Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

火星年代記

2024年02月01日 | 書籍・映画・音楽
派手さは無いが名作


レイ・ブラッドベリ原作「火星年代記」(メモリアルエディション)の未開封DVDを入手した。1979年にアメリカでテレビドラマ化(主演:ロック・ハドソン)されたものを再編した4時間に及ぶ長編作品。この作品は1983年の正月深夜枠に地上波放送された。当時、少しでも良い画質で残したくVHSの標準と3倍モードを切り替えながら録画していた。この時は強い睡魔に襲われCMカットの録画ポーズ操作を朦朧とした意識で行っていたのを覚えている。後にこのVHS録画映像はDVDにダビングして今もライブラリーにある。映画冒頭では豪華、眉村卓氏による解説があった。やわらかな関西弁の解説が印象に残る。浜村淳の解説でなくて良かったと心底思ったものだ。長時間作品ではあるけれど何度も観返した名作。









手元にある安心感



華氏451

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451の数字の意味を教えて(クラリス)

2023年12月18日 | 書籍・映画・音楽
先週、仕事が終わって飲み会までの時間つぶし。面白い文庫本でもないかしらとブックオフに立ち寄る。何気なしにDVD棚に目を走らせ「華氏451」を見つけてしまう。既に持ってはいるけれどこんなところに埋もれさせておくのは忍びないと即決購入。”七対子(チートイツ)”病がでてしまた。画像にある「未来世紀ブラジル」もそう。文庫本でも開高健「ロマネコンティ」や伊丹十三「女たちよ」なども同じのが数冊手元に。いわんやカメラをや

いままでの「華氏451」ロケ地探訪の記事とか









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華氏451 ロケ地再訪

2020年01月19日 | 書籍・映画・音楽
久しぶりの渡英。既に何度か訪れていたロケの再確認を行う。自然史博物館やヴィクトリア&アルバート博物館。リトルベニスからカムデンまでの運河散策など。なかでも再訪したかった場所に映画「華氏451」のロケ地があった。プリズナーNo.6の自宅やポワロのホワイトヘイブンマンションも再訪の選択肢ではあったが451ロケは行くのが少し面倒なこともあり時間に余裕がる今回がチャンスと考えた。日本での下調べで当初ハマースミス駅のバスターミナルから419系統での移動を考えていた。しかし実際にターミナルに行ってみたが419系統のバス乗り場を案内板に見つけることができず。この日は昼から強い雨との予報であり移動が急がれた。前回同様に地下鉄ディストリクトのイーストパトニー駅まで移動した。地下鉄の駅から国鉄のパトニー駅まで徒歩移動しタイミングよく来た85系統のバスに乗車、メドフィールドStのバス停まで移動。そこから徒歩にてハイクリフのマンションを目指す。焚書が行われた広場に着いて驚いたのがコンクリの広場は芝生へと改修されていた。二度目の訪問だったので迷わず場所の特定ができたが、もし今回が初見であったならロケ地の特定に手間取っていたかもしれない。幸いなことに今回は季節が冬であったので映画の撮影風景に似ていた。前回は夏で木々の緑が生い茂り見通しが悪かった。9年振りのロケ地は環境が益々悪化し駐車場には廃車がちらほら。動かないであろうトラックの荷台には粗大ごみが山積みだった。現着の頃から雨も降りだし傘をさしながら片手に一眼レフを握りしめての撮影となった。マンションは改修メンテも行われているようだが築年数(竣工1958)からしてあと20年もつかどうかといった雰囲気。雨のなか手短に各所撮影してまわる。帰りは同じ85系統でとバス停に行ったところ493系統が来たので飛び乗る。このバスは次の目的地であったウィンブルドン・ミュージアムに行くバスだった。地下鉄とバスを乗り継ぐ予定だった手間が省けた。この日の移動はすべてタイミングよくラッキーな取材となる。唯一天気が悪かったことが悔やまれた。

華氏451ロケ地 その1
華氏451ロケ地 その2
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華氏1220

2017年12月24日 | 修理・工作・技術
マナスルのサイレントバーナーとストーブの工作。正月休みを待てず加工と試運転をしてみた。バーナー部にはφ1.0の孔を32個2段を開ける。マナスル純正バーナーの燃焼が安定したのを見計らい自作のサイレンサーを被せる。燃焼音は劇的に下がりほぼ無音状態となるも酸素供給が足りず不完全燃焼となる。煤も酷い。燃焼孔の絶対数も足りていないようで生ガスが燃焼筒内部に充満している模様。一旦消火し器具を冷ます。酸素供給の効率化を図るため筒の下部を大胆にカットしてみる。燃焼孔も160個まで増やした。そして再度燃焼実験。それでも尚不完全燃焼は残り青い燃焼炎は確認できず。更に困ったことにアルミのバーナー部が熱変形し始めた。アルミニウムの融点である摂氏660度を超えたようだ。あえなく試作サイレンサー1号機は廃棄となる。サイレントバーナーの工作はなかなかに難しいことを悟る。これだから工作物は面白いのだ。
華氏451
華氏451-2
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華氏451の作家

2014年02月04日 | 書籍・映画・音楽
次なる文庫を仕入れる。新しい本を買って項を繰るまでの期待感と充足感は格別。余談になるが通勤が電車になって毎日の読書習慣が復活した。車内が混んでいるなかでの読書は自ずと本と目の距離が近づくことになる。これは老眼予防の良いトレーニングになるのかも。衰えてはいるが20センチほど離せばまだピントは拾える。

華氏451
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アキュトロン・スペースビュー

2011年07月06日 | 書籍・映画・音楽
いまさらではあるけれど映画「華氏451」のDVDを購入。25年前の地上波放送ではカットされていたシーンの多いことに驚く。主人公のモンターグが研修生を前に授業するシーンもカットされていたひとつだ。そして彼の着けている腕時計も初めて目にする。スケルトン風でグリーンの文字盤には縦にシルバーのラインが確認できる。もしや音叉時計のアキュトロン?映画撮影当時の1966年、この時計は身近にして最新の未来であったのだ。
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Fahrenheit 451

2011年06月11日 | 書籍・映画・音楽
Hightcliff NEIGHBOURHOOD Dunbridge House


イギリスはサマータイム(DST)が導入されている。今の季節は夏至間近で高緯度ということもあり日没は21時頃。18時に仕事を終えても日は高い。日没までの夜間?時間を利用してロケ地探索することにした。地下鉄Eari's Court駅からディストリクトのWimbledon線でテムズ川を渡りEast Putney駅下車。Upper Richmondを少し歩き85系統のバスに乗る。ローハンプトン大学手前で降車。そして徒歩にて目指すはHightcliff。ここはレイ・ブラッドベリ原作、フランソワ・トリュフォー監督の「華氏451」のロケ地なのだ。映画冒頭シーンで密告情報を受けファイヤーマンが向かった未来住宅こそがHightcliff。丘陵地に建てられた無機質な団地群は1966年撮影当時は確かに近未来の風景であった。それは「ソラリス」の首都高速であり、「ウルトラセブン」の百窓、世田谷区立総合運動場、ピラミッド校舎に通ずるものがある。あれから45年、未来風景のハイソサエティな住民はこの地を去り低所得者団地へと変貌していた。因みにこの地域は1~10の区画から成りHightcliffは第1区画。そしてこの特徴的な建物は区画内に5棟並んで建っている。映画のシーンで観られる消防車が団地に横付けする駐車スペースがあり、更には書籍を燃やすシーンの遠景に別の団地群(第2区画Tunworth)が見えるのは画像にあるこの第1棟(Dunbridge House)のみ。映画に映る棟はここに間違いない。最近大規模修繕が行われたようで、柱の染みなど特徴的な痕跡の確認は困難。更に樹木が成長し風景を大きく変えている。しかしそれでも尚、自分にとってここは焚書(ふんしょ)が行われている恐ろしい近未来の地なのだ。25年前、初めて「華氏451」を観ていた当時、まさかこの地に自分が立つとは夢にも思わなかった。感動で身体が少し震えた。しかしこんなロケ地探訪するアホな日本人は他にいないとも思う。

ロケ地情報その2
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FM-7でラベル印字(F-漢)

2010年12月30日 | 修理・工作・技術
年に一度程度の使用頻度で動態保存してきたナショナルのビデオデッキ・ビデオマスター(NV-1000HD)がいよいよ寿命を迎えた。再生時のジッターが酷くなってきた。機械部分の油切れによる回転抵抗増加、トルク不足が原因と思われる。500本ほどあるVHSテープのライブラリーの大半は捨てても惜しくないけれど、1割程度はどうしても手元に残したいものも含まれている。そこで今更ではあるけれどVHS・HDD・DVD複合機を仕入れた。暇をみてはぼちぼちとダビングしていくことにする。先ずは試しに「華氏451」「ソイレント・グリーン」「兵隊やくざ 脱獄」をダビング。そう、これらタイトルは1本のテープに3倍録画していたものだ。大学生の頃は120分ビデオテープ1本が7-800円程度もした。だから録画は3倍モードがデフォ。1本のダビングは正味6時間を要する。DVD側も約2時間の映画タイトル毎にディスクを入れ替えるのは面倒ゆえEPモード(6時間記録)で諦める。ダビングスイッチを押して6時間放置プレイとする。この際画質はどうでもいい、手元に保管している安心感と10年に一度、記憶の補完ができればそれでいいのだ。ダビング中にチラチラとモニターを観ていて思うのが、作品本編よりも合間に流れる25年前の関西ローカルのCMのほうが貴重かも知れない。
コメント (2)
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