Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

雪の女王

2024年05月06日 | 書籍・映画・音楽

 

GW後半、金曜から3日間連続の出勤でクタクタになって帰宅。劇作家 唐十郎氏の訃報を知る。NHKドラマスペシャル「匂いガラス」「雨月の使者」原作者。

 

この曲を捧ぐ

 

匂いガラス 記事まとめ
雨月の使者 記事まとめ

 

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50年経ったら またおいで

2024年04月30日 | 書籍・映画・音楽

Nikon Df / AF MICRO NIKKOR 60mm 1:2.8

 

令和元年より長らく休止していた上野動物園のモノレール。新たにローラーコースター方式の交通機関が発表された。

 

Blogモノレール記事

 

上野動物園のモノレールはドラマ「雨月の使者」の影響で30形が一番印象に残っている。

 

 

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「匂いガラス」渡船場ロケ地判明

2023年01月08日 | 書籍・映画・音楽
2023年新春特別企画


1986年に放送されたNHKドラマ「匂いガラス」のロケ地検証。ドラマエピローグの橋脚と安治川トンネルは10年前に検証を終えていた。しかし、ドラマ終盤に映る大阪の渡船場の特定ができないままだった。10年前はネットで拾える渡船場の情報も少なく広いエリアにある8か所の渡船場のいちいちを当たるわけにもいかなかった。


渡船場MAP


大きな手掛かりとなるのは渡船場の桟橋への通路形状配置。航空写真で調べるもドラマと合致するものは見つけられなかった。あとは周囲の風景から情報を拾うしかなく特徴点を抽出してみた。

・渡船場横に大型のサルベージ船が係留できるだけの川幅がある
・遠景に赤白煙突
・対岸に比較的高層の団地群、屋上形状に特徴あり
・団地群の左手に横縞のある白い倉庫


渡船場横に巨大なサルベージ船が係留されている(制作/著作:NHK)


渡船場一か所につき対岸含め2か所の桟橋、合計16か所のポイントについてGoogleのストリートビューとGoogle Earthを駆使して検証を進めた。そして最終的に絞り込んだのが「千歳渡船場」だった。しかし遠景はドラマの景色と似ていたものの桟橋への通路配置はドラマのそれとはまったく違っていた。赤白煙突も確認できず、サルベージ船を係留するような施設も見つけられなかった。そして何より大きな違いは橋長950米に及ぶ「千歳橋」が渡船場横に架かっていることだ。調べてみるとこの橋の竣工は2003年5月。ドラマ撮影後に架けられたことがわかる。この橋の工事で渡船場の改修が行われたと推測するに至った。


千歳橋によって渡船場が改修され風景が変わる


ロケ地検証の頼りの綱は遠景の団地群風景と白い倉庫のみ。あとは現地調査しかないと考えロケ地までの移動手段の検討を始めた。移動手段に選んだのは路線バス。JR環状線大正駅から大阪府済生会泉尾病院近隣のバス停の路線系統と時刻表をあたる。移動手段にこれほどナーバスになるのには訳がある。ドラマエピローグの橋脚ロケ地取材時には6月の蒸し暑いなか二つの巨大ループ橋を含むおよそ10kmの道のりを徒歩で移動した。この時の苦労がトラウマとなっていた。場所特定までの経緯説明はここまでとしてロケ地の画像比較をしていく。(ドラマキャプチャー画像全ての制作/著作はNHKに帰属いたします)



ドラマの遠景が場所特定となった特徴的な団地群。このカットが無ければ場所の特定はできなかった(制作/著作:NHK)



ドラマ撮影当時と変わりない現在の団地群



団地群横には白い倉庫(制作/著作:NHK)



白い倉庫は大阪港湾局保税蔵置場だった



団地と保税蔵置場は当時のまま



ドラマの桟橋への通路配置(制作/著作:NHK)



通路の配置は一変していた。ロケ地特定は困難を極めた



千歳渡船場(鶴町側)



対岸から見たドラマロケ地の桟橋



千歳渡船場、千歳橋が大きくのしかかり風景は激変していた


取材してわかったのは渡船利用者は結構多い。渡船は無料で行われていて運行間隔は10分から20分。全国の渡船がどんどん消滅していくなか今後もこの事業を継続してほしいと願うばかり。
(記事画像は2022年10月31日に撮影)

おまけ

10年前の橋脚取材ではこの40Rループ3層(歩道)を都合4回徒歩で昇り降りする羽目に


匂いガラス ロケ地その1
匂いガラス ロケ地その2
雨月の使者 その1
雨月の使者 その2
雨月の使者 その3
雨月の使者 その4






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雨月の使者 モノレール

2019年10月26日 | 書籍・映画・音楽
上野動物園内を走るモノレールが今月をもって営業を停止する。現在の車両は40形となるが自分にとっては30形のほうが馴染み深かった。大学を出て横浜に就職し初めて上野動物園に訪れたときからずっと30形が動物園のモノレールとして刷り込まれてきた。好きなNHKドラマ「雨月の使者」では豚九とさちこが最後にデートし、豚九の前からさちこが去ったのがこのモノレールだった。今の40形が運行して18年。普通の鉄道車両であればまだまだ使える車歴ではある。150円で切符を買い30分ほど並んで最後の乗車を体験。わずか300m、1分半の乗車はあっという間に終わる。さよならイベントで乗車記念カードとストラップが貰えた。

雨月の使者 記事
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知らない路地を曲がるとき

2016年10月18日 | 書籍・映画・音楽
立ち寄った古本屋で「雨月の使者」唐十郎を見つけ即買い。パラパラと項を繰るとドラマの脚本を書き写したかのようにセリフがそのまま並ぶ。そうなのだ、ドラマを何度も観返しているうちにセリフは全て頭に入っている。本は買ったけれど敢えて読む必要はなかった。それでも手元に置いておきたかった。合田佐和子氏のカラー挿絵もふんだんに挿入され独特の世界観を紡いでいる。このドラマを見ると一気に80年代に引き戻されるのが切なくもあり掛け替えのない瞬間でもある。久しぶりに上野動物園でも彷徨うかな。
雨月の使者
雨月の使者 ロケ地
匂いガラス(おまけ)
ブラームス弦楽六重奏曲第一番
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雨月の使者 ふたたび

2013年04月21日 | 書籍・映画・音楽
「雨月の使者」制作、著作/NHK

部屋を片付けていて探していたビデオテープが見つかる。作品は「雨月の使者」。VHS標準で録画していたので画像の劣化は最小限に抑えられた。とは言っても現在の高画質に慣れた目にはつらい。早速、WデッキでDVDにダビングしておく。ダビングがてら作品を観返す。放送から既に26年が経過していることに改めて驚く。録画したのがつい昨日のことのように思い起こされる。これから先も20年、30年とこの作品は観返すことになるのだろう。鑑賞中だけは22歳に引き戻され当時の日々の細々が走馬灯のように蘇るのだ。
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知らない路地を曲がるとき

2012年12月14日 | 書籍・映画・音楽
1987年NHKドラマ「雨月の使者」のロケ地が判明した。ドラマの最後、豚九が廃屋ビルの屋上で月見草を咲かせるシーンのロケーションがずっと謎だった。遠景に新宿副都心の高層ビル群が見え、舞台となる廃屋の屋上には特徴的な通気口が並ぶ。先ずはNSビルと京王プラザホテルの位置関係から方位は副都心の南西と判断。更に高層ビル群からの距離を目測。ドラマ撮影当時、既に崩壊寸前の廃屋であったことから建替えられた開発ブロックを探す。そして見当をつけたのが初台にある「東京オペラシティー」。建築前を調べると東京工業試験所とある。早速取り壊される前の試験所画像を検索。ドラマに映っていた屋上の特徴的な通気口を見つける。ドラマのロケ地がここであったことに確信を持つに至る。建屋は1992年に取り壊されたとのこと。もう少し早くにこれに気づいていれば現場を見ることも出来たことが悔やまれる。
東京工業試験所記録フィルム
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「匂いガラス」 (NHKドラマスペシャル) ロケ地判明

2012年06月03日 | 書籍・映画・音楽
1986年に放送されたNHKドラマスペシャル「匂いガラス」脚本:唐十郎、音楽:中島みゆきによる切ないドラマ。1999年に自分のウェブサイト「齋藤秘密研究所」内でページを設け「雨月の使者」と共に紹介していた。特に「匂いガラス」のドラマは大阪を舞台に撮影されており、当時大学生だった自分はNHK大阪放送局で雑用のアルバイトをしていたこともありこのドラマへの思い入れは強かった。ドラマのエピローグやプロローグに映る小さな運河に架かる橋の橋脚の小さな中州はドラマ展開の大切な舞台であった。この中州のロケ地が何処であるのかずっと探していた。そして本放送から26年目にしてようやく自力で場所の特定となった。ドラマでは「安治川隧道」(安治川トンネル)もロケ地でありその周辺ばかりを探索していたのが見つけ出せなかった敗因。実際には安治川隧道からはかなり離れており、更に26年という歳月が周りの景色も変貌させていた。NHK少年ドラマシリーズと同じく「匂いガラス」「雨月の使者」に入れ込む人は少ないと思う。今回ロケ地を見つけたことでようやく想いに一区切りついたように思える。因みにゲーム業界に就職し初めて業務用ゲームの企画素案のモチーフにしたのは「匂いガラス」を真似てアンデルセン童話「雪の女王」だった。雪の女王に囚われたカイを助けにゲルダが雪の城に潜入していくというストーリ。テーブル筐体用として固定画面、サイドビューのアクションパズルだった。

「匂いガラス」ロケ地 その2
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