アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-03-12 22:31:00 | 競馬
明日は午前に出かけますが、午後には復帰できると思います。多分。



2R ブルーモーメント ◎
安田翔助手
「走りが一本調子で、勝負どころでスッと反応できない。
 現状では逃げたほうが良いのかも」
必勝を期して挑んだと思われる前走で、
マルカボルト、ハリウッドスターを前に置いて絶好の形で進めながら、
それを交わすだけの展開だったのに、引き離されて終わってしまった。
前を交わすどころか後ろからも差し込まれる始末で、
次にどうすべきかを考えなければいけない段階。
このようなコメントを出されるという事は、
とりあえず、もう一度逃げの手に打って出ることになりそうか。
今度は、逃げさせることによってどうなるかを試すことになる。
(初戦は押し出されることによって先頭を走っていただけ)
テンから速いのに、ガツンとハミを取っていく馬ではないので、
逃げで成功するための要素は持っていると思うが。
今回は初ダートなので、砂を被らせないということでも意味がある。

スタートの抜群の速さは2戦で確認できている。
初ダートになるが、スタートは決めてくれるだろう。
枠も4番と内目のところになって、アルテミスより内に入ったことから、
先手を主張すればあっさりと隊列が決まると思われる。
人気2頭に続いて6番のグランブリーズ、5番のファンドリレイン、
そしてライバルから離れたくない3強の一角の10番ユメミルテーラー。
内からセレナプレジールも押し上げてきて、これが先団になる。
まあ先団というか、これ以外に勝負になる馬がいないと言い換えてもいいが。
後ろ、というか中団からメイショウシェリーが詰めてくる程度だろう。
それも前に届くとはちょっと考えにくい。上位2頭が強いはず。

モーメントの平均ペースにアルテミスがぴったりついてきて、
4角あたりでユメミルテーラーが3番手に浮上、
そのまま3頭が後続を引き離していくレースだと思われる。
アルテミスに休み明けのポカ、モーメントの砂適性が皆無、ということがなければ、
まずこの2頭の一騎打ちで決まるだろう。
この2頭が発揮する力が多少落ちたら、ユメミルテーラーとの入れ替わりもあり。
とりあえず、3連複の1点は相当に堅いんじゃないかと思われる。
これを抑え馬券にして勝負してみたい。
モーメントの単。モーメント→アルテミスの馬単1点。
モーメント→アルテミス→ユメミルテーラーの3連単1点で。

俺としては、モーメントがぶっちぎるんじゃないかと思っているが。
調教の動きは相変わらず素晴らしい。




4R ウォンビーロング ◎
葛西助手
「道悪が良いほうではないし、16も気持ち長かったかも。
 距離を短縮して気を抜かなければ」
ここ2戦は馬券圏内を外しているが、ともに馬場が緩かった。
4角での手応え自体は、2着だった最初の3戦と大して変わっていない。
道中が良くて追われてからの伸びが甘くなる原因を想定するならば、
馬場ってのは一つの理由にはなるだろう。
そうじゃないかもしれないが、とりあえず今回は良馬場で迎えられるので、
懸念材料の一つが消える事は好材料としておきたい。
二の脚が速いので、距離短縮も問題はないか。
最後伸び切れない原因について、
走っていて時間がたつごとに集中力が切れるのかもしれないので、
そうなのだとしたら、大幅なプラスに出る可能性もある。
とりあえず、デビューから5戦全てで見せ場を作っている事実は、
今回の相手関係だと断然の上位だと言えるだろう。
同じような感じのショウナンスマイルと、初勝利を争う。

先手を取るのは2番のケージーハナコか4番のティファニーケイスか。
枠と鞍上的に、ケージーのほうが行ききりそうだが、
ティファニーもテンの速さはかなりのもので、1200mのことなので、
かなり速いペース(1200らしいペース)で飛ばしていくだろうと思われる。
それを追って6番のオメガブルーベリー、11番のルージュビクトリー。
そして外から15番のウォンビーロングと16番のジャクソンバローズ。
大外のコパサンスマイルも頑張ってだして行くかもしれない。
ライバルのショウナンスマイルもある程度は出てくるだろう。

中京の1200mは3コーナーまでの距離は長いものの、
内の馬達とずっと併走して行く形では、3角4角と外に振られてしまう。
それでも凌げるだけの能力差を感じはするんだけど、
とりあえず過去走から詰めの甘い馬であるという認識なので、
あんまり強気に外々を回らないほうが良さそうには思う。
出来ることなら、最初に3番手のオメガやルージュの前に出てしまいたいし、
それが出来そうもなかったら、一度下がって7番手あたりで慎重に回って、
直線で外に持ち出すってのが上策だろうかなと思う。

各馬が過去に示してきたパフォーマンスからすると、
警戒すべき馬はショウナンスマイルしか見当たらない。
後はティファニーケイス、ケージーハナコのテンの速さと・・・
それくらいか。レベルを下げてみても、これはってのはいないな。
開幕2週目であり、さらにメンバーのレベルが低いならば、
素直に逃げ馬を相手に選びたいと思う。それと当然ショウナンも。
このレースも人気通りに決まるんじゃないかと思う。
ウォンビーにとって条件が合うことを祈って頭固定で勝負。
単勝と、馬単を3点、3連単を6点で。




8R ローズバンク ◎
中村助手
「カイ食いが良い分しっかり調教を積めている。
 力はあるので、道中うまくタメが利けば」
身体の小さな馬なのだが、食いが良いという言葉はとても心強い。
今週の追いきりでは不良の坂路4ハロンを全て13秒台で走っており、
確かになかなか中身の濃い調教をされているようだ。
状態の良さを信じて、セキサンダンスイン打倒を託したい。

メンバー的に逃げ馬が不在の一戦。
過去は逃げ馬だった4番のトヨサンハッピーが出て行くことになるのか、
それとも休み明けの5番ロイヤルクリッパーが押し出されていくのか。
はっきりしないが、スローになることは濃厚という感じだ。
これだと、2番枠に入ったセキサンダンスインは前に出たいところだろう。
それから9番のテーマソングがある程度動いてくるか。
10番のゴッドダンシング、11番のモエレアイドル、
それから12番のリーガルアミューズあたりの差し馬も先団に。
上記の通りに、逃げ馬もいないが先行馬もいないといった構成で、
このメンバーなら追い込み馬のバンクも中団あたりを取っておきたい。
前走みたいな不甲斐ない早仕掛け失速だけはしたくないところで、
出来ることならセキサンダンスインが見えるところで脚を溜めたい。
特に内目の枠に入ったので、後ろのインではちょっと厳しいだろう。
直線で視界フリーなら届かないこともないと思うが、
物理的に、どうしても全馬の外に出ることになるからね。

最初に動きすぎるとろくなことがない事は、
アンカツ騎乗の2戦目や横典騎乗の初戦でも明らかなので、
あくまで馬に無理のない範囲で、しかし障害物より前に出たいところ。
それさえ果してしまえば、セキサンを差しきれると思う。

逃げそうなトヨサンとロイヤルは、共にペースを上げる理由はなく、
セキサンが進路を確保する為に2頭の外に出していってからレースがスタート。
好位の一団からリーガルアミューズが近づいていって、
前が動いてからローズバンクもついて行って外に出る形で良い。
スローから上がりの勝負になるんじゃないかと思うけど、
道中を3~4馬身くらいの差で進んでいられたら、
まとめて差しきるだけの脚は十分にある。

ちなみに、2走前に3着になったレースは500万では最高レベルの一戦だった。
2着馬、4着馬、7着馬、9着馬が既に500万を抜け、
5着馬、12着馬が次戦で馬券に絡み、11着馬はジャンプ界の新星に。
そのメンツを外から激しく追い込んだローズの前走は何なんだって感じだが、
大きなロスがなければ、500万はあっさりと突破する馬だと思う。
セキサンダンスインは強敵だが、前が詰まらずに外に出れたら大丈夫。

単勝と、セキサンへ馬単1点。
3連単で1、2着を固定、内を走る馬を3着候補に選びたい。
エメラルドミスト、ロイヤルクリッパー、トヨサンハッピーの3頭へ3点で。




11R ホワイトピルグリム ◎
寺井助手
「前回はスローペースで先行馬に有利だったし、
 流れやすい中京に変わるのはプラス。
 重賞実績もあり、状態もいい。展開次第ではチャンスも。」
抜群の瞬発力を持っている馬だが、それが長い間持続するわけではない。
京都記念はラスト3ハロンがずっと速かったので、
ピルグリムの良い所が出るレースではなかったか。
それから、長期休み明けをマイナスで出てきて勝ったことにポカの可能性。
もう一つ、レース前に落鉄していたことを合わせて、前走の敗因としたい。
相手は強かったが、1秒1も負けるほどに弱い馬ではないはずだ。
それを今回勝つことで証明して欲しい。
同舞台のG2金鯱賞の3着馬で、シャドウゲイトと並んで当地での実績上位だ。
ハンデが56に留まったことは、前走大敗で良かったと思える点。

金鯱賞では中団に待機して脚を溜めて、
本命馬サクラメガワンダーの進出に合わせて外々をまくっていき、
最後まで渋太く脚を伸ばしての3着だった。
今回も中団に待機することは当然なんだけども、
内目の2番枠になったので、4角までインで行くことになる。
そこから前が詰まらないことが勝利への条件となりそうだ。
中京はコーナーがきつめなことがあって、
綺麗に回れない馬のおかげで意外と内が空くコースなので、
一瞬の脚を信じて、待っていけば良いんじゃないかと思う。
もし馬に絶対の自信があるならば、外に出すチャンスを窺うべきだけど、
メンバー構成的に、おそらく出る隙自体がないだろうと思う。

モエレビクトリーが逃げて、ベルモントルパンが競りかける。
互いに若手が乗る人気薄の逃げ馬で、
互いの為に妥協してってよりは、競り合う可能性のほうが高いだろう。
それに続いて、リトルアマポーラ、シャドウゲイトの先行実績馬。
マンハッタンスカイ、シャインモーメント、サンライズベガと先団につき、
その後ろにナリタクリスタル、マイネルスターリーあたりが位置しそう。
この内にピルグリムがいることになりそうだ。
その前後を人気薄の馬達がごちゃごちゃして、
エアシャトゥーシュ、トウショウシロッコ、サクラオリオン、
これらがその後ろで脚を溜めて直線勝負になると思う。
中京の2000はそこそこ前が崩れるコースで、
今回も逃げ馬がはっきりしているので、ある程度は崩れそう。
先団~中団で脚を溜める馬の戦いになりそうだ。

前に行く馬達はそれなりに力のある馬が揃ったようで、
いきなり下がってくるって感じの馬はいないので、
出たなりに脚を溜めていくことが出来るんじゃないかと思う。
ナリタ、マイネルの人気2頭の内で進むことになると思うので、
3~4角からこれらが外に進出して行ったところで、
内々を巧く浮上することが出来たらば、勝ち負けが確実に。
リトルアマポーラの後ろについて、その左右のどちらかを突きたい。

開幕2週目の内枠に入ったという事は、チャンスが大きくなったわけだけど、
どうにもならないことになる可能性も同時に大きくなったということになる。
イン追走は、力を出し切る機会を棒に振ることになるかもしれないが、
今回は惨敗から一転して重賞初制覇を目指すレースなので、
思い切ってインからイン、もしくはインからアウトの競馬で良いだろう。
勝利を祈願して単勝を厚く買いたいと思う。




12R メイショウヨシヒサ ▲
河内師
「中京なので仕掛けのタイミングがカギだけど、
 距離自体は大丈夫。出来も好調キープ」
中京ダートのスタンダードなコース。
なんとも良く出来た条件というか、逃げ先行差しが互角のコースだ。
展開次第でどうとでも転ぶ条件で、
追い込み一手のヨシヒサにどこまでの出番がやってくるか。
この馬はなんというか、勝負が終わってから追い込んできて、
終わっている展開を捻じ曲げて馬券圏内に入ってくる馬だがw
1400でそんな競馬をしている馬が中京1700mという条件でどうなるか、
楽しみは十分にあると思う。後述するが、展開的にも面白そう。

2番枠に入ったワスレナグサのハイペース逃げは間違いあるまい。
しかしこれを追いかけて7番のキングオブヘイロー(岩田)、
それから大外のジョーメテオ(和田)が激しく追走。
ただでさえハイペースなのに、2頭の追走で相当に速くなりそうだ。
14番のリバプールサウンド、15番のギンザナイトが切れ込みながら先行。
中枠からバトルブリンディス、レースドール、シルクスターシップも先行。
非常に速い馬が1頭、速い馬が2頭、ある程度速い馬が5頭も揃って、
この構成だと追い込み馬の出番がやってきそうだ。
中団には、ダノンジュピター、ピサノジュバン、アイノレグルスら、
そしてその後ろの外にメイショウヨシヒサとなる。

ローカルらしくマクリ気味に差すのが理想のコースだが、
この構成だとそれは他馬に任せておいても良さそう。
まず前のラスト1ハロンはバタバタになるだろうから、
ダノンあたりの仕掛けに乗っかって大外を進出、
豪快に追い込んできたら頭まで届く可能性がありそうだ。

ただ、今回は久々の1700m戦。
最近は東京の1400を走っている馬なので大丈夫だとは思うけど、
そうは言っても、1200mや1300mを中心に戦ってきた馬なので、
いきなり強気にって訳にはさすがにいかない。
展開自体は向くと思うので、期待はしているんだけど、
あくまで単穴のつもりで単勝と、押さえに複勝を買って、
アンカツがどう乗るかを楽しみながら見たい。