踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

枯菊

2009年12月30日 | 俳句

枯菊のひとつ上向く風の中
  かれぎくの  ひとつうはむく  かぜのなか

<一言>
冷たい時雨や、霜に傷つき、やがては枯れてゆく菊。盛りの時期が華やかであっただけに余計に哀れさを誘う。そんな枯菊のなかに一輪、確かな香りを放ちながらしっかりと空を見上げる花に、最後の最後までしっかり生きるという心を見た。

・季語は、枯菊’で、冬’です。

コメント
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