ゲーム・コミック・遊び雑談

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TVで升田・大山 (その他)

2009年08月22日 22時30分52秒 | ボードゲーム
先日NHK(衛星)の蔵出し劇場という番組で将棋の升田幸三、大山康晴という人達が紹介されていました。

将棋の世界というのは約400年のプロの歴史があって、その最高位として『名人位』というものが存在します。

名人は現在はタイトル戦の一つとなっていて毎年のべ1名の名人が誕生しますが、江戸時代から続いていたのは『終身制度』でした。そのくらいの重みがあるのが名人位で、永世名人となったのは19世名人が羽生さんですから400年の間に19人しかいません。

他に実力制名人や名誉名人、贈名人といった人達を合わせても30人くらいしかいません。

その歴代の名人の中でも最強ではないかと言われているのが大山さんか羽生さんかという所で、両者をどう比べるかというのは難しい問題ですが、とにかく大山15世名人も強い人でした。

長くに渡って活躍して実績がナンバー1であったのが大山さんですが、短い期間でしたが将棋史上に類を見ない特別な輝きを放ったのが升田さんでした。

少年時代に書き置きした「名人に香車を引いて勝つ」という途方もない夢を実現した人です。

名人に対して自分がハンディをつけて勝負して、その上勝ってしまう・・・これはとんでもない事です。

この事を実現したのは歴史上で升田幸三ただ一人なのです。長く強かったのは大山さんですが、ある意味で瞬間的な力で史上最強だったのが升田さん、という見方も出来るかも知れません。

そんな二人を紹介した番組でしたが、知っている人にとっては40分というのは短くて、もっと色々やって欲しいなというのが率直な感想でした・・・


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