Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

箱根アタック

2009年08月10日 | ロードバイク・クロスバイク
夏休みなった日曜日、グランフォンド・ピナレロに刺激された訳ではないのだけれどちょっくら箱根まで。天気予報ではにわか雨や雷雨に注意とのこと。しかし晴天を待っていては休みは終わってしまいそうな不順な天候。小田原までは海老名経由相模川か境川か迷うもサイクルロードでの走行効率を考え江の島コースに決定。江の島からは134号を西へ。大磯で国道1号にのり小田原へ。自転車に乗り始めたばかりのちょうど5年前の夏、小田原まで泣きそうになりながら走ったことを思い出す。今回はあまりに簡単に小田原に辿り着いたことに本人が一番驚く。しかしここからが今回の走行の本番。波の高い相模湾を左手に海岸線を真鶴へ。真鶴有料道路は20円で自転車も走行可能との情報を仕入れていたが、料金所で自転車はダメとのこと。仕方なくアップダウンの続く海岸線をひた走る。真鶴駅を過ぎ湯河原で早めの食事。峠アタックに備えエネルギーを補給しておく。東海道線の湯河原駅は昭和の風情を色濃く残す素敵な雰囲気。旅館の呼び込みが小旗を手に列車の到着を待ち、駅前では駅弁やみやげ物のワゴンが並ぶ。しかし情緒に浸る間も無く徐々に上り勾配は始まっている。大観山19kmの標識、自宅からここまですでに80km。サイクルコンピューターのトリップをリセットし山頂までの目安にする。温泉旅行ならきっと楽しいであろう渓流の温泉街をひたすら登る。最後の奥湯河原温泉にはこの先の峠の九十九折の道がご丁寧に図解されナンバリングされた看板を見つけゲンナリ。ここからは人家のない果てしなき峠が続く。途中数え切れないモーターバイクに追い抜かれる。2ストの排ガスが疲れた身体に堪える。乾式クラッチの音さえも神経をすり減らす。あちこちのペアピンの頂点には花が手向けられておりこれまた気分が滅入る。仕事の雑念や頂上のこと復路の時間や天候など止め処なく巡る思考と痺れるキ*タマ。500mlのペットボルト2本が空になった頃、航空監視のレードームが見えてくる。そこから更に1kmほど登りようやく山頂。記念撮影をしてノンアルコールの缶ビール300円也で祝杯。天気の崩れも気になるので感慨もそこそこに芦ノ湖までを下る。ブレーキが焼け焦げ臭い。芦ノ湖では愛を語る恋人たちの横でヘロヘロになったチャリおやじ(ワシ)が海賊船を撮る。あとは一気に車と同じ速度で旧東海道を箱根湯元まで。そこから江の島経由で自宅までの行程は殆ど覚えていない。これで今年の冷たい夏も終わる。


本日の走行距離184.26km 積算8152.9km。

今回のコース
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4 コメント

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Unknown (bozzio)
2009-08-10 16:24:28
お疲れでごんす。すごいもんだぁ。
自転車に乗らない人に
”自転車で箱根までいったよ”
なんて言ったら、ちょっと
引かれるかもしれまへんねぇ(^^)
次は富士山か!
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ヤビツの1.5倍くらいつらい (研究員)
2009-08-10 19:00:33
bozzioさん

箱根越えはいつか京都までの走行のお試しかも知れません、なんちて。箱根はやっぱり車で行ってのんびりするところですね。大観山コースはローディーばかりで、クロスもマウンテンも出会うことはありませんでした。
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自転車でそこまで (しゅうやん)
2009-08-11 01:39:14
お疲れ様でした。
真鶴、湯河原は車でよく走ってましたが、私のディーゼル車ですらヒーヒー上ったのにそれを自転車で走破するとはすごいっすね。
いつか東海道五十三次を自転車で走ってください。
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オパ! (研究員)
2009-08-11 13:11:15
しゅうやんさん

時間に余裕があるなら竿とルアーを携帯しておいて移動先で気楽に投げると言うのも面白そうです。でも熱中するあまり帰る時間を忘れてしまいそうです。今回の湯河原を流れる藤木川もニジマスやヤマメ、アユが釣れるようです。
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