アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

アンカツの今年を振り返る 7~12月

2005-12-31 14:13:18 | 競馬
7月
前月の停止から暮れの帝王賞で復帰。
勝てない。今からそのメンツを振り返ると勝てなくて当然のラインナップなんだけど。
内容としては、まくって止まることが目立つ。道中、早く動きすぎているような?
3歳の大物候補フサイチアウステルも阪神の坂が影響したかこける。
交流重賞牝馬路線のパートナー、グラッブユアハートもこの地点ではまだ試行錯誤。
勝てないながらも楽しめそうなことはあって、
2週目の新馬戦ではエイシンチャンドラでアドマイヤキッスとダイヤモンドヘッドへ挑む。
結果は僅差の3着。このレースはよく頑張ってくれたと思う。負けたけど意地みたいなものを見た。
まあ、さっぱりしてるアンカツはそんなつまらんことは微塵も思ってないだろうけどw
ちなみに、このレースで出遅れて大外から猛然と追い込んできていた4着馬がサクラメガワンダー。
目にはついたけど、まさかアンカツと共にクラシックの最有力馬まで上り詰めるとは想像もつかず。
距離が長いと思われたマーメイドSのマイネサマンサは2着。
ふわっと行ってからなだめ、かかるのを最小限に抑える好騎乗で2000mを持たせた。

毎年得意の小倉開催開幕。
開始早々にアズマサムライというとても強い馬とめぐり合う。
未勝利馬だったが、その内容と時計はOP級。
続けて、中央入りの直接のきっかけとなったマヤノグレイシーとの再コンビ。大楽勝で先が楽しみになる。
地方では盛岡のマーキュリーC。ピットファイターがまたも圧勝。
ディアデラノビアに乗れなくなったことによって巡ってきたこの馬は、
慢性的に脚元が弱くここでまた離脱してしまったけど、来年(明日から今年)の春に復帰する模様。
現勢力を一蹴する可能性がある馬で、この馬に乗れたことは今思うと本当に幸運だった。

小倉も開幕して1ヶ月近く、健闘が続いているけど勝ち星が増えないなあと思っていた30日。
またも突発的に爆発する、今度は6戦5勝。
ヒサクイーンという、おそらく小倉開催でもっとも強かった2歳牝馬を始め、
アズマサムライで連勝、フサイチアウステルがOPへ向けて再出発など、
これからが楽しみになる馬ばかりでの連勝には喜ぶばかり。
31日には久々の新潟遠征。アンカツは新潟が本当に得意。
勝たずに帰ることなど無い。今回も手堅く2勝を追加。
関屋記念で牡馬に挑んだマイネサマンサは、ゲートで気合いを入れすぎたことによって負けてしまった。

8月
もう大丈夫かな?
今年は何度も何度もそれを思った一年だったw
7月終わってさあ、8月の猛反撃だ・・・と思っていたら、
まったくと言って良いほどに勝ち星が増えていかない。
人気馬で早めに前に出て行くけど止まる・・・というレースが多い。
結局、得意の8月はなんと6勝どまり。もう何がなにやら。
筑後川特別のマイネルマグナート、未勝利のエイシンチャンドラなど、
早め先頭があう馬はきっちり持たせて勝たせているけど、
全体的に早めに行っても味の無い馬ばかりに乗ってたかなあ・・・。
それでも新潟だけはやはり良い。暮れに遠征して好内容を連発。
特に直線1000mは鬼の部類だな。この条件でアンカツが負けた記憶が無いんだけどw

9月
収穫がほとんどなかった小倉開催も閉幕。
最後に、マヤノグレイシーで勝ってくれたことが心を和ませてくれた。

阪神、中山開催に入ると、珍しく連日の中山遠征。
あまり中山の成績は良くないアンカツだったけど、今年はちょっと違って、
トータルでもかなりの好成績を残してくれた。この時の遠征でも健闘を繰り返し、
セントライト記念では、格上挑戦のフサイチアウステルを2着に持ってくる好騎乗。
何故か1番人気だったのは置いとくとして。

阪神に帰ってのレースは、なんとも煮え切らない。
好位からそのまま流れ込み・・・というレースがほとんど。
着順は悪くないんだけど、5着あたりが妙に目に付くようになる。
2歳新馬での楽しみもあまり無い。我慢のとき。
神戸新聞杯でローゼンクロイツが復帰。
前が壁になって仕掛け遅れたけれども、最後の伸びは素晴らしく成長を確認。
春の不振を払拭すると共に、もしかしたら・・・の予感をちょっとだけ持つ。
このころはほんとに楽しみが少なかった。

スプリンターズSの騎乗馬もいないだろうな・・・と思っていたら、
シーイズトウショウの依頼を貰ったということ、
さらに毎日王冠ではコスモバルクにも乗るという情報が。
寂しかったG1戦線が楽しみになる。

10月
10月、久々のアンカツG1手記。
シーイズトウショウに対する感触がなんか物凄く微妙。他人事のような見解。
依頼を貰ったことは嬉しいけど、どこまでやれるか・・・これほどの馬なのになんか歯切れが悪い。
んー・・・?なんだろう?と思っていたら、当日マイナス30キロで登場してくれたw
がっくりを通り越えて笑ったからいいよ。
4日には金沢で白山大賞典。苦楽を共にするグラッブユアハートがやってくれた。
ハードクリスタル、スターキングマンという牡馬G2級を相手に圧勝。
レマーズガールに衰えがある今、敵はトーセンジョウオーだけだ。

京都開催スタート。
長らく依頼の無かったアドマイヤの馬の依頼がある。例によってというか、またも松博先生から。
もう感謝の言葉も尽きた気持ち。
アドマイヤモナークは期待にこたえて快勝してくれて、なんとも言えぬ気分。
毎日王冠のコスモバルクは、スタートして折り合いがつきかかったが、
東京のG2だってのに、ありえないほどのスローペースになってさすがに途中から行ってしまった。
あれがせめてミドルペースなら折り合っていただろう、なんともついてなかった。
もう乗らないだろうが、冬樹の好きにやらせてやれよと素で思う。

翌日の南部杯。盛岡で走る為に生まれたような馬、ユートピアが快勝。
この頃だったか、翌年のJBCが川崎でクラシックとマイルということが分かり、
今年の残りのレースを他所に、来年への期待が膨らみまくる。
翌週、調教にも乗っていたドリームパスポートにようやく騎乗して快勝。
ここまで惜敗が続いていたし、この後も惜敗が続くわけだが、
負けた相手がマルカシェンクやらフサイチリシャールでは仕方ない。
マルカシェンクには完璧に敗れ去った感じがあるが、
フサイチリシャールに対しては、どう見てもドリームのほうが強い内容のレースであり、
この馬の将来も期待される、次あたり乗るだろうけど、まずは即座にOPにあげてあげたい。

秋華賞はレースパイロットの依頼を貰う。
デビュー戦で乗る話もあったが流れて、ここが初騎乗。
カメの妹でもあり、また2強との差がはっきり分からない馬でもあったのでなんとも期待が高まる。
が、アンカツ手記の意気込みは低調。
馬について線が細い、という表現を使い、先々は楽しみと、このレースに関係ないことを書くアンカツw
ご名答。休み明けで細い体で出てきて完敗。

翌週は菊花賞。アンカツの意気込みが凄い。
ディープインパクトは強いけど、なんとかしてみせたい・・・と意気込みを記す。
レース内容も、それに相応しいものだったと思う。
差し脚が身上で、追い込みに近い脚質のローゼンクロイツで敢然と先行。
アドマイヤジャパンの横典と共に、ディープに勝つにはこれしか・・・という競馬を見せてくれた。
結果、クロイツにはおそらく長かったこの距離で、さらにしたことの無い先行策はあまりに厳しく、
最後は力尽きたという表現が相応しいよれ方と失速だったが、意地で3着を死守。
ディープに勝つ為に先行策を重ねて準備万端だったアドマイヤジャパンも、寸でのところで力尽き、
ディープインパクトの厚い壁の前に阻まれたわけだが、レース後にはなんともいえぬ充実感があった。
このあたりでは、勝ち星が増えているわけではないが、敗因が明快なレースと納得のいくレースが続き、
この調子で行ってくれれば・・・と思いながら競馬を見ている。

そしてまた落とし穴w
北海道2歳優駿のエイシンセイテンで、勝ちながらも降着処分。
レースVTRを見た限りではちょっとよく分からず。
パトロールを見る術が無いのでどうにもならないが、
後のアンカツ手記で本人の謝罪によりその状況は判明し、納得。
エイシンセイテンはこの間中京で出走、楽勝だと思っていたし、そんな走りだったが最後に止まって3着、
どうやら雪による輸送時間が長かったことが響いてしまったようだ。次こそ大丈夫だろう。

10月最終日はなんとも苦い気分のまま迎えて、地味に健闘を重ねて終了。

11月
なんとなく俺がブログを作る。なんか書きたかった。

停止前のJBC。
ニホンピロサートは出遅れて苦い敗戦。まともならばと悔しいが、その悔しさはすぐに晴らしてくれた。
ユートピアは5度目の失速差し返しの競馬で、初めて連圏内に突入。

一週間休んで復帰。
すぐに勢いに乗るということはさすがに難しいようで、ちょっと出遅れの競馬が目立つ。
その中で、アドマイヤモナークの豪快な差し脚には満足。万葉Sでも大いに期待している。
マイネルハーティーは後方すぎて何も起こらず。
とはいっても、途中動いて駄目なことはポートアイランドSで明らかなので、不満があるわけじゃない。
この競馬を続けていって、上手くいけばはまる日が来るだろう。
JCウィークは素晴らしい騎乗が続く。
続くといっても結果が出てないんだから数字で証明できないんだけど、
アンカツばかり見ている俺には分かった。復帰一週目から大きく変わった。間違いなく乗れている。
後は乗り馬さえ揃えば・・・。

12月
1週目。ワールドスーパージョッキーズシリーズに出ることが出来ない。
それはこれだけ勝ち星が増えなければ苦しいだろう。
来年こそは・・・と思いながらこの開催を見る。
結果は岩田の優勝。このシリーズ、地方騎手の優勝確率は圧倒的。
地方騎手のレベルの高さをまたも見せつける。

特に目立つことはなかったのだが、目に付いたのは友道師から久々の依頼があるということ。
ここでも触れたがちょっと嬉しかった。まあその程度に軽く考えていたが、
まさかこれが今年最重要事項だったとは。
それから我がPOG馬のエテルノの依頼もある。いや、走ってくれてないんだけど。
怪我したと思ったけど、その後も調教を重ねているので大丈夫そうで一安心、と個人的なメモ。
エテルノの加藤敬先生に関しては、苦しい時期にもたくさんの依頼をアンカツにくれた。
乗る馬がいなければ復活などできようも無いわけで、本当に感謝の気持ちで一杯。
ヒサクイーンの復活を心より待っているし、
年明けにはチョウカイキャロルの子供の依頼もいただけるようで楽しみにしてます。

馬さえ揃えば・・・そんな気持ちでいた12月10日。
今週は良い馬が揃ったなあ・・・と予想しながら思ってはいたが、
見事に、それはもう見事にはまった。
8戦7勝
1戦とか2戦を除いたら、おそらく中央競馬における騎手の最高勝率ではないか。
かつてデットーリが7戦7勝をやったことがあるらしいけど、
それに匹敵する内容、その一つ一つが素晴らしい。
アンテヴォルテで牝馬クラシックをうかがえそうな楽勝。
サクラメガワンダーで牡馬クラシックが楽しみになる。
マイティスプリングは交流重賞で乗ることがあれば楽しみ。
エイシンラージヒルにはOPまでノンストップの進撃が期待される。
翌日にはサンヴィクトワールがこれまた凄い勝ち方でクラシックに有力馬で挑めそう。
得意の阪神2000mでは、急遽回ってきたカンファーベストを2着へ。
ローゼンクロイツの回避という不運があったが、そんなものを弾き返して幸運を倍増するパワーがある。

15日、グラッブユアハートがクイーン賞を大楽勝。
ここはトーセンジョウオー不在では当然の結果だったが、
来年早々にあるTCK女王盃で決着をつける。
これを制したときに、牝馬交流重賞6戦の完全制覇が確定。

翌週、勝ち星こそ一つだったが、その内容は充実しきっている。
その一つの勝ち星、クンダリーニの勝利が100勝目、
よくぞ届いた・・・今振り返っても、勝ち星の増えない月がいくつかあり、
本当にどうやって届いたのかよく分からないw
メインの阪神牝馬Sはマイネサマンサで、ペリエのレクレドールとの壮絶な2着争いを制圧。
俺のことじゃないけど、どうだ!と思うw

最終週。来年のクラシックを占う最重要レース、ラジオたんぱ杯2歳S。
サクラメガワンダーとのコンビで挑んだこの一戦は、何度見ても美しい勝利。
刻んだ時計、ラップタイムが、瞬発力、持続力、レースセンス、勝負根性、気性、
その全てが一級品であることを示している。
間違いない、間違いなくクラシックの最有力候補となった。
1、2着馬の内容は、朝日杯組を大きく凌駕していると考えている。
弥生賞から始動するパートナーと共に、初の皐月賞を、2度目のダービーを、
期待するというより、手に入るものだと思って楽しみにしている。

最終日にもさらに勝ち星を重ねて、
無理っぽく見えた100勝を超えて、104勝まで積み重ねてくれた。
中央競馬が終わり、地方ではニホンピロサートの完璧なレースぶりでJBCの雪辱完了。
ユートピアはまあ相変わらずなんだけどw この馬はこれで良い。
走るべきレースは既に用意されているのだから。



駆け足で今年1年を振り返ってみた。
2日で1年を振り返るってのはちょっと無理があるような気がしたが、
やはりちゃんと振り返れてないような気がするw
とりあえず、今年はもうお終い。
明日から勝利数もG1勝ちも無し。全てがまっさらな状態でのスタート。
過去2年、スタートダッシュに失敗しているけれども、
今の調子で失敗することなどありえないだろう。
来年は出足から飛ばしていって、豊を脅かすくらいの勝ち星・・・はいらないのでw
まずはWSJS出場できるように2位をキープして行って欲しい。
まだまだ、藤田や福永に負けるわけにはいかんよ。
そして、牡馬クラシックは大丈夫として牝馬クラシックのお手馬を無事に送り込まなければ。
来年開幕早々に、サンヴィクトワールのレースが待っている。
なんとも気合いの入る開幕週だ。


こんなところかな。
では最後に二言。
アンカツ今年1年ありがとう
アンカツ来年も頑張れ



最後に、当ブログを読んでくださった方、ありがとうございます。
それでは、よいお年を。

アンカツの今年を振り返る 1~6月

2005-12-30 18:05:28 | 競馬
今年1年を振り返ってみたい。
今年最後、来年に繋がるこの12月に全騎手中最高の成績を残しているので、
もうそれ以前はどうでも良いかなあ・・・と思わなくもないけどw

1月
新しい1年というのはドキドキするもので、
いったい今年はどれだけ勝てるだろうと、唯一勝ち星を気にしてしまう時期。
正月競馬は当然仕事で見れないけど、メンバーを見るに3つ、金杯もあわよくば・・・と思っていた。
・・・まず超確勝と思っていたメガスターダム除外で1年が始まった。
勝てると思っていたアップドラフトは、後の3歳ダート界のNo3、ドンクールの前に完敗。
ブラッドバローズは後方で何も出来ず。オースミコスモは見せ場無し。
なんとも前途多難。
次の日からも、なんか・・・何かがずれている。
ミルフィオリを激走させたは良いが、接戦を制せず。
復帰戦のアドマイヤメガミは後方すぎて完敗。
今思えば超低レベルの新馬戦で、ここで勝たなきゃ駄目だったジャイアンツエールで鼻差負け。
前に行っても後ろから行っても、何かがずれている。
いつの間にか、始まって3日たって未勝利という異常事態。
さすがにアンカツともあろうものがこんなに勝てないのでは、何かおかしいのではないか・・・と焦る。
前年のJBCを病気をおして無理に出て勝って、その後悪化した水疱瘡、
あれを引きずっているのだろうか・・・。

いつでも助けになるのは松田博師の馬。
4日目、アドマイヤリッチの大外まくりで初勝利を上げる。
ここは馬が桁外れに強かったが、アンカツと手があった馬だった。
ほっと一息ついたところでシンザン記念。
マイネルハーティーで断然人気のペールギュントに挑み4センチ差の大接戦の末敗北。
残念だったけど、このレース内容には大満足だったしもう大丈夫だ・・・と思った。思っていた。
5日目、ディアデラノビアに初騎乗。桁違いの勝利で桜花賞は貰ったかなと思う。
しかし、その他はやはり何かがおかしい。
ナイキアヘッドの淀短距離S、新馬のハイエストフォース、若菜賞のナチュラルメイク、
今のアンカツなら楽勝しそうな展開でレースが進んでも、差し損ねの敗戦が続く。

7日目、沈黙していたアンカツがいきなり爆発する。
9戦して5-2-2-0というとんでもない成績、
この日の京都は、4勝2着2回だった本田と共に二人だけで競馬が行われていたようなもの。
40を超えた騎手二人の大活躍。この日は非常に暖かかったのを覚えている。
今年の最初は、土日だけ何故か寒いという日が続いていたので、
これが原因だっただろうか、これから暖かくなれば・・・と希望を持って京都1回開催の終了。

2月
2月に入って2回京都2日目。この日は1番人気が8つあるという日だったが、
なんと2つしか勝てず。これが1番人気はないだろというのもあるんだが、
梅花賞のアドマイヤタカ、500万のツムジカゼは今のアンカツなら間違いなく勝っていただろう。
このころから騎乗云々というよりツキが完全に消えている感じで、
暴走したきさらぎ賞のレジェンダロッサ、故障を抱えたままの出走となった京都記念のダイタクバートラム、
勝ち目のない馬での戦いが続く。

それでも、アドマイヤドンがいる・・・そんな気持ちで挑んだフェブラリーS。
スタートして・・・???一頭ゲートに残っている???
え?ドンか???嘘だろ???
それはもうパニくりました。アドマイヤドンを買った人、みんな真っ青だったでしょう。
まさかの1秒出遅れ。というか出遅れじゃないな、あれは。ゲートを出ず、という表現が相応しい。
さすがに百戦錬磨のアンカツは落ち着いていて、遅れたなりの競馬はして5着まではやってきたが、
どうにかなる遅れではなかった。着差や崩したリズムからして、まともなら勝っていたはず。
アンカツが何かに呪われてるような気がしたし、ドンの今後が不安になる。
翌週、アーリントンCはセイウンニムカウを上手く2着に持ってきたが、
翌日の中山記念では馬群をうまくさばけずにカンパニーで2着に敗れる。
今のアンカツでは想像のつかない差しそこね。とにかく今年の最初は差しそこねが多すぎた。
不安ばかりのまま3月へ。暖かくなれば・・・それに希望を託す。

3月
希望の1頭、ディアデラノビアがチューリップ賞に出走。
このレースを圧勝して、今年こそ桜花賞を・・・と描いていた夢は見事に潰えてくれた。
外を回ってエアメサイアをまったく寄せ付けなかった内容からして、
アンカツもどこから行っても大丈夫と思ったのだろう、
馬群に入れて直線は外に出す競馬を選択、これが裏目中の裏目。
どうやら回りに馬がいると気分を害してしまう繊細な馬なようで、
かかりまくったまま最後の直線に入り、直線でも次から次へと外から被されて何も出来ず。
駄目だ、乗れてない上についてなさすぎ。
ここに至って、なんかもう達観したような気分で競馬を見るようになるw

ディアデラノビアはこの後連闘でフィリーズレビュー。
外々を回って4着だったが、前3頭は強くこれはほぼ力通りだろう。
どういう競馬をするべきか、それを知る結果となったチューリップ賞だったが、
2度の権利取りに失敗しては、さすがにアンカツに再度のチャンスはなかった。
桜花賞に出れなかったのは申し訳なかったが、
フローラSとオークスで好走できたのは、チューリップ賞で弱点がはっきりしたからだと思う。
弱点さえ分かっていれば、一流騎手ならそれをカバーできるもの。
年明けの金杯で戦うことになるが、ちょうどハーティーと差し比べになることだろう。
アンカツ乗らなきゃもう敵なのでw 牡牝の差を見せつけてやって欲しいものだ。

苦しかった寒い時期が終わりを次げて3月の半ば。
ダイオライト記念のパーソナルラッシュでタイムパラドックスを撃破。
久々に夢のある出来事が起こる。
続けて毎日杯のローゼンクロイツ、さすがにこれ負けたらどうしよう・・・と思わせるメンバー構成だったが、
あっさりと抜けて力差を見せつける。ホッと一息。
直線で外にふらつく仕草を見せたが、これはこの馬の癖なのか。
前年最後のラジオたんぱ賞2歳Sでも坂の入り口でもたつくシーンがあったが。
短距離ではナイキアヘッドで2回もとちっていたので、高松宮記念に騎乗馬がいない。
寂しく中山遠征したマーチSでユートピアが59キロを背負って3着に好走。
クーリンガーに交わされて急速に失速したのは笑えたが、ここにも未来に希望が見える。
少しずつ、少しずつだけど希望が見えてきた3月の終わり。

4月
4月に入っても勝ち星は伸びてこない。
再び芝に挑んだアドマイヤドンは見せ場なく6着。王者が迷走している。
マイラーズCのカンパニーは、前走で馬群をさばき損ねたからか大外から。
同じ差し馬のハットトリックが凡走する流れではどうにもならず4着まで。
カンパニーがレースに出走すると何故かスローペースになるのは仕様か。
カンパニーに関しては、負け続けていたけど差しに徹することは問題ないと思う。
ハットトリックと同じような競馬を続けていれば、必ずG1に届く。
能力はカンパニーのほうが上だと思っている。
大いに期待していた皐月賞のローゼンクロイツは惨敗でがっくり。
後にその原因が明白になるのだが、この地点ではただがっかりするしかなかった。

4月も早々と後半へ、ディアデラノビアは豊に乗り代わりで仕方ないけどがっくり。
まあピットファイターも素質馬なので期待しようと気持ちを入れ替えていた4月24日。
この日の8Rのワディラムで何か変わったような気がした。
京都芝コース外回りの利点をいかんなく発揮して、芸術的な鼻差勝ち。
スルスルと馬群を抜けて来たときは思わず「あっ」と声を上げた。
今年最初とも言って良いような神業での勝ちきり。
立て続けにピットファイターでアンタレスSを圧勝。また夢が広がる勝ちっぷり。
4月最後の30日には、今後パートナーとなるマイネサマンサを2戦目で勝利に導く。
これもまたイン突きを鮮やかに決めたレースで、ちょっとづつ本来のアンカツが帰ってきた。

5月
予感はあった。
手放したディアデラノビアがフローラSを快勝するという手痛いニュースの中で、
すぐさまピットファイターで重賞を制するんだから、悪夢は去ったと思われていた。
5月1日、6R、今では俺の期待の一頭、当時人気薄のエイシンロンバードで豪快な差しきり勝ち。
8R、超快速馬マルブツブリザードでテンからぶっ飛ばして圧勝。
復帰してから、勝ち上がるのにてこずってるようだけど、また京都で乗せて欲しい。
10R、長きに渡って、先行したり差したりまくったりと苦労を共にするパートナー、
ダディーズドリームに久々の勝利をプレゼント。
11R、前年の菊花賞で外を回らされて苦杯を舐めたスズカマンボとの再コンビ。
ただひたすらにインで気配を消し、京都外回りの直線入り口のメリットを最大に生かしきって勝利。
アンカツここにあり。地方時代によく言われた「アンカツマジック」という言葉が相応しい勝利だった。
そりゃあもう嬉しかった。別にどれだけ勝てなかろうとも応援は続けるけども、
どんなレースでも勝ってくれるに越した事はない、しかもそれが天皇賞ときたら喜びも格別。

このあたりから、ずっと気になっていた件がかなり少なくなってきた。
1月~4月、この時期はとにかく出遅れが多かった
気になって仕方なかったのは、ゲートを出たあとに尻餅をつくような形で出ることが多かったこと。
重心が後ろにかかってるのかどうか分からないけど、
最初の一完歩目はよくても2歩目から3歩目あたりで勢いがつかないことがとても多かったと思う。
もともとアンカツは物凄くスタートの上手い騎手で、
しっかり調べてないから分からないけど、2003年とか2004年は出遅れがもっとも少ない部類の騎手だと思う。
スタート感が悪くなってしまう時期というのはどの騎手にもある話なようで、
アンカツもそれにはまっていたようだ。
現に、絶好調となったこの12月に出遅れはほとんどない。
好スタートの連発で思い通りの位置から競馬をしている。

それから、中日スポーツの記事により、アンカツが復活してきた明確な理由の一つが分かった。
松田博厩舎所属の高田君が怪我をしてしまって調教の手が足りなくなり、
4月の半ばあたりから松田博厩舎の調教の手伝いを始めたということだ。
調教に精を出すことによって、寒かった冬に動かなかった体が徐々に切れるようになってきたということ。
やはり救いは松田博師。いつもお世話になります。
・・・中央入り後、アンカツは調教に参加するのは週一で乗る数頭の追い切りだけで、
あとは自宅でのんびりしてる騎手だったからなあw

かしわ記念ではアドマイヤドンが完敗の4着。
まともな競馬で完敗したのは初。完全にリズムが狂った。
放牧で立て直しが図られることになった。復活を祈る。
ユートピアがかきつばた記念で久々に謎の敗北をやってしまう。
単発であることを祈りたかったが、今となってはどうにもならんことを知るに至るw
京都新聞杯のトーセンディライトは超人気薄で目立たない7着だったが、
春天をなぞる進路取りで素晴らしい騎乗。
NHKマイルCのセイウンニムカウもまあまあの内容。負けるにも内容が好転してきた。

このあたりでは素晴らしい騎乗と妙な失敗が交互に来るようになってきた。
ワディラムの1000万条件などは芸術的な差し切りながら、
ハリーズコメットの栗東Sはもう首を傾げるしかない変な敗戦。
ダディーズドリームの目黒記念は直線でちょっと苦しい場面に陥りながらも大奮闘、
マルブツトップの東海Sは、なにそれ?としか言えずw
それでも5月の最後の中京の日には、6戦4勝でヴィータローザを2着へ持ってくる奮闘ぶり。
悪夢は完全に去ったように思われた。

6月
日本ダービーが終了。ディープインパクトには脱帽。
既に心にはゆとりがあり、希望を抱いて迎えた6月。
6月最初の日から勝ち星を快調に重ね、得意の夏の小倉へ向けて前途洋洋・・・だったはずが。
6月11日3R、キープゴーイングで4番手を追走していたアンカツは、
直線入り口でわずかに空いていた斜め前のスペースへ飛び込んでいく。
内にいた善臣のアドマイヤタイトルの進路がなくなって後退。
完全に善臣の前を消してしまったので、騎乗停止となってしまう。
善臣はこのシーンで、元から痛めていた腰の具合を悪くしてしまったようで、
なんとも申し訳ないことになってしまった。
さらにこの件はアドマイヤの近藤氏の怒りを買うことになってしまい、
7月最初に乗ることになっていた新馬アドマイヤキッスへの騎乗が無しになってしまう。
またも前途多難。なんて波乱万丈な人なんだ。


さすがに1年を振り返ると軽くしようとしても長いなあ。
7月からは明日に。

東京大賞典結果

2005-12-29 17:47:47 | 競馬
1着 アジュディミツオー  内田博
2着 シーキングザダイヤ 横山典
3着 タイムパラドックス  武豊
4着 ベラージオ       松永幹
5着 ユートピア       安藤勝


まあ、こんな展開ならその結果に集約するだろう。良しとするか。
予想外にアジュディミツオーの単騎逃げ。
いや、アジュディについて予想外ということはないんだけど、
ナイキアディライトが行かないのにはびっくりした。
石崎父、手綱引っぱってたよな?何考えて引いたんだろうか・・・。
何はともあれ、ナイキが引いてユートピアも無理するつもりはないから、
アジュディミツオーがその能力を発揮するパターンの一つになって、
秋4戦目で状態も上がっていたのだろう、まさに圧勝だった。
やはりまともならばダートの現役最強はこの馬だった。
カネヒキリやサンライズバッカスあたりよりも一枚上だろう。

ユートピアについては、びっくりするほどに常識にかかった競馬だった。
好スタートから楽々と3番手の外の絶好位、
外目を追走していたから、流れにも非常に上手く乗っていたし、
道中ペースがそこそこ速く、まくってくる馬もいなかったから4角まではとても良い感じ。
4角でシーチャリオットにまくられて、いつもよりはマシだけどやはりちょっと後退して一旦は7番手、
あれがなければ2,3着あたりあったかもしれないけど、まあそれはもう仕方のない話。
右回りで遅れるのは仕様、要するに右回りのコーナーでペースアップできないということだろう。
最後まで止まらずにしっかりと伸びていたし、こんなもんかな。
来年は左回りマイルG1が4つ、まさにユートピアの為の1年。全部奪い取って欲しい。
それは可能だと思う道中の走りだったので満足した。

シーキングザダイヤは4番手で流れに乗って、最後までよく伸びて2着。
能力を出し切った。今年5度目のG1での2着。お疲れさん。
今のままでは最強になりうる馬では無さそうだけど、
マイルCでカメと人気を分け合った馬だし、なんとかして一個勲章をあげたいものだ。
タイムパラドックスもマイポジションから精一杯の伸び。
いつも通りの走りを披露した、こちらもお疲れ様。
これからも、相手が不発ならばその時はいつだって勝てる準備は出来ていることだろう。
ベラージオにはびっくり・・・というほどでもないけど。
深い砂はそれなりにこなすというところか。
G1じゃ足りないけどG3くらいなら勝てそうだ。
その前に、この馬は賞金面で地方のレースに出走できるかどうかが問題だなw
今日ここに出走できたのは幸運だったけど、普段はなかなかそんなチャンスは訪れない。
・・・ああ、佐賀記念なら出れるか。この馬はこのチャンスを生かせるかどうかだな。

シーチャリオットは4角で良い勢いで上がってきたときは、おっと思わせたけど、
そこまでで後は脚が上がってユートピアに差し返されて6着。
それでも能力の片鱗は見せてくれた。
昨日のレッドペガサスと同様、これからのダート路線を地方代表として背負っていく馬だろう。
まだ上との力差は結構ありそうに思うが、
上の馬達はもう強くなるわけではない、これからは成長して差は詰めていくだけなので前途は明るそうだ。

こんなところかな。
今年最後のG1はアジュディミツオーの復活、健在ぶりを見守ることで終わった。
最強時のアドマイヤドンですら、ドバイから帰ってきてずぶくなって苦労したものだ。
ドバイから帰ってくることの大変さを思い知る次第。
復活したアジュディミツオー、来年の中距離戦線の格として頑張りそうだ。


アンカツ的には、今年の競馬が全て終了した。
明日から2日間、今年1年をざっと振り返ってみたい。
まずは今年一年、お疲れ様でした。

東京大賞典

2005-12-29 04:57:53 | 競馬
29日 東京大賞典 G1 大井・2000m
1番 シーチャリオット     55 佐藤隆
2番 ボンネビルレコード   55 的場文男
3番 クールアイバー     57 森下博
4番 アジュディミツオー   57 内田博幸
5番 ニューシーストリー   57 永島太郎
6番 シーキングザダイヤ  57 横山典弘
7番 ジェネスアリダー    57 柏木健宏
8番 ユートピア         57 安藤勝己
9番 べラージオ        57 松永幹夫
10番 ナイキゲルマン    57 今野忠成
11番 スターキングマン   57 赤木高太郎
12番 ウエノマルクン     57 鈴木啓之
13番 シャコーオープン   57 坂井英光
14番 ナイキアディライト   57 石崎隆之
15番 タイムパラドックス   57 武豊 

東京大賞典は以上の15頭。
カネヒキリとサンライズバッカス、ミツアキタービン、ヴァーミリアンあたりが不在だが、
それ以外の強豪は全て出揃った好メンバー。
これだけメンバーが揃ったら、いわゆる地方の穴馬では通用することもあるまい。
ばっさりと切り飛ばしていこう。

クールアイバーは若い頃からOPを賑わせてきたが、重賞では一歩、二歩足りない。
南関重賞に手が届かない馬がここで馬券圏内に・・・というのは不自然だろう。
そのクールアイバーと前走で競り合ってしまったボンネビルレコード。
このレースへ向けて、普段にない積極策を試みたのだろうけど、どうにも先行策は向きそうにない。
今までどおりに差してどこまで・・・だろうけど、
元々相手なりの馬とはいえ、ウエノマルクンやクールアイバーあたりと小競り合いになるようでは、
ここでは厳しいんじゃないかな。秋になって連勝しているけど、劇的に強くなったとは思っていない。
ニューシーストリーは兵庫の強豪の一頭だけど、
JBCクラシックを見る限りは普通に厳しい。
ジェネスアリダーは近走不振で厳しすぎる。たとえ全開でも能力が足りないだろうし。
ベラージオは繰り上がりでの出走。一時期の不振は脱したようだけど、
カフェオリンポスあたりと競っているようでは、とても残りのJRA勢には歯が立つまい。
ナイキゲルマンは、昔はナイキアディライトの壁にぶつかりまくっていたが、
近走は完全に低迷している。厳しいだろう。
ウエノマルクンは個人的によく買うんだけど、重賞には一歩届かない存在。
交流重賞、しかもこのメンバーでは厳しい。
帰ってきたシャコーオープン。叩いての前進は必至とは思うけど、
これももともとナイキアディライトには及ばない馬。ちょっと足りない。

半端な穴馬の介在の余地は無いと見て上の8頭は考えない。

シーチャリオット
南関の最強3歳馬。
カネヒキリに勝つことが出来る唯一の3歳馬とまで言われた存在だが、
JDDを前に戦線を離脱、11月の暮れにやっと帰ってきた。
その前走は折り合いを欠いて見せ場なし、まったく褒められたものではなかった。
逆に言うと、不発で当然だったので前走には全部目を瞑ってしまうという手もあるだろう。
というか、そういう理由で人気しているようだ。
正直に、一番分からない存在。勝たれても惨敗でも、おかしいとは思わない。
どこから競馬するかも想像つかない。

アジュディミツオー
JCDは逃げると思ったが半端に控える競馬。
無理に抑えていたのでレース序盤は折り合いを欠いていた。
しかも落鉄していたようで、とりあえず度外視しても良いだろう。
ドバイから帰ってきて4戦目。そろそろ能力全開になっても良い頃。
博幸も2戦続けて無様な競馬は出来ないだろう。
元の能力を思えば、アドマイヤドンに迫ってドバイまで旅立った、この馬こそが最強の存在。
3番手からの競馬。

シーキングザダイヤ
今年に入って川崎記念、フェブラリーS、南部杯、JCDで2着。
どうも走っているイメージがわかない馬で毎回人気の盲点だが、
今回はさすがに人気の一角でレースを迎える。
好走のG1は全て左回りで、サウスポーの可能性もあり。
どちらかというと、時計のかかる競馬はあわないと思っている、
大井はある程度速くなるので大丈夫じゃないかとは思うが。
まあ、成績通りに勝ちきっている姿というのは物凄く想像しづらいので、
(この馬が一番強いかといわれると否定したいw)
安全な2,3着候補として・・・ということになるだろうか。
4番手からだろう。

ユートピア
また競馬の常識を外れたレースをしてしまうであろう右回り。
まともに走れば全馬を制する力は持っているんだけど、それがどんなに難しいことか。
とてもじゃないけど全幅の信頼は置けない。
調教では相変わらず馬群を割る練習を繰り返していて反応は良好、
とりあえず下がってしまっても最後に差してくるのは間違いないだろう。
道中、どこに位置して、そこからどこまで後退せずに済むか、それにかかっている。
こんな訳の分からん心配しなきゃならんとは、まったくふざけた馬だw
今のアンカツなら何か新しい面を見せてくれないか、鞍上頼みで単勝は買いたい。
とりあえずは2番手になるだろうか。思い切って最初から下げていても面白いかも。

スターキングマン
一昨年の王者だが、その後不振に陥っていた。
今年も着順は善戦はなれど離された競馬ばかりでもう駄目だろうな・・・と思っていたら、
前走のJCDでいきなり復活の激走。
体質が弱くて使い込むことが出来なかった・・・という話だが、
それは調教などを見ても明らかで、森厩舎にしてはとても軽い調教が特徴の馬。
今回もプール調教を加えながら坂路を軽く回ってくるだけど、これはこれで順調ということだろうか。
今回も人気の盲点にはなりそうで、なんとも取得に困るが・・・やはり買っておくべきかな。
7,8番手から。

ナイキアディライト
かしわ記念、帝王賞、日本テレビ盃、JBCと昨年とまったく同じローテーションを進み、
今年はJCDをスキップしてここ一本に調整を進めてきた。
前走のJBCはゲートに入らなかった地点で既に正常の状態にあらず、
さらにゲートを出てからいったんは控えながら、途中でいきなり仕掛けて先頭に立つという、
逃げていたユートピアにとってなんとも迷惑な競馬をしてくれたw
今度は絶対に行ききるだろう。鞍上は親父になるし半端なことはしまい。
後続の動き次第で一発ある。

タイムパラドックス
まったく王者って感じがしない現役ダート王。
何故なら、パーソナルラッシュやユートピア、アジュディミツオー、サカラートなど、
ムラがけだけど強い馬がその能力を最大限に発揮してきたときにあっさりと敗れてしまうから。
といっても、これらの馬が好凡走を続けている間にもこの馬はこつこつと走り勲章を積み重ね、
実績的には完全に王者の立場に立つことになった。
距離が2000mあれば展開に左右はされない。
不発はまず無いだろうが、3,4着になってくれるとなんともありがたいね。人気、馬券的に。
7,8番手から。


さて、これはどうやって買ったものか。
とりあえずユートピアの単勝は買うとして・・・。
3連単で1着にアジュディとユートピア、シーチャリオット
2着、3着にこの7頭を置けば・・・いくらなんでも多すぎるか。
よく分からんシーチャリオットを外してしまうかなあ。
展開次第のナイキも外せば・・・いや、やっぱそれは出来ない。ナイキの逃げは絶対面白いと思う。
右回りが怪しいシーキングを外すってのもありかな・・・いやしかし。
ユートピアの2,3着ってのは考えにくいか・・・いやJBCはグダグダの末に2着だし・・・。
タイムの複が確実そうだけど、意味なさすぎ・・・。

3連単買うとなんか変な買い方して外しそうで怖いw
結局はユートピアの単複とアジュディの単だけ、考えてるうちにそんな気になってきた。
とりあえず、とても面白い競馬が見れるのは間違い無いと思う。
今年最後の大一番。
アンカツが勝つことを祈る。

兵庫ゴールドトロフィー結果

2005-12-28 19:48:44 | 競馬
兵庫ゴールドトロフィー
1着 ニホンピロサート 安藤勝
2着 メイショウボーラー 横山典
3着 バンブーボカ     五十嵐冬
4着 アグネスジェダイ  小牧太
5着 ノボトゥルー      武豊

なんとも気持ちの良い快勝を見ることが出来た。
単勝配当が590円と想像外についててちょっと動揺。
なんでかと思ったら、プラス16キロだったのか・・・納得。

レースはメイショウボーラーが躓いて後方から、
これで幸運にもアグネスジェダイが単騎逃げになった。
好スタートを切ったアンカツのニホンピロは、
気合いをつけながらグングンと前に進出して4番手。最高の位置についた。
ニホンピロの末脚をもってすれば、この地点で楽勝確実といった感じか。
しかしこの形でアグネス2着ないとはだらしないなあ・・・と思いながら見てたら、
途中からのレッドペガサスのまくりがすげえ。
結果は知ってたけどレース内容は知らなかったからびっくりしたw
アンカツも小牧もびっくりしたように外を見たのが笑えた。そりゃあの勢いじゃあびっくりするわ。
ジェダイはまくられて沈んだね。前走で自信は持っていたけど、確信に変わった。
アグネスジェダイは被せられたら終わり
これからジェダイは苦労することになるだろう。
一方のニホンピロはといえば、一瞬行き脚が鈍ったけどすぐに加速してレッドを追撃開始。
大正解のこの判断。さすがアンカツ、今日も冴えてます。
4角に入る体勢でレッドとニホンピロが後続を突き放している地点で、ニホンピロの勝利を確信。

しかしこの展開でボーラーどっからだよ・・・と思ってたら、大外から凄い勢いで差してきてますなw
出遅れによって、まったくしたことのない競馬を強いられたわけだけど、
さすがは横典、腹を括った競馬が得意な男。思い切った差し競馬で活路を見出してきた。
アンカツと横典、この二人は変な状況に陥ると、
余計なことをせずに思い切った競馬に切り替えてくる騎手で似ているんだけど、
その結果は、アンカツは勝つか惨敗、横典は2着になるのは何故だろうかw
とりあえず思ったのは、
ボーラーに復活の兆し、次あたり圧勝があるかも
3着で良かったのにねえ、馬連総流しとか考えたのはアホだったw

ボーラーに続いて飛んできたバンブーボカ。
さすがは北海道の王者の一頭。道営のレベルの高さを見せつけた感。
優秀な2歳馬は、全て中央や南関に取られてしまうけど、
それでも残された馬たちのレベルは高い。
まあ、南関や盛岡の交流で結果を出しているので明らかだけど。
この臨戦過程がどうかと思ったけど、きっちり合わせてきたね。
来年、ダートのマイルG1は4つあるので、どこかを目指して欲しい。

ノボトゥルーはちょこちょこと差してきただけの5着。
ニホンピロが前で止まってないので勝ち目はなかったけど、ちょっとだけ後ろすぎたか。

レッドペガサスはとにかく凄いまくりを見せた。
あの脚があれば、これからも中央馬と真っ向から戦うことが出来るだろう。
兵庫は世代交代の時期が来たかな。

さて、デイリーよりアンカツのコメント
「スタートも良かったし、枠順も良かった。
位置取りと良し・・・すべてがうまくいった。
3角でまくられてズブい面が出たけど、しまいは確実に伸びる馬。
4角で勝利を確信した。この勝利で波に乗ってくれれば」

はい、完璧でした。ありがとうございます。
ニホンピロは来年で8歳になるわけだけど、
まだまだ重賞で本命級として戦っていけそうだね。
黒船賞やかきつばた記念など、適鞍がいろいろあるので楽しみにしたい。

最高の気分のまま、今年最後のG1・東京大賞典へ。
時間はあるのでゆっくり考えてみたい。

兵庫ゴールドトロフィー

2005-12-28 00:45:19 | 競馬
28日 兵庫ゴールドトロフィー G3 1400m
1番 アグネスジェダイ   小牧太
2番 ミラクルアラン     田中範
3番 ハタノアドニス     御神本
4番 メイショウボーラー  横山典
5番 バンブーボカ      五十嵐冬
6番 レッドペガサス     田中学
7番 シンドバッド       岩田康
8番 ニホンピロサート   安藤勝
9番 ノボトゥルー      武豊
10番オグリスキー      岡部誠
11番スピニングアロー   大山真

名古屋のヨシノイチバンボシが恐らく雪のための調整不良で回避。
以上の11頭立てとなった。
1頭ずつ見ていきたい。

アグネスジェダイ
森厩舎らしく出れるレースには全て出走している馬だが、文句なしのスプリンター。
ある程度距離に融通性のある、マイルくらいまでこなせるスプリンターと考えていいと思う。
交流重賞で好成績を出してきたが、この馬が好成績を出すための条件は恐らく逃げること。
もしくは外目の2,3番手を被せられないようにスムーズに進むこと。
かぶせられたりすると、すぐに駄目になってしまうように見えたのが前走のJBC。
ここは外枠が欲しかっただろうが、最悪の最内枠。2番手に控えるのも辛い感がある。
とにかくメイショウボーラーのハナを叩けるかが問題。

ミラクルアラン
園田でビューで連勝、中央入りして一勝も出来ず。
再び園田に帰って、C級からA級までノンストップの連勝中。
名古屋のマルカセンリョウや高知のイブキライズアップのような、
中央で勝てないで地方に去ってから頭角を現す形。
このパターンは交流重賞では基本的には通用しないが・・・たまにマルカセンリョウみたいなこともある。
時計だけ見るととても通用はしないと思うけど、レース内容が中団からまくって先頭ばかり、
あまりにペースがたるいから面倒で途中から行ってしまうのだろう。
少なくともこれまでのレースでは、力を出し切ってないと思われる。
交流のペースになって、前が相当きつくなれば一発あるかもしれない。
素直に考えると、流れについていけない気もするが。
中央時代などとても覚えていない、見たことのない馬なので楽しみだ。

ハタノアドニス
JBCスプリント2着で、このメンバーで最先着馬。
一時期、JRA勢をあわせてもスプリントの天下を取りかけた馬なので、
走られても不思議でもなんでもないが・・・歳なのによくやる。
後ろに位置してはまったく利点を生かせない馬。
少なくとも3番手あたりは欲しいだろう、
JBCのような早め先頭で粘り込みの競馬が理想。状態も良さそうだ。

メイショウボーラー
このメンバーでは断然の力を持っている、というか持っていた馬。
王者の座についたのはまだ今年の春の話だったんだが。
どうも高松宮記念を使ってからおかしくなってしまったようで、
さらに海外遠征の取りやめ、状態が戻らぬままのJBC、悪いほうへ悪いほうへ流れている。
テンのダッシュ力はさすがにあって、本気ならばハナには立てるだろう。
だが4角前にで止まると思われる、イメージは不調期のディバインシルバー。
この馬の出方が鍵を握る。俺はもちろんニホンピロのために行って欲しいw
真面目な話、覚醒を促すのに控える競馬は意味が無いと思う、何か思い切らないと。

バンブーボカ
北海道の王者の一頭。道営ではあらゆる距離をこなすオールラウンダーだが、
本質はマイラーだろう。この条件は絶好と思う。
早めに園田入りして、速めの追いきりを3本。
最終追いきりにはわざわざ冬樹が駆けつけてやったということで、
意欲は十分すぎるほどに伝わってくる。
が、どうだろうなあ・・・?道営の長距離ばかり使っていたのが仇となると思われる。
東京盃かJBCに出てれば、ちょっと考えたんだけど。

レッドペガサス
園田3歳の最強馬、といっても3歳になってほとんど走ってないか。2歳時の最強馬。
今年最初に中央のバイオレットSに挑戦して善戦の5着、
そこから見ないと思ったら長期休養だったようだが、
11月にようやく帰ってきてさすがの力で復帰戦を快勝した。
どこまで戦えるかは本当に見物なんだけど、
前走の長期休み明けを、馬体を減らして帰ってきたのがなんとも気になるところで、
前走後の追いきりも全て馬なりに終始。これは馬体が戻ってないんじゃないか?
体調面に不安を感じる。

シンドバッド
園田を代表する一頭。
若い頃から全国各地への挑戦を続けている。
実際、交流重賞ではJRAの壁に当たり続けているので、ここもちょっと厳しいかもしれない。
・・・そう思うと、ミラクルアランやレッドペガサスもしんどいかな・・・?
地元の利というのは間違いなくあるので、それを生かしてどこまでやれるか。
この競馬場で鞍上の岩田はなんとも心強い。
陣営は先行策をほのめかしているようだ。スタート次第で展開に影響を与える。

ニホンピロサート
JBCは出遅れ、霜月Sは59キロで流れに乗れず。
条件好転のここは好勝負を期待したいところ。
24日の最終追い切りで最高の切れを披露しているので、状態は非常に良さそう。
ここは前に行きたい馬ばかりで、ちょうど中団にポツンとなるくらいになれば最高の展開。
道中によほど離されなければ差しきれる。そこはアンカツがなんとかしてくれるだろう。
JBCの最後の直線を見れば、あの時の2着~4着は一蹴できるはずだ。

ノボトゥルー
いつになったら引退するのか分からない労働馬。
JBCの後に浦和記念を使ってここにやってくるという、なんともお疲れ様としかいいようがないけど、
それをまたきっちりと自分の力だけ走ってくるから大したもの。
脚質的には差し馬で、前で止まった馬は全てきっちり差しきる馬。止まらない馬は捕まえられない。
今回は展開が向くと思われ、ニホンピロのすぐ後ろからそこそこやってくると思う。

オグリスキー
笠松の古豪。A級選抜を見たらいつも出走してる馬。
毎回人気しない割には、意外と穴をあけてくれる馬で結構好きなんだけど、
さすがにこれはきついんじゃないかねえ。
似た感じのロングランナーやゼンノサンタアニタあたりが出てきたとしてもどうにもならんだろうしね。
ゼンノサンタアニタがこないだ船橋で2着だったけど、全国地方交流で善戦くらいの馬かな。

スピニングアロー
去年まで関西にいた馬だね。
準OPまではよく馬券を買ったけど、OPでは用なしだった。
前目で早めに先頭に立って粘り込む馬だったけど、大井に移籍してからしばらくは不振、
立ち直ったところで東京盃に出走し、何故か1番人気になって惨敗。
そこから立て直してこのレースを迎える。
東京盃は置いとくとして、この馬はスプリンターだと思うので、長い距離での負けは気にしない。
ハタノアドニスくらいは走ってくるんじゃないかと思っている。


軸は考えるまでもなくニホンピロサートなんだけどw
メイショウボーラーがどこまで頑張るかは知らんけど、
メンバーの脚質を考えると、前が速くなるのは疑いようが無いと思う。
基本的には差しは決まらんけど、それは弱い馬同士での話。
メンバーが揃って、ペースがかなり速いときは豪快な差しが決まるのが園田。
で、そのほかの馬を考えてみるに、JRAの馬に絶対の存在は不在。
JBCなどの結果からも明らかなように、普通に地方馬が絡んでくるので、
ここも、なんか2着に飛び込んでくるか粘り込むんじゃないかと思う。
そんなわけで、ニホンピロサートの単勝と、
ニホンピロからオグリスキーを除いた10頭に馬連総流しをしてみたい。
思いがけない配当を手に出来るかもしれないと期待している。
リアルタイムでレースが見れないのが残念。当たることを期待。


こういう皮算用してると、ジェダイがあっさりっぽいかなあw

来年最初の開催のいろいろ

2005-12-26 19:23:32 | 競馬
京都金杯についてじっくり考えてみようとしたけど、
あまりに登録が多いので放棄w
マイネルハーティー以外をざっと見てみると、
最有力が復帰戦を快勝したオレハマッテルゼで、
ここで復帰するディアデラノビア、地味に好戦続けるグレイトジャーニー、
ファイナルSの1,2着のニューベリーとアルビレオ、
中日新聞杯2着のダンスインザモア。こんなところか。
なんにせよマイルCSから圧倒的に相手関係は軽くなったので、
あっさりともっていけても良いはず。

万葉Sは近走不振の実績馬が集結。
前2走で3着内に入っているのが、条件馬のアドマイヤモナークとツルマルヨカニセしかいないw
ファストタテヤマ、イングランディーレ、ビッグゴールド、サンライズジェガー、
菊と春天の連対馬が4頭いるが、どこまで走ってくるだろうか。
3000m級は日本では年にほとんどないレースなので、いきなり一変することもあるだろう。
モナークは一回3400mのダイヤモンドSを使って完敗しているが、
あの当時は先行して押し切る競馬をしていたので、今とはちょっと馬が違う。
追い込みに徹してどこまでの脚を繰り出せるか。
過去に京都芝2400mを3勝。力と抜群の適性を見せつけてやって欲しい。
正直、どんな人気になるのかよく分からないが、
前走ステイヤーズS4着のラヴァリージェニオ、近走の重賞実績断然のツルマルヨカニセ、
これらに続く人気になってしまうかな・・・?

楽しみな福寿草特別。
評判のフサイチジャンクはまず圧倒できるだろうと楽しみにしていたら、
ヴィクトリーランの登録があることに今日気がついた。
さすがにラジオたんぱの3着馬が出てこられると、相当にやっかいな相手になる。
ヴィクトリーランは未勝利戦でメガワンダーが一蹴した馬だが、
続く未勝利を圧勝し、ラジオたんぱでも2強につぐ3着を確保。
メガワンダーから3~4馬身程度で走る力を持っているので、2歳馬全体の中でも上位級だろう。
しかも、強いのになんかいかにも人気し無さそうな馬だ・・・。買いたくて仕方ないタイプw
真っ向から激突するとして、なんとも手応えのある相手。
これを下したときには、オークスがはっきりと見えるともいえる。

今のところシンザン記念の予定がない。
空いている有力馬と言えば、エイシンダンベリーしかいない。
北橋師の馬で福永の騎乗馬が決まっているので、
出てこくるならまず乗れるんじゃないかとは思うけど、出てくるだろうか?
全日本2歳優駿の後のコメントでシンザン記念に向かうというようなことを言ってたので、
是非とも絶好調のアンカツに任せて欲しいものだ。
過去2年連続で、圧倒的人気馬を駆る豊の前に僅差で敗れているレース。
芝走るかはさっぱり分からんけど、全日本2歳優駿に目を瞑れば相当な能力を感じさせるので、
是非ともこの馬で人気馬に挑んでみたいものだが。

今年最後の大レース、地方交流重賞の枠順が確定。
兵庫GTが7枠8番で、東京大賞典が5枠8番。どちらも絶好の枠といえる。
兵庫については明日考えてみよう。
両レースとも、とにかく印が割れているように乱戦ムードだが、
兵庫のほうはまず勝てると思う。

来年最初の騎乗馬

2005-12-25 20:26:36 | 競馬
正月の変則開催で2週分になるので、詳しくは後日考えてみたい。

初日京都
初夢賞 芝2200m
タガノデンジャラス
松田博厩舎、エンドスウィープ産駒の4歳(来年)牡馬
前走2着で絶好の勝機。初勝利をプレゼントした馬とコンビ再結成。

寿S 芝1800m
アドマイヤメガミ
松田博厩舎、エルコンドルパサー産駒の4歳牝馬
札幌で圧勝したときはどこまで行くかと思ったが。久々のコンビ結成で巻き返し。

京都金杯 芝1600m
マイネルハーティー
中村厩舎、マイネルラヴ産駒の4歳牡馬
状態は引き続き良好。現役屈指の末脚に全てを賭ける。

2日目京都
伏見特別 芝1600m
ダンツクインビー
山内厩舎、スペシャルウィーク産駒の4歳牝馬
格上挑戦の一戦を制しての同条件。面白い存在。
ナスノストローク
加用厩舎、エアジハード産駒の5歳牡馬
この条件を連続で3着、太目が絞れれば必勝か。
ワディラム
松田博厩舎、サンデーサイレンス産駒4歳牝馬
阪神はさっぱり、得意の京都で必ず巻き返す。

どれに乗っても好勝負確実だが・・・なんとも悩ましすぎる。

羅生門S ダート1200m
予定無し

万葉S 芝3000m
アドマイヤモナーク
松田博厩舎、ドリームウェル産駒の5歳牡馬
準OPを勝ち損ねてはいるが、現在の芝準OP最強の存在であることは間違いない。
格上挑戦でも、得意の京都なら臆することは何もない。

3日目京都
福寿草特別 芝2000m
サンヴィクトワール
松田博厩舎、サンデーサイレンス産駒の3歳牝馬
大楽勝の前走から、メンバー強化しても問題なし。圧勝期待。

深草特別 ダート1200m
エイシンニュートン
北橋厩舎、オーサムアゲイン産駒の4歳牡馬
過剰人気気味ではあるが、メンバーが弱化すればすぐにでも勝てそう。
クンダリーニ
安達厩舎、デヒア産駒の4歳牡馬
記念すべき今年100勝目をあげた馬。昇級でどこまで。
これはニュートンのほうが良いだろうな・・・。

新春S 芝1400m
アドマイヤコンドル
友道厩舎、ダンスインザダーク産駒の8歳牡馬
久々にコンビを組むが・・・長いこと頑張ってるな。
準OPでずっと善戦してるし、なんとかOPにあげてやりたいところだが。

4日目京都
八坂特別 ダート1800m
エイシンロンバード
湯浅厩舎、ヴィクトリーギャロップ産駒の4歳牡馬
道中は落ち着いた。スタートさえまともなら。まともなら圧勝のはず。
ドラマチックテナー
萩原厩舎、タヤスツヨシ産駒の4歳牡馬
前走はちょっと展開に恵まれなかったが、キャリアは浅くまだ底は見えていない。
どっちもMAXの能力は凄いだろうが、俺はロンバード希望

稲荷特別 芝2000m
タガノデンジャラス
前出。こちらに出ても当然本命馬。
ビッグファントム
中尾正厩舎、スペシャルウィーク産駒の4歳牡馬
前走で浮上のきっかけを掴んだ。再び前で流れに乗れば。
タガノはどちらに出ても勝ち負けだからどちらでも良いけど、
せっかく浮上のきっかけを掴んだからビッグファントムも乗って欲しいね。

シンザン記念 芝1600m
予定無し


松博先生の素質馬達が正月早々に大量に始動。
これは一気に流れに乗りたいところ。
その他、マイネルハーティーを始めとしてチャンス十分の馬ばかり。
9日芝1600mデビューのテューダーローズや、
調教で乗っているアドマイヤダーリンもいる。
松博先生の2歳馬で勝てていないのはあとわずか、
タガノボーディングやキャプテンベガあたりもなんとかしないといけないだろう。
時間はあるので、とりあえずゆっくりと考えてみたい。

過去2年はスタートダッシュで大コケだったわけだが、
今度こそ、一気に突き抜けそうな予感がある。
ていうか、騎乗停止から帰ってきたアンカツの活躍ぶりにこのラインナップならば、
きっと大活躍で始まってくれるだろう。今からドキドキする。

日曜の結果

2005-12-25 16:18:57 | 競馬
3R コスモギャザー 10着
まずまずのスタートを切ったが外枠ということもありじっくりと行って後方3番手。
前が速めでしかも混雑するような感じだったので面白いと思っていたが、
3角から4角へかけて、前走と同じく隣にいたナスノハツカゼが動き出したところで、
何故か飛び上がるようなそぶりを見せ?(画面がきれるところで確認できず)ダッシュがつかず。
完全に置かれて外に出る暇など当然なく内に飛び込んでいったが、
最後は伸びているものの、そこそこの脚しか使えず。
何かに驚いてリズムを崩した?のが全てだろう。次の巻き返しを期待。
今回も同じく半端な人気で、ナスノハツカゼが来てるだけになんとも悔しかった。

4R ケイアイボサツ 3着
放馬。そのまま出走となったが、少なからず影響はあっただろう。
それにしても奇怪なレースとなった。
逃げていた蛯名のダイワアデオスが外に逸走して落馬。
昔、アンカツのアドマイヤモナークが外に逃避したのを思い出す。本当にいきなりだから、これは怖い・・・。
直後のフェラーリファイブ鞍上の横典は鐙が外れてしまって暴走。
絶好の4番手にいたアンカツのケイアイだったが、
落馬を避けようとして全体のペースが落ちて馬群が縮まってしまったのに嫌気が差したか、ひっかかってしまった。
ひっかかった後に手応えがなくなってしまう感じだったが、ここで出なければと思ったんだろう、
4角で押しまくってなんとか行き脚をつけて先頭へ、ここで暴走していた横典が立ち直っている。
単騎で離れた先頭に立てていたことが幸いしたようだ、馬群で鐙をはめ直すことは不可能。
2頭の併せ馬で直線に向いたが、フェラーリファイブが脅威的な粘りを見せたために置いていかれた。
レースはもっともスムーズに進めたと思われるマルタカアーサーがギリギリ制したが、
フェラーリファイブの驚異的な頑張りと(まあこっちは人気するだろうからあれだけど)、
ケイアイボサツもリズムを欠いたことを覚えておきたい。次は勝てそうだ。

6R チザルピーノ 1着
勢司厩舎、スペシャルウィーク産駒の4歳牡馬。
蛯名落馬負傷のため乗り代わり。粉砕骨折とか言ってたが大丈夫なのか?全治3ヶ月とのことだが。
好スタートから叩いて叩いて先行、上手く2番手に取りついた。
そのままやや速めの流れに乗って気持ちよく追走していたが、
4角前に外からトラストブラック、ランダムシードの2頭が並んでまくってくる。
ペースも遅くないので、正直なところ理解しがたい早仕掛けだったんだけど、
まくられてるのに対応しないわけにはいかないから、4角前に仕掛けることに。
こちらの仕掛けが遅かった分いったん前に出られたが、余力があるので余裕十分に差し返して1着。
ここは力上位で完勝。仕事を果たせた感じ。

11R スズカマンボ 10着
プラス10キロ。輸送ありでこれですか。やっぱり万全じゃなかったかな・・・。
最終調教が案外で、平行線だと前向きに考えようとはしたけど悪い予感のほうが当たり。
スタートはまあまあで、押して前に行こうとするが、全然馬が進まない。
諦めて馬なりにして後方2番手に収まる。
この地点でもう他力本願でペースが上がることを祈るだけの競馬になったが、
タップダンスシチーに往年の力はなくペースが上がらない。
前が有利の流れで、ここで勝ちは消えた。
それはそれとして、スズカマンボ自体は終始インを回ってまったくロスのない競馬、
あの位置からやれるだけの力は発揮したと思う。
それは別として、ハーツクライを先行させるという奇策を成功させたルメールの手腕に感服した。
一回コンビを組んだコスモバルクの奮闘にも感服したよ。苦しい戦いが続いたがよく頑張ったな。
ディープインパクトはあのくらいなんだろう。現役最強クラスの1頭という位置づけで良さそうだ。
もっと馬群に入る競馬が出来れば話は違うんだろうけど、
同世代相手でそれをする必要がなかったことが、この大一番で大きく響くことになった。
これからは単純に外を回るだけでは勝てない相手との戦い。
学習を重ねていけば再び頂点に立つこともあるだろう。

・・・あのダービーで崩壊した4歳牡馬勢。
ハーツクライ、コスモバルク、キョウワスプレンダ、スズカマンボ、ダイワメジャー・・・。
今年の夏から冬にかけてほぼ復活をとげた。
これらの馬をまったく寄せ付けなかったキングカメハメハ。ほんとカメって強かったな。

12R マルターズビクター 4着
出てはいるんだけど、ちょっと伸び上がったようなスタート。
そこからのダッシュは速く、楽々と4番手に取りつく。
4角を前に抜群の手応えで3番手に浮上して、直線で先頭に襲い掛かるが、
そこで前と脚色が一緒になってしまった。
最後の最後にもう一伸びしているんだけどね・・・残念。
もう少しスムーズに先手を取れたら結果はまた違ったことだろう。
まあ、やっぱり力のある馬で、すぐにこのクラスは勝てると思う。

今年の中央競馬終了。
最後まで楽しませてくれてありがとう。
後は楽しみな地方交流重賞の2鞍。どちらも好勝負必至。
これを終えたら、ちょっと休んで早くも金杯。
慌しい日々がまた始まるけれども、とりあえずは一区切り。
今年もいろいろありましたが、まずはお疲れ様でした。
来年はスタートダッシュを決めましょう!

日曜日の騎乗馬と予想

2005-12-24 20:46:29 | 競馬
最高のリズムで挑む中央競馬最終日。
騎乗は4鞍だが力のある伏兵揃いで楽しみでならない。

サクラメガワンダーの次走はやはり弥生賞のようだ。
そのために今日のレースに登場、最高の結果で、
最良のローテーションを歩めることが決定。
アンカツ、友道師ともに「本当に競馬が上手い」と口を揃える好センス馬。
どこからでも動ける自在脚で、中山競馬場も攻略してくれるだろう。
ここ2戦の阪神の走りより、坂で加速するパワーがあり中山も絶対に大丈夫。
新潟で魅せた鬼脚は、東京で爆発するためにあるだろう。
京都の平坦でも圧倒的な切れ味を見せている。
王道を歩み始めたメガワンダーとアンカツに注目していきたい。
そういや、アンカツは皐月取れば3冠制することになるな。心踊る。

・・・テューダーローズも走って欲しいんですが・・・w

日曜 中山
3R コスモギャザー ○
馬体が絞れて出来は良化しているとのこと。
陣営は引っかかることを心配していたようだが、デビュー戦でそんなそぶりは無し。
一度使って、ちょっとでも流れに上手く乗れれば、
そのまま豪脚を繰り出して差しきる事もあるだろう。期待している。
前走ともに人気薄で並んでやってきたナスノハツカゼと隣枠。
なんか縁があるのだろうか、単複と別にこの2頭から3連総流しをしてみたい。

4R ケイアイボサツ ○
追い切り本数は少ないが、素軽い動きを見せている。
特に超大物といった雰囲気の馬も不在のようなので、このレースも期待させてもらいたい。
ここが終わったら有馬記念まで休養。
出来ればグッドラックHの騎乗が欲しかったけど除外じゃ仕方ない。
芝2000mを2戦乗れるというのは非常にありがたいことで、
ここで何かを掴んで欲しいな。

9R スズカマンボ △
状態は平行線で良好。
絶好の内枠を手に入れたからには、内でこっそりと競馬するしかあるまい。
どの馬を目標とすることもあるまい。自分の競馬で、余力を残して直線へ。
欲しい結果は今日1日で十分すぎるほどに手に入れた。
気分を楽に、思いっきりやるだけだろう。きっとアンカツもそんな気持ちだと思う。
夢は買う。単複で楽しませてもらおう。

10R マルターズビクター ▲
これも状態は平行線で良好。
芝の部分で置かれなければ・・・ということだが、
別に他の馬も芝が得意というわけじゃないから、そんな心配はしていない。
中団前目に取りついていければチャンスはあるはずだ。
ハッピーエンドCの名の通り、ハッピーで終わりたいね。