ゲーム・コミック・遊び雑談

TVゲームの話がメインですが、コミックやその他の遊びなど色々と。お気楽な話から業界への苦言まで。

「俺の前から、世界が消えるのか……」 (AC)

2013年08月11日 23時14分56秒 | アーケード
 ターボ、やっとクリアしました。

 そして「もしかすると……」と思って、大魔界村をやってみました。

 …………!
 
 …………

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 2周目の3面でゲームオーバー。

 いや、先日スパルタンXをやった時にもおかしかったのです。レバーの入り具合がおかしい。しゃがみ→立ちの切り替えがどうにもスムーズにいかない。ナイフ男のナイフを上手くよけられない→1面で死亡。

 全てのゲームがおかしい訳ではないですが、そもそもこのゲーム自体がかなり怪しいです。ループレバーやトラックボール専用のゲームだって入っているし、全タイトルがキチンとプレイ出来るのかどうか、謎が多いです。これは最初に見た時から直感として浮かんでいた事です。
 まあその辺はとりあえずボカしておきましょう。

 やっていて、ジャンプ中の上下撃ちがすんなりと入らないのです。そういう点を考慮して、動きが制限された中でうまくやりくりしながら1周はしました。しかし、3面のとある箇所での、しゃがみ状態から立ちに戻して素早く右にジャンプ、という動作が上手くいかない。
 1周目の時も出来なかったのですが、偶然というか正規とは違うルートでそこを突破しました。そのやり方が、実は今となっては正確に思い出せないんですが……今後まともにあの筐体での攻略を考えるなら、その偶然を必然のパターンにしなくてはいけないのかも知れません?!

 その1箇所のためにクリア出来ませんでしたが、その他に関しては、まあ上手く対処していたと思います。結論は急ぎません。

 しかし、クリア出来なかったのは客観的な事実であります……

「魔界村は、俺の人生にとっては誇りなんだ」

 ポリスノーツの台詞のパクりですが、いや、深い意味はないです……大の方にはそれ程プライドはないのですが、それにしても簡単には納得出来ません。

 喪失感というのか、よく分からないけど得体の知れないものを感じながら今度は、影の伝説を選択しました。このゲームを起動させながら、不意に

「俺の全ての能力が、失われていくのか……」

 こんな言葉が頭の中に浮かんだのです。

「俺の前から、世界が消えるのか……」

 丁度、この台詞とイメージが重なりました。

 (ここ数行は、後日修正します)

 「将棋の子」に出てきた言葉です。私は原作の方は読んでおらず、コミックの方ですが、二段で退会して後に司法書士の試験に合格した○○が、医者に失明の恐れがあると宣告された時の台詞です。 

 影の伝説の準備が出来るまで、その言い知れぬ不安に襲われました。

 何かを誇張するでもなく、奇をてらう訳でもなく、ただ、何も考えず、ふと頭に浮かんだのです。

 そして、

「そうか。当然なんだよな。仮に今日大丈夫だったとしても、いつかその日は必ずやってくるんだな」

 こうも思いました。

 それは”死”のイメージでした。ゲームをやりながらその事を無意識に感じたのは初めての事かも知れません。

 そして影の伝説をプレイ。
 2周目(2面?)のボスで終了。これは当時と変わらず。

 次にグラディウスをやりました。ここの所、4面か5面あたりでゲームオーバーが続いていたけど、今回はノーミスで1周クリア。2周目の2面で終わりましたが、元々このゲームもそんなに上手くはなく、これも当時と変わらず。

「こりゃあ、全てのゲームを総点検かな?」

 そんな事も思いました。覚えている、と思ってた事でも忘れている。考えてみれば何年も、下手すれば20年以上も放っておいたのもある。当たり前じゃないのか。

 忘れて当たり前じゃないのか。何を自惚れているんだ、そう思いながらも、確かめておきたい事があるとも思いました。

 総点検などと、そんな事をして何になるんだ? と言われようとも、自分の中で整理しておきたい事があるのです。馬鹿馬鹿しい事ではあるけれど、これが自分の中に生まれた、ある意味新しい感覚なのです。

スト2がクリアできない?! (AC)

2013年08月11日 02時42分44秒 | アーケード
 先日は、スラップの後にちょっとスト2ターボをやってみました。
 対戦がある訳ではないから、CPUを相手にやって、そして適当な所でゲームオーバー。別段、何かを意識するでもなく家に帰りました。

 その時に、無意識のうちに感じていた事が後になってから頭の中で段々と「もしかしたら……」というものに変わっていきました。

 その時はケンを使ってみて、ピヨらせた時にケンの基本の3段攻撃を入れ損なったのですが、なにげにターボのスピードの速さが少し気になっていました。これはこの間も書いた事です。
 しかしその奥底に潜む、本当の恐ろしい事実には気付いていませんでした。

 気付くのにかなりの時間を要したのですが、ようやくその事実を思い知りました。

 どうやら、スト2の対CPUをクリアするのは、今の自分にとってはかなり難しくなっているのです。この事がなかなか分からなかったのです。

 その発想にまではなかなか至らなかったのです。スト2とはそういうゲームではない、という感覚が本当に心底骨の髄までというか徹底的に自分の中に染み込んでいたのでした。完全なる思い込みでした。また、「シューティングよりもアクションの方が衰え方は緩やかだ」というのが持論でもありました。

 スト2の対CPUのプレイなど、常にお茶を濁すものという感覚が、自分の頭の中にも体の中にも、深く深く、根付いてしまっていました。つまりは「CPUになど、本気を出すものじゃない」という考え方なのです。
 CPUの技の正確さというのは確かに凄まじいものがあります。例えば、初代スト2では対戦ではザンギエフ対ダルシムは終わっている組み合わせだと言われていました。ところが理論的には逆にザンギエフが有利という事になるのです。これはダルシムの出す技の一つ一つにザンギエフが正確に反応すれば、必ずザンギエフが勝ってしまうからです。ところが現実には、人間の反応ではそれは無理なのです(某ザンギエフマスターがそれを出来るという噂があったりしましたが、まあ大半の人間には無理な事であると考えていいと思います)が、CPUにはそれが出来てしまう。

 そうしたCPUの脅威というものは確かにありましたが、とにかく戦略という面ではCPUは全くの駄目な存在という認識がありました。駄目という言い方は語弊があるかも知れませんが、手堅く決まったパターンをやっていれば勝てる、というのでは対戦の相手としては不服であるのはうなずける話かと思います。

 ところが、本気でクリアしようとして出来なかったのです。カルチャーショックというか何というか。「もしかしたら……」が現実のものとなりました。

 しかし改めて分かった事は「だいぶ、忘れてしまっている」というものでした。

 春麗を使えば、気功拳を出すのにソニックブームと同じ出し方をしたり(ターボはヨガフレイムのコマンドだった)、他にも色々忘れてしまっていたのです。昔でも苦手だった技があって、当時はそれを自覚していて気を付けていたような事でも、全く無警戒にやったり、最後にリュウでようやくバルログまで行ったけどバルログの倒し方もすっかり忘れていました。

 覚えているものと自惚れていて、いざやってみるとスカスカで何をやっているのかさっぱりでした。なので一概に『老化現象』とは言えないのかも知れません。ここまで覚えていないのでは、クリア出来ないのはむしろ当たり前と言えるようです。

 やっているうちに、初代スト2をやっていた頃を思い出しました。あの頃は対戦には目覚めていなくて、CPU攻略に躍起になっていました。

 今の自分にとっては、ターボというのが更に悪い要素なのかも知れません。ダッシュとかもう少しスピードの遅いものだったら、また違ってくるのかも知れません。とにかく諦めないで、少しでも感覚を取り戻す事を考えて見ます。