賭博覇王伝 零 (コミック）

福本伸行の「賭博覇王伝　零」です。単行本で存在を初めて知ったのですが少年マガジン連載だとか・・・同誌にかつて連載した「涯」がイマイチだったらしくそのリベンジの意味もこめられているとか。私的には「涯」も面白かったのですが。

正直な所、最近の氏の作品はマンネリ気味だったような気がしていました。というかろくに読んでもいなかったのですが。どうも「アカギ」の鷲津麻雀にしろ「カイジ」の１７歩にしろ、麻雀の本当の理論に信憑性が無いというか、それでいて長々と続き過ぎているような感じがして読むのが面倒臭くなっていました。

しかしこの「零」は問答無用に面白いなと思いました。最初から引き込まれ、続きがとにかく読みたいと思わせる。現在は６巻まで出ています。最近の同氏の中では一番読者層が広そうな雰囲気があります。

「カイジ」の流れを汲むギャンブルが題材の話です。それにしても福本作品というのは、何でもギャンブルのネタにしてしまう、何でもありで何でも面白くしてしまう独特の世界です。