボリグランが良さげだなあ。
後、タニノマティーニも買ってみたくなった。
ガルダンがラスト250でさっと抜けた後、一歩遅れてグランプリがついてきて、
中団差しの馬が届いて後ろが届かないと見て、
グランプリ、タニノ、シンボリの3頭へ馬単と3連単を。



10R アイソトープ ◎
川合助手
「先頭に立つと耳を立ててブレーキをかけてしまうのがネック。
 仕掛けどころひとつで」
とにかく先頭に立つとアウトという結論を出したようなので、
控えてどこまで我慢できるかが勝負になる。
我慢はアンカツの得意技なので、
直線の半ばで追わずに先頭と競ってる姿を期待したい。
アンカツなら、最後まで追わずにゴールする事だって平気だけどw
まったく追わないで負けたら制裁を食らっちゃうので、
どこで追いだして抜け出しに入るかだなあ。

とりあえず、ヴァンクリマは逃げてくれるはず。
それ以外がまったく動いてくれそうもないんだが、
ローンジャスティス、スカイハイシチー、ジョイフルハーバー、
このあたりが先行してくれることを期待したい。
その後ろにダイバクフやディアマジェスティがいるだろうから、
とりあえずはこれらと並ぶような感じで進むのが良いか。
休み明けの格上馬ローンジャスティスについてはさすがに分からないが、
全体的にはレベルが低いレースに思われ、
ヴァンクリマはけっこう楽逃げになりそうな予感。
先団の各馬があっさりと止まって、
ダイバクフ、ディアマジェスティの中団差しがどこまでというところ。

アイソトープとしては・・・。
望む望まないに関わらず、勝手に2番手になっちゃいそうだが、
相手のレベルがどうあれ、最後に止まってしまうわけだから、
そこはちょっと我慢させてでも少し下がってみるしかない。
たとえヴァンクリマが逃げきるとしても、
ダイバクフやディアマジェスティあたりと並んで一緒に伸びる形を作らないと。
そうじゃないと、いつまでたっても上が見えてこない。

とりあえずヴァンクリマが圧倒的に恵まれているように思う。
単騎で独走するところまであるんじゃないかと思うが、
離れた前に目標がいることで、アイソトープの目が覚めることを期待している。
ダイバクフ、ディアマジェスティと人気どころと揃って追い込み。
アイソトープ1頭軸で3頭へ馬券を買いたい。

土曜日の結果

2009-08-29 10:44:13 | 競馬
1R ペガサスヒルズ 2着
好スタートから少し気合を入れて前へ。
最初はハナを切りそうな感じだったが、
内からフェバリットアワーが飛び出していったので、行かせて番手から。
フェバリットが最初から飛ばしていくような感じだったが、
序盤は急がずに入って、600mを過ぎてからペースアップ。
じわっとフェバリットに並びかけに行って、併走しながら4角を回った。
手応え的にはこちらのほうがやや悪い感じだが、
追っつけて加速していたので大丈夫だろうと思っていたら、
コーナーの立ち上がりで前走同様に外に膨れるような感じになって、
その差を詰められないままにゴールまで行ってしまった。
最後は若干突き放されるような感じ。

初戦の不利の影響か、コーナーリングが下手になっているのか。
ただ、それはそれとして今回もまた相手も強かった。
3着以下との着差や並びはほぼ予想通りで、
よく分からないと思ったフェバリットに負けたのも、理解出来る。
簡単な馬券だと思ったが、別路線の馬にやられちゃ仕方ないな。


3R ティフィン 1着
好スタートから追っつけて前へ。
かなり気合を入れているんだけど、
内のユキノクイーン、外のセトウチダイヤには及ばない。
4番手からになったが、この馬としては上々か。
ダート替わりのセトウチが早めに行ってくれたことは、
理想の展開の一つではあった。
4番手から終始追っつけるような感じでの追走。
道中のセトウチの追撃が甘いと見たか、
1000mを過ぎる前から動き出して、セトウチを突きに入った。
おそらく1200mあたりで急激にペースアップしている。
前と後ろが一気に離れだしたからね。

追っつけながら3番手外目を回ると、
セトウチを交わしてユキノとの一騎打ちに持ち込んだ。
期待通り、直線入り口で並ぶことに成功したのが勝因。
ズブイ馬同士の決戦は、後ろからのティフィンに軍配が上がった。
全てが理想通りの運び。完璧。


7R キーネプチューン 5着
そこそこのスタートだったのだが、
あんまり行き脚がつかなくて中団の後ろに。
外からシルクダイナスティに行かれたことで、
これを利用してやろうという魂胆に見えた。
前はおそらく速い流れで、さらに団子の形。
シルクが絶好の手応えで8番手の外目。
それを外に見ながら、9番手単騎でじっくりと進んでいた。
このあたりはかなり良い感じで運んでいるように感じた。

1000m過ぎから少し浮上してシルクに内から並びかけ、
それを見たシルクが本命馬らしく大外に出て行った。
こちらはちょっと賭けに出るような感じで待機を選択、
外を回さずに馬群に突っ込んで突き抜けようという構え。
しかしこれが裏目だった。
完全に詰まったわけではないんだけど、
左右から挟まれて非常に窮屈な態勢を強いられて、
苦労して突き破ったときにはもうシルクには逃げられていた。
突き破ろうとしたタイミングで外からダイレクトパスが来たのも悪かった。

レース自体は前が大きく崩れたレースで、
立てた作戦は悪くなかったと思うんだけど、
4角の攻防は結果的に、シルクを追いかけて外へ行くのが正解だった。
まあ、昇級で挑戦者だったからな、試みはそんなに悪くなかったと思う。
・・・なんか1番人気になりそうになってたけどw


8R キヲウエタオトコ 1着
まずまずのスタートから追っつけて行く構え。
最初は3頭で併走状態だったのだが、
そこからさらに気合をつけて先頭を奪った。
助手さんがスピードを生かすと言われていたが、
最初からそういう作戦だったんだな。

ぐいぐいスピードを上げて、
まさにスピードだけに頼ったレースで挑んだ。
4角に入ってもその速さはまったく衰えず、
ついて来ていた馬たちが次々と失速していく状況。
キヲウエタオトコの強さを見せ付けるシーンだったが、
単独で走っていたからか、さすがに脚色が鈍ってきて、
馬群の中を破ってきたロードバロックの追撃を受け、
大外からワニタレスタリの凄まじい強襲を受けた。
最後は完全に捕まったように見えたのだが、
どういう按配なのか、ゴールの瞬間は残っていた。

感想としては、ワニタレスタリの末脚に驚愕したのだが、
とりあえず勝つことが出来てよかった。
上でもやれることはもう分かっている。
なんといっても賞金が違うからね。
小銭を稼ぐなら1つでも上のクラスが良いだろうw


9R キングトップガン 6着
ゲートはそこそこに出たんだけど、
2歩目からの動きが悪くて下がってしまった。
まあ、追い込みも出来る馬だし大した問題ではない。
腹をくくって最後方からの競馬になった。

エーシンモアオバーが予想通りにハイペースで飛ばし始め、
縦長の厳しい流れになったんじゃないかと思う。
最後方で少し気合は入れていたが、
そこそこの行きっぷりで虎視眈々と待っていた。
エーシン以外の先行馬の動きが怪しくなる中、
後方からじわじわと前の集団に接近。
馬群の中を突くように進路を取って、スパート。
画面に映ってはいないが、今回は追われてしっかりと伸びてきて、
6着まで押し上げたところがゴールだった。

まだ本調子とはいかないと思うが、
復活の時が近いことを感じるレースではあった。
本調子ならば、OPなら間違いなく上位の馬。
次走もまた期待してみようと思う。

土曜日の騎乗馬と予想

2009-08-28 22:31:40 | 競馬
1R ペガサスヒルズ ◎
寺井助手
「1角で他馬に乗りかけられる不利があった初戦でも2着。
 能力は高いし、今度は決める」
初戦が1分49秒1と素晴らしい時計。
2歳の札幌ダート17の新馬戦は1分50秒くらいになるもので、
2戦目以降に1分49秒台に入ってくる馬が上レベル。
前走は1分48秒4で走った勝ち馬は強すぎただけで、
ヒルズの能力はこのまま普通に良化すれば絶対にOP級である。
あれで力を出し切れなかったということなので、
よほどのことがない限りは、48秒台半ばで走れるだろう。
前走2着の3頭は上位レベルの馬だとは思うが、
48秒台でついてこれるとは思わない。
難なく勝てるだろう。

前走で先行した馬がほとんどいなくて、
ヒルズが逃げることになってしまうか。
7番のロサオブゲルニカが行ってくれると良いんだけど。
ずっとダートを使っていくなら逃げも悪いわけではないが、
勝ち上がったら芝路線に入ると思うので、
引き続き先行、好位差しの形を固定させたいところだけど。
まあ、速さの違いで先頭かな。
それならそれで、自分のリズムで走ってくれれば。
2歳馬にとって札幌ダート1700は厳しい条件なので、
わざわざ突っかけてくる騎手もいないだろう。

ヒルズの逃げにアドマイヤがついてきて、
コングラチュレート、ジンダリーが5、6番手くらいから。
途中から、足りない馬からどんどん離れていってしまうだろう。
2歳未勝利のダート中距離戦は大半がこうなるのだが、
1頭1頭の間隔が妙に広く、盛り上がらない形のゴールになりそうだ。

2着もアドマイヤで固定してしまいたい。これも堅いんじゃないか。
3着はもちろんジンダリーとコングラチュレート。
他はこの3頭にちぎられてるから、引き続き相手にならんだろう。
穴人気しそうなフェイバリットアワーって馬だけがよく分からないが、
これに手を出すと点数が広がるので、初戦の凡走を信じてパス。
まず単勝に7割。馬単1点。3連単で2点かな。



3R ティフィン ◎
吉田助手
「前走が思ったよりジリ脚になったけど、使って雰囲気は良化。
 実績的にも巻き返しを」
逃げれる馬がユキノクイーンだけで、これが4番。
同馬が楽に逃げることが確定した。 
他には先行馬がいなくて、放置しておいたら絶対に逃げられる。
芝から転戦してくる9番のセトウチダイヤが行くなら良いが、
初芝の馬に打倒を託すってのでは、希望的観測が強すぎる。
ティフィン自身はそんなに行き脚の良い馬ではなく、
普段はせいぜい4、5番手に取り付くのが一杯な感じだが、
今回は他に先行馬が見当たらないことと、
最大で唯一の敵が前を楽に行きそうなこと、
それからティフィン自身が極端なジリ脚であることから、
最初から意地でも追っていかないといけないだろう。

前走を見る感じ、絶対的には簡単に行けるとは思わないけど、
他のメンバーを見て、相対的に行けると判断した。
ボニータシチー、キャリコローズにも先行力はないと判断。
ならばユキノの逃げに2番手でついていくことが出来る。
取り付いてしまいさえすれば、後はなんとかなる。
終いのジリっぽさは本当に良い勝負だが、
それならば外から並びかけるほうが有利なはずだ。
並びかけるところまでいければ、おそらく勝ち。
逆に、4角でちょっと突き放されてしまうようなら、
同じような脚色になってあっさり終わってしまうだろう。

どちらがジリ脚から脱却するかだけが問題で、
2頭の馬連ならまず外れることはないだろう。
2頭ともに、1分47秒で走る力がある。
他馬の力では近寄ってくることはない。
ジリ脚合戦(未勝利としてはレベルが高い)で、
詰めの甘くないほうが、惜敗地獄を抜けて勝ち上がる。
頼りは「こちらが後ろであること」だけだが、
ここはティフィンの勝利を祈って、
単と馬連と馬単を1点ずつ、均等に買いたい。



7R キーネプチューン ◎
高島助手
「札幌滞在で好調をキープ。
 相手なりに走れるタイプだし、昇級でも大崩れはないはず」
やはり人気サイドになりそうだな。
メンバーには恵まれた感があるので仕方ない。
惜敗続きに終止符を打った前走の強さを信じて、
ここでも上位争いとなることを期待したい。

メンバーに恵まれたと書いたが、
シルクダイナスティだけは間違いなく現級の上位馬。
良馬場でコンスタントに1分46秒くらいで走ってくるので、
これだけが1枚抜けていると考えたほうが良いか。
逆に、残りの馬はネプチューンと同じかそれ以下。
せいぜい、ダイレクトパスがこちらと同等くらい。
さらに前走は、ネプチューンが余裕残しだったことを思うと、
そんなに苦もなく凌げるような気がする。

セイカカリンバ、アドバンスヒールが飛び出していって、
これをダイレクトパスが追う形。
中舘のダスタップもそこそこ動いていくか。
ローンウルフがこの後ろの5番手になって、
それと並んでネプチューンという隊列になりそう。
シルクはこの2頭を見ながら7番手か8番手からになるんじゃないかな。

前はけっこう競りそうな感じがする人馬が揃っており、
出来ればローンウルフに先に動いてもらって、
それに乗っかる感じのスパートが良い。
ただ、シルクに外から被せられてはどうにもならんので、
このあたりの判断が騎手の見せ場だと思う。
どうあれ、速い流れはネプチューンにとってはプラスじゃないかな。

前走の勝ちっぷりの良さを信じて、ここも頭を期待したい。
まずは単勝を買って、勝利を祈ろうと思うが、
後は3連単マルチの1頭軸に据えて、
人気サイドだが、シルクとローンとダイレクトの3頭へ。
4~7番手から差しそうな4頭で当てておきたい。
シルクが勝っても、トントンくらいにはなるだろう。



8R キヲウエタオトコ ◎
堀助手
「輸送の関係で日曜にビシッと追ったが、気配は悪くない。
 スピードを生かす形の方がいい」
ここはスペシャルブレイドの速さが一枚上だと思うが、
最内に休み明けのニシノオニテツマルが入った。
これもまともならハナを切りたい馬で、さらに最内なので、
よほど遅れない限り、出していくと思われる。
そうすると、ニシノがラチ沿いで先頭、外にスペシャル。
その後ろの3番手に取り付くのが理想になるか。
本当はラチ沿いを行きたいところだけど、
ニシノは必ず下がってくるので、交わさないといけないから、
少し外に出してスペシャルの後ろが良い。
贅沢を言うなら、3番のラッキースターが並んでくれると良い。
内に1頭置いての4番手外目。
ここが今回のキヲウエタオトコのベストポジションだろう。

前2頭は、喧嘩してまで逃げようという馬たちじゃないので、
流れはそれほど速くならないと思われる。
全体的にも先行馬が少なく、落ち着いたレースになりそう。
普通ならスペシャルの動くタイミングでレースが動くのだろうけど、
それをやられて負けたのが前走ということになる。
(やられたというか、2走前の結果より溜めたほうが良いと思ったら、
 追ってあんまり伸びなかったという、自滅に近いレースだったが)
同じ轍を2度踏むわけにはいかないので、
アンカツから突っかけていくような感じになると思う。
スペシャルを速めに動かさせて、それを追って4角で並び先頭、
後は叩きあいになることで最後まで気を抜かないように、
というのが理想の形になるだろうか。
理想を書き連ねたが、スペシャルが強い馬であることがありがたい。
最後まで付き合ってくれるんじゃないかと思われる。

人気2頭がそのまま、の展開を予想。
ワニタレスタリは本当に物凄い末脚を持っているが、
今回は出番はないと考えた。
消えてもらうと配当的にありがたいという願望もw
同じ理由で、ロードバロックあたりの出番もないと見た。
その一歩前から追ってくるテイエムオーロラは買いたい。
前走の再戦に他の付け入る余地はなし、という予想で。
単勝1点、馬連1点、馬単1点。
テイエムを3着に固定して、3連単2点で。



9R キングトップガン ▲
野田助手
「2度使ってだいぶ気合が乗ってきたし、素軽さも出てきた。
 もうひと絞りできれば」
もう誰もがすっかり忘れてるんじゃないかと思うが、
(俺も過去の戦績を見直すまで忘れてたw)
この馬にデビュー戦で乗った池添が、
負けたのに「菊花賞へ行ける」とかなんとか言った馬である。
マジかよと半信半疑だったのが、
とりあえず勝ち星を重ねようと使ったダート戦が強いの何の。
本当に菊花賞に行けるんじゃないかと期待したわけだが、
脚元の不安で結局それをふいにしてしまった。

しかし、1年近い休養から復帰してからも強く、
もっとも圧巻だった7戦目の鷹取特別(1000万条件)は、
57.5キロを背負って馬なりでぶっちぎる芸当も見せた。

しかしその後にまた放牧に出てしまって、
半年の休養から再復帰後は芝を使い出した。
芝でも最初からそこそこ頑張り、そのうち慣れが出てきて、
めちゃくちゃメンバーが揃った目黒記念で6着に好走。
転じて挑んだダートの大沼Sで速い時計の3着。
ついに能力全開、函館記念は勝てるぞ、と意気込んでいたところ、
まさかの骨折で3度目の長期休養を強いられてしまった。

と箇条書きっぽく記したらよく分かると思うが、
この馬、軌道に乗ったところで故障離脱する運命にある。
故障離脱が尾を引いて、大した戦績じゃないように見えるが、
実際のところ、成績以上に強い馬なんだろう。
身体の弱さや運の弱さも実力のうちだが、
もうそろそろ日の目が当たっても良い。
目黒記念6着はメンバーを見るだけで一目瞭然のレベルの高さだし、
フェラーリピサのマクリを後ろから追いかけて3着だった大沼S。
あれは今から振り返っても相当なハイレベル戦だった。
フェラーリピサはそれからG1戦線の上位へと駆け上がっていったわけで、
トップガンにだって重賞の上位で戦う力は絶対にあるはず。
OP特別ならばなおのこと。あっさりがあったって良い。

問題は調子が戻りきっているかどうか、それだけだ。
調教時計は4秒くらい縮んできたので、
間違いなく良化の道を歩んでいるとは思うが、
それがどこまでなのかは判断のしようがない。
戻っていることを祈って買ってみよう。
ここは単複だけで十分だ。

今週の騎乗馬

2009-08-27 21:55:10 | 競馬
昨日、投稿したはずが投稿されてなくてびっくり。

記事の編集中に間違えて画面を戻ってしまったりして、
元に戻ったら、これまで書いていた記事も綺麗さっぱり、なんていう、
これがまた、なんともいえない絶望感。
ブログをやられている方ならきっと経験ありだろう。
今回は、アップしたつもりが出来てなかったわけだが、
時間を無駄にしたと思うとやりきれない気持ちで一杯になるねw
こういうのに限らず、バックアップは大事ですよね、ほんと。




昨日書いたことを少しだけ。もうほとんど忘れちゃったけどw

ブエナは正式に秋華賞へ直行ということになった。
今回も別に休み明けの影響はなったようで、
仕上がりはかなり早い馬なので、
ちょっと間隔が開くがなんら問題なさそうだ。
まずはレッドディザイアの戦いぶりを観戦して、
本番への士気を高めたい。

今回の件を高跳びみたいな競技に例えるなら、
高校生記録を持っている女子高生が、
いきなり世界最高記録に挑戦するとなって、
しかも自信がありそうで、世間に大騒ぎされて挑んだところ、
助走した感じからして飛べなくて、ジャンプすらせずにストップ。
やっぱハードルを少し下げて飛びます、と言ったような感じ。

下げるって言っても、日本記録には挑もうという程度の挑戦で、
大変な記録に挑もうとしているわけだけども、
ハードルを上げすぎて、それが世間に広まったから、
下げた目標を達成しても感動が薄れることになるだろうw
まあこれはね、人間の心理だから仕方ない。

まずは、自分に出来る記録をしっかりと達成しよう。
それからまたハードルをあげれば良いだけのこと。
3冠、エリザベスも貰っておくなら4冠。
しっかりと足場を作ってから、
国内混合G1を戦うなり世界へ出るなりすれば、
また大きな賞賛を得られることだろう。

今回は決して後退したわけではない。
「その場に留まった」のだ。
小さく足踏みしてから、また踏み出せば良いだけのことだ。





土曜 札幌
1R 2歳未勝利 ダート1700m ペガサスヒルズ
鮫島厩舎、タイキシャトル産駒の2歳牡馬。
前走は1角の小さな接触の影響で、
4角で手前を替えない走り。コーナーで少し膨れた。
初戦を使っての上積みも大きいだろう。
順調に時計を詰めればまず負けないだろう、

と思っていたら、相手が思ったよりも揃ったかな。
アドマイヤプレミア、ジンダリー、コングラチュレート。
前走2着の3頭がそのまま相手になるだろう。
ただ、上に書いたとおりに上積み幅がかなり大きいので、
こちらが普通に良化すれば大丈夫ではあると思う。
ジンダリーとコングラチュレートは初戦が示すとおりに良い勝負。
しかし2戦目の時計からして、こちらにはちょっと及ばないだろう。
人気はアドマイヤと一騎打ちみたいな感じになるだろうが、
48秒台前半~半ばで走って一蹴して欲しい。



3R 3歳未勝利(牝) ダート1700m ティフィン
松元厩舎、トワイニング産駒の3歳牝馬。
過去走からしていかにもズブイ馬だったが、
実際にアンカツが乗ってみてもズブイの一言で終わった。
バテているわけではないんだけどね。
前走、というかそれまで全ての結果からして、
とりあえず逃げるしか道がないように思われるわけだが、
スタートも二の脚もそれほど速い感じじゃない。
なんとも作戦立案に困る馬だ。
とりあえず、前走は休み明けだったことは考慮はしてあげたい。

今回のライバルはただ1頭。
このまま勝てずに終わったらどうかしているユキノクイーン。
札幌ダートをコンスタントに1分47秒で走れる馬で、
それだけの力があれば、3戦もすれば未勝利は抜けるはずだが、
9連続で2、3着という芸術的な成績の馬。
この馬の特徴を簡単に言ってしまうならば、
「伸びず止まらず」である。これはティフィンとほぼ同じ。
こちらはティフィンより一歩進んでいて、
最後の手段として逃げの手を試しているが、それでも勝てていない。
今回も必死に逃げの手を打つことだろう。
ティフィンはズブイ馬だが、ついていければチャンス十分。



7R 3歳以上500万 ダート1700m キーネプチューン
吉田厩舎、トワイニング産駒の3歳牡馬。
2走前は出遅れで負けてしまったが、前走を完勝。
時計も十分で、2着馬3着馬が次走を圧勝している。
レースレベルは間違いなく高かった。
好位にさっとついて37秒ちょっとで上がる脚があるので、
昇級してもすぐに通用するんじゃないかと思われる。

昇級戦としては、メンバーに恵まれたか。
シルクダイナスティが1番人気で惜敗返上を目指す。
これをローンウルフが追うくらいで、
これならばネプチューンも上位人気になりそうだ。
もしかしたら2番人気かもしれない。
後は、芝路線から来たセイカカリンバがどうなるかだけだな。
とにかくこのメンバーなら、前走程度に走れば勝ち負けだ。



8R まりも特別 芝1200m キヲウエタオトコ
佐々木晶厩舎、スウェプトオーヴァーボード産駒の4歳牡馬。
早めに抜けた2走前では気を抜いてわずかに差されたので、
今度は好位でじっくり運んで満を持して追ったら、
思ったよりも伸びきれずにそのまま終わってしまった。
ただ、レースラップや走破時計からして、
上位2頭が妙に強かったことと、自身の上がり時計の限界か。
作戦自体は前走みたいな感じを磨いていけば良いと思うんだが。

前走の再戦。
追ったけど及ばなかった2着馬スペシャルブレイド、
後ろからじわじわやってきた4着馬テイエムオーロラ。
甘いところを出さなければなんとでもなるのだが、
どうしても気の抜けたところを見せてしまうのが悩ましい。
スペシャルに徹底的についていく感じが良いだろうか。
他に1頭だけ、昇級戦で強い馬がいて、
前走でようやく未勝利を勝っただけのワニタレスタリだけど、
その末脚は500万をはるかに超えてOP級なので警戒したい。
まあ、はるか後ろ外から飛んでくる馬なので、気にしても仕方ないけどw



9R しらかばS ダート1700m キングトップガン
鮫島厩舎、マヤノトップガン産駒の6歳牡馬。
昨年、函館のOP特別・大沼Sで3着の実績がある。
後方からフェラーリピサを追いかけるような競馬をして、
1分43秒9でフェラーリと0.2差。4着馬には5馬身差。
その前にはハイレベルの目黒記念6着をやっていたので、
こりゃ本格化したかってところだったのだが、
函館記念を前に骨折して1年も離脱してしまった。

で、今年の函館記念は不調宣言が出るくらいの不調w
みなみ北海道Sは、マシになってきたという感じだったが、
レースが終わってアンカツは、まだ戻らないと言っていた。
叩き良化型の馬なのは間違いなく、
良くなってくるのを待つしかないのだが、
今回はなんか良くなりそうな気配がある。
調教時計がグンと縮んできたからね。
力さえ出し切れば、フェラーリピサより少し弱いくらいだ。
OPならば勝ち負けになって当然だが、どこまで戻ってるかな。

ニホンバレとエプソムアーロンの前走時計が1分41秒7。
ただ、この週の時計はおかしかったので大幅な補正が必要。
ここから記すことは全て事実で、同日の勝ち馬たちの次走。
ダート1000mを脅威の時計で勝ったアフィリエイトが昇級1番人気で惨敗。
同じくダート1000を圧勝したナイアードも昇級1番人気で惨敗。
ダート1700mを1分43秒4で走ったバロズハートが、
昇級して上位人気に推されるも勝ち負けに参加できず。
それぞれ次走で、2秒8、1秒4、2秒5も余計にかかっている。
よって、2秒足して考えるのが真っ当な考え方だろう。

今回は、良なら1分43秒の後半くらいの争いになると思われる。
キングが昨年の力を取り戻しさえすれば、
普通に勝ち負けになるだろう。
調教の動きの良さに、戻っていることを期待したい。







日曜 札幌
3R 3歳未勝利 芝2000m ローズバンク
小崎厩舎、トウカイテイオー産駒の3歳牝馬。
一時期、アンカツがめちゃくちゃ自信を持っていた感じで、
???って思うくらいの早仕掛け競馬をしたりしてたが走らず。
はっきりと良い馬と思っている感じで、未勝利レベルとして扱ってなかった。
しかし、逃げても差しても駄目で、あれ?って感じだったわけだが。

横典に譲って最初のレースも先行して完敗。
腹をくくって、溜めて差す競馬に切り替えたところで、
ようやく芽が出て連続2着している。
前走などはほぼ勝ったという感じだったが、運悪く敗退。
とはいえ、脚を溜める競馬がベストだとはっきりした。
ここでも戦うことになるが、現級の上位である2頭、
ベーリンジア、スマートカンパニーを差すくらいだから、
ローズの力も間違いなく最上級。今度こそだ。
他にシャンパンブランチ、クリールエイトと、もう一歩の馬がいる。
この中で1頭しか勝てない厳しい争いだが、
なんとかして勝利を手中に収めたいね。
アンカツが最初に乗って5着なのに走ると感じたことは間違ってなかった。
後はアンカツの手で素質を開花させるだけだ。



9R キーンランドC 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の5歳牡馬。
UHB杯を使った馬が9頭いるが、超低レベル戦として全部切った。
これだけで、いきなり綺麗さっぱりとなってしまったw
ゲットフルマークスもまずありえないだろうから、

そうすると残るのは6頭。
札幌で唯一まともなレースをしているグランプリエンゼル。
新潟からやってきたシンボリグラン、アポロドルチェ。
CBC賞勝ちから直行のプレミアムボックス。
ヴィクトリアマイル5着のジョリーダンス。
そして洋芝の鬼ビービーガルダン。

うん、物凄くすっきりしたな。何事もなく当たりそうだ。
ガルダンを1頭軸にして5頭に流そうと思う。
グランやジョリーが頑張ってくれたら、それだけで大きい配当だ。
頑張ってくれたらっていうか、これらはむしろ格上だしな。
難しいことは何も考えてないw



10R 3歳以上500万 ダート1700m アイソトープ
池江寿厩舎、フレンチデピュティ産駒の4歳牡馬。
惜敗王と呼ぶに相応しい、微妙な戦績。
長い間、単勝2倍台で3着がデフォルトだったのだが、
アンカツが乗ってついに1倍台に突入してしまった。
結果は変わらないのだから、馬券的には悪いことばかりだな。
いや、捻らずにいつも通り買ってる人には朗報なのかw

惜敗はしているが、総合力の高さ?で上位は外さない。
後ろから突かれると走って、交わされると止めたり、
ならばと先に抜け出そうとすると、それでも気を抜いてしまったり、
ようするに「他馬と並んでいたい馬」なんだろうと思うんだけど、
この馬でどのような競馬をするか、興味深いレース。
井上さんの記事では、差す競馬をしてみようという話だ。
安穏と先行を繰り返すだけじゃ、何も生まれないからな。
新しい競馬に挑むアンカツとアイソトープのコンビの走りを楽しみたい。

ただ、メンバーを見渡してみると、
放って置いても2番手についちゃいそうなんだけどw
上手に控えたいね。メンバー的に、5番手か6番手で十分か。
ダイバクフかディアマジェスティを目標にしたいところだな。

先週の反省

2009-08-24 23:42:13 | 競馬
土曜 札幌
1R アドマイヤテンクウ 8着
「不利のあった前走よりはスムーズなレースが出来たんだけど、
 道中からモタモタしていたし、
 直線に向いて気合をつけても前走ほどの反応は無かった。
 今日はもうひとつだったが、力があるのは間違いないし、
 また次に期待したい」
初戦は大出遅れの後、加速してるところで前をカットされ、
加速がついたと思ったらつきすぎて外に吹っ飛ぶレース。
今回は、スタートはマシになり、不利も無く、位置取りも無難で、
4角の動きも前走よりもマシになっており、
大前進がなきゃどうかしてるという運びはしているんだが、
それが前走と走破時計がほとんど同じなんだからどうしようもない。
とにかく、走る気が起きずにモタモタしたという感じだった。
初戦で受けた不利は尋常ではなく、
走ることにやや嫌気がさしたところがあるのかもしれない。
もっと広い競馬場で気持ち良く走らせてあげたいね。
競馬が窮屈なものだとは思って欲しくない。



4R アドマイヤロイヤル 2着
「良いポジションが取れたし、もっと伸びそうな雰囲気だったけど、
 追い出してからモタモタしていた。
 その分、間を割る時もスッと抜けてこれなかったからね。
 でも、稽古に跨った時よりも良くなっているし、
 良いものは持っているよ」
さっと出て行って前を視界に入れながら。
終始気合を入れながらの追走だったが、
いつでも前を捕まえられる位置にいたのだが、
3角過ぎにペースアップしてからもたついた。
11.7-11.5となったところで、やや置いていかれ気味。
カネトシディオスとドリームヒーローの間に1頭分のスペースがあり、
この間を割るのにかなり梃子摺っていたが、
抜け出してからは加速が落ちずに伸びてきた。
ロイヤル自身は11.7-11.5-11.6という感じで来ている。
一瞬の脚と言うなら特筆するものはなさそうだが、
長く良い脚を使えそうな感じがする馬だ。
距離があれば楽々と勝っていただろう。次が楽しみだ。



5R マルサンエロイカ 8着
コメントなし。
今回 8着 1分48秒0 良馬場
前走 4着 1分48秒2 良馬場
2前 4着 1分46秒6 不良馬場
3前 3着 1分47秒7 良馬場
4前 2着 1分47秒9 良馬場
今回も自分なりには走った。実に堅実。
今回は大きく突き放される結果に終わったが、
予想で書いたけど、相手が強すぎただけのこと。
来週使うと思うが、相手の弱いところを選びたいね。



9R ダブルヒーロー 競争中止
コメントなし。
大外枠ながら、好スタートから絶好の位置を奪ったと思うが、
3角で急に失速し始めた。
失速を始めて最初はちょっと追っつけていたので、
脚を故障したわけではないだろうと思ったが、
原因は心房細動ということで一安心。
ゆっくり休んで復帰してください。



10R ナムラカイシュウ 1着
「スタートでトモを落として後方からになったけど、
 1角過ぎまで力まずいけたから却って良かった。
 馬込みは良くないけど、前に馬を置いてレースをしたかったからね。
 能力はある馬だし、段々と落ち着きが出てきたように、
 良い方に向いてきた」
災い転じて福となすを地で行くようなレース。
大きく遅れたことでリラックスしてレースに入れた。
スタートから二の脚も速い馬なので、
出てしまうとそのまま速さの違いで行ってしまうんだよね。
それで余計な力を使って最後までもたないというのが、
これまでどうにも煮え切らないレースをしていた理由だったが、
大きく遅れてしまえば、そんな行こうという気にはならないようだ。

「良い方に向いてきた」
アンカツも気にかけている馬だと思うが、
これは喜ばしいレースだったね。



12R ジャミール 1着
「掛かったりしないし、ほんと乗りやすい馬。
 仕掛けてもスッと反応したので、もっと離して勝てると思ったのにね。
 抜け出してからフワフワしていた分かな。
 でも能力が違ったね」
レースは最初ハイペースから始まって、
3ハロン過ぎから中だるみする流れになったんだけど、
ラップが落ちたところで早々に進出を始めている。
グングン浮上していって、4角で持ったまま先頭。
1頭だけ別クラスの馬って感じで進んで直線に入ったが、
そこからアンカツの言うとおりにフワフワしてしまった。
具体的には外側に気が行ってしまった。
その間に逃げていたトモロポケットが立ち直ってきたが、
最後は力が違ってねじ伏せた。 

土日でほんの少しだけ馬場差はあったが、
札幌記念と同タイムで、余裕残しで走り抜けた。
まだまだ上を目指せる馬だろう。





日曜 札幌
9R ブエナビスタ 2着
「間隔が開いていたので今日は少しテンションが高かった。
 あんなにポンとスタートを切れたのは初めてだし、
 その後も自分から行く気を見せていたからね。
 道中は落ち着いて走れていたのでそれほど影響はなかったと思うけど、
 マツリダゴッホがまくってきた時に行ききってくれなくて、
 馬群が団子になってしまったのが痛かったね。
 バラけていればまた違ったと思うが・・・。
 それでも、追ってからと最後の1ハロンでグンと伸びてくれた辺りはさすが。
 負けてしまったけど、悪い内容ではなかったと思う」
悪い内容ではなかった。まったくその通りだと思う。
まずスタートで飛び出したのはビックリした。
オークスの前、ワイドサファイアの放馬で場内が騒然としたとき、
その大観衆の目の前でポツンと佇んでいたほどの豪の者だが、
今日は走りたくて仕方ないという感じだったようだ。

このレースを大目標としていたなら、
行く気を生かしつつ中団あたりってのも悪くなかったが、
凱旋門賞を目指す以上は、放ってしまうわけにはいかない。
抑えて納得させていつも通りに後方から。
ただ、それでもいつもよりはやや前にいた。

前の流れはまったく上がらなかったわけだが、
ブエナなら差せると思ってじっと待っていた。
途中、何故か後ろにいたマツリダゴッホのマクリが始まり、
ここで徹底的に突っぱねるという選択肢もあったと思うが、
マツリダのマクリは日本最強なので(コーナーのマクリだけだが)
これに抵抗するよりもマツリに捲くらせて前を潰させて、
それに乗れば良いという計算は瞬時に立ったに違いない。
あの地点では、それが正解だと思う。
土曜に書いたが、俺もマツリのマクリに乗れば良いと思っていた。
まさか後ろから来るとは思わなかったけどw

で、あれが捲くりきってくれたら本当に楽だったのだが、
半端なところで力尽きちゃったんだよなあ。
危惧はしていたが、マツリダはやはり精神的にどうかしちゃっていて、
(やはり調教で出している意味のない時計の速さがおかしすぎる)
これが後ろから来て半端な位置で止まったのは本当に痛かった。
これによって、交わし去ってから目標がなくなってしまったから。

3角過ぎから小足を使いつつマツリダを追っていって、
スムーズにスパートをしたのは良いけど、
まずスパートのタイミングが従来のものとはずれていたし、
(次のレースへ向けてと、このコースの特殊性、
 両天秤にかけて限界の位置を選べたと思う)
一度目標がなくなって、それから再度目標を見つけて伸びたが、
直線が短すぎて捕まえ切れなかった。
最後の1ハロン、ブエナは12秒弱で伸びているとは思うが、
ここはもう少し伸びて欲しかったところではある。

レース前に精神的に子供っぽい面を見せてしまったこと、
馬体重が思ったよりも増えてこなかったこと、
そして最後のひと伸びが足りなかったこと、
このあたりを総合して遠征をやめることになったのだろう。
実際問題、負けた相手はヤマニンキングリーなので、
威張って出て行けるような結果ではなかったわけで、
そういう選択もありだろうとは思う。

まあ、改めて書くが悲観するような内容ではない。
札幌みたいな直線のない競馬場で走ることはもうないから、
(中山の2000mくらいか。でもそんなレースはもうないし)
先のことを難しく考えることはないだろう。
今日の走りなら、京都の内回りは十分に対応できる。
その先の京都外回りや東京戦が待ち遠しい。
中山でも2500mなら十分に差せるしね。

凱旋門賞遠征はなくなってしまったが、
海外遠征がまったくなくなってしまったわけではない。
世界にはいくらでも大レースがある。
今年でも、香港Cあたりは面白いかもしれない。
再び世界へ行ってみようという話が出てくるように、
まずは4冠まできっちりと取っておきたいところだ。



11R タガノプルミエール 7着
コメントなし。
前に行けずに後ろからになってしまった。
全盛期には後ろから豪快に差す競馬をしていた馬なので、
それを思い出してくれたら良い結果も出たはずだが、
やはりまだ戻りきっていなくて、少し差を詰めただけ。
それでもまったく伸びなかったわけではないので、
そんなに悲観することはないと思う。
順調に使っていければ、そのうちに。



12R スズカスパーク 9着
「前回より硬さはなかったけど、スッと動けないので、
 スペースのないところに押し込められては厳しかった」
スタートはそこそこ出たのだが、
押していたけど行き脚がまったくつかなかった。
内ラチ沿いになったことは良かったんだけど、
1番のテーオーカンブリアが邪魔すぎた。
ブリッツェンが4番手にいて、その後ろにいたかったんだけど、
これのおかげでずっと動けずに進むことに。
4角前にテーオーの外へ行こうとして、
そちらも完全に詰まりそうだったので再度内へ切り替えかけたところ、
内に切れすぎてラチに軽く接触してしまった。
ここで終了、後はどうにもならず。
札幌1500mは内枠が有利なのは間違いないのだが、
(勝ったブリッツェンの走りを見たら明らかだろう)
内で後ろ過ぎるとどうにもならなくなるコースでもある。

来週の特別騎乗予定馬

2009-08-23 22:54:14 | 競馬
帰ってきてビックリw

ブエナ凱旋門回避かあ・・・。
札幌としては良いステップを踏めたと思うんだけどなあ。
最後の1ハロン、がたっとレースラップが落ちてるんだけど、
そこを伸びてこれなかったのが不満ということなんだろうなあ。
確かに、勝てるレースをしてたのに負けた感じはある。
あるんだけど、そこは前哨戦として受け止めて欲しかった。

まあ、海外遠征は無駄に出費がでかいことは理解しているし、
遠征によって、ほぼただ貰いの賞金が消えるわけだから、
そのプラスマイナスは相当に大きく、
オーナーのみなさんに負担を課すことになるのは分かるので、
回避に反対をするわけではないけれど。

ただ、良いステップを踏んだと思ったので、もったいないなあと思った。

ま、回避と決まったならば仕方ない。
再びレッドディザイアとの戦いだ。
京都の2000mは小回りになるが、
今日の札幌2000と比べたら断然差しやすい。
今日は、東京や京都外回り戦、またはロンシャンなんかを想定するなら
前に行き過ぎたし早仕掛けすぎたくらいだったが、
秋華賞の条件ならば、今日くらいでちょうど良いだろうな。
今日の競馬が出来れば問題なく勝てるだろう。


ああそうか、秋華賞へ向けて良いステップを踏んだ、ことになるのかw


まあ仕方ない。
レッドディザイアだけは気を抜ける相手ではないし、
勝ちが決まってて気がぬけたようなレースになることはあるまい。
それなりに緊張感を持ってレースを楽しめるだろう。
申し訳ないけど3冠、いや4冠全て2着を味わっていただこう。
こりゃどう考えても、最大の被害者はレッドディザイア陣営だなあw
「・・・は?今更何言ってんの?」って感じになってることだろうw

俺としてはあんまり嬉しくないんだけど、
これでスプリンターズS、秋華賞、エリザベスと、
一気に3つのG1勝ちの可能性が高くなった。
んー、そんな悪い話でもないか。


アンカツとしては、本当にお疲れ様の一言。
当日減量を本当にきっちりしちゃうんだから、
分かってはいたけど、さすがだなあと感服しました。
とにかく今週はゆっくり休んでくださいませ。





土曜 札幌
まりも特別 芝1200m キヲウエタオトコ
佐々木晶厩舎、スウェプトオーヴァーボード産駒の4歳牡馬。
1000万でも人気しながら勝ちきれない馬だったが、
500万にきても同じことの繰り返し中。
アンカツはレース内容を吟味して作戦を変えながら乗っているが、
どう乗っても最後に怪しくなるところが変わらないw
それでもこの馬が札幌500万で一番強いのは間違いない。
たとえ何かが足りなくとも上位にはいるはずで、
激走する馬にあわなければ勝てるはずだけど。
しっかり走れば激走する馬も相手にしないはずだが。

とりあえずスペシャルブレイド、テイエムオーロラと、
前走の再戦ということになるだろう。


しらかばS ダート1700m 未定



摩周湖特別 芝1500m 未定





日曜 札幌
阿寒湖特別 芝2600m 未定


キーンランドC 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の5歳牡馬。
函館スプリントは回避となったが、
ごくごく軽症ですぐに復調できてよかった。
凡戦続きの札幌OPにピリオドを打つべく登場。
調教の動きは以前と変わらないように思うし、
ごくごく普通の状態でレースを迎えられたら良し。

UHB杯とかその辺を使ってた馬は相手にならない。
グランプリエンゼル、プレミアムボックス、アポロドルチェ、
重賞をきっちり勝った馬と、新潟の2着馬。
この3頭が相手になるだろう。
もっとメンバーが軽くなるかと思ったが(札幌OP組ばかりかと)
OP組とは一線を画しているこの3頭はちょっと警戒したいと思う。
本来の力を出し切れればまず大丈夫だと思うが。


白鳥大橋特別 ダート1700m 未定


石狩特別 芝1800m 未定

日曜日の結果

2009-08-23 15:29:10 | 競馬
9R ブエナビスタ 2着
うわー、やっぱ直線短いなあw

スタートは五分。ちょっと仕掛けられてじわっと進める感じ。
後方5番手の外目あたりになった。
思ったよりも前につけれたね。
ここからはいつも通りに脚を溜めていく構え。
淡々と走れていて良い感じに見えた。
ペースは平均程度で思ったより上がらなかったな。
それでも馬を信じてジックリと行った。

ただ、誤算が1つだけあった。
本当に想像外にもほどがあったのだが、
何故かマツリダゴッホがブエナの後ろにいるという状況にw
マツリダはまくっての馬なので、
3角前あたりから一気にマクリを始めてこちらを交わして行く。
おっと思っただろうけど、これには抵抗せずに行かせて、
これに便乗する形で小さいマクリを打った。
マツリダが一気に先団の外目に取り付いたので、
これを目標にする形の追い込み。加速もスムーズ。
悪くない形で追い込みに入れたと思うのだが、
もう1つの誤算、マツリダがすぐに止まってしまった。
これで目標が無くなって単独での追い込みになり、
最後にヤマニンキングリーが見えてきてから、
さらに加速するところを見せてくれたのだが、
直線が短すぎて届かなかった。

まあ、誰もが言うだろうが悲観するような内容ではない。
マツリダゴッホにいろんな意味でやられたなあという感じだw
凱旋門ではこんな早仕掛けをする意味はなく、
マツリダに抵抗しなかったあたりは、凱旋門仕様だったかな。
いかにも凱旋門の前哨戦という内容だったとは思う。
最後に届かなかったのは休み明けの分だろう。