アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-06-30 21:44:59 | 競馬
バトードールは2着。
勝った馬にはまあ、正直相手にしてもらえなかったので、
この結果は取りうる最高のものだったと言えるだろう。
案の定というか、あんまりやる気を感じられない走りだったが、
アンカツが最初から気合を入れ続けて何とか先団に食らいつき、
4角でほとんど手応えがなかったのを叱咤激励、
一度は先頭を狙おうかというところまで行っただけで十分すぎた。
昨年暮れの状態にはまだまだ遠そうだが、現状でよく頑張った。
一言言わせてもらえるならば、
巨体を持て余しているようにしか見えない。見た目はもっと強そうだ。
もうちょっと絞れないのかな、この馬は。
それから、現状では距離がもっと必要なように思える。





9R マコトヴォイジャー ◎
寺井助手
「ダートはいいと思っていた前走が案外。
 力はある馬なので芝に戻ればいいところだろう」
とりあえずダートの前走は度外視。
というほどに負けてないけど、まあ度外視。
初参戦の福島で好走を期待したい。
人気はやはりエーブフウジン、エバーグリーン、サクラボールド、
この3頭に譲って4番人気になりそうで、
7走前の1000万条件以来、久々に馬券妙味が生まれる。
一変を期待したい。言い飽きたが、まともなら負けないはずだ。

今回、もう一つ記しておくべきことがあるだろう。
それは15走ぶりにブリンカーを着用するということ。
3歳春に、集中力がないのでブリンカーをつけており、
ペルーサとヒルノダムールを追いかけた若葉Sでもつけていた。
その後、ブリンカーの効果がなくなったということで外されたのだと思うが、
久々の着用は多かれ少なかれ何らかの変化をもたらすと思われる。
1週延ばして調教を多めに積んでからの輸送競馬なので、
馬体が絞れていることも期待して良さそうだ。

4番ブリッサと12番プレミアムパスが逃げ馬だが、
地方でよくやく勝った馬との比較ではさすがにプレミアムが速い。
2番トモロマイスターが3番手で、5番になったヴォイジャーは4番手か?
ヴォイジャー自身は基本的に先団後ろから進める馬だけども、
今回は先行馬があんまりいないので自然とそうなりそう。
行く馬がいたらそれは行かせて、いつも通りの位置だろう。
6番サクラボールド、13番エーブフウジンもそんな馬だが、
これらもヴォイジャーと同じような感じで進みそう。
先団に人気どころが集まりそうだ。
7番エバーグリーンがその後ろで虎視眈々と構える。
1番ソールデスタン、3番サトノアポロが中団後ろで待ち、
11番トーセンマルスが最後方付近で末脚に賭ける。
それぞれの位置に有力馬と呼べる馬がいて、
どの馬も現級は勝ちあがって良い実力、実績の持ち主。
展開次第ではどれが浮上してもおかしくはない。

一応、オーソドックスに考えてみると、
プレミアムパスが単騎で行くとして、ブリッサに絡む脚があるとは思えず、
プレミアムがペースを上げて逃げる必要は特にないので、
平均、やや遅め位の流れになると思われる。
位置的には、ヴォイジャーがまず主導権を握ることになるのか。
その付近にサクラ、エバーらもいると思われるので、
思いたった人馬から動き出しそうだけども、
同位置にいて最初に動いたらだいたい不利になるから、
腹の探り合いで4角までは行きそうな気がする。
それぞれがそれなりに終いの脚に自信を持っているはずなので、
似たような位置からの瞬発力勝負になるんじゃないかな。
展開的にはプレミアムがかなり有利で穴馬に思える。
中団前にいるであろうエバーの後ろに位置する馬の出番はないと見た。

ヴォイジャーの単複で十分に潤うのでまずはこれ。
それからヴォイジャーを軸にサクラ、エバー、エーブ、プレミアム、
この4頭に流してプレミアムで波乱を狙いたい。




11R ヤマニンファラオ ◎
河内師
「追い切りは2週続けて余力十分の動き。
 青葉賞の時に環境の変化に戸惑い、少しイレ込んだので、
 当日の落ち着きが鍵だけど、今の雰囲気なら」
予想外の1番人気だなこれ。
週中に4紙くらい見たんだが、3~4番人気っぽかったけども。
まあ、いかにもここで走りそうに見える馬であり、
客の支持を集めそうな状況ではあるんだけども、
それでもちょっと抜け出した人気になるとは思ってなかった。
混戦なのは確かでファラオの馬券に妙味は皆無だが、それは我々の問題。
ファラオには勝利を目指して頑張ってもらいたい。

大外枠に逃げ馬2頭が同居。これはレース序盤を読むに当たって重要。
まず、どちらも先手を取りに行くことは間違いないのだが、
メイショウは前走ハイペースで負けたので今回はせめて平均にしたいところ。
ビービージャパンは逃げの限界を感じているようで、スローにしたい模様。
どちらも内枠からならばゆっくりと取りに行ったはずで、
平均からスローの流れまでありえたと思われる。
が、大外枠に入ったことで状況は一変。
のんびり進んでいるとその内の14番ダイワマッジョーレか、
真ん中9番のドリームトレインにあっさり行かれる可能性がある。
それで逃げ馬の外の2番手なら不満はないところだけど、
4頭が並ぶように行くと道中ずっと外々を走らされることになる。
それを嫌って引けば慣れない3番手からの競馬だ。
「どちらもそういうレースをしたことがない」だけに、
力を出し切れるかどうかはあまりにも不透明。
メイショウはともかく、ビービーにはそもそも外々を回って勝つ力がないしね。
そんなわけで、少なくともダイワ、ドリームの前には出ないといけない。

ここで当たり前の事を書くが、外の馬が内の馬の前に出ようとすると、
その内の馬よりも1馬身半前に出なければならない(そうしないと斜行)
たったこれだけのことで、コンマ3秒時計が速くなる。
さらに内の馬の数が増えればそれだけで難易度が増していく。
これは逃げ争いに限らず、先団でも中団でも後方でも同じこと。
1頭の馬の前に出るのには相応の力を使うわけだ。
なので、本命級以外の力の劣る馬が内枠を望むのは自然なことなんだけど、
スタート直後にだけ、この大きなリスクを手早く縮める直行権がある。
全馬が停止状態で加速に時間がかかるこの序盤は、
上記の難解な作業を比較的容易にさせることが出来る。
メイショウ、ダイワ共に、最初はしっかり仕掛けて一気に内を締めに行くはずだ。
前に出てしまって、後のことはそれから考えたいはず。
2頭にはそれくらいの序盤の脚はあり、しっかりと成し遂げるだろう。
しかしここで問題はそれを2頭が外からやるということ。
2頭でそれをやると、望まなくとも必要以上に速くなる。
おそらく1角までのペースは速い。2頭がはっきりと抜けそう。
その後も、1頭ならペースを1度上げてもコントロールしやすいが
2頭になると制御は難しく、このレースはハイペースになるだろうと考えている。
どちらかが最初から引っ込むならその限りではないけども、
まずは2頭共に出て行くと見ている。

少し離れた位置にダイワ、ドリームの2頭が続き、
その後ろに4番になったファラオと、7番サンレイが続きそうだ。
12番タイセイグルーヴィ、13番ロードアクレイムも出てきそうか。
このあたりがちょうど平均ペースで先団を形成してレースをコントロール。
ファラオは内枠の周りに先行馬がおらず、
そのままストレートに行くと内のインからになりそうなんだけども、
4角前あたりからいかにして出るかが問題になる。
正直、背負っている人気ほどに実績が抜けている馬ではないので、
開かなかったら仕方ないかなくらいの気持ちで良いのかも知れないが、
絶えず前の2頭の隙を出し抜くタイミングを計っていて欲しい。
今回はメイショウのマークがきつくなるかと思っていたけど、
この枠関係だとビービージャパンに任せておいても大丈夫そうなので、
まずはこの好位団で力を溜め、隙をつくことを考えていけば良さそうだ。
サンレイ、ロードあたりの実力馬もタイミングを計っているはずなので、
少し下げてちょっとタメて外に出し、これらの仕掛けに乗っかっても良いし、
進路があるようなら自分が最初の進出でも構うまい。
まあ、それらは全て1000m通過後の話なので、それまでは我慢が肝要。
そういう意味でも良い枠に入ったなとは思う。

中団以降はごった返しそうであんまり考えても意味はなさそうだが、
2番ウイングドウィールがファラオの真後ろを狙ってくるか。
1番ショウナンカンムリは前が欲しいだろうけど出遅れそう。
6番ファイナルフォーム、10番アーデント、8番ローレルブレット、
普段は中団やや後ろから進むこの人気サイドの3頭は、
その他大勢の中でいかに進路を確保して行くかが問題。
これらは前を行くメイショウに対して絡むことは出来ないが、
先団の有力どころがメイショウを捕まえてくれると信じて、
それを交わすつもりでジッと我慢の競馬だろう。
俺の予想では、前2頭は速いけど先団は平均ペースと睨んでいて、
あんまり後ろになると挽回は利かないと思うが。
予想上、この3頭はあまり買いたくないね。
これらは先団の真後ろにつくようだと一躍チャンスになりそうだけど、
今回はそこまで幅を広げて考えないことにする。

メイショウカドマツがビービーを振り切って先頭で直線へ。
ビービーもそんなに弱い馬ではなく渋太く食らいつくが、
すぐ後ろに先団の数頭が一気に襲い掛かってきて勢いが違う。
ファラオ、サンレイ、ロード、ウイング、
このあたりで軌道に乗ったのが併せ馬で一気に伸びてきそう。
粘るメイショウに対してどの馬が差しきるかだけども、
どの馬が一番伸びるとしても、メイショウは捕まえそう。
俺としては、おそらく複数頭が交わしてゴールすると予想しているんだが。
もちろん、メイショウも渋太い馬なので最後まで粘るだろうけど。
それなりにハイレベルだった京都新聞杯の頑張りからすると、
ハイペースでもなお粘りきる可能性も無きにしも非ずか。

ファラオが抜けていて欲しい。まずは単勝。
それから、サンレイ、ロード、ウイング、メイショウ、
この4頭に対して3連単マルチを買おうと思う。

今週の騎乗馬

2012-06-28 23:40:37 | 競馬
土曜 中京
11R 白川郷S ダート1800m バトードール
池江厩舎、クロフネ産駒の5歳牡馬。
先日の帝王賞で同世代のゴルトブリッツが圧勝していたが、
この5歳世代は本当ならこの馬が全部勝っていたのだろう。
(ゴルトブリッツは3歳秋まで芝を走っていた)
3歳春にバトードールとOPで争っていた馬たちは、
今ではバトーと同じくほとんどが準OPに所属している。
重賞を勝ち続ける同世代の芝組と違って、どうにもピリッとしないダート組だが、
このあいだ世代を引っ張ってきたバーディバーディが復活を果たしたことだし、
OP上位を争っていたこの馬にも頑張ってもらいたい。
少なくとも準OPでは現実に勝利寸前まで行ってたわけだし、
やれないはずがないのだが。

前任者のウィリアムズが、
「やる気がないから何か対処を考えろ」と助言して行ったが、
さて、今回は気合が乗ってくるだろうか?
調教は坂路でカフナより3馬身前を走り、同馬と同入。
52.9-38.9-25.0-12.2をマーク。
水曜日の坂路は全体的には普通の状態だったけど、
ラスト2ハロンが極端に時計が出やすい状態だったので、
(11秒台から12秒前半が異様に目立つ。栗東坂路ではありえない)
この数字をそのまま受け取るわけにも行かないんだけど、
それを差し引いても良い部類の時計なのは間違いなく、
昨年暮れのサンタクロースS前の最終追いきりに酷似。
休み明けを使われて大幅に前進した事を期待できるかもしれない。

クラシカルノヴァが強敵になることは強調するまでもない。
2、3番人気であろう、ナリタシルクロードとマストハブを
前走でまったく相手にしていないのだから、ものが違いそう。
ただしバトードールも昨年暮れにこの2頭を1馬身以上離して先着しており、
まともなら一騎打ちに持ち込むくらいの力があるはず。
人気はクラシカルが1点台の前半ということになるだろうけど、
4~5番人気が想定されるバトーのほうに大きな妙味がある。
たとえ勝てなくても2着なら十分すぎるしね。
これは馬券的に楽しみだ。





日曜 福島
9R いわき特別 芝1800m マコトヴォイジャー
鮫島厩舎、マンハッタンカフェ産駒の5歳牡馬。
先週の状態が気に入らなかったから出走を延ばしたのだろうが、
今週もアンカツが騎乗して坂路で追いきり。
52.7-13.4で先週より大幅に時計を詰めた。
これで出走。思ったような仕上げが出来たのではないかな。

条件馬のヴォイジャーに注目してる人なんてそうそういないだろうけどもw
アンカツファンとしてこの馬に注目している人は既に気づいていると思う。
ヴォイジャーは今年に入ってから坂路で最終追いきりをするのをやめていた。
昨年の秋に3着を連発してた頃はずっと坂路調整だったのが、
それが今年に入ってから坂路は毎日の運動にしか使われず、
本追いきりはコースで行われるようになっていた。
それがいけなかったのかどうかは今回の結果をもって判断したいが、
この調整法の変更は、一変を期待する材料としては十分だろう。

人気を裏切ることにこそ使命を持っていそうな馬だがw
今回は相当にメンバーが揃って絶対に人気にならないし、
(近3走で3着以内がないのはヴォイジャーを含めて5頭だけ)
本来の実力からするとありえないくらいの高配当が期待できる。
無駄に売れるのに飛びまくってた馬が、人気がなくなった途端に、ってのは、
説明はつかないけどよくある話なのは誰もが経験から知っているだろう。

現級で上位と言える馬が大半を占める構成の中、
サクラボールド、エバーグリーン、エーブフウジンの3頭が特に安定感がある。
ヴォイジャーの近3走がなかったら、これらよりもさらに上の存在なんだけど、
まあ、実際に3連続でやらかしてるだけに今回は伏兵ということで。




11R ラジオNIKKEI賞 芝1800m ヤマニンファラオ
河内厩舎、ダイワメジャー産駒の3歳牡馬。
無事に抽選突破。
今のアンカツの流れならきっと突破すると思っていた。
1ヶ月前なら余裕で除外されてたなw

さて、昨日書いた通りに最終追いきりは絶好。
馬体も戻っているようだし、絶好の状態でレースに挑めそう。
後は輸送でどれくらい馬体が減るか、それに尽きる。
管理する河内先生の心配もそこに尽きるようだ。
(ずっと呼び捨てにしてたから、先生って言い難いw)
470キロ台で出走できれば、もう好勝負は間違いないだろう。
これは馬体重発表をお楽しみということで、
最悪でも前走を維持できていれば、そこそこやれるはず。

週頭の競馬ブック本誌の印7頭の中に入っていなくて衝撃を受けたが、
他の新聞を見ていたら普通に人気サイドのようだ(そりゃそうだw)
大雑把に見て、4番人気くらいの印のつき方という印象だが、
実際にはもう少し売れて3番人気か2番人気になるかな。
そしてその人気以上の結果を出せるんじゃないかと期待している。

逃げるメイショウカドマツと、それを追いかける馬の戦い。
カドマツが徹底マークにあうのは目に見えているわけだが、
好位組でこれを利用しきれた馬が一番有利になりそう。
ファラオも好位の一角で競馬を進める馬だけども、
似たような力量の馬が揃うレースだけに、上手く進みたいね。

ファラオ他

2012-06-27 23:32:58 | 競馬
時間がないので短めに更新。


ヤマニンファラオ 絶好の気配
先週はアンカツが乗って素晴らしい動きを見せてくれたが、
今週はCWで石橋が騎乗してナイジェラを大きく追走。
85.5-67.6-52.1-38.3-11.9
外ラチ沿いを大きくゆっくりと回し、
馬なりで並びかけると軽く気合をつけられただけで突き抜けた。
ちょっと口向きが悪い感じで外へ外へ向かう感じだったが、
苦しいとかそういうのじゃなくて、遊んでいるように見える。
それでこの脚は相当な能力を感じさせるね。

後は抽選を突破できるかどうか。
80%弱の確率で出れるので大丈夫だと思うがどうか。
まあ、先月までのアンカツの運じゃないから大丈夫だろうw
出れさえすれば確実に勝ち負けだ。




アドマイヤロイヤル 順調
来週のプロキオンSを目指しているロイヤル。
中京の1400mも間違いなく守備範囲だ。
というか、東京よりもさらに走りやすいだろう。
前走でG1級の流れを経験したことで、
さらに幅が広がったんじゃないかと思う。
前走以上に速い流れってのはG1でもそうそうないし、
これから秋、そして来年へ向けて飛躍が期待できる。
相手は結構揃いそうだが、期待している。




ミキノバンジョーは中京記念
福島テレビOPを逃げ切ってOP初勝利をあげたバンジョー。
次走は7月22日の中京記念になったようだ。
アンカツが乗るかどうかの報道がないので、
もしかしたら別の馬の予定なのかもしれないけど、
続けて乗るならさらなる前進を期待してみたい。
馬格もあるし調教でもなかなか動くし、
OP入り当初に12で堅実に追い込んでいた脚や、
今回の緩急のついた走り、そして持続力、
いろいろと引き出しがある馬だと思う。
この馬はゲートを出てから作戦を決めたほうが良いタイプかもしれんね。

先週の反省

2012-06-25 23:54:33 | 競馬
土曜 福島
4R キンラン 4着
戸田師
「向正面でスーッと上がって行く脚を見せてくれたし、
 初ダートとしては悪くない内容でしたね」
スタートの悪い馬で、アンカツになって良くならないかと思ったが、
残念ながらこれまでと同じく遅めのスタート。
しかも今回は悪いことに、出てすぐ両脚で着地するような感じになり、
スムーズに走って行く態勢が出来なかったことが痛かった。
やむを得ず、態勢を立て直せるまでゆっくりと。
まずは馬に走る準備が出来るのをジックリ待った。

後方3番手になってしまったが、外目を走り出してからはスムーズ。
1角、2角と力をタメながらジックリと行った。
ただ、相手が前を行く馬たちだったことは明らかで、
自分で行くしかなかったから向正面から動き出した。
一気に中団の馬たちを交わして5番手まで上がり、
前を行く4頭をに並びかけようというところまでは行けた。
ただ、アンカツがかなり追っつけてようやくといったところで、
直線ではそこまでの無理がたたったか、ジリ脚だった。

4角で前にいた5頭で決着したレースで、
早い段階で脚を使ってしまったが、仕方なかったか。
戸田さんの言う通りに、良い脚は見せれたし、
ダートでも十分に走れることは示した。
相手が弱くなる分、ダートのほうが絶対に良いはずだ。
悪くない内容、という言葉はまさにその通りか。
スタートは課題だが、次は是非とも単勝で狙いたい。




7R カジノロワイヤル 11着
「前を追い上げる時はスッと行けたけど、
 体がしっかりしていないので追ってからひと息。
 それに、コーナーが4つのコースも向かないようだ」
デビューから2戦、スタートが甘く後ろからだった馬。
今回はやや遅いとはいえ普通に出たんだけども、
ちょっと外にもたれながらの飛び出し、
そこに隣のトウショウテイストが急激に寄れて、
こちらのほうが遅かったので完全に前を消されてしまった。
その後すぐ、アンカツが押して行かせようとした所、
馬が嫌がって一瞬首を上げたシーンが見られる。
それからすぐに納得して馬群を追いかけ始めた。

キタサンパイロットの逃げにシングンタイガーが張り付き、
ペースは最初から最後までイーブン。
縦長になったことでどの馬も淡々と進むことが出来て、
後ろから絡んで行くのはちょっとつらい感じに。
それでも人気馬が行ってる以上は行かなければならないということで、
ロワイヤルは2角を過ぎて向正面で動き出した。
動いたのはロワイヤルだけではなく、
一個前の位置でスケルツァンドが前に進出しており、
これに反応してさらに数頭が仕掛ける展開に。
ロワイヤルはこれらを追うようにグングン上がってきて、
直線に入るところまでは相当な能力を感じさせたが、
直線で追われてサッパリになってしまった。

休み明けだったことが大きいだろう。
素質は確かにあったが、それを発揮する体がなかった。
そういう状態で早仕掛けをしたので余計に負けた格好。
序盤こちらと同じ位置に人気の一角ハンサムボーイがいて、
この馬は我慢して直線だけに賭ける形で6着に入線しているが、
ロワイヤルも我慢すればそれくらいの走りは出来たはず。
まあ、今回に関してはどのみち好走はなかったかな。
おそらく新潟で初勝利を目指すことになるのだろう。
1度使われてさらに調整を重ねれば全く違う状態になるはず。
次で勝てると思う。






日曜 福島
3R ガンガンユコウゼ 1着
「スタートはひと息だったが、
 無理せず中団くらいでと言われていたからね。
 未勝利では能力上位という内容だった。
 今回は休み明けでまだひと息のようだったので、
 使って良くなりそうだし、どんなレースでも出来そう」
あまり良い出はなかったけども、
もともと前に行くつもりがなかったようだね。
前2走を好走しながら競り負けたので、
行き過ぎるのは良くないという陣営の考えだったのだろう。
結果的に、非常に勝ちやすい展開になった。

道中でガチャガチャ動く馬がいたがそれには動じず、
自分のリズムで加速を開始して4角で先頭の後ろ。
サトノライトニングの北村がこちらを意識しまくってるのが、
映像からはっきりと分かる進出だった。
これを目掛けて直線もさらに加速する形。
近2走は競り合いになって屈する形だったが、
今回は勢いをつけて目標を一気に交わす形をとれたので、
五分以上の力があれば絶対に負けないレースだった。

完勝だが、状態はまだまだとのこと。
この馬は500万条件もあっさり勝つんじゃないかと思う。
アンカツの言う通りに何でも出来そうだが、
今回のように標的を決めて脚を伸ばしたほうが良さそうだね。




10R ダイヤモンドムーン 7着
コメントなし。

アンカツのコメントなしでは特に書くことがないね。
思っていた以上に行き脚が良かったし、
飛ばす2頭が良い目標になったのは全く予想通り。
エーシンジェイワンは期待通りに脆かったし、
ヤマニンハピオネさえ交わせばという展開。
手応えは抜群に見えて、4角では楽勝に感じたんだが。

レース運びは間違いなく近2走よりスムーズだったが、
理由は分からないけども失速。
このレースまでに2度除外を食らったっぽいので、
それでちょっと調子が狂ったのかなとしか思えない。
直線入り口までの走りは絶対にクラス上位のもので、
常に馬券を買いたい馬なのは間違いないんだけど。

ま、競馬だから力の出ない(出したくない)日もあるわな。




11R ミキノバンジョー 1着
「前に行ってしまえば簡単に止まる馬ではないから。
 内から特に行く馬がいなかったのでそのままハナへ。
 道中も仕掛けながら気を抜かせないようにしたのが良かったね」
確かに、4角の位置をほぼ維持してゴールする馬で、
止まらないと言えば止まらない馬なんだけども、
逃げを打てるほどに出脚の良い馬ではなかったし、
こんな競馬になるとは全く考えていなかった。

アンカツは行く馬がいなかったと言っているが、
実際にはイケドラゴンがそこそこ行こうとしている。
それをペースアップして押さえ込んでの逃げに。
グッとペースアップして後続を一気に引き離し、
そこからペースを落として息を入れて進んだ。
ペースを落としてはいるが、気を抜かせたわけではないらしい。
ハミをかけて行っていることは、
ラスト800あたりでアップになってから確認できるが、
その前も抜くようなことはせずに進んでいた模様。
もちろん、馬の特徴を陣営から聞いていてのことだと思うが、
スタートしてからとっさの判断でそれを最高に生かす方向へ。
実に上手いこといったレースだったな。

結局、戦前このメンバーの中でまともに思えた3頭での決着で、
そういう意味では、一応意味のある勝利になった。
違う形で勝つという結果を得たことは変化のきっかけになるかも。
これまでも別に大敗をしていたわけではないし、
過去より3馬身4馬身の前進があるなら重賞でもそれなりに戦える。
次走はまだ未定だが、重賞でもけっこう面白いかもしれないな。

来週の特別騎乗予定馬

2012-06-24 19:23:31 | 競馬
ミキノバンジョーは何と新馬戦以来の逃げを打った。
最初の動きは「ぶっ飛ばして行くぞ」って宣言に見えただろうけど、
(実際、2ハロン目は10.7だから相当にスピードを上げてた)
そこからグッと落として1000m通過が61秒1。
実に巧妙に流れを落として息を入れていた。
そこから上げて11秒台のラップを刻み続けて追いつけなくさせた。
相手が弱かったのは間違いないが、
ずっと自分だけの世界で走ったのが良かったのだろう。
セイカに乗ってた柴田大はラップがおかしいことに気づいたのかな?
この馬が3角前に2番手に上がってきたのは見事だった。
この騎手のセンスを称えたい。
ドリームバスケットの北村もその後ながら早めにやってきたが、
まあ、それらもアンカツの術中だったか。最初で勝負が決まってた。
謎の馬が揃ったレースだったが、結果バンジョーが一番強かったと思う。

2004年、2008年、そして2012年。
4年に1度、オリンピックイヤーに1鞍だけ騎乗依頼がある大橋厩舎。
今年は無事に勝利を収めました。これで同厩舎の馬では3戦2勝。
また4年後にお会いしましょうw
・・・いや、どっか夏の重賞を使うならよろしくw


宝塚は・・・まあ、良い結果になったのでは。
そりゃ、普通に走ればねえw
走力の次元が違うので、他と違って展開とか関係ないからねこの馬。
2着のルーラーも他の馬は圧倒していたし、
オルフェとルーラーの2強時代の始まりと言って良いんじゃないかな。
強い馬が強い走りをすると、何故かホッとするものだ。





土曜 中京
清洲特別 芝1400m 未定




長久手特別 芝1600m 未定




白川郷S ダート1800m バトードール
池江厩舎、クロフネ産駒の5歳牡馬。
ベテルギウスSで乗って以来、3度目の騎乗になる。
ジャパンダートダービーで3着に粘りこみながら、
そこからベテルギウスSも含めてさっぱりだったのだが、
これは単純に力不足であったと思われる。
この馬の世代のダート路線は、おそらく近年で抜けて弱い。
3歳時にこの世代最強だったと思われるバーディバーディが、
この間ようやく復活を果たしたくらいで、
とにかく別の世代に押されまくっている。
バトーもG1で3着だったのだが、相手に恵まれた点は否めない。
しかし準OPではさすがに上位の存在のはずで、
実際に昨年暮れはあと少しで勝つところまで行っていた。
それが今年に入って不振だが・・・。
前走、休み明けを叩いての2戦目になる。

登録がかなり多いのでメンバーが決まってからになるが、
ざっと見て行ったところ相手は3頭。
クリスタルノヴァ、ナリタシルクロード、マストハブだな。
このうち、勝って同条件のクラシカルがやはり最大の敵。
人気もこの馬が一本かぶりになるんじゃないか。
昨年の暮れに連続2着してた頃の状態ならば、
互角に戦えると自信を持って言えるんだけども、
(ナリタとマストはこの時に着差をつけて退けている)
ここ3走の内容ではちょっと・・・ねえ?
前走後、ウィリアムズにやる気がないとか言われてたぞw
馬具なり何なり、何か工夫をしたほうが良いと助言していたので、
それで前進がある事を期待したいところだ。
ちゃんと走れば勝ち負けなのは間違いない。




日曜 福島
いわき特別 芝1800m マコトヴォイジャー
鮫島厩舎、マンハッタンカフェ産駒の5歳牡馬。
今週は状態がひと息ということで延ばされたのかな。
改めて福島遠征で勝利を狙う。
1番人気連敗記録を継続している馬だが、
こんなに1番人気になる以上は、勝てない馬のはずがない。
(客も馬鹿ではないからねw 何か見所があって買われてるわけで)
今度こそを期待したい。

ただ、1週間待ってみたら相手が妙に強くなってたw
エーブフウジン、エバーグリーン、サクラボールド、サトノアポロ、
ソールデスタン、ピタゴラスコンマ、トモロマイスターと、
今日走ってたらまず1番人気だったはずの馬がずらり。
ヴォイジャーもそうだが、何で今週出なかったという感じだw
まあ、ペルーサとヒルノダムールをガチで追いかけたことがある
ヴォイジャーの全力から見たら所詮は500万条件の馬だけども、
実際に負け続けている以上は、それぞれを警戒しないとな。
まずはどんなメンバーになるかを注目。話はそれからだ。




猪苗代特別 ダート1700m 未定




ラジオNIKKEI賞 芝1800m ヤマニンファラオ
河内厩舎、ダイワメジャー産駒の3歳牡馬。
デビューから堅実走を続けて今回のレースを迎える。
新馬戦でダービー3着のトーセンホマレボシを押さえ込んだ馬でもある。
若駒Sでダービー4着のワールドエースとハナ差の3着。
つばき賞は大した相手がいなかったのに3着に負けたが、
ゆきやなぎ賞を完勝してOP入り(またトーセンホマレボシがいた)。
青葉賞ではダービー2着のフェノーメノに力差を見せられたが4着。
白百合Sでは宝塚記念5着のマウントシャスタに完敗ながら2着。
過去走を振り返ると、それぞれに超大物がいたことになる。
その全てに正直完敗してきているので、
現時点では世代の頂点に挑む力はないんだけども、
第二集団の先頭を入っているというくらいの力はあるだろう。
一線級が休養に入っている今、福島のG3なら自信を持って挑めるはずだ。

こちらよりも早く、この世代の第二集団を走っていたローレルブレット、
同じく第二集団の先頭で、逃げであっと言わせることがあるメイショウカドマツ、
同じく第二集団の1頭、一線級に入り損ねた弥生賞3着馬アーデント。
キャリアは浅いがかなり切れのあるファイナルフォーム、
このあたりがライバルとなりそう。
やや新鮮味はないが、まさにここから再度上を目指す馬の戦い。
その中で一番手堅いのがファラオだと思われる。
ここに調子の良さを加え、タイトル奪取を目指したいところだ。
近走で減っていた馬体が戻っていればやれるだろう。

日曜日の結果

2012-06-24 10:53:31 | 競馬
3R ガンガンユコウゼ 1着
スタートが微妙だった。予想外の後方からにw
ただまあ、相手が弱かったのでそう困ることはなかったね。
気合をつけて馬群に取り付きに行ったところ、
そもそも真っ直ぐ走れない馬が多く、コーナーにかけて馬群が広がっていて、
真ん中をつくような感じですんなりと中団に上がった。
とりあえず、別に悪くない位置からの競馬に。

流れがやや落ち着いた感じで、途中から自分で行くことは考えてただろうけど、
その遥か前に2枠の2頭が何故か先頭に向かって特攻してくれたので、
呼吸を整えてから進出することが出来たのは良かった。
絡まれながらも余裕を持って進むサトノライトニング。
それにプレッシャーをかけられ厳しいアイザック。
その2頭に対して4角前から激しく仕掛けて進出開始。
その気配を感じてだろう、サトノの北村がこちらを目視で窺いながら進出。
直線に入って完全に2頭の戦いになったが、
この形では後ろから来る馬のほうが優勢に決まっている。
過去2戦は脚色が一緒になって競り負けたが、
今回は伸び始めてからの勢いが違ってキッチリと押し切った。

どっからでも勝ってたとは思うんだけど、
結果的に後ろから交わしに行く形になったのは良かったね。
より確実に勝つ形になった。
期待していた通り、なかなか良い馬だね。




10R ダイヤモンドムーン 8着
絶好のスタートから仕掛けて前へ。
隣のヤマニンパピオネも当然速く、これが一気に先頭へ。
これを追いかけて2番手にまで行きそうな勢い。
遅れてようやくエーシンジェイワンが上がってきて、
一度はこれを押さえ込んで2番手を守ろうとしたが、
田中勝が強引に突っぱねてくるので、さすがに下がって息を入れた。
飛ばす2頭を見ながら3番手で余裕の手応え。
4角を回ってくるときは楽勝だと思ったんだがw
手応えの悪いエーシンジェイワンが邪魔で外を回されたんだけども、
動きは相当に良くあっさり先頭に立つかと思いきや、
追われて外に流れて行くような感じになり、
後は伸びずに沈んでしまった。

レース運びは特に言うことなかったと思うんだが。
あえて言うなら、エーシンが2番手に上がってきたところで
ちょっとだけ喧嘩して押さえ込もうとしたんだけども、
あそこをすんなり引いていたらもう少し良かったとは思うが、
まあ、自分の競馬はしたと思う。
2度の除外でレース間隔が開いたということなので、
その都度仕上げていたことが影響したのだろうな。
良い速さを見せてくれたのだが。




11R ミキノバンジョー 1着
何が起こるのかなあと思って見てたわけだが、
絶好のスタートを切ったミキノ@アンカツが激しく先手を主張。
内からイケドラゴンが先手を取りに来てたんだけども、
はっきりと加速を加えて封じきった。
1頭、独走する形での逃げに突入。さすがに予想外w

飛び出してからグッとペースを落として行く形。
しかし極端に落とすことはなく、1000mは1分。
これならば後続がどうこうしてくることはない。
セイカアレグロの柴田大知は嫌な予感がしたのかもしれない、
この馬だけがかなり早めに押し上げてきたが、
こちらを交わしてまで行くほどに遅い流れではなかったので、
すんなりと逃げを継続して直線に突入できた。

マイペースで仕掛けられるとさらにしっかり反応。
追ってくる各馬を尻目に悠々と逃げ切ってしまった。

予想の段階で、近走は半端な競馬をしているからもう少し思い切って、とは書いた。
書いたが、逃げるとは思ってなかったわw
追い込んでいたときもOPでそれなりに走っていたように、
メリハリのある競馬のほうが良いのだろう。
それにしても驚いたとしかw

宝塚記念の興味

2012-06-24 00:13:26 | 競馬
宝塚記念
宝塚記念は注目している点を挙げていきたい。
予想はまあ・・・オルフェが普通に走ればどんな展開でもオルフェが勝つわけで、
それに抵抗できそうな馬ってのも、能力全開のルーラーシップしかいないだろう。
買うのはこの馬連1点にしておくつもり。
「そうじゃない場合」を考え出すとキリがないのでねw
読み物的な感じで。




ウインバリアシオンはどういう結果を残すのか
オルフェーヴルの前に屈し続けてきたバリアシオン。
今年に入ってオルフェーヴルが大いに競走放棄してるんだけども、
宿敵がいなくなっても結果は何も変わっていない。
変わってないっつうか、オルフェ以外の馬にずっと負けてるのは、
現状ではやや力が足りないという感じだろう。
脚元が良くなってまだ9ヶ月程度の馬なので、
本当に本格化するのはこの秋からだという昨年からの考えに変わりはない。

それはそれとして、今回注目したいのは岩田が乗ること。
騎乗がどうこうというより、普段の世話からしていることが注目すべき点。
馬は賢いので、2度3度会った人の事はしっかりと認識しているんだけども、
「騎手というのが馬にとってどういう存在か」というと、
「鞭を叩いたりして走る事を強制してくる嫌な人」に他ならないだろうw
普通、騎手は調教で少しとレースでしか乗らないからね。
「騎手が調教で乗るとスイッチが入る」とよく言うが、それは当たり前の話だ。

これが厩舎の手伝いのほうがメインの若手なら違うだろうけど、
トップ騎手、いや中堅騎手から下位の一部までは、そういうことになる。
よほどその馬にこだわりを持っていない限りは。
馬(自分)のお世話をせっせとやってくれる人は厩務員であり、
体を洗ってくれたりエサをくれたりするこの人に対しては、
ごくごく当たり前だけども信頼を寄せている。
俺が普段から思ってる事をぶっちゃけてしまうと、
この厩務員さんがレースに乗るのが一番良いと思っててw
ちゃんと指示に従ってくれると思うんだよね。
また、いつも餌をくれる人が言うならと馬も頑張ってくれると思う。
しかし厩務員に過酷なレースを乗り切るような技術は当然ないわけで、
そこで騎手というレース専門のプロの技術が問われてくるわけだ。

今回のバリアシオン。
岩田が厩務員と騎手を兼ねている。
バリアシオンに一番レースで乗ったのはアンカツということになるが、
既に岩田のほうが何倍もバリアシオンとの時間を過ごしている。
岩田は今年、共同通信杯で大失態を犯して、
素質馬ディープブリランテの春シーズンを潰しそうになってしまったが、
皐月賞の前から厩務員の仕事をせっせと始め、
ダービー前には騎乗停止期間を利用してついに専属厩務員になりw
従来なら取り返せなかったはずのものを取り返すという荒業を見せたのだが、
(府中24を何とか折り合って乗り切ったのは心底ビックリした。
 人馬が仲良くなったからに他ならないと俺は確信している)
今回も成功(勝つ)するようなら、本当に画期的なこと。
いわゆるトップ騎手がこういうことを本気ですることは過去になかったのだが、
2度もエポックメイキングな成功を収めるようならば・・・
これからの騎手のあり方を大きく変える事になるかもしれない。
もしかしたら、ちょっとした分岐点になるかもしれないなと思っている。
他にもいろいろとあるんだが、今回はこれが一番の興味だ。




遅れてきたショウナンマイティはどんな結果を出すか
昨年のクラシック。
結果的にはオルフェーヴル-ウインバリアシオン-トーセンラーで収まったのだが、
クラシックが始まるまで誰が注目を集めていたかと言うと、
このショウナンマイティがその1頭であった。
クラシックの中核を担ったバリアシオンと歩んだ道が非常に似ており、
 ラジオNIKKEI(失敗)→弥生(失敗)→青葉(分岐点)
バリアシオンにアンカツが騎乗した青葉賞で道が大きく分かれていった。

このレース、アンカツはご存知の通りに馬の気持ちを最優先させ、
直線で爆発させることで低迷していた馬を復活させたのだが、
対照的に浜中のショウナンは典型的な早仕掛けで挑み、
直線の半ばで力尽きてダービーを諦めるということに。
何とか出走した菊花賞でも思ったような結果が残せず、
このまま沈んでしまうのかというところだったんだけども、
遅ればせながら、馬の力を引き出すスイッチを見つけた。
答えはバリアシオンと全く同じであったわけなんだけども、
それで面白いくらいに走ってくれるようになった。
この宝塚記念でも穴人気している。差すならこの馬だと。

かつて同位置にいたライバルは、自身の現在のスタイルで一歩先を進み、
そこで困惑して、また一つもがこうとしているんだけども、
そのライバルを尻目に、手に入れたスタイルが絶対だと信じて挑む一戦。
この2頭の人気は8倍弱で全く並びそう。それがまた興味深い。
どうなるかね、これは。




オルフェーヴルは・・・どうなのよ
いや、本当にどうなんだろうねこれw
池江師曰く、7割強くらいの状態って事。
まともならこれが一番強いことは今更論じることでもないが、
いくらなんでも7割しかなかったら普通に負けると思うんだがw
まあ、3冠馬であって常識外れの馬なのは確かであり、
昨年のG1戦線みたいにうわーってことになるかもしれないし、
阪神大賞典みたいにうわーってことになるかもしれないし、
春天みたいにうわーってなるかもしれない。
分からん。
単勝は3.5倍。ギャンブルとしては良い落としどころか。




ルーラーシップは本当に本格化したのか
前走、香港のクイーンエリザベス2世Cで悲願のG1勝ちを果たしたルーラー。
新馬勝ちを収めた時からずっとG1級だと言われ続け、
事あるごとにそういう存在である事を示していたのだが、
G1になると5着に収まっていた。
前哨戦で勝ってG1で負けるって普通のG2級じゃね?
というごくごく当たり前の意見が出てくるのは当然だったのだけど、
この馬の勝つときの迫力はそんな半端なものじゃない。
勝たないにしても3着にも入らないってのは、
力を出せていないんじゃないかとしか思えなかった。
これまで、好走が1走おきだったのは偶然ではないと思う。
1回走るとがたっと来るタイプだったのではないか。

この馬、ご存知の通りに蹄に問題を抱えている(いた)。
昨年の秋天でアンカツが乗ることにもなったんだけど、
この時も蹄の問題で出走できずに回避している。
これがこの馬を苦しめてきた長年の問題なんだけども、
どうやら今年、これが完全に解消した模様。
これまでそんなに出来なかった強い調教の連続も可能になっており、
これまで素質だけで乗り切ってきた競走生活を、
いよいよ「鍛えて臨む」ことになっている。
前走のG1勝ちはその手始めといったところか。
オルフェーヴルを何とかするのはこの馬しかいないと思っていたが、
相手の低迷はともかくとしてここをあっさり勝つようなら、
ルーラーが現役最強の座に就いたと言い切って構うまい。
どんな走りをするか、とても興味深い。




エイシンフラッシュはいい加減に勝てるのか
最強世代のダービー馬エイシンフラッシュ。
これが超瞬発力勝負のダービーを勝ったときは、
え?って雰囲気になったことは否めないところだろうが、
その後の結果で、まあまあ妥当だったのかなというくらいの、
それなりの頑張りを見せ続けている。
かなり安定しているけど勝てないあたり、
先輩のダービー馬ディープスカイと似ているが、
さて、いい加減に勝利を収めることが出来るのか。
昨年の宝塚記念でアンカツが乗った馬だけども、
あのレースは予想を良い意味で裏切りまくって、
華麗な立ち回りで当時最強だったブエナビスタと好勝負になった。
今年は昨年よりも状態が良い模様。
昨年よりも相手がかなり強くなっているけれども、
自身の上昇を含めれば好勝負には持ち込んでくるだろう。
人気との兼ね合いで、複勝を買うならこれかという感じにさせる馬だが、
さて、その一歩前に出ることが出来るのか、注目している。




アーネストリーは何をやっているのか?
というのが、前走を見た大方の人の感想だっただろうw
戦績を見なくても競馬ファンなら誰でも知っている通り、
2番手から進んで粘りこみを図るのがこの馬の競馬。
この競馬でG1勝ちを含め多くのタイトルを手にしてきた。
それが近走、流れと噛み合わない競馬が続き、
前走はついに最後方からの追い込みという謎の競馬にw
勘弁してくれよと思ってる人は多そうだが、
この馬が迷路にはまり込んだのは、やはり昨年の秋天が原因だろう。

超ハイペースを外枠から強引に出て3番手で追走していたが、
当然のように巻き込まれて失速するという結果に、
これではいかんと慎重に進んだ有馬記念は、
誰も来なかったこともあり超スローの瞬発力勝負にしてしまい敗退。
大阪杯では馬がそれに馴染んだのか、半端に差すような形になり、
鳴尾記念は行く馬を行かせて競馬しようとしたら、
俺も俺もという感じで次々行かれてあの内容。
前走の失敗を引きずるような感じのレースが続いている。

が、前走はある意味悪くなかった。
あまりにもどうしようもないレースをしてしまったので、
今度は馬にガツンとやってやろうという決断に繋がるレース。
100人が100人そのように予想するだろうが、
この馬が2番手、ないしは先頭を奪って速いペースで行くだろう。
昨年の秋天でこれはいかんとなって今の流れだけど、
この馬の場合、あれをアクシデントと思わないといけなかった。
それをはっきり反省させてくれた内容が前走。
結果は知らんけども、過去2年の宝塚記念で見せている、
2番手から早めの競馬は見せてくれそうだ。
相手が前2年よりも強いため、勝つところまでは疑問だけど、
買った人が盛り上がるシーンがあることは疑っていない。




ビートブラックはフロックだったのか
というのは、多くの人の考えるところだと思われる。
前走の春天はオルフェーヴルが後方で遊んでいたため、
それに引っ張られた多数の馬が仕掛けどころを逸しており、
誰も来ないうちにスイスイと押し切ったというのが、
見た目の印象ということになる。
ラップを見てみればそれなりに強い走りをしているんだけども、
馬場がかなり良かったので、G1級までの評価は・・・
というのがあらかたの人の感想かもしれない。

この馬の戦績を振り返ったとき、最近でも何度も惨敗を喫しており、
それでフロックだと断定する人もいるようだけども、
それに関してならば違うと言い切っておこう。
結論を書くとこの馬、とにかく少しでも道悪になるとアウトである。
ステイヤーズSの後にアンカツが言い切っているし、
日経新春杯、阪神大賞典で乗った浜中も同意見。
ステイヤーズのような極悪馬場では話にならないし、
日経新春杯のように「良馬場だけど少し湿っただけ」でも駄目。
典型的な晴れ馬なので、まずこの3走を出馬表から消す必要がある。
残りの二つ、アルゼンチン共和国杯とダイヤモンドSだが、
この2戦、ご存知の通りにどちらもアンカツが後続をはめたレースだわなw
ご存知の通りに後ろの馬に出番がなくなってしまったレースで、
瞬発力勝負が苦手なこの馬に好走しろというのが無理な相談。

つまりこの馬、2着の京都大賞典以降はまともなレースをしていなかったのだ。
少なくとも、この馬らしい競馬ってものを一度もさせてもらっておらず、
それが前走の春天で久しぶりに思いっきり出来て、
その上で今度は後続がはまったので快勝に繋がったという格好。
前走をもって、この馬が着差ほどに強かったというのはありえないが、
少なくとも上位争いをしてもおかしくないだけの力は持っていたということ。
「それを証明する機会が与えられていなかっただけ」だ。
今回も展開に恵まれれば上位争いを演じるだけの力はあるだろう。
(恵まれない可能性のほうが高いけども)

前提として、外野の環境に大きく左右される馬である。




ネコパンチは楽逃げ出来るのか?
穴党と珍名好きと大逃げ馬好きの期待を一身に背負って逃げるネコパンチ。
日経賞ではルーラーシップとウインバリアシオンから逃げ切っており、
G2で実際に勝ってるわけだから、やってやれないことはない。
前走と同じように後続から完全に放置してもらえたなら、
外回りではなく内回りだけに、ギリギリ粘るシーンもあり得るだろう。

検討すべき事は、ノーマークになるかどうかだが、答えはNOだろうね。
何故なら前走を最後方から進んだアーネストリーがいるから。
ネコパンチからしたらいい迷惑だろうけども、
アーネストリーが必要以上に突っ込んでくることがほぼ確定しているため、
(別にネコパンチを狙ってくるわけじゃないんだけどね)
どれだけ逃げようとも、どうにもならないだろう。
まあ、ハイペースを作って直線入り口では沈んでることになるだろう。

日曜日の騎乗馬と予想

2012-06-23 23:12:40 | 競馬
んー、今日は残念。
キンランはスタートの甘さがこれまでと変わらなかったんだけど、
それよりも二歩目で躓いた?のが痛すぎたね。
これでいつもよりダッシュがつかなくなってしまった。
早めに動いて行って最後まで渋太く伸びているけども、
重馬場だったこともあってそのまま前に残られた。
芝もダートも大して変わらない感じがするが、
相手が弱い分だけ、ダートのほうが勝ち上がりに近そうだな。

カジノロワイヤルは過去走より上手くゲートを出たんだけど、
そこから速攻でトウショウテイストに前を消されてしまった。
前が残りそうだと思ったか、早めに動かしていって、
外を捲くりだした時はかなり速い脚だったんだけども、
直線に入って息切れしたような感じで止まってしまった。
これは明らかに早仕掛けによる大敗なんだけども、
待ってたとしてもハンサムボーイの6着が一杯だったと思われ、
まあ、最初に終わってたとしか言いようがない。
負けはしたがやはり見所があり、次走は一変して勝つだろう。

それにしても阪神の米子Sは凄い結果だったねw
まあ、フラガラッハとミッキードリームに関しては、
好メンバーの中で完全に盲点だった感じか。
サワノパンサーは・・・まあ絶対にない馬って訳じゃないんだけど、
今回の米子Sはメンバーが揃っていたからやはり驚きだね。






3R ガンガンユコウゼ ◎
高山助手
「使い込んでいたから放牧でリフレッシュ。
 体が戻り状態は良い。勝ち負けを期待したい」
ブックの予想オッズを見てビックリ。
サトノライトニング、アイザックとの争いなのは分かるが、
ガンガンユコウゼを3番手評価にしている。良いのかそれで。
そのオッズで売ってくれよマジでw
現実はそんなに甘くはなくて1番人気だ。

逃げそうなのは4番のミスターナインワンだろうか。
もしかしたら9番のガンガンユコウゼが逃げるかもしれない。
もしくは11番のサトノライトニングか。
人気3頭のうち2頭がそのまま飛び出す可能性もありそう。
後は12番アイザック、13番スリートップガンが先行馬。
どれも飛ばして行くような馬ではないが、
ペースが極端に落ちるようなことはなさそう。
10番ダイアン、14番ゼンノグライムが続き、
後はまあ・・・2番グリーンヴォルトくらいか?
とてもじゃないが、勝負に加わってこれる馬がいるとは思えない。

ガンガン行こうぜの名前通り、前2走で早めの競馬をしており、
今回もそんな競馬になりそうだな。
ミスターが逃げるなら4角前に交わして先頭にいそうだし、
サトノが逃げるなら真横にぴったり張り付いて直線へ。
自身が逃げる場合は4角から引き離し気味に行くと思われる。
人気的にはサトノライトニングと分け合う感じだけども、
こちらのほうがはっきり一枚上だと感じているのだがどうだろうか。
ここまでは競り合いで2連敗しているんだけども、
今回は競るところなしに押し切れると思っている。
一応3強の一角になっているアイザックは、
過去のレース内容を吟味すれば2頭よりは一枚落ちるように思う。
ただ、それ以外の馬には勝ってるはず。

ガンガンユコウゼ→サトノライトニング→アイザック
この人気通りの順番で変動はないと見て、
単勝1点、馬単1点、3連単1点の押さえなしで。




10R ダイヤモンドムーン ▲
久保田助手
「除外続きでここまで延びたが出来は良好。
 距離短縮で集中して走ればもっとやれる」
期待はしているけれども現実は負け続きなだけに、
ちょっと抑え目に評価しておこうと思う。
配当的には十分な妙味がある6番手ってのがブックの評価で、
実際はもっと売れるけど4番人気くらいになりそうな感じなので、
単複だけでも十分に楽しめそうだ。

8番エーシンジェイワンと16番のヤマニンハピオネの逃げ争い。
どちらもハイペースで飛ばして行く感じだが、
枠的にエーシンのほうが行ききるのは間違いあるまい。
ただ、今回も相当に速くなりそうだ。
これを追いかけて逃げも打てる6枠の2頭、
サザンブレイズとウッドシップが行く。
この4頭が相当に速い。
これを追う馬だが、内枠に先行できる馬が皆無で、
外の15番になったダイヤモンドだが、追っていきやすそう。
外のヤマニンを軽く追いかけるような感じで行けば、
おそらく5番手を単騎で追走することが出来るはずだ。
どこからでも競馬出来る馬だけども、
飛ばす馬を追いかけてスムーズに行けるなら文句はなく、
近走の中で一番良い走りを期待することが出来そう。

他は2番の3歳馬キンシザイルに、
それなりに強いんだろうけど虚弱体質の7番クラッチヒット、
キャリアの浅い13番シャラントレディあたり、
先団についてこれたら雪崩れ込みがあるかもしれないけども、
基本的にはぶっ飛ばして行く馬たちがそのまま力上位の一戦で、
さらに砂なので全部が止まってしまうことは考えにくいだけに、
前5頭の中で順番を考えるのが良いと思われる。

エーシンジェイワンが圧倒的に強いと思われていそうだが、
2番手のヤマニンから5番手のダイヤモンドまで、
騎手からしたらこんなに乗りやすいレースはそうそう存在しない。
どんどん飛ばして行くんだから折り合いを気にすることはないし、
その馬を目掛けて行けっていうシンプルな指示を出せる。
サザンブレイズ、ウッドシップ、ダイヤモンドムーン、
特に有利なのがこの3頭だろう。

手堅いダイヤモンドを軸に4頭に流せば当たるんじゃないかと思うが、
それでは大した儲けにならないので1頭切りたい。
5頭に力差を感じていないということが前提にあるので、
ならば圧倒的人気のエーシンを切り飛ばしたい。
3頭に対して3連単マルチで。




11R ミキノバンジョー ▲
大橋師
「短期放牧を挟んだけど、毛ヅヤが良くなって戻ってきた。
 体調は上向きなので楽しみ」
一応単穴っことにしてみたいんだけど、
じゃあ誰が本命で誰が対抗なんだと問われると答えられないw
全馬が単穴で良いんじゃないかねこのレースw
配当に妙味がなければやってられない典型だと思うが、
バンジョーは5~6番人気の8倍くらいになりそうだから、
まあ、買ってみても良いかなと思えるオッズだわな。

人気の7番トランスワープが逃げるのか。
6番セイカアレグロ、8番イケドラゴンが続きそう。
3番ビッグウィークも続いて淡々としたペースに。
2番トップカミング、4番アドマイヤメジャー、11番ミキノバンジョー、
10番ドリームバスケットらも差なく続く。
残りの9番コスモヴァシュラン、5番オーシャンエイプス、
それから1番コスモヴァシュランは後ろをついて行くだけ。
このメンバーの中でもさらに劣る3頭だ。

どれも勝ちそうにないし好走しそうにないんだけどw
そんなレースでも結果は容赦なく出るわけで、
押し出されて勝つ馬、2着の馬、3着の馬がいるわけだが、
さて、どの馬も決め手は皆無と言えるので、
展開なり、状態なり、レース適性なり、
何か一つを過大に取り上げてそこから攻めたいところ。

ここでバンジョーを買おうとするならば、やはり状態の良さだろう。
時計の出るポリトラックを軽めに追いきられたが、
いくらポリとはいえ楽々と11.3で上がったあたり、
状態が良いのは間違いない。
これまでもOPで勝ち馬と4馬身差くらいのレースはしてた馬だし、
ここまで相手が弱くなれば、好走、そして勝つシーンがあっても良さそうだ。
相手はさっぱり分からんので単複のみで。

それにしても、とにかく結末の面白そうなレースw
トランス、ドリーム、バンジョー、アドマイヤ
この4頭が勝ってもそんなに面白くはないから(バンジョーは嬉しいから良いが)
バンジョーが負ける時は他の7頭の中から勝ち馬がいて欲しいw

土曜日の騎乗馬と予想

2012-06-22 23:56:14 | 競馬
4R キンラン ◎
佐々木助手
「初ダートだがフットワークから合うと思う。
 使いつつ出来も上がっているし、楽しみ」
やはりトーセンセカイオーとキャプテンジャパンに印が集まり、
それを倒せる可能性があるのがキンランという感じ。
3着争いならバックギャモンとスカイウェイで、
それ以外は少し足りないだろうというのがブックの評価。
所詮は未勝利なので期待を裏切る馬もいるかもしれないが、
概ねその判断で良いと思われる。

逃げ馬がおらず、2番に入ったキャプテンジャパンか、
3番のバックギャモンのどちらかが先手。
おそらく中舘が乗るバックギャモンのほうが前なんだろう。
それに続いて7番ガニオン、9番スカイウェイが続くか。
6番イキシアブレイドも必死について行ってこれが先団。
それを見ながら5番になったキンランが行くことになりそう。
他が遅そうなので、これまで通りのスタートでもそうなりそうだが、
出来ればしっかりと飛び出して、その上で好位を取って欲しいね。
8番になったトーセンセカイオーはどちらかというと後ろの馬だが、
このメンツなら自然と中団にいると思われる。
というか、いないと窮地に陥る可能性がある。
それから12番のコスモエスプレッソ、15番オンワードモンタナ、
テンに遅い馬たちだが、これらも中団が欲しいはず。
大きく広げてもこれらの馬の争いになる。この後ろは走ってるだけ。

このメンバーで流れが速くなるとはとても思えず、
人気の1角キャプテンジャパンが主導権を握って進む。
それに対してトーセンセカイオーは終いの良い馬であって、
コーナーで動いて行くような競馬をしたことはないんだが、
自分しかいないならある程度迫って行かないといけない。
ここでキンランがレースの鍵を握ることになるんだけど、
キンランが早めに行くようならトーセンは少し待てるし、
キンランが砂×で沈みそうなら早く仕掛けることになる。
キャプテンとトーセンの勝ち負けはキンラン次第じゃないかな。

一応、アンカツファンとしてはキンランが砂で走る事を期待したいわけで、
走る馬ならば4角で2番手に上がるくらいにはなっているはず。
半端にキャプテンジャパンくらいの実力を想定してもつまらないので、
もっと強い事を想定していくと、直線に入って先頭に立つことになり、
トーセンセカイオーが進出しやすい流れを作ると思われる。
よって、トーセンを2着とみたい。
3着は粘るキャプテンか、バックか、スカイか。
キンランの強さ次第でコスモ、オンワードにも逆転の目はあると見て、
単勝1点、馬単1点、3連単5点で楽しみたい。




7R カジノロワイヤル ◎
三浦助手
「ツメは治り、ビッシリ追うことが出来た。
 久々の分がどうかも、今の未勝利なら力上位」
人気はかなり割れそうな気配。
ロワイヤルはおそらく3番人気で6倍弱くらいだろう。
ロワイヤルが休み明けじゃなけりゃ圧倒的人気だったはずで、
そういう意味で、ここで買わないでどこで買うというタイミング。
今の未勝利くらい、2戦もあればきっちり抜けるだろうけども、
配当の美味しいほうで抜ける事を願いたい。

逃げ馬はいないが、2番の先行馬ベニノエクスプレスが枠的に先手か。
それに外から14番マイネルピトレスクが続く。
前走は後ろからになった16番クラールハイトも普通に出れば前目。
この3頭がレースを引っ張る形になりそうだ。
その後に6番のマイネルカブト、5番キタサンパイロット、
4番ネームオブザゲームあたりが先団の形を作り、
そこに8番シングンタイガーも加わりたいところ。
序盤は遅いくせにかなり早く動きたがる(騎手が?)タイプで、
常識的に考えて、3角前から早々とガツガツ動くくらいなら、
最初に多少無理しても前にいたほうが良い。
この馬はもしかしたらもう少し前にいるかも。

15番ハンサムボーイ、11番スケルツァンド、
そして9番に入ったカジノロワイヤル。
この3頭が終いの脚がなかなか鋭い、後ろから行く馬。
このうち、スケルツァンドとロワイヤルはキャリアが浅く、
大きく前進する可能性を高く秘めているのが良い。
(俺としては、どちらかが圧勝するような気がしている)
ハンサムボーイは多少行き脚がマシになってきたところで、
差し組の中で一番高確率で掲示板に来そうな馬はこれだが、
先行集団を飲み込むまで行くかは、過去走を見る限りはやや疑問。

流れが特に速くなるとは思わないが、
シングンタイガーがある程度早めに動くことは予想できる。
これを中心に先団の戦いが4角入り口あたりで始まり、
その後ろのロワイヤルらは一気に大外に進出の構えだろう。
何度か書いているが、今回のメンバーがそんなに強いとは思えないので、
ロワイヤルがそこまでにしっかりと脚を溜め込んでいられたら、
差しの効きやすい福島でもあるのであっさりまで。
外を一緒に伸びそうなスケルツァンドとの競り合いと見る。
割れているので単複と、スケルツァンドとの馬単、馬連1点で行きたい。

今週の騎乗馬

2012-06-21 21:54:12 | 競馬
ヴォイジャーがいなくなってるのがあれだが、
今週は久々に1番人気馬に乗ることになるし、
それ以外の馬もなかなか良いので楽しみだね。

そんでもって来週だけども、引き続き福島で騎乗予定。
ラジオNIKKEI賞でヤマニンファラオに騎乗するようだ。
青葉賞、白百合Sで一線級との力差は見せ付けられたけども、
福島のG3ならば勝ち負けになりそうな感じ。
手堅く自分なりに走る印象を持っている。
何より、今日アンカツが騎乗した調教が抜群に良いので楽しみ。

俺はアンカツ参戦を見込んで、
これから毎週日曜に中京参戦の予定を組んだんだけど、
しょっぱなから出鼻を挫かれたなあと思いつつw
中京から遠い福島へ声援を送りたい。






土曜 福島
4R 3歳未勝利 ダート1700m キンラン
戸田厩舎、ハーツクライ産駒の3歳牡馬。
過去走をざっと見直させてもらったが、
ここまで5走中、4走で出遅れている。
これをスタートの上手いアンカツが改善できるかがまず鍵。
出た後の行きっぷりはむしろ良すぎるくらいなので、
普通に出て好位ならばあっさり勝っていたはずのレースがある。
(2走前は遅れを序盤に取り戻したせいか最後に伸びきれず。
 唯一好スタートを決めている3走前は、
 内枠で前が詰まりまくってせっかくのスタートを生かせず)
結果はひと息だが関東の未勝利ならば力上位の馬に思われ、
今回は初ダートになるけど、こなしさえすればというところ。
あんまり切れる感じがないので、ダート参戦は良いように思う。

砂組は、キャプテンジャパンとトーセンセカイオーの一騎打ち。
バックギャモン、コスモエスプレッソではちょっと厳しそう。
その他はもう相手にしてもらえないはずだ。
これらに対して、キンランがどんな走りを見せるのか。
人気2頭は確かに勝利目前ではあるけども、
所詮はこの時期まで数を使いながら勝ててない馬でもあるので、
上記の通りに走りさえすれば、楽勝するシーンまでありそうだ。
相手がどうこうってより、自分次第だね。




7R 3歳未勝利 芝1800m カジノロワイヤル
二ノ宮厩舎、タニノギムレット産駒の3歳牡馬。
デビューから2戦を僅差の4着。
共にスタートが悪く(というより二歩目で重心が後ろになり)
差を詰めてくるも僅かに及ばずという内容。
昨秋の地点で、勝利が間近なのは誰の目にも明らかだった。
ただ蹄か何かが悪かったようで放牧期間が長く、
前走から7ヶ月ぶりの出走となる一戦。
順調に使えるならば、今の未勝利でどうこうという馬ではなさそう。
ここは仕上がり次第といったところだろうね。
先週、先々週とそれなりに強めに追われていて、
今週はポリトラックながら5F64.4を馬なりでマーク。
これならばまずまず仕上がっていると思われる。

数少ない芝の中距離戦だけあって、
関東の実績上位馬がそれなりに揃っている。
クラールハイト、シングンタイガー、ハンサムボーイ、
マイネルピトレスク、スケルツァンドまでが相手。
ただまあ、上でも書いたけどこの時期に数を使って勝ててない馬ってのは、
どこか大きく恵まれないと勝利に手が届かない馬なわけで、
ロワイヤルのように2歳秋に素質を見せている馬ならば一蹴できる。
あえて立ちふさがりそうな馬を挙げるなら、
クラールハイト、スケルツァンドのキャリアが浅い組だと思うが、
過去走の内容からすると、ロワイヤルが一枚も二枚も上。
これも4Rと同じく、自身の仕上がり次第な感じだ。






日曜 福島
3R 3歳未勝利 ダート1700m ガンガンユコウゼ
本間厩舎、キングカメハメハ産駒の3歳牡馬。
デビューから6戦、芝を使っていたが結果が出ず、
2走前に初めて使ったダート戦で一変。
上位3頭が後続を引きちぎって争った一戦で2着惜敗。
それが評価されて圧倒的人気を背負った前走でも、
後続を千切って勝ち馬との一騎打ちになったが惜敗。
現実は2連敗だが、時計も内容も文句なしに1勝級。
今の関東のダート未勝利では最強なんじゃないだろうか。
詰めが甘そうだが、後ひと押しなので頑張ってもらいたい。

相手はアイザックとサトノライトニングの2頭。
甘めに見て、スリートップガンを入れても良いんだけど、
これ以外の馬は完全に勝負圏外だろう。
今回もまた後続を引きちぎった争いになりそうだが、
今度こそ、勝ちきってもらいたい。
断然人気を背負いそうだが、今度こそ大丈夫だと思う。




10R 鶴ヶ城特別 ダート1150m ダイヤモンドムーン
宮本厩舎、マンハッタンカフェ産駒の5歳牝馬。
人気に応えられないレースが続いているが、
ここ2走に関して言えばちょっと馬が可哀想だったか。
2走前は外に出すのに梃子摺り進路妨害寸前のレースに。
前走は直線入り口で前2頭に見切りをつけて外に出そうとしたら、
外に出しているところで前2頭に引き離されてしまっているw
着を落としているが、2着くらいの価値はある走りをしているね。
とにかくコンスタントに使われている馬だけども、
疲労さえなければ今回は3着以内を確保できるんじゃないかな。

相手は、先週の降級戦を圧勝してきたエーシンジェイワン、
2走前に好内容で現級を制している降級馬ウッドシップ、
勝って同条件のサザンブレイズ、
同じく勝って同条件のヤマニンパピオネになる。
現級を制している馬たちなので敬意を表すべきかもしれないが、
最有力だったスモールキングが出走してこなかったので、
これでかなり楽になったと感じている。
人気は先週派手だったエーシンが集めそうな気がするが、
それよりもサザンとヤマニンを警戒。
エーシンみたいに前で飛ばす馬がいるのは、
ムーンからすればかなり走りやすくなると思う。




11R テレビ福島OP 芝1800m ミキノバンジョー
大橋厩舎、グラスワンダー産駒の5歳牡馬。
8走前の清水Sで準OPを突破。
完勝だったのだが、この時に倒したメンツが結構良くて、
ドリームカトラス、ダノンシャーク、スプリングサンダー、
アスカノクリチャン、レジェンドブルーと、
今は重賞を走っている5頭を伏兵の立場だったが倒している。
その後、1200mの京洛S、京阪杯で僅差の5着に好走。
もう一つ前進があればOPでも勝ち負けにってところにいたのだが、
そこから良いところなく5連敗で今に至る。

とりあえず好位の後ろあたりに位置するが、
直線はそこから伸びずに何頭かに交わされてゴール、
ってのが最近の駄目なレースの統一した走り。
それを実力だと言ったらそれまでになってしまいそうだが、
駄目なら駄目なりに一工夫が欲しいところだろう。
OPに上がった直後あたりは終いを生かす競馬をしていたし、
その前は4角で先頭を狙うくらいの競馬をしていたくらいで、
何でも出来そうなんだけど、近走は一番半端なことをしている感じ。
ここは結果はどうあれ、近走とは違う競馬を見せてほしいね。

それにしても、何とも言えないメンバー構成w
アドマイヤメジャー、ビッグウィーク、オーシャンエイプス、
トップカミングには、かなりの今更感があるし、
イケドラゴン、コスモヴァシュラン、セイカアレグロ、
ハッピーパレードは、正直どれだけ相手が弱くても無理だろうと・・・。

年齢的にはこれもどうかと思うがトランスワープと、
唯一若さを感じるドリームバスケットの2頭に、
まだOPでそれなりに戦えているバンジョーを入れて3頭。
(大別すれば先に記述した面々に加わる気がしないでもないがw)
この3頭のどれかが勝たないと駄目だろうと思える。
まあ、最初に書いた4頭のどれかが勝ったならば、
かなり盛り上がりそうな気はするんだけどね。
特にオーシャンエイプスが勝ったら面白いなあとは思うけどさ。
もしアンカツが乗ってなかったとしたら、
面白さを求めたくなるような面子ではあるw